JP2784948B2 - Ncレーザ装置のピアシング加工方法 - Google Patents

Ncレーザ装置のピアシング加工方法

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JP2784948B2 JP1284533A JP28453389A JP2784948B2 JP 2784948 B2 JP2784948 B2 JP 2784948B2 JP 1284533 A JP1284533 A JP 1284533A JP 28453389 A JP28453389 A JP 28453389A JP 2784948 B2 JP2784948 B2 JP 2784948B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はNCレーザ装置のピアシング加工方法に関し、
特にピアシング時間の変更が容易なNCレーザ装置のピア
シング加工方法に関する。
〔従来の技術〕
第4図はNCレーザ装置による板金加工の一例を示した
図である。図において、レーザヘッドを板金30上の点P1
の位置にアプローチして、停止状態で一定時間レーザを
照射することによってピアシング加工を行ない、引き続
き加工通路31に沿って所定の速度で移動して31aに示す
部分を切り落とす。次に、レーザヘッドを点P2の位置に
早送りで移動して、点P2でのピアシング加工及び加工通
路32の移動を行って32aの部分を切り落とし、終了した
ら点P3に移動して同様にピアシング加工と加工通路33の
移動によって33aの部分を切り落とす。
上記の各切断加工におけるピアシング時間は加工形状
によらず一定であり、NCプログラムで設定される。
〔発明の解決しようとする課題〕
しかし、ピアシング時間の適正値を予測することは難
しく、NCプログラムで設定されたピアシング時間内に実
際のピアシングが完了しないことがある。このような場
合には正常な切断加工ができない。逆に、ピアシング時
間が必要以上に長く設定されている場合には加工効率が
低下してしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
適正な加工時間でピアシング加工を行うことができるNC
レーザ装置のピアシング加工方法を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では上記課題を解決するために、 数値制御装置(CNC)とレーザ加工機が結合したNCレ
ーザ装置のピアシング加工方法において、設定された加
工時間でピアシング加工中に所定の加工時間変更指令を
取り込み、前記加工時間変更指令によって指令された加
工終了時点で前記ピアシング加工を終了し、変更された
実加工時間を記憶し、前記実加工時間を次工程における
ピアシング加工の加工時間として設定することを特徴と
するNCレーザ装置のピアシング加工方法が提供される。
〔作用〕
ピアシング加工中、必要に応じてオペレータより加工
時間変更指令が入力されると、この指令がNCプログラム
のピアシング指令に優先して処理される。すなわち、加
工時間変更指令に基づいて、ピアシング加工時間が変更
される。
こうして適正値に変更されたピアシングの実加工時間
は今まで設定されていたピアシング時間に変えてメモリ
に記憶され、したがって以後のピアシング加工では改め
てピアシング時間の変更操作を行う必要はない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明を実施するためのNCレーザ装置の構成
を示したブロック図である。図において、メモリ10はRO
M、RAM及び不揮発性メモリから構成されている。ROMに
はシステムプログラムが格納され、これに基づいてプロ
セッサ1が不揮発性メモリに格納されたNCプログラムを
読みだし、NCレーザ装置全体の動作を制御する。
出力制御回路2は内部にD/Aコンバータを内蔵してお
り、プロセッサ1から出力された出力指令値を電流指令
値に変換して出力する。励起用電源3は商用電源を整流
した後、スイッチング動作を行って例えば2MHZの高周波
の電圧を発生し、電流指令値に応じた電流を放電管4に
供給する。
放電管4の内部にはレーザガス11が循環しており、励
起用電流3から高周波電圧が印加されると内部でグロー
放電を生じてレーザガス11が励起される。リア鏡5は反
射率99.5%のゲルマニウム(Ge)製の鏡、出力鏡6は反
射率65%のジンクセレン(ZuSe)製の鏡であり、これら
はファブリペロー型共振器を構成し、励起されたレーザ
ガス分子から放出される10.6μmの光を増幅して一部を
出力鏡6からレーザ光7として外部に出力する。出力さ
れたレーザ光7はベンダミラー8で方向を変え、集光レ
ンズ9によって0.2mm以下のスポットに集光されてワー
ク30の表面に照射される。
送風機13にはルーツブロワが使用され、レーザガス11
を冷却器12a及び12bを通して循環する。冷却器12aはレ
ーザ発振を行って高温となったレーザガス11を冷却する
ための冷却器であり、冷却器12bは送風器13による圧縮
熱を除去するための冷却器である。
パワーセンサ14は熱電あるいは光電変換素子等で構成
され、リア鏡5から一部透過して出力されたレーザ光を
