JP2839015B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2839015B2
JP2839015B2 JP18141296A JP18141296A JP2839015B2 JP 2839015 B2 JP2839015 B2 JP 2839015B2 JP 18141296 A JP18141296 A JP 18141296A JP 18141296 A JP18141296 A JP 18141296A JP 2839015 B2 JP2839015 B2 JP 2839015B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に半導体レーザの製造において、ステム
上へのヒートシンクの固定方法とヒートシンク上への半
導体レーザチップの固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の半導体装置の従来の製造方法と
して、例えば特開平4−315486号公報に示される
ように、半導体レーザ(レーザダイオード:LD)の製
造方法におけるサブマウントあるいはヒートシンクのス
テム上への固定と、半導体レーザチップのサブマウント
あるいはヒートシンク上への固定において角錐コレット
を用いている。
【0003】図13から図18は、従来の半導体装置の
製造方法を順を追って一例を示すものである。
【0004】図13は、ステム1の上にソルダー片2を
のせた状態を示している。
【0005】図14は、角錐コレット20によりヒート
シンク4をピックアップして、加熱されて溶けたソルダ
ー3の上に押しあてて位置決めを行った状態を示してい
る。なお、図中8は蒸着されたソルダー膜を示してる。
【0006】図15は、図14の状態から冷却されてス
テム1上に固化したソルダー8を介してヒートシンク4
が固定された状態を示している。なお、9は固化された
ソルダーを示す。
【0007】図16は、半導体レーザチップ用角錐コレ
ット21を用いて、半導体レーザチップ10をピックア
ップしてヒートシンク4上に押しあてて位置決めした状
態を示している。なお、この図16の状態でヒートシン
ク4上の蒸着されたソルダー膜8は加熱されて溶けたソ
ルダー3となっている。
【0008】図17は、図16の状態から冷却されて半
導体レーザチップ10が固定された状態を斜視図にて示
したものである。図17において、9は固化されたソル
ダーを示し、22は後述するソルダーボールを示してい
る。図18は、図17のB−B′線に沿い、かつソルダ
ーボール22を含む断面図である。
【0009】このようにして、ステム1上にヒートシン
ク4を、ヒートシンク4上に半導体レーザチップ10を
それぞれ固定している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術の第
1の問題点は、ヒートシンクと半導体レーザチップの間
から溶けたソルダーがはみ出してボール状に固化し、半
導体レーザチップからのレーザ光の光路を遮る、という
ことである。
【0011】その理由は、半導体レーザチップを固定す
るために用いられるソルダーがヒートシンク側へ流れに
くいことにある。
【0012】第2の問題点は、ボール状に固化したソル
ダー(「ソルダーボール」という)が剥離しやすく、シ
ョート不良の原因となる、ということである。
【0013】その理由は、やはりソルダーがヒートシン
ク側へ均一に流れずに、ボール状に固化し、広く接続さ
れないことにある。
【0014】従って、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、半導体レーザの生産性
を向上させる半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、半導体レーザの信頼性
を向上させる半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の半導体装置の製造方法は、ヒートシンクを
ステム上にソルダーを用いて固定する工程、及び半導体
レーザチップを前記ヒートシンク上にソルダーを用いて
固定する工程において前記ヒートシンク、及び半導体
レーザチップの位置決め終了時にそれぞれ、接合界面に
はみ出した溶けたソルダーに、前記ヒートシンク又は前
記半導体レーザチップを押さえながら加熱されたガスを
コレットに取り付けられたガス噴出ノズルを介して斜め
上方より吹き付けて液状のソルダーを広く且つ薄くし
これにより前記半導体レーザチップからのレーザ光が、
ボール状又は涙滴状に固化したソルダーで遮られること
を防止すると共に、ボール状又は涙滴状に固化したソル
ダーが剥離してショートの原因となることを防止する。
本発明においては、前記ガス噴出ノズルが、ステムとヒ
