JP2837956B2 - Asp▲上B28▼インスリン結晶 - Google Patents

Asp▲上B28▼インスリン結晶

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JP2837956B2
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    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Description

【発明の詳細な説明】 導入 本発明はAspB28ヒト・インスリンの結晶に、そしてこ
のような結晶を含む調製品に関する。
技術分野 糖尿病は、真性糖尿病(diabetes mellitus)と尿崩
症(diabetes insipidus)における如き過剰の尿排泄を
もつヒトにおける失調についての一般用語である。真性
糖尿病は、グルコースを利用する能力が幾分完全に失な
われている代謝失調である。糖尿病患者が適切に治療さ
れない場合には、真性糖尿病は、口渇、飢餓、やつれ
(emaciation)衰弱のような症状を与える高血糖症をも
たらす。糖尿病は、また、結果として生じるアシドーシ
スを伴う脂肪の不完全な代謝をも生じさせ、しばしば、
呼吸困難(dysproea)、脂肪血症(lipidemia)、ケト
ン尿症(ketonurea)及び、最終的には、昏睡(coma)
を導びくであろう。真性糖尿病は、特に眼と腎臓に影響
を及ぼすことにより小さな管の進行性の衰弱、並びにア
テローム性硬化症(atherosclerosis)と、しばしば関
連し、そしてまた発熱原感染に対する抵抗性が低下され
ることができる。インスリンの生産を全くもたないか又
はほんの少しもつ患者は、インスリン調製品により治療
されることができる。
真性糖尿病の治療においては、多様なインスリン調製
品が提案され、そして使用されてきた。糖尿病患者は、
数十年間にわたりインスリンにより治療されているの
で、安全で、かつ、生活の質を改善するインスリン調製
物についてかなりの必要性が存在する。商業的に入手可
能なインスリン調製品の中のいくつかは、作用の速い開
始を特徴とし、そして他の調製品は、比較的遅い開始を
もつが、いくぶん延長された作用を示す。即効作用のイ
ンスリン調製品は、通常、インスリンの溶液であるが、
一方、遅延作用のインスリン調製品は、亜鉛塩単独の添
加により又はプロタミンの添加により又は両方の組合せ
により沈殿された結晶及び/又は非晶質形態におけるイ
ンスリンを含む懸濁液であることができる。さらに、い
くらかの患者は、速い作用開始とより延長された作用の
両方をもつ調製品を使用している。このような調製品
は、プロタミン(protamine)インスリン結晶が懸濁さ
れるインスリン溶液であることができる。このような患
者自身が、着目の患者により所望される比においてイン
スリン溶液を懸濁調製品と混合することにより最終調製
品を調製している。
通常、インスリン調製品は、皮下注射により投与され
る。患者にとって重要なのは、その注射からの時間の関
数としてのグルコース代謝に対するインスリンの作用で
あるインスリン調製品の作用特性である。この特性にお
いては、とりわけ、その開始のための時間、その最大
値、及び全作用経過時間が重要である。異なる作用特性
をもつさまざまなインスリン調製品が患者により所望さ
れ、そして要求されている。同一日において、その患者
は、ひじょうに異なる作用特性をもつインスリン調製品
を作用することができる。必要とされる作用特性は、例
えば、その日の時刻、及びその患者が食べた各食事の量
と組成に依存している。
技術背景 最初の安定性の中性インスリン懸濁液は、プロタミン
と亜鉛塩の過剰の存在(IU(国際単位)インスリン当り
2μg亜鉛)がHagedorn et al.:J.Am.Med.Assn. 106
(1936),177−180により記載されたプロタミン・イン
スリン調製品を安定化することができたことを発見した
Scott and Fischer(J.Pharmacol.Exp.Ther.58(193
6),78)により発見された。
米国又は欧州薬局方に従って作られたプロタミン亜鉛
インスリンは、非晶質プロタミン亜鉛インスリン並びに
結晶プロタミン亜鉛インスリンを含む。新たに調製され
たプロタミン亜鉛インスリンは、保存の間に結晶性粒子
に部分的に転換し、より遅延化された効果を導くであろ
う非晶質沈殿物を主に含む。
NPHインスリン又はイソファン・インスリン(Isophan
e Insulin)と命名された完全に結晶性のプロタミン亜
鉛インスリ修飾品がKrayen bhl and Roseuberg(Rep.
