JP2837697B2 - 紙パルプ濾過器ないし選別機用の篩 - Google Patents

紙パルプ濾過器ないし選別機用の篩

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Description

【発明の詳細な説明】 【産業状の利用分野】
紙パルプ産業、とりわけ古紙からの紙パルプ製造業で
は、古紙で生じる(「汚染物質」と呼ぶ)さまざまの不
純物から、紙パルプを形づくる繊維を「濾過器」と呼ぶ
装置で分離し、繊維をその長さにより「選別機」と呼ぶ
装置で選別するために、種々の篩が使われている。 例えばフランス特許第1,539,846号、米国特許第3,61
7,008号、スエーデン特許第72/11272号、フランス特許
第8400658号、フランス特許第7808132号、及びフランス
特許第8810684号等の多くの特許から、篩の壁にあけた
スロットや穴の上流にバー(「障害物」)とその後に溝
を配置して、流体式ファンと共に篩の効率を増し、詰ま
らない様にする脈動を起こす方法が知られている。 しかしながら、これらの篩は、穴またはスロットを有
するものであれ、またバー(「障害物」)を設けている
ものであれ、あるいは設けていないものであれ、これま
で、硬い板を機械加工により成型してきたが、非常に困
難を伴うものであった。 実際、スロットや穴は充填の無駄や汚れの問題から0.
5mm〜1.0mmという非常に短い厚さでなければならない
が、現在の技術では強度の点からもっと厚く8〜10mmと
なっており、性能が増すにしたがって板の厚みも増して
いる。 その結果、板の厚みの中の隙間の機械加工及びその隙
間を清浄し磨くという2つの作業が板を完成するために
最も重要になっている。 本発明の目的は2mm程の比較的薄いステンレススチー
ル板(シート)を使用して高性能の篩を作ることであ
る。 本発明の技術によれば、必要な強度を得ながら薄い板
を使用するために、厚い板に欠くことのできない隙間を
作らないことにより機械加工、清浄(クリーニング)、
及び研磨の作業を大幅に減らすことができ、且つ消費す
る原材料も少なくてすむ。 この技術は断面U字形のエレメントを使用することに
基づいている。 U字形断面を使用して篩を製造する方法を米国特許第
2,015,139号により知られている。 この特許はそれぞれの底と2個の側壁を持つU字型エ
レメントから成る平たいトレーを説明する。 エレメントは並置され、2個の隣接壁を溶接する事に
よって固定される。 トレーには、機械加工して連続したソロットを作る。 しかしこの機械加工によって側壁も切削されるので、
トレーの平らな状態を維持する為に補強バーを入れる必
要がある。 本発明の課題は、穴のある平らな底と2つの側壁から
成る並設されたU字断面のエレメントから成る紙パルプ
濾過器ないし選別機用の篩を提供するものである。 上記課題を解決するために、この発明では、U字断面
のエレメントが溝とバー(障害物)を付随したものであ
れないものであれスロットや穴のある著しく円筒状の回
転壁を形成する様に配置されることである。 エレメントは、シリンダーの母線(母量)に垂直か平
行に配置されるか、シリンダーの母線の方向に対して0
℃と90゜の間の角度を形成する様に配置される。 エレメントが母線に平行な時には、それらはまっすぐ
に並べて置かれる。 それらが上述の母線に垂直な時には、それらは円形に
なる様にアーチ状に曲げられる。 それらが母線に対して斜めになった時には、それらは
螺旋状に巻かれる。 この後者の変種では、篩はU字型断面のエレメントを
1つ以上有する。 篩の長手軸に垂直な平面とエレメントの長手軸とで形
成される角度が90゜に近い場合、篩は、螺旋状に配置さ
れた複数の斜めのエレメントを有する。 傾角アルファが減少する時に、篩は螺旋状に巻いた、
たった一つのエレメントから作る事ができ、螺旋は途切
れなく続く。 U字型断面のエレメントは、シートメタルを曲げる事
により、また何らかの方法でU字型断面を並べて結合す
