JP2593979B2 - 光電式煙感知器 - Google Patents

光電式煙感知器

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JP2593979B2 JP3235177A JP23517791A JP2593979B2 JP 2593979 B2 JP2593979 B2 JP 2593979B2 JP 3235177 A JP3235177 A JP 3235177A JP 23517791 A JP23517791 A JP 23517791A JP 2593979 B2 JP2593979 B2 JP 2593979B2
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富三 寺澤
浩則 上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煙による散乱光を検出
することにより煙を感知する光電式煙感知器に関するも
のであり、防災システムに利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の光電式煙感知器の回路図で
ある。この煙感知器は、感知器筐体内で光を照射する発
光回路1と、発光回路1から照射された光の煙による散
乱光を受光して電気信号に変換する受光回路2と、受光
回路2の出力信号の大きさにより煙の有無を判定する判
定回路3と、発光回路1を間欠駆動するための発光制御
回路9を備えている。まず、発光回路1は、発光ダイオ
ード(LED)のような発光素子11と、この発光素子
11に駆動電流を流すためのスイッチング素子12と、
このスイッチング素子12に駆動信号を与えるための発
光駆動回路13とから構成されている。この発光回路1
を間欠駆動するために、発光制御回路9では、発振回路
91により発振されたクロック信号を分周回路92によ
り分周して間欠駆動信号を作成している。感知器筐体内
に煙が侵入すると、発光回路1から照射された光が煙に
より散乱されて、受光回路2により受光される。受光回
路2は、フォトダイオードのような受光素子21と、基
準電圧源22と、オペアンプA1,A2,A3、及び抵
抗R1,R2,R3,R4,R5よりなる。受光素子2
1に光が照射されると、微弱な光電流が流れる。この光
電流はオペアンプA1と電流−電圧変換用の抵抗R1に
より電圧信号に変換され、オペアンプA2,A3により
直流増幅される。オペアンプA2の増幅率は入力抵抗R
2と帰還抵抗R3の比率で決定され、オペアンプA3の
増幅率は入力抵抗R4と帰還抵抗R5の比率で決定され
る。オペアンプA3の出力電圧の大きさは判定回路3に
より判定される。判定回路3は、電圧比較用のコンパレ
ータA5と、基準電圧作成用のオペアンプA4及び可変
抵抗VRよりなる。基準電圧源22の出力電圧は、バッ
ファ用のオペアンプA4を介して可変抵抗VRに印加さ
れて分圧され、コンパレータA5の基準電圧が得られ
る。受光回路2におけるオペアンプA3の出力電圧がコ
ンパレータA5の基準電圧よりも低くなれば、コンパレ
ータA5の出力がHighレベルとなり、所定濃度以上
の煙が存在すると判定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の技術によ
れば、例えば、発光素子11の発光効率劣化、受光素子
21の受光感度劣化、あるいは、感知器筐体の汚れ等に
よる煙感知器の感度劣化が生じた場合に、煙検出不能と
なり、失報等の危険があった。また、このような煙感知
器の感度劣化を知らしめる手段が実開昭63−2469
4号に提案されているが、確実なものではなかった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、煙検出感度の劣化
確実に自己診断することが可能な光電式煙感知器を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、上記
の課題を解決するために、図3に示すように、感知器筐
体内で光を照射する発光回路1と、発光回路1から照射
された光の煙による散乱光を受光して電気信号に変換す
る受光回路2と、受光回路2の出力信号の大きさにより
煙の有無を判定する判定回路3とを備える光電式煙感知
器において、図1に示すように、前記判定回路3が煙の
存在を判定するよりも微弱な光により生じた電気信号を
検出する検出回路4と、前記発光回路3が光を照射した
ときに前記検出回路4からの検出出力が生じなかった回
数をカウントする蓄積回路5とを備え、蓄積回路5はそ
の蓄積出力の大きさにより感知器の感度劣化を判定でき
るように構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明の煙感知器では、煙の有無を判定するた
めの判定回路3が煙の存在を判定するよりも微弱な光に
より生じた電気信号を検出回路4により検出し、発光回
路3が光を照射したときに検出回路4からの検出出力が
生じなかった回数を蓄積回路5により蓄積して、その蓄
積出力の大きさにより感知器の感度劣化を判定できるよ
うにしたので、例えば、発光素子11の発光効率劣化、
受光素子21の受光感度劣化、あるいは、感知器筐体の
汚れ等による煙感知器の感度劣化が生じた場合に、煙検
出感度の劣化を確実に自己診断することができる。した
がって、感度劣化による失報が起きる可能性を少なくで
きるものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例の回路図である。こ
の回路は、図3に示した従来例の回路において、検出回
路4と蓄積回路5を付加したものである。検出回路4は
コンパレータA6よりなる。このコンパレータA6は、
判定回路3における煙判定用のコンパレータA5よりも
