JPH07256214A - 郵便物の宛名読取装置および郵便物の宛名領域判別装置および郵便物の宛名印刷装置 - Google Patents

郵便物の宛名読取装置および郵便物の宛名領域判別装置および郵便物の宛名印刷装置

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JPH07256214A
JPH07256214A JP6050180A JP5018094A JPH07256214A JP H07256214 A JPH07256214 A JP H07256214A JP 6050180 A JP6050180 A JP 6050180A JP 5018094 A JP5018094 A JP 5018094A JP H07256214 A JPH07256214 A JP H07256214A
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JP6050180A
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Yoshikatsu Nakamura
好勝 中村
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】郵便物上に読取対象以外の種々の画像情報が混
在していても、容易に読取対象領域および宛名情報の記
載書式が検出でき、処理の高速化と読取りの信頼性を向
上できる郵便物の宛名読取装置を提供する。 【構成】観測部8は、複数行からなる宛名情報の先頭行
と同一行にあって、宛名情報表記行幅両端部にあらかじ
め規定されたランドマークが宛名情報とともに表記され
ている郵便物Pの画像情報を光学的な走査により電気信
号に変換して入力する。宛名対象領域検出部5は、この
入力された画像情報から上記複数のランドマークを検出
し、このマーク検出結果に基づき宛名情報の先頭行を検
出する。認識部6は、この先頭行の検出結果に基づき宛
名情報の記載領域を決定し、この領域の画像情報に対し
て文字認識などを行なうことにより宛名情報を認識す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、郵便物宛名
自動読取区分機などの郵便物処理装置において、郵便物
上の宛名情報を光学的に読取る郵便物の宛名読取装置に
関する。また、本発明は、たとえば、郵便物宛名自動読
取区分機などの郵便物処理装置において、郵便物上の宛
名情報が記載された宛名領域を判別する郵便物の宛名領
域判別装置に関する。さらに、本発明は、上記宛名読取
装置および宛名領域判別装置で扱う郵便物に対して宛名
情報を印刷する郵便物の宛名印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、郵便物の宛名情報を自動的に読取
り、郵便物を区分する郵便物宛名自動読取区分機におけ
る宛名読取装置は、郵便物上における宛名情報の表記の
自由度が高く、同一面上に記載されている差出人名、住
所、通信文、広告などと混在している中から、まず、宛
名情報の表記に関わる画像情報を抽出する。次に、その
画像情報から文字行を分離検出し、検出した文字行から
文字を1つずつ分離検出して、文字ごとの認識処理を行
なう。その後、文字認識結果を用いて宛名知識によって
区分に必要な宛名情報を得ている。
【0003】また、日本以外の海外においては、宛名文
字ではなく、宛名情報を機械読取可能な機械コードに変
換して、郵便物上に印刷し、この機械コードの読取りを
行なうことにより、区分性能の確保を得ているものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、郵便
物の宛名情報をその他の文字画像などから分離検出する
ことが、宛名読取装置における重要な技術であり、これ
を誤検出すれば、正しい区分情報を得ることはできな
い。このため、枠囲いの領域、セロファン領域、濃度の
差を用いたラベル領域など、領域検出処理の段階で工夫
をするなどして、宛名情報記載領域の確実性を高めてい
る。
【0005】したがって、宛名読取りにおける、この部
分の処理量が非常に大きく、装置自体も大きなものとな
っている。これは、宛名情報を機械コードで表記した場
合も同じであり、より簡易に確実に、そして高速に宛名
情報記載領域を検出する方式が望まれている。
【0006】そこで、本発明は、郵便物上に読取対象以
外の種々の画像情報が混在していても、容易に読取対象
領域および宛名情報の記載書式が検出でき、処理の高速
化と読取りの信頼性を向上できる郵便物の宛名読取装置
および郵便物の宛名印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の郵便物の宛名読
取装置は、宛名情報の表記範囲を規定する複数の端部に
あらかじめ規定された特定マークが宛名情報とともに表
記されている郵便物の画像情報を電気信号に変換して入
力する画像入力手段と、この画像入力手段で入力された
画像情報から、前記複数の特定マークを検出するマーク
検出手段と、このマーク検出手段で検出された各特定マ
ークの間の領域の画像情報に対して文字認識を行なうこ
とにより、前記宛名情報を認識する認識手段とを具備し
ている。
【0008】また、本発明の郵便物の宛名読取装置は、
複数行からなる宛名情報の先頭行と同一行にあって、宛
名情報表記行幅両端部にあらかじめ規定された特定マー
クが宛名情報とともに表記されている郵便物の画像情報
を電気信号に変換して入力する画像入力手段と、この画
像入力手段で入力された画像情報から、前記複数の特定
マークを検出するマーク検出手段と、このマーク検出手
段の検出結果に基づき前記宛名情報の先頭行を検出する
先頭行検出手段と、この先頭行検出手段の検出結果に基
づき前記宛名情報の記載領域を決定し、この領域の画像
情報に対して文字認識を行なうことにより、前記宛名情
報を認識する認識手段とを具備している。
【0009】また、本発明の郵便物の宛名読取装置は、
宛名情報の表記範囲を規定する複数の端部にあらかじめ
規定された特定マークが宛名情報とともに表記されてい
る郵便物の画像情報を電気信号に変換して入力する画像
入力手段と、この画像入力手段で入力された画像情報を
2値化し、その2値化情報に対してランレングス変換を
施すことによりランレングスデータを得る変換手段と、
この変換手段から得られるランレングスデータがあらか
じめ規定された特定マークの特徴を有するか否かを判定
することにより、前記複数の特定マークを検出するマー
ク検出手段と、このマーク検出手段で検出された各特定
マークの間の領域の画像情報に対して文字認識を行なう
ことにより、前記宛名情報を認識する認識手段とを具備
している。
【0010】また、本発明の郵便物の宛名読取装置は、
複数行からなる宛名情報の先頭行と同一行にあって、宛
名情報表記行幅両端部にあらかじめ規定された特定マー
クが宛名情報とともに表記されている郵便物の画像情報
を電気信号に変換して入力する画像入力手段と、この画
像入力手段で入力された画像情報を2値化し、その2値
化情報に対してランレングス変換を施すことによりラン
レングスデータを得る変換手段と、この変換手段から得
