JP2838893B2 - 輸液の滴下検出方法及び輸液の滴下検知器 - Google Patents
輸液の滴下検出方法及び輸液の滴下検知器Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液体の滴下検知器の改良に関するもので、
いかなる環境下においても、輸液に係る液体の滴下を小
型軽量で安価に検出できる液体の滴下検知器に関するも
のである。
いかなる環境下においても、輸液に係る液体の滴下を小
型軽量で安価に検出できる液体の滴下検知器に関するも
のである。
[従来の技術及び従来技術の課題] 第4図は、現在使用されている輸液に関する液体滴下
検知器21のブロック図を示す。
検知器21のブロック図を示す。
液体滴下検知器21は、 発光センサー24と受光センサー25を有するセンサー部
23と、 前記発光センサー24をパルス駆動させるパルス電圧発
生電源29と、 入力信号回路31と基準電源30と出力信号回路32と高感
度電圧比較部27と出力トランジスタ部28より構成される
電圧検知器26より構成される。
23と、 前記発光センサー24をパルス駆動させるパルス電圧発
生電源29と、 入力信号回路31と基準電源30と出力信号回路32と高感
度電圧比較部27と出力トランジスタ部28より構成される
電圧検知器26より構成される。
第5図は、液体滴下検知器21の作動例を表わす線図
で、パルス変調光の受光電気信号波形を時系列に示した
ものである。
で、パルス変調光の受光電気信号波形を時系列に示した
ものである。
(a)は液滴検出前、(b)は通常の液滴検出時、
(c)は輸液チャンバー内の水蒸気によるくもりや飛沫
などの付着が多くて、液滴を検出しない時、(c)はセ
ンサー部23に太陽光等の強い外光を受け、受光センサー
25に外光ノイズがポルス変調光と重なって入力受光され
る時の状態を示し、特に(c)と(d)の状態では液滴
は検出されない。
(c)は輸液チャンバー内の水蒸気によるくもりや飛沫
などの付着が多くて、液滴を検出しない時、(c)はセ
ンサー部23に太陽光等の強い外光を受け、受光センサー
25に外光ノイズがポルス変調光と重なって入力受光され
る時の状態を示し、特に(c)と(d)の状態では液滴
は検出されない。
すなわち液体滴下検出器21は、第5図(c)と(d)
のように、輸液チャンバー22内の水蒸気によりくもり
や、液体の飛沫等が付着して、受光パルス光の現象が大
きい時、また強い外光がセンサー部23に入射された受光
量が大きく変動シフトし受光部の飽和が著しい場合等に
は、センサー部23が機能しなくなるという大きな欠点が
あった。
のように、輸液チャンバー22内の水蒸気によりくもり
や、液体の飛沫等が付着して、受光パルス光の現象が大
きい時、また強い外光がセンサー部23に入射された受光
量が大きく変動シフトし受光部の飽和が著しい場合等に
は、センサー部23が機能しなくなるという大きな欠点が
あった。
そこで本発明は、以上の欠点を克服し、どのような液
体の滴下検出環境条件においても確実に液体の滴下を検
知できるようにした輸液に係る液体の滴下検知方法と輸
液の滴下検知器を提供するものである。
体の滴下検出環境条件においても確実に液体の滴下を検
知できるようにした輸液に係る液体の滴下検知方法と輸
液の滴下検知器を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 (1) (A)輸液チャンバー2内の液体の滴下時の通過時間が
2〜10msでかつ滴下時間間隔が500ms以上であり、 (B)発光センサー4より前記液体の滴下時の通過時間
よりも発光周期の短い検知用パルス変調光が発光され、 (C)前記検知用パルス変調光は、輸液チャンバー2を
透過して、受光センサー5に受光されて、受光パルス光
電圧に変換され、 (D)液体の滴下がないときの第一の受光パルス光電圧
は、ピーク電圧平均回路9に入力され、液滴の滴下時間
