JP2837628B2 - レールにおける接合面の平滑方法及びこの方法で用いる装置 - Google Patents

レールにおける接合面の平滑方法及びこの方法で用いる装置

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JP2837628B2
JP2837628B2 JP6079609A JP7960994A JP2837628B2 JP 2837628 B2 JP2837628 B2 JP 2837628B2 JP 6079609 A JP6079609 A JP 6079609A JP 7960994 A JP7960994 A JP 7960994A JP 2837628 B2 JP2837628 B2 JP 2837628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はレールにおける接合面
の平滑方法及びこの方法で用いる装置に係り、その目的
は良好な環境で容易に平滑作業を行うことができるとと
もに平滑の作業性と精度を向上することができ、しかも
レール間の接合面全周に残った肉盛部を平滑することの
できるレールにおける接合面の平滑方法及びこの方法で
用いる装置の提供にある。
【0002】
【従来の技術】従来の継ぎ目を有するレールは、このレ
ール上で鉄道車両を走行させると、継ぎ目上を鉄道車両
の車輪が通過する毎に振動が鉄道車両に伝わり、レール
寿命の低下や乗り心地が悪い等といった欠点があり、好
ましいものではなかった。つまり、工場等で一連に製造
することは不可能であるため、50KNレール、60K
Nレール等の大きさで一定の長さのレールを接合して製
造している。このようなレールは工場や敷設現場で接合
されて敷設現場に敷設されることとなるが、このレール
間の接合時には接合部分、つまり継ぎ目には肉盛部が残
る。この肉盛部を従来ではグラインダやサンダーベルト
で研磨してこの肉盛部を平滑に仕上げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】グラインダでレール間
の接合面に残った肉盛部を研磨すると、火花が散った
り、研磨粉が散ると作業環境が悪く作業者に悪影響を与
えたりするうえ、手作業であるため熟練者でなければ平
滑作業が困難であり、またこの熟練者であっても手作業
であるために平滑の作業性が悪かった。自動グラインダ
にあっては、レール間の接合面に残った肉盛部のうち頭
部や底部を研磨して平滑に仕上げるすることはできる
が、レール間の接合面に残った肉盛部のうち側部等の曲
面部は研磨することが困難であり、この側部は携帯用の
グラインダやサンダーベルトで研磨して平滑に仕上げる
方法がとられていた。このグラインダを用いると、上述
したように熟練者でなければ平滑作業が困難であり、ま
たこの熟練者であっても手作業であるために平滑の作業
性が悪い。また、サンダーベルトはレール間の接合面の
熱に対して弱いという欠点がある。
【0004】そこでこの発明者は上記実情に鑑み、良好
な環境で容易に平滑作業を行うことができるとともに平
滑の作業性と精度を向上することができ、また200°
C程度の熱間でも平滑作業が行え、しかもレール間の接
合面全周に残った肉盛部を平滑することのできるレール
における接合面の平滑方法及びこの方法で用いる装置に
ついて鋭意研究を続けた。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、レ
ール間の接合面に残った肉盛部を平滑にする方法であっ
て、レールを掴持して該レールの輪郭を写し取るならい
部と先端に所要数の超硬チップを有する切削部とからな
り、該切削部は頭部切削部と側部切削部と底部切削部と
から構成され、前記ならい部でレールの輪郭をならい、
このならいに伴って、頭部切削部によってレールの頭部
及び頭側部を切削し、側部切削部によってレールの側部
を切削し、底部切削部によってレールの底部を切削し、
これらの切削によってレールの接合面全周に残った肉盛
部を切削して該肉盛部を平滑してなることを特徴とする
レールにおける接合面の平滑方法に係る。
【0006】また、レール間の接合面に残った肉盛部を
平滑にする方法であって、先端に所要数の超硬チップを
有する切削部とレールの頭部、両側部、底部に接触し輪
郭線を検出する検出手段と少なくともレールの基準輪郭
線を記憶し且つ切削部を制御する制御手段とからなり、
検出手段によって肉盛部前後の平滑部の輪郭線を検出し
て信号を出力し、制御手段によって前記検出手段で検出
した輪郭線と基準輪郭線との差を演算し、この演算結果
に基づいて切削部が肉盛部を切削して該肉盛部を平滑し
てなることを特徴とするレールにおける接合面の平滑方
法に係る。
【0007】また、レール間の接合面に残った肉盛部を
平滑にする装置であって、この平滑装置はレールを掴持
して該レールの輪郭を写し取るならい部とレールの頭部
及び頭側部を切削する頭部切削部とレールの側部を切削
する側部切削部とレールの底部を切削する底部切削部と
からなり、頭部切削部は回動自在に設けられ且つこの頭
部切削部にはレール頭側部のアールに沿ったR溝が形成
されるとともにこのR溝には所要数の超硬チップが千鳥
状に配設されており、側部切削部はレール側部の上側を
切削する回動自在な上側切削部とレール側部の下側を切
削する回動自在な下側切削部とから構成されこれら上側
切削部及び下側切削部はレール側部のアールに沿ったア