られるランレングスデータがあらかじめ規定された特定
マークの特徴を有するか否かを判定することにより、前
記複数の特定マークを検出するマーク検出手段と、この
マーク検出手段の検出結果に基づき前記宛名情報の先頭
行を検出する先頭行検出手段と、この先頭行検出手段の
検出結果に基づき前記宛名情報の記載領域を決定し、こ
の領域の画像情報に対して文字認識を行なうことによ
り、前記宛名情報を認識する認識手段とを具備してい
る。
【0011】また、本発明の郵便物の宛名読取装置は、
宛名情報が機械読取可能な機械コード列によって表記さ
れていて、この機械コード列の両端部にあらかじめ規定
された特定マークが表記されている郵便物の画像情報を
電気信号に変換して入力する画像入力手段と、この画像
入力手段で入力された画像情報から、前記複数の特定マ
ークを検出するマーク検出手段と、このマーク検出手段
で検出された各特定マークの間の領域に対して積分射影
パターンを求め、この求めた射影パターンに対して2値
化処理することにより、タイミング信号を生成するタイ
ミング生成手段と、このタイミング生成手段で生成され
たタイミング信号に基づき、前記マーク検出手段で検出
された各特定マークによって判明する分割領域ごとに積
分射影パターンを求め、この求めた分割領域ごとの射影
パターンに対してそれぞれ2値化処理することにより、
コード列方向におけるコード部分情報の認識を行ない、
かつ、この各認識結果に対して統合処理を行なうことに
より、最終的な機械コードの認識を行なう認識手段とを
具備している。
【0012】また、本発明の郵便物の宛名領域判別装置
は、郵便物宛名の先頭行両端部に等しいピッチで形成さ
れた縦方向と横方向のストライプからなる特定マークを
付与した郵便物から宛名の記載領域を検出する装置にお
いて、郵便物表面の画像情報を読取る読取手段と、この
読取手段によって読取られた画像情報を記憶する記憶手
段と、この記憶手段に記憶された画像情報に基づいて前
記特定マークを検出する検出手段と、この検出手段によ
って検出された特定マークの間を宛名領域として判別す
る判別手段とを具備している。
【0013】また、本発明の郵便物の宛名印刷装置は、
複数の宛名情報を記憶している宛名記憶手段と、あらか
じめ規定された複数の特定マークを記憶している特定マ
ーク記憶手段と、指定された宛名情報を前記宛名記憶手
段から読出し、郵便物上に印刷する宛名印刷手段と、前
記特定マーク記憶手段に記憶されている特定マークを、
前記郵便物上の宛名情報の表記範囲を規定する複数の端
部にそれぞれ印刷する特定マーク印刷手段とを具備して
いる。
【0014】また、本発明の郵便物の宛名印刷装置は、
それぞれが複数行からなる複数の宛名情報を記憶してい
る宛名記憶手段と、あらかじめ規定された複数の特定マ
ークを記憶している特定マーク記憶手段と、指定された
宛名情報を前記宛名記憶手段から読出し、郵便物上に印
刷する宛名印刷手段と、前記特定マーク記憶手段に記憶
されている特定マークを、前記郵便物上の宛名情報の先
頭行と同一行にあって、宛名情報表記行幅両端部にそれ
ぞれ印刷する特定マーク印刷手段とを具備している。
【0015】また、本発明の郵便物の宛名印刷装置は、
それぞれが文字によって表現される複数の宛名情報を記
憶している宛名記憶手段と、機械読取可能な機械コード
を記憶している機械コード記憶手段と、あらかじめ規定
された複数の特定マークを記憶している特定マーク記憶
手段と、指定された宛名情報を前記宛名記憶手段から読
出し、郵便物上に印刷する宛名印刷手段と、前記宛名記
憶手段から読出した宛名情報に基づき、対応する機械コ
ードを前記機械コード記憶手段から読出すことにより、
宛名情報を表現する機械コード列を生成する機械コード
列生成手段と、この機械コード列生成手段で生成された
機械コード列を、その両端部にその機械コード列を挟み
込む如く前記特定マーク記憶手段に記憶されている特定
マークを配置して前記郵便物上に印刷する機械コード列
印刷手段とを具備している。
【0016】
【作用】本発明によれば、郵便物上の宛名情報の表記範
囲を規定する複数の端部に、あらかじめ規定された検出
容易な複数の特定マークを宛名情報とともに印刷してお
き、宛名情報の読取時、この特定マークを検出すること
により、たとえば、宛名情報の先頭行を確定することが
できるとともに、特定マークの表記内容によって宛名情
報の記載書式をも確定することができる。したがって、
郵便物の宛名読取りにおいて、読取対象以外の種々の画
像情報が混在していても、容易に読取対象領域および宛
名情報の記載書式が検出でき、処理の高速化と読取りの
信頼性を向上できる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を説明する前に、本発明の
概要について説明しておく。郵便物の中でも、その宛名
情報の表記形式として印刷文字によるものが多数を占
め、また、この種の郵便物には、宛名情報の表記と同一
面に差出人、広告、通信文など多様な文字、図形などの
画像情報が印刷されている。したがって、郵便物区分の
ための宛名情報を選択的に読取るため、郵便物表面の撮
像画像を種々の画像処理、または、宛名情報の表記モデ
ルを用いた画像知識処理を施し、唯一の宛名情報領域候
補を確定することにより、当該領域に含まれる文字画像
を認識している。しかし、我国における郵便物の宛名情
報の表記は自由度が高く、そのため宛名情報領域を唯一
に確定できず、誤って差出人住所情報を読取ってしまう
など、誤区分、リジェクト要因の多数を占めているのが
現状である。
【0018】本発明では、このような問題に対して、郵
便物上に印刷によって宛名情報を表記する際、同時にそ
の郵便番号を含む宛名情報の先頭行は、その両端部に行
幅を確定できる検出容易な特定マーク(以下、これをラ
ンドマークと称する)を印刷しておくことにより、上述
した問題点を解決しようとするものである。
【0019】以下、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図3は、本実施例に係る、ランドマー
クを付した宛名情報の表記を用いた郵便物Pの一例を示
すものである。ここで、ランドマークの例としては、郵
便物P上の画像を観測するのと同期して容易に検出でき
ること、そして、宛名情報の記載の自由度(縦書、横
書)に対応できるものでなければならない。この例で
は、2文字分の画像を利用して、宛名情報の記載に対し
て4本の等間隔に配列された垂直のストライプコード
(バーコード)と、同様にそれを90°回転させた水平
のストライプコード(バーコード)をランドマーク2
5,26として、宛名情報の先頭行を挟むように同時に
印刷してある。
【0020】この郵便物Pの例では、読取走査の原点2
1から郵便物Pの短辺方向に主走査が行なわれ、郵便物
Pの長手方向(搬送方向)に副走査が行なわれることに
より、観測されるものとする。ここで、符号24は差出
人住所などが記載されている領域、符号28は広告文な
どが記載されている領域、符号29は料額面として印刷
された料金別納印である。
【0021】このような宛名情報の表記で、前述のラン
ドマーク25,26が無ければ、宛名情報記載領域27
は差出人住所記載領域24と競合し、唯一の宛名情報記
