JP2838799B2 - 荷電粒子線装置 - Google Patents
荷電粒子線装置Info
- Publication number
- JP2838799B2 JP2838799B2 JP1041268A JP4126889A JP2838799B2 JP 2838799 B2 JP2838799 B2 JP 2838799B2 JP 1041268 A JP1041268 A JP 1041268A JP 4126889 A JP4126889 A JP 4126889A JP 2838799 B2 JP2838799 B2 JP 2838799B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample image
- frame memory
- scanning
- sample
- charged particle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000002245 particle Substances 0.000 title claims description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 10
- 206010047571 Visual impairment Diseases 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000004044 response Effects 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 2
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
- 230000002688 persistence Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は走査型電子顕微鏡等の荷電粒子線装置に関す
るものである。
るものである。
ここで言うフレームメモリのエリアとは、観察試料の
実画面を小領域に分割し、その分割された各小領域をデ
ジタル化して、デジタル量として実画面全体をフレーム
メモリに格納するフレームメモリの大きさを言う。
実画面を小領域に分割し、その分割された各小領域をデ
ジタル化して、デジタル量として実画面全体をフレーム
メモリに格納するフレームメモリの大きさを言う。
従来、走査型電子顕微鏡等の装置は、試料像信号のS/
Nを上げるため0.5〜数秒/フレームのスロースキャンで
試料に荷電粒子線を照射し、この荷電粒子線の走査に同
期して試料像を表示器(以降CRT表示器と称する)に表
示する方式が多かった。しかしこの方式は長残光性のCR
Tを使用しても明るい所では試料像を観察しずらく、ま
たスキャン速度が遅いため、顕微鏡の倍率を変更する際
の操作性が悪く、その改善が要求されている。
Nを上げるため0.5〜数秒/フレームのスロースキャンで
試料に荷電粒子線を照射し、この荷電粒子線の走査に同
期して試料像を表示器(以降CRT表示器と称する)に表
示する方式が多かった。しかしこの方式は長残光性のCR
Tを使用しても明るい所では試料像を観察しずらく、ま
たスキャン速度が遅いため、顕微鏡の倍率を変更する際
の操作性が悪く、その改善が要求されている。
最近では荷電粒子線を高速でスキャンして、試料から
得られる2次電子または反射電子等の試料像信号をディ
ジタル変換してフレームメモリに取込み、その取込まれ
た試料像信号を荷電粒子線のスキャンする速度とは同期
させず、通常のテレビ放送と同等のスキャン速度でCRT
に表示する装置が開発されている。このように改良され
た装置は、明るい所でも通常のテレビと同様に試料像を
観察することができ、また画像処理装置に設けられた積
算機能によりS/Nを劣化させずにスキャン速度を上げら
れる事が出来る為、高速スキャンによって操作性が向上
すると共に、一度画像処理装置内のフレームメモリに試
料像を取込んだ後は荷電粒子線の照射を止めても、フレ
ームメモリ内に蓄えられた試料像をCRTに表示し続ける
ことが出来る。ここで言う画像処理装置の積算機能と
は、フレームメモリに試料像信号を連続的に取込み、既
に取込んである複数回の試料像と新たに取込んだ試料像
をメモリ内で積算して複数枚の同一画像を平均化するこ
とによってS/Nを改善する方法であり、この方法により
試料像の質が大幅に向上する。
得られる2次電子または反射電子等の試料像信号をディ
ジタル変換してフレームメモリに取込み、その取込まれ
た試料像信号を荷電粒子線のスキャンする速度とは同期
させず、通常のテレビ放送と同等のスキャン速度でCRT
に表示する装置が開発されている。このように改良され
た装置は、明るい所でも通常のテレビと同様に試料像を
観察することができ、また画像処理装置に設けられた積
算機能によりS/Nを劣化させずにスキャン速度を上げら
れる事が出来る為、高速スキャンによって操作性が向上
すると共に、一度画像処理装置内のフレームメモリに試
料像を取込んだ後は荷電粒子線の照射を止めても、フレ
ームメモリ内に蓄えられた試料像をCRTに表示し続ける
ことが出来る。ここで言う画像処理装置の積算機能と
は、フレームメモリに試料像信号を連続的に取込み、既
