JP2831189B2 - 誘導モータの制御装置 - Google Patents

誘導モータの制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導モータの制御装置に
関し、負荷トルクの変動に追従して回転数を変化して、
負荷の変動に対処する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誘電モータの制御装置は電圧、周
波数ともに可変のVVVF方式の電圧型インバータを用
いている。そして、負荷のトルクが変動する場合、回転
数を変化させている。ここで、モータ内の磁束は電圧/
周波数の比に比例するので、周波数を低下させてモータ
の回転数を低下させる場合には、電圧も低下させて結果
として出力電圧Vと周波数fの比:V/fが一定になる
ように制御していた。このV/f比は周波数対電圧特性
を表わすものであり、従来のインバータは複数のV/f
特性パターンを内蔵していて、ユーザがモータ、負荷の
種類、状況に応じて試行錯誤的にV/f特性パターンを
選定している。
【0003】しかし、負荷が変動するシステムに適した
V/fパターンを定めるのは困難であり、一般には過大
なV/f比を選定せざるを得ないのが実情であり、省エ
ネの観点からは決して十分ではない。すなわち、V/f
比がモータ負荷の変動に応じて可変されてはいないの
で、負荷が小さい場合はモータのすべりsが小さくなり
すぎ、反対に負荷が大きい場合はすべりsが大きくなり
すぎ、モータの効率が低下してしまう欠点があった。
【0004】このように従来の誘導モータの制御装置は
負荷トルクに応じて電圧Vを制御していないので、負荷
トルクの変動によりすべりが所望値からずれてしまうこ
とがあり、効率が悪くなる欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に対処すべくなされたもので、その目的は負荷の変動に
関わらずモータ効率を一定に保つことができ、効率よく
誘導モータを駆動できる誘導モータの制御装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による誘導モータ
の制御装置は誘導モータへ所定の1次電圧V1(n)を印加
する手段と、誘導モータの1次電流I1(n)を検出する手
段と、トルク因子パラメータZ(n)を次のように求める
手段と、 1:1次巻線抵抗 x1:1次漏れリアクタンス(x1=ω111、なお、111
は1次漏れ等価インダクタンス) xm:励磁リアクタンス(xm=ω1m1、なお、1m1は励
磁等価インダクタンス) ω:角周波数 励磁電流の大きさC(n)を次のように求める手段と、 C(n)=|I1(n)|/{1+Z(n) 21/2 トルク因子パラメータの目標値Z* (n)を次のように求め
る手段と、 ここで、 R21:2次巻線抵抗 モータ効率を最大とする次回の励磁電流の大きさC
(n+1)を次のように求める手段と C(n+1)=C(n){Z(n)/Z* (n)1/2 を具備することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明による誘導モータの制御装置によれば、
負荷のトルクを検出し、負荷トルクに対して最適なモー
タ効率を与える励磁電流値を求め、この電流を流すため
の電圧を出力することにより、要求される負荷のトルク
に対応するトルクを発生し、かつその状態でのモータ効
率を最大に保つ省エネルギの負荷追従トルク制御を行な
うことができる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明による誘電モータ
の制御装置の実施例を説明する。図1は第1実施例の原
理を説明するための定常状態における誘導モータの1相
当りの等価回路(鉄損分を無視したT−I型等化回路)
である。ここで、各パラメータの定義は次の通りであ
る。図1はベクトル表示の等価回路である。
【0009】 V1:相間電圧ベクトル I1:1次電流ベクトル I21:2次電流ベクトル I0:励磁電流ベクトル R1:1次巻線抵抗 R21:2次巻線抵抗 x1:1次漏れリアクタンス(x1=ω111、なお、l1
1は1次漏れ等価インダクタンス) xm:励磁リアクタンス(xm=ω1m1、なお、lm1は励
磁等価インダクタンス) s:すべり ω:1次角周波数(ω=2πf[rad/sec]) 図1より次の関係が得られることがわかる。
【0010】 V1=(R1+jx1)I1+xm0 (1) jxm0+(R21/s)I21=0 (2) I0=I1+I21 (3) 本発明では(1)式〜(3)式から負荷トルクの変動に
関わらず常に最大の効率で誘導モータを駆動するための
条件を求めるために、以下に示すトルク因子パラメータ
Z、及びパラメータZの関数A(Z)、B(Z)を定義
する。