載領域候補の誤検出を招く可能性を持つ。これを、ラン
ドマーク25,26を宛名情報に付すことで、宛名情報
の先頭行を確定し、合わせてランドマーク25,26の
表記順序、位置によって、その記載書式の一部をも確定
するものである。
【0022】図1は、本実施例に係る宛名読取装置を概
略的に示すものである。前述したような郵便物Pは、図
示しない搬送手段によって図示矢印方向に搬送され、画
像入力手段としての観測部8の直下に移動する。観測部
8は、郵便物P上を照明する光源1、郵便物P上からの
反射光を結像するレンズ2、レンズ2で結像された画像
を光電変換する自己走査形でCCD形のリニアセンサ
3、リニアセンサ3を駆動する駆動回路、リニアセンサ
3の出力を波形整形する波形整形回路、および、波形整
形した出力をデジタル化するA/D変換器などから構成
された信号処理部4から構成されていて、郵便物P上の
画像情報を出力する。
【0023】観測部8の郵便物Pに対する主走査は、リ
ニアセンサ3の自己走査機能によって行ない、副走査
は、郵便物Pの搬送移動によって行なうことにより、郵
便物P上の全面画像が観測できるようになっている。な
お、郵便物Pの搬送速度は定速である。
【0024】郵便物Pの観測ライン13の手前には、フ
ォトダイオード7とフォトセンサ9が設置されていて、
これらによって郵便物Pがその間を通過したか否かを検
知するようになっている。フォトセンサ9の出力は、観
測画像マスク信号生成部10に入力される。観測画像マ
スク信号生成部10は、郵便物Pの搬送速度に同期した
信号によって、フォトセンサ9を遮光する時間を計測す
ることにより、観測画像のマスク信号を生成する。
【0025】フォトセンサ9と観測ライン13までの距
離は一定であるので、マスク信号生成部10の出力信号
は、上述した観測上の位置ずれ分だけ遅延する必要があ
る。したがって、マスク信号生成部10から出力される
マスク信号MSKは、遅延回路11を介して宛名対象領
域検出部5に入力される。宛名対象領域検出部5には、
信号処理部4から出力される画像情報も入力される。
【0026】宛名対象領域検出部5は、マスク信号MS
Kのアクティブ期間について、信号処理部4からの多値
の画像信号を受入れる。内部処理としては、多値信号の
2値化処理、2値信号のランレングス変換処理、ランレ
ングスデータを用いたランドマークの検出処理、ランド
マークの確定処理、そして、宛名情報の先頭行の領域検
出処理などが行なわれる。
【0027】宛名対象領域検出部5の出力は認識部6に
入力される。認識部6は、宛名対象領域検出部5におい
て先頭行の領域が確定したことをもって、その領域に記
載されている文字画像領域の確定(文字検切)処理、文
字認識処理、そして、宛名知識を用いた知識処理などを
行ない、宛名情報の認識結果を出力する。
【0028】なお、先頭行の領域検出処理によって宛名
情報の必要とする情報が確定できない場合は、先頭行に
続く文字行を検出処理することにより、最終的な宛名情
報の認識を行なうようになっている。
【0029】図2は、図1における宛名対象領域検出部
5および認識部6の具体例を詳細に示すものである。2
値化・ランレングス変換部31は、入力されるマスク信
号MSKのアクティブ期間について、信号処理部4から
の画像情報を入力画像として取込み、黒信号と白信号と
からなる2値信号に変換する2値化処理を施すと同時
に、その2値信号のうち、黒信号の走査連続量、また
は、白信号の走査連続量として2値2次元画像をデータ
信号に変換するランレングス変換を行なうものである。
【0030】ランレングス変換の技術は、既に公知の技
術であるが、ここでは図4において、ランドマーク2
5,26近辺の画像をランレングス表現した例を示す。
1つのランドマークは、主走査方向に対して必ず直交す
る4本の黒色のバーコードM1と水平な4本の黒色のバ
ーコードM2 とからなっており、n番目の走査線におけ
るランレングスの状態は、たとえば、符号50で示す信
号のように表現することができる。
【0031】これは一走査線ごとに、白信号の連続量W
1 ,W2 ,…と黒信号の連続量B1,B2 ,…のよう
に、主走査方向の全範囲にわたって、また、走査領域全
面について、このような表現をするものである。なお、
図4において、符号49はランドマークの中心点を示し
ている。
【0032】図2に戻って、前述したランレングスデー
タは、ランレングスデータメモリ41に記憶されると同
時に、2値化データは2値画像メモリ42に記憶され
る。また、走査に同期して出力されるランレングスデー
タは、マーク検出部32へ入力され、ここでランドマー
クの特徴を判定し、ランドマーク候補点として検出され
た場合、その点をマーク画像メモリ43に2値画像とし
て記憶する。
【0033】マーク検出部32の目的は、主走査中にあ
って、前述したランレングスデータがあらかじめ定めら
れたランドマークの特徴を有するか否かを検出するもの
で、この場合、ランドマークの特徴としては、黒、白、
黒、白、黒、白、黒という4本の離散的な黒色ストライ
プが、その全長としてある規定の範囲の値に入っている
か否かによって、判定条件に合格していれば、最後に検
出された黒のランレングスデータの後の最初に出現する
画素の座標に対応して、ランドマーク候補点(図4の黒
丸印Bp)としてマーク画像メモリ43に記憶するもの
である。
【0034】図5は、郵便物Pの走査によって得られる
ランドマーク候補点を郵便物領域51上にプロットした
ものである。図4から明らかなように、ランドマークの
うち、主走査方向に直交する部分(バーコードM1 )に
おいては、前述した候補点Bpが出力され、それはラン
ドマークの大きさと副走査の解像度によって、副走査方
向に列をなして生成されることになる。
【0035】したがって、図3におけるサンプル郵便物
Pでは、図5に示すような候補点が出力され、これら各
候補点はマーク画像メモリ43に記憶される。先頭行検
出部33は、これら候補点の隣接関係を用いて、そのか
たまりを検出する。すなわち、あらかじめ定められたサ
イズ、走査解像度によって得られるランドマーク候補点
は、主走査方向または副走査方向にある定められた大き
さ以上に検出されなければならない。このようにして検
出されたランドマーク端部は、図5で符号52,53と
して表され、その他の検出条件に合わないランドマーク
候補点56などは無視される。
【0036】また、ランドマーク端部52,53から、
ランドマークの特性に基づきランドマーク中心点を求め
る。すなわち、既に2値画像メモリ42に蓄えられてい
る画像空間上を、ランドマーク端部群の中心から主走査
方向に再度、読取走査することにより、黒、白、黒、白
の連続量を求め、最後の白の連続量の中心を検出された
ランドマークの中心として、図5に×印54,55とし
て表現している。
【0037】図5の例では、ランドマーク中心候補点が
2点54,55であることから、また、その2点間の方
向が副走査方向であることから、この2点を結ぶ直線が
宛名情報の先頭行の中心線であると規定することができ
る。
【0038】ランドマークの主走査方向サイズ(幅)
は、先にランドマークの中心を求めたと同じように、2
