JP2833976B2 - 高負荷資源評価システム - Google Patents

高負荷資源評価システム

Info

Publication number
JP2833976B2
JP2833976B2 JP5266814A JP26681493A JP2833976B2 JP 2833976 B2 JP2833976 B2 JP 2833976B2 JP 5266814 A JP5266814 A JP 5266814A JP 26681493 A JP26681493 A JP 26681493A JP 2833976 B2 JP2833976 B2 JP 2833976B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resource
record
information
file
high load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5266814A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06222963A (ja
Inventor
明 白水
孝 西内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DENKI SOFUTOEA KK
NEC Corp
Original Assignee
NIPPON DENKI SOFUTOEA KK
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON DENKI SOFUTOEA KK, Nippon Electric Co Ltd filed Critical NIPPON DENKI SOFUTOEA KK
Priority to JP5266814A priority Critical patent/JP2833976B2/ja
Publication of JPH06222963A publication Critical patent/JPH06222963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2833976B2 publication Critical patent/JP2833976B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムの運用
管理における高負荷資源評価システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図2はシステム稼働状況記録ファイルの
内容を示したものである。そしてこのシステム稼働状況
記録ファイルを構成するシステム資源使用状況レコード
の内容を図2−(a)に、ジョブ実行状況レコードの内
容を図2−(b)に示す。
【0003】システム稼働状況記録ファイルは、オペレ
ーティングシステムのサブシステムであるシステム監視
機能を有するプログラム群が、計算機システムを構成す
る各資源の使用状況をシステム資源使用状況レコードと
して一定時間間隔ごとに記録し、さらに該システム上で
実行される各ジョブの実行履歴をジョブ実行状況レコー
ドとして一定時間間隔ごとに記録するものである。これ
らのレコードは時系列に順編成ファイル形式で格納され
る。
【0004】例えばCPUのシステム資源使用状況レコ
ードは、レコードID、レコード長、サンプリング時
刻、CPUID、およびCPU使用時間等の情報が記録
され、主記憶装置(以下、メモリとする)のシステム資
源使用状況レコードは、レコードID、レコード長、サ
ンプリング時刻、システムプログラムの主記憶使用量と
ページフォルト回数、ユーザプログラムの主記憶使用量
とページフォルト回数等の情報が記録され、外部記憶装
置(以下、DISKとする)のシステム資源使用状況レ
コードは、レコードID、レコード長、サンプリング時
刻、DISK名、装置識別名、および入出力回数等の情
報が記録され、外部記憶装置制御装置(以下、MSPと
する)のシステム資源使用状況レコードは、レコードI
D、レコード長、サンプリング時刻、装置識別名、およ
び入出力回数等の情報が記録され、そしてファイルのシ
ステム資源使用状況レコードは、レコードID、レコー
ド長、サンプリング時刻、ファイル名、および入出力回
数等の情報が記録されている。
【0005】また、ジョブ実行状況レコードは、レコー
ドID、レコード長、サンプリング時刻、ジョブ識別番
号、CPU使用時間、ステップ番号、最大主記憶使用
量、総ページフォルト回数、および入出力回数等の情報
が記録されている。
【0006】このシステム稼働状況記録ファイルのデー
タを入力して計算機システムの稼働状況を分析する技術
として特開昭63−146138号公報「コンピュータ
システム稼働状況の自動診断装置」、同じくシステム稼
働状況記録ファイルのデータを入力して性能基準値と比
較して性能上の問題が発生しているか否かを監視する技
術として特開昭63−189960号公報「システム性
能改善方式」がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−1461
38号公報においては、稼働データ加工機構がシステム
稼働状況記録ファイルのデータを入力して各資源の負荷
状況を計算し、システム性能分析/評価機構がシステム
性能評価を実施するという処理の記載があるが、この処
理の具体的な内容が一切開示されていない。図面におい
ても、システム稼働状況記録ファイルのデータが時系列
に編集出力されたものが提示されているのみで、性能分
析/評価の結果、つまりシステム稼働時に高負荷な状態
にあった資源を指摘することができず、さらにその資源
が高負荷な状態になったボトルネックを指摘することが
できないという問題があった。
【0008】特開昭63−189960号公報において
は、システム性能データ収集手段がシステム内の性能デ
ータを収集し、システム性能データ監視手段がこの性能
データを性能基準値と比較して性能問題が発生している
か否かを判定するという処理の記載があるが、この性能
基準値の内容、基準値の保持方法、性能データと性能基
準値との照合処理の内容が一切開示されていない。また
性能分析/評価結果は表示出力されないので、システム
稼働時に高負荷な状態にあった資源を指摘できず、さら
にその資源が高負荷な状態になったボトルネックを指摘
することができないという問題があった。
【0009】本発明の目的は、システム稼働状況記録レ
コードを入力し、予め設定した資源使用率基準値と比較
することで、計算機システムを構成する各資源に高負荷
な状況が発生していないかどうかを判定し、さらに該資
源を高負荷な状態にしたボトルネックを特定し、その結
果を入出力装置に呈示して利用者に示すことにより、性
能評価作業に精通していない利用者でも容易に、かつ確
実に性能評価作業を実施することができるようにするこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の高負荷資源
評価システムは、計算機システムを構成する各資源の使
用状況をシステム資源使用状況レコードとして一定時間