間隔に対して十分に平均化をされて、該ピーク電圧の平
均化電圧として出力され、 (E)該平均化電圧は正極性入力端子ライン8を経て電
圧検知器6に検知基準電圧として入力され、 (F)液滴の滴下により受光量の低下した第二の受光パ
ルス光電圧は負極性入力端子ライン7を経て電圧検知器
6に入力され、 (G)電圧検知器6で前記検知基準電圧と前記第二の受
光パルス光電圧の電圧レベルを比較検知して、第二の受
光パルス光電圧が、検知基準電圧よりも小さい時に、輸
液チャンバー2内の液体の滴下を検出する輸液の滴下検
出方法を提供する。
2〜10msでかつ滴下時間間隔が500ms以上であり、 (B)発光センサー4より前記液体の滴下時の通過時間
よりも発光周期の短い検知用パルス変調光が発光され、 (C)前記検知用パルス変調光は、輸液チャンバー2を
透過して、受光センサー5に受光されて、受光パルス光
電圧に変換され、 (D)液体の滴下がないときの第一の受光パルス光電圧
は、ピーク電圧平均回路9に入力され、液滴の滴下時間
間隔に対して十分に平均化をされて、該ピーク電圧の平
均化電圧として出力され、 (E)該平均化電圧は正極性入力端子ライン8を経て電
圧検知器6に検知基準電圧として入力され、 (F)液滴の滴下により受光量の低下した第二の受光パ
ルス光電圧は負極性入力端子ライン7を経て電圧検知器
6に入力され、 (G)電圧検知器6で前記検知基準電圧と前記第二の受
光パルス光電圧の電圧レベルを比較検知して、第二の受
光パルス光電圧が、検知基準電圧よりも小さい時に、輸
液チャンバー2内の液体の滴下を検出する輸液の滴下検
出方法を提供する。
本発明は、 (2) (H)輸液チャンバー2内の液体の滴下時の通過時間よ
りも発光周期の短い検知用パルス変調光を発光する発光
センサー4と、 (I)前記検知用パルス変調光を受光する受光センサー
5と、該センサー5の受光パルス光電流を受光パルス光
電圧に変換する抵抗器R1と、 (J)受光センサー5の出力側に接続される一方向通電
素子11を配置し、該一方向通電素子11の通電出力端子側
に抵抗器12、コンデンサ13を並列接続してなるピーク電
圧平均回路9と、 (K)正極性入力端子ライン8より前記ピーク電圧の平
均化電圧を検知基準電圧として入力し、負極性入力端子
ライン7より受光センサー5の出力を直接接続入力する
電圧検知器6と、 (L)前記発光センサー4をパルス駆動させるパルス電
圧発生電源14とから構成され、 (M)電圧検知器6で前記検知基準電圧と前記受光パル
ス光電圧の電圧レベルを比較的検知して、前記受光パル
ス光電圧が、前記検知基準電圧よりも小さい時に、輸液
チャンバー2内の液体の滴下時の経過時間が2〜10msで
かつ滴下間隔時間間隔が500ms以上の条件下における液
体の滴下を検出する輸液の滴下検知器を提供する。
りも発光周期の短い検知用パルス変調光を発光する発光
センサー4と、 (I)前記検知用パルス変調光を受光する受光センサー
5と、該センサー5の受光パルス光電流を受光パルス光
電圧に変換する抵抗器R1と、 (J)受光センサー5の出力側に接続される一方向通電
素子11を配置し、該一方向通電素子11の通電出力端子側
に抵抗器12、コンデンサ13を並列接続してなるピーク電
圧平均回路9と、 (K)正極性入力端子ライン8より前記ピーク電圧の平
均化電圧を検知基準電圧として入力し、負極性入力端子
ライン7より受光センサー5の出力を直接接続入力する
電圧検知器6と、 (L)前記発光センサー4をパルス駆動させるパルス電
圧発生電源14とから構成され、 (M)電圧検知器6で前記検知基準電圧と前記受光パル
ス光電圧の電圧レベルを比較的検知して、前記受光パル
ス光電圧が、前記検知基準電圧よりも小さい時に、輸液
チャンバー2内の液体の滴下時の経過時間が2〜10msで
かつ滴下間隔時間間隔が500ms以上の条件下における液
体の滴下を検出する輸液の滴下検知器を提供する。
[実施例] 第1図は、本願発明の輸液の滴下検知器1のブロック
図を示す。
図を示す。