ールがそれぞれ成形されるとともに側部切削部にはアー
ル部分に所要数の円型の超硬チップ、偏平部分に所要数
の方型の超硬チップが千鳥状に配設されており、底部切
削部はレール底部に沿って移動自在に設けられており、
これら切削部はならい部によるレールの輪郭のならいに
伴って肉盛部を切削して該肉盛部を平滑してなることを
特徴とするレールにおける接合面の平滑装置。
【0008】また、レール間の接合面に残った肉盛部を
平滑にする装置であって、この平滑装置はレールを掴持
して該レールの輪郭を写し取るならい部とミーリングユ
ニットとからなり、ミーリングユニットはレールの両側
部に配設されるミルと該ミルを移動させる移動手段とか
ら構成され、このミルはならい部によるレールの輪郭の
ならいに伴って肉盛部を切削して該肉盛部を平滑してな
ることを特徴とするレールにおける接合面の平滑装置。
【0009】また、レール間の接合面に残った肉盛部を
平滑にする装置であって、この平滑装置はミーリングユ
ニットとレールの頭部、両側部、底部に接触しレール間
の接合面前後の平滑部の輪郭線を検出して信号を出力す
る検出手段と少なくともレールの基準輪郭線を記憶し該
基準輪郭線と前記検出手段で検出した輪郭線との差を演
算する制御手段とからなり、ミーリングユニットはレー
ルの両側部に配設されるミルと該ミルを移動させる移動
手段とから構成され、このミルは前記制御手段による演
算結果に基づいて移動手段を介して移動しながら肉盛部
を切削してなることを特徴とするレールにおける接合面
の平滑装置。
【0010】また、レール間の接合面に残った肉盛部を
平滑にする装置であって、この平滑装置はレールの頭部
及び頭側部を切削する頭部切削部とレールの側部を切削
する側部切削部とレールの底部を切削する底部切削部と
レールの頭部、両側部、底部に接触しレール間の接合面
前後の平滑部の輪郭線を検出して信号を出力する検出手
段と少なくともレールの基準輪郭線を記憶し該基準輪郭
線と前記検出手段で検出した輪郭線との差を演算する制
御手段とからなり、頭部切削部は回動自在に設けられ且
つこの頭部切削部にはレール頭側部のアールに沿ったR
溝が形成されるとともにこのR溝には所要数の超硬チッ
プが千鳥状に配設されており、側部切削部はレール側部
の上側を切削する回動自在な上側切削部とレール側部の
下側を切削する回動自在な下側切削部とから構成されこ
れら上側切削部及び下側切削部はレール側部のアールに
沿ったアールがそれぞれ成形されるとともに側部切削部
にはアール部分に所要数の円型の超硬チップ、偏平部分
に所要数の方型の超硬チップが千鳥状に配設されてお
り、底部切削部はレール底部に沿って移動自在に設けら
れており、これら切削部は前記制御手段による演算結果
に基づいて肉盛部を切削してなることを特徴とするレー
ルにおける接合面の平滑装置に係る。
【0011】
【作用】ならい部でレールの輪郭をならい、このならい
に伴って切削部で肉盛部を切削して該肉盛部を平滑にす
る。従って、未熟練者であっても容易に平滑作業を行う
ことができるとともに、レール間の接合面全周に残った
肉盛部を切削して平滑することができる。切削部の先端
に設けられた超硬チップによって肉盛部を切削して平滑
とする。従って、火花が散ることがなく且つ研磨粉が散
らないため、作業環境の良い場所で作業を行うことがで
きる。
【0012】ならい部によって写し取られた輪郭を、検
出手段で肉盛部の平滑部の輪郭線を検出し、制御手段で
該制御手段に記憶された基準輪郭線と前記検出手段で検
出した輪郭線との差を演算し、この演算結果に基づいて
切削部で肉盛部を切削して該肉盛部を平滑する。従っ
て、未熟練者であっても容易に平滑作業を行うことがで
きるとともに、レール間の接合面全周に残った肉盛部を
切削して平滑することができる。切削部の先端に設けら
れた超硬チップによって肉盛部を切削して平滑とする。
従って、火花が散ることがなく且つ研磨粉が散らないた
め、作業環境の良い場所で作業を行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係るレールにおける接合面
の平滑装置の実施例について、図面に基づいて説明す
る。図1はこの発明の一実施例に係るレールにおける接
合面の平滑装置の頭部切削部を示す概略構成図、図2は
図1示の頭部切削部の他の支持手段を示す概略構成図、
図3は図2示の側面図、図4は図1示の頭部切削部の他
の支持手段を示す概略構成図、図5はレールの支持状態
を示す概略構成図、図6は頭部切削部を示す平面図、図
7は上下側切削部及びレールの概略説明図、図8は他の
上下側切削部を示す説明図、図9は側部切削部に円型の
超硬チップを配設した状態を示す説明図、図10はこの
発明の一実施例に係る他のレールにおける接合面の平滑
装置を示す概略構成図、図11はこの発明の一実施例に
係るレールにおける接合面の平滑装置の側部切削部を示
す概略構成図、図12はレールを示す平面図である。
【0014】(1a)はレール(2)間の接合面に残っ
た肉盛部(図示せず)を平滑する装置であって、この平
滑装置(1a)はならい部(7)と、頭部切削部(3)
(3)と、側部切削部(4)(4)と、底部切削部
(5)とから構成されている。ならい部(7)は図2及
び図3に示すように、レール(2)を掴持して該レール
(2)の輪郭を写し取るものである。このならい部
(7)にはレール(2)の傾きを検出して該レール
(2)の左右のバランスを調整するセンサー(16)
(16)が設けられている。尚、図2示のならい部