ートシンクの間に、前記ガス噴出ノズルが、前記半導体
レーザチップとヒートシンク間に生じる、はみ出した溶
けたソルダーに、上方から30゜から45゜の角度でガ
スを吹きつけられるように前記コレットに取り付けら
る。
【0016】また、ヒートシンクに複雑な加工を施す必
要がないことも他の特徴である。具体的には、ヒートシ
ンクのエッヂに溝を加工したり、側面にメタライズをし
たりしないで済む。
【0017】本発明によれば、ステム上にヒートシンク
を載せて位置決めし、固定する過程、およびヒートシン
ク上に半導体レーザチップを載せて位置決めし、固定す
る過程で、ソルダーが溶融し、はみ出してくるが、この
はみ出したソルダーを強制的に流すか、除去すること
で、ボール状や涙滴状に固化することがない。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に詳細に説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態を説明するための図であり、ステム1の
ヒートシンクをマウントする面にソルダー片をのせた状
態を示す斜視図である。図2は、ヒートシンク4をピッ
クアップしてステム1のヒートシンクをマウントする面
に位置決めし固定する過程を示す断面図である。
【0019】ステム1は加熱され、ソルダー2は溶けた
ソルダー3となっている。なお、ヒートシンク4の上面
には、後工程で半導体レーザチップをマウントするとき
に用いるソルダーが蒸着されたソルダー8として被着さ
れている。また、図2では、角錐コレット5のヒートシ
ンク4とステム1との端面を揃えるべき辺の側に、金属
製ガス噴出ノズル6が固定され、チューブ7がこれに接
続されている。この金属製ガス噴出ノズル6とチューブ
7は、図示されない、ガスの加熱および噴出を可能とす
る、機構を備えた機器に接続されている。
【0020】図3は、図2の状態から冷却されヒートシ
ンク4がステム1に固定された状態を示す斜視図であ
る。9は固化したソルダーを示す。
【0021】次に、図4は、半導体レーザチップ用角錐
コレット11が半導体レーザチップ10をピックアップ
してヒートシンク4の上に位置決めし固定する工程を示
す断面図である。このとき、ステム1およびヒートシン
ク4は加熱されており、蒸着されたソルダー8は溶けた
ソルダー3となっている。
【0022】図4を参照すると、半導体レーザチップ1
0とヒートシンク4の端面を揃える側の、半導体レーザ
チップ用角錐コレット11の面内に金属製ガス噴出ノズ
ル12が固定されている。また、チューブ13がこのノ
ズル12に接続されている。ここで金属製ガス噴出ノズ
ル12とチューブ13は、図示されない、ガス加熱およ
び噴出機構を備えた機器に接続されている。
【0023】図5は、図4の状態から冷却されて半導体
レーザチップ10がヒートシンク4の上の固定された状
態を示す斜視図である。
【0024】図6は、図5をA−A′線に沿って切断し
た状態を示す断面図である。以上、図1〜図6にて示し
た工程の流れが、本発明の第1の実施の形態を示すもの
である。
【0025】次に、本発明の実施の形態の動作につい
て、図1から図6を参照して詳細に説明する。図1は、
ステム1のヒートシンクマウント面上に、ソルダー2
が、リールに巻かれたソルダーテープを所望の長さに切
断してのせた状態である。続いてヒートシンク4を角錐
コレット5で真空吸着して、加熱されてソルダーの溶け
たところへ位置決めし、スクラブさせて固定する過程を
示すのが図2である。
【0026】ここで、図示されない、ガスの加熱および
噴出を可能にする機器により、チューブ7を通り、金属
製ガス噴出ノズル6からガスを溶けたソルダー3に吹き
つける。この時、溶けたソルダー3は、ヒートシンク1
側へ流され、盛り上がりの無い状態で固化されて、図3
に示すように、ステム1上にヒートシンク4が固定され
る。
【0027】続いて、半導体レーザチップ10を半導体
レーザチップ用角錐コレット11で真空吸着し、加熱さ
れて蒸着されたソルダー膜8が溶けたソルダー3となっ
ている所へ位置決めし、固定する過程を示したものが、
図4である。ここでも、図示されない、ガスの加熱およ
び噴出を可能とする機器により、チューブ13を通して
金属製ガス噴出ノズル12から、加熱されたガスが半導
体レーザチップ10とヒートシンク4の間の溶けたソル
ダー3へ吹きつける。こうすることで、溶けたソルダー
3は、盛り上がり、ボール状に固化することもなく、図
5に示すように、薄いソルダー膜となり、ヒートシンク
側の面に流れた形状で固化される。
【0028】このようにして、ヒートシンク1とヒート
シンク4の間のソルダーやヒートシンク4と半導体レー
ザチップ10の間のソルダーは、薄い膜上になって側面
上で固化される。
