JP2838225B2 - 易開封性包装体 - Google Patents

易開封性包装体

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、易開封性包装体に関する。
更に詳しくは、強靭な熱可塑性合成樹脂フイルムより
なる密封包装体の易開封性付与の改良技術に関する。
[従来の技術] 内容物1と、少なくとも三箇所でシールされた状態で
内容物1を覆うフイルム2とで成り、該シール部のうち
少なくとも一箇所が、融着線の両側縁に細幅の耳片部を
線状に配された熱融着部3′で形成されたシール部であ
る密封包装体では、従来の代表的な例として、第2,3,4
図に示すようなものがあげられる。そして内容物には、
加工食肉品類、加工乳製品、菓子・飴類、野菜類、文房
具類、日常雑貨品等の多岐多様なものが知られており、
その包装形態では内容物を直接包装したもの、複数個を
一括する為のもの、装飾外装であるもの等が知られてい
る。
これらはいずれも内容物の取り出し時にフイルムの強
靭さやシール部の強固さが障害になって開封が困難であ
るという欠点を有している。例えばADP[商品名;旭化
成(株)製、自動製袋充填密封包装機:例えば特公昭55
−34044号公報に記載]で製造出来る処の第2図で代表
される筒状包装体は、主として食品類の長期保存用とし
てガスバリア性にすぐれた強靭な塩化ビニリデン系樹脂
フイルム2を用いた、極めて密封度の高い包装体であ
る。従って、その包装体の長軸方向に線状に配された熱
融着部3′及び包装体の両端フイルムを金属環で集束密
封してあるシール部9,10は極めて強固である。よってこ
の種の包装体は、そのままで手などの人力でこれを開封
することは不可能とされている。
その為この種の包装体を易開封性にしようとする提案
は多い。特に本発明に近似する提案としてはa)特開昭
63−12471号公報第1図イロハ(本明細書第5図イロハ
として掲載)の提案がある。このものは包装体の一枚の
フイルム端部で出来た細幅の耳片部6′に、本発明のも
のと同等の公知の易引裂部8即ち、耳片軸を横断する方
向に小間隔を持って線状に微小面積の穴、切傷の配列さ
せた易引裂部8を、耳片軸方向に多数条配置させること
を提言している。このものは、細幅の耳片部6′を引き
裂く時の引裂応力を熱融着部3′に伝播させてこれを部
分破壊して、開封部を得ようとするものである。又、
b)実開昭64−14669号公報第1図、第2図(本明細書
第6図イロとして掲載)の提案もある。このものは本発
明と同様なフイルム三枚重ね構造のシール部の採用を提
言しており、その「折目5を持つ二枚のフイルムで出来
た細幅の耳片部」を引き捲ることによって、熱融着部
3′近傍の一枚でなる包装フイルムの部分を破断させて
開封しようとする提案である。又その耳片部の引き裂け
を容易にする為に耳片部に切り裂き用のノッチを設ける
ことの記載もある。更にc)特開平1−139357号公報第
1〜3図(本明細書第7図イロハとして掲載)の提案も
ある。このものは本発明と同様のフイルム三枚重ね構造
のシール分を採用し、これを二本の熱融着線(内一本は
部分間欠のもの)でシールし、その間欠した熱融着線の
ある折目5を持つ耳片部に切り裂き用のノッチを設ける
提案がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記a)b)c)の提案のものでも結
果として、工業適生産の要求品質水準、例えば一万本の
包装体製品に生じる不良発生率が0.3パーセント以下で
あるべしとする管理水準下では、内容物を取り出す時は
易開封性であり、包装体の製造工程及びその後処理工程
