JP2831533B2 - 斜張ケーブルを構成している多数のストランドの保持装置 - Google Patents

斜張ケーブルを構成している多数のストランドの保持装置

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JP2831533B2
JP2831533B2 JP5153505A JP15350593A JP2831533B2 JP 2831533 B2 JP2831533 B2 JP 2831533B2 JP 5153505 A JP5153505 A JP 5153505A JP 15350593 A JP15350593 A JP 15350593A JP 2831533 B2 JP2831533 B2 JP 2831533B2
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ジャン−クロード ペルシェロン
ラ ファント カルロ ドュ
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フレシネ アンテルナショナル エ シエ
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D19/00Structural or constructional details of bridges
    • E01D19/16Suspension cables; Cable clamps for suspension cables ; Pre- or post-stressed cables
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B1/00Constructional features of ropes or cables
    • D07B1/22Flat or flat-sided ropes; Sets of ropes consisting of a series of parallel ropes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長大な斜張ケーブル或は
同種類のケーブルを構成している多数のストランドを斜
めに並置し、保持する為の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】斜張橋の床板は長大な斜張ケーブルを介
して橋梁の主塔により支えられている。
【0003】本発明が特に適用される有効な実施態様で
は、斜張ケーブルはプラスチック材シースにより個々に
保護された複数のストランドが互いに向き合って並置さ
れて構成されている。
【0004】このような斜めの相互並列配置は各ストラ
ンドの断面が六角形である場合比較的主要な表面に沿っ
て行なうことが出来、このことは好ましいケースである
がこの1つに限定されたものではない。
【0005】ストランドの斜めの並行性を常時保持して
変わることを特に避けるようにすべきである。このこと
はうなりの1原因となり騒々しく又破壊的になることも
あるからである。
【0006】これがため、ところどころでストランドの
束を取り巻く緊縛用フランジを使用することが今日まで
提案されて来た。
【0007】これらのフランジの取付けは極めて複雑な
装置(ゴンドラ付き伸縮式クレンや斜張ケーブルに沿っ
て移動するロボット台車)に頼る必要があり、そして更
に、この取付けは一般的に不可逆的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は特に余り面倒
ではなく、問題のケーブルの両端末から適用が極めて容
易であり且つ可逆性のある様にした緊縛用装置を提起し
てこれらの諸欠点をなくすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による斜張ケーブ
ルを構成する多数のストランドを斜めに並列に保持する
為の装置は、基本的に螺旋状に斜張ケーブルを取り巻く
第一のワイヤと、上記斜張ケーブルの中心線に沿って平
行に延びており且つ、上記第一のワイヤと交差点で組み
合わさっている第2のワイヤとを有することを特徴とす
る。
【0010】実施態様の中ではさらに次の装置のうちの
何れかを使用する。即ち、上記2本のワイヤを相互連結
する装置は斜張ケーブルを周る第1のワイヤの螺旋角度
に等しい一定の角度αで前記装置の位置で相互に斜めに
重ねるように構成されている。
【0011】上記角度αは約7°である。
【0012】各連結装置は2枚の同様な小さい板より成