値画像メモリ42内の画像を読取走査し、そのサイズ
(一走査線上の)が決定される。
【0039】このようにして、求められるランドマーク
の幅とランドマークの中心点54,55の座標から、得
られるマーク間の回転を考慮して得られる、多少冗長性
のある文字行幅が決定できる。この文字行幅を持って、
そのランドマーク中心点間を結ぶ領域が宛名情報の先頭
行領域57であると判定する。
【0040】なお、先頭行の領域は決まったが、そのど
ちらの端点側が宛名情報の先頭文字であるかは、検出さ
れたランドマークの中心点間を結ぶ直線の方向によっ
て、図6(a)(b)(c)(d)に示すの4つの状態
が考えられる。
【0041】図6(a)(b)は、主走査に対して宛名
情報の文字行が並行してあるもので、この場合では、そ
れぞれのランドマーク中心点からマーク間中心に向けて
規定の領域内に検出されたランドマークと直交する4本
のストライプからなるランドマークがどちら側に検出さ
れるかによって、図6(a)(b)の区別を行なう。こ
の場合は検出された方が先頭である。
【0042】また、ランドマーク中心点間を結ぶ直線の
方向が副走査方向であるとした場合は、図6(c)
(d)の状態となり、図6(a)(b)の場合と同様の
処理を行なって、その検出された方が宛名読取りの終端
となる。なお、図6における矢印dは、上記処理によっ
て検出されるランドマークを指している。
【0043】これらの処理は、先頭行検出部33によっ
て行なわれるもので、マーク画像メモリ43、2値画像
メモリ42、または、ランレングスデータメモリ41に
アクセスすることにより、先頭行の領域検出と読取順序
が決定される。
【0044】このようにして得られた情報は、文字検出
切出部34に転送される。文字検出切出部34での処理
は、ランドマーク間の文字列画像を蓄積する2値画像メ
モリ42、または、ランレングスデータメモリ41を用
いて文字単位に検出、切出処理を行ない、文字単位の検
出文字行領域空間上での座標データを生成し、文字認識
部36に転送する。同時に、文字検出切出部34は、2
値画像メモリ42から文字認識に必要な文字行領域画像
を認識用の画像メモリ44に転送する。
【0045】文字認識部36は、先に与えられた文字検
出切出の座標データを基に、画像メモリ44から文字画
像を抽出し、あらかじめ用意される文字辞書35との照
合を行なうことにより、文字の認識処理を行なう。そし
て、文字認識部36は、認識処理結果として、文字検出
切出し単位について、認識処理の上位候補を次段の単語
知識処理部38に出力する。
【0046】単語知識処理部38は、先頭文字から終端
文字までの順番にしたがって得られる字並びを、文字認
識部36の処理の曖昧さを候補列として捉え、あらかじ
め用意してある単語辞書37を用いて、宛名情報の数字
部を除く大約町名までについて単語評価と宛名情報の単
語並びを評価し、その町名までの認識結果を出力する。
【0047】上記文字検出、文字認識、単語知識の各処
理は、ランドマークによって検出された宛名情報の先頭
行に宛名情報のどこまでが表記されているかによって、
必要に応じて先頭行に続く文字行の検出を行ない、その
認識対象とするのは当然である。これらの処理は、必要
に応じて先頭行の検出にならって、前述した各部がパイ
プライン的に処理していくものである。
【0048】単語知識処理部38は、町名までの認識結
果を出力するとともに、その終端を明らかにするため、
丁目街区認識部40にその先頭行の座標データを出力す
る。丁目街区認識部40は、上記座標データを取得した
段階で、それに続く文字列領域を抽出し、以降の認識処
理を行なう。これら先頭行の検出以降の次行の検出は、
認識制御部46を通して前段の処理にフィードバックさ
れ、再度認識ループを作る。
【0049】なお、画像メモリ45は、丁目街区認識部
40に専用のもので、数字の認識には町名などのように
単語処理が施せないため、認識処理の単独性能がそのま
ま宛名情報の認識結果の一部となる。そのため、この画
像メモリ45は、高速ランダムアクセス可能なもので、
認識処理として構造的な特徴を用いた詳細な認識処理に
用いるためのメモリ構成を持つものである。
【0050】図7は、ランドマークを含む宛名情報の文
字行が郵便物Pの端部に対して回転したり、または、郵
便物Pの搬送の段階で観測部8において回転が与えられ
た場合を想定した、ランドマーク端部候補点の出力状態
を黒丸印で表したものである。候補点の検出は、空白領
域を挟んだ4本の黒色バーが、その端から端までの距離
が規定値で制限されるためである。したがって、主走査
方向に対するランドマークの回転角θが大きくなれば、
当然、検出候補点数は少なくなり、θ=45°において
半減する。また、このときには、直交する隣接マークの
方に候補点が出現してくる。これら2つの候補点の出力
を見れば、理論的には全回転角に対してランドマーク候
補中心を決定できるが、実用的には±15°以内の回転
に制限されるのが適当である。
【0051】このランドマークの回転は、検出候補点の
連結数判定に冗長性を持たせることになり、郵便物P上
のランドマーク以外の雑音に対しても容易に検出し易く
する。ここで、ランドマークの評価に対して1個のラン
ドマークも検出できなかった場合は、ランドマークが存
在しなかったものとする。
【0052】また、1個以上のランドマークが検出され
た場合にも、その検出個数の数によって、図8および図
9に示すフローチャートに基づく処理を行なう必要があ
る。図8および図9のフローチャートには、2個以上の
ランドマークが検出された場合、相互のランドマーク間
の回転については特別な説明は加えていない。すなわ
ち、ランドマークの中心点71に対して、行の先頭はそ
れぞれのランドマーク2文字分のコードから、容易にそ
の方向が判定できるためである。
【0053】ここで、郵便物Pの観測によって得られる
2値画像は、必要な同期信号によってリアルタイムに検
出されるものであり、その具体的な論理回路は後に説明
するとして、ランドマークの中心点が複雑検出された場
合の処理について、図8および図9を用いて説明する。
【0054】郵便物Pの表面をエリア走査し、その期
間、マーク検出部32が動作して特徴点を抽出する。そ
して、走査が終了した時点で、レジスタmを“0”と
し、マーク画像メモリ43内を走査し、検出された候補
点のかたまりを統合する。
【0055】次に、連結処理によって検出された候補点
のブロックが、あらかじめ設定された長さと幅の上、下
限内であった場合、先に説明したアルゴリズムによって
ランドマークの中心座標を検出する。この郵便物画像空
間上の座標データ(X,Y)をメモリM(m)に入力す
る。このようにして、マーク画像メモリ43の全てをサ
ーチし、ランドマークの中心座標を検出していく。
【0056】この段階で、レジスタmの値は、検出され
たランドマーク中心の個数を示すものであり、m≧2の
場合にはランドマークの検出が1,0の場合である。ラ
ンドマークが1個の場合は、その2個のそれぞれの決め
られた近傍領域に検出された主走査方向に直交するラン
ドマークの存在を検出し、それが規定サイズのものであ
った場合、ランドマークM1 の中心と新たに検出された
ランドマークM2 の中心から、その宛名情報の行方向を
