JP2831248B2 - 管内設置形流量計治具 - Google Patents

管内設置形流量計治具

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JP2831248B2
JP2831248B2 JP5302424A JP30242493A JP2831248B2 JP 2831248 B2 JP2831248 B2 JP 2831248B2 JP 5302424 A JP5302424 A JP 5302424A JP 30242493 A JP30242493 A JP 30242493A JP 2831248 B2 JP2831248 B2 JP 2831248B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば上水道などの
管路に対して、消火栓や、空気弁など立ち上がり部を使
用して設置される管内設置形流量計治具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、地中に埋設された管内の流速など
を測定するための流量計は、管の外面に超音波センサー
を巻き付けるなどして設置する方式であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の流量計は、管と同様に地中に埋設させなければなら
ず、管掘り出しなど土木工事を必要とすることから、そ
の設置に手間がかかるだけでなく、管の外側に設置され
るため管壁の影響を受けて、精度悪くなったり、測定時
の電力消費が多いという問題があった。
【0004】本発明の目的とするところは、容易に設置
し得、しかも精度の高い測定を消費電力を少なくして行
え、さらに小径管にも容易に使用し得る管内設置形流量
計治具を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の管内設置形流量計治具は、管内へ管径方向に挿入
可能な外筒体の先端部側に、この外筒体に沿った管径方
向位置と外筒体に直角状の管軸方向位置との間で回転自
在な一対の回転部材を設けるとともに、これら回転部材
の両端部に振り分けて一対の超音波センサーを設け、前
記外筒体内を挿通する内筒体を設けるとともに、これら
外筒体と内筒体との相対移動に連動して前記回転部材を
回転させる連動機構を設けている。
【0006】
【作用】かかる本発明の構成によると、流量計治具の設
置は、消火栓用の分岐部などから測定対象の管の内部に
挿入することで行える。すなわち、外筒体と内筒体とを
相対移動させることで、連動機構を介して回転部材を、
予め上方向に回転させて外筒体に沿った位置にし得、以
て細い分岐部内を通過できるようにして、管径方向に流
量計治具を降下させ得る。その際に回転部材は一対に分
割されていることから、降下時の高さは低いものにな
り、管が小径であっても容易に使用し得る。
【0007】そして、回転部材が管の内部に入り込んだ
とき超音波センサーは、分岐部側に位置していることか
ら管の底面に接触しない。回転部材の基端側が管の底側
に達したのち、外筒体と内筒体とを前述とは逆の相対移
動させることで、連動機構を介して回転部材を下方向に
回転させて、外筒体に直角状の管軸方向の位置にし得
る。次いで流量計治具を管径方向に上昇させ、両回転部
材の上位面を管頂に下方から当接させるとともに、両回
転部材の長さ方向を管軸方向に沿わせることで、所定の
位置にセットし得る。
【0008】この状態で、一方の超音波センサーから管
内に超音波を送信するとともに、その反射超音波を他方
の超音波センサーで受信し、その信号を検出部に送るこ
とで、検出部において管内の流量を知り得る。このと
き、超音波センサーは管内に位置しているため超音波が
管壁を通ることはなく、電力の消費は大きくない。なお
所期の検出を行ったのち、前述とは逆の操作を行うこと
で、流量計治具の取り外しを行える。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1〜図3において1は管内設置形の流量計治具
で、管(後述する。)内へ管径方向Xに挿入可能な外筒
体2により本体を構成する。この外筒体2の先端(先端
部)にはナット体3が螺合により装着され、そしてナッ
ト体3には一対の外側ブラケット4が固定されている。
その際に両外側ブラケット4は、外筒体2の長さ方向に
延びるとともに、互いに平行しており、さらに先端に
は、それぞれ管軸方向Yの二箇所に貫通孔5A,5Bが
形成されている。
【0010】前記外筒体2の先端部側となる外側ブラケ