(7)の上部に設けられた(15)(15)は清掃用の
エアノズルである。
【0015】頭部切削部(3)(3)は回動自在に設け
られるとともに、この頭部切削部(3)(3)は図1に
示すように、支持棒(17)に吊下された支持体(1
8)(18)に支持されている。この頭部切削部(3)
(3)はならい部(7)に取設しても良く、このならい
部(7)と別体に設けても良い。この支持体(18)
(18)の側部にはバネ、エアシリンダ、流体シリン
ダ、液体シリンダ、油圧シリンダ、エアシリンダ等の伸
縮部材(28)(28)が設けられており、この伸縮部
材(28)(28)によって頭部切削部(3)(3)が
レール(2)の頭部(6)及び頭側部(11)(1
1)、詳しくはレール(2)間の接合面に残った肉盛部
の頭部及び頭側部に当接する。
【0016】前記支持棒(17)はスタンド(27)を
介して上下動自在な上下部材(29)に設けられてい
る。また、この頭部切削部(3)(3)を図2及び図3
に示すように、リンク機構(9)によってレール(2)
の頭部(6)及び頭側部(11)(11)に当接させて
も良く、図4に示すようにシリンダ(8)によってレー
ル(2)の頭部(6)及び頭側部(11)(11)に当
接させても良い。尚、図5に示すようにレール(2)
は、多関節を有するクランプ部(10)(10)とプレ
ート(30)によって支持されている。
【0017】また、頭部切削部(3)(3)はレール
(2)の頭側部(11)(11)のアールに沿ったR溝
(12)(12)が形成されている。尚、このR溝(1
2)(12)のアールはレール(2)のアールに合わせ
て任意である。このR溝(12)(12)には図6に示
すように、所要数の超硬チップ(13)(13)・・・
が千鳥状に配設されている。所要数の超硬チップ(1
3)(13)・・・を千鳥状に配設することによって、
安定した回動バランスを保持することができる。尚、頭
部切削部(3)(3)の下部には、該頭部切削部(3)
(3)を回動させるモータ(19)(19)が設けられ
ている。
【0018】側部切削部(4)(4)はレール(2)の
側部(14)を切削するものであって、この側部切削部
(4)(4)は、回動自在に設けられ、図7又は図8に
示すように上側切削部(20)及び下側切削部(21)
とから構成されている。上側切削部(20)は図7、図
12に示すレール(2)の側部(14)(14)の上側
(22)(22)を切削、詳しくはレール(2)間の接
合面に残った肉盛部のうち側部の上側を切削するもので
ある。このレール(2)の側部(14)(14)の上側
(22)(22)には所要のアールが形成されている。
このアールに沿ったアール(23a)(23a)が上側
切削部(20)に形成されている。尚、このアール(2
3a)(23a)はレール(2)のアールに合わせて任
意である。
【0019】この上側切削部(20)には図9に示すよ
うに、アール部分には所要数の円型の超硬チップ(30
a)(30a)・・・が千鳥状に配設され、偏平部分に
は所要数の方型の超硬チップ(30b)(30b)・・
・が千鳥状に配設されている。所要数の超硬チップ(3
0a)(30b)・・・を千鳥状に配設することによっ
て、安定した回動バランスを保持することができる。こ
の上側切削部(20)のアール部分に設けられた超硬チ
ップ(30a)(30a)・・・を円型とする理由は、
この超硬チップ(30a)(30a)・・・が方型であ
るとすると、レール(2)側部(14)(14)の上側
(22)(22)に形成されたアール部分を切削した際
に、このアールに溝が形成してしまい、好ましいアール
を形成することができないために、円型の超硬チップ
(30a)(30a)・・・を採用している。
【0020】下側切削部(21)は図7、図12に示す
レール(2)の側部(14)(14)の下側(24)
(24)を切削、詳しくはレール(2)間の接合面に残
った肉盛部のうち側部の下側を切削するものである。こ
のレール(2)の側部(14)(14)の下側(24)
(24)には所要のアールが形成されている。このアー
ルに沿ったアール(23b)(23b)が下側切削部
(21)に形成されている。尚、このアール(23b)
(23b)は前記上側切削部(20)に形成されたアー
ル(23a)(23a)と同様に、レール(2)のアー
ルに合わせて任意である。
【0021】この下側切削部(21)には前記上側切削
部(20)と同様に、アール部分には所要数の円型の超
硬チップ(30a)(30a)・・・が千鳥状に配設さ
れ、偏平部分には所要数の方型の超硬チップ(30b)
(30b)・・・が千鳥状に配設されている。所要数の
超硬チップ(30a)(30b)・・・を千鳥状に配設
することによって、安定した回動バランスを保持するこ
とができる。この下側切削部(21)のアール部分に設
けられた超硬チップ(30a)(30a)・・・を円型
とする理由は、前記上側切削部(20)に設けられた超
硬チップ(30a)(30a)・・・と同様に、該超硬
チップ(30a)(30a)・・・が方型であるとする
と、レール(2)側部(14)(14)の下側(24)
(24)に形成されたアール部分を切削した際に、この
アールに溝が形成してしまい、好ましいアールを形成す
ることができないために、円型の超硬チップ(30a)
(30a)・・・を採用している。
【0022】尚、図7示のこれら上側切削部(20)及
び下側切削部(21)はレール(2)の一側部(14)
(14)のみにそれぞれ設けられているが、これら上側