輸液の液体滴下検知器1は、 発光センサー4と受光センサー5を備えたセンサー部
3と、 前記発光センサー4をパルス駆動させるパルス電圧発
生電源14と、 負極性入力端子ライン7と正極性入力端子ライン8と
出力ライン10を備えた電圧検知器6(正極性入力端子ラ
イン8よりピーク電圧の平均化電圧を検知基準電圧とし
て入力し、負極性入力端子ライン9より受光センサー5
の出力を直接接続入力する)と、 前記正極性入力ライン8の途中に配置されるピーク電
圧平均回路9より構成される。
3と、 前記発光センサー4をパルス駆動させるパルス電圧発
生電源14と、 負極性入力端子ライン7と正極性入力端子ライン8と
出力ライン10を備えた電圧検知器6(正極性入力端子ラ
イン8よりピーク電圧の平均化電圧を検知基準電圧とし
て入力し、負極性入力端子ライン9より受光センサー5
の出力を直接接続入力する)と、 前記正極性入力ライン8の途中に配置されるピーク電
圧平均回路9より構成される。
発光センサー4は、例えば赤外線発光素子等が使用さ
れ、受光センサー5は、受光トランジスタ等が使用され
る。
れ、受光センサー5は、受光トランジスタ等が使用され
る。
発光センサー4と受光センサー5は輸液チャンバー2
の挿入セット口をはさんで、センサー部3として向き合
い固定設置されている。
の挿入セット口をはさんで、センサー部3として向き合
い固定設置されている。
前記発光センサー4は、輸液チャンバー2内の液体の
滴下時の通過時間より発光周期の短い検知用パルス変調
光を発光する。
滴下時の通過時間より発光周期の短い検知用パルス変調
光を発光する。
前記受光センサー5は前記検知用パルス変調光を受光
し、受光センサー5に接続された抵抗器R1は、受光セン
サー5の受光パルス光電流を受光パルス光電圧に変換す
る。
し、受光センサー5に接続された抵抗器R1は、受光セン
サー5の受光パルス光電流を受光パルス光電圧に変換す
る。
ピーク電圧平均回路9は第2図のブロック図に示すよ
うに、例えばシリコンダイオードからなる信号電流の一
方向通電用素子11と例えばカーボン皮膜固定抵抗器等か
らなる高抵抗値の抵抗器12と例えばフィルムコンデンサ
ー等からなるコンデンサ13より構成される。
うに、例えばシリコンダイオードからなる信号電流の一
方向通電用素子11と例えばカーボン皮膜固定抵抗器等か
らなる高抵抗値の抵抗器12と例えばフィルムコンデンサ
ー等からなるコンデンサ13より構成される。
なお抵抗器12の抵抗値とコンデンサ13の静電容量値の
積値からなるコンデンサの放電時定数は液滴の滴下間隔
時間とほぼ等しいかまたはこの値以上に設定されてい
る。
積値からなるコンデンサの放電時定数は液滴の滴下間隔
時間とほぼ等しいかまたはこの値以上に設定されてい
る。
ピーク電圧平均回路9は受光センサー5の出力側に一
方向通電素子11を配置し、該一方向通電素子11の通電出
力端子側に抵抗器12、コンデンサ13を並列接続してい
る。
方向通電素子11を配置し、該一方向通電素子11の通電出
力端子側に抵抗器12、コンデンサ13を並列接続してい
る。
本発明の輸液の滴下検知器1は電圧検知器6で前記検
知基準電圧と前記受光パルス光電圧の電圧レベルを比較
検知して、前記受光パルス光電圧が、前記検知基準電圧
よりも小さい時に、輸液チャンバー2内の液体の滴下時
の通過時間が2〜10msでかつ滴下間隔時間間隔が500ms
以上の条件下における液体の滴下を検出することができ
る。
知基準電圧と前記受光パルス光電圧の電圧レベルを比較
検知して、前記受光パルス光電圧が、前記検知基準電圧
よりも小さい時に、輸液チャンバー2内の液体の滴下時
の通過時間が2〜10msでかつ滴下間隔時間間隔が500ms
以上の条件下における液体の滴下を検出することができ
る。
抵抗器12とコンデンサ13によりなるピーク電圧平均化
電圧の放電時定数は、パルス変調光出力の繰返し時間幅
の80〜300倍の範囲内で選定され、この時定数の選定条
