JP2831016B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2831016B2
JP2831016B2 JP1018951A JP1895189A JP2831016B2 JP 2831016 B2 JP2831016 B2 JP 2831016B2 JP 1018951 A JP1018951 A JP 1018951A JP 1895189 A JP1895189 A JP 1895189A JP 2831016 B2 JP2831016 B2 JP 2831016B2
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、調光機能を有する高周波点灯型の放電灯点
灯装置に関するものであり、調光による放電灯の立ち消
えやちらつきの発生を抑制する技術に関するものであ
る。
[従来の技術] 第12図は従来の放電灯点灯装置の回路図である。この
回路にあっては、交流電源ACをトライアックQSで位相制
御し、さらにダイオードブリッジDBで全波整流してなる
直流電源から高周波インバータ回路IN1に給電し、高周
波インバータ回路IN1の高周波出力を放電灯lに供給し
て、放電灯lを高周波点灯させるように構成されてい
る。この高周波インバータ回路IN1は、トランジスタQa,
Qbが交互にオン・オフを繰り返すことにより発振トラン
スOTを介して放電灯lに高周波出力を加える周知のプッ
シュプル式インバータ回路であり、C0は共振用のコンデ
ンサ、L0は定電流用のインダククタ、RA,RB,RCは抵抗で
ある。
第12図の従来例においては、トライアップQSの導通角
制御により放電灯lを調光制御することができる。調光
時におけるダイオードブリッジDBの入力電圧波形は、第
13図(a)に示す電源電圧波形に対し、第13図(b)に
示すようになり、位相が0からθまではトライアックQS
がオフで、位相がθからπまではトライアックQSがオン
となる。しかしながら、このような構成においては、調
光度を深くして行くにしたがって、つまり、導通角θを
πに近付けて行くにしたがって、放電灯lに印加される
電圧が低下していき、ある程度まで調光度を深くする
と、放電灯lに立ち消えあるいはちらつき等の現象が生
ずる。
以上のような放電灯の立ち消え、ちらつき等の現象を
防止するための手段として、放電灯に周期的に再点弧用
の高電圧パルスあるいは立ち消え防止用の高電圧パルス
を印加する方式が提案されている(特開昭61−218097号
公報参照)。しかしながら、この方式では、主にランプ
電流を供給するための出力可変型の主高周波変換回路
と、放電灯に周期的に高電圧パルスを印加するための補
助高周波変換回路とが必要であり、回路構成が複雑とな
り、コストも高いものになるという問題があった。
第14図は他の従来例の回路図である(特開昭61−2966
95号公報、特開昭61−296696号公報、特開昭61−296700
号公報参照)。コンデンサCa,Cbの直列回路には、交流
電源ACの交流電圧をダイオードDa,Dbにより倍電圧整流
した電圧が得られる。コンデンサCa,Cbの直列回路の両
端には、トランジスタQ2,Q3の直列回路が並列的に接続
されている。各トランジスタQ2,Q3には、それぞれダイ
オードDc,Ddが逆並列接続されている。コンデンサQa,Cd
の接続点とトランジスタQ2,Q3の接続点との間には、イ
ンダクタL1とコンデンサC8を介して、放電灯lが接続さ
れており、放電灯lにはコンデンサC9が並列接続されて
いる。各トランジスタQ2,Q3には、ドライブ回路d1,d2
らドライブ信号が供給されている。各ドライブ回路d1,d
2からトランジスタQ2,Q3に供給されるドライブ信号は制
御部Gにより制御される。制御部Gでは、各トランジス
タQ2,Q3のスイッチング周波数を変化させることによ
り、放電灯lを調光する。さらに高圧パルスを放電灯l
に印加するために、周期的にインダクタL1及びコンデン
サC9の共振周波数を過渡的に通過するように、スイッチ
ング周波数を変化させる。しかしながら、この方式で
は、インバータのスイッチング周波数をかなり広い範囲
(例えば40kHz〜100kHz)にわたって変化させる必要が
あり、トランジスタQ2,Q3をドライブするためのドライ
ブ回路d1,d2を広い範囲の周波数で応答可能なものとす