切削部(20)及び下側切削部(21)はレール(2)
の両側部(14)(14)にそれぞれ一つずつ設けられ
ている。また、図8に示すように上側切削部(20)
(20)及び下側切削部(21)(21)の大きさを、
レール(2)の上側(22)(22)及び下側(24)
(24)を同時に切削できるように配設しても良い。更
に、一の側部切削部でレール(2)の側部(14)(1
4)の上側(22)(22)と下側(24)(24)を
同時に切削しても良い。この場合には当然、上側(2
2)(22)と下側(24)(24)のアールは同じア
ールとなる。尚、通常、レール(2)の側部(14)
(14)の上側(22)(22)と下側(24)(2
4)のアールは若干異なるものであるが、上記の如く上
側(22)(22)と下側(24)(24)のアールを
同じアールとした場合であっても、レール(2)上で電
車等を走行させた際に支障をきたさない。
【0023】底部切削部(5)はレール(2)の底部
(26)を切削するものであって、この底部切削部
(5)はレール(2)の底部(26)に沿って移動させ
る移動手段(図示せず)によって移動してレール(2)
の底部(26)を切削する。尚、この平滑装置(1a)
にはレール(2)を移動させるローラ(図示せず)が設
けられるとともに、平滑装置(1a)の所要位置には切
削開始位置を確認し、つまりレール(2)間の接合面に
残った肉盛部が頭部切削部(3)(3)の下部に位置し
た時にレール(2)の移動を停止するレーザーマーカー
(図示せず)が設けられている。
【0024】次に、この発明の一実施例に係る平滑装置
(1a)の作動状態を説明する。まず、レール(2)に
ならい部(7)を掴持させるとともに、頭部切削部
(3)(3)、側部切削部(4)(4)、底部切削部
(5)を作動させる。前記ローラによってレール(2)
を移動させ、前記レーザーマーカーによってレール
(2)のレール間の接合面に残った肉盛部が頭部切削部
(3)(3)の下部に位置した時にレール(2)の移動
を停止する。ならい部(7)でレール(2)の輪郭を写
し取る。
【0025】そして、レール(2)の接合面に形成した
肉盛にならい部(7)が位置すると、該ならい部(7)
がこの肉盛部によって傾斜することとなり、このならい
部(7)の傾斜がなくなるまでレール(2)の頭部
(6)及び頭側部(11)(11)を切削する。次い
で、側部切削部(4)(4)(上側切削部(20)及び
下側切削部(21)によってレール(2)の側部(1
4)(14)を切削して該肉盛部を平滑にし、底部切削
部(5)によってレール(2)の底部(26)を切削し
て該肉盛部を平滑にする。
【0026】このように、ならい部(7)によってレー
ル(2)を掴持して該レール(2)の輪郭を写し取りな
がら、レール(2)の頭側部(11)(11)のアール
に沿ったR溝(12)(12)が形成された頭部切削部
(3)(3)によって肉盛部の頭部(6)及び頭側部
(11)(11)を切削し、レール(2)の側部(1
4)(14)のアールに沿ったアール(23a)(23
b)が形成された側部切削部(4)(4)によって肉盛
部の側部(14)(14)を切削し、底部切削部(5)
によって肉盛部の底部(26)を切削し、レール(2)
の肉盛部を切削して該肉盛部を平滑にするようにしたの
で、レール(2)間の接合面全周に残った肉盛部を平滑
することができ、平滑の作業性を向上することができ
る。
【0027】また、頭部切削部(3)(3)に形成され
たR溝(12)(12)、上側切削部(20)及び下側
切削部(21)に所要数の超硬チップ(13)(30
a)(30b)・・・を千鳥状に配設するようにしたの
で、それぞれ安定した回動バランスを保持しながら肉盛
部を切削することができ、しかも火花が散ることがなく
且つ研磨粉が散らないため、作業環境の良い場所で作業
を行うことができる。更に、超硬チップ(13)(30
a)(30b)・・・でレール(2)間の接合面に残っ
た肉盛部を切削して平滑するために、この超硬チップ
(13)(30a)(30b)・・・の磨耗も少ない。
【0028】また、上記平滑装置(1a)においては、
頭部切削部(3)(3)、側部切削部(4)(4)及び
底部切削部(5)を用いてレール(2)間の接合面全周
に残った肉盛部を切削して平滑しているが、後述する平
滑装置(1b)で用いるミーリングユニット(34)
(34)を用いて切削しても良い。 このミーリングユ
ニット(34)(34)はレール(2)の両側部(1
4)(14)にそれぞれ配設されたミル(35)(3
5)と、このミル(35)(35)を移動させる移動手
段(図示せず)とから構成されている。
【0029】このミーリングユニット(34)(34)
を用いた平滑装置の作動状態を説明すると、まずレール
(2)にならい部(7)を掴持させるとともに、ミーリ
ングユニット(34)(34)を作動させ、レール
(2)を移動させて前記レーザーマーカーによってレー
ル(2)間の接合面に残った肉盛部が頭部切削部(3)
(3)の下部に位置した時にレール(2)の移動を停止
する。ならい部(7)でレール(2)の輪郭を写し取
る。そして、レール(2)の接合面に形成した肉盛にな
らい部(7)が位置すると、該ならい部(7)がこの肉
盛部によって傾斜することとなり、このならい部(7)
の傾斜がなくなるまでミル(35)(35)が移動手段
によって移動しつつレール(2)の肉盛部を平滑にす
る。
【0030】このように、ミーリングユニット(34)
(34)を用いた場合には、ならい部(7)によってレ