件は、受光パルス受光電圧を検知る際にその検知基準電
圧となるパルス受光のピーク電圧平均回路9の出力電圧
が、パルス変調光の受光後次のパルス変調光の受光まで
同放電回路の放電時定数にしたがって低下するので検知
作動電圧にバラツキを生ずる。バラツキを小さくし検知
確度を上げるには同放電時定数を大きくすると良いが、
この放電時定数を大きくすると、突発的な外光の入力変
化、チャンバー内の水蒸気によるくもり、液滴の飛沫の
付着があった時、パルス受光のポーク電圧の変動に対し
同基準電圧の変化が追従しなくてこれら異常受光により
誤動作をすることになる。
電圧の放電時定数は、パルス変調光出力の繰返し時間幅
の80〜300倍の範囲内で選定され、この時定数の選定条
件は、受光パルス受光電圧を検知る際にその検知基準電
圧となるパルス受光のピーク電圧平均回路9の出力電圧
が、パルス変調光の受光後次のパルス変調光の受光まで
同放電回路の放電時定数にしたがって低下するので検知
作動電圧にバラツキを生ずる。バラツキを小さくし検知
確度を上げるには同放電時定数を大きくすると良いが、
この放電時定数を大きくすると、突発的な外光の入力変
化、チャンバー内の水蒸気によるくもり、液滴の飛沫の
付着があった時、パルス受光のポーク電圧の変動に対し
同基準電圧の変化が追従しなくてこれら異常受光により
誤動作をすることになる。
したがって、この放電時定数には輸液用として適合す
る範囲があり、前記したようにパルス変調光出力の繰返
し時間幅80〜300倍の範囲内で、かつ液滴の最小滴下間
隔時間のほぼ1/3〜5以内(5に近いほうがより好まし
い)となるようにパルス変調光出力の繰返し時間幅を設
定すると良い。
る範囲があり、前記したようにパルス変調光出力の繰返
し時間幅80〜300倍の範囲内で、かつ液滴の最小滴下間
隔時間のほぼ1/3〜5以内(5に近いほうがより好まし
い)となるようにパルス変調光出力の繰返し時間幅を設
定すると良い。
次に本発明の輸液の滴下検知器1を使用した輸液の滴
下検出方法の実施例を説明する。
下検出方法の実施例を説明する。
液体の滴下通過時間は2〜3msから最大10〜20msで、
その滴下間隔時間は500ms程度以上であり、この時間は
滴下通過時間に対し通常100倍程度以上である。
その滴下間隔時間は500ms程度以上であり、この時間は
滴下通過時間に対し通常100倍程度以上である。
発光センサー4より液体の滴下時の通過時間よりも発
光周期の短い検知用パルス変調光を発光するように、例
えば1ms周期(第3図t1)で、約10μs(第3図t2)だ
け検知用パルス変調光が発光されるようにパルス電圧発
生電源14を駆動させる。
光周期の短い検知用パルス変調光を発光するように、例
えば1ms周期(第3図t1)で、約10μs(第3図t2)だ
け検知用パルス変調光が発光されるようにパルス電圧発
生電源14を駆動させる。
第3図(a)の如く検知用パルス変調光を出力し検知
するようにされている。この発光センサー4の発光周
期、すなわち前記したパルス変調光出力の繰返し時間幅
内(例では1ms)に必ず液滴の滴下があり、したがって
その受光信号を1パルスも逃すことなく検知するため、
液滴の最小通過時間(液滴が滴下時発光センサー5の全
面検知有効面内を通過する時間)の1/1.1から1/2〜3程
度(分解能を高くしたいとき1/1.1に近く設定)にパル
ス変調光出力の繰返し時間を設定する。
するようにされている。この発光センサー4の発光周
期、すなわち前記したパルス変調光出力の繰返し時間幅
内(例では1ms)に必ず液滴の滴下があり、したがって
その受光信号を1パルスも逃すことなく検知するため、
液滴の最小通過時間(液滴が滴下時発光センサー5の全
面検知有効面内を通過する時間)の1/1.1から1/2〜3程
度(分解能を高くしたいとき1/1.1に近く設定)にパル
ス変調光出力の繰返し時間を設定する。
前記パルス変調光は輸液チャンバー2を透過し受光セ
ンサー5に入射される。