入力してレーザ光7の出力パワーを測定する。A/D変換
器15はパワーセンサ14の測定値をディジタル変換してプ
ロセッサ1に入力する。
位置制御回路16はプロセッサ1の指令によってサーボ
アンプ17を介してサーボモータ18を回転制御し、ボール
スクリュー19及びナット20によってテーブル21を移動さ
せ、ワーク30の位置を制御する。図では1軸のみを表示
してあるが、実際には複数の制御軸がある。表示装置22
にはCRT或いは液晶表示装置等が使用される。
一方、ピアシング加工中に図示されていない押し釦ス
イッチより短縮信号Ssが入力回路23aを介してプロセッ
サ1に入力される。あるいは、別の押し釦スイッチより
延長信号Slが入力回路23bを介して入力される。
第3図(a)は短縮信号Ssが入力されたときのピアシ
ング時間の変化を示したタイムチャートである。図にお
いて、NC指令によるピアシング加工中に短縮信号Ssが入
力されると即座にピアシングを終了し、次の指令、例え
ば加工通路に沿った移動に移行する。そして、このとき
のピアシングの実加工時間Tsを、NC指令によって設定さ
れていた指令時間Trに換えてピアシング時間としてメモ
リに記憶する。
第3図(b)は延長信号Slが入力されたときのピアシ
ング時間の変化を示したタイムチャートである。図にお
いて、NC指令によるピアシング加工中に延長信号Slげ入
力されると、NC指令の指令時間Trを過ぎてもピアシング
を続行し、延長信号Slの入力が停止するとピアシングを
終了する。そして、実加工時間Tlをピアシング時間とし
てメモリに記憶する。
第1図は上記のNCレーザ装置におけるピアシング加工
時のフローチャートである。図において、Sに続く数値
はステップ番号を示す。
〔S1〕NCプログラムを解読する。
〔S2〕ピアシング加工かどうかを判断し、ピアシング加
工であればS4へ、それ以外の場合はS3へいく。
〔S3〕NCプログラムの指令に従って通常の処理を実行す
る。
〔S4〕NCプログラムによってメモリに記憶されたピアシ
ングの設定時間を読み込み、ピアシングを開始する。
〔S5〕ピアシング時間を計測する。
〔S6〕延長信号が入力されたかどうかを判断し、入力さ
れた場合はS10へ、入力されていなければS7へいく。
〔S7〕短縮信号が入力されたかどうかを判断し、入力さ
れた場合はS11へ、入力されていなければS8へいく。
〔S8〕設定時間が経過したかどうかを判断し、経過した
場合はS9へ、経過していなければS5へ戻ってピアシング
時間の計測を続行する。
〔S9〕ピアシングを終了して次の指令に移行する。
〔S10〕延長信号が停止したかどうかを判断し、停止し
た場合はS11へ、停止していなければピアシング時間の
計測を続行する。
〔S11〕ピアシングを終了する。
〔S12〕ピアシングの実加工時間を求めて、この値に設
定時間を更新する。
なお、本実施例ではそれぞれ独立の押し釦スイッチを
用いてピアシングの短縮指令及び延長指令を入力した
が、この他に例えばオーバライドスイッチを用いて入力
しても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、ピアシング加工中に
加工時間変更指令が入力されると、この指令に従ってピ
アシングを終了するので、ピアシング時間の変更操作が
容易である。したがって、実際の加工状況を目視しなが
らピアシング時間をより適正に設定することが可能とな
り、加工性能及び加工効率が向上する。
また、変更されたピアシング時間を記憶して、このピ
アシング時間で次のピアシングを行うようにしたので、
同一材質のワークで多数のピアシング加工を行う場合の
加工効率がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のフローチャート、 第2図は本発明を実施するためのNCレーザ装置の構成を
示したブロック図、 第3図(a)は本発明の一実施例の短縮信号入力時のタ
イムチャート、 第3図(b)は本発明の一実施例の延長信号入力時のタ
イムチャート、 第4図はNCレーザ装置による板金加工の一例を示した図
である。 1……プロセッサ 7……レーザ光 10……メモリ 23a、23b……入力回路 30……ワーク Tr……設定時間 Ts、Tl……実加工時間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数値制御装置(CNC)とレーザ加工機が結
    合したNCレーザ装置のピアシング加工方法において、 設定された加工時間でピアシング加工中に、所定の加工
    時間変更指令を取り込み、 前記加工時間変更指令によって指令された加工終了時点
    で前記ピアシング加工を終了し、 変更された実加工時間を記憶し、前記実加工時間を次工
    程におけるピアシング加工の加工時間として設定するこ
    とを特徴とするNCレーザ加工装置のピアシング加工方
    法。
  2. 【請求項2】前記加工時間変更指令は、前記設定された
    加工時間を延長させる指令であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のNCレーザ加工装置のピアシング
    加工方法。
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