Steno Mem.Hosp.Nord.Insulinlab.1(1946),60;及び
デンマーク国特許第64,708号参照)により開発された。
彼らは、少量の亜鉛とフェノール、又はフェノール誘導
体、好ましくはm−クレゾールの存在中中性pHにおいて
インファン部分と一緒に運ばれたインスリンとプロタミ
ンが、放置される間にピラミッド面によりそれらの端に
限定された長方形の正方晶系(oblong tetragonal)結
晶に徐々にではあるが完全に変換される非晶沈殿を形成
するであろうということを発見した。インスリンとサケ
・プロタミンは、1mgのインスリン当り約0.09mgの硫酸
プロタミンに対応する重量化において共沈する。1mgの
インスリン当り少なくとも3.5μgの量における亜鉛と
0.1%よりも高い濃度におけるフェノールが、この正方
晶系結晶の調製のために必要である。
初期においては、この種の結晶は、天然源からのブタ
のウシのインスリンを使用して調製されたが、'80年代
から遺伝子工学又は半合成により作られたヒト・インス
リンも使用されている。
ヒト・インスリンは、2つのポリペプチド鎖、それぞ
れ21と30アミノ酸を含むいわゆるA鎖とB鎖から成る。
このA鎖とB鎖は、2つのシステイン・ジスルフィド橋
により相互に結合されている。ほとんどの他の種からの
インスリンは、類似の構造をもつが、ヒト・インスリン
におけるようにそれらの鎖における対応位置において同
一アミノ酸を含まなくてもよい。
遺伝子工学として知られた方法の発達は、ヒト・イン
スリンに類似うるひじょうに多様なインスリン化合物を
容易に作ることを可能にした。これらのインスリン類似
体においては、1以上のアミノ酸が、ヌクレオチド配列
によりコードされることができる他のアミノ酸により置
換されている。ヒト・インスリンは、先に説明したよう
に、51アミノ酸残基を含むので、多数のインスリン同族
体が可能であることは自明であり、そして実際、ひじょ
うに重要な特性をもつひじょうに多数な類似体が調製さ
れてきた。注射調製品のための着目の濃度をもつヒト・
インスリン溶液中、インスリン分子は、ヘキサマー(he
xamer)として会合形態で存在する(Brange et al.:Di
ahetes Care 13,(1990),923−954)。皮下注射
後、血流による吸収速度がそのヌクレオチドのサイズに
依存するということが信じられており、そしてこのヘキ
サマー形成を中和し(counteract)又は阻害するアミノ
酸置換をもつインスリン類似体が普通でない速い作用開
始をもつということが発見されている(Brange et al.:
前掲)。これは、糖尿病患者にとってひじょうに治療的
な価値をもつ。
遅延作用性プロタミン・インスリン調製品の結晶にお
いては、そのインスリンもヘキサマーであることが判明
しており(Balschmidt et al.:Acta Chryst.B47,(19
91),975−986)、そして我々が知っている限り、プロ
タミンを含む遺伝子工学又は(半)合成により調製され
た低会合性インスリン同族体の結晶に対する例は、これ
まで全く公開されていない。
本発明の1の目的は、インスリン調製品のために便利
に使用されることができる低会合性インスリン同族体の
プロタミン含有結晶を製造することである。
本発明の他の目的は、ひじょうに速いインスリン作用
の開始と遅延化されたインスリン作用の両方をもつ混合
された調製品を可能とするプロタミン含有インスリン類
似体結晶を製造することである。
本発明の簡単な言及 驚ろくべきことに、少量の亜鉛とフェノールの存在
中、溶液中でほとんどモノマーであるインスリン類似体
AspB28ヒト・インスリンとプロタミンとを併合すると
き、懸濁調製品のための物理的要求、すなわち遅い沈殿
と容易な再懸濁を達成するNPHインスリン様結晶を製造
することができるということが発見された。これに反
し、例えば、そのアミノ酸側鎖内の追加のメチレン基に
よりAspB28類似体と構造的にのみ異なる、他のひじょう
に類似のインスリン類似体、GluB28ヒト・インスリンの
結晶の好適な懸濁液を製造することはできない。
発明の詳細な説明 本発明の1の態様は、AspB28ヒト・インスリンとプロ
タミンを含んで成る結晶である。所望により、この結晶