(例えば高温加圧下での殺菌処理工程、コンベアーでの
移送工程、引揃え・箱詰工程)での諸応力には難開封性
であるという相反する二つの要求を同時に満たすことが
出来ないとの問題点がある。例えば消費者での開封性を
100%と完全な物にしようとした時は、生産工程で生じ
るピンホール不良や破袋不良の発生を皆無にすることが
困難、すなわち「内容物の長期保存を約束」する処の
「完全密封包装」である保障が困難となる。
この処を個々について若干補足説明すると、上記a)
は、熱融着部の強度に対し一枚のフイルムでなる耳片部
が弱いことが支障となり、開封時に耳片部が先にちぎれ
損失してしまう確率が高く、これを補う為に熱融着部の
強度を弱めようとすると、殊に包装体の後処理工程での
破袋率が急増し、相反する両者の要求を同時に満たす調
和点を見出すことが出来ない本質的な問題点がある。
次のb)は、上述したa)の耳片部が弱い問題点は解
消するが、熱融着部の強度の不安定さの解消には到ら
ず、依然上記した相反する両者の要求を同時に満たす調
和点を見出すことが出来ない問題点がある。次いで上記
c)は、上述したb)の熱融着部の強度の不安定さを、
二本の熱融着部3′,3″を設けることで解消しようとす
る点で、そのアイデアは卓越している。しかし逆に、幅
の狭い耳片部が対象である為に二本の熱融着部3′,3″
を設ける時に生じる二本の高周波発信電極間相互の干渉
現象が災いして、熱融着線部に飛びやピンホールが生
じ、これが原因となって包装体の製造・後処理工程での
破袋率を増加させると言う、技術的に解決が困難な別の
不良現象を発生させる問題点がある。
加えて上記b)c)各々には、加熱殺菌時に耳片部内
に水分を保有し、耳片部全体が不透明な状態になる問題
点の他、その部分が黴等の細菌類の繁殖源となると言う
問題点がある。
しかして本発明の目的は、電極間相互の干渉現象を避
けるため一本の熱融着部とし、それでいて工業的な要求
品質水準を満たす製造工程での難開封性と使用時の易開
封性とを同時に達成し、しかも耳片部が不透明になった
り黴等の繁殖源になることがない易開封性包装体を提供
するものである。
[課題を解決するための手段] 発明の内容を本発明の実施例に当たる第1図のイ)
ロ)ハ)を用いて説明する。第1図のイ)は、本発明の
包装体の一例を示す全体斜視図、第1図のロ)は、第1
図のイ)のX−X′線での断面図、第1図ハ)はZ部の
拡大図である。
第1図イ)ロ)において本発明の包装体の一例を説明
すると、本発明は、内容物1と、三箇所でシールされた
状態で内容物1を密に覆うフイルム2とで成り、その三
箇所のシール部の一箇所は、融着線両側縁に細幅の耳片
部を持って線状に配された熱融着部3で形成されたシー
ル部であり、他の両端シール部は金属環で収束密封され
たシール部9,10である密封包装体であり、従来公知の包
装体と同類のものである。更に厳密には、折目5を持つ
耳片部6の引き裂を容易にする為にその耳片部6に「易
引裂部8」が付されていることも、公知の包装体と軌を
一にする物である。
かかる包装体において、本発明の主要部は、 熱融着部で形成されたシール部が、一本の熱融着部
3を有し、その熱融着部3の一側縁に沿って折目5を持
つ二枚のフイルムで出来た細幅の耳片部6が包装体の外
部に位置し、他側縁に沿って二枚のフイルム端部で出来
た細幅の耳片部7が内容物1とそれを覆うフイルム2と
の間に位置している構造を有していること、 上記熱融着部3の幅寸法が0.25〜2mmであり、厚み
寸法が最小部で0.04〜0.1mmであること、 上記折目5を持つ二枚のフイルムで出来た細幅の耳
片部6のその一枚のフイルムのみに、その折目縁から0.
