JP2834620B2 - 熱風乾燥装置 - Google Patents
熱風乾燥装置Info
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- JP2834620B2 JP2834620B2 JP20446192A JP20446192A JP2834620B2 JP 2834620 B2 JP2834620 B2 JP 2834620B2 JP 20446192 A JP20446192 A JP 20446192A JP 20446192 A JP20446192 A JP 20446192A JP 2834620 B2 JP2834620 B2 JP 2834620B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- layer
- ultrasonic
- undried
- hot air
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱風乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一方向に走行するウェブやシート等の帯
状体の一面に塗布した水性又はソルベントベースのイン
クやコーティング剤等の未乾燥層を乾燥させる熱風乾燥
装置は、従来、熱風を上記未乾燥層表面に吹きつけて乾
燥させる構造であった。
状体の一面に塗布した水性又はソルベントベースのイン
クやコーティング剤等の未乾燥層を乾燥させる熱風乾燥
装置は、従来、熱風を上記未乾燥層表面に吹きつけて乾
燥させる構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の熱風乾
燥装置のように単に熱風を吹きつけるだけでは、未乾燥
層表面に生じる境界層が、そのまま残るため(破ること
ができないため)未乾燥層への熱伝導の障害となって、
乾燥に時間がかかる問題があった。また、この境界層
は、未乾燥層表面付近に高濃度のソルベント蒸気を溜
め、ソルベントの転移と乾燥の障害となっていた。
燥装置のように単に熱風を吹きつけるだけでは、未乾燥
層表面に生じる境界層が、そのまま残るため(破ること
ができないため)未乾燥層への熱伝導の障害となって、
乾燥に時間がかかる問題があった。また、この境界層
は、未乾燥層表面付近に高濃度のソルベント蒸気を溜
め、ソルベントの転移と乾燥の障害となっていた。
【0004】そこで、本発明は、印刷やコーティング等
による未乾燥層の乾燥時間を短縮させることのできる熱
風乾燥装置を提供することを目的とする。
による未乾燥層の乾燥時間を短縮させることのできる熱
風乾燥装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、帯状体の一面に塗布した未乾燥層を乾燥
させる熱風乾燥装置であって、エアーを高速で送るブロ
アーと、該エアーを加熱するヒーターと、上記未乾燥層
表面に生じる境界層を破壊する超音波プレッシャ波を高
速高温エアーの通過により発生させる超音波ノズルと、
を備え、該超音波ノズルから吐出される該高速高温エア
ーを該超音波プレッシャ波と共に上記未乾燥層に吹きつ
けるものである。
成するために、帯状体の一面に塗布した未乾燥層を乾燥
させる熱風乾燥装置であって、エアーを高速で送るブロ
アーと、該エアーを加熱するヒーターと、上記未乾燥層
表面に生じる境界層を破壊する超音波プレッシャ波を高
速高温エアーの通過により発生させる超音波ノズルと、
を備え、該超音波ノズルから吐出される該高速高温エア
ーを該超音波プレッシャ波と共に上記未乾燥層に吹きつ
けるものである。
【0006】
【作用】ブロアー及びヒーターにより高速で送られてく
る高温エアーが、超音波ノズルを通過すると、高速高温
エアーと共に超音波プレッシャ波が、未乾燥層に吹きつ
けられる。
る高温エアーが、超音波ノズルを通過すると、高速高温
エアーと共に超音波プレッシャ波が、未乾燥層に吹きつ
けられる。
【0007】すると、未乾燥層表面に生じていた境界層
が、超音波プレッシャ波により破壊され、直接、高速高
温エアーが未乾燥層表面に吹きつけられるので、熱伝達
が促進されて、未乾燥層の乾燥を早めることができる。
が、超音波プレッシャ波により破壊され、直接、高速高
温エアーが未乾燥層表面に吹きつけられるので、熱伝達
が促進されて、未乾燥層の乾燥を早めることができる。
【0008】
【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
説する。
説する。
【0009】図1は本発明に係る熱風乾燥装置の一実施
例を示しており、この熱風乾燥装置は、(例えば 90m/s
ec程度の)高速度でエアーを送るブロアー1と、エアー
を加熱するヒーター2と、(例えば周波数20KHz 程度
の)超音波プレッシャ波Wを発生させる超音波ノズル3
と、を備えている。
例を示しており、この熱風乾燥装置は、(例えば 90m/s
ec程度の)高速度でエアーを送るブロアー1と、エアー
を加熱するヒーター2と、(例えば周波数20KHz 程度
の)超音波プレッシャ波Wを発生させる超音波ノズル3
と、を備えている。
【0010】図例では、先端に超音波ノズル3を付設し
た加熱室部4に、三相のヒーター2が内設されており、
この加熱室部4とブロアー1は配管5にて連通連結さ
れ、ヒーター2はブロアー1の下流側に配置される。
た加熱室部4に、三相のヒーター2が内設されており、
この加熱室部4とブロアー1は配管5にて連通連結さ
れ、ヒーター2はブロアー1の下流側に配置される。
【0011】6はウェブやシート等からなる帯状体であ
って、帯状体6の一面には、水性又はソルベントベース
のインクやコーティング剤等の未乾燥層7が塗布されて
おり、コンベア等の搬送手段8により矢印B方向に走行
する。
って、帯状体6の一面には、水性又はソルベントベース
のインクやコーティング剤等の未乾燥層7が塗布されて
おり、コンベア等の搬送手段8により矢印B方向に走行
する。
【0012】しかして、ブロアー1により送られてくる
高速エアーA1 は、ヒーター2によって加熱され、高速
高温エアーA2 となって、超音波ノズル3を通過する。
高速エアーA1 は、ヒーター2によって加熱され、高速
高温エアーA2 となって、超音波ノズル3を通過する。
【0013】このとき、(例えば、超音波を発生させる
ホイッスルと同様の原理でもって)超音波プレッシャ波
Wが発生し、超音波ノズル3から吐出される高速高温エ
アーA2 と共に超音波プレッシャ波Wが、未乾燥層7に
吹きつけられる。
ホイッスルと同様の原理でもって)超音波プレッシャ波
Wが発生し、超音波ノズル3から吐出される高速高温エ
アーA2 と共に超音波プレッシャ波Wが、未乾燥層7に
吹きつけられる。
【0014】すると、未乾燥層7表面に生じる境界層9
(低速エアー層)が、超音波プレッシャ波Wにより破壊
