JPH0542383A - レーザ加工条件自動設定方式 - Google Patents

レーザ加工条件自動設定方式

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JPH0542383A
JPH0542383A JP3196944A JP19694491A JPH0542383A JP H0542383 A JPH0542383 A JP H0542383A JP 3196944 A JP3196944 A JP 3196944A JP 19694491 A JP19694491 A JP 19694491A JP H0542383 A JPH0542383 A JP H0542383A
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laser
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嘉教 中田
Etsuo Yamazaki
悦雄 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光の伝播距離が変化しても常に最良の
加工を行うとともに、集光ノズルの移動範囲を制限する
ことなくレーザ加工領域を広くとる。 【構成】 レーザ光の伝播距離(レーザ発振器2からワ
ーク41の表面までの距離)L毎に設定されたレーザ加
工条件がメモリ15に予め格納される。このレーザ加工
条件は、伝播距離毎に最適な加工特性が得られるように
設定されたものである。集光ノズル5の始点Aからの移
動距離L1を実行中の加工プログラムから読み出し、そ
の読み出した移動距離L1と、予め分かっている距離L
01+L02から伝播距離Lを求める。この伝播距離L
に対応するレーザ加工条件をメモリ15から読み出し、
そのレーザ加工条件を新たな加工条件として設定する。
この新たに設定されたレーザ加工条件でレーザ加工指令
が出力され、レーザ加工が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ加工機のレーザ加
工条件を設定するレーザ加工条件自動設定方式に関し、
特にレーザ発振器から集光ノズルまでのレーザ光の伝播
距離が変化するときのレーザ加工条件を自動的に設定す
るレーザ加工条件自動設定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工機は、切断、溶接等の加工に
広く利用されるようになってきた。このレーザ加工機に
おいて、レーザ発振器から出力されたレーザ光は、集光
レンズを経た後ノズルヘッドからワークに照射され、レ
ーザ加工が行われる。その場合、ノズルヘッド(集光ノ
ズル)の位置を固定し、テーブル上のワークの方を移動
させれば、レーザ発振器から集光ノズルまでのレーザ光
の伝播距離は変化せず一定である。したがって、レーザ
光の集光特性も影響を受けないので、レーザ加工条件を
一定に保持していても特に問題はない。これに対し、レ
ーザ加工機のコンパクト化を図ると共に、高速加工に対
応できるように、集光ノズルの方を移動を移動できるよ
うにしたものがある。この場合は、集光ノズルの位置に
応じて、レーザ光の伝播距離も変化するため、伝播距離
が最短となる位置での加工と、最長となる位置での加工
とでは、レーザ加工条件を変えなければ最良の加工を行
うことができない。これは、伝播距離に応じてレーザ光
の集光特性が変化し、加工特性も変化するためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のレーザ
加工機では、伝播距離が変化した場合でも、レーザ加工
条件を一定に保持したままであった。このため、集光ノ
ズルの位置に応じた最良の加工を行うことができないと
いう問題点があった。
【0004】また、このような問題点を回避するため
に、レーザ光の集光特性及び加工特性があまり影響を受
けない程度に、集光ノズルの移動範囲を制限することも
行われていた。このため、ワークの加工領域が制限され
てしまうという問題点があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、レーザ光の伝播距離が変化しても常に最良の
加工を行うことができるレーザ加工条件自動設定方式を
提供することを目的とする。
【0006】また、本発明の他の目的は、集光ノズルの
移動範囲が制限されることなく、レーザ加工領域を広く
とることができるレーザ加工条件自動設定方式を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、レーザ発振器から集光ノズルまでのレー
ザ光の伝播距離が変化するときのレーザ加工条件を自動
的に設定するレーザ加工条件自動設定方式において、予
め設定された伝播距離毎のレーザ加工条件を記憶する加
工条件記憶手段と、集光ノズルの現在位置から現在の伝
播距離を演算する伝播距離演算手段と、前記演算された
