JP2836784B2 - ピアシング時間の設定方法 - Google Patents

ピアシング時間の設定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザ加工のピアシング時間を設定するピア
シング時間の設定方法に関し、特にピアシング時間を操
作スイッチによって簡単に変更するようにしたピアシン
グ時間の設定方法に関する。
〔従来の技術〕
CO2レーザ等は数KWの高出力が得られ、ビームモード
もよいので、金属あるいは非金属の切断等に使用されて
いる。特に、数値制御装置と結合して、複雑な形状を高
速に切断できるNCレーザ加工機として使用されている。
一般に金属板等をレーザ加工する際は、加工の最初に
レーザビームによる穴あけ加工を行う。この穴あけ加工
はピアシングと称する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ピアシング加工は穴が完全に貫通するまで、レーザビ
ームを照射する必要がある。一般にこの時間は、被加工
物の材質、レーザビームの状態等によって変化し、予め
加工プログラムで正確な加工時間を指令することは困難
である。一方、あまりに長い時間を指令することはいた
ずらに加工時間を長くする。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
ピアシング時間を操作スイッチによって簡単に変更する
ようにしたピアシング時間の設定方法を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では上記課題を解決するために、レーザ加工で
のピアシング時間を設定するピアシング時間の設定方法
において、予め加工プログラムでピアシング時間を指令
し、前記ピアシング時間を読み込み記憶し、ピアシング
加工を実行中に、前記ピアシング時間経過前に短縮スイ
ッチをオンすることによって、前記ピアシング時間を短
縮し、あるいはピアシング時間経過前に延長スイッチを
オンし、前記ピアシング時間経過後に前記延長スイッチ
をオフすることにより前記ピアシング時間を延長するこ
とを特徴とするピアシング時間の設定方法が、提供され
る。
〔作用〕
ピアシング中に操作スイッチからの信号によってピア
シング時間を短縮あるいは延長する。ピアシング加工を
実行中でピアシング時間経過前に短縮スイッチをオンす
ると、ピアシングは短縮される。また、ピアシング時間
経過前に延長スイッチをオンし、指令したピアシング時
間が経過した後も延長スイッチをオンしている間ピアシ
ング時間が延長される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明のピアシング時間の設定方法を説明す
るためのブロック図である。加工プログラム31内で、ピ
アシング時間を指令する指令がある。指令は以下の形式
で行われる。
G24 S−−− R−−− ; ここで、G24はピアシング加工を指令するGコードで
あり、アドレスSに続く数値はレーザ出力を、アドレス
Rに続く数値はピアシング時間を指令する。
レーザ出力指令Sは出力ゲート32でゲートされてレー
ザ発振器33に与えられる。また、ピアシング時間は保持
回路34に送られ保持される。タイミング制御回路35はピ
アシング時間の短縮、延長を制御する。
まず、ピアシング加工中に短縮スイッチが押され、短
縮信号PTSがタイミング制御回路35に送られると、ピア
シング加工はそこで終了する。一方、ピアシング加工中
に延長スイッチが押され、延長信号PTEがタイミング制
御回路35に送られると、延長信号PTEが有効な間、ピア
シング時間は延長される。タイミング制御回路35は出力
ゲート32に制御信号を送り、出力を制御して、ピアシン
グ時間を決定する。
これらの短縮あるいは延長されたピアシング時間は計
測回路36で計測され、保持回路34の指令されたピアシン
グ時間に置き換えられる。次のピアシング指令では通常
ピアシング時間を指令せず、アドレスRのみを指令す
る。このときのピアシング時間は保持回路34に保持され
た時間が有効となる。これによって、実際のピアシング
時間に一致した正確なピアシング時間を設定することが
できる。
第2図(a)はピアシング時間の短縮の動作を表すタ
イムチャートである。Tは加工プログラムで指令された
ピアシング時間である。短縮スイッチが押され、信号PT
Sが送られてくると、破線で示すようにピアシングPTは
終了し、ピアシング時間はT1に短縮される。
第2図(b)はピアシング時間の延長の動作を表すタ
イムチャートである。Tは加工プログラムで指令された
ピアシング時間である。延長スイッチが押され、信号PT
