JPH09287905A - 管路測定方法および管路測定装置 - Google Patents

管路測定方法および管路測定装置

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JPH09287905A
JPH09287905A JP12233496A JP12233496A JPH09287905A JP H09287905 A JPH09287905 A JP H09287905A JP 12233496 A JP12233496 A JP 12233496A JP 12233496 A JP12233496 A JP 12233496A JP H09287905 A JPH09287905 A JP H09287905A
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tube
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Tatsuhiro Osawa
達宏 大澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下埋設管路の位置経路を効率よく、確実に
測定する。 【解決手段】 埋設管路の曲折に追従して撓曲可能な可
撓性部材(例えば樹脂チューブ)11を測定対象である
管路内に挿入し、該管路内を移動させることにより配管
経路を測定する管路測定方法又は装置であって、チュー
ブ11の移動距離から管路長を測定する一方、チューブ
の長手方向に亙って且つチューブ壁面に沿って線状部材
(例えばワイヤ)21〜24を配設し、ワイヤの一端部
21a〜24aをチューブ壁面に固定し、チューブの撓
曲に伴うワイヤ他端部とチューブ壁面との相対変位を検
出して該変位量から管路の曲折方向を検出する。ワイヤ
は、鉛直及び水平の各方向について少なくとも1本ずつ
設けることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管路測定方法および
管路測定装置に係り、とくに地下に埋設された管路の位
置経路を測定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、地上空間の有効利用や景観保全等
の観点から、電話線や送電線の敷設には、従来の架空方
式に代わり、地下管路による埋設方式を利用する場合が
増えており、既設の埋設管路も相当距離に及んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる埋設
管路を各種の土木建築工事において誤って損傷し、例え
ば電話線を切断してしまう事故が発生することがある。
このような事故は単純に施工者の不注意に起因するもの
だけでなく、管路の埋設位置が記録に残されていないこ
とがその原因であることが少なくない。
【0004】地下管路の設置にあたっては、その保守管
理のためにも、管路の埋設位置を地図上に記録しておく
のが通常であり、地中掘削を伴う各種の工事を行う場合
にはこれを確認するのが原則であるが、特に急速に宅地
造成が行われた都市部の新興住宅地等においては、正確
な埋設位置がわからない管路が相当数存在しているのが
現状であり、埋設後、区画整理や道路の路線変更が行わ
れることもあって、地面を掘り起こしてみて初めて管路
の存在に気付くケースも珍しくない。
【0005】一方、このような埋設位置が不明な管路に
ついてその測定調査が進められてはいる。しかしながら
現在実施されている調査は、地中に電波を放射し、その
反射波や誘導波を捉えて管の存在を逐一検出してゆくい
わゆる地中レーダ方式によっているため、作業効率が悪
く、調査にはかなりの手間と時間を要している。また地
下には目標とする管路のほかにも、例えばガス管や水道
管、下水管等、様々な埋設構造物が存在するから、従来
の電磁気的な探査方法ではどれが測定対象の管か識別が
容易ではなく、測定結果の信頼性の点でも難があった。
【0006】そこで本発明の目的は、地下に埋設された
配管経路を効率よく、しかも確実に測定することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成して課題
を解決するため、本発明に係る管路測定方法は、埋設管
路の曲折に追従して撓曲可能な可撓性部材を測定対象で
ある管路内に挿入し、該管路内を移動させることにより
配管経路を測定する管路測定方法であって、前記可撓性
部材の移動距離から管路長を測定する一方、該可撓性部
材とともに撓曲する線状部材を可撓性部材の長手方向に
亙って且つ可撓性部材の壁面に沿って配設し、この線状
部材の一端部を可撓性部材の壁面に固定し、可撓性部材
の撓曲に伴う線状部材他端部と可撓性部材壁面との相対
