JP2831010B2 - 切手の構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の背景】

本発明は、郵便切手及びデカル（decals）即ち移し
絵、自動化された郵便物ソーテイング（分類）処理、自
動化されたソーテイング機械、及び郵便物計量装置の分
野に関する。 本発明は、ある実施例では、切手使用者が書き込むた
めの欄を備え、かつ発信地（〜から）識別子コード及び
目的地（〜まで）識別子コードを機械的に判読出来る、
複数部分から成る郵便切手を開示している。これらの欄
は切手の美術性及び収集価値を損なうことなくそこから
分離できかつ取り除くことが出来るような切手の分離可
能な部分に設けてある。 この切手にはまた、切手の金額を画定している機械読
み取り式の記号コードが印刷されている。さらにこの切
手には、各郵便物へ張られた切手の位置とその存在とを
スキャニング（走査）装置へ知らせるための参照フレー
ムとして機能している２つの異なるマークが備えてあ
り、かつまたこの切手には走査装置によって判読出来る
ような予め設定された方向へ対する角度方向に関する走
査のための記号が設けてある。 この切手を製作するに当たり、切手本体の外観を保護
することに注意が払われた。即ち、識別子コード及びそ
の他のマークを有する部分が取り除かれた後において切
手収集家にとって切手の価値が変わらないようにするこ
とに重点がおかれている。この切手は典型的なシート
（板紙）形状かあるいはブック（本）形状に作られる。
切手へ目的地識別子を記入した場合には割り引きがなさ
れ、また目的地識別子を記入しない場合には罰金を請求
するようにすることが出来る。 この発明は、別の実施例においては、分類工程を備え
ている。この工程では郵便物及び小包等を処理するため
に走査装置によって読み込まれる情報が使用されてい
る。 この発明はまた、切手に記入されまたは印刷された情
報の使用を容易にする分類機械を提示する。この機械は
下記の機能を行うように構成されている。 （１）郵便物を人手による入力の介入なく郵便物に記入
された目的地識別子コードによって自動的に分類する。 （２）各郵便物のための必要な郵便料金を計算し各郵便
物に貼付された切手の金額と比較する。もし切手の金額
が不足している場合には、その後の特定の処置のための
特定の容器へ入れ込む前にそのようなマークをする。 更にこの発明は、郵便物計量装置を提供している。こ
の装置はテープ上に郵便料金コードに加え、目的地及び
発信地の識別子を記入する記入欄が印刷する。この印刷
はまた典型的な郵便消印や郵便局の名前、日付を識別す
る通常の丸い印をも含む。

【発明の概要】

この発明は、これまでの郵便切手の技術、即ち米国特
許第3774758号、同第3993094号、同第1131464号等を改
良したものである。この発明はまた米国特許第4715622
号を以下に述べる分野において改良しているものであ
る。 この発明は、目的地識別子コードと発信地識別子コー
ドとをともに書き込むための書込欄を有する切手であ
る。目的地識別子は所期の目的地へ郵便物及び小包等を
分類するために使用される。発信地識別子は、目的地識
別子と共に使用され、これら２つの識別子コードによっ
て画定される２つの地理的位置間の郵送距離を決定する
のに使用される。 上述した切手は郵便料金を示す予め印刷されたマーク
コードを含んでいる。このマークコードは適切な走査装
置によって検索されかつ読み取られるようになってい
る。走査装置は小包等に貼られた複数の切手を読み取り
その料金を合計することが出来る。これによってその小
包等へ貼られた料金が適切かどうかを決定出来る。 この発明はさらに郵便小包等の分類プロセスについて
開示している。このプロセスは上述した切手の新たな特
色を利用している。 この発明はまた郵便小包等の分類装置について述べて
いる。この装置は上述した新しい切手の特徴を使用しか
つ上述の新しい分類プロセスを使用する郵便物分類装置
について開示している。 この発明は、郵便物計量装置についても開示してい
る。この装置は、目的地及び発信地の識別子コード及び
郵便物に張り付けられたテープ上の料金のための記入欄
が印刷している。この印刷はさらに郵便消印、日付、郵
