JP2838294B2 - もやしの栽培方法 - Google Patents
もやしの栽培方法Info
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- JP2838294B2 JP2838294B2 JP1234066A JP23406689A JP2838294B2 JP 2838294 B2 JP2838294 B2 JP 2838294B2 JP 1234066 A JP1234066 A JP 1234066A JP 23406689 A JP23406689 A JP 23406689A JP 2838294 B2 JP2838294 B2 JP 2838294B2
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- sprouts
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
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- Greenhouses (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、もやしの栽培方法、特に気密空間内で行う
もやしの栽培方法に関する。
もやしの栽培方法に関する。
(従来の技術) もやしを層状に密殖栽培すると、その成長期間中、盛
んに呼吸活動を行い、その雰囲気内の酸素を消費して二
酸化炭素と微量の生理的代謝物を排出する。
んに呼吸活動を行い、その雰囲気内の酸素を消費して二
酸化炭素と微量の生理的代謝物を排出する。
従って、もやし層内の気体は酸素欠乏状態となったり
空間内の気体成分が経時変化し、もやしの育成環境が悪
化する。
空間内の気体成分が経時変化し、もやしの育成環境が悪
化する。
そのため、もやし栽培を気密空間で行い、その気密空
間内へ冷水を散水したり、強制通風させることが行われ
ている(特公昭39−11004号公報)。
間内へ冷水を散水したり、強制通風させることが行われ
ている(特公昭39−11004号公報)。
また、その気密空間へ調節された温度・組成をもつガ
スを循環させるようにした栽培方法も提案されている
(特願昭55−184796号など)。
スを循環させるようにした栽培方法も提案されている
(特願昭55−184796号など)。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、このような気密空間内でもやしを栽培する
場合において、もやしが密殖状態になっている気密空間
内の気体を効果的にしかも短時間で均一に所望の組成を
もつ気体と置換する方法を提供することを課題としてい
る。
場合において、もやしが密殖状態になっている気密空間
内の気体を効果的にしかも短時間で均一に所望の組成を
もつ気体と置換する方法を提供することを課題としてい
る。
もやしが密殖状態で栽培されている気密空間内を気体
は流れ難く、とりわけ、100〜150cmの高さのもやし層内
の各部分における気体をむらなく均一に置換することは
極めて難しいことであった。
は流れ難く、とりわけ、100〜150cmの高さのもやし層内
の各部分における気体をむらなく均一に置換することは
極めて難しいことであった。
(課題を解決するための手段と作用) 本発明においては、もやしを栽培する気密空間内の気
体を吸引排出して同空間内を負圧としたのち、その負圧
空間内へ置換用気体を急激に流入させることにより気密
空間内に対しまんべんなく置換気体が供給されるように
する。
体を吸引排出して同空間内を負圧としたのち、その負圧
空間内へ置換用気体を急激に流入させることにより気密
空間内に対しまんべんなく置換気体が供給されるように
する。
そして、吸引排出した気密空間内の気体に対し欠乏し
ている酸素を添加すると共に、気密空間内の気体に蓄積
されたもやし育成に有効な代謝物はそのまま還流ガス内
に残して貯溜容器に貯え、負圧となっている気密空間内
に一気に還流させるようにする。
ている酸素を添加すると共に、気密空間内の気体に蓄積
されたもやし育成に有効な代謝物はそのまま還流ガス内
に残して貯溜容器に貯え、負圧となっている気密空間内
に一気に還流させるようにする。
この方法によると、負圧となっている気密空間内には
所望組成を含む置換用気体が急激に均一に流入し、気密
空間内のもやし層の各部へ調節された組成の気体をまん
べんなく効率良く送ることができる。
所望組成を含む置換用気体が急激に均一に流入し、気密
空間内のもやし層の各部へ調節された組成の気体をまん
べんなく効率良く送ることができる。
また、気密空間内から吸引した気体を気液接触させて
滅菌する操作を併せ行うと気密空間内でのもやしの腐敗
が防がれるので、品質の良いもやしを収穫することがで
きる。