決定する。
【0057】なお、検出されたランドマークが宛名情報
の先頭行の先端であるか後端であるかは、これだけでは
不明である。宛名情報の行方向が決定したことで、これ
に並行な冗長性を持たせた行幅について、ランドマーク
M1 ,M2 の前後を認識処理することにより、宛名情報
の記載書式が判明し、先頭行が確定する。先頭行だけで
宛名情報の全てが認識できない場合は、その先頭行の記
載書式に基づいて、先頭行につづく文字行を認識処理
し、宛名情報の認識を終了する。
【0058】このように、ランドマークが1つしか検出
できない例としては、セロハン窓を用いた封筒の場合
で、宛名情報記載の内容物が移動してしまい、セロハン
窓から、その宛名情報または宛名情報の記載書式を決定
するランドマークの片方が隠れてしまった場合である。
したがって、宛名情報の認識によって、ランドマーク1
個検出の場合であっても、宛名情報まで隠れてしまって
は、その宛名情報の認識結果は誤った結果を得る場合が
ある。
【0059】ランドマークの検出個数を記憶するレジス
タmの内容が「0」の場合は、全くランドマークの検出
ができなかった場合であって、ランドマークを用いた宛
名情報の認識は不可能となり、この場合はリジェクト出
力となる。
【0060】レジスタmの内容が2個以上を示す場合
は、図8および図9のフローチャートの通り、それぞれ
の検出位置間を算出し、その算出結果が規定の長さの範
囲にあるか否かによって、まず、規定外の組合わせを除
外し、また、それぞれの検出位置間の回転角が水平また
は垂直に対して規定値(±20°)以内であるか否かに
よって規定外を除外する。
【0061】残ったランドマーク間の読取可能領域の情
報は、メモリN(k) に蓄えられる。そして、全てのラン
ドマーク間のチェックが終了した時点で、メモリN(k)
の情報を読出し、検出されたランドマーク間の座標を基
にあらかじめ定められた幅で読取領域を設定し、宛名情
報を認識する。複数の宛名情報領域候補があった場合
で、それぞれが正しいと思われる宛名情報を出力した場
合は、単語得点(文字認識候補の得点を単語レベルで累
積したもの)の総計が高いもの、または、宛名情報候補
の行方向、行位置によって得られる記載位置から、より
標準に近いものを出力する。
【0062】図10は、前記2値化・ランレングス変換
部31におけるランレングス変換部の具体例を示す論理
回路図である。入力される2値化データIMGは、D形
フリップフロップ回路91のデータ入力端子に入力さ
れ、2値化データ同期信号VCPに同期してフリップフ
ロップ回路91をセットアップする。これにより、フリ
ップフロップ回路91のリセット出力と2値化データI
MGを入力とする排他的オア回路(EXOR)92は、
直前の2値化データIMGと、フリップフロップ回路9
1の状態が異なるときに、その出力を“1”とする。
【0063】オア回路93には、排他的オア回路92の
出力とライン同期信号(水平同期信号)LSYCをイン
バータ回路94にて反転した信号が入力される。このオ
ア回路93の出力は、インバータ回路95によって反転
されて、カウンタ96のエネーブル入力端子およびロー
ド入力端子に入力される。カウンタ96のクロック入力
端子には、同期信号VCPが入力されていて、排他的オ
ア回路92の出力が“1”のときには、ロード入力端子
が活性化し、カウンタ96に固定値“1”がロードされ
る。また、ライン同期信号LSYCの入力時も、同様に
してカウンタ96に固定値“1”がロードされることに
なる。
【0064】ライン同期信号LSYCが“1”のとき
は、フリップフロップ回路91の出力を検出する排他的
オア回路92の出力は“0”となり、オア回路93とイ
ンバータ回路95を介して、カウンタ96のエネーブル
入力端子を活性化し、カウンタ96によってその継続時
間の計数を行なう。
【0065】カウンタ96の出力は、データラッチ回路
97の入力に接続され、その同期信号はカウンタ96の
同期信号と同じVCPである。したがって、カウンタ9
6の出力は、1クロック遅れでデータラッチ回路97に
セーブされる。また、フリップフロップ回路91のセッ
ト出力は、データラッチ回路97の一入力となる。さら
に、オア回路93の出力とマスク信号MSKを入力とす
るアンド回路98の出力も、データラッチ回路97の一
入力となる。これにより、マスク信号MSKの活性期間
について、オア回路93の状態変化出力は、データラッ
チ回路97の入力として1クロック遅れの信号を出力す
る。
【0066】データラッチ回路97は、ランレングスデ
ータLNGとしてデータを、その同期信号として同期信
号VCPに同期したランレングスデータ同期信号LNG
C、そして、入力された2値化データIMGのランレン
グスデータの白,黒の状態出力データW/Bとして出力
し、ランレングスデータメモリ41またはマーク検出部
32に入力する。なお、図10において、99はインバ
ータ回路、100はナンド回路である。
【0067】図11は、上述したランレングス変換部に
おけるデータと同期信号を説明するタイミングチャート
であり、図10の各回路の動作の理解を深めるためのも
のである。
【0068】図12は、前記マーク検出部32の具体例
を示す論理回路図である。マーク検出部32は、図10
で説明したランレングスデータLNG、白,黒信号W/
B、そして、これらのデータに同期信号LNGCを加
え、さらに、水平同期信号LSYC、マスク信号MS
K、そして、同期信号VCPをそれぞれ入力として動作
する。
【0069】回路の基本的構成は、まず、白のランまた
は黒のランかを7セグメント分記憶する1ビットのシフ
トレジスタ(SR)105と、ランレングスデータLN
Gを同じく7セグメント分記憶するデータシフトレジス
タ(SRD)106がある。黒データから始まり、黒デ
ータに終わる黒「4」、白「3」のランドマークイメー
ジを、シフトレジスタ105によってチェックし、最終
段の出力(7)が“1”であるとき、そのデータは黒で
あるとし、それに対応するランレングスデータを、デー
タシフトレジスタ106の出力(1)〜(7)までの和
として、加算回路 (ADD)107,108,10
9,110,111,112によって積算する。
【0070】この積算データは、比較器116,117
のB側入力とし、そのA側入力としては固定的に設定さ
れた閾値データTH1 ,TH2 を入力とする。そして、
比較器116はA>Bのとき“1”信号を出力し、比較
器117はA<Bのとき“1”信号を出力する。
【0071】マーク検出部32の目的とする機能は、1
走査内でのランドマークの検出であり、ランドマークに
加えられる種々の雑音(回転、黒、白バーの細り、太ま
りなど)に対して検出条件の1つを規定するもので、黒
から始まり、4本の黒ストライプの始端から終端までの
距離をそれに当てている。この条件を満足すると、シフ
トレジスタ105の出力と比較器116,117の各出
力を入力とするアンド回路113は“1”信号を出力す
る。
【0072】アンド回路113の出力は、D形フリップ
フロップ回路114のデータ入力端子に入力され、同期
信号VCPに同期してラッチされる。アンド回路113
の出力とフリップフロップ回路114のリセット出力を