5〜3mm隔たった内側の位置に、耳片軸を横断する方向に
小間隔を持って線状に配列された微小面積の穴、切傷の
易引裂部8を、耳片軸方向に多数条配置させてあるこ
と、 の上記を特徴とする易開封性包装体である。
[作用] 上記の組み合わせ構成をもった本発明の易開封
性包装体が示す特質は、その開封の作用機能である。例
えば先ず、折目5を持つ二枚のフイルムで出来た耳片部
6の適所にその易引裂部8に沿って耳片部を細幅に引き
裂く切れ目を入れ、その切れ目間の中程を摘んで耳片部
6を熱融着部3の方向に引き捲ると、その耳片部6が細
幅に引き裂かれると共に、熱融着部3は耳片部6と包装
体本体との間の熱融着部(耳片部6が包装体に取り付い
ている根元部分の融着部)で剥離し、その剥離した応力
の伝播は熱融着部3の幅の中程で内容物側に波及して、
その熱融着部3を部分破壊する。よってその部分破壊さ
れた末端を摘んで熱融着部3に沿う方向にフイルムを引
き捲ると、シール部はその熱融着部3に沿って筒軸方向
に引き裂き開封され、内容物を容易に取り出すことが可
能になるのである。
そしてこの作用機能が達成出来るシール部を持つ包装
体は、本発明で言う上記「内容物を取り出す時は易開封
性で、包装体の製造・後処理工程での諸応力には難開封
性であること」の相反要求を、同時に満たすことが出来
る。
上記作用機能を発揮させる為には、先ず上記要件
の採用が重要となる。本発明のシール部(第1図ロ)の
形成は、例えば帯状フイルムの一側縁端部を、その折曲
げた一側縁端がフイルムの下側を向く方向に長手方向に
亘って折曲げ、その折曲げた一側縁端に帯状フイルムの
他側縁端部が重なり合い帯状フイルム全体が筒状をなす
状態にフイルムを折曲げる。そうして出来た三枚重ねの
フイルム部分のほぼ幅中央部を一本の熱融着部3でシー
ル固定することで形成される。つまりこれに内容物が入
ると、熱融着部3の一側縁には折目5を持つ二枚のフイ
ルムで出来た細幅の耳片部6が包装体の外部に位置し、
その他側縁には二枚のフイルム端部で出来た細幅の耳片
部7が内容物1とそれを覆うフイルム2との間に位置し
て熱融着部3の各々側縁に沿って延在している状態の構
造のものが形成されるのである。
この際、包装体の外部に位置した「折目5を持つ二枚
のフイルムで出来ている細幅の耳片部6」の役割は、開
封時に摘んで熱融着部3の方向に引き捲る時のその耳片
部6の必要強度を確保する為のものである。一方熱融着
部3の他側縁にあって内容物1とそれを覆うフイルム2
との間に位置した「二枚のフイルムで出来た細幅の耳片
部7」は、上記耳片部6を熱融着部3の方向に引き捲り
耳片部6の根元部分の融着部剥離応力の伝播を、熱融着
部3の幅の中程で内容物側に波及させる際の片方端の支
持部の役割を有する。従ってその為の耳片部7の幅寸法
は3mm以上であり内容物1とそれを覆うフイルム2との
間でしっかりと挟圧固定されていることが望ましい。
次に上記三枚重ねのフイルム部分のほぼ幅中央部に位
置する「幅寸法が0.25〜2mm、厚み寸法がその最小部で
0.04〜0.1mmである熱融着部3」は、先ず一本の熱融着
線で三枚重ねのフイルム部分のシールを完全にし、しか
も上記「内容物を取り出す時は易開封性で包装体の製造
・後処理工程での諸応力には難開封性であること」の、
相反要求を同時に満たす役割を有する。先ず一本の熱融
着線である理由は、上述した技術的に解決が困難である
問題点、即ち二本の熱融着部を設けた場合に生じる二本