滅菌する操作を併せ行うと気密空間内でのもやしの腐敗
が防がれるので、品質の良いもやしを収穫することがで
きる。
(実施例) 次に、本発明の実施の態様を図面に基いて具体的に説
明する。
明する。
第1図において、1はもやしを栽培する気密空間で、
2はその内部で栽培され育成しつつあるもやし層であ
る。3はもやし層に供給される給水、4は気密空間から
の排水である。5は、気密空間から気体を吸引・排気す
るブロアである。
2はその内部で栽培され育成しつつあるもやし層であ
る。3はもやし層に供給される給水、4は気密空間から
の排水である。5は、気密空間から気体を吸引・排気す
るブロアである。
本発明では、気密空間1内の気体をブロア5で吸引し
て排気することにより気密空間1内を負圧(−100〜−3
000mm水柱程度)とし、吸引した気体に酸素を添加して
貯溜容器を貯え、気密空間1に設けられた自動弁6を開
放して前記貯溜容器から置換用気体を空間1内へ急激に
流入させ空間内のもやし層内の気体を確実に新しい気体
と置換させることができる。
て排気することにより気密空間1内を負圧(−100〜−3
000mm水柱程度)とし、吸引した気体に酸素を添加して
貯溜容器を貯え、気密空間1に設けられた自動弁6を開
放して前記貯溜容器から置換用気体を空間1内へ急激に
流入させ空間内のもやし層内の気体を確実に新しい気体
と置換させることができる。
この操作は所望回数反復させると有効である。そし
て、この気体置換操作は1時間〜2時間に間欠的に行わ
せるとよい。
て、この気体置換操作は1時間〜2時間に間欠的に行わ
せるとよい。
次に、第2図に示す実施態様では、大きな気密空間を
用い、その中にもやしを栽培する開放型栽培容器7を複
数個収納させ、この容器内で育成されたもやしを順次収
穫するようにしたものである。
用い、その中にもやしを栽培する開放型栽培容器7を複
数個収納させ、この容器内で育成されたもやしを順次収
穫するようにしたものである。
なお、第2図において、第1図と同じ部分に対応する
個所には同じ符号を付けてありその説明を省略する。
個所には同じ符号を付けてありその説明を省略する。
次に、第3図に示す実施の態様について説明する。な
お、第1〜2図と同様の部分には同符号を付けてあり重
複する説明は省略する。
お、第1〜2図と同様の部分には同符号を付けてあり重
複する説明は省略する。
第1図図示の実施態様におけると同様、ブロア5で吸
引された気密空間1内の気体は滅菌装置8を経て滅菌さ
れたのち貯溜容器9へ貯えられる。なお、滅菌装置8
は、真水と適宜気液接触させるものでよいが、場合によ
っては塩素水などを使ってもよい。
引された気密空間1内の気体は滅菌装置8を経て滅菌さ
れたのち貯溜容器9へ貯えられる。なお、滅菌装置8
は、真水と適宜気液接触させるものでよいが、場合によ
っては塩素水などを使ってもよい。
貯溜容器9内の気体には、バルブ10を介して気体内の
酸素濃度がもやしの成育状況に応じて好適な8〜20%と
なるように酸素が供給され、もやしの育成に好適な組成
の気体とされる。気密空間1内の気体に含まれていても
やしの育成に有好な生理的代謝物はそのまま貯溜容器9
内の気体に含有されている。
酸素濃度がもやしの成育状況に応じて好適な8〜20%と
なるように酸素が供給され、もやしの育成に好適な組成
の気体とされる。気密空間1内の気体に含まれていても
やしの育成に有好な生理的代謝物はそのまま貯溜容器9
内の気体に含有されている。
このようにして気密空間1内が負圧にされた状態で自
動弁10を開放すると、貯溜容器9内の気体は負圧状態の
気密空間1内へ急激に流入し気密空間1内へまんべんな
く入り込む。
動弁10を開放すると、貯溜容器9内の気体は負圧状態の
気密空間1内へ急激に流入し気密空間1内へまんべんな
く入り込む。
次に第4図に示す実施の態様では、第2図の場合と同
様、気密空間1内に複数個の開放型栽培容器7を収容
し、この容器7内で育成したもやしを順次収穫するよう
にしたものであるが、このような栽培方式の場合にも気
密空間1内に対し第3図の場合に説明したと同様、気密
空間1内を効果的に換気である。なお、第4図において
第3図と同様の部分には同一符号を付してあり説明を省
略する。
様、気密空間1内に複数個の開放型栽培容器7を収容
し、この容器7内で育成したもやしを順次収穫するよう
にしたものであるが、このような栽培方式の場合にも気
密空間1内に対し第3図の場合に説明したと同様、気密
空間1内を効果的に換気である。なお、第4図において
第3図と同様の部分には同一符号を付してあり説明を省
略する。
なお、気密空間内の気体の換気は、1時間毎、又は2
時間毎というようにタイマーで自動的に行うことがで
き、毎回、前述した換気操作を数回行う点は前に述べた
と同様である。
時間毎というようにタイマーで自動的に行うことがで
き、毎回、前述した換気操作を数回行う点は前に述べた