ンサー5に入射される。
前記検知用パルス変調光は、輸液チャンバー2を透過
して、受光センサ5−に受光されて、受光パルス光電圧
に変換される。
して、受光センサ5−に受光されて、受光パルス光電圧
に変換される。
液体の滴下がないときの第一の受光パルス光電圧は、
ピーク電圧平均回路9に入力され、一方向通過素子11に
より、その電位降下分だけ電位降下した後、抵抗器12の
抵抗値とコンデンサ13の静電容量値の積値により、液滴
の滴下時間間隔に対して十分に平均化をされて、該ピー
ク電圧の平均化電圧として出力される。
ピーク電圧平均回路9に入力され、一方向通過素子11に
より、その電位降下分だけ電位降下した後、抵抗器12の
抵抗値とコンデンサ13の静電容量値の積値により、液滴
の滴下時間間隔に対して十分に平均化をされて、該ピー
ク電圧の平均化電圧として出力される。
該平均化電圧は正極性入力端子ライン8を経て電圧検
知器6に検知基準電圧として入力される。
知器6に検知基準電圧として入力される。
液滴の滴下により受光量の低下した第二の受光パルス
光電圧は負極性入力端子ライン7を経て電圧検知器6に
入力される。
光電圧は負極性入力端子ライン7を経て電圧検知器6に
入力される。
電圧検知器6で前記検知基準電圧と前記第二の受光パ
ルス光電圧の電圧レベルを比較検知して、第二の受光パ
ルス光電圧が、検知基準電圧よりも小さい時に、輸液チ
ャンバー2内の液体の滴下を検出することができる。
ルス光電圧の電圧レベルを比較検知して、第二の受光パ
ルス光電圧が、検知基準電圧よりも小さい時に、輸液チ
ャンバー2内の液体の滴下を検出することができる。
第3図(a)〜(e)は、本願発明の輸液の滴下検知
器1の作動例を表わす線図で、パルス変調光受光電気信
号波形を時系列的に示したものである。
器1の作動例を表わす線図で、パルス変調光受光電気信
号波形を時系列的に示したものである。
(a)は発光センサー4(LED)のパルス変調光出
力、(b)は通常の液滴検出時、(c)は輸液チャンバ
ー2内にくもりや液体の飛沫が中程度に付着した時、
(d)はくもりや液体の飛沫が多く付着した時、(e)
はセンサー部3に強い外光を受け、受光センサー5に外
光ノイズがパルス変調光と重なって入力受光される時の
それぞれの状態を示す。
力、(b)は通常の液滴検出時、(c)は輸液チャンバ
ー2内にくもりや液体の飛沫が中程度に付着した時、
(d)はくもりや液体の飛沫が多く付着した時、(e)
はセンサー部3に強い外光を受け、受光センサー5に外
光ノイズがパルス変調光と重なって入力受光される時の
それぞれの状態を示す。
本発明においては第3図(c)と(d)の場合はくも
り飛沫によりパルス光の受光が大きく減衰し、また第3
図(e)の場合は逆に受光が大すぎるため受光特性が飽
和し、検出されるパルス変調光成分が小さくなるが、い
ずれの場合においても各々滴なし時の受光した受光電気
信号のピーク電圧の平均化された電圧を検知基準電圧と
しているので、第3図に示すように各場合とも滴なし
時、受光パルス電圧のピーク電圧た滴あり時、受光パル
ス電圧のピーク電圧の間に必ず検知基準電圧があること
となり常に確実な液体の滴下の検知ができることとな
る。
り飛沫によりパルス光の受光が大きく減衰し、また第3
図(e)の場合は逆に受光が大すぎるため受光特性が飽
和し、検出されるパルス変調光成分が小さくなるが、い
ずれの場合においても各々滴なし時の受光した受光電気
信号のピーク電圧の平均化された電圧を検知基準電圧と
しているので、第3図に示すように各場合とも滴なし
時、受光パルス電圧のピーク電圧た滴あり時、受光パル
ス電圧のピーク電圧の間に必ず検知基準電圧があること
となり常に確実な液体の滴下の検知ができることとな
る。
[発明の作用効果] 以上説明したように、本発明では、液滴がない時に受
光した受光電気信号をピーク電圧の平均化電圧とし、こ
れを検知基準電圧として、液滴の滴下により受光量の低
下した個々のパルス光電圧の電圧レベルを電圧検知器6