は亜鉛をも含む。本発明の他の態様は、AspB28ヒト・イ
ンスリン、プロタミン及び、所望により亜鉛を含んで成
る医薬調製品である。この調製品は好ましくは、水性媒
質中にある。
プロタミンは、核酸との塩様組合せにおける精子細胞
核中に存在する一群の強塩基性タンパク質の一般名であ
る。商業的に入手可能なプロタミンは、成熟魚精子から
単離されることができ、そして通常、硫酸塩として得ら
れる。特定のプロタミンのペプチド組成は、それが由来
する魚の科、属又は種に依存して変化することができ
る。通常、インスリンと一緒に使用されるべきプロタミ
ンは、サケ(salmon)から得られた(salmine)又はニ
ジマス(rainbow trout)から得られた(iridine)であ
る。サケ又はマスからのプロタミンは、さらに分離され
ることができるタンパク質の2〜3の主要画分に分離さ
れることができる。異なる親からのペプチドは、20以上
がアルギニンである約30のアミノ酸から成る。プロタミ
ンの平均分子量は、約4,300である。好ましくな、高純
度の硫酸プロタミンが使用される。
本発明の好ましい態様においては、本発明の結晶中の
プロタミンの含有量は、約10〜約15(重量/重量)%の
プロタミン、好ましくは、約12.5〜約14%(重量/重
量)%のプロタミンのレンジ内にある。
本発明の結晶と調製品中の亜鉛の含量は、その調製品
の製造の間に添加される亜鉛塩、例えば塩化亜鉛、硫酸
亜鉛又は酢酸亜鉛から全体的に又は部分的に起因するこ
とができる。
本発明の好ましい態様においては、本発明の結晶中の
亜鉛の含有量は、約0.35〜約1.5(重量/重量)%の亜
鉛、好ましくは約0.5〜約1(重量/重量)%の亜鉛の
レンジ内にある。本発明の他の好ましい態様において
は、本発明の調製品中の(結合及び、場合により遊離形
態における)亜鉛の全含量は、AspB28ヒト・インスリン
の1IU当り約0.3μg〜約2μgの亜鉛のレンジ内にあ
る。
さらに好ましい本発明の態様においては、本発明の調
製品中(結晶及び、場合により溶解形態における)Asp
B28ヒト・インスリンの全含量は、約10〜約500IU/mlの
レンジ内、好ましくは約20〜約200IU/mlのレンジ内、最
も好ましくは、約40〜約100IU/mlのレンジ内にある。
さらに好ましい本発明の態様においては、本発明の調
製品は、約6.5〜約8のレンジ内の、好ましくは約7〜
約7.5のレンジ内の、最も好ましくは、約7.2〜約7.4の
レンジ内のpH値をもつ。
そしてさらに好ましい本発明の態様においては、本発
明の結晶と調製品は、フェノール又はその誘導体、例え
ばm−クレゾール酢酸エステルを含む。この結晶におい
ては、フェノール又はフェノール誘導体は、その結晶格
子内に構築されると信じられている。おそらく、それら
の結晶は、AspB28ヒト・インスリンの1分子当り1分子
のフェノールの含み、約1.5(重量/重量)%のフェノ
ールを含む結晶をもたらす。
本発明の好ましい態様は、フェノール又はその誘導体
の含量が約0.05〜約2(重量/容量)%のレンジ内、好
ましくは約0.1〜約0.6(重量/容量)%のレンジ内にあ
る本発明に係る調製品である。
本発明の結晶と調製品は、Krayenbhl and Rosenber
g(前掲)により記載された結晶と調製品の調製と同様
に調製されることができる。
プロタミンと一緒にAspB28ヒト・インスリンを結晶化
させる方法は、むしろ遅いものであることができ、そし
て約1週間継続することができる。しかしながら、得ら
れる結晶は、普通のNPH結晶の外観とサイズを示す。Asp
B28ヒト・インスリン分子内の追加のカルボキシル基を
結果として、そのイソファン比は、慣用の哺乳類インス
リンによるものよりも実質的に高いが、高いプロタミン
含量は、ブタにおける皮下消失テストにおいて反映しな
い。なぜなら、125I−標識AspB28ヒト・インスリンNPH
結晶とヒト・インスリンNPH結晶の消失曲線は、事実上
重複しているからである。
従って、NPH調製品として配合されたAspB28ヒト・イ
ンスリンは、特に、溶解されたAspB28ヒト・インスリン
との組合せにおいて使用するとき、新規の有用な中間体
として作用するインスリン調製品である。