変位を検出して、該変位量から管路の曲折方向を検出す
る。
【0008】また、本発明に係る管路測定装置は、測定
対象である埋設管路の曲折に追従して撓曲できる可撓性
部材に、該部材の移動距離を検出する距離測定手段と、
該部材の撓曲から管路の曲折方向を検出する方向測定手
段とを設けた管路測定装置であって、前記方向測定手段
は、一端部を可撓性部材の壁面に固定し、可撓性部材の
長手方向に亙って且つ可撓性部材の壁面に沿って配設し
た、可撓性部材とともに撓曲可能な線状部材と、可撓性
部材の撓曲に伴う線状部材他端部と可撓性部材壁面との
相対変位を検出するセンサ手段とを備え、該センサ手段
により検出された変位量から管路の曲折方向を検出す
る。
【0009】さらに前記方向測定手段は、鉛直および水
平の各方向について少なくとも1本ずつ線状部材を備
え、これら線状部材の変位から、鉛直および水平方向に
関する管路の曲折を検出する場合がある。
【0010】
【作用】本発明は、測定すべき管路内に所定長を有する
可撓性部材を挿入し、この部材を管路に沿って移動させ
ることで、該部材の移動距離から管路長を、また該部材
の撓曲状態から管路の曲折方向を検出するもので、これ
により配管経路、例えばあるマンホールから他のマンホ
ールまでどのような経路で管路が設置されているかを連
続的に測定するものである。
【0011】管路内おける可撓性部材の移動は、例えば
測定を開始する任意のあるマンホール(始点マンホー
ル)から別のマンホール(終点マンホール)まで先ずロ
ープを圧搾空気を利用するなどして圧送し挿通させ、始
点マンホール側のロープ端に可撓性部材を取り付けた
後、終点マンホール側からロープを手繰り寄せて牽引す
ることにより行うことが出来る。尚、可撓性部材自身が
管路内を自走できるよう走行駆動機構(例えばモータや
駆動車輪等)を設けることも可能であるが、装置構造の
複雑化や故障を防ぎ、管路内で該部材を確実に移動させ
るには、かかるロープによる牽引方式によることが望ま
しい。
【0012】可撓性部材としては、中空の管状部材(チ
ューブ)や柱状部材等を使用することができ、該部材の
長手方向に亙って且つ部材壁面に沿って該部材とともに
撓曲可能な線状部材を設ける。この線状部材としては、
例えばワイヤや金属線、樹脂ロープ、可撓性を有する棒
状部材その他を使用できる。線状部材の一端部は、可撓
性部材の壁面に固定しておく。従って管路の曲折に応じ
て可撓性部材が撓むと、かかる線状部材も撓んで、線状
部材の他端部(固定した一端部と反対側)において、可
撓性部材と線状部材との間に変位(ずれ)が生じる。す
なわち、可撓性部材が撓んだ場合、撓みの外周側では該
部材壁面は伸張する一方、撓みの内周側では該部材壁面
は縮むこととなるから、例えば可撓性部材が線状部材の
配設側に撓んだ場合には、その撓み程度に応じて線状部
材が相対的に(見かけ上)伸びることとなる。また線状
部材配設側と反対側に撓んだ場合には、線状部材は相対
的に縮むこととなる。本発明では、かかる変位量をセン
サ手段により検出し、該検出値に基づいて可撓性部材
(管路)の曲折方向(向きと曲折程度)を測定する。
【0013】また管路長は、可撓性部材の移動距離から
測定が可能である。具体的測定方法は特に問わないが、
例えば前記センサ手段からの出力データを始点マンホー
ル側で取り出すために可撓性部材の後方側(始点マンホ
ール側)にケーブルを設けた場合には、該ケーブルの送
出長さから移動距離を知ることが出来る。また前に述べ
たように終点マンホール側から可撓性部材をロープで牽
引する場合には、該牽引ロープの巻取り長さからも移動
距離がわかる。
【0014】可撓性部材に配設する線状部材としては、
鉛直および水平の各方向について少なくとも1本ずつ
(少なくとも計2本)設けることが望ましい。鉛直およ
び水平の両方向に関し、管路の曲折を検出するためであ
る。
【0015】さらに鉛直および水平の各方向について対
向する位置にそれぞれ線状部材を設け、計4本の部材を
可撓性部材の中心線(中立軸)を中心として放射状に配
設することとしても良く、このような構成によれば、上
位置と下位置とに配した各線状部材の変位から鉛直方向
に関する管路の曲折を、また左位置と右位置とに配した
各線状部材の変位から水平方向に関する管路の曲折をそ
れぞれ確実に検出することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の管路測定装置の一例を示す斜
視図である。図示のようにこの測定装置10は、管路内
に挿入する可撓性部材として樹脂チューブを用い、該チ
ューブからなる装置本体11の両端に、フック12,1
3を介してロープ14,15を取付けてなるもので、フ
ック12側を先頭として管路内に挿入し、ロープ14で
牽引することにより管路内を移動させ測定を行うもので