る。その2枚の小さい板のそれぞれにワイヤがはいる真
直の溝が貫通している。これらの2枚の板はそれぞれの
板の溝のある側が向い合い2つの溝は角度αで斜めに重
なり結合されている。
【0013】上記の小さい板は一般に円盤の形を呈して
いる。上記の小さい板はステンレス製である。直径約1
00mmの斜張ケーブルの装備に対し、ワイヤは直径3
〜4mmでステンレス鋼線の束で構成され、該束はプラ
スチック材のシースで取り巻かれている。
【0014】本発明はこれらの主要な装置とは別に更に
同時に使用されるいくつかの他の装置を含む。これらに
ついては以下に明らかにされよう。
【0015】次に勿論限定的でないが図面を参照しつつ
本発明の好ましい実施態様について説明する。
【0016】
【実施例】本発明は一般的に斜張ケーブル1を構成して
いる多数のストランド2を斜めに並行し斜めのまま保持
しようとするものである。
【0017】これらのストランド2は密封形式をとる。
即ちこのストランドはプラスチック材特に高密度のポ
リエチレン製のシース4の中に埋め込まれた撚り鋼線3
により構成されている。
【0018】これらのストランドはその両端が連結され
るべき2つのブロック(図示せず)の間に互いに平行に
延びている。これらブロックはそれぞれ橋梁の床板とこ
の橋梁の主塔の1部をなしている。
【0019】これらのストランドを斜めに並列する為に
はC点で交差するように配置された不伸張性の2本のワ
イヤを使用する。
【0020】第一のワイヤ5は斜張ケーブルのまわりに
実質上螺旋に巻つけられている。
【0021】このように巻つけられたワイヤ5が両端末
の間で緊張されるとこれらのストランドの斜めの並行配
置で斜張ケーブルを構成している個々のストランド2の
収束即ち横方向の保持力が生ずるが、螺旋のピッチと引
張り応力とに依存して締めつけの度合が変る。
【0022】この引張り応力をかけるためにワイヤ5の
両端末に力を加える必要はない。この理由はこのワイヤ
と斜張ケ―ブルとが相互に接触する面で摩擦が生ずるか
らである。
【0023】ワイヤ5は普通プラスチック材のシースに
より覆われており、ワイヤ5の両端末に直接作用する引
張り力が大きいと上記接触面による摩擦が生じ、該シー
スが部分的に損傷され螺旋ピッチに不揃いが生ずる。
【0024】第2のワイヤ6の使用はこの欠点の改善を
可能にする。
【0025】この第2のワイヤ6は斜張ケーブル1の中
心線に平行に延びており、第一のワイヤ5に前もって組
合わされる。
【0026】この組合わせは上記2本のワイヤ5と6と
を次の様に交差させる事により達成される。即ち第1の
ワイヤ5が斜張ケ―ブルの周りに螺旋巻きされた時、第
2のワイヤ6に沿う相続く2つの交差点C間の距離がこ
の螺旋ピッチPと等しくなるようにする。
【0027】第一のワイヤ5の隣接する2つの点C間の
長さLはピッチPより明らかに長い。即ちこの長さLは
螺旋巻き全部の長さに等しく斜張ケーブル1の直径と上
記ピッチの大きさとに依存する。そのうえ、交差点Cに
おける少なくとも1本のワイヤに極端な折れ曲がりの発
生とか方向の狂いを生じてワイヤを弱めたり無駄な長さ
になるのを避ける為、これらのワイヤが緊張の終った場
合第一のワイヤ5には最終的に螺旋の角度αに等しい一
定の角度をもって交差点で重なり、正確に曲がるように
上記のワイヤの相互結合装置7を配置する。換言すれば
結合装置7は結合された2本のワイヤの間に常に相互角
αを保つ。
【0028】このような結合装置7の特に単純な実施態
様が図5,6に図示されている。この装置7はワイヤ5
又は6の1部分がぴったりと嵌合する溝として働く寸法
の1本の溝を各々の表面に刻みこんだ同じ円形の2枚の
小さい板で構成される。
【0029】これら2枚の円板は各溝9が互いに異なる
方向を向き又各円板の軸方向から垂直に見て2本の溝が
上記の角度αで重なるようにリベット10を用いて向い
合わせて組み合わされている。
【0030】この角度αは一般に5°と10°との間で
あり特に約7°である。一度この角度αが与えられる
と、この値と斜張ケーブルの直径Dの値とからピッチを
容易に推論し得る。即ちワイヤ6に沿う交差点の場所は
容易に決定される。その理由は何れもピッチPだけ離れ
ているからである。実際パラメータα,P,Dには次の
関係が成り立つことに注目することが出来る。即ち若し
斜張ケーブルの断面を円になぞらえるなら tgα=πD/P 又長さLは次の関係から導き出せる。
【0031】cosα=P/L 不伸張性の細いケーブル即ちワイヤ5と6はステンレス
製の撚線の束により有効に構成されている。これら束は
プラスチック材のシースにより取り巻かれている。これ
