JP2838713B2 - バルブのボデー - Google Patents

バルブのボデー

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JP2838713B2
JP2838713B2 JP1088120A JP8812089A JP2838713B2 JP 2838713 B2 JP2838713 B2 JP 2838713B2 JP 1088120 A JP1088120 A JP 1088120A JP 8812089 A JP8812089 A JP 8812089A JP 2838713 B2 JP2838713 B2 JP 2838713B2
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annular
pipe
inner hole
valve
annular material
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知佳士 五味
広之 辻
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KITSUTSU KK
TOPURE KK
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KITSUTSU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、流体の制御に使用するバルブのボデーに関
するものであり、詳しくは、内孔に環状突起を有するほ
ぼ円筒形のバルブのボデーを、塑性加工を用いて効率良
く安価に作り供給するためのバルブのボデーに関するも
のである。
(従来技術とその課題) 内孔に環状突起を有するほぼ円筒形のバルブのボデー
において、従来は、環状突起を有する鋳物素材か環状突
起分まで含んで厚さを有するパイプ状材料又は丸棒材や
多角棒材を機械加工して作られていた。
しかし、鋳造素材は、機械加工工数が少ない利点を有
しているが、鋳造素材そのものが高価である上に、鋳物
欠陥が潜在していて機械加工後にその多くが発見される
など、経済性及び信頼性に欠ける方法であった。
環状突起分まで含んだ厚さを有するパイプ状材料、丸
棒材又は多角棒材を機械加工して作られる場合には、材
料欠陥は殆どないが削り代が多いために加工工数が多く
なり、加工コストが高くなる等の問題点がある。
本発明は、上述したような、内孔に環状突起を有する
ほぼ円筒形のバルブのボデーの素材が、高価であって材
料欠陥を有している課題や、悪口工数が多く加工コスト
が高くなる課題を解決して、廉価で高品質のバルブのボ
デーを提供することを目的とする。
発明の構成 (課題を解決するための手段) 本発明は、上記した課題を解決するために次のように
構成した。
内孔に環状突起を有するほぼ円筒形のバルブのボデー
であって、このボデーの素材は、パイプ状材料の内孔に
環状材料を挿入し、この環状材料と上型、下型の対向面
に環状突出部又は環状突部を設け、この環状突出部又は
環状突部を介して上下型の金型で環状材料をプレス加工
して環状材料を圧縮して外方に塑性変形させることによ
りパイプ状材料に接合してバルブのボデーを構成した。
この場合、環状材料は、外周周辺部に厚さ方向の環状
突起を有するものであることが好ましい。
更に、パイプ状材料は、内孔の環状材料を接合する面
に円周溝を形成するのが好ましい。
(作 用) 本発明は、上述のように、この環状材料と上型、下型
の対向面に環状突出部又は環状突部を設け、この環状突
出部又は環状突部を介して上下型の金型で環状材料をプ
レス加工して環状材料を圧縮し外方に塑性変形させてパ
イプ状材料に接合すると、パイプ状材料の内孔面と環状
材料の外周面との間に高い面圧を生じ、互いに食い込む
ように接合する。
このようにして成形したボデーの素材を機械加工して
バルブのボデーを形成すると、材料欠陥が殆どなく、機
械加工に要する工数がすくなくてすみ、廉価で高品質の
の内孔に環状突起を有するほぼ円筒形のバルブのボデー
を提供することができる。
この場合、環状材料の外周周辺部に厚さ方向の環状突
起を設けておくと、圧縮による塑性変形によって環状材
料の厚さに影響が生じないので、有効である。
また、パイプ状材料の環状材料を接合する内孔面に適
宜の円周溝を形成しておくと、塑性変形して外方に張り
出した環状材料の外周面がこの円周溝に食い込み、接合
が一層確実で強固になると共に、この部分からの流体漏
れの発生を確実に防ぐことができる。
(実施例) 本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図は、本発明のバルブのボデーの一実施例を示し
たボールバルブの縦断面図である。
第1図において、1はボールバルブ、2及び3はボデ
ーで、このボデー2は、内孔2aに環状突起2bを有してお
り、ボデー3は、内孔3aに環状突起3bを有しており、ボ
デー2とボデー3とは、ボデー2のめねじ2cとボデー3
のおねじ3cとが螺合されて組み付けられている。
同図において、4は1対のシート、5はボール、6は
ステム、7はハンドルであり、2d及び3dは配管用めねじ
である。
ボールバルブ1は、ハンドル7を回転操作させ、ステ
ム6を介してボール5を回動させ、ボール5に設けた貫
通孔5aを流れ方向に向けたり、直角方向に向けたりして
開閉される。
第2図a及びbは、ボデー2及び3を機械加工するた
めの素材の形状を例示した断面図で、ボデー2の素材8
及びボデー3の素材9のいずれも、それぞれパイプ状部
8a及び9aと環状突起部8b及び9bとを有している。これら
の素材8及び9を環状突起8b及び9bの分まで含んだ厚さ
を有するパイプ状材料又は丸棒材や角棒材を機械加工し
て素材8及び9を作る場合には、非常に多くの機械工数
が必要である。
第3図は、本発明のボデー素材を作るためのプレス加
工の一例を示す部分縦断面図であって、10はパイプ状材
料、11は環状材料であり、この環状材料11が、第1図に