微小な信号を検出できるように設定されており、感知器
筐体による光の散乱・反射による迷光分により生じた電
気信号を検出できるように構成されている。具体的に
は、可変抵抗VRにより2つの基準電圧V1,V2を作
成し、低い方の基準電圧V1を煙判定用のコンパレータ
A5に供給し、高い方の基準電圧V2を迷光判定用のコ
ンパレータA6に供給している。ここで、迷光分により
生じる電気信号は基準電圧V2よりも低く、基準電圧V
1よりは高くなり、且つ、煙により生じる電気信号は基
準電圧V1及びV2よりも低くなるように、基準電圧V
1,V2を設定するものである。次に、蓄積回路5はイ
ンバータN1とカウンタ51よりなる。インバータN1
は、検出回路4のコンパレータA6の出力信号を反転す
るものである。このインバータN1の出力は、カウンタ
51のカウントイネーブル信号とされる。ここで、カウ
ンタ51は、例えば、5ビットのアップダウンカウンタ
よりなり、そのカウント用のクロック信号としては、発
光制御回路9からの発光制御信号を使用している。
【0008】図2は本実施例の動作説明のためのタイム
チャートである。図中、(a)は発光制御信号であり、
カウンタ51のクロック信号としても兼用されている。
(b)は受光回路2のアンプA3の出力、(c)は判定
回路3のコンパレータA5の出力、(d)は検出回路4
のコンパレータA6の出力、(e)は蓄積回路5のイン
バータN1の出力である。煙の散乱光による電気信号
は、図2(b)に示すように、受光回路2のアンプA3
の出力として得られるものであり、この電気信号が、基
準電圧V1を下回ると、図2(c)に示すように、判定
回路3のコンパレータA5から煙判定信号が出力され
る。煙が無い場合にも、図2(b)の電気信号は発光制
御信号と同期して低下するが、これは迷光分である。こ
の迷光分による電気信号は基準電圧V1を下回ることは
無いが、正常の感度では、基準電圧V2を下回る。した
がって、図2(d)に示すように、迷光分の検出回路4
におけるコンパレータA6から迷光検出信号が出力され
る。このコンパレータA6の出力は、蓄積回路5のイン
バータN1で反転されるので、図2(e)に示すよう
に、発光制御信号と同期して立ち下がる信号がインバー
タN1から出力される。したがって、正常の感度が維持
されている限り、カウンタ51では発光制御信号をカウ
ントしない。なお、発光制御信号の立ち上がりのタイミ
ングに対して、インバータN1の出力の立ち下がりのタ
イミングが少し遅れる場合には、発光制御信号の立ち上
がりよりも少し遅いタイミングで立ち上がるクロック信
号を分周回路92から取り出して、これをカウンタ51
のクロック信号とすれば良い。
【0009】一方、発光素子11の発光効率劣化、受光
素子21の受光感度劣化、あるいは、感知器筐体の汚れ
等による煙感知器の感度劣化が生じた場合には、図2
(b)に示すように、迷光分による電気信号が基準電圧
V2を下回らなくなる。この場合、図2(d)に示すよ
うに、迷光分の検出回路4におけるコンパレータA6か
らは迷光検出信号が出力されない。このため、蓄積回路
5のインバータN1の出力は、図2(e)に示すよう
に、発光制御信号に同期して立ち下がらなくなる。この
ため、カウンタ51では、発光制御信号をカウントする
ことになる。そのカウント数が例えば25 =32回に達
すると、カウンタ51のキャリー出力として感度劣化検
出信号が得られる。
【0010】また、他の実施例として、図2(a)に示
す発光制御信号をカウントアップ用のクロック信号と
し、その立ち上がりでカウンタ51をカウントアップ
し、図2(d)に示すコンパレータA6の出力をカウン
トダウン用のクロック信号とし、その立ち上がりでカウ
ンタ51をカウントダウンするように構成しても良い。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、煙による散乱光を検出
することにより煙を感知する光電式煙感知器において、
煙の有無を判定するための判定回路が煙の存在を判定す
るよりも微弱な光により生じた電気信号を検出する検出
回路を設け、発光回路が光を照射したときに検出回路か
らの検出出力が生じなかった回数を蓄積回路により蓄積
して、その蓄積出力の大きさにより感知器の感度劣化を
判定できるように構成したものであるから、煙感知器の
感度劣化が生じた場合に、煙検出感度の劣化を確実に
己診断することができ、したがって、感度劣化による失
報が起きる可能性を少なくできて、信頼性の高い光電式
煙感知器を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】本発明の一実施例の動作説明のための波形図で
ある。
【図3】従来例の回路図である。
【符号の説明】
1 発光回路 2 受光回路 3 判定回路 4 検出回路 5 蓄積回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感知器筐体内で光を照射する発光回路
    と、発光回路から照射された光の煙による散乱光を受光
    して電気信号に変換する受光回路と、受光回路の出力信
    号の大きさにより煙の有無を判定する判定回路とを備え
    る光電式煙感知器において、前記判定回路が煙の存在を判定するよりも微弱な光によ
    り生じた電気信号を検出する検出回路と、前記発光回路
    が光を照射したときに前記検出回路からの検出出力が生
    じなかった回数をカウントする 蓄積回路とを備え、蓄積
    回路はその蓄積出力の大きさにより感知器の感度劣化を
    判定できるように構成されていることを特徴とする光電
    式煙感知器。
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