間隔ごとに記録し、さらに該計算機システム上で実行さ
れる各ジョブの実行履歴をジョブ実行状況レコードとし
て一定時間間隔ごとに記録するシステム稼働状況記録フ
ァイルと、前記計算機システムを構成する外部記憶装置
とこの外部記憶装置を制御する外部記憶装置制御装置と
の接続関係情報と、該外部記憶装置に格納されているフ
ァイル名情報をシステム構成データとして格納するシス
テム構成ファイルと、前記システム稼働状況記録ファイ
ル中の各レコードを入力するシステム稼働状況記録レコ
ード入力手段と、前記計算機システムを構成する各資源
の使用率の性能保証上の警告値と限界値を資源使用率基
準値として格納する資源使用率基準値ファイルと、前記
システム稼働状況記録レコード入力手段が入力した前記
システム資源使用状況レコードの資源使用率の情報を前
記資源使用率基準値ファイル内の資源使用率基準値の限
界値と比較し、この限界値を超える高負荷な使用状態を
示す前記システム資源使用状況レコードの資源名と記録
時刻、および資源使用率を抽出する高負荷資源選択手段
、前記高負荷資源選択手段が抽出した前記システム資
源使用状況レコードの記録時刻、同時刻に記録された前
ジョブ実行状況レコード内のジョブ名、各資源に対す
る資源使用率の情報、前記システム資源使用状況レコー
ド内の他の資源名、および資源使用率の情報を抽出し、
さらに前記システム構成ファイルのシステム構成データ
を参照して、各資源の情報とその資源を使用するジョブ
の情報、または各資源の情報とその資源を構成する資源
の情報を関連付けた形式で統合して高負荷資源情報レコ
ードを生成する高負荷資源情報レコード生成手段と、こ
の高負荷資源情報レコード生成手段が生成した高負荷資
源情報レコードを格納する高負荷資源情報ファイルと
前記高負荷資源情報ファイルに格納された高負荷資源情
報レコードを入力し、記録時刻ごとの各資源の使用率を
前記資源使用率基準値の警告値と限界値を境にした異な
る文字で表示したものに加えて、該記録時刻において各
資源を使用するジョブごとの資源使用率、または各ファ
イルごと、各外部記憶装置ごとの入出力回数を並べて表
示するグラフを出力装置へ表示する高負荷資源判定結果
出力手段 とから構成されている。
【0011】第2の発明の高負荷資源評価システムは
計算機システムを構成する各資源の使用状況をシステム
資源使用状況レコードとして一定時間間隔ごとに記録
し、さらに該計算機システム上で実行される各ジョブの
実行履歴をジョブ実行状況レコードとして一定時間間隔
ごとに記録するシステム稼働状況記録ファイルと、前記
計算機システムを構成する外部記憶装置とこの外部記憶
装置を制御する外部記憶装置制御装置との接続関係情報
と、該外部記憶装置に格納されているファイル名情報を
システム構成データとして格納するシステム構成ファイ
ルと、前記システム稼働状況記録ファイル中の各レコー
ドを入力するシステム稼働状況記録レコード入力手段
と、前記計算機システムを構成する各資源の使用率の性
能保証上の警告値と限界値を資源使用率基準値として格
納する資源使用率基準値ファイルと、前記システム稼働
状況記録レコード入力手段が入力した前記システム資源
使用状況レコードの資源使用率の情報を前記資源使用率
基準値ファイル内の資源使用率基準値の限界値と比較
し、この限界値を超える高負荷な使用状態を示す前記シ
ステム資源使用状況レコードの資源名と記録時刻、およ
び資源使用率を抽出する高負荷資源選択手段と、前記高
負荷資源選択手段が抽出した前記システム資源使用状況
レコードの記録時刻、同時刻に記録された前記ジョブ実
行状況レコード内のジョブ名、各資源に対する資源使用
率の情報、前記システム資源使用状況レコード内の他の
資源名、および資源使用率の情報を抽出し、さらに前記
システム構成ファイルのシステム構成データを参照する
ことにより、概要部と詳細部から構成され、該概要部は
CPU情報か、メモリ情報か、外部記憶装置情報か、ま
たは外部記憶装置制御装置情報かを示すレコードID
と、サンプリング時刻、詳細部の位置、および詳細部の
大きさを示し、前記詳細部はレコードIDがCPUの場
合にはCPU使用率と各ジョブごとのCPU使用率、レ
コードIDがメモリの場合にはページフォルト回数と各
ジョブごとのページフォルト回数、レコードIDが外部
記憶装置の場合にはこの外部記憶装置の入出力回数と該
外部記憶装置内の各ファイルごとの入出力回数、および
レコードIDが外部記憶装置制御装置情報の場合には外
部記憶装置制御装置の入出力回数と該外部記憶装置制御
装置に接続されている各外部記憶装置の入出力回数から
構成される高負荷資源情報レコードを生成する高負荷資
源情報レコード生成手段と、この高負荷資 源情報レコー
ド生成手段が生成した高負荷資源情報レコードを格納す
る高負荷資源情報ファイルとから構成されている。
【0012】第3の発明の高負荷資源評価システムは
第2の発明の高負荷資源評価システムにおいて、前記高
負荷資源情報ファイルに格納された高負荷資源情報レコ
ードを入力し、記録時刻ごとの各資源の使用率を前記資
源使用率基準値の警告値と限界値を境にした異なる文字
で表示したものに加えて、該記録時刻において各資源を
使用するジョブごとの資源使用率、または各ファイルご
と、各外部記憶装置ごとの入出力回数を並べて表示する
グラフを出力装置へ表示する高負荷資源判定結果出力手
段を備えることを特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図を参照し
ながら詳細に説明する。
【0016】図1を参照すると、本発明の第1の実施例
である高負荷資源評価システムは、一定時間間隔ごとに
計算機システムを構成する各資源の使用状況を記録する
システム資源使用状況レコードと、該計算機システム上
で実行される各ジョブの実行履歴を記録するジョブ実行
状況レコードからなるシステム稼働状況記録ファイル1
と、計算機システムを構成するDISKとこのDISK
を制御するMSPとの接続関係情報と、DISKに格納
されているファイル名情報をシステム構成データとして
格納するシステム構成ファイル7と、システム稼働状況
記録ファイル1中の各レコードを入力するシステム稼働
状況記録レコード入力手段2と、このシステム稼働状況
記録レコード入力手段2が入力したシステム稼働状況記
録ファイル1中の各レコードを格納する第1の作業領域
3と、計算機システムを構成する各資源、すなわちCP
Uの使用率、メモリのページフォルト回数、DISK、
およびMSPの入出力回数に対する性能保証上の警告値
と限界値を資源使用率基準値として格納する資源使用率
基準値ファイル4と、第1の作業領域3に格納されたシ
ステム資源使用状況レコードの資源使用率の情報をこの
資源使用率基準値ファイル4内の資源使用率基準値の限
界値と比較し、この限界値を超える高負荷な使用状態を
示すシステム資源使用状況レコードの資源名と記録時刻
を抽出する高負荷資源選択手段5と、この高負荷資源選
択手段5が抽出した高負荷な使用状態を示すシステム資
源使用状況レコードの資源名と記録時刻、および資源使
用率を格納する第2の作業領域6と、システム稼働状況
記録レコード入力手段2および高負荷資源選択手段5を