の高周波発信電極間相互の干渉現象を、より経済的な別
の形で回避することである。その意味では本発明で規定
する熱融着部3の幅寸法と厚み寸法、三枚重ねのフイル
ム部分のシール部としての究明であることでその意義は
大きい。
即ち幅寸法が0.25mm未満では「内容物を取り出す時の
易開封性」は確保できても「包装体の製造・後処理工程
での諸応力には難開封性である」ことの目的は達成でき
ない。一方「包装体の製造・後処理工程での諸応力には
難開封性である」ことを確保する為に、幅寸法を2mm越
える寸法にしてシール強度を高めようとすると、逆に
「包装体の製造・後処理工程でのピンホール不良、破袋
不良の発生率」が増加し、それでいて得られた包装体の
「内容物を取り出す時の易開封性」は悪化してその目的
は達成できない。又熱融着部3の幅寸法が0.25〜2mmの
範囲内のものであっても、その厚み寸法が0.04mm未満の
ものでは「包装体の製造・後処理工程での諸応力には難
開封性である」ことが保障出来ないし、逆にその厚み寸
法が0.01mmを越えるものでは「内容物を取り出す時の易
開封性」が悪化してしまう。こうした現象は三枚重ねの
フイルム部分のシール部に生じる特異な現象である。尚
一般に熱融着部3の熱融着線の厚みは幅方向に均一なも
のではなく、シール電極の底面形状にも必ずしも一致し
ない。むしろシール押圧時の樹脂の流動や冷却時に生じ
る樹脂の収縮によって厚薄が生じる。よって上記の厚み
寸法は熱融着線の幅方向の最小値部分で規定している。
次に上記要件の「耳片部6に易引裂部8を配する」
ことの必要性について述べる。
耳片部6に易引裂部8を設ける必要性は、強固な熱融
着部3を剥離し部分破壊する為に「二枚重ねのフイルム
で構成させて」補強した「耳片部6」を容易に細幅状に
引き裂けるようにすることである。しかしこの際、後処
理の移送工程で易引裂部がひっかかったり、耳片部6内
に水分を保有して耳片部6が不透明な状態になったり、
黴等の細菌類の繁殖源になる様なことは避けねばならな
い。その対策に本発明では「折目5を持つ二枚のフイル
ムで出来た耳片部6」を選ぶこと、そして「その一枚の
みのフイルムの、その折目縁から0.5〜3mmは隔たった内
側の位置に、易引裂部8を配置させたこと」を採用して
いる。
その結果得られる効果の第一は、耳片部6に要求され
る処の、随所から引き裂ける容易さと引張る時の耳片部
6の強靭さとを兼備させ得ることである。この作用は耳
片部6が、易引裂部8のある一枚のフイルムと易引裂部
8のないフイルムとが折目を介して重なり合っているこ
との効果と考えられている。
第二の効果は、少なくとも包装体の製造・後処理工程
で、易引裂部が他のものにひっかかったり耳片部6の引
裂が進行することがないことである。そしてこの効果の
第三は、耳片部6の構造上、耳片部6のフイルム間に水
分が浸入しにくいことである。この作用は、易引裂部8
として生じる小穴の裏面側に位置した無傷のフイルム
が、耐圧弁の様な働きをする為のものと考えられる。そ
してその結果、耳片部6が不透明にみえたり、黴等の繁
殖源になることは回避できることである。
[実施例] 以下本発明の有用性を実施例で実証する。
ADP[商品名;旭化成(株)製、自動製袋充填密封包
装機]を用い、包材フイルム2にはサランロールフイル
ム[商品名;旭化成(株)製、塩化ビニリデン系樹脂フ
イルム、幅96mm、厚み0.04mm(尚このフイルムは厚み0.