【0011】 Z=sxm/R21 (4) A(Z)=R1−x1Z (5) B(Z)=R1Z+(x1+xm) (6) (4)式〜(6)式を用いて(1)式〜(3)式を変形
すると、次の結果が得られる。
【0012】 |V1|=|I0|{ A(Z)2+B(Z)2} 1/2 〔V〕 (7) |I1|=|I0|{1+Z21/2 〔A〕 (8) また、モータの全出力トルクTqmは、モータの極数を
Pとすれば次のように表わされる。
【0013】 Tqm=3P1m1|I02Z/2 〔N・m〕 (9) モータの全出力P0、発熱損失WH、消費電力Ei、モー
タ効率ηmはそれぞれ次のように表わされる。
【0014】 P0=3|I02(xm−R21Z)Z 〔W〕 (10) WH=3|I02{(1+Z2)R1+R212} 〔W〕 (11) Ei=P0+WH 〔W〕 (12) ηm =ηm(Z) =P0/Ei =1/(1+WH/P0) =1/(1+g(Z)) (13) (13)式から効率ηmはトルク因子パラメータZの関
数として表わされることがわかる。(13)式のg
(Z)は次のように表わされる。
【0015】 g(Z) =WH/P0 ={(R1+R21)Z2+R1}/(xm−R21Z)Z (14) このため、モータ効率ηmを最大にするにはg’(Z)
=0とすればよいことがわかる。
【0016】そのため、g’(Z)=0となるZをZの
目標値Z*として求めることができる。Z*は次式で求め
られる。 Z*=R1m/[{R1(R1+R21)xm 2 +(R12121/2+R1R21] (15) Z=Z*の時、誘導モータの効率ηm(Z)は次のような
最大値ηm(Z*)をとる。
【0017】 ηm(Z*)=Z*/{(2R1/xm)+Z*} (16) すなわち、(4)式に定義したトルク因子パラメータZ
が(15)式の値となるように制御することにより、負
荷トルクの変動に関わらず、常に効率が最大となるよう
に誘導モータを制御することができる。ただし、(4)
式のトルク因子パラメータZはs、xmを含んでおり、
周波数(回転数)が既知でないと(4)式からは求めら
れないので、本発明では(7)式、(8)式をZについ
ての連立方程式として、これらからトルク因子パラメー
タZの現在値を求めることにする。|V1|はインバー
タの出力電圧であり既知であるので、|I1|の値をセ
ンサ等で検出することにより、トルク因子パラメータの
現在値Zは次のように求められる。
【0018】 Z=[ R1m+{(R1m2+D121/2] /D1 (17) ここで、 D1=(V1/I12−(R12+x12) (18) D2=R12+(x1+xm2−(V1/I12 (19) すなわち、Z*(15式)=Z(17式)となるよう
に、励磁電流I0、すなわち相間電圧V1を制御すればよ
い。これにより、負荷トルクに応じてf/V比を制御で
きる誘導モータの制御装置が実現される。
【0019】以上が本発明の原理であり、以下にこの原
理を用いた本発明の実施例を図2に示したフローチャー
ト、図3に示したブロック図を参照して説明する。図3
に示すように、3相の電流電源がコンバータ14に接続
され、コンバータ14からの直流電圧がインバータ16
により所望周波数、所望値の交流電圧に変換され、誘導
モータ18に印加される。誘導モータ18には負荷とし
て、例えば冷凍機用の圧縮機20が接続される。コンバ
ータ14の出力電流が電流センサ(ホール素子)22に
より検出され、加減速抑制部24に供給される。インバ
ータ16の出力電流(誘導モータの1次電流)|I1|
が電流センサ(ホールCT)26により検出され、演算
回路28に供給される。本発明はサンプル制御を行なう
とし、タイミングをnを表わすと、演算回路28は後述
するトルク因子パラメータZ(n)、その目標値Z* (n)
励磁電流値C(n)、C(n+1)を求める。なお、周波数制御
のために圧縮機の吸入圧力を検出する圧力センサ30が
設けられ、その出力も演算回路28に供給される。演算
回路28は圧力から周波数も計算する。なお、周波数の
制御は励磁電流とは別に周知のPID制御系等により行
なわれるが、本発明の主旨ではないので、詳細な説明は
省略する。
【0020】演算回路28から出力される周波数指令信
号が傾斜信号発生器32に、トルク因子パラメータZ*
(n)、励磁電流値C(n+1)が電圧演算器34に入力させ
る。傾斜信号発生器32には加減速抑制部からの信号も
供給される。傾斜信号発生器32から出力される周波数
fも電圧演算器34に入力される。傾斜信号発生器32
から出力される周波数fと電圧演算器34から出力され
る電圧|V1|がパルス幅変調制御部36に供給され
る。パルス幅変調制御部36はインバータ16のスイッ
チング素子の導通時間を制御することで、インバータの
出力電圧(モータの1次電圧)を制御する。
【0021】図2は本実施例の動作を示すフローチャー
トである。説明の便宜上、励磁電流の大きさ|I0|を
Cと表わす。すなわち、 C(1):励磁電流の初期値 C(n):励磁電流の現在値(n番目のタイミング) C(n+1):次回(n+1番目のタイミング)に出力すべ