ット4の先端に、この外筒体2に沿った管径方向Xの位
置と、外筒体2に直角状の管軸方向Yの位置との間で回
転自在な一対の回転部材6A,6Bが設けられる。すな
わち両回転部材6A,6Bはそれぞれ、互いに平行して
いる一対のブラケット部7A,7Bと、一対のブラケッ
ト部7A,7Bの中間部間を連結する中間連結材8A,
8B、ならびに先端間を連結する先端連結材9A,9B
とにより枠状に形成されている。そして両ブラケット部
7A,7Bの基端部にそれぞれ貫通孔10A,10Bが形成
されている。
【0011】したがって、これら貫通孔10A,10Bを両
外側ブラケット4の貫通孔5A,5Bに合致させたの
ち、ピン11A,11Bを介して連結することで、外側ブラ
ケット4に対して両回転部材6A,6Bは回転自在に連
結される。
【0012】両回転部材6A,6Bの両端部に振り分け
て一対の超音波センサー12A,12Bが設けられる。これ
ら超音波センサー12A,12Bは、一対のブラケット部7
A,7B間において所定の位置に固定され、その際にセ
ンサー部13A,13Bは、回転部材6A,6Bが直角状で
管軸方向Yの位置のとき、下方に突出して互いにほぼ反
対方向から向き合うように斜めに設けられている。また
両超音波センサー12A,12Bは、それぞれ送信と受信と
に切り替え得る構成としている。
【0013】前記外筒体2内を挿通する内筒体15が設け
られ、この内筒体15の内部を利用して、超音波センサー
12A,12Bと検出部(図示せず。)とを接続するケーブ
ル(信号線)16などが配設される。なおナット体3の部
分には、内筒体15の摺動を許しかつシール機能を有する
軸受け部17が設けられる。また内筒体15の外端側には操
作部が設けられる。
【0014】前記外筒体2と内筒体15との相対移動に連
動して前記回転部材6A,6Bを回転させる連動機構20
A,20Bが設けられる。すなわち内筒体15の先端(先端
部)にはナット体21が螺合により装着され、そしてナッ
ト体21には一対の内側ブラケット22が固定されている。
その際に両内側ブラケット22は、外側ブラケット4とブ
ラケット部7A,7Bとの間において、外筒体2の長さ
方向に延びるとともに、互いに平行している。さらにナ
ット体21の部分には温度センサー18が設けられ、これも
ケーブル19を介して検出部に接続されている。
【0015】さらに両内側ブラケット22の先端には、そ
れぞれ管軸方向Yの二箇所に貫通孔23A,23Bが形成さ
れている。前記ブラケット部7A,7Bの基部には、そ
れぞれ長孔24A,24Bが形成され、その際に長孔24A,
24Bは、回転部材6A,6Bが直角状で管軸方向Yの位
置のとき、先端側ほど下位として反対方向から向き合う
ように斜めに設けられている。そして両長孔24A,24B
に、前記貫通孔23A,23Bを介して支持した操作ピン25
A,25Bを挿通させている。以上の21〜25A,25Bによ
り連動機構20A,20Bを構成する。
【0016】以下に、上記構成における作用を説明す
る。上記の流量計治具1を設置する場合、図4(a)に
示したように、この流量計治具1を消火栓用の分岐部31
などから測定対象の管30の内部に挿入する。すなわち、
たとえば外筒体2に対して内筒体15を押し込み、図2、
図3に示すように操作ピン25A,25Bに対してピン11
A,11Bを外側(下方)に位置させることで、長孔24
A,24Bによる許容構造を介して回転部材6A,6B
を、ピン11A,11Bの周りに予め上方向に回転させて外
筒体2に沿った位置にし得、以て細い分岐部31内を通過
できるようにして、管径方向Xに流量計治具1を降下さ
せて行く。
【0017】そして図4(b)に示されるように、回転
部材6A,6Bが管30の内部に入り込んだとき、超音波
センサー12A,12Bは、分岐部31側に位置していること
から管30の底面に接触することが防止される。その際に
回転部材6A,6Bは、左右一対に分割されていること
から、降下時の高さは低いものにでき、管30が小径であ
っても容易に使用し得る。
【0018】このように回転部材6A,6Bの基端側が
管30の底側に達したのちに、管30の外部において操作部
を操作し、外筒体2に対して内筒体15を引き上げる。こ
れにより、図1に示すように操作ピン25A,25Bに対し
てピン11A,11Bを内側(上方)に位置させ得、長孔24
A,24Bによる許容構造を介して回転部材6A,6B
を、ピン11A,11Bの周りに下方向に回転させて、図4
(c)に示したように回転部材6A,6Bを、外筒体2
に直角状の管軸方向Yの位置にし得る。
【0019】このときブラケット部7A,7Bの基端面