起動した後、第2の作業領域6に格納されたシステム資
源使用状況レコードの記録時刻、同時刻に記録された、
システム稼働状況記録レコード入力手段2が入力したジ
ョブ実行状況レコード内のジョブ名、各資源に対する資
源使用率の情報、システム稼働状況記録レコード入力手
段2が入力したシステム資源使用状況レコード内の資源
名、および資源使用率の情報を第1の作業領域3から抽
出し、システム構成ファイル7のシステム構成データを
参照して、概要部と詳細部から構成され、該概要部はC
PU情報か、メモリ情報か、DISK情報か、またはM
SP情報かを示すレコードIDと、サンプリング時刻、
詳細部の位置および詳細部の大きさを示し、前記詳細部
はレコードIDがCPUの場合にはCPU使用率と各ジ
ョブごとのCPU使用率、レコードIDがメモリの場合
にはページフォルト回数と各ジョブごとのページフォル
ト回数、レコードIDがDISKの場合にはこのDIS
Kの入出力回数と該DISK内の各ファイルごとの入出
力回数、およびレコードIDがMSP情報の場合にはM
SPの入出力回数と該MSPに接続されている各DIS
Kの入出力回数から構成される1つの高負荷資源情報レ
コードを生成する高負荷資源情報レコード生成手段8
と、この高負荷資源情報レコード生成手段8が生成した
高負荷資源情報レコードを格納する高負荷資源情報ファ
イル9から構成されている。
【0017】図3はシステム構成ファイル7の構成例を
示す。システム構成ファイル7内のシステム構成データ
は、高負荷資源評価システムの起動に先立って、計算機
システムが保持しているシステムコンフィギュレーショ
ン情報をDISK単位に編集し、ファイル内に格納され
た情報であり、そのDISKが接続されているMSPの
台数と装置識別名、およびそのDISK内に設定されて
いるファイル数とファイル名を含む。
【0018】次に本発明の第1の実施例の動作につい
て、図1〜図8を参照して説明する。
【0019】まず利用者は、「評価対象区間」を「評価
開始時刻−評価終了時刻」の形式でパラメータとして高
負荷資源評価システムを起動する。
【0020】高負荷資源評価システムは、「評価対象区
間」をパラメータとして高負荷資源情報レコード生成手
段8を起動する。
【0021】高負荷資源情報レコード生成手段8は、ま
ず「評価対象区間」をパラメータとしてシステム稼働状
況記録レコード入力手段2を起動する(ステップ8
1)。
【0022】システム稼働状況記録レコード入力手段2
は、まずシステム稼働状況記録ファイル1内にレコード
があるか否かを判定し(ステップ21)、レコードがあ
れば、1レコードを読み出す(ステップ22)。ステッ
プ21においてレコードがなければ、高負荷資源情報レ
コード生成手段8に対してエラーを返却する(ステップ
23)。
【0023】次にシステム稼働状況記録レコード入力手
段2は、ステップ22において読み出した1レコードが
高負荷資源情報レコード生成手段8から受け取った「評
価対象区間」内に記録されたレコードであるか否かを判
定し(ステップ24)、「評価対象区間」内に記録され
たレコードであればそのレコードを第1の作業領域3に
書き込む(ステップ25)。
【0024】システム稼働状況記録レコード入力手段2
は、ステップ25終了後、まだシステム稼働状況記録フ
ァイル1内にレコードがあるか否かを判定し(ステップ
26)、レコードがあればステップ22に戻る。
【0025】システム稼働状況記録レコード入力手段2
は、ステップ24において該レコードが「評価対象区
間」内に記録されたレコードでなければ、ステップ26
へ至る。
【0026】システム稼働状況記録レコード入力手段2
は、ステップ26においてシステム稼働状況記録ファイ
ル1内にもはや未評価のレコードがなければ、第1の作
業領域3内にレコードがあるか否かを判定し(ステップ
27)、第1の作業領域3内にレコードがなければ、シ
ステム稼働状況記録ファイル1内には「評価対象区間」
内に記録されたレコードはないというエラーを、高負荷
資源情報レコード生成手段8に対して返却する(ステッ
プ28)。このエラーはさらに高負荷資源情報レコード
生成手段8から高負荷資源評価システムへ返却され、利
用者に対して「評価対象区間」の再指定が要求される。
【0027】システム稼働状況記録レコード入力手段2
は、ステップ27において第1の作業領域3内にレコー
ドがあれば、処理を終了する。
【0028】高負荷資源情報レコード生成手段8は、シ
ステム稼働状況記録レコード入力手段2終了後、高負荷
資源選択手段5を起動する(ステップ82)。
【0029】図4は資源使用率基準値ファイル4内の資
源使用率基準値の例である。資源使用率基準値ファイル
4は高負荷資源評価システムの起動に先立って予め設定
しておくものであり、システム稼働状況記録ファイル1
のシステム資源使用状況レコードの各資源の使用率、具
体的にはCPU使用率、メモリのページフォルト回数、
DISK、およびMSPの入出力回数に対する性能保証
上の警告値と限界値から構成されている。
【0030】高負荷資源選択手段5は、まず第1の作業
領域3から1レコードを読み出す(ステップ51)。
【0031】高負荷資源選択手段5は、ステップ51に
おいて読み出したレコードがCPUのレコードか、メモ
リのレコードか、DISKのレコードか、またはMSP
のレコードか否かを判定する(ステップ52)。
【0032】高負荷資源選択手段5は、ステップ52に
おいて判定したレコードがCPUのレコードであった場
合には、そのレコードのCPU使用時間をデータ収集時
間間隔で除算してCPU使用率(単位は%)に変換し
(ステップ53)、さらに該CPU使用率が資源使用率
基準値ファイル4内のCPUの資源使用率基準値の限界
値を超えているか否かを判定し(ステップ54)、限界
値を超えている場合には、資源名(CPU)とサンプリ
ング時刻、およびCPU使用率を1レコードとして第2
の作業領域6に書き込む(ステップ55)。
【0033】高負荷資源選択手段5は、ステップ54に
おいてCPU使用率が限界値を超えていない場合か、ま
たはステップ55終了後において、まだ第1の作業領域
3内にデータがあるか否かを判定し(ステップ56)、
レコードがあればステップ51に戻る。ステップ56に
おいて第1の作業領域3内にもはや未評価のレコードが
なければ、処理を終了する。
【0034】高負荷資源選択手段5は、ステップ52に
おいて判定したレコードがメモリのレコードであった場
合には、そのレコードのシステムプログラムのページフ
ォルト回数とユーザプログラムのページフォルト回数を
それぞれデータ収集時間間隔で除算して、秒当たりのペ
ージフォルト回数(単位は回数/秒)に変換し(ステッ
プ57)、さらにこの秒当たりのシステムプログラムの
ページフォルト回数とユーザプログラムのページフォル
ト回数がそれぞれ資源使用率基準値ファイル4内のメモ
リの資源使用率基準値の限界値を超えているか否かを判
定し(ステップ58)、少なくともどちらか一方が限界
値を超えている場合には、資源名(メモリ)とサンプリ
ング時刻、および秒当たりのシステムプログラムのペー
ジフォルト回数とユーザプログラムのページフォルト回
数を1レコードとして第2の作業領域6に書き込む(ス