ール(2)を掴持して該レール(2)の輪郭を写し取り
ながら、レール(2)の肉盛部を切削して該肉盛部を平
滑にするようにしたので、レール(2)間の接合面全周
に残った肉盛部を平滑することができ、平滑の作業性及
び精度を向上することができる。
【0031】次に、この発明の一実施例に係る他の平滑
装置(1b)について図10及び図11に基づいて説明
する。この平滑装置(1b)はレール(2)間の接合面
に残った肉盛部(図示せず)を切削して平滑とするもの
であって、この平滑装置(1b)はミーリングユニット
(34)(34)と、検出手段(図示せず)と、制御手
段(図示せず)とからなる。ミーリングユニット(3
4)(34)はレール(2)の両側部(14)(14)
にそれぞれ設けられたミル(35)(35)と、ミル
(35)(35)を移動させる移動手段(図示せず)と
から構成されてなる。
【0032】前記検出手段は棒状の検出体がレール
(2)の頭部(6)、両側部(14)(14)、底部
(26)に接触し、レール(2)間の接合面前後の平滑
部の輪郭線を検出して信号を出力するものである。制御
手段は少なくともレール(2)の基準輪郭線を記憶し、
この基準輪郭線と前記検出手段で検出した輪郭線との差
を演算するものである。これら検出手段及び制御手段と
しては、例えば制御手段に記憶されたレール(2)の基
準輪郭線として「15」を記憶し、切削する対象物であ
るレール(2)の輪郭線が16mmであるとすると、検
出手段によって肉盛部の輪郭線を「16」と出力し、制
御手段によって差を演算し、つまり「1」を演算し、こ
の信号をミーリングユニット(34)(34)に伝え、
ミル(35)(35)によって肉盛部を1mm切削して
該肉盛部を平滑にする。
【0033】図10にあっては、レール(2)は切削時
にはクランプ装置(36)によって支持されている。
尚、(37)(37)はミル(35)(35)を回動駆
動させるモータである。また、図11にあっては、レー
ル(2)は上下動するクランプ部(38)によって支持
されている。尚、(25)はクランプ部(38)を上下
動させるレバーであり、(31)はレール(2)の切削
時に該レール(2)が100°C以下になるよう冷却す
るとともに油の代用品として用いる液体(32)を汲み
上げる切削剤ポンプである。
【0034】前記他の平滑装置(1b)の作動状態を説
明する。まず、レール(2)を、該レール(2)間の接
合面に残った肉盛部をミル(35)(35)のある位置
でクランプ装置(36)で支持した後に、ミーリングユ
ニット(34)(34)、検出手段、制御手段を作動さ
せる。検出手段がレール(2)の頭部(6)、両側部
(14)(14)、底部(26)に接触し、この検出手
段によってレール(2)間の接合面前後の平滑部の輪郭
線を検出して信号を出力する。そして、制御手段によっ
て、該制御手段に記憶された基準輪郭線と前記検出手段
で検出した輪郭線との差を演算し、この信号を前記ミー
リングユニット(34)(34)に伝える。この信号に
基づいてミル(35)(35)が移動手段によって移動
しつつ、レール(2)の肉盛部を切削して該肉盛部を平
滑にする。
【0035】このように、検出手段によってレール
(2)間の接合面前後の平滑部の輪郭線を検出して信号
を出力し、制御手段で該制御手段に記憶された基準輪郭
線と前記検出手段で検出した輪郭線との差を演算し、こ
の演算結果に基づいてミル(35)(35)が移動手段
によって移動しつつレール(2)の肉盛部を切削して該
肉盛部を平滑するようにしたので、未熟練者であっても
容易に平滑作業を行うことができるとともに、レール
(2)間の接合面全周に残った肉盛部を切削して平滑す
るこができるので、作業性及び精度を向上することがで
きる。
【0036】また、上記平滑装置(1b)においては、
ミーリングユニット(34)(34)を用いてレール
(2)間の接合面に残った肉盛部を切削して平滑してい
るが、前述した平滑装置(1a)で用いる頭部切削部
(3)(3)、側部切削部(4)(4)及び底部切削部
(5)を用いて切削しても良い。
【0037】この頭部切削部(3)(3)、側部切削部
(4)(4)及び底部切削部(5)を用いた平滑装置の
作動状態を説明すると、まずレール(2)をクランプ装
置(36)で支持した後に、頭部切削部(3)(3)、
側部切削部(4)(4)及び底部切削部(5)、検出手
段、制御手段を作動させる。検出手段がレール(2)の
頭部(6)、両側部(14)(14)、底部(26)に
接触し、この検出手段によってレール(2)間の接合面
前後の平滑部の輪郭線を検出して信号を出力する。そし
て、制御手段によって、該制御手段に記憶された基準輪
郭線と前記検出手段で検出した輪郭線との差を演算し、
この信号を頭部切削部(3)(3)、側部切削部(4)
(4)及び底部切削部(5)に伝える。この信号に基づ
いて頭部切削部(3)(3)がレール(2)の頭部
(6)の肉盛部を切削し、側部切削部(4)(4)がレ
ール(2)の両側部(14)(14)の肉盛部を切削
し、底部切削部(5)がレール(2)の底部(26)の
肉盛部を切削して該肉盛部を平滑にする。
【0038】このように、検出手段によってレール
(2)間の接合面前後の平滑部の輪郭線を検出して信号
を出力し、制御手段で該制御手段に記憶された基準輪郭
線と前記検出手段で検出した輪郭線との差を演算し、こ
の演算結果に基づいて頭部切削部(3)(3)がレール
(2)の頭部(6)の肉盛部を切削し、側部切削部
