JP2837626B2 - キーホルダーを兼ねるカード - Google Patents

キーホルダーを兼ねるカード

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JP2837626B2
JP2837626B2 JP6063813A JP6381394A JP2837626B2 JP 2837626 B2 JP2837626 B2 JP 2837626B2 JP 6063813 A JP6063813 A JP 6063813A JP 6381394 A JP6381394 A JP 6381394A JP 2837626 B2 JP2837626 B2 JP 2837626B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車あるいは家屋の
玄関その他の扉や収納庫など広く災害防止のために用い
られるキー、あるいはそのスペアキーを携帯に便利なよ
うに収納できるキーホルダーを兼ねるカードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキーホルダーとしては、
実開昭63−169668号や、実開昭63−4128
2号、あるいは特開平2−120480号に示されるも
のがあった。
【0003】実開昭63−169668号は、図9に示
すようにカード6の外周部から中央部に向けてキー5と
ほぼ同形状の切欠部7を形成し、この切欠部7の両側辺
7a,7aとキー5の握持部5a両端をピン8,8で連
結し、キー5をカード面に対して垂直方向に回動するよ
うに取り付けたものである。
【0004】実開昭63−41282号は、図10に示
すようにカード10の表面にキー9が嵌入可能な凹所1
1を形成すると共に、この凹所11の下半部を覆うよう
にカード10の表面に薄板13を取り付け、連結索14
を介してカード10と連結されたキー9を前記凹所11
と薄板13との間に差し込むようにしたものであり、上
記凹所11のキー頭部に対応する箇所には、キー取出用
の透孔12が穿設されている。また特開平2−1204
80号に示されたキーホルダーを兼ねるカードは、元キ
ーが有する厚さや条溝のない薄板で形成されたスペアキ
ーを、浅い保持凹所を設けた平面基材に回動可能に取り
付けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカード
では、まず実開昭63−169668号に示されたもの
は、カードの側面とキーの側面をピンで連結しなくては
ならず、組立加工が困難であると共に、この連結部分の
強度が、切欠部の両側辺が撓んだり、拡開し易いことと
相まって十分とは言えないという問題点を有していた。
またこのカードでは、キーはカード面に対して垂直方向
に回動し得るようにピンで取り付けられているので、不
用意にキーがカードの切欠部から飛び出す虞れが有り、
携帯時の取り扱いに注意を要すると共に、使用時におい
てもカードがキーに対して揺動することとなり、必ずし
も取扱性に優れているとは言えなかった。
【0006】また実開昭63−41282号に示された
ものは、カードに凹所を形成すると共に、この凹所の所
定位置に透孔を穿設し、カードの下半部上面に薄板を取
り付け、更にカードとキーとを連結索で連結しなくては
ならず、製作加工工程数が多く、コストの上昇を招くと
いう問題点を有していた。更にこのカードでは、カード
の上面下半部に薄板を取り付けるので、カードの厚みが
増すと共に、その厚さも一定ではなく、必ずしも携帯性
に優れているとは言えないという問題点も有していた。
さらに特開平2−120480号に示されたものは、キ
ー自体を薄板で形成することにより、このキーを収容す
るカードを薄く構成したものであるが、キーが所定の厚
さを有しないことから取扱性や強度、耐久性などに問題
が有り、あくまでも緊急の場合のスペアのキーとしてし
か利用できないという問題点があった。またこのキーホ
ルダーを兼ねるカードは、保持凹所に収容されたキーの
先端を回動可能な状態に引き上げるためには、カード自
体を強制的に下側に撓ませた状態でキーの先端側を側方
に押動しなくてはならず、操作が行い難いばかりか、場
合によっては、カードを折損してしまう虞れがあるとい
う問題点を有していた。
【0007】本発明は、上述した従来のキーホルダーを
兼ねるカードが有していた問題点の解決を課題とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明では、可撓性を有す
る合成樹脂材で形成されたカードにキーの頭部を収納し
得る凹所を形成すると共にこの凹所に連続してキー部の
輪郭形状とほぼ一致する透孔を設け、上記凹所にキーの
頭部を貫通した枢支具で、キーを回動可能に取り付ける
こととした。
【0009】
【作用】カードの表面に形成された凹所は、キーをカー
ドに枢着する枢支具の保持部として作用すると共に取り
付けられたキーをカード表面とほぼ面一に収納する収納
部として作用する。またカードに形成された透孔は、キ
ー取り出し時の指掛部として作用すると共に収納された
キーを回動不可に保持するように作用する。
【0010】更に可撓性を有するカードは、キー部が透
孔から回動して引き出せるように撓むと共にキーの裏面
に圧接して引き出されたキー部の不用意な回動を阻止す