テップ59)。
【0035】高負荷資源選択手段5は、ステップ58に
おいて秒当たりのシステムプログラムのページフォルト
回数とユーザプログラムのページフォルト回数のいずれ
もが限界値を超えていない場合か、またはステップ59
終了後において、まだ第1の作業領域3内にデータがあ
るか否かを判定し(ステップ5A)、レコードがあれば
ステップ51に戻る。ステップ5Aにおいて第1の作業
領域3内にもはや未評価のレコードがなければ、処理を
終了する。 高負荷資源選択手段5は、ステップ52に
おいて判定したレコードがDISKのレコードであった
場合には、そのレコードの入出力回数をデータ収集時間
間隔で除算して、秒当たりの入出力回数(単位は回数/
秒)に変換し(ステップ5B)、さらにこの秒当たりの
入出力回数が資源使用率基準値ファイル4内のDISK
の資源使用率基準値の限界値を超えているか否かを判定
し(ステップ5C)、限界値を超えている場合には、資
源名(DISK)とサンプリング時刻、および秒当たり
の入出力回数を1レコードとして第2の作業領域6に書
き込む(ステップ5D)。
【0036】高負荷資源選択手段5は、ステップ5Cに
おいて秒当たりの入出力回数が限界値を超えていない場
合、またはステップ5D終了後において、まだ第1の作
業領域3内にデータがあるか否かを判定し(ステップ5
E)、レコードがあればステップ51に戻る。ステップ
5Eにおいて第1の作業領域3内にもはや未評価のレコ
ードがなければ、処理を終了する。
【0037】高負荷資源選択手段5は、ステップ52に
おいて判定したレコードがMSPのレコードであった場
合には、そのレコードの入出力回数をデータ収集時間間
隔で除算して、秒当たりの入出力回数(単位は回数/
秒)に変換し(ステップ5F)、さらにこの秒当たりの
入出力回数が資源使用率基準値ファイル4内のMSPの
資源使用率基準値の限界値を超えているか否かを判定し
(ステップ5G)、限界値を超えている場合には、資源
名(MSP)とサンプリング時刻、および秒当たりの入
出力回数を1レコードとして第2の作業領域6に書き込
む(ステップ5H)。
【0038】高負荷資源選択手段5は、ステップ5Gに
おいて秒当たりの入出力回数が限界値を超えていない場
合、またはステップ5H終了後において、まだ第1の作
業領域3内にデータがあるか否かを判定し(ステップ5
I)、レコードがあればステップ51に戻る。ステップ
5Iにおいて第1の作業領域3内にもはや未評価のレコ
ードがなければ、処理を終了する。
【0039】高負荷資源選択手段5は、ステップ52に
おいて判定したレコードが、CPU、メモリ、DIS
K、およびMSPのいずれのレコードでもなかった場合
には、まだ第1の作業領域3内にデータがあるか否かを
判定し(ステップ5J)、レコードがあればステップ5
1に戻る。ステップ5Iにおいて第1の作業領域3内に
もはや未評価のレコードがなければ、処理を終了する。
【0040】図5は高負荷資源情報レコードの形式を示
す。高負荷資源情報レコードは、概要部がレコードI
D、サンプリング時刻、詳細部1の位置、詳細部1の大
きさ、詳細部2の位置、詳細部2の大きさ、および詳細
部2の数から構成され、詳細部が詳細部1と、詳細部2
の数の詳細部2から構成される。概要部は固定長である
が、詳細部が可変長であり、高負荷資源情報レコード全
体としては可変長のレコードとなる。
【0041】以下に図5を参照して高負荷資源情報レコ
ード生成手段8による高負荷資源情報レコードの生成処
理を説明する。
【0042】高負荷資源情報レコード生成手段8は、高
負荷資源選択手段5終了後、第2の作業領域6内にレコ
ードがあるか否かを判定し(ステップ83)、レコード
がなければ処理を終了する。
【0043】高負荷資源情報レコード生成手段8は、ス
テップ83において第2の作業領域6内にレコードがあ
れば、これらをサンプリング時刻でソートする(ステッ
プ84)。
【0044】次に高負荷資源情報レコード生成手段8
は、第2の作業領域6から1レコードを読み出し(ステ
ップ85)、そのレコードの資源名を参照してそのレコ
ードがCPU、メモリ、DISK、およびMSPのいず
れのレコードであるかを判定する(ステップ86)。
【0045】高負荷資源情報レコード生成手段8は、ス
テップ86において判定したレコードがCPUのレコー
ドであった場合には、該レコードのサンプリング時刻を
キーとして第1の作業領域3を検索して、同一サンプリ
ング時刻のジョブ実行状況レコードを全て読み出し(ス
テップ87)、それぞれのレコードごとにジョブ識別番
号と、CPU使用時間をデータ収集時間間隔で除算して
求めるCPU使用率からなる組データを作成する(ステ
ップ88)。
【0046】次に高負荷資源情報レコード生成手段8
は、図5に示す高負荷資源情報レコードの形式に従っ
て、まず概要部の「レコードID」フィールドに“CP
U”を、「サンプリング時刻」フィールドにサンプリン
グ時刻を、「詳細部1の位置」フィールドに詳細部1の
開始アドレスを、「詳細部1の大きさ」フィールドにC
PUレコードのCPU使用率のデータのサイズを、「詳
細部2の位置」フィールドに詳細部2の開始アドレス
を、「詳細部2の大きさ」フィールドにステップ88に
おいて作成したジョブの組データのサイズを、そして
「詳細部2の数」フィールドに該組データの個数を格納
する(ステップ89)。詳細部1の開始アドレスは、高
負荷資源情報レコードの先頭アドレスに固定長である概
要部のサイズを加算したアドレスの次のアドレスとして
求めることができ、詳細部2の開始アドレスは、詳細部
1の開始アドレスに詳細部1のサイズを加算したアドレ
スの次のアドレスとして求めることができる。
【0047】さらに高負荷資源情報レコード生成手段8
は、詳細部の「詳細部1」フィールドにCPUレコード
のCPU使用率を格納し、「詳細部2」フィールドにジ
ョブの組データをCPU使用率が高い順に1つずつ格納
し(ステップ8A)、完成した高負荷資源情報レコード
を高負荷資源情報ファイル9に書き込む(ステップ8
B)。
【0048】高負荷資源情報レコード生成手段8はステ
ップ8B終了後、まだ第2の作業領域6にレコードがあ
るか否かを判定し(ステップ8C)、レコードがあれば
ステップ85に戻り、レコードがなければ処理を終了す
る。
【0049】高負荷資源情報レコード生成手段8は、ス
テップ86において判定したレコードがメモリのレコー
ドであった場合には、該レコードのサンプリング時刻を
キーとして第1の作業領域3を検索して、同一サンプリ
ング時刻のジョブ実行状況レコードを全て読み出し(ス
テップ8D)、それぞれのレコードごとにジョブ識別番
号と、ページフォルト回数をデータ収集時間間隔で除算
して求める秒当たりのページフォルト回数からなる組デ
ータを作成する(ステップ8E)。
【0050】次に高負荷資源情報レコード生成手段8
は、図5に示す高負荷資源情報レコードの形式に従っ
て、まず概要部の「レコードID」フィールドに“メモ
リ”を、「サンプリング時刻」フィールドにサンプリン
グ時刻を、「詳細部1の位置」フィールドに詳細部1の
開始アドレスを、「詳細部1の大きさ」フィールドにメ