アンド回路115の入力とすることにより、4本の黒ス
トライプの直後にマーク候補点信号が出力される。この
マーク候補点信号は、同期信号VCPに同期してマーク
画像メモリ43に記憶される。
【0073】なお、シフトレジスタ105、および、デ
ータシフトレジスタ106、および、フリップフロップ
回路114のクリア入力として、水平同期信号LSYC
とマスク信号MSKを入力としたノア回路116の出力
信号が用いられている。これは1水平ラインごと、ま
た、走査開始ごとにレジスタ105,106およびフリ
ップフロップ回路114の内容を全てクリアし、その初
期化を行なうためである。
【0074】図13は、宛名情報をそれと一対一対に応
できる機械コード(バーコード)で印刷し、この機械コ
ードを認識することによって、宛名情報を読取る場合の
例である。このような機械コードの読取りにあっても、
郵便物P上の複雑な背景中に印刷されている場合は、そ
の記載領域を検出することは容易でない。
【0075】従来の手法としては、コード体系としてコ
ード列に必ず存在するタイミング領域を全てのコードに
付与し、コード列検出にはそのタイミングバーの連接を
検知することによって、コード列の検出を行なうもので
あった。
【0076】本実施例による機械コードは、たとえば、
図14に示すような7ステート2本バーコード体系を用
いることにより、このタイミング領域をなくすことで、
1本のバーの表現能力を高め、合わせて1文字を表現す
るバーの本数を低減し、よって、宛名情報表記のバーコ
ード列121の長さの短縮を図るものである。
【0077】この際、問題となるのは、タイミング領域
付与によるバーコード列検出をどうするかである。本実
施例によるランドマークを、図14に示すバーコードD
1 ,D2 のように定め、図13に示すように、宛名情報
表記のバーコード列121とともに、その両端部にラン
ドマーク123を印刷することにより、前述した文字に
よる宛名情報の検出法と同様にして、容易に検出できる
ようになる。
【0078】図15は、図14で示したバーコード形式
にしたがって宛名情報を表現した場合におけるバーコー
ドの読取例を示すものである。ランドマークM1 または
M2を検出した後、ランドマークの中心位置を求める。
求めた中心点C1 またはC2から、先に述べた文字の場
合と同様にして、主走査方向に対するバーコード列の回
転角度を求める。バーコード列が主走査または副走査方
向に並行になるよう、2値画像メモリ42上で回転補正
を行ない、しかる後、ランドマークM1 ,M2のサイズ
を計測する。
【0079】求められたサイズにしたがって、バーコー
ド方向に直交するランドマークサイズを3分割し、図示
の走査領域を決定する。図15におけるa,b,cは、
この3分割の領域を示すものである。
【0080】最初に、全体のa+b+cの領域について
積分射影パターン149を求め、これを閾値THを用い
て2値化処理を行なう。この2値化処理によって得られ
た2値化信号150がタイミングマークとなる。次に、
このタイミングマークが“1”の期間について、各分割
領域a,b,cをサーチし、当該領域が黒であるか白で
あるかの判定を行なう。この判定は、上記同様に、各領
域a,b,cについてそれぞれ積分射影パターン14
6,147,148を求め、これをそれぞれの閾値TH
a ,THb ,THc を用いて2値化処理することにより
行なわれる。
【0081】次に、読取先端からの2タイミング6分割
領域について、黒か白かの判定を行なうことにより、文
字コードを確定する。この場合、1文字のコードは全部
で6点の状態で表現でき、そのうち2点の状態は白であ
るという、文字レベルでのチェック機能がある。このよ
うなチェックを含めてバーコード列の認識を行なうもの
である。
【0082】次に、郵便物Pに宛名情報とともにランド
マークを印刷する宛名印刷装置について説明する。図1
6は、郵便物P上に宛名情報とともにランドマークを印
刷する宛名印刷装置の構成を概略的に示すものである。
図において、201はCPUなどを主体に構成され、全
体的な制御を司る計算機であり、これにはフロッピーデ
ィスク装置(FDD)202が接続されている。フロッ
ピーディスク装置202にセットされるフロッピーディ
スクには、あらかじめ各種宛名情報が収納された宛名デ
ータベースが記憶されているものとする。
【0083】また、計算機201には、あらかじめ前述
した機械コードが記憶されている機械コードメモリ20
3、あらかじめ前述したランドマークのパターンが登録
(記憶)されているランドマークメモリ204が接続さ
れている。さらに、計算機201には、キーボード20
5、CRTディスプレイ206、および、セットされた
郵便物Pに対して宛名情報とともにランドマークを印刷
するプリンタ207がそれぞれ接続されている。
【0084】このような構成において、キーボード20
5によって宛名印刷モードが設定され、印刷すべき宛名
情報が指定されると、計算機201は、フロッピーディ
スク装置202から指定された宛名情報を読出す。次
に、計算機201は、宛名情報を文字のみで印刷する場
合は、あらかじめ定められた位置関係にランドマークが
印刷されることを想定し、その複数のランドマークの幅
の中に宛名情報の文字行が納まるよう、宛名情報の書式
をチェックし、改変する。
【0085】次に、計算機201は、宛名情報の印刷に
先だって、ランドマークメモリ204からランドマーク
パターンを読出し、プリンタ207を動作させることに
より、宛名情報の先頭位置以前に先端のランドマークを
印刷する。しかる後、宛名情報の一部を印刷し、先端の
ランドマークの印刷位置から定められた距離の位置に終
端のランドマークを印字する。宛名情報の残りは、ラン
ドマークの幅の中において行を改めて印刷する(図3参
照)。
【0086】一方、宛名情報を文字によって印刷すると
同時に、機械コードによっても印刷する場合の例を図1
7に示す。図中、211は文字によって印刷された宛名
情報、212は機械コードによって印刷された宛名情報
(機械コード列)、213,213は機械コードによる
宛名情報212の両端部に印刷されたランドマークを示
す。
【0087】以下、この実施例について、図18に示す
フローチャートを参照して説明する。計算機201は、
前述同様に、フロッピーディスク装置202から指定さ
れた宛名情報を読出し、その宛名情報に基づき、機械コ
ードメモリ203から対応する機械コードを呼出すこと
により、宛名情報を機械コード列に変換する。
【0088】次に、計算機201は、ランドマークの幅
の中に納まるよう宛名情報を文字によって印刷し、しか
る後、その文字による宛名情報の下部に、2つのランド
マークで挟み込む如く機械コード化された宛名情報(機
械コード列)を印刷する。
【0089】この際、ランドマーク間の距離は、あらか
じめ定められた距離の中にあり、宛名情報を表現する機
械コード列の桁数がランドマーク間を埋めるに不足する
場合、ダミーコードとして、たとえば、図14に示す
「−」記号などの機械コードを埋め込む。また、宛名情
報表現の機械コード列の最後端(最終桁)のコードは、
チェックデジットとして割当てられるものとする。
【0090】ここに、チェックデジットは、既に公知の