る必要があった。また、インバータのスイッチング周波
数を広い範囲で変化させるため、電波ノイズを除去する
ための雑防フィルタ等によるノイズ対策が複雑となり、
コストも高くなるという問題があった。
そこで、インバータのスイッチング周波数を変化させ
ることなく調光する手段として、特開昭60−113716号公
報、特開昭60−113717号公報に開示されている制御方式
がある。第15図は、この制御方式の原理図である。同図
において、電源電圧e0(t)は一般に と表される。上式における直流成分E0はコンテンサC8
受け待ち、負荷Zには供給されない。このため、負荷Z
には電源電圧e0(t)の交流成分、すなわち が供給される。この制御方式では、インバータのスイッ
チング素子の動作により前述の直流成分E0の大きさを変
化させて、その結果、負荷Zへの供給エネルギーである
交流成分e(t)の大きさを制御し、放電灯lを調光し
ようというものである。
以下、第16図の回路を用いて具体的な制御例を説明す
る。第16図は直列共振インバータの基本構成を示してい
る。直流電源Eの両端には、トランジスタQ2,Q3の直列
回路が並列的に接続されている。これらのトランジスタ
Q2,Q3は、制御部Gの制御下にて交互にオン・オフされ
ている。トランジスタQ3の両端には、直流成分カット用
のコンデンサC8を介して、負荷Zが接続されている。こ
のコンデンサC8は、トランジスタQ3がオンとされたとき
に、負荷Zに電源を供給するための電源用のコンデンサ
を兼ねている。
今、トランジスタQ2,Q3のスイッチング動作を、第17
図(a)に示したようにトランジスタQ2のオン時間とト
ランジスタQ3のオン時間を等しくした場合には、同図
(a)に示す電圧e(t)が負荷Zに供給される。この
とき、コンデンサC8が分担している直流成分はE/2であ
る。次に、トランジスタQ2のオン時間をトランジスタQ3
のオン時間よりも長くしたときには、第17図(b)に示
す電圧e(t)が負荷Zに供給される。この第17図
(b)に示す電圧e(t)に含まれる交流成分は、第17
図(a)の場合よりも小さくなり、負荷Zへの供給エネ
ルギーは小さくなる。また、このとき、コンデンサC8
分担している直流成分E/2よりも大きくなる。トランジ
スタQ2のオン時間とコンデンサC8が分担する直流電圧と
の関係は、第18図に示すように変化する、換言すれば、
トランジスタQ2のオン時間とトランジスタQ3のオン時間
との比を変えることにより、電源からのエネルギーのう
ち、負荷Zへの供給エネルギーとなる交流成分の大きさ
を制御することが可能となり、放電灯負荷の調光が可能
となるものである。
さて、この調光方式では、インバータ回路の駆動制御
方式を他励式とすれば、同一のスイッチング周波数を保
持しながらトランジスタQ2,Q3のオン軸間のみを変化さ
せることにより、連続的に調光することができる。しか
しながら、調光して行くに従って、放電灯に印加される
電圧は低下し、ある程度まで調光度を深くすると、放電
灯は立ち消え、又はちらつき等を生じることとなる。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように、従来の放電灯点灯装置にあっては、調
光レベルを深くすると、放電灯の立ち消えやちらつき等
を生じるという問題があり、また、スイッチング周波数
を変化させることにより再点弧又は立ち消え防止のため
の高電圧を発生させる従来例にあっては、ノイズ対策が
困難になるという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、インバータの動作周波数を変
化させることなく、深い調光レベルまで放電灯の立ち消
えやちらつきを防止し、放電灯を安定に調光することが
できる放電灯点灯装置を簡単に構成で提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の放電灯点灯装置にあっては、上記の課題を解
決するために、直流電源より給電される他励式のインバ
ータ回路により放電灯を高周波電灯させる装置におい
て、インバータ回路のスイッチング周波数を一定とし、
スイッチング素子のオン時間を変化させることにより放
電灯を調光すると共に、間欠的に所定の高電圧が放電灯
に印加されるようにスイッチング素子のオン時間を変化
させる制御回路を備えることを特徴とするものであり、