ある。先頭側のフック12は装置本体11に対し回動自
在に取り付けてある。牽引ロープ14の捻れが装置本体
11に伝わり、管路内での移動中に装置本体が回転する
ことを防ぐためである。また、後尾側のロープ15には
装置本体内部に収容されたセンサ手段(後述する)に対
する給電ケーブルや、センサ手段からの出力信号を送信
するケーブル類16を内装してあり、さらに装置本体1
1の移動距離を計測するためのスケールを付してある。
【0017】装置本体11の内部には、同図(b)およ
び図2に示すように、鉛直および水平の各方向について
対向位置に計4本のワイヤ(線状部材)21〜24を設
けてあり、各ワイヤはチューブ11の内壁面に設置した
ガイド25により、チューブの長手方向に且つチューブ
内壁面に沿って摺動可能に支持してある。また、各ワイ
ヤ21〜24は一端部21a〜24aをチューブ壁面に
固定する一方、他端部は、チューブの撓曲に伴うワイヤ
の変位を検出するために、ロータリエンコーダ27,3
1のスリット円板28,32にそれぞれ接続してある。
尚、41は装置本体11の回転誤差を検出するためのセ
ンサ装置である。これについては後述する。
【0018】各スリット円板28,32は、それぞれチ
ューブ内に設けた鉛直枢軸29および水平枢軸33によ
り回転可能に設置してあり、チューブ11の撓曲量(ワ
イヤ21〜24の変位量)に応じて回転する。例えばチ
ューブ11が右(図1の紙面手前側)に曲がると、左ワ
イヤ21は撓みの外周側になって固定端21aにより引
っ張られ、右ワイヤ22は内周側になって固定端22a
により押し出されるから、スリット円板28は矢印A方
向に回転する。尚、このとき、上ワイヤ23および下ワ
イヤ24は変化せず、スリット円板32は回転しない。
また、チューブ11が下方に曲がった場合には、上ワイ
ヤ23が固定端23aにより引っ張られ、下ワイヤ24
が固定端24aにより押し出されるから、スリット円板
32は矢印B方向に回転する。
【0019】スリット円板28,32の回転角および回
転方向の検出方法は、既存のエンコーダ装置と同様であ
って構わない。すなわち、回転検出器35で光電素子3
0(エンコーダ31側は図示せず)からの出力パルスを
計数して回転角を、また出力パルスの位相差から回転方
向を検出する。検出結果は、測定者が監視する表示器1
7に表示する。尚、光電素子30は、透過型、反射型い
ずれであっても構わない。
【0020】図3乃至図4に基づいて本装置による測定
原理をより具体的に説明する。まず、図3に示すように
ワイヤ21〜24の配設長さをl、チューブ11の内径
(チューブ中心線からワイヤまでの距離)をr、管路5
0の曲率半径をRi、中心角をθ(ラジアン)、チュー
ブ11の撓曲によるワイヤ21〜24の伸び又は縮み変
位量をΔlとすると、チューブの中心線、撓みの外周側
および内周側の各状態から、次式が成立する。
【0021】l=Ri・θ…(式1) l+Δl=(Ri+r)θ…(式2) l−Δl=(Ri−r)θ…(式3)
【0022】これらの式に基づいて、ワイヤの変位Δl
と管路の曲率半径Riの関係式が得られる。 Ri=r・l/Δl…(式4)
【0023】ワイヤの変位Δlと、スリット円板28,
32の回転角α(ラジアン)との関係は、スリット円板
の半径をr0とすれば、Δl=r0・αとなるから、スリ
ット円板の回転角αと管路の曲率半径Riとの関係は次
式の通りとなる。 Ri=r・l/r0・α…(式5)
【0024】また、スリット円板の半径がチューブの内
径にほぼ等しければ(r0=r)、Riは次式の通りとな
る。 Ri=l/α…(式6)
【0025】図4は測定結果の一例を示す線図である。
今、始点マンホールP1から、終点マンホールP6までの
管路を測定することとすれば、まず、牽引ロープ(1
4)をP1からP6まで挿通させ、該ロープをP6側から
引っ張って管路内で装置本体(11)を移動させる。P
1からP2まではワイヤの変位(スリット円板の回転)は
検出されず、従ってこの間は直線路であることがわか
る。この間の管路長S1は後尾側のロープ(15)のス
ケールにより計測できる。
【0026】P2でワイヤに変位が検出されることによ
り、管路が曲折していることがわかる。そして当該曲折
部P23の曲率半径R1は、スリット円板の回転角αか
ら前記式5または式6を用いて算出することができ、管
路長S2(P23間の距離)はS1同様、後尾ロープ(1
5)の送出長から計測できるから、管路が再び変化する
地点P3(P3では管路が再び直線となるからα=0とな
る)の位置が決定できる。同様にして、管路長S3から
管路の変化点P4の位置を決定することができ、曲率半
径R2および管路長S4から点P5が、さらに管路長S5
ら点P6が決定できる。このように管路の曲率半径Rと