により比較検知することにより、液滴のない時と、ある
時の受光パルス電圧のピーク電圧間に必ず検知基準の電
圧があることになり、輸液に係る液体の滴下を一滴も逃
すことなく、いかなる環境下においても常に確実な液体
の滴下を検知することができる。
光した受光電気信号をピーク電圧の平均化電圧とし、こ
れを検知基準電圧として、液滴の滴下により受光量の低
下した個々のパルス光電圧の電圧レベルを電圧検知器6
により比較検知することにより、液滴のない時と、ある
時の受光パルス電圧のピーク電圧間に必ず検知基準の電
圧があることになり、輸液に係る液体の滴下を一滴も逃
すことなく、いかなる環境下においても常に確実な液体
の滴下を検知することができる。
小形軽量で安価な方法、装置により輸液に関する計
測、制御が可能となり実用上きわめて大きな効果を有す
る優れた発明である。
測、制御が可能となり実用上きわめて大きな効果を有す
る優れた発明である。
第1図は本発明の輸液の滴下検知器1のブロック図、第
2図は、ピーク電圧平均回路9のブロック図、第3図
(a)〜(e)は本願発明の輸液の滴下検知器の作動例
を表わす線図、第4図は従来の輸液の滴下検知器21のブ
ロック図、第5図(a)〜(d)は従来の輸液の滴下検
知器21の作動例を示す線図である。 図中、1は輸液の滴下検知器、1は輸液チャンバー、3
はセンサー部、4は発光センサー、5は受光センサー、
6は電圧検知器、7は負極性入力端子ライン、8は正極
性入力端子ライン、9はピーク電圧平均回路、10は出力
ラインである。
2図は、ピーク電圧平均回路9のブロック図、第3図
(a)〜(e)は本願発明の輸液の滴下検知器の作動例
を表わす線図、第4図は従来の輸液の滴下検知器21のブ
ロック図、第5図(a)〜(d)は従来の輸液の滴下検
知器21の作動例を示す線図である。 図中、1は輸液の滴下検知器、1は輸液チャンバー、3
はセンサー部、4は発光センサー、5は受光センサー、
6は電圧検知器、7は負極性入力端子ライン、8は正極
性入力端子ライン、9はピーク電圧平均回路、10は出力
ラインである。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)輸液チャンバー2内の液体の滴下時
の通過時間が2〜10msでかつ滴下時間間隔が500ms以上
であり、 (B)発光センサー4より前記液体の滴下時の通過時間
よりも発光周期の短い検知用パルス変調光が発光され、 (C)前記検知用パルス変調光は、輸液チャンバー2を
透過して、受光センサー5に受光されて、受光パルス光
電圧に変換され、 (D)液体の滴下がないときの第一の受光パルス光電圧
は、ピーク電圧平均回路9に入力され、液滴の滴下時間
間隔に対して十分に平均化をされて、該ピーク電圧の平
均化電圧として出力され、 (E)該平均化電圧は正極性入力端子ライン8を経て電
圧検知器6に検知基準電圧として入力され、 (F)液滴の滴下により受光量の低下した第二の受光パ
ルス光電圧は負極性入力端子ライン7を経て電圧検知器
6に入力され、 (G)電圧検知器6で前記検知基準電圧と前記第二の受
光パルス光電圧の電圧レベルを比較検知して、第二の受
光パルス光電圧が、検知基準電圧よりも小さい時に、輸
液チャンバー2内の液体の滴下を検出することを特徴と
する輸液の滴下検出方法。 - 【請求項2】(H)輸液チャンバー2内の液体の滴下時
の通過時間よりも発光周期の短い検知用パルス変調光を
発光する発光センサー4と、 (I)前記検知用パルス変調光を受光する受光センサー
5と、該センサー5の受光パルス光電流を受光パルス光
電圧に変換する抵抗器R1と、 (J)受光センサー5の出力側に接続される一方向通電
素子11を配置し、該一方向通電素子11の通電出力端子側
に抵抗器12、コンデンサ13を並列接続してなるピーク電
圧平均回路9と、 (K)正極性入力端子ライン8より前記ピーク電圧の平
均化電圧を検知基準電圧として入力し、負極性入力端子