され、直接、高速高温エアーA2 が未乾燥層7表面に吹
きつけられる。
(低速エアー層)が、超音波プレッシャ波Wにより破壊
され、直接、高速高温エアーA2 が未乾燥層7表面に吹
きつけられる。
【0015】従って、高速高温エアーA2 による未乾燥
層7への熱伝導が良好となって、未乾燥層7の乾燥を早
めることができ、帯状体6への印刷やコーティング等の
生産性の向上が図れる。
層7への熱伝導が良好となって、未乾燥層7の乾燥を早
めることができ、帯状体6への印刷やコーティング等の
生産性の向上が図れる。
【0016】また、本発明の熱風乾燥装置は、上述の如
く簡易な構造となっているので、コンパクト化が図れ、
製作が容易である。
く簡易な構造となっているので、コンパクト化が図れ、
製作が容易である。
【0017】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、図例では、ヒーター2はブロアー1より下
流側に配置されているが、逆に、ヒーター2をブロアー
1より上流側に配置して、エアーを先に加熱した後に、
そのエアーをブロアー1で超音波ノズル3に送るように
するも自由である。
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、図例では、ヒーター2はブロアー1より下
流側に配置されているが、逆に、ヒーター2をブロアー
1より上流側に配置して、エアーを先に加熱した後に、
そのエアーをブロアー1で超音波ノズル3に送るように
するも自由である。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0019】未乾燥層7表面の境界層9を超音波プレッ
シャ波Wにて破壊して、直接、高速高温エアーA2 を未
乾燥層7表面に吹きつけることができる。従って、高速
高温エアーA2 による未乾燥層7への熱伝導が良好とな
り、未乾燥層7の乾燥時間を短縮できる。
シャ波Wにて破壊して、直接、高速高温エアーA2 を未
乾燥層7表面に吹きつけることができる。従って、高速
高温エアーA2 による未乾燥層7への熱伝導が良好とな
り、未乾燥層7の乾燥時間を短縮できる。
【図1】本発明の一実施例を示す簡略図である。
1 ブロアー 2 ヒーター 3 超音波ノズル 6 帯状体 7 未乾燥層 9 境界層 W 超音波プレッシャ波 A2 高速高温エアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−320786(JP,A) 特開 平1−99665(JP,A) 特開 昭53−101764(JP,A) 実開 昭59−70594(JP,U) 実開 昭49−49157(JP,U) 特公 昭48−4668(JP,B1) 特公 昭49−47413(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F26B 13/10 F26B 5/02 F26B 21/00
Claims (1)
- 【請求項1】 帯状体6の一面に塗布した未乾燥層7を
乾燥させる熱風乾燥装置であって、エアーを高速で送る
ブロアー1と、該エアーを加熱するヒーター2と、上記
未乾燥層7表面に生じる境界層9を破壊する超音波プレ
ッシャ波Wを高速高温エアーA2 の通過により発生させ
る超音波ノズル3と、を備え、該超音波ノズル3から吐
出される該高速高温エアーA2 を該超音波プレッシャ波
Wと共に上記未乾燥層7に吹きつけることを特徴とする
熱風乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20446192A JP2834620B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 熱風乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20446192A JP2834620B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 熱風乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626764A JPH0626764A (ja) | 1994-02-04 |
JP2834620B2 true JP2834620B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=16490922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20446192A Expired - Lifetime JP2834620B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 熱風乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2834620B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9068775B2 (en) | 2009-02-09 | 2015-06-30 | Heat Technologies, Inc. | Ultrasonic drying system and method |
US9163875B2 (en) * | 2013-01-18 | 2015-10-20 | Eastman Kodak Company | Acoustic drying system with sound outlet channel |
US10488108B2 (en) | 2014-07-01 | 2019-11-26 | Heat Technologies, Inc. | Indirect acoustic drying system and method |
EP3172515B1 (en) | 2014-07-24 | 2021-07-14 | Heat Technologies, Inc. | Acoustic-assisted heat and mass transfer device |
JP7156261B2 (ja) * | 2019-12-17 | 2022-10-19 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池用触媒層の製造方法 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP20446192A patent/JP2834620B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0626764A (ja) | 1994-02-04 |
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