管路長Sから管路の変化点Pを順次決定することによ
り、配管経路を測定することが出来る。
【0027】尚、鉛直方向に関する管路の曲折(管路の
埋設深度の変化)についても同様にして上下各ワイヤ2
3,24の変位(スリット円板32の回転)および管路
長から測定を行えば良い。また、管路が鉛直方向と水平
方向に同時に曲折している場合(例えば左斜め下方や右
斜め上方等)であっても、左右ワイヤと上下ワイヤの両
方の変位検出により、測定が可能である。
【0028】また、管路移動中に装置本体に回転誤差が
生じた場合には、例えば次のようにして補正を行うこと
が出来る。すなわち、本測定装置では前記フック12と
装置本体11間に回転自在な接続機構を設けており、さ
らに装置本体底部11aに適当な重りを設置することに
より、各ワイヤが常に鉛直軸Vおよび水平軸H上に位置
するよう装置本体の回転ズレを防止することが出来る。
しかしながらこれらの機構にもかかわらず装置本体11
が回転ズレを生じた場合に検出データの補正を行うため
に前記センサ装置41を設けることが出来る。
【0029】このセンサ装置41は、図1(b)に示す
ように重り42を取付けるとともに、装置本体11の中
心軸と平行な枢軸44により回転自在に支持したスリッ
ト円板43を備えたもので、重力作用によりスリット円
板43は、常に重り42の配設方向が鉛直方向に一致す
るよう回転するから、この回転を光電センサ(図示せ
ず)により検出し、装置本体の回転を検出できる。今、
図5に示すように装置本体がβだけ回転ズレを起こした
とすると、前記式1〜式3は次式の通りとなる。
【0030】l=Ri・θ…(式7) l+Δl=(Ri+r・cosβ)θ…(式8) l−Δl=(Ri−r・cosβ)θ…(式9)
【0031】従って式4は、 Ri=r・cosβ・l/Δl…(式10) となり、
【0032】式5および式6は、それぞれ次の通りとな
って、同式に基づいて管路の曲率を算出すれば良いこと
となる。 Ri=r・cosβ・l/r0・α…(式11) Ri=l・cosβ/α…(式12)
【0033】本発明は前記実施例に限定されるものでは
ない。特にワイヤの変位を検出するセンサ手段として
は、前記実施例のほかにも様々なセンサ装置を使用する
ことが出来る。例えば、実施例ではスリット円板の回転
を光学的に検出することとしたが、スリット円板の代わ
りに磁石を配列した回転円板を用い、磁気センサにより
該円板の回転を検出するようにしても良い。また、ポテ
ンショメータにより円板の回転を電気抵抗値(出力電
圧)の変化として検出することも可能である。
【0034】また回転円板によらず、図6に示すように
ワイヤ21〜24の変位を、固定端21a〜24aの他
端側に設けたセンサ51により検出することとしても良
い。このセンサ51としては、例えば図7(a)に示す
ようなリニアエンコーダを使用することが出来る。55
はワイヤ21(22〜24)の変位に伴って移動する平
行スリット板、56は光電素子である。また、同図
(b)に示すように、ワイヤの変位により摺動する可動
接点58と、巻線枠59を備えた直線状のポテンショメ
ータによっても構わない。また、同図(c)に示すよう
にワイヤの端部にバネ60を取付け、例えば歪ゲージを
利用した圧力センサ61によりワイヤの変位を張力変化
として検出することも可能である。さらにワイヤの変位
を検出できるものであればこの他にも、既存の各種セン
サを使用して構わない。
【0035】また、線状部材としてワイヤのほかにも、
例えばピアノ線のような金属線や樹脂製ロープ、棒状部
材その他を使用することも可能である。可撓性部材(チ
ューブ11)の材質形状も実施例に限定されず、例えば
装置本体の耐久性を高めるためにチューブ壁内に金属線
や樹脂線を巻装配設した樹脂チューブを使用することも
出来る。ただし、管路内には水や塵埃が溜まっているこ
とも多いから、ケーブル16の導出部を含め装置本体は
密閉構造とし、防水性および防塵性を確保することが望
ましい。
【0036】チューブ11の管径および長さ寸法は、測
定対象となる管路に応じて適宜設定することが出来る。
具体的には、管路内に挿入可能で且つ管路の曲折に従っ
て撓曲できるサイズであれば良く、電話ケーブルを収容
した管路を測定する場合には、例えば直径5cm、全長
50cm程度とすることが出来る。尚、本発明はかかる
通信ケーブル用の管路を測定するのに好適なものである
が、これに限られず、他の管路、例えばガス管や上下水
道管路、送電管路等の測定を行うことも勿論可能であ
る。
【0037】また、方向測定手段(ワイヤ、センサ手
段)は、管路内での移動に伴う損傷を防ぐ等の観点から
実施例のようにチューブ内に配することが望ましいが、
チューブの外側に設けることを禁止するものではない。
例えば可撓性部材(装置本体)として中実部材(柱状