このような構成により、インバータ回路のスイッチング
周波数を一定に保持した状態で、放電灯を深い調光状態
まで連続的にスムーズに調光することができるものであ
る。
[作 用] 第1図は本発明の原理説明図である。まず、放電灯に
再点弧又は点灯維持用の高電圧を印加させる原理につい
て説明する。第1図の回路において、端子X,Y間には高
周波交流電圧e(ωt)が印加されるものとする。今、
放電灯lが点灯していない状態(無負荷)のときに、第
1図のインダクタンL1とコンデンサC9の共振回路による
共振周波数f0となる。端子X,Y間に印加する高周波交流電圧e(ω
t)の周波数をf=ω/2πとすると、コンデンサC9の両
端に発生する電圧は、周波数fの変化に対して第2図に
示すように変化する。このとき、端子X,Y間へ印加する
高周波交流電圧e(ωt)の振幅は一定であるものとす
る。この条件下では、第2図に示すように、高周波交流
電圧e(ωt)の周波数f=ω/2πが共振周波数f0を挟
む周波数f1〜f2の範囲では、コンデンサC9の両端に放電
灯lの始動電圧VS以上の電圧が発生し、放電灯lに印加
されることになる。今、端子X,Y間に印加される高周波
交流電圧e(ωt)の周波数をf=fK(f1<f0<fK
f2)に選定した場合、第2図より明らかなように、放電
灯lを始動点灯させるのに十分な高電圧を放電灯lに印
加することができる。放電灯lが深い調光状態になった
ときに、この高電圧を一定周期毎に印加すれば、放電灯
lは安定にちらつきなく、点灯状態を維持できる。放電
灯lは深い調光状態になるに従い、そのインピーダンス
が大きな値となるので、第1図に示すインダクタL1とコ
ンデンサC9よりなる共振回路のみの共振特性に近付いて
くる。したがって、周波数をf=fK=ωK/2πに保持し
た状態で、放電灯lの始動電圧VSを発生させるに足るだ
けの高周波交流電圧e(ωKt)を第1図に示す端子X,Y
間に供給すれば、所定の高電圧を放電灯lに印加するこ
とができるものである。
さて、第1図に示す端子X,Y間に印加される高周波交
流電圧e(ωKt)の周波数fKを一定としたまま、高周波
交流電圧e(ωKt)による供給エネルギーを変化させ
て、放電灯lを調光する制御方式については、従来例の
説明で既に述べた方式を用いることができる。すなわ
ち、第16図の回路において、トランジスタQ2,Q3のオン
時間を可変とすることにより、高周波交流電圧e(ω
Kt)の値を連続的に変化させることができる。そして、
コンデンサC9の両端電圧を、第2図に示す放電灯lの始
動電圧VS以上の高電圧とするのに足りるような高周波交
流電圧e(ωKt)を、間欠的に第1図に示す端子X,V間
に供給することによって、放電灯lを深い調光レベルま
で安定させて調光点灯することができるものである。
[実施例] 第3図は本発明の基本的な実施例の回路図である。そ
の回路構成については、第16図の従来例と同様であり、
直流電源Eの両端には、トランジスタQ2,Q3の直列回路
が並列的に接続されている。これらのトランジスタQ2,Q
3は、制御Gの制御下にて交互にオン・オフされてい
る。トランジスタQ3の両端には、直流成分カット用のコ
ンデンサC8を介して、負荷Zが接続されている。このコ
ンデンサC8は、トランジスタQ3がオンされたときに、負
荷Zに電源を供給するための電源用のコンデンサを兼ね
ている。
第4図は本実施例の動作説明図である。図中、横軸は
トランジスタQ2,Q3のスイッチング周波数fを示してお
り、縦軸は放電灯に印加されるランプ電圧Vlaを示して
いる。今、第3図に示す端子X,Yに与える高周波交流電
圧e(ωt)の角周波数を、ω=ω=2πfKとする。
放電灯が深い調光状態となって、そのインピーダンスが
大きいときには、前述のように、第3図の回路は、イン
ダクタL1とコンデンサC9よりなる共振回路のみの特性に
近付く。このとき、第4図に示す高周波交流電圧e1(ω
Kt)〜e2(ωKt)を与えると、始動電圧Vs以上の高電圧
が放電灯lに印加され、放電灯lは再点弧される。
今、第4図の動作点Bで示すように、端子X,Y間に高
周波交流電圧en(ωKt)を印加した状態放電灯が調光点
灯されているものとする。その状態から、例えば、動作
点Aで示すような高周波交流電圧e1(ωKt)が印加され
た状態に周期的に変化させると、放電灯には始動電圧VS