02mmの二枚重ねで成るものであるが、剥離し難い状態に
あるので、これを一枚として扱う)]を、内容物にはソ
ーセージ用魚肉を採用した処の、第1図イ)ロ)に示す
包装体を連続生産した。包装体の各部位の目標寸法(い
ずれも目標寸法)は、長さ180mm、径20mm、熱融着部3
の幅0.7〜1mm、厚み0.04〜0.06mm、耳片部6の幅7mm、
耳片部7の幅5mmであり、耳片部6の易引裂部として
は、その二枚の内の一枚の端部フイルムの折目5の端縁
から2mm隔たった内側の位置に、耳片軸を横断する方向
に1mmの間隔を持って面積0.01mm2の小穴を0.3mmの長さ
に線状に配列させた易引裂部8を、耳片軸方向に1.25mm
の間隔を持って多数条配置させた。
出来上がった包装体は順次ベルトコンベアーで20M先
の殺菌室に送られ、2000本単位で120℃2kg/m2ゲージの
容器内で20分間水蒸気加熱処理し、20Mのベルトコンベ
アーで移送しながら温風乾燥処理を受けて箱詰室におく
られ、5本単位に引き揃えて袋詰して、100本単位の箱
詰作業をおこなった。
比較のものとしては次の5種類のものを用意した。
比−1 実施例1と同じ包装形態のもので、シール部の部分の
熱融着部3の幅を0.2mmのものに変更したもの。
比−2 実施例1と同じ包装形態のもので、シール部の部分の
熱融着部3の幅を2.3mmのものに変更したもの。
比−3 実施例1と同じ包装形態のもので、シール部の部分の
熱融着部3の厚みを0.03mmのものに変更したもの。
比−4 実施例1と同じ包装形態のもので、シール部の部分の
熱融着部3の厚みを0.12mmのものに変更したもの。
比−5 実施例1と同種の包装形態のもので、シール部の熱融
着部他側縁の耳片部7が存在しない構造のものに変更し
たもの。
比−6 実施例と同種の包装形態のもので、シール部の熱融着
部の両側縁の耳片部は各々一枚のフイルム端部で構成
し、その両側縁の耳片部のフイルムの双方に易引裂部8
を多数条配置させた構造のものに変更したもの(本明細
書第5図イロハとして掲載;特開昭63−12471号の再現
品)。
比−7 実施例と同種の包装形態のもので、シール部の熱融着
部は2本である処の本明細書第7図イロとして掲載の特
開平1−139357号の再現品に変更したもの。
[発明の効果] 本発明は上述の構成をもつことにより、例えば一万本
の包装体製品に生じる不良発生率を0.3パーセント以下
であるべしとする工業的生産の要求品質水準以下におい
ても、内容物を取出し使用する際は易開封性であり、包
装体の製造・後処理工程では難開封性であることとの、
相反する二つの要求を同時に満たすことが出来る利点が
ある。
そのことによって易開封性であって「内容物の長期保
存を約束」する処の「完全密封包装」である保障を可能
にする利点に繋がる。
又耳片部6の引き裂を容易にする為に付した「易引裂
部8」は、折目5を持つ二枚のフイルムの耳片部6内に
水分を保有することがなく、不透明な状態になることや
黴等の細菌類の繁殖源になる問題点をも解消する利点が
ある。
上記の利点は、本明細書で例示した筒状包装体にとど
まらず、例えば第3,4図に示す同系の包装体にも適用で
きる。
以上の利点により、本発明は産業界に果たす役割は極
めて大きい優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図イ)ロ)ハ)は本発明の包装体の製造例を示す
図、第2,3,4図は従来品の包装体の構造例を示す図、第
5,6,7図は本発明に類似の従来の包装体の構造例を示す
図である。 記号説明 1;内容物、2;包材フイルム、3;熱融着部、5;折目、6;折
目を持つ二枚のフイルムで出来た細幅の耳片部、7;二枚
のフイルム端部で出来た細幅の耳片部、8;易引裂部。 (′のあるものは対照異種のものを示す)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容物1と、少なくとも三箇所でシールさ
    れた状態で内容物1を覆うフイルム2とで成り、該シー
    ル部のうち少なくとも一箇所は、融着線の両側縁に細幅
    の耳片部を持って線状に配された熱融着部で形成された
    シール部である密封包装体において、 熱融着部で形成されたシール部が、一本の熱融着部
    3を有し、その熱融着部3の一側縁に沿って折目5を持
    つ二枚のフイルムで出来た細幅の耳片部6が包装体の外
    部に位置し、他側縁に沿って二枚のフイルム端部で出来
    た細幅の耳片部7が内容物1とそれを覆うフイルム2と
    の間に位置している構造を有していること、 上記熱融着部3の幅寸法が0.25〜2mmであり、厚み
    寸法が最小部で0.04〜0.1mmであること、 上記折目5を持つ二枚のフイルムで出来た細幅の耳
    片部6のその一枚のフイルムのみに、その折目縁から0.
    5〜3mm隔たった内側の位置に、耳片軸を横断する方向に
    小間隔を持って線状に配列させた微小面積の穴、切傷の
    易引裂部8を、耳片軸方向に多数条配置させてあるこ
    と、 の上記を特徴とする易開封性包装体。
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