に取込んである複数回の試料像と新たに取込んだ試料像
をメモリ内で積算して複数枚の同一画像を平均化するこ
とによってS/Nを改善する方法であり、この方法により
試料像の質が大幅に向上する。
しかしながら、この種の装置を使用して試料像を観察
する際、試料から得られる試料像信号のS/Nが悪い場
合、フレームメモリの積算回数を増やすことが必要とな
る。ところが、この状態でステージ等を移動させたり観
察倍率の変更や試料の回転、傾斜を行ないCRTの試料像
が変化すると、必要な回数の積算に時間がかかるため今
迄観察していた試料像の残像が長く残り、著しく見にく
くなるという欠点があった。
する際、試料から得られる試料像信号のS/Nが悪い場
合、フレームメモリの積算回数を増やすことが必要とな
る。ところが、この状態でステージ等を移動させたり観
察倍率の変更や試料の回転、傾斜を行ないCRTの試料像
が変化すると、必要な回数の積算に時間がかかるため今
迄観察していた試料像の残像が長く残り、著しく見にく
くなるという欠点があった。
本発明の目的は、試料像の変化時に残像効果の少いシ
ャープな像が得られ、且つ試料像変化に対する応答性の
良好な荷電粒子線装置を提供することにある。
ャープな像が得られ、且つ試料像変化に対する応答性の
良好な荷電粒子線装置を提供することにある。
上記課題解決の為に本発明では、荷電粒子線で観察試
料を2次元的に走査する走査手段と、前記走査手段の走
査によって得られた検出信号を記憶するフレームメモリ
と、前記フレームメモリに記憶された前記検出信号に基
づいて、前記観察試料の試料像を表示する表示器と、前
記表示器に表示される前記試料像の観察倍率、前記試料
像の移動又は前記試料像の回転を指示する指示手段とを
備えた荷電粒子線装置において、前記指示装置からの指
示に基づいて変化する前記試料像に対応して、前記フレ
ームメモリの記憶領域の大きさを設定する領域設定手段
と、前記領域設定手段で設定された前記記憶領域の大き
さに対応して、前記走査手段の走査を制御する制御装置
とを有することを課題解決の手段とするものである。
料を2次元的に走査する走査手段と、前記走査手段の走
査によって得られた検出信号を記憶するフレームメモリ
と、前記フレームメモリに記憶された前記検出信号に基
づいて、前記観察試料の試料像を表示する表示器と、前
記表示器に表示される前記試料像の観察倍率、前記試料
像の移動又は前記試料像の回転を指示する指示手段とを
備えた荷電粒子線装置において、前記指示装置からの指
示に基づいて変化する前記試料像に対応して、前記フレ
ームメモリの記憶領域の大きさを設定する領域設定手段
と、前記領域設定手段で設定された前記記憶領域の大き
さに対応して、前記走査手段の走査を制御する制御装置
とを有することを課題解決の手段とするものである。
オペレータが指示装置で試料像の移動、回転、傾斜や
観察倍率等を指示すると、その指示に基づいて変化する
試料像に対応して、フレームメモリの記憶領域の大きさ
を設定する。さらに設定されたフレームメモリの記憶領
域の大きさに対応して、走査手段を走査させる。その結
果、フレームメモリに検出信号を取り込む時間が短縮さ
れ、かつ、常にシャープな試料像を観察することが出来
る。
観察倍率等を指示すると、その指示に基づいて変化する
試料像に対応して、フレームメモリの記憶領域の大きさ
を設定する。さらに設定されたフレームメモリの記憶領
域の大きさに対応して、走査手段を走査させる。その結
果、フレームメモリに検出信号を取り込む時間が短縮さ
れ、かつ、常にシャープな試料像を観察することが出来
る。
走査型電子顕微鏡を例にして第1図に本発明の実施例
を示す。
を示す。
第1図に於いて(1)は電子銃、(2)、(4)は電
子ビーム制限用アパーチャ、(3)はブランカー、
(5)はX方向用偏向器、(6)はY方向用偏向器、
(7)は対物レンズ、(8)はディテクター、(9)は
観察試料、(10)はステージ、(11)は電子銃制御回
路、(12)はブランキング制御回路、(13)はXY走査信
号発生回路、(14)はX方向走査信号増幅回路、(15)
はY方向走査信号増幅回路、(16)は対物レンズ制御回
路、(17)は画像信号増幅回路、(18)はフレームメモ
リを内蔵した画像処理装置、(19)はCRT、(20)はス
テージ駆動回路、(21)は入力装置、(22)は中央制御
回路である。
子ビーム制限用アパーチャ、(3)はブランカー、
(5)はX方向用偏向器、(6)はY方向用偏向器、
(7)は対物レンズ、(8)はディテクター、(9)は
観察試料、(10)はステージ、(11)は電子銃制御回
路、(12)はブランキング制御回路、(13)はXY走査信
号発生回路、(14)はX方向走査信号増幅回路、(15)
はY方向走査信号増幅回路、(16)は対物レンズ制御回
路、(17)は画像信号増幅回路、(18)はフレームメモ
リを内蔵した画像処理装置、(19)はCRT、(20)はス
テージ駆動回路、(21)は入力装置、(22)は中央制御
回路である。
電子銃(1)から射出され、アパーチャ(2)、
(4)を通り抜けた電子ビームは偏向器(5)、(6)
でX、Y方向に偏向された後、対物レンズ(7)で収束
されて観察試料(9)に照射される。この時観察試料
(9)から発生する2次電子あるいは反射電子はディテ