便局名等についても印刷する。 図面の簡単な説明 図１は第１の実施例の切手構造を示す正面図である。 図２は図１の切手の側面図である。 図３は第２の実施例の切手構造を示す正面図である。 図４は第３の実施例の切手構造を示す正面図である。 図５は第４の実施例の切手構造を示す正面図である。 図６は第５の実施例の切手構造を示す正面図である。 図７は第６の実施例の切手構造を示す正面図である。 図８は図７に示す第６の実施例の切手の側面図であ
る。 図９は図７及び図８の部分拡大図である。 図10は図９の切手の側面図である。 図11は図７の切手の一部を示す図である。 図12は図11の切手の一部の側面図である。 図13は郵便物へ張った切手の張り付け状態の例を示す
図である。 図14は郵便物へ張った切手の別の張り付け状態の例を
示す図である。 図15は郵便物へ張った切手の更に別の張り付け状態の
例を示す図である。 図16は図７の切手製造のための図であり、主切手シー
トへ取り除き可能な目的地識別子部分を張り付ける状態
を示している図である。 図17は第７の切手の実施例及びその要素の正面図であ
る。 図18は図17の切手の側面図である。 図19は図18の部分Ａの詳細図である。 図20は図17の切手の一部を示す図である。 図21は図17の切手の別の一部を示す図である。 図22は分類装置の概略図である。 図23は図22の側面図である。 図24は図22の分類装置の平面図である。 図25は発信地識別子コードと目的地識別子コードを記
入するための印刷された記入欄及び郵便料金の金額を示
す記号コードを有する郵便軽量テープを示す図である。

【発明の詳細な説明】

この明細書において、幾つかの定義及び用語が使用さ
れており、これらは以下のように用いられている。 郵便切手：この用語は通常の郵便切手及びそれ以外に
“郵便デカル（postal decal（郵便転写紙））”一般に
“デカルという”をも意味する。 郵便物：通常の封筒に入った全ての寸法の郵便物に限ら
ず小包及び包装体等を含む広い意味に使用される。 郵便：政府自身の郵便サービスに限らず郵便又は小包搬
送サービス及び夜間搬送サービス等を行う個人会社の郵
便サービスも含む。 目的地識別子：米国において知られかつ使用されている
５桁の郵便番号に限らず地理学的位置を指定するための
コードを意味する。この用語は限定事項ではないが、米
国において最近紹介されかつ使用されている新しい９桁
の郵便番号をも含む。更に、カナダや英国において使用
されている６つのアルファベットと数字とから成る文字
コードをも含む。外国向け郵便では、初めに例えばその
国名を５つの文字で示すコードを使用する。フランスは
「FRANC」，ドイツは「GERMA」のようにコード化され
る。 機械読取り可能：光学的又は非光学的な走査又は読み取
り能力を持った装置又はコンピュータへ直接又は遠隔的
に接続されたオートメ化された又は準オートメ化された
器具での読み取り可能性を言う。多くの形式の読み取り
装置が今日存在しており、試験の採点や投票数の計算等
のために、学校やスーパーマーケット等で広く使用され
ている。これらの機械の技術又は能力についての記述は
本発明の埓外である。 郵便料金マーキングコード：切手又はデカルの金額を識
別する適切な装置により検出されかつ読み取られること
が出来る数値、バーコード、着色コード、幾何学的形状
コード、その他のコードシステムを含む。 郵送センター：郵便物を他の目的地へ移送するため、該
郵便物を収集し、分類し、配送するセンターを言う。例
えば、米国郵政省、速達郵便センター、翌日搬送機関、
特定又は至急配達サービスを行う個人会社をいう。 郵送距離：郵便サービス又は郵便配達機構が予め設定し
た料金表によって郵便料金が算出される距離を言う。こ
の距離は発信地と目的地との位置識別子即ち郵便番号の
差に基づいて決定される地理学的距離に基づいて決定さ
れる。 第１の切手構造としての図１及び図２を参照すると、
ここには少なくとも一本の弱化線又はミシン目線44によ
って少なくとも２つの部分42、43に分離可能な切手41の
構造が示してある。この切手41には、その一方の面45
に、当該切手の発行国及び金額を表示する図案、文字、
シンボル等が印刷されている。また他方の面46には、郵
便物の表面に永久的に張り付けられる接着剤がコートさ
れている。切手の一部分43には受信者の郵送センター及
び発信者の郵送センターの両方を識別する目的地識別子
及び発信地識別子（例えば郵便番号）の双方を記入する
ための記入欄47、48が設けてある。 これらの記入欄には、切手の使用者が各識別子を適切
に書き入れることが出来るように、“〜から（from）”