Eが送られてくると、破線で示すようにピアシングPTは
指令された時間Tが経過しても続行され、ピアシング時
間はT2に延長される。
第3図は他の実施例を説明するためのブロック図であ
る。第1図と異なる点は、ピアシング時間の短縮及び延
長を1個の操作スイッチで行うために、時間設定スイッ
チからの信号PTCの立ち下がりを検出する立ち下がり検
出回路37を設けている。その他の構成は第1図とほぼ同
じである。すなわち、ピアシング時間を短縮あるいは延
長するいずれの場合も、ピアシング加工中に時間設定ス
イッチを押す。ピアシングが終了したときは、時間設定
スイッチを離す(オフする)。時間設定スイッチをオフ
したときが、指令された時間内であれば、ピアシング時
間は短縮され、オフしたときが指令されたピアシング時
間を経過した後であれば、ピアシング時間が延長され
る。すなわち、ピアシング時間は時間設定スイッチから
の信号PTCの立ち下がりで決定される。この短縮あるい
は延長されたピアシング時間は第1図の場合と同様に、
計測回路36で計測され、保持回路34に記憶され、次回の
ピアシング指令時に使用される。
第4図(a)はピアシング時間の短縮の動作を表すタ
イムチャートである。Tは加工プログラムで指令された
ピアシング時間である。時間設定スイッチが押されてか
ら、オフされると、時間設定スイッチからの信号PTCの
立ち下がりで、破線で示すようにピアシングPTは終了
し、ピアシング時間はT1に短縮される。
第4図(b)はピアシング時間の延長の動作を表すタ
イムチャートである。Tは加工プログラムで指令された
ピアシング時間である。時間設定スイッチが押されてか
ら、指令されたピアシング時間Tの経過後にオフされる
と、時間設定スイッチからの信号PTCの立ち下がりで、
破線で示すようにピアシングPTは終了し、ピアシング時
間はT2に延長される。
第5図は本発明を実施するためのNCレーザ装置の構成
を示したブロック図である。図において、プロセッサ1
は図示されていないROMに格納された制御プログラムに
基づいて、メモリ10に格納された加工プログラムを読み
だし、NCレーザ装置全体の動作を制御する。出力制御回
路2は内部にD/Aコンバータを内蔵しており、プロセッ
サ1から出力された出力指令値を電流指令値に変換して
出力する。励起用電源3は商用電源を整流した後、スイ
ッチング動作を行って高周波の電圧を発生し、電流指令
値に応じた高周波電流を放電管4に供給する。
放電管4の内部にはレーザガス19が循環しており、励
起用電源3から高周波電圧が印加されると放電を生じて
レーザガス19が励起される。リア鏡5は反射率99.5%の
ゲルマニウム(Ge)製の鏡、出力鏡6は反射率65%のジ
ンクセレン(ZnSe)製の鏡であり、これらはファブリペ
ロー型共振器を構成し、励起されたレーザガス分子から
放出される10.6μmの光を増幅して一部を出力鏡6から
レーザ光7として外部に出力する。
出力されたレーザ光7は、後述するシャッタ23aが開
いている時には、ベンダミラー8で方向を変え、集光レ
ンズ9によって0.2mm以下のスポットに集光されてワー
ク17の表面に照射される。これによって、ピアシング加
工あるいは切断加工が実行される。
メモリ10は加工プログラム、各種のパラメータ等を格
納する不揮発性メモリであり、バッテリバックアップさ
れたCMOSが使用される。なお、この他にシステムプログ
ラムを格納するROM、一時的にデータを格納するRAMがあ
るが、本図ではこれらを省略してある。
位置制御回路11はプロセッサ1の指令によってサーボ
アンプ12を介してサーボモータ13を回転制御し、ボール
スクリュー14及びナット15によってテーブル16の移動を
制御し、ワーク17の位置を制御する。図では1軸のみを
表示してあるが、実際には複数の制御軸がある。表示装
置18にはCRT或いは液晶表示装置等が使用される。
送風機20にはルールブロワが使用され、レーザガス19
を冷却器21a及び21bを通して循環する。冷却器21aはレ
ーザ発振を行って高温となったレーザガス19を冷却する
ための冷却器であり、冷却器21bは送風器20による圧縮
熱を除去するための冷却器である。
シャッタ制御回路22はプロセッサ1の指令に基づいて
シャッタ23aを開閉する。シャッタ23aは表面に金メッキ
が施された銅板またはアルミ板で構成されており、閉時
には出力鏡6から出力されたレーザ光7を反射してビー
ムアブソーバ23bに吸収させる。シャッタ23aを開くとレ
ーザ光7がワーク17に照射される。
パワーセンサ24は熱電あるいは光電変換素子等で構成
され、リア鏡5から一部透過して出力されたレーザ光を