【0029】
【実施例】上記した本発明の実施の形態をより具体的に
説明した、本発明の実施例について図面を参照して以下
に詳細に説明する。図1において、ステム1は、0.2
μmから3μmの厚さのAuめっきを施されている。素
材としては、銅または鉄系合金が用いられる。ソルダー
2としては、AuSn(Sn比率20〜22%)を用い
る。
【0030】図2において、ヒートシンク4は、好まし
くは熱伝導度の高い、AlN又はBNを用いる。また、
角錐コレット5としては、高温でも変形しない素材で作
ったものを選択することが好ましい。チューブ7は、好
ましくは耐熱性の良いテフロンを用いる。金属製ガス噴
出ノズル6は、好ましくはステンレスで形成される。
【0031】また、半導体レーザチップをマウントする
ためのソルダー8は、ヒートシンク4上に蒸着法で2μ
mから3μmの厚さに形成される。
【0032】金属製ガス噴出ノズル16は、ステム1と
ヒートシンク4の間に、上方から30゜から45゜の角
度でガスを吹きつけられるように角錐コレット5に取り
付けられている。
【0033】図4では、半導体レーザチップ10に対し
て、ヒートシンク4に施したのと同様の過程を加えてい
る。ただし、半導体レーザチップ10を固定するのに用
いるソルダーは、蒸着されたソルダー8である。
【0034】金属製ガス噴出ノズル12は、半導体レー
ザチップ10とヒートシンク4の間に生じる、はみ出し
てくる溶けたソルダー3に、上方から30°から45°
の角度でAuSnの融点よりも好ましくは10℃以上高
温に加熱した窒素ガスを吹きつけられるように、半導体
レーザチップ用角錐コレット11に固定されている。ま
た、チューブ13はテフロンで、金属製ガス噴出ノズル
12はステンレスで形成されている。
【0035】図2を参照すると、ヒートシンク4とステ
ム1の間にはみ出してくる溶けたソルダー3へ向けて、
上方から好ましくは30°から45°の方向から、ソル
ダーの融点より例えば10℃以上高温に加熱された窒素
ガスを吹きつける。この吹きつけのタイミングは、溶け
たソルダー3が固化しないタイミングで吹きつけるもの
とする。スクラブと位置決めが完了した時点で、コレッ
トを静止させた直後に、0.2秒から0.5秒の噴出時
間で吹きつける。図4を参照して、半導体レーザチップ
10とヒートシンク4の間にはみ出す溶けたソルダー3
に対しても、図2に示した工程と同様にして窒素ガスの
吹き付けを行う。
【0036】次に、図7から図12は、本発明の第2の
実施の形態を説明するための図である。以下では第1の
実施の形態と相違する点について説明する。図7は、図
1と同様の工程を示している。
【0037】図8は、ヒートシンク4を角錐コレット1
6で真空吸着し、位置決めの後に固定する過程を示す断
面図である。ここで、羽根車14に羽根15がとりつけ
られていて、矢印の方向に回転するようになっている。
【0038】図9は、図8の状態から、角錐コレット1
6をとり去った状態を示す斜視図である。羽根車14
は、軸受18と羽根車を回す動力装置17との間に軸を
介して配置されている。この羽根15はヒートシンク3
とステム1の間の溶けたソルダー3に触れるが、ヒート
シンク4には接触しない位置関係に配置される。
【0039】羽根車14の回転するタイミングは、前記
第1の実施の形態と同様に、位置決めが完了し、溶けた
ソルダー3が固化しきらないうちに回転させる。羽根車
14の回転数は、0.2秒から0.5秒の間にソルダー
を薄くステム1側へ広げるためには、最低2回転すれば
充分であり、好ましくは毎分240回転から600回転
の範囲とされる。
【0040】図11は、半導体レーザチップ10とヒー
トシンク4の間の溶けたソルダー3に対し、図8と同じ
動作を行う状態を示す断面図である。
【0041】上記した本発明の実施の形態の作用効果を
以下に説明する。本発明は、その実施の形態で説明した
ように、半導体レーザチップとヒートシンクの間にはみ
だして流れて広がりにくい溶けたソルダーを強制的に流
すか、除去するため、(1)半導体レーザチップとヒー
トシンクの間に生じるボール状あるいは涙的状に固化し
たソルダーで遮られることがなく、また(2)涙滴状の
固化したソルダーが遊離又は剥離してショートの原因と
なることがないという作用効果を有する。
【0042】そして、本発明は、上記実施の形態で説明
したように、流れにくい液状ソルダーを強制的に流すあ
るいは除去するために、例えば図21や図23に示した
ような、ソルダー溜りを設けたり、ソルダーを流れやす
くするためのヒートシンク端や側面の加工が不要となる
からである。
【0043】ここで、比較例として、従来のヒートシン
ク加工方法の一例を図19、及び図20に示す。ヒート
シンク材料基板23をダイシング線24に沿ってダイサ