ひじょうに望ましいインスリン調製品は、ひじょうに
速い開始と延長された作用の両方を示さなければならな
い。このような調製品は、溶解されたモノマー・インス
リン類似体とヒト・インスリンNPH結晶の懸濁液との混
合物として配合されることができるであろう。不幸なこ
とに、このような調製品は、安定ではないことが明らか
となった。なぜなら、その結晶中のヒト・インスリンと
その溶解されたインスリン類似体との間の交換がゆっく
りと生じ、そしてそれ故、その調製品のひじょうに速い
作用特性をそこなうからである。
溶解相中とNPH結晶中の両方に排他的にAspB28ヒト・
インスリンを含む調製品は安定であり、そしてブタにお
ける125I−標識調製品の皮下消失テストによりひじょう
に速い吸収開始並びに延長された吸収を示すことが示さ
れた。
このような調製品は、それ自体公知のやり方、例えば
AspB28ヒト・インスリンの溶液とAspB28ヒト・インスリ
ンNPH結晶の懸濁液との混合により、製造されることが
できる。このような混合物の比は、約10%〜約50%の、
好ましくは約30%のインスリン類似体溶液と約50%〜約
90%の、好ましくは約70%のインスリン類似体結晶懸濁
液であることができる。従って、本発明の好ましい態度
は、溶解されたAspB28ヒト・インスリンとAspB28ヒト・
インスリンを含んで成る結晶の両方を含む本発明に係る
調製品である。そしてさらに好ましい本発明の好ましい
態様は、一方において、AspB28ヒト・インスリンとプロ
タミンを含んで成る結晶と、他方において、溶解された
AspB28ヒト・インスリンとの間の比が、約90:10〜約50:
50のレンジ内、好ましくは約70:30であるような本発明
に係る調製品である。
本発明に係る調製品は、水性媒質中、さまざまな構成
成分、例えばAspB28ヒト・インスリン、プロタミン、場
合により亜鉛塩、例えば塩化亜鉛、保存剤、例えばフェ
ノール、等張性剤、例えば塩化ナトリウム又はグリコー
ル、及びバッファー、例えばリン酸水素2ナトリウムを
混合することにより製造されることができる。これを実
施する1つの方法は、例えば、希塩酸の使用により、As
pB28ヒト・インスリン、硫酸プロタミン、塩化亜鉛、フ
ェノール及びグリセロールの酸性溶液を調製することで
ある。この溶液を次に室温において撹拌しながらリン酸
ナトリウム溶液とゆっくりと混合し、そし混合後、この
混合物のpH値を、所望により約7.3のpH値に調整する。
本発明の好ましい態様は、本発明に係る結晶が非晶質
材料のほんの僅かな含有量をもつ。この非晶質材料は、
リン酸プロタミン亜鉛(ZINC protamin phosphate)又
はプロタミンとAspB28ヒト・インスリンを含む材料であ
ることができる。AspB28ヒト・インスリンを含む結晶材
料の含量に基づき、本発明に係る結晶は、好ましくは、
プロタミンとAspB28ヒト・インスリンを含む10%未満
の、より好ましくは約5%未満の非晶質材料を含む。結
晶性材料の含量に基づき、本発明に係る結晶は、10%未
満の、より好ましくは約5%未満の、非晶質リン酸プロ
タミン亜鉛を含む。
AspB28ヒト・インスリンを含む結晶性材料の含量に基
づき、本発明に係る調製品は、好ましくは、プロタミン
とAspB28ヒト・インスリンを含む10%未満の、より好ま
しくは5%未満の非晶質材料を含む。結晶性材料の含量
に基づき、本発明に係る調製品は、好ましくは、10%未
満の、より好ましくは5%未満の、非晶質リン酸プロタ
ミン亜鉛を含む。
本発明に係る調製品は、例えば内科医により処方され
るような通常な商業的調製品の使用に類似して、好まし
くは、人類に対する、糖尿病の治療のために、使用され
ることができる。
本明細書中に記載する新規の特徴のいずれも又はそれ
らの特徴の組合せも本発明に本質的であると考えられ
る。
本発明のさらに以下の実施例により説明する。しかし
ながらこれらは、限定として解釈されてはならない。Mi
xtardは、溶解されたインスリン(速効作用性)と懸濁
されたインスリン(遅延作用性)の両方を含むインスリ
ン調製品のための商標である。Mixtard30/70は、30%の
溶解されたインスリンと70%の懸濁されたインスリンを
含む。