入力してレーザ光7の出力パワーを測定する。A/D変換
器25はパワーセンサ24の出力をディジタル値に変換して
プロセッサ1に入力する。
インタフェース27には機械操作盤26が接続されてお
り、短縮スイッチからの信号PTS、延長スイッチからの
信号PTEが送られる。また、操作スイッチを時間設定ス
イッチのみで行う場合は時間設定スイッチの信号PTCが
送られる。
このように、ピアシング時間を実際にピアシング加工
を実行して決定するので正確なピアシング時間が簡単に
設定できる。
上記の説明では、ピアシング時間の設定は機械操作盤
のスイッチで行ったが、表示装置と一体になったソフト
ウェアキーを使用して行うこともできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、指令されたピアシン
グ時間を実際にピアシング加工を行って、操作スイッチ
で短縮あるいは延長して設定するようにしたので、簡単
な操作で正確なピアシング時間が設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のピアシング時間の設定方法を説明する
ためのブロック図、 第2図(a)はピアシング時間の短縮の動作を表すタイ
ムチャート、 第2図(b)はピアシング時間の延長の動作を表すタイ
ムチャート、 第3図は他の実施例を説明するためのブロック図、 第4図(a)はピアシング時間の短縮の動作を表すタイ
ムチャート、 第4図(b)はピアシング時間の延長の動作を表すタイ
ムチャート、 第5図は本発明を実施するためのNCレーザ装置の構成を
示したブロック図である。 1……プロセッサ 2……出力制御回路 3……励起用電源 4……放電管 10……メモリ 26……機械操作盤 27……インタフェース 31……加工プログラム 32……出力ゲート 33……レーザ発振器 34……保持回路 35……タイミング制御回路 36……計測回路 37……立ち下がり検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 一弘 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社レーザ研究所 内 (56)参考文献 実開 昭63−56982(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ加工でのピアシング時間を設定する
    ピアシング時間の設定方法において、 予め加工プログラムでピアシング時間を指令し、 前記ピアシング時間を読み込み記憶し、 ピアシング加工を実行中に、前記ピアシング時間経過前
    に短縮スイッチをオンすることによって、前記ピアシン
    グ時間を短縮し、あるいはピアシング時間経過前に延長
    スイッチをオンし、前記ピアシング時間経過後に前記延
    長スイッチをオフすることにより前記ピアシング時間を
    延長することを特徴とするピアシング時間の設定方法。
  2. 【請求項2】前記短縮スイッチ及び前記延長スイッチは
    機械操作盤の操作スイッチを使用することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のピアシング時間の設定方
    法。
  3. 【請求項3】前記短縮スイッチ及び前記延長スイッチは
    ソフトウェアキーを使用することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のピアシング時間の設定方法。
  4. 【請求項4】レーザ加工でのピアシング時間を設定する
    ピアシング時間の設定方法において、 予め加工プログラムでピアシング時間を指令し、 前記ピアシング時間を読み込み記憶し、 ピアシング加工を実行中に、時間操作スイッチをオン
    し、前記ピアシング時間経過前に前記時間操作スイッチ
    をオフすることにより前記ピアシング時間を短縮し、あ
    るいは前記ピアシング時間経過後に前記時間操作スイッ
    チをオフすることにより前記ピアシング時間を延長する
    ことを特徴とするピアシング時間の設定方法。
  5. 【請求項5】前記短縮あるいは延長された新しいピアシ
    ング時間をメモリに記憶し、 次回のピアシング指令時にピアシング動作のみを指令
    し、 前記新しいピアシング時間でピアシング加工を行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第4項記載のピ
    アシング時間の設定方法。
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