らのワイヤの直径は斜張ケーブルの直径が約100mm
である場合約3〜4mmである。
【0032】かかる状況において、本緊縛装置即ち結合
装置を次の通り使用する。
【0033】最初に螺旋の角度αを先ず選択する。それ
から2本のワイヤ5と6の上に連続する交差点Cをマー
クする。これらの点はワイヤ5では長さL、又ワイヤ6
ではピッチPだけ離れている。それから既に設置され、
緊張された斜張ケーブルの1端末のまわりにワイヤ5を
巻き付ける。この巻き付けは図3に示すようにピッチを
細かく、ゆるく螺旋巻きする。上記斜張ケーブルの端末
とは特に下方の端末である。
【0034】第1のワイヤ5を巻きつけた斜張ケーブル
の端末側に第2のワイヤ6を用意する。そして2本のワ
イヤを斜張ケーブルのほぼ縦方向に沿ってワイヤ結合装
置7を並べるようあらかじめ決定された交差点でワイヤ
相互のずれが生じないよう装置7の助けを得て注意しな
がら組合わせる。
【0035】次いでこの斜張ケーブルの一般にその上部
端末である第2の端末から、第1のワイヤ5の両端末間
に引張り応力Tを平行にかける。
【0036】他方、第2のワイヤ6の両端末間には引張
り応力T’をかける。
【0037】この二重索引の時間中、ワイヤ6はワイヤ
結合装置の重畳のため装置7は一般には図1に示す通
り、一列に連続して斜張ケーブルの下に位置してこの間
に小さいたれ下がりを作っている。実際にはワイヤ6は
引張り応力を妨げる一切の摩擦抵抗はなく、斜張ケーブ
ルの下に真直となる。
【0038】螺旋状に巻きつけられたワイヤ5の引張り
応力を妨げる摩擦抵抗はもっと高いが比較的小さい。結
局個々の交差位置でこのワイヤ5に対し加えられる引張
り応力に帰着する。
【0039】隣接する2点C間を含む各交差点にかけら
れる引張り力応力はワイヤ6によってこれらの2点Cに
直接かけられたものと見倣すことが出来る。
【0040】二重索引力T,T’は最初はこの斜張ケー
ブルの上部面に沿うワイヤ5の空滑りにより斜張ケーブ
ル上のその最終的場所へと各交差点を配置することとな
るが、このときは斜張ケーブル上のワイヤ5の巻き付け
は図1と3で見られるように極めて弛緩しているので困
難を来たさない。
【0041】各交差点の分布は実際上同時に生じ容易に
且つ又規則正しく行なわれる。個々との螺旋巻回と斜張
ケーブルとの間のラジアル方向のあそびの減少は1対の
ワイヤにより構成される装置に沿って実際には同じであ
り又同時に起る。
【0042】緊張の終りにワイヤ6は図2と4に見られ
る通り斜張ケーブルに沿って縦に延び、斜張ケーブル1
にぴったりくっつく。更にワイヤ5はピッチPの螺旋に
より斜張ケーブルを周って延び、この斜張ケーブルを構
成するストランドを向い合わせにしっかり締め付ける。
この際それぞれの交差点Cの領域ではワイヤ5と6は何
れも何んら直角曲がりとか変曲は見られないことに注目
すべきである。
【0043】上記の2つの引張り分力TとT’の全体は
これらのワイヤの端末の2つの結合装置7間の2本のワ
イヤに同時にかける1つの引張り合力と置き変えること
が出来る。
【0044】多数の力のうち、今ここで考慮され得るの
は、“真直な”ワイヤ6の両端にかける引張り応力T′
のみである。
【0045】一般的に上記に述べた種類の緊縛装置をつ
けた斜張ケーブルの最終的形状においてはワイヤ6と結
合装置7とは斜張ケーブルの下に延びている。これらの
部材は図2と4では斜張ケーブルの1側面にもっぱら明
確に示す。
【0046】ここに述べた実施態様に限らず多数のスト
ランドからなる斜張ケーブルの横方向の結束を確実にす
る装置が結果的に得られる。今までに述べた装置の構成
と使い方は本発明の一実施態様にしか過ぎない。
【0047】本発明装置は今までに知られたものと比較
して特に極めて経済的であり、配置が極めて容易で更に
可逆性である多くの利点がある。
【0048】ワイヤ5と6の取りはずしはこれらのワイ
ヤにかけられた引張り応力の単なる解除により全く可能
である。
【0049】本発明はここにくわしく述べた適用と実施
態様に何等限定されず、そのすべての変形を含むことも
ち論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】円形断面のストランドで形成され又本発明によ
る緊縛即ちストランド結合装置を装備している斜張ケー
ブルの斜視図を示す。
【図2】緊縛装置設置後の斜張ケーブルの同じ部分を示
す。
【図3】斜張ケーブルが六角断面の多数のストランドに
より構成されている場合のそれぞれ図1と2に類似した
図である。
【図4】斜張ケーブルが六角断面の多数のストランドに