クタ(8)に入り電気信号に変換され、画像信号増幅回
路(17)で所定のレベルまで増幅された後、画像処理装
置(18)に入りディジタル値に変換され、フレームメモ
リに記録される。試料像信号が連続して入ってくる場合
に画像処理装置(18)は、中央制御回路(22)からの指
示により過去に取込まれた複数回の試料像信号を積算し
平均化して画像処理装置(18)内のフレームメモリに記
憶する。フレームメモリに記録された試料像データは、
CRT(19)の同期速度に対応した速さで読み出され、画
像処理装置(18)内のD/Aコンバータでアナログ信号に
変換されてCRT(19)に送られ静止試料像として表示さ
れる。一方、XY走査信号発生回路(13)は電子顕微鏡の
X、Y方向偏向器(5)、(6)をドライブする走査信
号X、Yを発生しこれらの信号を、X方向走査信号増幅
回路(14)、Y方向走査信号増幅回路(15)に送る。走
査信号X、Yは、増幅器(14)、(15)で中央制御回路
(22)の指示により電子顕微鏡の観察倍率に応じた振幅
に増幅され偏向器(5)、(6)を駆動する。この一連
の動作により走査型電子顕微鏡を操作するオペレータ
は、希望する倍率で試料像をCRT(19)で観察すること
が出来る。
(4)を通り抜けた電子ビームは偏向器(5)、(6)
でX、Y方向に偏向された後、対物レンズ(7)で収束
されて観察試料(9)に照射される。この時観察試料
(9)から発生する2次電子あるいは反射電子はディテ
クタ(8)に入り電気信号に変換され、画像信号増幅回
路(17)で所定のレベルまで増幅された後、画像処理装
置(18)に入りディジタル値に変換され、フレームメモ
リに記録される。試料像信号が連続して入ってくる場合
に画像処理装置(18)は、中央制御回路(22)からの指
示により過去に取込まれた複数回の試料像信号を積算し
平均化して画像処理装置(18)内のフレームメモリに記
憶する。フレームメモリに記録された試料像データは、
CRT(19)の同期速度に対応した速さで読み出され、画
像処理装置(18)内のD/Aコンバータでアナログ信号に
変換されてCRT(19)に送られ静止試料像として表示さ
れる。一方、XY走査信号発生回路(13)は電子顕微鏡の
X、Y方向偏向器(5)、(6)をドライブする走査信
号X、Yを発生しこれらの信号を、X方向走査信号増幅
回路(14)、Y方向走査信号増幅回路(15)に送る。走
査信号X、Yは、増幅器(14)、(15)で中央制御回路
(22)の指示により電子顕微鏡の観察倍率に応じた振幅
に増幅され偏向器(5)、(6)を駆動する。この一連
の動作により走査型電子顕微鏡を操作するオペレータ
は、希望する倍率で試料像をCRT(19)で観察すること
が出来る。
本発明の作用をオペレータがステージを動かして視野
動作を行なう場合を例にとってフローチャートで示す
と、第2図のようになる。以降、第1図、第2図に従っ
て本発明の作用を説明する。
動作を行なう場合を例にとってフローチャートで示す
と、第2図のようになる。以降、第1図、第2図に従っ
て本発明の作用を説明する。
オペレータが観察試料(9)上の観察したい位置を探
すため、入力装置(21)を操作してステージ移動を指示
すると(第2図のステップ101)、中央制御回路(22)
は入力装置(21)らのステージ移動方向及び速さの信号
とその時設定されている観察倍率を読み込み(ステップ
102)、それに対応したステージ移動速度を設定し(ス
テップ103)、ステージ駆動回路(20)に信号を送って
ステージ(10)を移動させる。また、同時に観察倍率と
設定されたステージの移動速度とから、CRT(19)での
試料像の移動速度Vを演算し(ステップ104)、その速
度に対応させて画像処理装置(18)に移動速度Vに対応
させたフレームメモリエリアSVを設定させる(ステップ
105)。尚設定されたエリアSVと所定エリアSとの関係
はSV≦Sとなる。さらにXY走査信号発生回路(13)に、
フレームメモリのエリアSVに適合する走査信号を出力さ
せて(ステップ106)、走査信号に基ずく走査をさせる
(ステップ107)。
すため、入力装置(21)を操作してステージ移動を指示
すると(第2図のステップ101)、中央制御回路(22)
は入力装置(21)らのステージ移動方向及び速さの信号
とその時設定されている観察倍率を読み込み(ステップ
102)、それに対応したステージ移動速度を設定し(ス
テップ103)、ステージ駆動回路(20)に信号を送って
ステージ(10)を移動させる。また、同時に観察倍率と
設定されたステージの移動速度とから、CRT(19)での
試料像の移動速度Vを演算し(ステップ104)、その速
度に対応させて画像処理装置(18)に移動速度Vに対応
させたフレームメモリエリアSVを設定させる(ステップ
105)。尚設定されたエリアSVと所定エリアSとの関係
はSV≦Sとなる。さらにXY走査信号発生回路(13)に、
フレームメモリのエリアSVに適合する走査信号を出力さ
せて(ステップ106)、走査信号に基ずく走査をさせる
(ステップ107)。
視野移動指示が解除されると(ステップ108)、フレ
ームメモリ(18)に設定されたフレームメモリのエリア
SVを所定のフレームメモリのエリアSに捩すよう指令す
る(ステップ109)と共にXY走査信号発生回路(13)に
所定のフレームメモリのエリアSに適合する走査を指令