ーを用いて切断する。この切断の方法を図20の工程断
面図を参照して以下に説明する。
【0044】すなわち、図21に示した形状のヒートシ
ンク23を得るには、ヒートシンク材料基材23にT
i、Pt、Auの順に積層した金属層25を設けた後
に、フォトリソグラフ法やメタルマスク法により、蒸着
されたソルダー膜8を所望の位置に選択的に形成する。
【0045】次に、図20(a)に示すように、ダイシ
ングブレード26でハーフダイシングする。
【0046】次に、図20(b)のように刃の薄いダイ
シングブレード27で切断する。図20(c)は、図2
1のヒートシンクのC−C′線断面図である。
【0047】一方、図23に示したヒートシンクを得る
には、ヒートシンク材料基板23を、図22(a)のよ
うにダイシングブレード26でハーフダイシングした
後、図22(b)のようにTi、Pt、Auの順に積層
した金属層25を全面に被着させ、続いてフォトリソグ
ラフ法あるいはメタルマスク法により蒸着されたソルダ
ー膜8を所望の位置に形成する。続いて、図22(c)
に示すように、刃の薄いダイシングブレード27で切断
する。
【0048】以上説明したようなヒートシンクの加工を
行なって、本発明の実施の形態の上記(1)、(2)の
作用効果を得ようとすると、加工に手間がかかり、製造
工程が増え、生産性を低下させ、コストの低減を阻止す
る。
【0049】これに対して本発明の半導体装置の製造方
法では、図24に示すような単純な形状のヒートシンク
を利用することができるため、生産性が高い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記記載の効果を奏する。
【0051】第1の効果として、半導体レーザチップか
ら出るレーザ光が半導体レーザチップとヒートシンクの
間に生じるボール状あるいは涙的状に固化したソルダー
で遮られることがないということである。
【0052】その理由は、半導体レーザチップとヒート
シンクの間にはみだして流れて広がりにくい溶けたソル
ダーを強制的に流すか、除去できるためである。
【0053】第2の効果は、半導体レーザチップとヒー
トシンクの間又はヒートシンクとステムの間に生じるボ
ール状あるいは涙滴状の固化したソルダーが遊離又は剥
離してショートの原因となることがないということであ
る。
【0054】その理由は、ソルダーがボール状あるいは
涙状に固化せず、流れて広く、薄く固化するか、除去さ
れてしまうことによる。
【0055】さらに、第3の効果は、第1、第2の効果
を得るためにヒートシンクに複雑な加工を施す必要がな
いということである。
【0056】その理由は、流れにくい液状ソルダーを強
制的に流す、あるいは除去できるため、図21や図23
のようなソルダー溜りを設けたり、あるいはソルダーを
流れやすくするためのヒートシンク端や側面の加工が不
要となるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る製造方法を説明するた
めの図であり、ステム上のヒートシンク搭載面にソルダ
ーをのせた様子を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る製造方法を説明するた
めの断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る製造方法を説明するた
めの図であり、ステム上にヒートシンクがマウントされ
た様子を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例に係る製造方法を説明するた
めの断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る製造方法を説明するた
めの図であり、ステム上にヒートシンクが、次に半導体
レーザチップがヒートシンク上にマウントされた様子を
示す斜視図である。
【図6】図5のA−A′線の断面図である。
【図7】本発明の一実施例に係る製造方法を説明するた
めの図であり、ステム上のヒートシンク搭載面にソルダ
ーをのせた様子を示す斜視図である。
【図8】本発明の別の実施例に係る製造方法を説明する
ための断面図である。
【図9】本発明の別の実施例に係る製造方法を説明する
ための斜視図である。
【図10】本発明の別の実施例に係る製造方法を説明す
るための図であり、ステム上にヒートシンクがマウント
された様子を示す断面図である。
【図11】本発明の別の実施例に係る製造方法を説明す
るための断面図である。
【図12】本発明の別の実施例に係る製造方法を説明す
るための図であり、ステム上にヒートシンクが、次に半
導体レーザチップがヒートシンク上にマウントされた断
面図である。
【図13】従来の半導体装置の製造方法を説明するため
の図であり、ステム上のヒートシンク搭載面にソルダー