示す環状突起2b、3bとなる。12はプレス用の上型(金
型)、13は同じく下型(金型)である。
第3図の状態において、上型12及び下型13の金型のい
ずれか又は両方を、上・下型が互いに接近するように押
圧すると、環状材料11は上型12、下型13の先端部に形成
されている環状突出部12a及び13aによって圧縮され、外
周面11aが外方に張り出し、パイプ状材料10の内孔面10a
に高い面圧で圧接し、圧着して接合する。
第4図及び第5図は、第3図と同様に本発明のバルブ
のボデーの素材を作るプレス加工の他の例を示す縦断面
図で、第3図と同一の符号を使用している。
第4図では、環状材料11の外周周辺部に環状突部11b
及び11cを圧縮して、環状材料11のパイプ状材料10への
接合を起させる。この場合、環状材料11は、上、下型12
及び13によって厚さを損じない利点がある。
第5図は、上、下型12及び13の金型の先端部である対
向側外周に形成されている環状突出部12a及び13aが断面
くさび形になっていて、環状材料11に食い込み易く、環
状材料11の外周面11aを容易に外方に張り出させて圧着
接合を起させる。
第6図は、環状材料11のパイプ状材料10への食い付き
を一層確実にするために、パイプ材料10の内孔の環状材
料11を接合する面10aに円周溝10bを設けた場合の例であ
って、第6図aは、プレス加工を示す部分縦断面図であ
り、第6図bは、第6図aによってパイプ状材料10に環
状材料11を接合して成形してバルブのボデーの素材を示
す部分縦断面図である。
次に、上記実施例の作用を説明する。
パイプ状材料10の内孔に環状材料11を、圧入するなど
なるべく密着させて挿入し、所定位置に挿入した環状材
料11を厚さ方向すなわち上、下型12及び13が接近する方
向に圧縮し、外方に塑性変形するようにすると、パイプ
状材料10の内孔面10aと環状材料11の外周面11aとの間に
高い面圧を生じ、互いに食い込むように接合する。
このようにして成形したボデーの素材を機械加工して
バルブのボデー2および3を形成すると、材料欠陥が殆
どなく、機械加工に要する工数がすくなくてすみ、廉価
で高品質のの内孔2a及び3aに環状突起2b及び2を有する
ほぼ円筒形のバルブのボデー2及び3を提供することが
できる。
この場合、第4図に示したように環状材料11の外周周
辺部に厚さ方向の環状突部11b及び11cを設けておくと、
圧縮による塑性変形によって環状材料11の厚さに影響が
生じないので、有効である。
また、第6図に示したように、パイプ状材料10の環状
材料11を接合する内孔面10aに適宜の円周溝10bを形成し
ておくと、塑性変形して外方に張り出した環状材料11の
外周面11aがこの円周溝10bに食い込み、結合が一層確実
で強固になると共に、この部分からの流体漏れの発生を
確実に防ぐことができる。
なお、環状材料11に設ける環状突部11b、11cの形、大
きさや、パイプ状材料10に設ける円周溝10bの形、数や
上型12、下型13の先端部の形などは、実施に応じて任意
に設計することができ、またパイプ状材料10及び環状材
料11の材質、寸法なども実施に応じて任意である。
発明の効果 以上のことから明らかなように、本発明によると、次
のような優れた効果がある。
即ち、本発明のバルブのボデーは、材料が少なくて良
く、極めて経済的である。
塑性加工が簡単で、塑性加工コストが低い。
機械加工が簡単で、機械加工コストが低い。
以上のことから、極めて経済的で信頼性の高いバルブ
を提供することができる。
更には、環状材料と上下型の対向面に環状突出部又は
環状突部を介在させて設けた金型で環状材料をプレス加
工したので、環状突出部又は環状突部により、環状材料
の外周面の張出量が大きくなるため、パイプ材料の内周
面に環状材料の外周面を確実に圧着接合させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すボールバルブの縦断面
図、第2図はa及びbはボデーの素材を例示した断面
図、第3図乃至第5図及び第6図aは、本発明における
バルブのボデーの素材を作るためのプレス加工の例を示
す部分断面図、第6図bは、第6図aによって成形され
たバルブのボデーの素材を示す部分縦断面図である。 2、3……ボデー、2a、3a……内孔 2b、3b……環状突起、10……パイプ状材料 10a……内孔面、10ba……円周溝 11……環状材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−145882(JP,A) 特公 昭44−12771(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 27/00 - 27/12 B21D 39/00 F16K 5/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内孔に環状突起を有するほぼ円筒形のバル
    ブのボデーであって、このボデーの素材は、パイプ状材
    料の内孔に環状材料を挿入し、この環状材料と上型、下
    型の対向面に環状突出部又は環状突部を設け、この環状
    突出部又は環状突部を介して上下型の金型で環状材料を
    プレス加工して環状材料を圧縮し外方に塑性変形させる
    ことによりパイプ状材料に接合したことを特徴とするバ
    ルブのボデー。
  2. 【請求項2】上記環状材料は、外周周辺部に厚さ方向の
    環状突起を有するものである請求項1記載のバルブのボ
    デー。
  3. 【請求項3】上記パイプ状材料は、内孔の環状材料を接
    合する面に円周溝を形成したものである請求項1又は2
    記載のバルブのボデー。
JP1088120A 1989-04-10 1989-04-10 バルブのボデー Expired - Lifetime JP2838713B2 (ja)

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