モリレコードの秒当たりのシステムプログラムのページ
フォルト回数のデータと秒当たりのユーザプログラムの
ページフォルト回数のデータのサイズを加算したサイズ
を、「詳細部2の位置」フィールドに詳細部2の開始ア
ドレスを、「詳細部2の大きさ」フィールドにステップ
8Eにおいて作成したジョブの組データのサイズを、そ
して「詳細部2の数」フィールドに該組データの個数を
格納する(ステップ8F)。詳細部1の開始アドレス
は、高負荷資源情報レコードの先頭アドレスに固定長で
ある概要部のサイズを加算したアドレスの次のアドレス
として求めることができ、詳細部2の開始アドレスは、
詳細部1の開始アドレスに詳細部1のサイズを加算した
アドレスの次のアドレスとして求めることができる。
【0051】さらに高負荷資源情報レコード生成手段8
は、詳細部の「詳細部1」フィールドにメモリレコード
の秒当たりのシステムプログラムのページフォルト回数
のデータと秒当たりのユーザプログラムのページフォル
ト回数のデータを格納し、「詳細部2」フィールドにジ
ョブの組データを秒当たりのページフォルト回数が多い
順に1つずつ格納し(ステップ8G)、完成した高負荷
資源情報レコードを高負荷資源情報ファイル9に書き込
む(ステップ8H)。
【0052】高負荷資源情報レコード生成手段8はステ
ップ8H終了後、まだ第2の作業領域6にレコードがあ
るか否かを判定し(ステップ8I)、レコードがあれば
ステップ85に戻り、レコードがなければ処理を終了す
る。
【0053】高負荷資源情報レコード生成手段8は、ス
テップ86において判定したレコードがDISKのレコ
ードであった場合には、まず該レコードのDISK名を
キーとしてシステム構成ファイル7のシステム構成デー
タを検索して、該DISKに設定されているファイル名
を全て読み出し(ステップ8J)、さらにそのファイル
名とDISKレコードのサンプリング時刻をキーとして
第1の作業領域3を検索して、同一サンプリング時刻の
該ファイルのシステム資源使用状況レコードを全て読み
出し(ステップ8K)、それぞれのレコードごとにファ
イル名と、入出力回数をデータ収集時間間隔で除算して
求める秒当たりの入出力回数からなる組データを作成す
る(ステップ8L)。
【0054】次に高負荷資源情報レコード生成手段8
は、図5に示す高負荷資源情報レコードの形式に従っ
て、まず概要部の「レコードID」フィールドに“DI
SK”を、「サンプリング時刻」フィールドにサンプリ
ング時刻を、「詳細部1の位置」フィールドに詳細部1
の開始アドレスを、「詳細部1の大きさ」フィールドに
DISKレコードの秒当たりの入出力回数のデータのサ
イズを、「詳細部2の位置」フィールドに詳細部2の開
始アドレスを、「詳細部2の大きさ」フィールドにステ
ップ8Lにおいて作成したファイルの組データのサイズ
を、そして「詳細部2の数」フィールドに該組データの
個数を格納する(ステップ8M)。詳細部1の開始アド
レスは、高負荷資源情報レコードの先頭アドレスに固定
長である概要部のサイズを加算したアドレスの次のアド
レスとして求めることができ、詳細部2の開始アドレス
は、詳細部1の開始アドレスに詳細部1のサイズを加算
したアドレスの次のアドレスとして求めることができ
る。
【0055】さらに高負荷資源情報レコード生成手段8
は、詳細部の「詳細部1」フィールドにDISKレコー
ドの秒当たりの入出力回数のデータを格納し、「詳細部
2」フィールドにファイルの組データを秒当たりの入出
力回数の多い順に1つずつ格納し(ステップ8N)、完
成した高負荷資源情報レコードを高負荷資源情報ファイ
ル9に書き込む(ステップ8O)。
【0056】高負荷資源情報レコード生成手段8はステ
ップ8O終了後、まだ第2の作業領域6にレコードがあ
るか否かを判定し(ステップ8P)、レコードがあれば
ステップ85に戻り、レコードがなければ処理を終了す
る。
【0057】高負荷資源情報レコード生成手段8は、ス
テップ86において判定したレコードがMSPのレコー
ドであった場合には、まず該レコードのMSP名をキー
としてシステム構成ファイル7のシステム構成データを
検索して、該MSPに接続されているDISK名を全て
読み出し(ステップ8Q)、さらにそのDISK名とM
SPレコードのサンプリング時刻をキーとして第1の作
業領域3を検索して、同一サンプリング時刻の該DIS
Kのシステム資源使用状況レコードを全て読み出し(ス
テップ8R)、それぞれのレコードごとにDISK名
と、入出力回数をデータ収集時間間隔で除算して求める
秒当たりの入出力回数からなる組データを作成する(ス
テップ8S)。
【0058】次に高負荷資源情報レコード生成手段8
は、図5に示す高負荷資源情報レコードの形式に従っ
て、まず概要部の「レコードID」フィールドに“MS
P”を、「サンプリング時刻」フィールドにサンプリン
グ時刻を、「詳細部1の位置」フィールドに詳細部1の
開始アドレスを、「詳細部1の大きさ」フィールドにM
SPレコードの秒当たりの入出力回数のデータのサイズ
を、「詳細部2の位置」フィールドに詳細部2の開始ア
ドレスを、「詳細部2の大きさ」フィールドにステップ
8Sにおいて作成したDISKの組データのサイズを、
そして「詳細部2の数」フィールドに該組データの個数
を格納する(ステップ8T)。詳細部1の開始アドレス
は、高負荷資源情報レコードの先頭アドレスに固定長で
ある概要部のサイズを加算したアドレスの次のアドレス
として求めることができ、詳細部2の開始アドレスは、
詳細部1の開始アドレスに詳細部1のサイズを加算した
アドレスの次のアドレスとして求めることができる。
【0059】さらに高負荷資源情報レコード生成手段8
は、詳細部の「詳細部1」フィールドにMSPレコード
の秒当たりの入出力回数のデータを格納し、「詳細部
2」フィールドにDISKの組データを秒当たりの入出
力回数の多い順に1つずつ格納し(ステップ8U)、完
成した高負荷資源情報レコードを高負荷資源情報ファイ
ル9に書き込む(ステップ8V)。
【0060】高負荷資源情報レコード生成手段8はステ
ップ8V終了後、まだ第2の作業領域6にレコードがあ
るか否かを判定し(ステップ8W)、レコードがあれば
ステップ85に戻り、レコードがなければ処理を終了す
る。
【0061】以上により、本発明の第1の実施例の動作
である高負荷資源評価システムの処理が完了する。
【0062】本発明の第1の実施例である高負荷資源評
価システムは、システム稼働状況記録レコードを入力
し、予め設定した資源使用率基準値と比較することで、
計算機システムを構成する各資源に高負荷な状況が発生
していないかどうかを判定し、さらに該資源を高負荷な
使用状態にしたジョブ名や資源名をボトルネックとして
特定することにより、性能評価作業に精通していない利
用者でも容易に、かつ確実に性能評価作業を実施するこ
とができる効果を有している。
【0063】図9を参照すると、本発明の第2の実施例
である高負荷資源評価システムは、第1の実施例である
高負荷資源評価システムにおいて、高負荷資源情報レコ
ード生成手段8に起動され、高負荷資源情報ファイル9
に格納された高負荷資源情報レコードを入力し、サンプ
リング時刻ごとの各資源の使用率を資源使用率基準値フ