及び“〜へ（to）”の書き込みがなされている。これら
２つの識別子記入欄は、適切な走査装置の作動を可能と
するような特殊な色で印刷されている又は特殊なコーテ
イングが施されている２つの別個の異なる記号49、50の
間に設けてある。 これらの２つの別個の記号は、上記の走査装置が両方
の識別子を適切に判読することが出来るための参照フレ
ームとして使用される。これら２つの記号は、走査装置
がこれらの記号の方向性を検出することが出来るように
互いに同一でないことが望ましい。切手のこの部分43
は、更に切手の金額を識別している記号コード51を有し
ており、このコードもまた前述と同様の又はそれとは別
の走査装置によって判読される。 本発明の切手構造の別の例が図３、図４、図５及び図
６に示してある。ここに示してある切手構造は、上述の
切手構造と同一の要素を有しているが、切手の形状、位
置付け、配置状態等が異なっている。この切手構造の変
形例はここに示した例に限るものではない。当業者なら
本発明の範囲内で更に種々の変形例を作ることが出来よ
う。 図７は第２の切手構造について開示している。ここに
示す切手52は少なくとも１本の弱化線55によって少なく
とも２つの部分53、54に分離出来る。更に別の薄い材料
から構成されている部分56が、特別の接着材料によって
切手の一方の部分54へ取り付けてある。この特別の接着
材料は、当該接着材料が取り付けてある面又は該部分54
自体に損傷を発生することなしに当該部分56を剥がした
り再び張り付けたり出来るようにしている。 次に図９を参照する。ここには２つの面57、58を有し
ている部分56が示してある。ここで面57には、“〜へ”
と印刷された目的地識別子のための記入欄59と、参照フ
レームのための２つの別個の異なる記号60、61と、金額
を識別する記号コード62と、が印刷されている。 他方の面58には、上述した接着材料が塗布されてい
る。この接着材料は、当該部分56の引きはがしや、当該
部分56を他の面へ再び接着することを可能としている。
この部分56は、また、部分54から当該部分56を引きはが
すのを助けるためにある角度に切り取られたエッジ部63
を有している。２つの部分53、54から構成されている切
手52が図11に示してある。ここで部分54には“〜から”
と印刷された目的地識別子のための記入欄64が印刷され
ている。部分54は更に２つの異なる参照フレーム記号6
5、66を有している。この切手52は２つの面67、68を有
しており、面68には郵便物の表面へ永久的に接着される
接着材料がコートされている。一方、面67には、当該切
手の発行国及び金額、その他を表示する図案、文字、シ
ンボル等が印刷されている。 図７〜図12に示す切手は、図13、図14及び図15に示す
ように手紙や小包へ対して種々の異なった方法にて使用
出来る。 図13は、部分56が切手52から剥がされ、通常、目的地
識別子が記入されるべき位置へ張り付けられている状態
を示している。 図14は、別の用法について示している。ここでは２つ
の部分54、56が共に部分53から分離され更に部分54と部
分56とが分離されて、それぞれがより効果的な検出及び
走査（スキャニング）行程を行う場合に特定され又は要
求されるような別々の位置へ張り付けられている。 図15は更に別の用法について示している。ここでは目
的地識別子を備えている部分56が切手から剥がされ、こ
の部分56が、より実際的な接着状態を示すために、いず
れかの位置においてかつでたらめな方向へ向かって接着
されている例を示している。 図16は、図７〜図12に示す切手を製作する方法につい
て概説している。引き剥がされる部分56を構成する数本
の長いテープ71を担持している長い円筒体70が切手シー
ト69を横切って移動し、同時にこれらの巻き戻されるテ
ープ71が郵便切手シートの所定の位置へ降下してそこへ
粘着するように該円筒体70を回転するのである。これら
のテープ71は切手シートの端部に位置付けてある長いナ
イフ縁（図示なし）によって切断されるのである。 第３の切手の構造が図17に示してある。この切手は、
薄い材料から構成されている同一又は異なる寸法を有し
ている２つの層72、73により形成されている。上の層73
の表面74には切手の発行国及び金額を識別する図案及び
シンボルが印刷されている。下の層72の裏面77には、該
切手が付着されている面へ当該切手を永久的に接着させ
る接着材料がコートされている。上の層73の裏面75に