るように作用する。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき本発明を詳
細に説明する。
【0012】まず図1は、本発明の一実施例を示す平面
図であり、図2はそのX−X線の拡大断面図、図3はそ
のY−Y線の拡大断面図である。図示したように本発明
のキーホルダーを兼ねるカード2には、キー1が一体的
に取り付けられているが、このキー1は、車両用その他
の一般のキー、あるいはそのスペアキーであって、スペ
アキーの場合は、予め元キーの歯形に倣ってそのキー部
に歯形が削設されたものであっても良いし、あるいは、
消費者が手元に渡ってから二次加工し、所望のスペアキ
ーとして用いられるようにキー部1aはその概略外形を
有するだけのものであっても良い。なお上記キー部1a
の厚さは、後述するカード2の厚さとほぼ同等か、やや
厚いものである。
【0013】またカード2は、可撓性を有する合成樹脂
材で形成されたものであり、表面の一側寄りにキー1の
頭部1bが収納可能な円形の凹所2bが形成されると共
に、この凹所2bに連続してキー部1aの輪郭形状にほ
ぼ一致する透孔2aが形成されたものである。
【0014】そして上記カード2とキー1は、後述する
枢支具を用いて回動可能に連結されるものである。
【0015】図6は上記実施例に示したものの分解斜視
図である。図示したようにキー1は、その頭部1bがカ
ード2の凹所2b内に位置すると共にキー部1aが透孔
2a内に位置するようにカード2上に配置され、この状
態でキー1上から一方の枢支具3aをキー1の頭部1b
に形成された軸孔1f並びにカード2の凹所2bに形成
された軸孔2cを挿通して取り付け、カード2の裏面か
らは前記枢支具3aに嵌合する他方の枢支具3bを取り
付け、その後、両者を一体的にかしめ付けることによ
り、カード2に取り付けられるものである。
【0016】なお図6において符号1eは、枢支具3a
の頭部が嵌入する凹所、1dはキー1の頭部1b側を薄
肉にするためにキー1の裏面に形成された段部、1cは
キー部1aの表面に形成されたキーホール係合用の条溝
を示す。
【0017】このようにしてカード2に取り付けられた
キー1は、両者を連結する枢支具3a,3bを中心とし
て回動し、カード状に収納携帯できると共に、使用時に
はキー部1aをカード2から突出した状態に引き出せる
ものである。
【0018】次に上記構成を有する本発明のキーホルダ
ーを兼ねるカードの使用法について述べると、通常キー
1は、図1乃至図3に示すようにカード2の透孔2a並
びに凹所2b内に位置してこのカード2の表面とほぼ面
一な状態で収納されている。そして、使用する際は、カ
ード2自体をやや撓ませ、キー1の先端をカード2の表
面から浮かせた後、キー1の側面を左右いずれかから押
動すれば良く、このことによりキー1は、枢支具3a,
3bを中心として左右いずれかの方向に回動する。なお
この時、カード2に形成された透孔2aを利用してキー
1の裏面を上方に押し上げるようにすれば、上記操作が
行い易くなる。
【0019】このようにしてキー1を頭部1bを中心に
して回動させれば、図1に二点鎖線で示すように、ある
いは図4に実線で示すようにキー部1aがカード2の周
縁から突出するので、この状態でキー部1aを施錠ある
いは解錠を要する対象物のキーホール(図示せず)に差
し込むことができ、使用に供し得るものである。なおこ
の時、キー1はカード2を撓ませて凹所2aの周囲に乗
り上げるので、キー1の裏面とカード2の表面とが圧接
することとなり、このことによりキー1の不用意な回動
は阻止され、キー1は引き出されたその位置で保持され
ることとなる。また、キー1の頭部1bの板厚をキー部
1aよりも薄くして、頭部1bとキー部1aの連接部裏
面に段部1dを形成しておくと、図4に示すようにキー
1 をカード2の一側に引き出した際にこの段部1dが、
図5の断面図に示すようにカード2の側面に係止される
こととなり、不用意な回動は、より確実に阻止される。
よって、カード2をキー1の握持部のようにして使用す
ることができ、操作が極めて行い易くなる。なお上記段
部1dは、表面に勾配をつけて形成されたものであって
も良い。
【0020】そして、使用後キー1を収納するには、裏
面に段部1dを設けたものでは、キー部1aをやや持ち
上げながらキー1の側面を押圧すれば良く、このことに
よりキー1は枢支具3a,3bを中心として回動し、キ
ー部1aの位置が透孔2aと一致した時にカード2が自
身の弾性復元力により原状に復帰することにより、キー
部1aが透孔2a内に嵌まり込み、収納が完了する。ま
た段部1dを設けていないものや、あるいは段部1dに
勾配をつけたものでは、単にキー1の側面をやや強く押
圧するだけで、上記と同様にキー1の回動収納が行え
る。
【0021】そして、このようにして収納されたキー1
は、カード2自体を撓ませ、キー1の先端を押動しない
限り、勝手に回動してカード2の外側に飛び出すことは
ない。
【0022】なお上記は、一個のキーを収容するカード
を例示したが、図7に示すようにキー1の収納個所を二
個並列に並べ、例えば乗用車のキーと玄関のドアキーと
を同時に収納するようにしても良い。なおこの時、図8
に示すようにそれぞれのキー1,1の収納方向を互い違
いにすれば、どのキーが該当するキーであるか探すのに
便利であると共に、カード表面積の有効利用が図れ、小