伝播距離に対応するレーザ加工条件を、前記加工条件記
憶手段から読み出して設定する加工条件設定手段と、前
記設定されたレーザ加工条件に基づいてレーザ加工を行
うレーザ加工制御手段と、を有することを特徴とするレ
ーザ加工条件自動設定方式が、提供される。
【0008】
【作用】伝播距離毎に最適なレーザ加工条件が予め設定
され、加工条件記憶手段に記憶される。このレーザ加工
条件には、例えばレーザ光の出力パワー、周波数及びデ
ューティ比の指令値が含まれる。伝播距離演算手段は、
集光ノズルの現在位置から伝播距離を演算する。加工条
件設定手段は、そのたな加工条件として設定する伝播距
離に対応する加工条件を、予め記憶されている加工条件
から読み出し、新。この新たに設定されたレーザ加工条
件でレーザ加工が行われる。このため、集光ノズルが移
動し、レーザ光の集光特性や加工特性が変化しても、そ
の伝播距離に応じた最適な加工条件でレーザ加工を行う
ことができる。また、従来のように、加工特性の悪化を
防止するための集光ノズルの移動範囲の制限も必要がな
くなり、レーザ加工領域を十分広くとることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のレーザ加工条件自動設定方式の
全体構成を示す図である。図において、レーザ加工機1
は、レーザ発振器2、コラム3及びテーブル4から構成
され、制御装置10はこのレーザ加工機1全体を制御す
る。
【0010】制御装置10のプロセッサ11はバス12
を介してROM13に格納されているシステムプログラ
ムを読み出し、これに従って制御装置10全体の動作を
制御する。RAM14はDRAMであり、一時的な計算
データを格納する。メモリ15は図示されないバッテリ
でバックアップされた不揮発性メモリで、加工プログラ
ムや各種パラメータを格納する。後述するレーザ加工条
件もこのメモリ15に格納される。
【0011】プロセッサ11は、レーザ加工指令をイン
タフェース16を介してレーザ発振器2に出力し、これ
に基づいてレーザ発振器2がレーザ光を出力する。レー
ザ加工指令の詳細は後述する。レーザ発振器2から出力
されたレーザ光は、集光ノズル5内の反射鏡51によっ
て折り曲げられ、集光ノズル5内の集光レンズ(図示せ
ず)によって集光された後、ノズルヘッド52からワー
ク41に照射される。
【0012】サーボアンプ17は内部にD/A変換器を
内蔵しており、速度指令をアナログ値に変換した後、増
幅してサーボモータ33を駆動する。サーボモータ33
が駆動されることにより、サーボモータ33に直結する
ボールネジ32が回転し、それに応じてクロスレール3
1上の集光ノズル5が図中Y方向に移動する。したがっ
て、ノズルヘッド52もクロスレール31に沿ってY方
向に移動する。また、サーボアンプ18も同様にしてサ
ーボモータ42を駆動し、サーボモータ42が駆動され
ることにより、テーブル4がX方向(紙面に垂直方向)
に移動する。このように、加工プログラムの移動指令に
従ってノズルヘッド52及びテーブル4が移動するの
で、テーブル4上のワーク41は任意の形状に加工され
る。
【0013】ここで、集光ノズル5が始点(機械原点)
Aから現在位置Bまで移動した場合のレーザ加工指令に
ついて説明する。レーザ光の伝播距離(ここでは、レー
ザ発振器2からワーク41の表面までの距離)Lは、集
光ノズル5が始点Aにあるときは距離L01+L02で
あるが、現在位置Bにあるときは距離(L01+L02
+L1)に変化する。レーザ加工指令はこの伝播距離L
の変化に対応させて次のようにして設定される。まず、
予め伝播距離L毎に設定されたレーザ加工条件がメモリ
15に格納される。このレーザ加工条件は、一般に伝播
距離Lが変化するとレーザ光の集光特性が影響を受け、
そのモードも変化して加工特性が悪化するので、伝播距
離毎に最適な加工特性が得られるように設定されたもの
である。次に、実行中の加工プログラムから集光ノズル
5の始点Aからの移動距離L1を読み出し、その読み出
した移動距離L1と、予め分かっている距離L01+L
02から伝播距離Lを求める。この伝播距離Lに対応す
るレーザ加工条件をメモリ15から読み出し、そのレー
ザ加工条件を新たな加工条件として設定する。この新た
に設定されたレーザ加工条件でレーザ加工指令が出力さ
れ、レーザ加工が行われる。
【0014】図2はレーザ加工条件の具体例を示す図で
ある。伝播距離Lに対応して、予め図に示すようなレー
ザ加工条件が設定される。例えば、伝播距離Lが4mの
ときは、レーザ光の出力パワーピーク値P1、周波数f
1、デューティ比D1であり、伝播距離Lが4.5 mのと
きは、ピーク値P2、周波数f2、デューティ比D2で
ある。このように、伝播距離L毎に最適なレーザ加工条
件が設定されるので、集光ノズル5がどの位置にあって
も、最良なレーザ加工を行うことができる。また、従来
のように、加工特性の悪化を防止するための集光ノズル