ものであるが、たとえば、機械コードによる宛名情報と
チェックコードとを含めた全てのデータを数字表現と
し、その総和があらかじめ定められた数で割切れるもの
である特性を持つものである。
【0091】このチェックデジットは、宛名情報の読取
りによって、あらかじめ定められた変換ルールにしたが
って町名までの宛名情報が数字化され、それを基にチェ
ックデジットが生成されるものである。
【0092】このように、上記実施例によれば、複数行
からなる宛名情報の先頭行の先端部と後端部に、それら
を規定する、4本の等間隔に配列された垂直バーとそれ
を90°回転させた水平バーとからなるランドマークを
宛名情報とともに印刷しておき、宛名情報の読取時、こ
のランドマークを検出することにより、宛名情報の先頭
行を確定することができるとともに、ランドマークの表
記内容によって宛名情報の記載書式をも確定することが
できる。したがって、郵便物の宛名読取りにおいて、読
取対象以外の種々の画像情報が混在していても、容易に
読取対象領域および宛名情報の記載書式が検出でき、処
理の高速化と読取りの信頼性を著しく向上できる。
【0093】また、読取行の郵便物の基準辺に対しての
回転角度の検出が正確に行なえ、広い範囲の回転に対し
て補正読取りが可能であり、読取率の向上が図れる。ま
た、郵便物の宛名情報表記のデザイン自由度の向上を許
容することができる。
【0094】また、ランドマークの印刷を行なうこと
で、読取対象としての宛名情報を機械コード表現にした
とき、従来必要としていたタイミング領域が不要とな
り、機械コードの表現密度の向上が図れる。したがっ
て、宛名情報表記の機械コード列の短縮が図れる。これ
により、従来の機械コードでは2行に表現しなければな
らないものが1行で表現可能になる。
【0095】さらに、ランドマークは非常に単純であ
り、かつ、2種のランドマークは同一形状で、90°回
転させたものである。したがって、宛名情報の印刷時、
または、郵便物の引受窓口において容易に検査すること
が可能である。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、郵
便物上に読取対象以外の種々の画像情報が混在していて
も、容易に読取対象領域および宛名情報の記載書式が検
出でき、処理の高速化と読取りの信頼性を向上できる郵
便物の宛名読取装置および郵便物の宛名領域判別装置お
よび郵便物の宛名印刷装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る郵便物の宛名読取装置
の構成を概略的に示す構成図。
【図2】図1における宛名対象領域検出部および認識部
の構成を詳細に示すブロック図。
【図3】郵便物の一例を示す平面図。
【図4】ランレングス変換を説明するための図。
【図5】郵便物の走査によって得られるランドマーク候
補点を説明するための図。
【図6】宛名情報の読取方向決定を説明するための図。
【図7】ランドマークに回転が加わった場合の処理を説
明するための図。
【図8】ランドマークの検出個数による処理を説明する
フローチャート。
【図9】ランドマークの検出個数による処理を説明する
フローチャート。
【図10】ランレングス変換部の具体例を示す論理回路
図。
【図11】ランレングス変換部の動作を説明するタイミ
ングチャート。
【図12】マーク検出部の具体例を示す論理回路図。
【図13】宛名情報を機械コードで表記した場合の具体
例を説明する図。
【図14】宛名情報を表記する機械コードの体系を説明
する図。
【図15】機械コードの読取処理を説明する図。
【図16】郵便物の宛名印刷装置の構成を概略的に示す
構成図。
【図17】郵便物に対する宛名情報の具体的な印刷例を
示す平面図。
【図18】宛名情報を機械コードで印刷する場合の処理
を説明するフローチャート。
【符号の説明】
P……郵便物、1……光源、2……レンズ、3……リニ
アセンサ、4……信号処理部、5……宛名対象領域検出
部、6……認識部、8……観測部(画像入力手段)、2
4……差出人住所記載領域、25,26……ランドマー
ク(特定マーク)、27……宛名情報記載領域、28…
…広告文記載領域、29……料金別納印、31……2値
化・ランレングス変換部、32……マーク検出部、33
……先頭行検出部、34……文字検出切出部、35……
文字辞書、36……文字認識部、37……単語辞書、3
8……単語知識処理部、39……数字等辞書、40……
丁目街区認識部、41……ランレングスデータメモリ、
42……2値画像メモリ、43……マーク画像メモリ、
44,45……画像メモリ、46……認識制御部、M1
……バーコード(垂直バー)、M2 ……バーコード(水
平バー)、201……計算機、202……フロッピーデ
ィスク装置、203……機械コードメモリ、204……
ランドマークメモリ、205……キーボード、207…
…プリンタ、211……文字による表記の宛名情報、2
12……機械コードによる表記の宛名情報、213……
ランドマーク。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宛名情報の表記範囲を規定する複数の端
    部にあらかじめ規定された特定マークが宛名情報ととも
    に表記されている郵便物の画像情報を電気信号に変換し
    て入力する画像入力手段と、 この画像入力手段で入力された画像情報から、前記複数
    の特定マークを検出するマーク検出手段と、 このマーク検出手段で検出された各特定マークの間の領
    域の画像情報に対して文字認識を行なうことにより、前
    記宛名情報を認識する認識手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物の宛名読取装置。
  2. 【請求項2】 複数行からなる宛名情報の先頭行と同一
    行にあって、宛名情報表記行幅両端部にあらかじめ規定
    された特定マークが宛名情報とともに表記されている郵
    便物の画像情報を電気信号に変換して入力する画像入力
    手段と、 この画像入力手段で入力された画像情報から、前記複数
    の特定マークを検出するマーク検出手段と、 このマーク検出手段の検出結果に基づき前記宛名情報の
    先頭行を検出する先頭行検出手段と、 この先頭行検出手段の検出結果に基づき前記宛名情報の
    記載領域を決定し、この領域の画像情報に対して文字認
    識を行なうことにより、前記宛名情報を認識する認識手
    段と、 を具備したことを特徴とする郵便物の宛名読取装置。
  3. 【請求項3】 宛名情報の表記範囲を規定する複数の端
    部にあらかじめ規定された特定マークが宛名情報ととも
    に表記されている郵便物の画像情報を電気信号に変換し
    て入力する画像入力手段と、 この画像入力手段で入力された画像情報を2値化し、そ
    の2値化情報に対してランレングス変換を施すことによ
    りランレングスデータを得る変換手段と、 この変換手段から得られるランレングスデータがあらか
    じめ規定された特定マークの特徴を有するか否かを判定
    することにより、前記複数の特定マークを検出するマー