ライン7より受光センサー5の出力を直接接続入力する
電圧検知器6と、 (L)前記発光センサー4をパルス駆動させるパルス電
圧発生電源14とから構成され、 (M)電圧検知器6で前記検知基準電圧と前記受光パル
ス光電圧の電圧レベルを比較検知して、前記受光パルス
光電圧が、前記検知基準電圧よりも小さい時に、輸液チ
ャンバー2内の液体の滴下時の通過時間が2〜10msでか
つ滴下間隔時間間隔が500ms以上の条件下における液体
の滴下を検出することを特徴とする輸液の滴下検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63305778A JP2838893B2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 輸液の滴下検出方法及び輸液の滴下検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63305778A JP2838893B2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 輸液の滴下検出方法及び輸液の滴下検知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02151724A JPH02151724A (ja) | 1990-06-11 |
JP2838893B2 true JP2838893B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=17949237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63305778A Expired - Fee Related JP2838893B2 (ja) | 1988-12-02 | 1988-12-02 | 輸液の滴下検出方法及び輸液の滴下検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838893B2 (ja) |
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KR100664643B1 (ko) * | 2005-01-19 | 2007-01-04 | 강상욱 | 정맥 주사용 링거액 주입 속도 모니터링 및 자동 조절 장치 |
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JP5849629B2 (ja) * | 2011-11-14 | 2016-01-27 | セイコーエプソン株式会社 | 液滴検出装置 |
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DE3344632A1 (de) * | 1983-12-09 | 1985-06-20 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Vorrichtung zur registrierung der tropfen in einem infusionsgeraet |
JPS6297983U (ja) * | 1985-12-11 | 1987-06-22 | ||
JPS63153073A (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-25 | 東栄電機株式会社 | 液体の滴下制御装置 |
-
1988
- 1988-12-02 JP JP63305778A patent/JP2838893B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02151724A (ja) | 1990-06-11 |
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