JP2832635B2 - レール用制振ゴムパッドおよびその取付方法 - Google Patents

レール用制振ゴムパッドおよびその取付方法

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JP2832635B2
JP2832635B2 JP2201229A JP20122990A JP2832635B2 JP 2832635 B2 JP2832635 B2 JP 2832635B2 JP 2201229 A JP2201229 A JP 2201229A JP 20122990 A JP20122990 A JP 20122990A JP 2832635 B2 JP2832635 B2 JP 2832635B2
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邦登 酒井
重彦 渋沢
勲 益田
鈴木  登
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Tokyu Construction Co Ltd
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Tokyu Construction Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、列車走行時のレールの振動を抑えて騒音を
防止するレール用制振ゴムパッドおよびその取付方法に
関する。
[従来の技術] 従来、レールを制振して騒音を防止するめ技術として
は、第7図の(A)に示すように、レールの両脇に防振
剤をスプレーや刷毛により塗布したものや、(B)に示
すように、レールの両脇にゴムラバーを貼り付けたもの
や、(C)に示すように、ゴムラバーをクランプにより
押し付けたものなどがあった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のレール制振技術のうち、上
記(A)の防振剤を塗布したものは、相当量の防振剤を
塗布しないと効果がなく、上記(B)のゴムラバーを貼
り付けたものも相当厚いラバーを使用しないと効果がな
く、さらに上記(C)のゴムラバーを押し付けたもの
は、クランプ装置を取り付けなければならず、装置が複
雑で高価になる等の問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、容易かつ安価に取
り付けることができ、レールの振動を効果的に抑えるこ
とのできるレール用制振ゴムパッドおよびその取付方法
を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明のレール用制振ゴムパッドは、締結装置により
軌道スラブに固定されるレールの長手方向に沿って該軌
道スラブとの間に挟設される長尺板状のゴムパッド本体
から成り、その少なくとも上側面または下側面に複数種
類の高さのストライプ状突起を上記レールを横断する方
向に列状に、しかも、同じ高さのストライプ状突起が隣
合うことがないように、形成したことを特徴とする。ま
た、上記ストライプ状突起の幅を変化せしめることを特
徴とする。さらに、上記ストライプ状突起を上記ゴムパ
ッド本体の上側面および下側面に形成すると共に、これ
らのストライプ状突起を上記ゴムパッド本体に対して各
々対称の位置に配置したことも特徴とする。さらにま
た、上記上側面および下側面の対称の位置に配置された
それぞれ相対応するストライプ突起の高さが、相互に異
なることを特徴とする。
また、本発明のレール用制振ゴムパッドの取付方法
は、上記レール用制振ゴムパッドの最も高いストライプ
状突起を、2番目に高いストライプ状突起の高さまで、
圧縮させた状態で、レールと軌道スラブとの間に挟設す
ることを特徴とする。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図において、1はレールであって、適宜締結装置
2により軌道スラブ3に固定されている。
上記レール1の長手方向に沿って軌道スラブ3の間に
はゴムパッド4が挟設されている。
該ゴムパッド4は、第2図に示すように、ゴムパッド
本体4aの上側面に多数のストライプ状突起4bを列状に形
成して構成されている。
該ゴムパッド本体4aは、レール1の下側に敷設し得る
形状と大きさを有する。
上記ストライブ状突起4bは、第3図からも明らかなよ
うに、2種類の高さh1,h2のものが交互に形成されてい
るが、これに限定するものではなく、3種類、4種類
等、2種類以上のストライプ状突起4bであれば、いずれ
でもよい。尚、この場合、同じ高さのストライプ状突起
4bが隣合うことがないように配慮する。尚、第3図にお
いて、h3はゴムパッド本体4aの高さ(厚さ)である。
また、上記実施例ではストライプ状突起4bの幅bは同
じになっているが、これを変化させて弾性係数を変える
ようにして、荷重により柔軟な設計が可能とすることが
できる。
第4図は上記ゴムパッド4の圧縮変位(cm)と圧縮荷
重(kg/cm2)の関係を示すグラフであって、第3図に示
す高いストライプ状突起4b′を圧縮すると圧縮荷重は実
線Aに沿って次第に増加し、低いストライプ状突起4b″
の高さh2に達する。さらに圧縮を続けると、上記ストラ
イプ状突起4b′に加えてストライプ状突起4b″も圧縮さ
れ、その圧縮荷重は実線Bに沿って増加して、ゴムパッ
ド本体4aの高さh3に達する。更にまた、圧縮を続ける