き励磁電流値 先ず、ステップ#10でタイミングを示す変数nを1と
する。
【0022】ステップ#12で1次電圧V1、1次周波
数ωの初期値V1(1)、ω(1)を適当に設定し、ステップ
#14でモータの駆動を開始する。本発明は1次電圧V
1の制御法に関し、かつ周波数ωの制御はV1とは関連が
なく通常のPID制御により別の制御系として制御して
いるので、ωの制御についての説明は省略する。
【0023】ステップ#16でこの時(タイミングn=
1の時)の1次電流I1(1)をセンサにより検出する。ス
テップ#18でトルク因子パラメータZ(n)の現在値を
(17)式に、励磁電流C(n)を(8)式に基づいて以
下のように演算する。
【0024】 Z(n)=[ R1m(n)+{(R1m(n))2 +D1(n)2(n)1/2] /D1(n) (20) C(n)=|I1(n)|/{1+Z(n) 22 (21) ここで、 D1(n)=(V1(n)/I1(n))2 −(R12+x1(n)2) (22) D2(n)=R12+(x1(n)+xm(n))2 −(V1(n)/I1(n))2 (23) なお、1次電圧V1(1)は既知であるので検出しなかった
が、実際の電圧を検出してもよい。
【0025】この時点で負荷トルクTqL(n)は(9)式
のモータトルクと釣り合うから次式が得られる。 TqL(n)=3P1m1(n) 2(n)/2 〔N・m〕 (24) Zの目標値がZ* であるので、モータ効率ηmを最大と
する制御を行なうために次回(タイミングn+1)出力
すべき最適励磁電流値C(n+1)は次式を満たすものであ
る。
【0026】 Tqm(n+1) =3P1m1(n+1) 2* (n)/2 =TqL(n) (25) (25)式に(24)式を代入することにより次回の最
適励磁電流値C(n+1)を次のように求めることができ
る。
【0027】 3P1m1(n+1) 2* (n)/2 =3P1m1(n) 2(n)/2 ∴C(n+1)=C(n)(n)/Z* (n) (26) ここで、Z* (n)は(15)式にxm(n)の値を代入するこ
とにより次のように求められる。
【0028】 Z* (n) =R1m(n)/[ {R1(R1+R21)xm(n)2 +(R12121/2+R121)] (27) そのため、ステップ#20で(27)式に基づいてZ*
(n)を求め、ステップ#22で(26)式に基づいて励
磁電流値C(n+1)を求める。
【0029】このC(n+1)を実現する1次電圧値|V1
(n+1)は(7)式から次のように求められる。 |V1(n+1)| =C(n+1){A(Z*)2+B(Z*)2}1/2 (28) そのため、ステップ#24で(28)式に基づいて1次
電圧値を求め、ステップ#26でn+1をnとしてステ
ップ#14に戻り、この1次電圧V1(n)に基づいたモー
タの駆動を行なう。
【0030】以上の操作を続行することにより誘導モー
タは負荷トルクに対応しつつ、かつ電源(実際にはイン
バータ16)の許容する|V1|、|I1|の範囲内で最
適なモータ効率ηm(Z*)にて運転されることになる。
【0031】図4に本発明の産業用機械の具体的な応用
例として冷凍機システムを示す。図4から凝縮器圧力、
冷却器圧力が外気温度、冷却負荷の変動を外乱として受
け、負荷トルクが変化していくというサイクルの概念が
わかる。また、吸入圧力の目標値Psの変更も一般にモ
ータ効率の変化を生じる。
【0032】図4に示すように冷凍機システムに対して
インバータを可変電源として用いる場合には、冷凍機の
吸入(冷媒)圧力値を設定値に対して制御していく例が
多い。この圧力制御系は一般的にPID制御等によりf
を定めるものである。本発明ではこの圧力制御系とは別
にモータ効率の制御系を提供するものである。
【0033】この冷凍機用圧縮機の誘導モータをインバ
ータ(可変電圧、可変周波数電源)で駆動する場合、負
荷トルクに応じた最適な励磁電流の大きさを定め、モー
タ効率値を最適制御すれば、従来のインバータ冷凍機制
御の欠点であったモータ損失の発生を可能な限り防止す
ることができる。
【0034】以上説明したように、本発明によれば、従
来のインバータ制御(V/f比一定制御)に比し、負荷
トルク追従制御をモータ効率の最適化という概念に基づ
いて行なうために、環境の変化で生じていたモータロス
を減少させ、大幅な省エネルギー効果を得ることがで
き、かつ産業用機械のモータ寿命を長くすることができ
る。
【0035】本発明は上述した実施例に限定されず、種
々変形して実施可能である。例えば、応用例は冷凍機シ
ステムに限られず、他の産業用機械全てに使われる誘導
モータに適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では従来の
インバータ制御(V/f比一定制御)に比し負荷トルク
追従制御をモータの効率の最適化という概念に基づいて