は、該層73を下の層72から剥がれるように該層72へ接着
する特別の接着材料がコートされている。下側の層即ち
部分72の表面76には、上側の層即ち部分73の裏面75の接
着材料が接着しないようになっておりかつ該面76には書
き込みが可能なようになっている。 図20は、前記上側の層即ち部分73が形成している切手
片を示している。又、図21は前記下側の層即ち部分72を
示している。この部分72の上面76には、２つの別個のフ
レーム参照マーク79、80の間へ位置付けられている発信
地識別子記入欄78が印刷されている。図21は更に、参照
フレームのための２つの別個の記号82、83の間に、目的
地識別子を書き込むための記入欄81が印刷されているの
が示されている。又、切手の金額を識別するシンボル84
も示されている。 郵便物分類装置85が図22、図23及び図24に示してあ
る。この分類装置85は、郵便物をこの装置へ供給するた
めの供給（ホッピング）装置86と、線89によってコンピ
ュータ装置88へ連結されている計量装置87と、を有して
いる。分類装置85は更に走査装置90を有している。この
走査装置は郵便物へ張られた切手へ書き込まれた発信地
及び目的地識別子を検出しかつ判読することが出来る。 この走査装置90は線91によってコンピュータ装置88へ
接続されている。更にこの分類装置85には、走査装置90
と同様の第２の走査装置92が設けてある。この第２の走
査装置92は郵便物流れ通路に交差して位置付けてある。
なぜなら郵便物の側面に張り付けられた切手の識別子コ
ードを検出出来るようにするためである。 また、第３の走査装置93が初めの２つの走査装置の下
流に設けてある。この第３の走査装置93は、各切手に印
刷されている金額についての記号コードを検出しかつ判
読することが出来るものである。この走査装置93は、線
94によってコンピュータ装置88へ接続されている。第３
の走査装置93と同様の第４の走査装置95が、第３の走査
装置93から側方に離れた位置に位置付けてあり、郵便物
の側面に張り付けれらた切手の識別子コードを検出する
ことが出来るようにするため該郵便物流れ通路から側方
に位置付けてある。全ての走査機構の下流に押し出し機
構96が配置されている。この押し出し機構96は線97によ
ってコンピュータ装置88へ接続されている。 この押し出し機構96はコンピュータ装置88からの信号
を受け入れている。このコンピュータ装置88は、計量装
置87及び４つの走査装置90、92、93、95からの情報を集
積しこれを処理して押し出し機構96へ送り出している。
この押し出し機構96は、コンピュータ装置88からの情報
に基づいて、郵便物を、切手から判読された特定の目的
地のために指定された容器98内へと送り込む。 この分類装置を構成している要素は、郵便物の分類行
程の簡素化、利便性、効率化を図るために再編成するこ
とが出来るものである。例えば２つの走査装置90、93
（又は92、95）を、一つの装置に組み込むことが出来
る。又、計量装置87を、走査装置の上流ではなく、下流
に配置することも出来る。これ以外にも、当業者はこの
装置から得られる最良の機能を達成するため、上述の装
置を再編成し又は適当な要素を付加することが出来よ
う。例えば、走査装置は、郵便物搬送通路に収容出来な
いような大きい包装体でも操査員が走査することが出来
るように、持ち運び可能とすることも出来よう。 この郵便物分類プロセスは下記の処理工程を行うこと
が出来る。 （１）切手上に書き込まれた目的地識別子によって郵便
物を分類すること。 （２）郵便物の重量を計量すること。 （３）２つの書き込まれた目的地識別子と発信地識別子
との差によって決定されるような郵送距離を算出するこ
と。 （４）予め印刷された切手上のコードを使用することに
よって、郵便物へ張り付けられた切手の金額を検出しか
つ合算すること。 （５）上記（３）で算出された郵送距離と、上記（２）
で計量された重量とを組み合わせ、郵便サービス会社又
は政府の郵政機関によって決められている予め設定され
た料金をもとに正確な郵便料金を決定すること。 （６）上記（４）で検出された、郵便物へ張り付けられ
た切手の合計金額を、上記（５）で決定された郵便物の
ための郵便料金とを比較すること。 （７）料金不足の郵便物を次のプロセスへ送るために特
別の容器へ案内すること、又はこの特別の容器へ案内す
る前に当該郵便物へマークを付けること。 この改良された郵便料金計量装置は、図25に示す計測