と、上記ストライプ状突起4b′,4b″に加えてゴムパッ
ド本体4aも圧縮され、それらの合算した圧縮荷重は実線
Cに沿って増加する。このように、本発明のゴムパッド
4は非線形的に変化する特性を有する。
第1図に示すゴムパッド4は、第5図に示すように、
高いストライプ状突起4b′が低いストライプ状突起4b″
とほぼ同じ高さになるように圧縮した状態で挟設されて
いる。
この状態で、上記突起はストライプ状に形成されてい
るので、ストライプの長手方向への振動による変形は阻
止され、レール1の間隔が変化する恐れがない。
また、高いストライプ状突起4b′は、既に荷重を受け
て圧縮変形しているが、低いストライプ状突起4b″は未
だ荷重を受けておらず、ゴムパッド本体4a中の応力は不
均一に分布する。
従って、圧縮や剪断に対してゴムパッド本体1中を応
力等が斜めに伝播するので、振動や衝撃も分散され、吸
収され易い。
さらに、レール1が振動すると、上方向の振幅に対し
ては、既に圧縮されている高いストライプ状突起4b′が
追従しながら弾性的に復帰し、逆に、下方向の振幅に対
しては、低いストライプ状突起4b″が弾性的に圧縮され
るので、軌道スラブ2への振動の伝播は減衰される。
尚、上記実施例では、ストライプ状突起4bをゴムパッ
ド本体4aの片側面に形成したものを示したが、本発明の
ゴムパッドはこれに限定するものではなく、第6図に示
すように、ゴムパッド本体の両側面にストライプ状突起
を形成したものであってもよい。ゴムパッド本体4aの両
側面のストライプ状突起4bは、ゴムパッド本体4aに対し
て対称の位置に形成され、しかも、上面のストライプ状
突起4b′が高い場合には、対応する下面のストライプ状
突起4b″は低く形成し、逆に、上面のストライプ状突起
4b″が低い場合には、対応する下面のストライプ状突起
4b′は高く形成する等、高さの異なるストライプ状突起
4bを対にして組み合わせる。
[発明の効果] (1)本発明のゴムパッドは突起がストライプ状に形成
されているので、ストライプの長手方向に対する振動に
よる変形が阻止され、その結果、レールの横方向への変
位、すなわちレールが広がる恐れがない。
(2)ストライプ状突起の高さを数段階に変化させたの
で、内部応力が不均一になり、レールの振動や衝撃を効
果的に分散または吸収することができる。
(3)一部のストライプ状突起を圧縮した状態でレール
と軌道スラブとの間に取り付けるので、突起がレールの
振動に追従して、その振動の伝播を効果的に減衰させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のゴムパッドをレールと軌道スラブとの
間に挟設した状態を示す一実施例の斜視図、第2図はゴ
ムパッドの一実施例を示す斜視図、第3図はその側面
図、第4図は本ゴムパッドの圧縮特性を示すグラフ、第
5図はゴムパッドの取付状態の拡大説明図、第6図は別
のゴムパッドの実施例を示す斜視図、第7図(A)
(B)(C)は従来のレール防振技術を示す説明図であ
る。 1……レール、2……締結装置、3……軌道スラブ、4
……ゴムパッド、4a,4b,4b′,4b″……ストライプ状突
起。
フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭52−47203(JP,B2) 実公 昭36−7403(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01B 9/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】締結装置により軌道スラブに固定されるレ
    ールの長手方向に沿って該軌道スラブとの間に挟設され
    る長尺板状のゴムパッド本体から成り、その少なくとも
    上側面または下側面に複数種類の高さのストライプ状突
    起を上記レールを横断する方向に列状に、しかも、同じ
    高さのストライプ状突起が隣合うことがないように、形
    成したことを特徴とするレール用制振ゴムパッド。
  2. 【請求項2】上記ストライプ状突起の幅を変化せしめる
    ことを特徴とする請求項1に記載のレール用制振ゴムパ
    ッド。
  3. 【請求項3】上記ストライプ状突起を上記ゴムパッド本
    体の上側面および下側面に形成すると共に、これらのス
    トライプ状突起を上記ゴムパッド本体に対して各々対称
    の位置に配置したことを特徴とする請求項1または2に
    記載のレール用制振ゴムパッド。
  4. 【請求項4】上記上側面および下側面の対称の位置に配
    置されたそれぞれ相対応するストライプ突起の高さが、
    相互に異なることを特徴とする請求項3に記載のレール
    用制振ゴムパッド。
  5. 【請求項5】上記請求項1ないし4のいずれかの請求項
    に記載のレール用制振ゴムパッドの最も高いストライプ
    状突起を、2番目に高いストライプ状突起の高さまで、
    圧縮させた状態で、レールと軌道スラブとの間に挟設す
    ることを特徴とするレール用制振ゴムパッドの取付方
    法。
JP2201229A 1990-07-31 1990-07-31 レール用制振ゴムパッドおよびその取付方法 Expired - Lifetime JP2832635B2 (ja)

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