行うために、環境の変化で生じていたモータロスを減少
させ、大幅な省エネルギ効果を得ることができ、かつ産
業用機械のモータの寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】定常状態における誘導モータの等価回路の回路
図。
【図2】本発明による誘導モータの制御装置の一実施例
の動作を示すフローチャート。
【図3】本発明による誘導モータの制御装置の一実施例
のブロック図。
【図4】本発明による誘導モータの制御装置の具体例と
しての冷凍機システムのブロック図。
【符号の説明】
14…コンバータ 16…インバータ 18…誘導モータ 20…冷凍機用圧縮機 22,26…電流センサ 24…加減速抑制部 28…演算回路 30…吸入圧力センサ 32…傾斜信号発生部 34…|V1|演算回路 36…PWM信号発生部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導モータへ所定の1次電圧V1(n)
    を印加する手段と、誘導モータの1次電流I1(n)
    検出する手段と、トルク因子パラメータZ(n)を次の
    ように求める手段と、 Z(n)=[Rm(n)+{(Rm(n) +D1(n)2(n)1/2]/D1(n) ここで、 D1(n)=(V1(n)/I1(n)−(R12+x1(n) ) D2(n)=R12 +(x1(n)+xm(n)−(V1(n)/I1(n):1次巻線抵抗 x:1次漏れリアクタンス(x=ω111、なお、
    11は1次漏れ等価インダクタンス) x:励磁リアクタンス(x=ω1m1、なお、1
    m1は励磁等価インダクタンス) ω:角周波数 励磁電流の大きさC(n)を次のように求める手段と、 C(n)=|I1(n)|/{1+Z(n) 1/2 トルク因子パラメータの目標値Z (n)を次のように
    求める手段と、 Z (n)=Rm(n) /[{R(R+R21)xm(n) +(R211/2 +R21)] ここで、 R21:2次巻線抵抗 モータ効率を最大とする次回の励磁電流の大きさC
    (n+1)を次のように求める手段と、(n+1)=C(n){Z(n)/Z (n)1/2 前記励磁電流C(n+1)を実現するために1次電圧を
    次のように制御する手段と を具備することを特徴とする誘導モータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記励磁電流C(n+1)を求める手段
    は、トルク因子パラメータの目標値を用いて次回のモー
    タトルクと、トルク因子パラメータを用いて現時点の負
    荷トルクを求める手段と、次回のモータトルクを現時点
    の負荷トルクと一致させることにより次回の励磁電流値
    を求める手段とからなることを特徴とする請求項1記載
    の誘導モータの制御装置。
  3. 【請求項3】 ある値の1次電圧V1(n)で誘導モー
    タを駆動するステップと、誘導モータの1次電流I
    1(n)を検出して、次のようなトルク因子パラメータ
    (n)を求めるステップと、 Z(n)=[Rm(n)+{(Rm(n) +D1(n)2(n)1/2]/D1(n) ここで、 D1(n)=(V1(n)/I1(n)−(R12+x1(n) ) D2(n)=R12+(x1(n)+xm(n) −(V1(n)/I1(n):1次巻線抵抗 x:1次漏れリアクタンス(x=ω111、なお、
    11は1次漏れ等価インダクタンス) x:励磁リアクタンス(x=ω1m1、なお、1
    m1は励磁等価インダクタンス) ω:角周波数 現在の励磁電流の大きさC(n)、効率を最大とするト
    ルク因子パラメータの目標値Z (n)をそれぞれ次の
    ように求めるステップと、 C(n)=|I1(n)|/{1+Z(n) 1/2 (n)=Rm(n)/[{R(R+R21)xm(n) +(R211/2+R21)] ここで、 R21:2次巻線抵抗 次回の励磁電流の大きさC(n+1)を次のように求め
    るステップと、 C(n+1)=C(n){Z(n)/Z (n)1/2 この励磁電流C(n+1)を実現するために次回の1次
    電圧V1(n+1)の絶対値を次のように制御するステ
    ップと を具備することを特徴とする誘導モータの制御方法。
  4. 【請求項4】 前記励磁電流C(n+1)を求めるステ
    ップは、トルク因子パラメータの目標値を用いて次回の
    モータトルクと、トルク因子パラメータを用いて現時点
    の負荷トルクを求めるステップと、次回のモータトルク
    を現時点の負荷トルクと一致させることにより次回の励
    磁電流値を求めるステップとからなることを特徴とする
    請求項3記載の誘導モータの制御方法。
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