テープ99へ幾つかの新たな事項を印刷している。消印10
0、計測器番号101、日付及び郵便局名を示す円形印102
に加え、この装置は、発信地識別子のための記入欄10
3、参照フレームのための２つの別個の記号104、105、
郵便料金を示す郵便料金コード106、参照フレームとし
て使用されている別の２つの別個の記号108、109の間に
位置付けられている目的地識別子のための記入欄107、
等の事項についても印刷している。この計量装置は、さ
らに、記入欄へ発信地識別子コードを書き込むように改
良することも出来る。このような発信地識別子コードは
各位置において知られておりかつこの計量装置のために
変更するということはないからである。

Claims (5)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】２つの面67、68であってその１つの面68に
   接着材料がコートされている該２つの面67、68を有して
   いる薄い材料から形成されているシートによって構成さ
   れている郵便切手52であって、 前記２つの面67、68を横切って該切手52の外周辺内の少
   なくとも１方向に沿って弱化線55が形成されており、こ
   れにより該切手52が少なくとも２つの部分53、54に分離
   されることが出来、 この切手52の一つの部分53は、接着材料が付与されてい
   ない面67に該切手52の属性を確定するマークを有してお
   り、 該切手52の他の部分54は、接着材料が付与されていない
   面67に発信地及び目的地の郵送センターの双方を識別す
   る特定コードをツールで記入する記入欄64を有し、これ
   によりその記入事項が走査装置により検出されかつ読み
   取られることが出来、 該切手52の該他の部分54は、前記発信地及び目的地の郵
   便センターのそれぞれの前記特定コードの位置及び向き
   を決定する際に走査装置を待機させるため参照フレーム
   として使用するように印刷された少なくとも１つの明確
   な記号65、65を有しており、 該切手52の他の部分54には、更に、該切手の金額を確定
   している別の記号62が印刷されており、この記号62が前
   記走査装置又は別の走査装置によって検知されかつ読み
   取られることが出来る切手であって、 更に該切手52には、 薄い小さい部分56が接着剤によって非永久的な方法によ
   り該切手へ取り付けてあり、これにより他の面へ損傷を
   与えることなく又は損傷をもたらすことなく、かつまた
   僅かな付着の後にその粘着特性を失うことなく、該他の
   面から剥がしたり又は再び付着したりすることが可能で
   あり、 該小さな部分56へ記入欄59が印刷されており、 かつ該小さな部分56が、該切手の金額を意味している記
   号62と共に該引きはがし可能な部分の向きを決定するた
   め走査装置を待機させるように印刷されている少なくと
   も１つの明確な記号60、61を有しており、 これにより該記号が走査装置によって検出されかつ読み
   取られることが出来ることを特徴とする切手。
2. 【請求項２】切手であって、 少なくとも２つの層72、73であって、これらの各層に損
   傷を与えることなくこれらの少なくとも２つの層を簡単
   に剥がすことが出来る非永久的な接着剤によって互いに
   張り付けられている、薄い材料から成る少なくとも２つ
   の層72、73と、 該切手の層の前方層73が該切手の属性を画定している図
   案をその第１の表面74に有しており、該切手の層の前方
   層73の第２の面75は非永久的な接着剤によって前記層の
   他の層72へ非永久的に接着されており、 この切手の他の層72は、前記前方の層73が剥がされたと
   きに露出されるようになっておりかつその露出面76に目
   的地及び発信地の識別子コードを書き込む記入欄78、81
   と、該識別子コードの向きのための参照となるフレーム
   を提供する少なくとも１つの明確な印刷された記号79、
   80、82、83と、切手の金額を識別するための印刷された
   記号コード84と、を有しており、 該切手の他の層72は、その第２の面77に該第２の層72を
   所望の郵便物へ永久的に接着するための接着剤がコート
   されていること、 を特徴とする切手。
3. 【請求項３】郵便物を分類する郵便物分類方法であっ