5の移動範囲の制限も必要がなくなり、レーザ加工領域
を十分広くとることができる。上記の例では、他のレー
ザ加工条件である送り速度F、アシストガスの種類K及
び圧力Pa、ノズルヘッド52とワーク41間のギャッ
プ量Eを一定としたが、これらについても必要に応じて
任意の値に設定することができる。
【0015】図3は本発明のレーザ加工条件自動設定方
式を実行するためのフローチャートを示す図である。図
において、Sに続く数値はステップ番号を示す。 〔S1〕伝播距離L毎のレーザ加工条件に付した番号N
を初期化して1とする。このレーザ加工条件は予めメモ
リ15に格納されている。 〔S2〕分配演算(ワーク41のパス計算)から集光ノ
ズル5の始点Aからの距離L1を求める。 〔S3〕伝播距離L(=L01+L02+L1)を求め
る。 〔S4〕メモリ15に格納されているレーザ加工条件の
N番目(最初はN=1)のデータからその伝播距離LdN
(最初はLd1)を読み出す。 〔S5〕現在の伝播距離LがN番目の伝播距離LdNより
大きいか否かを判別する。大きいときはステップ6に、
そうでないときはステップ7にそれぞれ進む。 〔S6〕レーザ加工条件の番号Nに1を加える。これ
は、集光ノズル5が+Y方向に移動している場合に相当
し、現在の伝播距離LがN番目の伝播距離LdNより大き
いので、次のレーザ加工条件の伝播距離LdN+1と比較せ
しめるためである。 〔S7〕現在の伝播距離Lが(N−1)番目の伝播距離
dN-1より大きいか否かを判別する。大きいときはステ
ップ9に、そうでないときはステップ8にそれぞれ進
む。 〔S8〕レーザ加工条件の番号Nから1を減算する。こ
れは、集光ノズル5が−Y方向に移動している場合に相
当し、現在の伝播距離Lが(N−1)番目の伝播距離L
dN-1より小さいので、次のレーザ加工条件の伝播距離L
dN-2と比較せしめるためである。 〔S9〕現在の伝播距離LがLdN-1以上、LdN以下の範
囲にあるので、N番目のデータが現在の伝播距離Lに対
応するレーザ加工条件であるとして、レーザ加工条件の
設定変更を行う。 〔S10〕プログラム終了か否かを判別し、終了でない
ときはステップ2に戻り、そうでないときはそのままプ
ログラムを終了する。
【0016】このようにして、メモリ15に格納された
レーザ加工条件から現在の伝播距離Lに対応したレーザ
加工条件が求められ、常に最良に条件でレーザ加工が行
われる。
【0017】上記の説明では、集光ノズルの現在位置
を、実行中の加工プログラムから算出するようにした
が、エンコーダ等で検出した実際の位置データから求め
るようにすることもできる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、伝播距
離に対応するレーザ加工条件を、予め記憶されているレ
ーザ加工条件から読み出し、新たな加工条件として設定
する構成としたので、集光ノズルが移動し、レーザ光の
集光特性や加工特性が変化しても、その伝播距離に応じ
た最適な加工条件でレーザ加工を行うことができる。ま
た、従来のように、加工特性の悪化を防止するための集
光ノズルの移動範囲の制限も必要がなくなり、レーザ加
工領域を十分広くとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ加工条件自動設定方式の全体構
成を示す図である。
【図2】レーザ加工条件の具体例を示す図である。
【図3】本発明のレーザ加工条件自動設定方式を実行す
るためのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 2 レーザ発振器 5 集光ノズル 10 制御装置 11 プロセッサ 13 ROM 14 RAM 15 メモリ 17,18 サーボアンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器から集光ノズルまでのレー
    ザ光の伝播距離が変化するときのレーザ加工条件を自動
    的に設定するレーザ加工条件自動設定方式において、 予め設定された伝播距離毎のレーザ加工条件を記憶する
    加工条件記憶手段と、 集光ノズルの現在位置から現在の伝播距離を演算する伝
    播距離演算手段と、 前記演算された伝播距離に対応するレーザ加工条件を、
    前記加工条件記憶手段から読み出して設定する加工条件
    設定手段と、 前記設定されたレーザ加工条件に基づいてレーザ加工を
    行うレーザ加工制御手段と、 を有することを特徴とするレーザ加工条件自動設定方
    式。
  2. 【請求項2】 前記レーザ加工条件は、前記レーザ光の
    出力パワー、周波数及びデューティ比の各指令値を含む
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ加工条件自動設
    定方式。
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