をのせた斜視図である。
【図14】従来の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図15】従来の製造方法で、ステム上にヒートシンク
がマウントされた斜視図である。
【図16】従来の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図17】従来の製造方法で、ステム上にヒートシンク
が、次に半導体レーザチップがヒートシンク上にマウン
トされた斜視図である。
【図18】図17をB−B′線の断面図である。
【図19】従来の製造方法を説明するための図であり、
ヒートシンクをダイングする方向を示した図である。
【図20】従来の製造方法を説明するための図であり、
ヒートシンクの一製造方法を示す断面図である。
【図21】従来の製造方法を説明するための図であり、
図20の例で作成されたヒートシンクの斜視図である。
【図22】従来の別の製造方法を説明するための図であ
り、ヒートシンクの別の製造方法を示す断面図である。
【図23】図22の例で作成されたヒートシンクの斜視
図である。
【図24】通常のヒートシンクを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ステム 2 ソルダー片 3 溶けたソルダー 4 ヒートシンク 5 角錐コレット 6 金属製ガス噴出ノズル 7 チューブ 8 蒸着されたソルダー膜 9 固化したソルダー 10 半導体レーザチップ 11 半導体レーザチップ用角錐コレット 12 金属製ガス噴出ノズル 13 チューブ 14 羽根車 15 羽根 16 角錐コレット 17 羽根を回す動力装置 18 軸受け 19 半導体レーザチップ用角錐コレット 20 角錐コレット 21 半導体レーザチップ用角錐コレット 22 ソルダーボール 23 ヒートシンク材料基材 24 ダイシング線 25 Ti、Pt、Auの順に積層した金属層 26 ダイシングブレード 27 刃の薄いダイシングブレード

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザダイオードチップをマウント
    し位置決めされた際に、所定温度に加熱されたガスをコ
    レットに取り付けられたガス噴出ノズルを介して斜め上
    方より吹き付け、前記半導体レーザダイオードを搭載す
    るヒートシンクと前記半導体レーザダイオードチップの
    接合面に生じるソルダーのはみ出しを前記ヒートシンク
    側に強制的に流すようにする工程を含み前記半導体レーザダイオードチップの発光面へのソルダ
    ーのはみ出しをなくすようにした ことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】ヒートシンクをステム上にソルダーを用い
    て固定する工程、及び半導体レーザチップを前記ヒート
    シンク上にソルダーを用いて固定する工程において前記ヒートシンク、及び半導体レーザチップの位置決め
    終了時にそれぞれ、接合界面にはみ出した溶けたソルダ
    ーに、前記ヒートシンク又は前記半導体レーザチップを
    押さえながら加熱されたガスをコレットに取り付けられ
    たガス噴出ノズルを介して斜め上方より吹き付けて液状
    のソルダーを広く且つ薄くしこれにより前記半導体レーザチップからのレーザ光が、
    ボール状又は涙滴状に固化したソルダーで遮られること
    を防止すると共に、ボール状又は涙滴状に固化したソル
    ダーが剥離してショートの原因となることを防止する
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記ガス噴出ノズルが、ステムとヒートシ
    ンクの間に、上方から30゜から45゜の角度でガスを
    吹きつけられるように前記コレットに取り付けられてい
    る、ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】前記ガス噴出ノズルが、前記半導体レーザ
    チップとヒートシンク間に生じる、はみ出した溶けたソ
    ルダーに、上方から、30度乃至45度の角度でガスが
    吹き付けられるようにコレットに取り付けられる、こと
    を特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置の製造方
    法。
JP18141296A 1996-06-21 1996-06-21 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP2839015B2 (ja)

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