実施例1 AspB28ヒト・インスリンNPH調製品: 結晶懸濁液を以下の2つの溶液から調製した: 溶液I:197.5mgのAspB28ヒト・インスリン、400μの
1N塩酸、359μのZn++溶液(5mg/ml)、2.57mlの硫酸
プロタミン溶液(10mg/ml)、12.5mlの、0.3%のm−ク
レゾール、0.13%のフェノール及び3.2%のグリセロー
ルを含む水溶液並びに25mlまでの水。
溶液II:5.0mlの0.13Mリン酸水素2ナトリウム、12.5m
lの、0.3%のm−クレゾール、0.13%のフェノール及び
3.2%のグリセロールを含む水溶液、並びに25mlまでの
水。
溶液IIを溶液Iに添加し、そしてそのpH値を7.30に調
整した。得られた懸濁液を24時間20℃において放置し、
その後、完全な結晶化のために4℃において6日間放置
した。
消失テスト: 遅延作用を、ブタにおける皮下注射後、125I−標識さ
れたヒト・インスリンNPHに比較して、125−標識された
AspB28ヒト・インスリンNPHの消失により評価した。こ
のインスリン類似体調製品を、先に示したように配合し
た。但し、その最終調製品の2μCi/mlの放射能に対応
する、125−標識されたAspB28ヒト・インスリン/ヒト
・インスリンの一定量をその結晶化の前に添加した。ヒ
ト・インスリンNPH調製品を同様に製造した。このテス
トを6匹のブタについて設定し、それぞれがその首の片
側に100μのテスト調製品(AspB28ヒト・インスリンN
PH調製品)と他の側に100μの標準調製品(ヒト・イ
ンスリンNPH調製品)を受容した。上記注射部位におけ
る残存放射能を外部γ−計数により好適な間隔において
測定した。
結果 AspB28ヒト・インスリンNPH結晶は、ヒト・インスリ
ンNPH調製品の同一の薄い棒状のイメージを示し、そし
て6〜8μmの長さをもっていた。この調製品の顕微鏡
外観を、図1における写真上に2つの異なる倍率におい
て示す。
125I−標識されたAspB28ヒト・インスリンNPH調製品
の皮下消失テストは、その注射部位からの消失の速度が
標識されたヒト・インスリンNPH調製品の消失にひじょ
うに類似していたことを示した。T50%値(すなわち、
50%残存放射能についての時間)がその標準的なNPH調
製品(ヒト・インスリン)についての10.9±0.9時間に
対して、10.1±1.0時間であることが見い出された。こ
れらの結果を図2においてグラフ形態で示す。
結論 AspB28ヒト・インスリンは、通常のNPH製造手順によ
りプロタミンと結晶化することができることが発見され
たが、1週間の放置が完全な結晶化のために必要であっ
た。得られる結晶懸濁液は、ヒト・インスリンNPH調製
品から公知の普通の外観をもっていた。
ブタにおける皮下消失テストにより評価される場合、
AspB28ヒト・インスリンNPH調製品の作用特性は、ヒト
・インスリンNPH調製品とは異なっていなかった。
実施例2 AspB28ヒト・インスリンの混合された溶解及びNPH調製
品: 結晶懸濁液を以下の2つの溶液から調製した: 溶液I:158.1mgのAspB28ヒト・インスリン、130μの
1N塩酸、142μのZn++溶液(10mg/ml)、2.087mlの硫
酸プロタミン溶液(10mg/ml)、2.0mlの、3%のフェノ
ール及び16%のグリセロールを含む水溶液並びに25mlま
での水。
溶液II:4.0mlの0.13Mリン酸水素2ナトリウム、2.0ml
の、3%のフェノール及び16%のグリセロールを含む水
溶液、並びに25mlまでの水。
溶液IIを溶液Iに添加し、そしてそのpH値を7.30に調
整した。得られた懸濁液を24時間20℃において放置し、
その後、完全な結晶化のために4℃において6日間放置
した。
溶液を、32μの1M塩酸の添加により2mlの水に39.5m
gのAspB28ヒト・インスリンを溶解することにより製造
し、そして次に7.4μのZn++溶液(10mg/ml)、1.0ml
の、3%フェノールと16%グリセロールを含む水溶液、
1.0mlの0.13Mリン酸水素2ナトリウム並びに最後に10ml
までの水を添加した。得られたpH値は7.27であった。
最終混合調製品を、6ml溶液を14mlの結晶懸濁液に添