    ク検出手段と、 このマーク検出手段で検出された各特定マークの間の領
    域の画像情報に対して文字認識を行なうことにより、前
    記宛名情報を認識する認識手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物の宛名読取装置。
  4. 【請求項4】 複数行からなる宛名情報の先頭行と同一
    行にあって、宛名情報表記行幅両端部にあらかじめ規定
    された特定マークが宛名情報とともに表記されている郵
    便物の画像情報を電気信号に変換して入力する画像入力
    手段と、 この画像入力手段で入力された画像情報を2値化し、そ
    の2値化情報に対してランレングス変換を施すことによ
    りランレングスデータを得る変換手段と、 この変換手段から得られるランレングスデータがあらか
    じめ規定された特定マークの特徴を有するか否かを判定
    することにより、前記複数の特定マークを検出するマー
    ク検出手段と、 このマーク検出手段の検出結果に基づき前記宛名情報の
    先頭行を検出する先頭行検出手段と、 この先頭行検出手段の検出結果に基づき前記宛名情報の
    記載領域を決定し、この領域の画像情報に対して文字認
    識を行なうことにより、前記宛名情報を認識する認識手
    段と、 を具備したことを特徴とする郵便物の宛名読取装置。
  5. 【請求項5】 宛名情報が機械読取可能な機械コード列
    によって表記されていて、この機械コード列の両端部に
    あらかじめ規定された特定マークが表記されている郵便
    物の画像情報を電気信号に変換して入力する画像入力手
    段と、 この画像入力手段で入力された画像情報から、前記複数
    の特定マークを検出するマーク検出手段と、 このマーク検出手段で検出された各特定マークの間の領
    域に対して積分射影パターンを求め、この求めた射影パ
    ターンに対して2値化処理することにより、タイミング
    信号を生成するタイミング生成手段と、 このタイミング生成手段で生成されたタイミング信号に
    基づき、前記マーク検出手段で検出された各特定マーク
    によって判明する分割領域ごとに積分射影パターンを求
    め、この求めた分割領域ごとの射影パターンに対してそ
    れぞれ2値化処理することにより、コード列方向におけ
    るコード部分情報の認識を行ない、かつ、この各認識結
    果に対して統合処理を行なうことにより、最終的な機械
    コードの認識を行なう認識手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物の宛名読取装置。
  6. 【請求項6】 前記機械コード列は、1文字表現の機械
    コード内に読取時のタイミング信号を得るためのタイミ
    ング領域を持たないコード表現であることを特徴とする
    請求項5記載の郵便物の宛名読取装置。
  7. 【請求項7】 前記特定マークは、等間隔に配列された
    複数本の垂直バーと、この垂直バーに対して直交する等
    間隔に配列された複数本の水平バーとからなることを特
    徴とする請求項1ないし請求項5記載の郵便物の宛名読
    取装置。
  8. 【請求項8】 郵便物宛名の先頭行両端部に等しいピッ
    チで形成された縦方向と横方向のストライプからなる特
    定マークを付与した郵便物から宛名の記載領域を検出す
    る装置において、 郵便物表面の画像情報を読取る読取手段と、 この読取手段によって読取られた画像情報を記憶する記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶された画像情報に基づいて前記特定
    マークを検出する検出手段と、 この検出手段によって検出された特定マークの間を宛名
    領域として判別する判別手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物の宛名領域判別装
    置。
  9. 【請求項9】 複数の宛名情報を記憶している宛名記憶
    手段と、 あらかじめ規定された特定マークを記憶している特定マ
    ーク記憶手段と、 指定された宛名情報を前記宛名記憶手段から読出し、郵
    便物上に印刷する宛名印刷手段と、 前記特定マーク記憶手段に記憶されている特定マーク
    を、前記郵便物上の宛名情報の表記範囲を規定する複数
    の端部にそれぞれ印刷する特定マーク印刷手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物の宛名印刷装置。
  10. 【請求項10】 それぞれが複数行からなる複数の宛名
    情報を記憶している宛名記憶手段と、 あらかじめ規定された特定マークを記憶している特定マ
    ーク記憶手段と、 指定された宛名情報を前記宛名記憶手段から読出し、郵
    便物上に印刷する宛名印刷手段と、 前記特定マーク記憶手段に記憶されている特定マーク
    を、前記郵便物上の宛名情報の先頭行と同一行にあっ
    て、宛名情報表記行幅両端部にそれぞれ印刷する特定マ
    ーク印刷手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物の宛名印刷装置。
  11. 【請求項11】 それぞれが文字によって表現される複
    数の宛名情報を記憶している宛名記憶手段と、 機械読取可能な機械コードを記憶している機械コード記
    憶手段と、 あらかじめ規定された特定マークを記憶している特定マ
    ーク記憶手段と、 指定された宛名情報を前記宛名記憶手段から読出し、郵
    便物上に印刷する宛名印刷手段と、 前記宛名記憶手段から読出した宛名情報に基づき、対応
    する機械コードを前記機械コード記憶手段から読出すこ
    とにより、宛名情報を表現する機械コード列を生成する
    機械コード列生成手段と、 この機械コード列生成手段で生成された機械コード列
    を、その両端部にその機械コード列を挟み込む如く前記
    特定マーク記憶手段に記憶されている特定マークを配置
    して前記郵便物上に印刷する機械コード列印刷手段と、 を具備したことを特徴とする郵便物の宛名印刷装置。
  12. 【請求項12】 文字による宛名情報と機械コードによ
    る宛名情報とを同一面に印刷する場合、文字による宛名
    情報の印刷が先行し、その下部に機械コードによる宛名
    情報が印刷される書式であることを特徴とする請求項1
    1記載の郵便物の宛名印刷装置。
  13. 【請求項13】 前記特定マークは、等間隔に配列され
    た複数本の垂直バーと、この垂直バーに対して直交する
    等間隔に配列された複数本の水平バーとからなることを
    特徴とする請求項9ないし請求項12記載の郵便物の宛
    名印刷装置。
  14. 【請求項14】 前記垂直バーと水平バーの配列順序に
    よって宛名情報の記載方向を表すことを特徴とする請求
    項13記載の郵便物の宛名印刷装置。
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