と同様である。
(発明の効果) 以上具体的に述べたように、本出願の発明では、もや
しを栽培している気密空間内の気体を吸引して同空間内
を負圧とし、この負圧となった気密空間へその気密空間
から吸引した気体に酸素を添加し、また必要に応じ滅菌
して、貯溜容器に貯えておいた気体を、負圧となった気
密空間へ急激に流入させるので気密空間内には置換用の
気体が効率的に各部分へまんべんなく供給されるのであ
る。
しを栽培している気密空間内の気体を吸引して同空間内
を負圧とし、この負圧となった気密空間へその気密空間
から吸引した気体に酸素を添加し、また必要に応じ滅菌
して、貯溜容器に貯えておいた気体を、負圧となった気
密空間へ急激に流入させるので気密空間内には置換用の
気体が効率的に各部分へまんべんなく供給されるのであ
る。
図面は、本発明によるもやし栽培方法の実施の態様を示
す図面で、第1図は、本発明によるもやし栽培方法に使
用するもやし栽培装置の1構成例を示す説明図、第2図
は、本発明で使用するもやし栽培装置の他の構成例を示
す説明図、第3図は、本発明で使用するもやし栽培装置
の更に他の構成例を示す説明図、第4図は、本発明で使
用するもやし栽培装置の他の構成例を示す説明図であ
る。 1……気密空間、2……もやし層、5……ブロア、 7……開放型栽培容器、8……滅菌装置、9……貯溜容
器。
す図面で、第1図は、本発明によるもやし栽培方法に使
用するもやし栽培装置の1構成例を示す説明図、第2図
は、本発明で使用するもやし栽培装置の他の構成例を示
す説明図、第3図は、本発明で使用するもやし栽培装置
の更に他の構成例を示す説明図、第4図は、本発明で使
用するもやし栽培装置の他の構成例を示す説明図であ
る。 1……気密空間、2……もやし層、5……ブロア、 7……開放型栽培容器、8……滅菌装置、9……貯溜容
器。
Claims (3)
- 【請求項1】気密空間内でもやしを栽培する方法におい
て、同空間内の気体を吸引排出して同空間内を負圧と
し、吸引した気体に酸素を添加して貯溜容器に貯え、同
容器内の気体を前記負圧となった空間へ還流させること
を特徴とするもやしの栽培方法。 - 【請求項2】請求項1記載のもやしの栽培方法におい
て、前記吸引した気体を気液接触により滅菌したのち酸
素を添加して前記貯溜容器に貯えることを特徴とするも
やしの栽培方法。 - 【請求項3】前記気密空間内の気体の吸引による気密空
間の負圧化と同負圧空間への気体の流入を間欠的に行う
ことを特徴とする前記(1)又は(2)記載のもやしの
栽培方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1234066A JP2838294B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | もやしの栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1234066A JP2838294B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | もやしの栽培方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0398513A JPH0398513A (ja) | 1991-04-24 |
JP2838294B2 true JP2838294B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=16965057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1234066A Expired - Fee Related JP2838294B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | もやしの栽培方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838294B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4840621B2 (ja) * | 2009-05-01 | 2011-12-21 | セイコーエプソン株式会社 | 発振回路、発振回路群、電子機器、及び発振回路群のレイアウト方法 |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP1234066A patent/JP2838294B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0398513A (ja) | 1991-04-24 |
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