ることにより作られる。 その上、円筒の強固さを増す為に、篩は、2個の連続
的エレメントの2個の隣接壁の間に平らなエレメントを
有する。 更にこの発明の異なる実施例によれば、篩はU字形の
セクション材を用いて形成することができる。 このU字形のセクション材のフランジ高さは不等高と
なっているが、フランジの端はフランジに対して直交す
る同一面内にある。 従って孔またはスロットが開口されたU字形のセクシ
ョン材の底面が傾斜する。 即ち、篩の円筒外周面に対して開口面が傾斜すること
になる。 円筒からなる篩の母線に沿って、これらの非対称形の
U字形のセクション材を配置すれば、流体の流れの方向
によっては、篩が所謂障害物となってその流体の流れを
減速し、前述の特許に記述されている脈動およびまたは
うず巻きとして知られる効果を奏する。 また、非対称形のU字形のセクション材が螺旋状に巻
かれれば、排出物質(篩によって停止される異物)を排
出場所に導く螺旋状の溝を得ることができる。 この非対称形のU字形のセクション材はプレートを折
り曲げるが、または対称形の別のエレメントを対称形の
U字形のセクション材に隣接して配置することによって
も得られる。
【実施例】
本発明では、篩は、横断面がU字型のエレメント1を
並置する事によって、1.5mm〜2.5mmの薄い板から作られ
る。 第1図及び第2図では、篩は、互いに横に置かれるU
字型の断面からなることがわかる。各エレメント1は、
底2とその長手方向の両側に2つの側壁3を有する。 エレメント1は、その側壁3によって隣と接し、底2
は、穴、スロット、およびまたは溝を作るための篩の円
筒面を形成する。 第3図と第4図では、エレメント1はシートメタルを
折り曲げることによって側壁3と底2が形成される。 上記U字型エレメントでは、前記エレメントの長手軸
に垂直に、又は側壁3に垂直に溝5とスロット6が作ら
れる(第9図と第10図)。 こうして溝5は、長手軸に垂直であるが底2の厚みよ
り小さい深さで、側壁の端部と対向する側の外側から底
2に穿設され、次にスロット6は、底2の厚みより大き
い深さに、溝5の底を横切るように作られる。 できれば一つは溝5を作るディスク5a、他方はスロッ
ト6を作る直径のより大きいディスク6aという2個の隣
接するディスクから成るフライスを使用した方がいい
(第11図参照)。こうして、一つの操作で、溝に対して
非常に正確に位置決めされたスロット6が得られる。 第1図〜第4図でわかる様に、U字型のエレメント1
は、2個の垂直壁3の接合部の底に、なおスペース8が
あって、各溝5とスロット6が2つの端によって2つの
空いたスペースに自由に開口する様に設計されている。 第1図と第3図の場合には、これには底2と側壁3の
間の接合部となる表面の湾曲R(第9図と第10図)の半
径が、スロット6が作られている時に底2に穴をあける
様に、壁3に作られるノッチの高さ“h"より大きい事が
必要である。 第2図で示される斜めの壁により壁2と3を結合する
ことにより、又は第4図にで表される様にシートメタル
の折り曲げをしない事により、同じ結果が得られる。 この利点は、スロット6に端壁がなく、そのため、機
械加工中や篩の使用中に繊維の堆積により触れる事がな
いという事である。 こうして、非常に容易で非常に正確な機械加工が得ら
れるのみでなく、詰まることのない篩が得られ、これ
は、より薄く、より安価なプレートで得られる。 最初の実施例では、U字型エレメントは、第5図で示
される様にまっすぐで円筒の母線に対して平行にする
か、第6図で示される様に円形で母線に対して垂直にで
きる。 第5図の場合には、U字型エレメントは長過ぎない様
にしないと曲がりやすい事がわかる。従って、第14図で
示される様に、円形リム10により互いに組み立てられる
小円筒の列を作る為に、長さの短いエレメントが使われ
る。 第6図の場合には、シートメタルの折り畳みは平らに
され、壁3に相当するひれが一旦できると、シートはア
ーチ形に曲げられる。 ひれを持つステンレススチール・シートの普通のアー