加し、これ故30/70比の速効作用性と延長作用性のイン
スリン類似体を形ることにより製造した。
20℃において一夜放置した後、上清中の溶解タンパク
質の相対量を逆相HPLCにより測定した。
消失テスト: 作用特性を、ブタにおける皮下注射後のヒト・インス
リンMixtard 30/70調製品からの125I−標識ヒト・イン
スリンの消失に比較して、混合AspB28ヒト・インスリン
調製品からの125I−標識AspB28ヒト・インスリンの消失
により評価した。AspB28ヒト・インスリン調製品を先に
示したように配合した。但し、その最終調製品中の1.7
μgCi/mlの放射能に対応する、125I−標識されたAspB28
ヒト・インスリン類似体の量は、コールド類似体と一緒
に添加されていた。ヒト・インスリンMixtard 30/70調
製品を同様に調製していた。このテストを実施例1に記
載したように設定した。
結果: 混合されたAspB28ヒト・インスリン調製品は、逆相HP
LCにより分析されるときヒト・インスリンMixtard 30/
70調製品におけるのと同様の相対量の、上清中の溶解タ
ンパク質を示した。
混合されたAspB28ヒト・インスリン調製品の皮下消失
テストはその注射部位からの消失の速度が、ヒト・イン
スリンMixtard 調製品よりも、最初の1時間の間には
実質的に速いが、その後、その速度が極めて類似してい
たことを示した。この混合されたAspB28ヒト・インスリ
ン調製品についてのT75%値(すなわち、75%残存放射
能についての時間)は、ヒト・インスリンMixtard
準についての2.2±0.5時間に対し、1.6±0.5時間である
ことが見い出された。それぞれ、そのT50%値は、4.9
±1.0時間対5.7±1.0時間であり、そしてそのT75%
は、12.8±2.3時間対13.4±2.4時間であることが思い出
された。これらの結果を図3においてグラフ形態で示
す。
結論: ブタにおける皮下消失テストにより、実質的により速
い開始吸収特性と標準的なヒト・インスリンMixtard 3
0/70調製品について見られる、ものと同様な遅延化され
た吸収特性を示す、溶解されたAspB28ヒト・インスリン
とNPH結晶化AspB28ヒト・インスリンの混合調製品を配
合することができた。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07K 14/62 WPI(DIALOG)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】AspB28ヒト・インスリンとプロタミンとを
    含んで成る結晶。
  2. 【請求項2】亜鉛を含む、請求項1に記載の結晶。
  3. 【請求項3】0.35〜1.5(重量/重量)%の亜鉛を含
    む、請求項1又は2に記載の結晶。
  4. 【請求項4】10〜15(重量/重量)%のプロタミンの含
    む、請求項1〜3の中のいずれか1項に記載の結晶。
  5. 【請求項5】水性媒質中に懸濁された、請求項1〜4の
    中のいずれか1項に記載の結晶を含む調製品。
  6. 【請求項6】亜鉛を含む、請求項5に記載の調製品。
  7. 【請求項7】AspB28ヒト・インスリンの含有量が、10〜
    500IU/mlのレンジ内にある、請求項5又は6に記載の調
    製品。
  8. 【請求項8】亜鉛の含有量が、AspB28ヒト・インスリン
    の1IU当り0.3μg〜2μgの亜鉛のレンジ内にある、請
    求項6又は7に記載の調製品。
  9. 【請求項9】6.5〜8のレンジ内のpH値をもつ、請求項
    5〜8のいづれか1項に記載の調製品。
  10. 【請求項10】溶解されたAspB28ヒト・インスリンを含
    む、請求項5〜9のいずれか1項に記載の調製品。
  11. 【請求項11】一方における、AspB28ヒト・インスリン
    とプロタミンを含んで成る結晶と、他方における溶解さ
    れたAspB28ヒト・インスリンとの間の比が、90:10〜50:
    50のレンジ内にある、請求項5〜10のいずれか1項に記
    載の調製品。
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