より構成されている場合のそれぞれ図1と2に類似した
図である。
【図5】図6の矢印Vから見た図及び図5の矢印V1か
ら側面を見た図である。
【図6】図6の矢印Vから見た図及び図5の矢印V1か
ら側面を見た図である。
【符号の説明】
1…斜張ケーブル 2…ストランド 5…ワイヤ 6…ワイヤ 7…ワイヤ結合装置 8…小さい板 9…溝
フロントページの続き (72)発明者 ドュ ラ ファント カルロ フランス国 92000 ナンテール リュ ドュ セルジャン ボビロ 7 (72)発明者 ジャルトー ピエール フランス国 78000 ヴェルサーユ リ ュ ドュ マレシャル フォック 58 (56)参考文献 特公 昭62−60512(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01D 11/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜張ケーブル(1)を構成する斜めに並
    置された多くのストランド(2)を保持する為の装置で
    あって、斜張ケーブル(1)を螺旋状に取り巻いている
    第一のワイヤ(5)と又上記斜張ケーブルに沿ってその
    中心線に平行に延び、複数個の点(C)で上記第一のワ
    イヤに相互に交差し、結合されている第二のワイヤ
    (6)とを含んで成ることを特徴とするストランドの保
    持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、2本のワ
    イヤ(5,6)を相互に結合する装置(7)は斜張ケー
    ブル(1)を取り巻くように配置された第一のワイヤ
    (5)が決める螺旋の角度に等しい一定の角度αで上記
    2本のワイヤが上記装置(7)の位置で斜めに交差する
    様配置される事を特徴とするストランドの保持装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において上記角度α
    が約7°であることを特徴とするストランドの保持装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2と3の何れかに記載の装置にお
    いて、上記結合装置(7)は2枚の同じ小さな板(8)
    より成り、該小さな板各々にワイヤ(5,6)の1本を
    受け入れる真直な溝(9)が堀り込まれ、これら2枚の
    小さな板は各溝同志が向い合う様且つ2本の溝が角度α
    で交差する様結合されている事を特徴とするストランド
    の保持装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、小さな
    板(8)が一般的に円盤状を呈していることを特徴とす
    るストランドの保持装置。
  6. 【請求項6】 請求項4と5の何れかに記載の装置にお
    いて、小さな板(8)がステンレスで構成されているこ
    とを特徴とするストランドの保持装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の装置に
    おいて、斜張ケーブルは直径約100mmであり、ワイ
    ヤー(5,6)は直径約3〜4mmでステンレス鋼線の
    束により構成され、この束はプラスチック材のシースに
    より取り巻かれている事を特徴とするストランドの保持
    装置。
JP5153505A 1992-06-25 1993-06-24 斜張ケーブルを構成している多数のストランドの保持装置 Expired - Fee Related JP2831533B2 (ja)

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FR9207814 1992-06-25

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JPH0657709A JPH0657709A (ja) 1994-03-01
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CN109746355B (zh) * 2019-01-22 2024-01-16 四川大学 一种钢索自动断料及铆合装置

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FR2692918B1 (fr) 1994-09-23
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