以上の高電圧が与えられる。
第5図は、この高周波交流電圧e(ωKt)の大きさを
変化させる制御例を示している。第3図に示す回路にお
いて、トランジスタQ2,Q3のオン・デューティを第5図
に示すように変化させることにより、上述の動作点Aの
高周波交流電圧e1(ωKt)と動作点Bの高周波交流電圧
en(ωKt)をそれぞれ得ることができる。図中、動作点
Aの制御期間においては、トランジスタQ2,Q3のオン時
間は同等か、ほぼ同等に近い値となるように制御され、
高周波高多粒電圧e1(ωKt)は高くなる。また、動作点
Bの制御期間においては、トランジスタQ2,Q3のオン時
間はアンバランスとなるように制御され、高周波交流電
圧en(ωKt)は低くなる。この動作点Bの制御期間にお
いて、トランジスタQ2,Q3のオン時間の比率を連続的に
変化させることにより、放電灯へ供給電力を連続的に制
御し、任意の調光レベルでの点灯を可能としている。す
なわち、いかなる調光レベルであろうと、一定周期T毎
に一定時間tだけ、トランジスタQ2,Q3のオン時間比を
放電灯の点灯維持が可能な電圧e1(ωKt)を得られるよ
うな値に設定し、放電灯に周期的に高電圧を発生させる
ことにより、安定にちらつきなく、放電灯を点灯維持さ
せることができるものである。第6図は、本実施例にお
けるランプ電圧Vlaとランプ電流Ilaの波形を示してい
る。同図に示すように、一定周期T毎に一定時間tだ
け、ランプ電圧Vlaが高くなり、これによって放電灯は
点灯維持される。また、動作点Bの制御期間(T−t)
においては、ランプ電圧Vla及びランプ電流Ilaを任意の
調光レベルが得られるように制御して、所望の光束を得
ることができる。
以上のように調光制御する場合、動作点Bから動作点
Aへの切替時に、スムーズに且つ早急に高電圧を発生さ
せることが放電灯の安全点灯上必要である。次に、この
課題を解決するための構成について説明する。
上述のように、第3図の回路におけるトランジスタQ2
のオン時間と、コンデンサC8に分担される直流電圧VC8
の関係は、上述の第18図に示すようになる。同図から明
らかなように、トランジスタQ2のオン時間をスイッチン
グ周期T0に近付けて行くに従って、コンデンサC8に分担
される直流電圧VC8は増加して行く。今、トランジスタQ
2,Q3のオン時間をt2,t3とすると、t2>t3としてもt2<t
3としても、同様に調光制御は可能であるが、t2<t3
して調光した場合には、コンデンサC8の直流電圧は低下
する。一方、t2>t3として調光した場合には、コンデン
サC8の直流電圧は高くなる、長述の動作点Bの制御期間
では、t2<t3又はt2>t3として調光するのであるが、t2
<t3の調光モードを使用した場合には、動作点Bから動
作点Aへの切替時点ではコンデンサC8の直流電圧は低
く、t2>t3の調光モードを使用した場合には、、動作点
Bから動作点Aへの切替時点ではコンデンサC8の直流電
圧は高くなっている。このコンデンサC8は、第3図に示
すインバータ回路では、直流カット用のコンデンサとし
て使用されているが、同時に、電源用のコンデンサとし
ても作用している。したがって、この電源用のコンデン
サの電圧が高い方が早急な高電圧発生には有利であり、
動作点Aへの切替に際して、コンデンサC8の電圧が高い
方が高電圧発生には有利である。このことから、動作点
Bの制御期間における調光はt2<t3の調光モードを使用
するよりも、t2>t3の調光モードを使用する方が望まし
い。
以上の説明では、第3図に示す回路について述べた
が、例えば、第7図に示す回路では、トランジスタQ2
端に負荷が接続されているので、第3図に示す回路とは
逆に、t2>t3の調光モードを使用するよりも、t2<t3
調光モードを使用する方が望ましいことは言うまでもな
い。要するに、動作点Bの制御期間では、動作点Bから
動作点Aへの切替時点における高電圧の発生に有利な状
態、つまり、コンデンサC8の電圧が高くなる状態にて調
光制御することが望ましい。
また、高電圧をスムーズに発生させるためには、上述
の第5図に示すように、動作点Bから動作点Aへの切
替、並びに動作点Aから動作点Bへの切替に際して、ト
ランジスタQ2,Q3のオン時間を段階的に徐々に変化させ
ている。このように制御することによって、高電圧の発
生がスムーズに行われ、インダクタL1やコンデンサC9