ァイル4内の資源使用率基準値の警告値と限界値を境に
して異なる文字で表示するように、さらに該サンプリン
グ時刻において各資源を使用するジョブごとの資源使用
率、または各ファイルごと、各DISKごとの入出力回
数を並べて表示するように第3の作業領域11を用いて
編集し、出力装置12へグラフ表示する高負荷資源判定
結果出力手段10を含む。
【0064】次に本発明の第2の実施例の動作につい
て、図4、図5、および図9〜図11を参照して説明す
る。
【0065】高負荷資源情報レコード生成手段8は、高
負荷資源情報レコードの生成終了後、高負荷資源判定結
果出力手段10を起動する。
【0066】高負荷資源判定結果出力手段10は、まず
高負荷資源情報ファイル9内の高負荷資源情報レコード
をサンプリング時刻とレコードIDでソートする(ステ
ップ101)。
【0067】次に高負荷資源判定結果出力手段10は、
レコードIDが“CPU”のレコードを1レコード読み
出し(ステップ102)、該レコードの詳細部1に格納
されているCPU使用率を、資源使用率基準値ファイル
4の資源使用率基準値のCPU使用率の警告値と限界値
と比較し(ステップ103)、CPU使用率が0〜警告
値(%)の間なら“S”、警告値〜限界値(%)なら
“W”、そして限界値〜100(%)なら“O”という
文字でCPU使用率を表示する文字データに変換し、そ
れに詳細部2に格納されているジョブ名と、さらに該ジ
ョブのCPU使用率を“*”で表示する文字データに変
換したものなどを加えて出力装置12への出力形式に編
集して第3の作業領域11に書き込む(ステップ10
4)。
【0068】高負荷資源判定結果出力手段10はステッ
プ104終了後、まだ高負荷資源情報ファイル9内の高
負荷資源情報レコードにレコードIDが“CPU”のレ
コードがあるか否かを判定し(ステップ105)、レコ
ードがあればステップ102に戻る。
【0069】次に高負荷資源判定結果出力手段10は、
レコードIDが“メモリ”のレコードを1レコード読み
出し(ステップ106)、該レコードの詳細部1に格納
されている秒当たりのシステムプログラムのページフォ
ルト回数とユーザプログラムのページフォルト回数を、
資源使用率基準値ファイル4の資源使用率基準値のペー
ジフォルト回数の警告値と限界値と比較し(ステップ1
07)、ページフォルト回数が0〜警告値(回/秒)の
間なら“S”、警告値〜限界値(回/秒)なら“W”、
そして限界値以上(回/秒)なら“O”という文字でペ
ージフォルト回数を表示する文字データに変換し、それ
に詳細部2に格納されているジョブ名と、さらに該ジョ
ブのページフォルト回数を“*”で表示する文字データ
に変換したものなどを加えて出力装置12への出力形式
に編集して第3の作業領域11に書き込む(ステップ1
08)。
【0070】高負荷資源判定結果出力手段10はステッ
プ108終了後、まだ高負荷資源情報ファイル9内の高
負荷資源情報レコードにレコードIDが“メモリ”のレ
コードがあるか否かを判定し(ステップ109)、レコ
ードがあればステップ106に戻る。
【0071】次に高負荷資源判定結果出力手段10は、
レコードIDが“DISK”のレコードを1レコード読
み出し(ステップ10A)、該レコードの詳細部1に格
納されている秒当たりのDISKの入出力回数を、資源
使用率基準値ファイル4の資源使用率基準値のDISK
の入出力回数の警告値と限界値と比較し(ステップ10
B)、入出力回数が0〜警告値(回/秒)の間なら
“S”、警告値〜限界値(回/秒)なら“W”、そして
限界値以上(回/秒)なら“O”という文字で入出力回
数を表示する文字データに変換し、それに詳細部2に格
納されているファイル名と、さらに該ファイルの入出力
回数を“*”で表示する文字データに変換したものなど
を加えて出力装置12への出力形式に編集して第3の作
業領域11に書き込む(ステップ10C)。
【0072】高負荷資源判定結果出力手段10はステッ
プ10C終了後、まだ高負荷資源情報ファイル9内の高
負荷資源情報レコードにレコードIDが“DISK”の
レコードがあるか否かを判定し(ステップ10D)、レ
コードがあればステップ10Aに戻る。
【0073】次に高負荷資源判定結果出力手段10は、
レコードIDが“MSP”のレコードを1レコード読み
出し(ステップ10E)、該レコードの詳細部1に格納
されている秒当たりのMSPの入出力回数を、資源使用
率基準値ファイル4の資源使用率基準値のMSPの入出
力回数の警告値と限界値と比較し(ステップ10F)、
入出力回数が0〜警告値(回/秒)の間なら“S”、警
告値〜限界値(回/秒)なら“W”、そして限界値以上
(回/秒)なら“O”という文字で入出力回数を表示す
る文字データに変換し、それに詳細部2に格納されてい
るDISK名と、さらに該DISKの入出力回数を
“*”で表示する文字データに変換したものなどを加え
て出力装置12への出力形式に編集して第3の作業領域
11に書き込む(ステップ10G)。
【0074】高負荷資源判定結果出力手段10はステッ
プ10G終了後、まだ高負荷資源情報ファイル9内の高
負荷資源情報レコードにレコードIDが“MSP”のレ
コードがあるか否かを判定し(ステップ10H)、レコ
ードがあればステップ10Eに戻る。
【0075】高負荷資源判定結果出力手段10はステッ
プ10G終了後、第3の作業領域11に書き込んだ文字
データを出力装置12に出力する(ステップ10I)。
【0076】図11にCPU情報の出力例を示す。他の
資源についても同様に出力できる。
【0077】以上により、本発明の第2の実施例の動作
である高負荷資源評価システムの処理が完了する。
【0078】本発明の第2の実施例である高負荷資源評
価システムは、システム稼働状況記録レコードを入力
し、予め設定した資源使用率基準値と比較することで、
計算機システムを構成する各資源に高負荷な状況が発生
していないかどうかを判定し、さらに該資源を高負荷な
使用状態にしたジョブ名や資源名をボトルネックとして
特定し、その結果を入出力装置に呈示して利用者に示す
ことにより、性能評価作業に精通していない利用者でも
容易に、かつ確実に性能評価作業を実施することができ
る効果を有している。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高負荷資源
評価システムは、システム稼働状況記録レコードを入力
し、予め設定した資源使用率基準値と比較することで、
計算機システムを構成する各資源に高負荷な状況が発生
していないかどうかを判定し、さらに該資源を高負荷な
使用状態にしたジョブ名や資源名をボトルネックとして
特定し、その結果を入出力装置に呈示して利用者に示す
ことにより、性能評価作業に精通していない利用者でも
容易に、かつ確実に性能評価作業を実施することができ
る効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施例を示すブロック図
である。
【図2】図2は本発明の第1の実施例のシステム稼働状
況記録ファイル1の構成の例を示す図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施例におけるシステム