体)を使用し、ワイヤ(線状部材)をチューブ外壁面に
配設することも可能である。尚、この場合には、ワイヤ
を含め装置本体を防水シート材等により被覆し水密を図
れば良い。
【0038】また、前記実施例では測定データを、ロー
プ15内に配したケーブル16を通じて取り出すことと
したが、データの送信を無線で行っても構わない。さら
に、管路の曲率半径および管路長データをコンピュータ
に自動的に取り込んで、配管経路を画像表示するシステ
ムを構成することも可能である。この場合、配管経路を
三次元的に立体表示させることも出来る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、地
下に埋設された配管経路を効率よく、確実に測定するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る管路測定装置の一例を示
す斜視図、(b)は該測定装置の装置本体の斜視断面図
である。
【図2】ワイヤ(線状部材)の配設位置を示す断面図で
ある。
【図3】本発明の測定原理を説明する図である。
【図4】本発明による測定結果の一例を示す線図であ
る。
【図5】装置本体が回転ズレを起こした場合の補正方法
を例示する図である。
【図6】装置本体の別の構成例を示す斜視図である。
【図7】センサ手段を例示する図である。
【符号の説明】
10 管路測定装置 11 装置本体(樹脂チューブ) 12,13 フック 14,15 ロープ 16 給電及び送信ケーブル類 17 表示器 21〜24 ワイヤ 21a〜24a ワイヤの固定部 25 ガイド 27,31 ロータリエンコーダ 28,32,43 スリット円板 29 鉛直枢軸 30,56 光電素子 33 水平枢軸 35 回転検出器 41 回転誤差検出用センサ装置 42 重り 44 枢軸 50 管路 51 ワイヤ変位検出センサ 55 平行スリット板 58 可動接点 59 巻線枠 60 バネ 61 圧力センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設管路の曲折に追従して撓曲可能な可撓
    性部材を測定対象である管路内に挿入し、該管路内を移
    動させることにより配管経路を測定する管路測定方法で
    あって、 前記可撓性部材の移動距離から管路長を測定する一方、 該可撓性部材とともに撓曲する線状部材を可撓性部材の
    長手方向に亙って且つ可撓性部材の壁面に沿って配設
    し、この線状部材の一端部を可撓性部材の壁面に固定
    し、可撓性部材の撓曲に伴う線状部材他端部と可撓性部
    材壁面との相対変位を検出して、該変位量から管路の曲
    折方向を検出することを特徴とする管路測定方法。
  2. 【請求項2】測定対象である埋設管路の曲折に追従して
    撓曲できる可撓性部材に、該部材の移動距離を検出する
    距離測定手段と、該部材の撓曲から管路の曲折方向を検
    出する方向測定手段とを設けた管路測定装置であって、 前記方向測定手段は、 一端部を可撓性部材の壁面に固定し、可撓性部材の長手
    方向に亙って且つ可撓性部材の壁面に沿って配設した、
    可撓性部材とともに撓曲可能な線状部材と、 可撓性部材の撓曲に伴う線状部材他端部と可撓性部材壁
    面との相対変位を検出するセンサ手段とを備え、 該センサ手段により検出された変位量から管路の曲折方
    向を検出することを特徴とする管路測定装置。
  3. 【請求項3】前記方向測定手段は、 鉛直および水平の各方向について少なくとも1本ずつ線
    状部材を備え、 これら線状部材の変位から、鉛直および水平方向に関す
    る管路の曲折を検出するものである請求項2に記載の管
    路測定装置。
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JP2008209239A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Kubota Corp 管内調査装置
CN105318859A (zh) * 2014-08-01 2016-02-10 上海凯盾工程技术有限公司 直接测量监控地下管线和建筑结构沉降变形方法及其装置
JP2020060508A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 古河電気工業株式会社 配管経路の測定方法および配管経路測定システム
JP2020062942A (ja) * 2018-10-16 2020-04-23 弘栄設備工業株式会社 配管測定システム、配管測定装置、情報処理装置およびプログラム

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