チを得る事は事実上不可能である。 しかし、折り曲げた後でアーチ状に曲げる前に穴(孔
またはスロット)に関連するバー(「障害物」)を形成
するスロット6とできれば溝5を機械加工すると、スロ
ット6と溝5がある事により、上述のアーチは非常に容
易且つ普通にできる事が分かった。 次に、第12図で示される閉じた折り目か第13図で示さ
れる開いた折り目に締め付けられる留めリム11は、円筒
の底部と頂部に配置される。 どちらの場合にも、この折り目の存在は、組立品に大
きな伸縮性を与える。 2番目の実施例では(第7図a,同図b,及び第8図参
照)、円筒の篩は、予め機械加工したU字形のセクショ
ン材の1以上のエレメントを螺旋状に巻く事によって作
られ、上述の穴6(孔またはスロット)とできれば溝5
とを有している。 ここで篩は、1個で作ったか、同一エレメントを多数
突き合わせ溶接して作った長さの長い単一エレメント1
で作ることができる(第7図a)。 できれば巻きは、螺旋状に巻くマンドレル(心棒)上
でエレメントの端の一つを固定しマンドレルを回転して
アーチを成型する方がよい。その場合に、回転は、円筒
の軸に垂直な面に対して数度の小さい傾きアルファを持
つ。 実施例では円筒状の篩を示したが、本発明はこの形状
に限定されず、どのような形状の回転体、円錐、円筒等
にも及ぶ。 エレメント1の螺旋巻きが完了したら、螺旋13と14
は、2つの螺旋の間でパルプが流出しないようにする為
に、ぴったりと固定される。 エレメントの穴あけの段階では、溝およびまたはスロ
ットは、エレメントの長手軸や側壁に垂直でなく、母線
の方向に、軸に対する垂直に対してアルファの角度で傾
けて作る事ができ、この角度は、篩の長手軸23に垂直な
面22に対する篩の螺旋の傾きに等しい。 スロットのこの初期の傾きアルファによって、篩の回
転の軸に平行なスロットが得られる。 別の実施例によると、U字型エレメントを並設する事
によって篩を作る事は可能で、これらのエレメントは、
第7図で示される様に傾けられ、螺旋状に巻かれる。 この場合に、円筒の長手軸に垂直な面とのエレメント
の傾きアルファは、90゜に近い。 最後に、篩の実施は第1図と第2図で示される様に、
篩の回転軸に垂直な面を決定し、最後の螺旋にかみあわ
せるエンド・リム18を各端で固定する事で得られる。 これらのリムは、篩を濾過器や選別機の本体に設置で
きる様にする為のものである。 並設されたエレメントの組立は、篩の実施の形に関わ
らず、いくつかの変形例に従って行う事ができる(第5
図のストレート・エレメントか、第6図の環状エレメン
トか、第7図の螺旋状エレメント)。 最初の変形例(第15図,第16図)では、組立は、金属
15の強化による2個の接する側壁3の両端を従来の溶接
で行うか、接するフランジを連続電気溶接するかにより
行う。 2番目の変形例(第17図)では、セクション材16、即
ち、2個の接するフランジにかぶせて押しつぶす逆U字
型の断面のライダーを固定する事によって行う。 ライダーは連続的で、実施の形により、真っ直ぐで2
個のリム10の間か円筒の全長にわたって2個の接する壁
を固定するか、円形エレメント(図6)の場合には環状
で、又は螺旋全体に亙って隣接する螺旋13,14の間で螺
旋状に巻かれる。 第3の変形例は、第18図で示される。 この変形例では、0.5mm〜1mm程の薄い帯鋼でセクショ
ン材が作られ、セクション材の横の寸法は1cm位で、た
とえばフランジが10mmで基部は20mmである。 しかし、そうした帯でできた篩はどちらかというと弱
い。 強くする為に、2個の接するフランジの間に平らな金
属エレメント17が挿入される。 この平らなエレメントは縁沿いにアーチ状に曲げら
れ、電気溶接により、できれば連続溶接によって、壁の
間で固定される。 この平らなエレメント17は、帯鋼と同じ厚みで、その
幅はフランジの高さに等しいかそれ以上である。 できれば平らなエレメントは、フランジの高さの2,3