(4)(4)がレール(2)の両側部(14)(14)
の肉盛部を切削し、底部切削部(5)がレール(2)の
底部(26)の肉盛部を切削して該肉盛部を平滑するよ
うにしたので、未熟練者であっても容易に平滑作業を行
うことができるとともに、レール(2)間の接合面全周
に残った肉盛部を切削して平滑するこができるので、作
業性を向上することができる。
【0039】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、レー
ル間の接合面に残った肉盛部を平滑にする方法であっ
て、レールを掴持して該レールの輪郭を写し取るならい
部と先端に所要数の超硬チップを有する切削部とからな
り、該切削部は頭部切削部と側部切削部と底部切削部と
から構成され、前記ならい部でレールの輪郭をならい、
このならいに伴って、頭部切削部によってレールの頭部
及び頭側部を切削し、側部切削部によってレールの側部
を切削し、底部切削部によってレールの底部を切削し、
これらの切削によってレールの接合面全周に残った肉盛
部を切削して該肉盛部を平滑してなることを特徴とする
レールにおける接合面の平滑方法であるから、以下の効
果を奏する。
【0040】即ち、ならい部によってレールを掴持して
該レールの輪郭を写し取りながら、切削部によってレー
ルの肉盛部を切削して該肉盛部を平滑にするようにした
ので、レール間の接合面全周に残った肉盛部を平滑する
ことができ、平滑の作業性を向上することができる。超
硬チップでレール間の接合面に残った肉盛部を切削して
平滑するために、この超硬チップの磨耗も少ない。
【0041】また、レール間の接合面に残った肉盛部を
平滑にする方法であって、先端に所要数の超硬チップを
有する切削部とレールの頭部、両側部、底部に接触し輪
郭線を検出する検出手段と少なくともレールの基準輪郭
線を記憶し且つ切削部を制御する制御手段とからなり、
検出手段によって肉盛部前後の平滑部の輪郭線を検出し
て信号を出力し、制御手段によって前記検出手段で検出
した輪郭線と基準輪郭線との差を演算し、この演算結果
に基づいて切削部が肉盛部を切削して該肉盛部を平滑し
てなることを特徴とするレールにおける接合面の平滑方
法であるから、以下の効果を奏する。
【0042】即ち、検出手段によってレール間の接合面
前後の平滑部の輪郭線を検出して信号を出力し、制御手
段で該制御手段に記憶された基準輪郭線と前記検出手段
で検出した輪郭線との差を演算し、この演算結果に基づ
いて切削部でレールの肉盛部を切削して該肉盛部を平滑
するようにしたので、未熟練者であっても容易に平滑作
業を行うことができるとともに、レール間の接合面全周
に残った肉盛部を切削して平滑するこができるので、作
業性及び精度を向上することができる。
【0043】また、レール間の接合面に残った肉盛部を
平滑にする装置であって、この平滑装置はレールを掴持
して該レールの輪郭を写し取るならい部とレールの頭部
及び頭側部を切削する頭部切削部とレールの側部を切削
する側部切削部とレールの底部を切削する底部切削部と
からなり、頭部切削部は回動自在に設けられ且つこの頭
部切削部にはレール頭側部のアールに沿ったR溝が形成
されるとともにこのR溝には所要数の超硬チップが千鳥
状に配設されており、側部切削部はレール側部の上側を
切削する回動自在な上側切削部とレール側部の下側を切
削する回動自在な下側切削部とから構成されこれら上側
切削部及び下側切削部はレール側部のアールに沿ったア
ールがそれぞれ成形されるとともに側部切削部にはアー
ル部分に所要数の円型の超硬チップ、偏平部分に所要数
の方型の超硬チップが千鳥状に配設されており、底部切
削部はレール底部に沿って移動自在に設けられており、
これら切削部はならい部によるレールの輪郭のならいに
伴って肉盛部を切削して該肉盛部を平滑してなることを
特徴とするレールにおける接合面の平滑装置であるか
ら、以下の効果を奏する。
【0044】即ち、ならい部によってレールを掴持して
該レールの輪郭を写し取りながら、レールの頭側部のア
ールに沿ったR溝が形成された頭部切削部によって肉盛
部の頭部及び頭側部を切削し、レールの側部のアールに
沿ったアールが形成された側部切削部によって肉盛部の
側部を切削し、底部切削部によって肉盛部の底部を切削
し、レールの肉盛部を切削して該肉盛部を平滑にするよ
うにしたので、レール間の接合面全周に残った肉盛部を
平滑することができ、平滑の作業性を向上することがで
きる。また、頭部切削部に形成されたR溝、上側切削部
及び下側切削部に所要数の超硬チップを千鳥状に配設す
るようにしたので、それぞれ安定した回動バランスを保
持しながら肉盛部を切削することができ、しかも火花が
散ることがなく且つ研磨粉が散らないため、作業環境の
良い場所で作業を行うことができる。更に、超硬チップ
でレール間の接合面に残った肉盛部を切削して平滑する
ために、この超硬チップの磨耗も少ない。
【0045】また、レール間の接合面に残った肉盛部を
平滑にする装置であって、この平滑装置はレールを掴持
して該レールの輪郭を写し取るならい部とミーリングユ
ニットとからなり、ミーリングユニットはレールの両側
部に配設されるミルと該ミルを移動させる移動手段とか
ら構成され、このミルはならい部によるレールの輪郭の
ならいに伴って肉盛部を切削して該肉盛部を平滑してな
ることを特徴とするレールにおける接合面の平滑装置で
あるから、以下の効果を奏する。
【0046】即ち、ならい部によってレールを掴持して