て発生する騒音を低減することができ、且つトランジス
タQ2,Q3へのストレスも低減できるものである。
以上の制御を実現するのに好適な回路を構成を、更に
具体的に説明する。第8図は本発明の具体的な実施例の
回路図である。交流電源ACは、フューズF、非線型抵抗
素子ZNR、フィルタ回路FC1及び雑防用コンデンサC1を通
り、ダイオードブリッジDBにて全波整流され、コンデン
サC5,C6の直列回路で平滑される。抵抗R3,R4はコンデン
サC5,C6の放電抵抗である。コンデンサC5,C6の直列回路
には、パワーMOSFETよりなるトランジスタQ2,Q3の直列
回路が接続されている。各トランジスタQ2,Q3のソース
には、抵抗R6,R7が直列的に接続されている。これらの
抵抗R6,R7としては電流容量の大きい低抵抗が使用され
る。トランジスタQ2,Q3のゲートには、それぞれ抵抗R8,
R9を介して駆動端子1,2から駆動信号が印加される。各
抵抗R8,R9には、ダイオードD2,D3が図示された極性で並
列接続されており、トランジスタQ2,Q3の駆動信号が“L
ow"レベルとなったときに、ゲート・ソース間容量の蓄
積電荷をダイオードD2,D3を介して放電させるように構
成されている。トランジスタQ2と抵抗R6の直列回路の両
端には、抵抗R5を介してコンデンサC7が接続されてお
り、コンデンサC7の両端には電圧規制用のツェナダイオ
ードZD1が並列接続されている。トランジスタQ2がオフ
され、トランジスタQ3がオンされたときには、コンデン
サC7が抵抗R5を介して充電されるので、コンデンサC7
両端には、ツェナダイオードZD1のツェナ電圧に等しい
電源電圧Vc3を得ることができる。ツェナダイオードZD1
の負極側は、高電位側のクランドラインG2となってい
る。トランジスタQ3抵抗R7の直列回路には、直流成分カ
ット用のコンデンサC8とインダクタL1を介して放電灯l
のフィラメントの電源側端子が接続されている。放電灯
lのフィラメントの電源側端子間には共振用のコンデン
サC9が並列接続されている。
放電灯のフィラメントには、トランジスタQ4と発振ト
ランスT1等で構成された1石自励式インバータ回路の発
振出力を、ダイオードD5,D6及びコンデンサC10,C11にて
整流平滑して予熱電力が与えられている。抵抗R12,R45
やダイオヘドD8〜D10、ツェナダイオードZD3及びコンデ
ンサC14,C24は、1石自励式インバータ回路の自励発振
回路回路を構成している。また、この1石自励式インバ
ータからは、制御回路の電源電圧VC2にも得ている。す
なわち、発振トランスT1の補助巻線から、ダイオード
D7、抵抗R4を介してコンデンサC12を充電し、ツェナダ
イオードZD2で電圧規制すると共に、レギュレータ回路I
C11にて定電圧化として、コンデンサC13に電源電圧VC2
を得ている。
次に、制御回路の構成について説明する。コンパレー
タIC3の負入力端子には、基準三角波が印加されてい
る。この基準三角波は、タイマー回路IC2(NECμPC155
5)に抵抗R22〜R24及びコンデンサC17〜C19接続して、
無安定マルチバイブレータを構成し、コンデンサC19
発生する三角波を抵抗R25を介して取り出している。な
お、オペアンプを用いても三角波の発生は可能である。
コンパレータIC3の正入力端子には、基準三角波と比
較される調光信号が印加されている。コンパレータIC3
は、基準三角波を調光信号と比較し、周期が一定でデュ
ーティ・ファクターが可変とされた方形波を出力する。
第9図はこの動作を示しており、同図(a)の実線で示
す三角波は同図(a)の破線で示す調光信号と比較さ
れ、コンパレータIC3の出力には、同図(b)に示すよ
うな方形波が得られる。この方形波を反転回路IC4aにて
論理反転して、同図(c)に示すような方形波が得られ
る。この方形波は、論理積回路IC5aの一方の入力に印加
されると共に反転回路IC4bにて論理反転されて、論理積
回路IC5bの一方の入力に印加される。反転回路IC4a,IC4
bから入力される方形波は、コンデンサC21,C22、抵抗R
28,R29、ダイオードD12,D13、反転回路IC4a,IC4bよりな
る遅延回路にてそれぞれ遅延され、論理積回路IC5cにて
デッドオフタイム信号が生成される。このデッドオフタ
イム信号は、論理積回路IC5a,IC5bの他方の入力に印加