倍の方がよい。 この変形例には、以下の重要な利点がある。 即ち、寸法が小さく、薄いU字型エレメントでは、非
常に小さい穴(スロットかホール)をあける事ができ、
1mmから10μ程の幅のスロットが得られる。 そうした大きさでは、エレメントのアーチ状湾曲中の
間の材料の変形は、穴の最終断面にとって非常に重要で
ある。 金属の凹面は圧縮され、穴は再び閉じ、一方反対側の
凸面は伸び、穴は開く。 スロットをあけた篩ではその横断面がV字型と穴が得
られ、それによって篩の機能を増す。 次に、第19図〜第24図は、U字形のセクション材のU
字が図示のように非対称形状からなる更に変形した実施
例を示す。 ここでは非対称のU字形のセクション材を使用してい
るので、U字形のセクション材はU字の底面2に穴(孔
またはスロット)と、できればそれに連通する溝とが設
けられバー(「障害物」)が形成されU字形の底面がフ
ランジ(側壁)に対してフランジと直交しないで傾斜し
ており、これと共に、その端部をフランジに直交する同
一平面内にあるようにフランジ3a、3bが異なる高さとし
ている。 このように前記セクション材の底面2には穴(孔また
はスロット)とできれば溝5とが設けられ、篩の円筒外
周面に対して傾斜した底面が得られる。 これらの非対称形のU字形のセクション材は前述の対
称形のU字形のセクション材と同じ方法で製作される。 そして、非対称形のU字形のセクション材を第21図に
示すように円筒の母線に対して平行に並設することがで
きるし、また第22図に示すようにそれらを螺旋状に巻き
付けることもできる。 第21図の場合には、流体の流出方向によって障害物と
なるバーが流体の流れを第23図に示すように減速した
り、あるいは第24図に示すように脈動およびまたは渦巻
として知られる効果を奏することができる。 そして、対称形のU字形のエレメントに関連して前述
したことは全て非対称形のU字形のエレメントにも適用
される。 特に、篩は第25図に示すように各非対称形のU字形の
エレメント毎にシートメタルの折り曲げがあるか、また
はいくつかの非対称形のU字形のエレメント(第26図参
照)の間にシートメタルの折り曲げを設けている。
【発明の効果】
本発明による篩では、大きな経済的・技術的利点が得
られる。 技術的には、その実施は単純で、大部分はオートメー
ション化できる。 薄いメタル・シートの使用により、機械加工が減り、
金属のロスが減るが、同時に正確に微妙な穿孔を通常の
工具を使って行う事ができる。経済的には、そうした篩
の材料費は安上がりで、とりわけ製造がずっと迅速にで
き、製造コストは明らかに低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はU字型セクションを並べて作った篩の一部分を
示す斜視図、第2図は第1図の実施例の変形例を示す斜
視図、第3図はシートメタルを曲げて作った篩の一部分
を示す斜視図、第4図は第3図の実施例の変形例を示す
斜視図、第5図はU字型エレメントがまっすぐで、内筒
の母線に平行な本発明による円筒状の篩を示す斜視図、
第6図はU字型エレメントが円形で円筒の母線に垂直な
本発明による異なる円筒状の篩を示す斜視図、第7図a
及び第7図bは並設したU字型エレメントを螺旋状に配
置した本発明による更に異なる円筒状の篩を示す斜視
図、第8図は第7図aの篩の側面図、第9図は溝とスロ
ットの配置を示す拡大した部分斜視図、第10図は第9図
の側面図、第11図は溝とスロットを同時に作るフライス
の部分説明図、第12図と第13図は第6図による篩に関す
る2つの部分断面図、第14図は第5図の篩に対応する部
分断面図、第15図はセクション部材を固着する一例を示
す側面図、第16図は同じく異なる固着例を示す側面図、
第17図は更に異なる固着例を示す側面図、第18図は篩の
実施の変形例を示す斜視図、第19図は非対称形のU字形
のセクション材を隣接して連結した異なる実施例の断面
図、第20図は第19図の斜視図、第21図は非対称のU字形
のセクション材を円筒の母線に平行に配置して作った円