該レールの輪郭を写し取りながら、レールの肉盛部を切
削して該肉盛部を平滑にするようにしたので、レール間
の接合面全周に残った肉盛部を平滑することができ、平
滑の作業性及び精度を向上することができる。
【0047】また、レール間の接合面に残った肉盛部を
平滑にする装置であって、この平滑装置はミーリングユ
ニットとレールの頭部、両側部、底部に接触しレール間
の接合面前後の平滑部の輪郭線を検出して信号を出力す
る検出手段と少なくともレールの基準輪郭線を記憶し該
基準輪郭線と前記検出手段で検出した輪郭線との差を演
算する制御手段とからなり、ミーリングユニットはレー
ルの両側部に配設されるミルと該ミルを移動させる移動
手段とから構成され、このミルは前記制御手段による演
算結果に基づいて移動手段を介して移動しながら肉盛部
を切削してなることを特徴とするレールにおける接合面
の平滑装置であるから、以下の効果を奏する。
【0048】即ち、検出手段によってレール間の接合面
前後の平滑部の輪郭線を検出して信号を出力し、制御手
段で該制御手段に記憶された基準輪郭線と前記検出手段
で検出した輪郭線との差を演算し、この演算結果に基づ
いてミルが移動手段によって移動しつつレールの肉盛部
を切削して該肉盛部を平滑するようにしたので、未熟練
者であっても容易に平滑作業を行うことができるととも
に、レール間の接合面全周に残った肉盛部を切削して平
滑するこができるので、作業性及び精度を向上すること
ができる。
【0049】また、レール間の接合面に残った肉盛部を
平滑にする装置であって、この平滑装置はレールの頭部
及び頭側部を切削する頭部切削部とレールの側部を切削
する側部切削部とレールの底部を切削する底部切削部と
レールの頭部、両側部、底部に接触しレール間の接合面
前後の平滑部の輪郭線を検出して信号を出力する検出手
段と少なくともレールの基準輪郭線を記憶し該基準輪郭
線と前記検出手段で検出した輪郭線との差を演算する制
御手段とからなり、頭部切削部は回動自在に設けられ且
つこの頭部切削部にはレール頭側部のアールに沿ったR
溝が形成されるとともにこのR溝には所要数の超硬チッ
プが千鳥状に配設されており、側部切削部はレール側部
の上側を切削する回動自在な上側切削部とレール側部の
下側を切削する回動自在な下側切削部とから構成されこ
れら上側切削部及び下側切削部はレール側部のアールに
沿ったアールがそれぞれ成形されるとともに側部切削部
にはアール部分に所要数の円型の超硬チップ、偏平部分
に所要数の方型の超硬チップが千鳥状に配設されてお
り、底部切削部はレール底部に沿って移動自在に設けら
れており、これら切削部は前記制御手段による演算結果
に基づいて肉盛部を切削してなることを特徴とするレー
ルにおける接合面の平滑装置であるから、以下の効果を
奏する。
【0050】即ち、検出手段によってレール間の接合面
前後の平滑部の輪郭線を検出して信号を出力し、制御手
段で該制御手段に記憶された基準輪郭線と前記検出手段
で検出した輪郭線との差を演算し、この演算結果に基づ
いて頭部切削部がレールの頭部及び頭側部の肉盛部を切
削し、側部切削部がレールの両側部の肉盛部を切削し、
底部切削部がレールの底部の肉盛部を切削して該肉盛部
を平滑するようにしたので、未熟練者であっても容易に
平滑作業を行うことができるとともに、レール間の接合
面全周に残った肉盛部を切削して平滑するこができるの
で、作業性を向上することができる。また、頭部切削部
に形成されたR溝、上側切削部及び下側切削部に所要数
の超硬チップを千鳥状に配設するようにしたので、それ
ぞれ安定した回動バランスを保持しながら肉盛部を切削
することができ、しかも火花が散ることがなく且つ研磨
粉が散らないため、作業環境の良い場所で作業を行うこ
とができる。更に、超硬チップでレール間の接合面に残
った肉盛部を切削して平滑するために、この超硬チップ
の磨耗も少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るレールにおける接合
面の平滑装置の頭部切削部を示す概略構成図である。
【図2】図1示の頭部切削部の他の支持手段を示す概略
構成図。
【図3】図2示の側面図である。
【図4】図1示の頭部切削部の他の支持手段を示す概略
構成図である。
【図5】レールの支持状態を示す概略構成図である。
【図6】頭部切削部を示す平面図である。
【図7】上下側切削部及びレールの概略説明図である。
【図8】他の上下側切削部を示す説明図である。
【図9】側部切削部に円型の超硬チップを配設した状態
を示す説明図である。
【図10】この発明の一実施例に係る他のレールにおけ
る接合面の平滑装置を示す概略構成図である。
【図11】この発明の一実施例に係るレールにおける接
合面の平滑装置の側部切削部を示す概略構成図である。
【図12】レールを示す平面図である。
【符号の説明】
1a 平滑装置 1b 平滑装置 2 レール 3 頭部切削部 4 側部切削部 5 底部切削部 6 頭部 7 ならい部 11 頭側部 12 R溝 13 超硬チップ 14 側部 20 上側切削部 21 下側切削部 22 上側 23a アール 23b アール 24 下側 26 底部 30a 超硬チップ 30b 超硬チップ 34 ミーリングユニット 35 ミル

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール間の接合面に残った肉盛部を平滑
    にする方法であって、レールを掴持して該レールの輪郭