   て、 発信地及び目的地の識別子コードと協働して、分類され
   るべき郵便物へ付着された請求項１又は２に記載のいず
   れかの切手に印刷された参照フレーム記号によって走査
   機械85の走査装置を起動すること、 別の走査装置によって各切手へ印刷された何れかの向き
   にある識別子コード及び郵便料金値マークを判読するこ
   と、 前記機械へ一時的に判読した情報をストアすること、 該切手の合計料金値を合算すること、 この合算した料金値を一時的にストアすること、 予め設定した表に基づいて２つの判読した発信地コード
   と目的地コードとの間の郵送距離を算出すること、 郵便物の重さを計量してその計量値を一時的にストアす
   ること、 上記郵送距離と計量した重さとを使って郵便料金を計算
   しその値を一時的にストアすること、 郵便物へ張り付けられている前記判読した合計郵便料金
   を、先に計算した必要な郵便料金と比較すること、 この比較によって料金不足が判明したなら、その後の特
   別の処置のために、特別の容器へ導入する前にその郵便
   物をマークすること、 の諸段階からなる郵便物分類方法。
4. 【請求項４】供給装置86を備えた郵便物分類装置85であ
   って、 重量を測定する計量装置87と、 当該分類装置85内に配置されているコンピュータ装置88
   であって該計量装置が接続されているコンピュータ装置
   88と、 前記計量装置によって計量された情報及び後に使用する
   ため当該分類装置85の他の要素によってそこへ送られて
   来るその他の情報をストアする前記コンピュータ装置88
   と、 請求項１又は２において述べた何れかの切手の目的地及
   び発信地の識別子コードを含む特定のコードを検出しか
   つ判読出来る第１の走査装置90と、 一時的にストアするため前記コンピュータ装置へ送られ
   る前記走査装置によって判読される前記情報と、 前記第１の走査装置と同様の第２の走査装置92であっ
   て、これら２つの走査装置の間を郵便物通路が通るよう
   に第１走査装置からそこを横切って位置付けられている
   第２の走査装置92と、 切手の料金値マークコードを検出しかつ判読出来る第３
   の走査装置93であって、前記コンピュータ装置へ接続さ
   れており、これによって前記コンピュータ装置が当該第
   ３の走査装置からの情報を受け入れかつ郵便物上の全て
   の切手の合計をした後で使用するためこれをストアする
   第３の走査装置93と、 前記第３の走査装置と同様の第４の走査装置92であっ
   て、これら２つの走査装置の間にて郵便物の移動流れを
   維持している第３走査装置からそこを横切って位置付け
   られている第４の走査装置95と、 移動している郵便物流れ通路に沿ってこれらの走査装置
   の下流に位置付けられており、前記コンピュータ装置へ
   接続されている少なくとも１つの押し出し機構96と、 該少なくとも１つの押し出し機構96からそこを横切って
   位置付けられており、前記コンピュータ装置によって処
   理される情報によって起動される機械的要素のシステム
   により操作される少なくとも１つの前記押し出し機構に
   よって押し出された郵便物を受け入れるようになってい
   る少なくとも１つの案内溝と、 該案内溝と直線上に位置付けられている複数の容器98で
   あって、コンピュータ装置によって未納の郵便料金を有
   していると決定された郵便物用として指定されている少
   なくとも１つの容器を有している複数の容器98と、 を備えている郵便物分類装置。
5. 【請求項５】計量テープ99へ、日付及び郵送センターの
   名前の付いた消印102と、郵便料の金額の付いた消印100
   と、計量装置の番号を識別している消印101と、を印刷
   するための郵便計量装置であって、 この装置が付加的な特定の記入欄103、107及び請求項１
   又は２の切手に付与されている記号と同一の記号104、1
   05、106、108、109を印刷するように配置されており、
   記入欄103、107には発信地及び目的地の識別子コードが
   書き込まれ、これらのコードは前記識別子を判読する参
   照フレームとして使用される２つの異なる記号104−10
   5、108−109の間に位置付けてあり、コード記号106が郵
   便料の金額を画定していることを特徴とする郵便計量装
   置。