構成ファイル7のシステム構成データの例を示す図であ
る。
【図4】図4は本発明の第1の実施例における資源使用
率基準値ファイル4内の資源使用率基準値の例を示す図
である。
【図5】図5は本発明の第1の実施例における高負荷資
源情報ファイル9に格納される高負荷資源情報レコード
の形式を示す図である。
【図6】図6は本発明の第1の実施例におけるシステム
稼働状況記録レコード入力手段2の処理を示す流れ図で
ある。
【図7】図7は本発明の第1の実施例における高負荷資
源情報レコード生成手段8の処理を示す流れ図である。
【図8】図8は本発明の第1の実施例における高負荷資
源判定手段5の処理を示す流れ図である。
【図9】図9は本発明の第2の実施例を示すブロック図
である。
【図10】図10は本発明の第2の実施例における高負
荷資源判定結果出力手段10の処理を示す流れ図であ
る。
【図11】図11は本発明の第2の実施例における高負
荷資源判定結果出力手段10による出力装置12への高
負荷資源の判定結果の例を示す図である。
【符号の説明】
1 システム稼働状況記録ファイル 2 システム稼働状況記録レコード入力手段 3 第1の作業領域 4 資源使用率基準値ファイル 5 高負荷資源判定手段 6 第2の作業領域 7 システム構成ファイル 8 高負荷資源情報レコード生成手段 9 高負荷資源情報ファイル 10 高負荷資源判定結果出力手段 11 第3の作業領域 12 出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−91739(JP,A) 特開 昭55−164952(JP,A) 特開 昭63−196955(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 11/28 - 11/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システムを構成する各資源の使用
    状況をシステム資源使用状況レコードとして一定時間間
    隔ごとに記録し、さらに該計算機システム上で実行され
    る各ジョブの実行履歴をジョブ実行状況レコードとして
    一定時間間隔ごとに記録するシステム稼働状況記録ファ
    イルと、 前記計算機システムを構成する外部記憶装置とこの外部
    記憶装置を制御する外部記憶装置制御装置との接続関係
    情報と、該外部記憶装置に格納されているファイル名情
    報をシステム構成データとして格納するシステム構成フ
    ァイルと、 前記システム稼働状況記録ファイル中の各レコードを入
    力するシステム稼働状況記録レコード入力手段と、 前記計算機システムを構成する各資源の使用率の性能保
    証上の警告値と限界値を資源使用率基準値として格納す
    る資源使用率基準値ファイルと、 前記システム稼働状況記録レコード入力手段が入力した
    前記システム資源使用状況レコードの資源使用率の情報
    を前記資源使用率基準値ファイル内の資源使用率基準値
    の限界値と比較し、この限界値を超える高負荷な使用状
    態を示す前記システム資源使用状況レコードの資源名と
    記録時刻、および資源使用率を抽出する高負荷資源選択
    手段と、前記 高負荷資源選択手段が抽出した前記システム資源使
    用状況レコードの記録時刻、同時刻に記録された前記
    ョブ実行状況レコード内のジョブ名、各資源に対する資
    源使用率の情報、前記システム資源使用状況レコード内
    の他の資源名、および資源使用率の情報を抽出し、さら
    前記システム構成ファイルのシステム構成データを参
    照して、各資源の情報とその資源を使用するジョブの情
    報、または各資源の情報とその資源を構成する資源の情
    報を関連付けた形式で統合して高負荷資源情報レコード
    を生成する高負荷資源情報レコード生成手段と、 この高負荷資源情報レコード生成手段が生成した高負荷
    資源情報レコードを格納する高負荷資源情報ファイル
    前記高負荷資源情報ファイルに格納された高負荷資源情
    報レコードを入力し、記録時刻ごとの各資源の使用率を
    前記資源使用率基準値の警告値と限界値を境にした異な
    る文字で表示したものに加えて、該記録時刻において各
    資源を使用する ジョブごとの資源使用率、または各ファ
    イルごと、各外部記憶装置ごとの入出力回数を並べて表
    示するグラフを出力装置へ表示する高負荷資源判定結果
    出力手段と を備えることを特徴とする高負荷資源評価シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 計算機システムを構成する各資源の使用
    状況をシステム資源使用状況レコードとして一定時間間
    隔ごとに記録し、さらに該計算機システム上で実行され
    る各ジョブの実行履歴をジョブ実行状況レコードとして
    一定時間間隔ごとに記録するシステム稼働状況記録ファ
    イルと、 前記計算機システムを構成する外部記憶装置とこの外部
    記憶装置を制御する外部記憶装置制御装置との接続関係
    情報と、該外部記憶装置に格納されているファイル名情
    報をシステム構成データとして格納するシステム構成フ
    ァイルと、 前記システム稼働状況記録ファイル中の各レコードを入
    力するシステム稼働状況記録レコード入力手段と、 前記計算機システムを構成する各資源の使用率の性能保
    証上の警告値と限界値を資源使用率基準値として格納す
    る資源使用率基準値ファイルと、 前記システム稼働状況記録レコード入力手段が入力した
    前記システム資源使用状況レコードの資源使用率の情報
    を前記資源使用率基準値ファイル内の資源使用率基準値
    の限界値と比較し、この限界値を超える高負荷な使用状
    態を示す前記システム資源使用状況レコードの資源名と
    記録時刻、および資源使用率を抽出する高負荷資源選択
    手段と、 前記高負荷資源選択手段が抽出した前記システム資源使
    用状況レコードの記録時刻、同時刻に記録された前記ジ
    ョブ実行状況レコード内のジョブ名、各資源に対する資
    源使用率の情報、前記システム資源使用状況レコード内
    の他の資源名、および資源使用率の情報を抽出し、さら
    に前記システム構成ファイルのシステム構成データを参
    照することにより、概要部と詳細部から構成され、該概
    要部はCPU情報か、メモリ情報か、外部記憶装置情報
    か、または外部記憶装置制御装置情報かを示すレコード
    IDと、サンプリング時刻、詳細部の位置、および詳細
    部の大きさを示し、前記詳細部はレコードIDがCPU
    の場合にはCPU使用率と各ジョブごとのCPU使用
    率、レコードIDがメモリの場合にはページフォルト回
    数と各ジョブごとのページフォルト回数、レコードID
    が外部記憶装置の場合 にはこの外部記憶装置の入出力回
    数と該外部記憶装置内の各ファイルごとの入出力回数、