    を写し取るならい部と先端に所要数の超硬チップを有す
    る切削部とからなり、該切削部は頭部切削部と側部切削
    部と底部切削部とから構成され、前記ならい部でレール
    の輪郭をならい、このならいに伴って、頭部切削部によ
    ってレールの頭部及び頭側部を切削し、側部切削部によ
    ってレールの側部を切削し、底部切削部によってレール
    の底部を切削し、これらの切削によってレールの接合面
    全周に残った肉盛部を切削して該肉盛部を平滑してなる
    ことを特徴とするレールにおける接合面の平滑方法。
  2. 【請求項2】 レール間の接合面に残った肉盛部を平滑
    にする方法であって、先端に所要数の超硬チップを有す
    る切削部とレールの頭部、両側部、底部に接触し輪郭線
    を検出する検出手段と少なくともレールの基準輪郭線を
    記憶し且つ切削部を制御する制御手段とからなり、検出
    手段によって肉盛部前後の平滑部の輪郭線を検出して信
    号を出力し、制御手段によって前記検出手段で検出した
    輪郭線と基準輪郭線との差を演算し、この演算結果に基
    づいて切削部が肉盛部を切削して該肉盛部を平滑してな
    ることを特徴とするレールにおける接合面の平滑方法。
  3. 【請求項3】 レール間の接合面に残った肉盛部を平滑
    にする装置であって、この平滑装置はレールを掴持して
    該レールの輪郭を写し取るならい部とレールの頭部及び
    頭側部を切削する頭部切削部とレールの側部を切削する
    側部切削部とレールの底部を切削する底部切削部とから
    なり、頭部切削部は回動自在に設けられ且つこの頭部切
    削部にはレール頭側部のアールに沿ったR溝が形成され
    るとともにこのR溝には所要数の超硬チップが千鳥状に
    配設されており、側部切削部はレール側部の上側を切削
    する回動自在な上側切削部とレール側部の下側を切削す
    る回動自在な下側切削部とから構成されこれら上側切削
    部及び下側切削部はレール側部のアールに沿ったアール
    がそれぞれ成形されるとともに側部切削部にはアール部
    分に所要数の円型の超硬チップ、偏平部分に所要数の方
    型の超硬チップが千鳥状に配設されており、底部切削部
    はレール底部に沿って移動自在に設けられており、これ
    ら切削部はならい部によるレールの輪郭のならいに伴っ
    て肉盛部を切削して該肉盛部を平滑してなることを特徴
    とするレールにおける接合面の平滑装置。
  4. 【請求項4】 レール間の接合面に残った肉盛部を平滑
    にする装置であって、この平滑装置はレールを掴持して
    該レールの輪郭を写し取るならい部とミーリングユニッ
    トとからなり、ミーリングユニットはレールの両側部に
    配設されるミルと該ミルを移動させる移動手段とから構
    成され、このミルはならい部によるレールの輪郭のなら
    いに伴って肉盛部を切削して該肉盛部を平滑してなるこ
    とを特徴とするレールにおける接合面の平滑装置。
  5. 【請求項5】 レール間の接合面に残った肉盛部を平滑
    にする装置であって、この平滑装置はミーリングユニッ
    トとレールの頭部、両側部、底部に接触しレール間の接
    合面前後の平滑部の輪郭線を検出して信号を出力する検
    出手段と少なくともレールの基準輪郭線を記憶し該基準
    輪郭線と前記検出手段で検出した輪郭線との差を演算す
    る制御手段とからなり、ミーリングユニットはレールの
    両側部に配設されるミルと該ミルを移動させる移動手段
    とから構成され、このミルは前記制御手段による演算結
    果に基づいて移動手段を介して移動しながら肉盛部を切
    削してなることを特徴とするレールにおける接合面の平
    滑装置。
  6. 【請求項6】 レール間の接合面に残った肉盛部を平滑
    にする装置であって、この平滑装置はレールの頭部及び
    頭側部を切削する頭部切削部とレールの側部を切削する
    側部切削部とレールの底部を切削する底部切削部とレー
    ルの頭部、両側部、底部に接触しレール間の接合面前後
    の平滑部の輪郭線を検出して信号を出力する検出手段と
    少なくともレールの基準輪郭線を記憶し該基準輪郭線と
    前記検出手段で検出した輪郭線との差を演算する制御手
    段とからなり、頭部切削部は回動自在に設けられ且つこ
    の頭部切削部にはレール頭側部のアールに沿ったR溝が
    形成されるとともにこのR溝には所要数の超硬チップが
    千鳥状に配設されており、側部切削部はレール側部の上
    側を切削する回動自在な上側切削部とレール側部の下側
    を切削する回動自在な下側切削部とから構成されこれら
    上側切削部及び下側切削部はレール側部のアールに沿っ
    たアールがそれぞれ成形されるとともに側部切削部には
    アール部分に所要数の円型の超硬チップ、偏平部分に所
    要数の方型の超硬チップが千鳥状に配設されており、底
    部切削部はレール底部に沿って移動自在に設けられてお
    り、これら切削部は前記制御手段による演算結果に基づ
    いて肉盛部を切削してなることを特徴とするレールにお
    ける接合面の平滑装置。
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