されており、これによりトランジスタQ2,Q3の同時オン
防止のためのデットオフタイム(トランジスタQ2,Q3
共にオフとなる時間)が生成される。
デットタイム生成のタイムチャートを第10図に示す。
同図(a)は反転回路IC4aの出力、同図(b)は反転回
路IC4cの出力、同図(c)は反転回路IC4bの出力、同図
(d)は反転回路IC4dの出力、同図(e)は論理積回路
IC5cの出力、同図(f)は論理積回路IC5aの出力、同図
(g)は論理積回路IC5bの出力であり、図中、Tdがデッ
ドオフタイムである。同図(f)に示す論理積回路IC5a
の出力と、同図(g)に示す論理積回路IC5bの出力は、
それぞれトランジスタQ2,Q3の制御信号となる。
まず、同図(f)に示す論理積回路IC5aの出力は、抵
抗R30及び蓄積電荷放電用の逆方向ダイオードD14を介し
てトランジスタQ8のベースに接触されており、トランジ
スタQ8はエミッタを接地され、抵抗R31を介してコレク
タを電源電圧Vc2にプルアップされており、そのコレク
タ電位を反転バッファ回路IC6を介して、低電位側のト
ランジスタQ3の駆動端子2に出力している。次に、同図
(g)に示す論理積回路IC5bの出力は、レベルシフト回
路3と反転バッファ回路IC8を介して、高電位側とトラ
ンジスタQ2駆動端子1に出力している。このレベルシフ
ト回路3の構成については、例えば、特願昭62−6488号
出願に開示されており、トランジスタQ9,Q10よりなる第
1のカレントミラー回路を低電位側に配置し、トランジ
スタQ11,Q12よりなる第2のカレントミラー回路を高電
位側に配置して、低電位側から高電位側に絶縁素子を介
さずに信号伝達を行うものである。まず、論理積回路IC
5bの出力は、抵抗R32及び蓄積電荷放電用の逆方向ダイ
オードD15を介してトランジスタQ9,Q10及び抵抗R33,R34
を含む第1のカレントミラー回路に供給されており、論
理積回路IC5bの出力が“High"レベルになると、トラン
ジスタQ9,Q10の電流が流れ、ダイオードD16及びD35を介
して、トランジスタQ11,Q12及び逆並列ダイオードD17
含む第2のカレントミラー回路にも同じ電流が流れて、
抵抗R36の両端には、高電位側のグランドレベルG2から
見て“High"の電圧が発生する。また、論理積回路IC5b
の出力が“Low"レベルになると、第1及び第2のカレン
トミラー回路には、電流が流れなくなるので、抵抗R36
の両端には電圧が発生しない。この抵抗R36の両端電圧
は、論理積反転回路IC7bの一方の入力に印加されてい
る。高電位側回路の電源となるコンデンサC7の電圧Vc3
は、抵抗R37とツェナダイオードZD4及びバッファ回路IC
7aよりなる電圧検出回路にてモニターされており、バッ
ファ回路IC7aの出力は論理積反転回路IC7bの他方の入力
に印加されている。コンデンサC7の電圧Vc3がトランジ
スタQ2を駆動するの十分な電圧となるまでは、バッファ
回路IC7aの出力は“Low"レベルとなるので、論理積反転
回路IC7bの出力は、常に、“High"レベル、反転バッフ
ァ回路IC8の出力は常に“Low"レベルとなり、トランジ
スタQ2は常にオフ状態となるから、トランジスタQ3のみ
がオンオフされるおことにより、コンデンサC7は抵抗R5
を介して急速に充電される。コンデンサC7の電圧VC3が
トランジスタQ2を駆動するのに十分に電圧に達すると、
バッファ回路IC7aの出力は“High"レベルとなるので、
論理積反転回路IC7bは信号通過可能な状態となり、抵抗
R36の両端電圧が“High"レベルのときは、論理積反転回
路IC7bの出力は“Low"レベル、反転バッファ回路IC8の
出力は“High"レベルとなり、抵抗R36の両端電圧が“Lo
w"レベルのときは、論理積反転回路IC7aの出力は“Hig
h"レベル、反転バッファ回路IC8の出力は“Low"レベル
となる。なお、高電位側のトランジスタQ2の駆動回路を
構成している論理IC7a,IC7b及びIC8には、コンデンサC7
の電圧Vc3が電源電圧として供給されていることは言う
までもない。
最後に、調光信号発生部4の構成について説明する。
このブロックでは、上述の基準三角波をカウンタ回転IC
9,IC10のクロック信号とし、高電圧のパルスの印加時間
t及び印加周期Tを定めている。カウンタ回路IC10の5