する(ステップ110)。
ームメモリ(18)に設定されたフレームメモリのエリア
SVを所定のフレームメモリのエリアSに捩すよう指令す
る(ステップ109)と共にXY走査信号発生回路(13)に
所定のフレームメモリのエリアSに適合する走査を指令
する(ステップ110)。
制御装置による上記の制御により、画像処理装置(1
8)内のフレームメモリエリアを変化させたにもかかわ
らず、試料像表示の倍率を変えることなく、試料像取込
時間がフレームメモリエリアの縮小率に比例して高速化
される。
8)内のフレームメモリエリアを変化させたにもかかわ
らず、試料像表示の倍率を変えることなく、試料像取込
時間がフレームメモリエリアの縮小率に比例して高速化
される。
その結果、フレームメモリエリアの変更前と比較して
試料像の積算回数が同じでも試料像応答の高速化が実現
され、積算に因る残像効果をなくすことが出来、作業の
効率化が計れる。
試料像の積算回数が同じでも試料像応答の高速化が実現
され、積算に因る残像効果をなくすことが出来、作業の
効率化が計れる。
また、試料像移動時の応答性を重視するならば、画像
処理装置(18)内のフレームメモリの積算回数に逆比例
させてフレームメモリのエリアを縮小させることも出
来、その場合、積算回数を変更しても試料像の応答性を
常に一定に保つことが出来る。また、フレームメモリの
積算回数を変更しなくても試料像を画像処理装置内のフ
レームメモリに取込む時間が短縮されるので、等価的に
積算に因る残像効果が少なくなる。又試料移動時もフレ
ームメモリの積算回数を減らさなくて済むので、静止像
の場合と同様にS/Nの良好な試料像を観察することが出
来る。さらに、S/Nの悪い試料を積算回数を多くして観
察しても、試料像移動時の応答性が良く、良好な試料像
が得られるという効果があり、ステージを移動させなが
ら観察したい試料を捜すような場合の作業性を大幅に向
上することが出来る。
処理装置(18)内のフレームメモリの積算回数に逆比例
させてフレームメモリのエリアを縮小させることも出
来、その場合、積算回数を変更しても試料像の応答性を
常に一定に保つことが出来る。また、フレームメモリの
積算回数を変更しなくても試料像を画像処理装置内のフ
レームメモリに取込む時間が短縮されるので、等価的に
積算に因る残像効果が少なくなる。又試料移動時もフレ
ームメモリの積算回数を減らさなくて済むので、静止像
の場合と同様にS/Nの良好な試料像を観察することが出
来る。さらに、S/Nの悪い試料を積算回数を多くして観
察しても、試料像移動時の応答性が良く、良好な試料像
が得られるという効果があり、ステージを移動させなが
ら観察したい試料を捜すような場合の作業性を大幅に向
上することが出来る。
以上のように本発明によれば、指示装置からの指示に
基づいて変化する試料像に対応して、フレームメモリの
記憶領域の大きさを設定するので、検出信号をフレーム
メモリに取り込む時間が短縮でき、試料像の観察倍率が
変更されたときや、試料像が移動又は回転したときも、
常にシャープな試料像を表示できる荷電粒子線装置を得
ることが出来る。
基づいて変化する試料像に対応して、フレームメモリの
記憶領域の大きさを設定するので、検出信号をフレーム
メモリに取り込む時間が短縮でき、試料像の観察倍率が
変更されたときや、試料像が移動又は回転したときも、
常にシャープな試料像を表示できる荷電粒子線装置を得
ることが出来る。
第1図は本発明を電子顕微鏡に適用した一実施例のブロ
ック図、 第2図は本発明の作用を示すフローチャートである。 〔主要部分の符号の説明〕 5……X方向用偏光器 6……Y方向用偏光器 13……XY走査信号発生回路 14……X方向走査信号増幅回路 15……Y方向走査信号増幅回路 18……フレームメモリを内蔵した画像処理装置 19……CRT 21……入力装置 22……中央制御回路
ック図、 第2図は本発明の作用を示すフローチャートである。 〔主要部分の符号の説明〕 5……X方向用偏光器 6……Y方向用偏光器 13……XY走査信号発生回路 14……X方向走査信号増幅回路 15……Y方向走査信号増幅回路 18……フレームメモリを内蔵した画像処理装置 19……CRT 21……入力装置 22……中央制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】荷電粒子線で観察試料を2次元的に走査す
る走査手段と、 前記走査手段の走査によって得られた検出信号を記憶す
るフレームメモリと、 前記フレームメモリに記憶された前記検出信号に基づい
て、前記観察試料の試料像を表示する表示器と、 前記表示器に表示される前記試料像の観察倍率、前記試
料像の移動又は前記試料像の回転を指示する指示手段と
を備えた荷電粒子線装置において、 前記指示装置からの指示に基づいて変化する前記試料像
に対応して、前記フレームメモリの記憶領域の大きさを
設定する領域設定手段と、 前記領域設定手段で設定された前記記憶領域の大きさに
対応して、前記走査手段の走査を制御する制御装置とを