14A,14Bが相対向して、それ以上に下方向に回転する
ことを互いに規制する。このように回転部材6A,6B
の管軸方向Yの位置を位置決めしたのち、流量計治具1
を管径方向Xに上昇させて行き、図4(d)に示したよ
うに両ブラケット部6A,6Bの上位面を管頂に下方か
ら当接させるとともに、両ブラケット部6A,6Bの長
さ方向を管軸方向Yに沿わせる。なお流量計治具1の管
径方向Xへの上昇は水圧による押し上げで行われるが、
これは外力付与により行ってもよい。
【0020】次いで、両ブラケット部6A,6Bに設け
た超音波センサー12A,12Bのうち、一方の超音波セン
サー12Aまたは12Bから管30内に超音波を送信するとと
もに、その反射超音波を他方の超音波センサー12Bまた
は12Aで受信し、その信号をケーブル16を通して検出部
に送ることで、検出部において管30内の流量を知ること
ができる。このとき、両超音波センサー12A,12Bが管
30内に位置しているため超音波が管壁を通ることはな
く、電力の消費は大きくない。また管30内の温度が温度
センサー18により検出され、ケーブル19を通して検出部
に送られる。
【0021】なお、所期の検出を行ったのち、前述とは
逆の操作を行うことで、流量計治具1の取り外しを行え
る。また上記実施例で示すように、前記外筒体2と内筒
体15との相対移動として、内筒体15を押し引き移動させ
ているが、これは外筒体2を押し引き移動させてもよ
い。
【0022】図5に示すように、地下式の消火栓35を利
用して測定を行う場合、地面36から管30までの深さHは
場所によって異なるが、これは外筒体2や内筒体15の長
さなどを変えることにより、種々の深さに対応すること
ができる。
【0023】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、外筒体の先
端部側に一対の回転部材を回転可能に設けるとともに、
これら回転部材に超音波センサーを設けることで、管内
へ管径方向に挿入可能な流量計治具を構成でき、その設
置は、管掘り出しなど土木工事を行うことなく、容易に
迅速に行うことができる。また回転部材を一対に分割す
ることで、降下時の高さを低いものにでき、したがって
管が小径であっても容易に使用することができる。さら
に超音波センサーは管内に位置しているため超音波が管
壁の影響を受けず、精度の高い測定を消費電力を少なく
して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、流量計治具の使用姿
勢での正面図である。
【図2】同流量計治具の挿抜姿勢での正面図である。
【図3】同流量計治具の挿抜姿勢での縦断側面図であ
る。
【図4】同流量計治具の設置方法を説明する工程断面図
である。
【図5】同流量計治具の設置を示した説明図である。
【符号の説明】
1 流量計治具 2 外筒体 4 外側ブラケット 6A,6B 回転部材 7A,7B ブラケット部 11A,11B ピン 12A,12B 超音波センサー 15 内筒体 18 温度センサー 20A,20B 連動機構 22 内側ブラケット 24A,24B 長孔 25A,25B 操作ピン 30 管 31 分岐部 H 深さ X 管径方向 Y 管軸方向
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内へ管径方向に挿入可能な外筒体の先
    端部側に、この外筒体に沿った管径方向位置と外筒体に
    直角状の管軸方向位置との間で回転自在な一対の回転部
    材を設けるとともに、これら回転部材の両端部に振り分
    けて一対の超音波センサーを設け、前記外筒体内を挿通
    する内筒体を設けるとともに、これら外筒体と内筒体と
    の相対移動に連動して前記回転部材を回転させる連動機
    構を設けたことを特徴とする管内設置形流量計治具。
JP5302424A 1993-12-02 1993-12-02 管内設置形流量計治具 Expired - Fee Related JP2831248B2 (ja)

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DE102006023478A1 (de) * 2006-05-18 2007-11-22 Siemens Ag Durchflusssensor und Strömungskanal zur Aufnahme des Durchflusssensors

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