    およびレコードIDが外部記憶装置制御装置情報の場合
    には外部記憶装置制御装置の入出力回数と該外部記憶装
    置制御装置に接続されている各外部記憶装置の入出力回
    数から構成される高負荷資源情報レコードを生成する高
    負荷資源情報レコード生成手段と、 この高負荷資源情報レコード生成手段が生成した高負荷
    資源情報レコードを格納する高負荷資源情報ファイルと
    を備えることを特徴とする高負荷資源評価システム。
  3. 【請求項3】 前記高負荷資源情報ファイルに格納され
    た高負荷資源情報レコードを入力し、記録時刻ごとの各
    資源の使用率を前記資源使用率基準値の警告値と限界値
    を境にした異なる文字で表示したものに加えて、該記録
    時刻において各資源を使用するジョブごとの資源使用
    率、または各ファイルごと、各外部記憶装置ごとの入出
    力回数を並べて表示するグラフを出力装置へ表示する高
    負荷資源判定結果出力手段を備えることを特徴とする請
    求項2記載の高負荷資源評価システム。
JP5266814A 1992-11-27 1993-10-26 高負荷資源評価システム Expired - Lifetime JP2833976B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5266814A JP2833976B2 (ja) 1992-11-27 1993-10-26 高負荷資源評価システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34123692 1992-11-27
JP4-341236 1992-11-27
JP5266814A JP2833976B2 (ja) 1992-11-27 1993-10-26 高負荷資源評価システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06222963A JPH06222963A (ja) 1994-08-12
JP2833976B2 true JP2833976B2 (ja) 1998-12-09

Family

ID=26547600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5266814A Expired - Lifetime JP2833976B2 (ja) 1992-11-27 1993-10-26 高負荷資源評価システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2833976B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4627508B2 (ja) * 2006-03-09 2011-02-09 株式会社日立ソリューションズ サーバの接続リソース使用状況出力方法
JP4802114B2 (ja) * 2007-02-14 2011-10-26 株式会社ラック 情報処理システム
JP4507260B2 (ja) * 2007-06-25 2010-07-21 株式会社日立情報システムズ 品質障害における発生傾向把握および原因切り分けシステム、ならびにその方法
JP5773493B2 (ja) 2011-11-14 2015-09-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 情報処理装置
JP6048119B2 (ja) * 2012-12-19 2016-12-21 富士通株式会社 異常原因推定プログラム、異常原因推定装置及び異常原因推定方法
JP6273867B2 (ja) * 2014-01-29 2018-02-07 日本電気株式会社 ジョブ性能分析システム、ジョブ性能分析方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06222963A (ja) 1994-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5475844A (en) Heavily loaded resource evaluation system
US7367017B2 (en) Method and apparatus for analyzing machine control sequences
US5349658A (en) Graphical user interface
JP2833976B2 (ja) 高負荷資源評価システム
US7120648B2 (en) System and method for predicting execution time of a database utility command
JP2001005690A (ja) プログラムテストシステム
JP2000112784A (ja) プログラムテスト支援装置及びプログラムテスト支援プログラムを記録した記録媒体
JP3182111B2 (ja) プログラムテスト支援装置
US6546500B1 (en) Computer, computer network system, and recording medium
JPH11224214A (ja) イベント分類装置およびそのプログラム記録媒体
CN111342994A (zh) 网络管理系统和方法
JP3704871B2 (ja) 障害調査情報装置
JP2009134535A (ja) ソフトウェア開発支援装置、ソフトウェア開発支援方法及びソフトウェア開発支援プログラム
KR100567813B1 (ko) 텐덤 시스템의 트랜잭션 분석 시스템
US6173281B1 (en) Method and computer program product for processing and combining data sets including bitmaps
JPH10333943A (ja) 計算機システムのトレース・ログ処理方法とその処理装置
KR100319740B1 (ko) 실시간디렉토리감시/관리장치및그방법
JPH0652020A (ja) ファイル編集装置
JPH0535549A (ja) ソフトウエア負荷解析支援システム
CA1292575C (en) Methods of retrieving records stored within a computer system
JP2892663B2 (ja) 自律故障診断型解析方式
JP2518390B2 (ja) システム性能監視方式
US5951699A (en) Method and apparatus for verifying integrity of predefined data structures in a computer system
JP3130870B2 (ja) メモリダンプファイル再構成方式
JP2973975B2 (ja) 離散イベントシミュレーション装置及びイベント列の記録方法ならびに制御プログラムを格納した記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980825