行目のカウント出力Q5は第11図に示すように、所定の周
期T毎に所定時間tだけ“High"レベルとなり、このと
き、トランジスタQ13がオンとなり、抵抗R44と可変抵抗
iVR3の分圧比で決まる調光信号はカットされ、低光束点
灯維持に必要な電圧を供給できるようなトランジスタ
Q2,Q3のオン時間比が、抵抗R26とR27の分圧により与え
られ、点灯維持用の高電圧パルスを周期T毎に重畳して
いる。このとき、コンパレータIC3への調光信号レベル
はコンデンサC20により緩やかに変化するようにし、点
灯維持用パルスの変化を滑らかにしており、これによっ
て騒音低減の効果が得られる。また、高電圧パルスの印
加時間tや印字周期Tは、基準三角波をクロックとして
決定されるため、インバータ回路のスイッチング周波数
と同期して設定されており、ちらつきが低減されるもの
である。カウンタ回路IC10の5桁目の出力Q5が“Low"レ
ベルのときには、トランジスタQ13がオフとなり、抵抗R
44と可変抵抗VR3の分圧比によって、所定の調光信号が
生成され、ダイオードD23を介してコンパレータIC3に供
給される。第8図の回路では、上述の動作点Bの制御期
間においては、トランジスタQ2のオン時間を長くして、
トランジスタQ3のオン時間を短くすることにより、調光
制御している。
以上の第8図の回路は、本発明を実施するための具体
的な回路構成を一例として示したものであり、本発明を
実施するための回路構成はこれに限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々
の変形が可能であることは言うまでもない。
[発明の効果] 本発明にあっては、上述のように、直流電源より給電
される他励式のインバータ回路により放電灯を高周波点
灯させる装置において、インバータ回路のスイッチング
周波数を一定とし、スイッチング素子のオン時間を変化
させることにより放電灯を調光すると共に、間欠的に所
定の高電圧が放電灯に印加されるようにスイッチング素
子のオン時間を変化させる制御回路を備えたので、イン
バータの動作周波数を変化させることなく、深い調光レ
ベルまで放電灯の立ち消えやちらつきを防止し、放電灯
を安定に調光することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明のための回路図、第2図は同
上の動作説明図、第3図は本発明の基本的な実施例の回
路図、第4図乃至第6図は同上の動作説明図、第7図は
同上の実施例の一変形例を示す回路図、第8図は本発明
の具体的な実施例の回路図、第9図乃至第11図は同上の
動作説明図、第12図は従来例の回路図、第13図は同上の
動作説明図、第14図は他の従来例の回路図、第15図はさ
らに他の従来例の回路図、第16図は同上をより具体化し
た従来例の回路図、第17図及び第18図は同上の動作説明
図である。 Q2,Q3はトランジスタ、C8,C9はコンデンサ、L1はインダ
クタ、Eは直流電源、Gは制御部、Zは負荷、lは放電
灯である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−138381(JP,A) 特開 昭61−218095(JP,A) 特開 昭63−245899(JP,A) 特開 平1−115099(JP,A) 特開 昭61−135096(JP,A) 特開 昭52−138382(JP,A) 特開 昭60−49597(JP,A) 特開 昭61−218097(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 41/38 - 41/42 H05B 41/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源より給電される他励式のインバー
    タ回路により放電灯を高周波点灯させる装置において、
    インバータ回路のスイッチング周波数を一定とし、スイ
    ッチング素子のオン時間を変化させることにより放電灯
    を調光すると共に、間欠的に所定の高電圧が放電灯に印
    加されるようにスイッチング素子のオン時間を変化させ
    る制御回路を備えることを特徴とする放電灯点灯装置。
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