有することを特徴とする荷電粒子線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1041268A JP2838799B2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 荷電粒子線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1041268A JP2838799B2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 荷電粒子線装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02220343A JPH02220343A (ja) | 1990-09-03 |
JP2838799B2 true JP2838799B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=12603695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1041268A Expired - Lifetime JP2838799B2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 荷電粒子線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838799B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5506345B2 (ja) * | 2009-11-26 | 2014-05-28 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線顕微鏡および当該荷電粒子顕微鏡の制御方法 |
-
1989
- 1989-02-21 JP JP1041268A patent/JP2838799B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02220343A (ja) | 1990-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4091374A (en) | Method for pictorially displaying output information generated by an object imaging apparatus | |
JP3230911B2 (ja) | 走査電子顕微鏡及びその画像形成方法 | |
US6225628B1 (en) | Scanning electron microscope | |
US4020343A (en) | Scanning electron device | |
JP2001235438A (ja) | 像観察方法および走査電子顕微鏡 | |
US4880977A (en) | Analytical electron microscope | |
JP2000357481A (ja) | 走査型荷電粒子ビーム装置における試料像観察方法 | |
JP2838799B2 (ja) | 荷電粒子線装置 | |
JPH07262950A (ja) | 走査形電子顕微鏡 | |
JPH0729539A (ja) | 集束イオンビーム装置 | |
JP2775812B2 (ja) | 荷電粒子線装置 | |
JP2787299B2 (ja) | 荷電粒子線装置 | |
US4006357A (en) | Apparatus for displaying image of specimen | |
US6727911B1 (en) | Method and apparatus for observing specimen image on scanning charged-particle beam instrument | |
JPH0729536A (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
JP2002015691A (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
JP4050948B2 (ja) | 電子顕微鏡 | |
JP3294458B2 (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
JP2001006588A (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
JP2985568B2 (ja) | 走査形電子顕微鏡 | |
JPH02220341A (ja) | 荷電粒子線装置 | |
JPH0343650Y2 (ja) | ||
JPH07130321A (ja) | 走査形電子顕微鏡 | |
JPH0935673A (ja) | 集束イオンビーム装置 | |
JPH02215035A (ja) | 試料像表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071016 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091016 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091016 Year of fee payment: 11 |