型のキーであれば更に多数のキーの同時収納が可能とな
る。
【0023】このようにして本発明のキーホルダーを兼
ねるカードは、キーをカード状に収納できるので携帯に
便利であると共に、キーの紛失も起こり難く、またカー
ド自体は、その表面に各種宣伝広告や模様、説明文など
を印刷して表示できる他、磁気カードやICカードに構
成して各種会員証などとして広い用途に供することもで
きるものである。なおこの時、カードの可撓性を損なわ
ず、キーの回動引き出しを妨げない範囲であれば、カー
ドの裏面側に裏板などを貼着し、裏面を平板状に仕上げ
ることとしても良い。
【0024】なお本実施例では、カードに取り付けられ
るキーとして、頭部に枢支具が挿通する軸孔が穿設され
た専用のキーを用いた例を示したが、通常、一般のキー
には、その頭部にホルダー挿通用の孔が設けられている
ので、この孔に嵌合する各種形状のアダプターを予め準
備し、このアダプターを介して枢支具を挿通させること
とすれば、頭部や透孔の形状が異なる他のキーも同様に
カードに取り付けることができる。
【0025】また実施例では、枢支具として互いに嵌合
可能なかしめ金具状のものを例示したが、この枢支具
は、キーをカードに回動可能に取り付けられるものであ
れば良く、例えば軸孔を挿通した後、その先端が圧潰さ
れることにより、キーを脱落不可にカードに取り付ける
ようにしたものであったり、あるいは、先端が螺合する
ことにより、同様にキーをカードに取り付けるようにし
たものであっても良く、更にまた、その材質も金属、合
成樹脂など、軸として十分な強度や耐摩耗性を有してい
るものであれば、各種材質の使用が可能である。
【0026】また図示したキーは頭部を薄肉とするため
にキー部との間に段部1dが形成され、またその表面に
はキーホールとの係合用の条溝1cが設けられ、更に頭
部には枢支具の頭部が嵌入する凹所1eが形成されてい
るが、これらの段部や条溝、凹所などは必ずしも必要で
はなく、キーの形状は図示した実施例に限定されるもの
ではない。
【0027】
【発明の効果】以上の通り、本発明のキーホルダーを兼
ねるカードは、凹所と透孔が形成された合成樹脂製のカ
ードに枢支具を用いてキーを枢着するだけなので、製作
が極めて容易でコスト低廉に製造できる。
【0028】またキーは、現金カードや電話カードなど
とほぼ同様の薄い一枚のカード状に収納されるので、携
帯に便利であると共にキーの紛失も起こり難く、更にこ
のキーはキー部が透孔内で保持されるので不用意に回動
して飛び出す虞れがないにもかかわらず、使用する際に
は、キー部がカードの一側から飛び出した状態で安定保
持されるので、取扱性にも優れるという従来には見られ
ない多くの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のX−X線の拡大断面図である。
【図3】図1のY−Y線の拡大断面図である。
【図4】同上、使用状態例を示す平面図である。
【図5】図4のZ−Z線の拡大断面図である。
【図6】同上、分解斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図8】本発明の更に他の実施例を示す平面図である。
【図9】従来例の斜視図である。
【図10】他の従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 キー 1a キー部 1b 頭部 1c 条溝 1d 段部 1e 凹所 1f 軸孔 2 カード 2a 透孔 2b 凹所 2c 軸孔 3a,3b 枢支具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する合成樹脂材で形成された
    カードに、キーの頭部が嵌入可能な凹所が形成されると
    共に、この凹所に連続してキー先端側のキー部の輪郭形
    状にほぼ一致する透孔が形成され、上記凹所に枢支具で
    キーの頭部が回動自在に取り付けられて成り、 キー部がカードの側面から突出した使用状態にキーを回
    動し得るように、カードの裏面側から透孔を介してキー
    の先端側が押し上げ可能になされたことを特徴とするキ
    ーホルダーを兼ねるカード。
JP6063813A 1994-03-31 1994-03-31 キーホルダーを兼ねるカード Expired - Fee Related JP2837626B2 (ja)

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JPH07269186A JPH07269186A (ja) 1995-10-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0715228B2 (ja) * 1988-07-11 1995-02-22 庸夫 松田 キーホルダーを兼ねるカード
JPH0546605U (ja) * 1991-12-04 1993-06-22 河西工業株式会社 エンジンルーム用インシュレータ

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JPH07269186A (ja) 1995-10-17

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