筒状の異なる実施例の篩を示す概略図、第22図は単一の
非対称形状のU字形のセクション材を螺旋状に巻いて形
成した円筒の篩を示す側面図、第23図及び第24図は第20
図の篩に関連して流体の流れを示す図、第25図は非対称
のU字形のセクションを用いて製作される篩の一部を示
す斜視図、第26図は第25図の異なる変形例を示す断面図
である。 1……エレメント 2……底 3……側壁 5……溝 6……穴 9……斜面 12……リム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21D 5/16 D21D 5/02 B07B 1/46 B01D 29/30

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通孔(6)を有する平らな底(2)と一
    対の側壁(3)からなる断面U字状の長尺のエレメント
    を用いて、円筒状に形成した紙パルプ濾過器ないし選別
    機用の篩であって、 該断面U字状のエレメント(1)の側壁を隣接する断面
    U字状のエレメント(1)の側壁と面接触させると共に
    それら一対の側壁(3)間の底にスペース(8)を設け
    るように連結し、円筒状の壁面を形成してなることを特
    徴とする紙パルプ濾過器ないし選別機用の篩。
  2. 【請求項2】エレメント(1)の断面が対称形のU字形
    からなっており、該エレメントが平行で高さの等しい一
    対の側壁となるフランジ(3a,3b)と、該フランジに対
    して直交する底部(2)からなっており、該底部(2)
    の下面に該貫通孔に沿って溝が形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の紙パルプ濾過器ないし選別機
    用の篩。
  3. 【請求項3】エレメント(1)の断面が非対称形のU字
    形からなっており、該エレメントが高さの異なる一対の
    側壁となるフランジ(3a,3b)と貫通孔(6)または貫
    通孔(6)と溝(5)が設けられた底部(2)が上記フ
    ランジに対して傾斜して配置すると共に、フランジの端
    部が該フランジに対して直交する同一面内にあって前記
    底部が前記篩の円筒外周面に対して傾斜していることを
    特徴とする請求項1に記載の紙パルプ濾過器ないし選別
    機用の篩。
  4. 【請求項4】エレメント(1)が、円筒の母線に平行か
    垂直に、又は円筒の母線の方向と0〜90゜の角度を形成
    するように配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の紙パルプ減過器ないし選別機用の篩。
  5. 【請求項5】エレメント(1)を1個以上用い、これら
    をアーチ状に湾曲し、螺旋状に巻いて円筒状に形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙パルプ濾過器ない
    し選別機用の篩。
  6. 【請求項6】エレメント(1)を1個のみ用いて螺旋状
    に巻いて円筒状に形成したことを特徴とする請求項5に
    記載の紙パルプ濾過器ないし選別機用の飾。
  7. 【請求項7】エレメント(1)が、互いに面接触する2
    個の側壁からなるリブを形成するようにシートメタルを
    折って作られたことを特徴とする請求項1から6のいず
    れかに記載の紙パルプ濾過器ないし選別機用の篩。
  8. 【請求項8】エレメント(1)の面接触する2個の側壁
    が、それぞれ下方に斜面を有し、該斜面により空間が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の紙パル
    プ濾過器ないし選別機用の篩。
  9. 【請求項9】円筒が、畳んだエッジの一つに留められる
    リム(12)によってその上下端で留められることを特徴
    とする請求項4に記載の紙パルプ濾過器ないし選別機用
    の篩。
  10. 【請求項10】隣り合うエレメント(1)が、並置した
    全体に亙って溶接(15)によって固定されていることを
    特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の紙パルプ
    濾過器ないし選別機用の篩。
  11. 【請求項11】隣り合うエレメント(1)が、並置した
    全体に亙ってエレメントの隣接する側壁(3)を把持す
    るU字型セクション(16)によって固定されていること
    を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の紙パル
    プ濾過器ないし選別機用の篩。
  12. 【請求項12】エレメント(1)が10mm程の小さい寸法
    で1mm程の厚みの横断面で、貫通孔がスロットの形での1
    0ミクロン〜1mmの幅からなることを特徴とする請求項1
    に記載の紙パルプ濾過器ないし選別機用の篩。
  13. 【請求項13】篩の壁の強度を保つために、2個の隣接
    する側壁(3)の間に、エッジ沿いにアーチ状にまがっ
    た平らなエレメント(17)を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の紙パルプ濾過器ないし選別機用の篩。
  14. 【請求項14】平らなエレメント(17)の厚みが、フラ
    ンジ(5,6)の厚みに近く、その幅がフランジの高さに
    等しいかそれ以上であることを特徴とする請求項13に記
    載の紙パルプ濾過器ないし選別機用の篩。
  15. 【請求項15】篩の壁面が溝(5)とスロット状の貫通
    孔を底に有するエレメント(1)からなり、該溝の深さ
    はエレメントの厚みより小さく、スロット状の貫通孔の
    深さはエレメントの厚みより大きく設定されたことを特
    徴とする請求項1から14のいずれかに記載の紙パルプ濾
    過器ないし選別機用の篩。
  16. 【請求項16】2個の垂直な側壁(3)の接合点の下方
    に、溝(5)とスロット状の貫通孔(6)の端が開口す
    るようなスペース(8)があるように、エレメント
    (1)が作られていることを特徴とする請求項1から15
    のいずれかに記載の紙パルプ濾過器ないし選別機用の
    篩。
  17. 【請求項17】エレメントの底(2)と側壁(3)との
    間の湾曲面の半径(R)が、スロット状の貫通孔(6)
    を作る為に底(2)と側壁(3)に作られたノッチの深
    さ“h"より大きいことを特徴とする請求項16に記載の紙
    パルプ濾過器ないし選別機用の篩。
  18. 【請求項18】エレメントが、スロツト状の貫通孔
    (6)を底に有し、このスロット状の貫通孔の軸(20)
    がエレメントに横向きの面と、篩の長手軸に垂直な面
    (22)に対する螺旋の傾角に実質的に等しい値のアルフ
    ァ角をなすことを特徴とする請求項5または6に記載の
    紙パルプ濾過器ないし選別機用の篩。
  19. 【請求項19】溝(5)とスロット状の貫通孔(6)
    が、異なる直径の2個のディスク(5aと6a)を持つ単一
    のフライスによって固時に形成されたものであることを
    特徴とする請求項1から18のいずれかに記載の紙パルプ
    濾過器ないし選別機用の篩。
  20. 【請求項20】スロツト状の貫通孔のソー・ストローク
    が、スロット状の貫通孔が篩の長手軸に平行になるよう
    に、篩の横の面に対して螺旋の傾角と同じ値のエレメン
    ト(1)に横向きの面と、角度アルファを形成すること
    を特徴とする請求項19に記載の紙パルプ濾過器ないし選
    別機用の篩。
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