JP2830751B2 - 自動製氷機の制御装置 - Google Patents

自動製氷機の制御装置

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JP2830751B2
JP2830751B2 JP6233326A JP23332694A JP2830751B2 JP 2830751 B2 JP2830751 B2 JP 2830751B2 JP 6233326 A JP6233326 A JP 6233326A JP 23332694 A JP23332694 A JP 23332694A JP 2830751 B2 JP2830751 B2 JP 2830751B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動製氷機の制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来のある第1の仕様の冷蔵庫
に収納された自動製氷機を示す構成図、図18は従来の
他の第2仕様の冷蔵庫に収納された自動製氷機の構成
図、図19は従来の第1及び第2の自動製氷機の検氷動
作を説明するための検氷機構の側面図、図5は第1の要
部断面図、図6は第2の要部断面図、図7は図5及び図
6のX−X矢視図、図8は第1の仕様のタイムチャート
図、図9は第2の仕様のタイムチャート図、図16は第
1の仕様のサブルーチンのフローチャート図、図17は
第2の仕様のサブルーチンのフローチャート図である。
なお、図5、図6、図7において、Aは製氷動作(製氷
皿水平)時、Bは満氷検氷時、Cは空氷検氷時の検氷機
構各部位の関係を示している。図19において、1は製
氷皿部である製氷皿で、冷蔵庫(図示せず)の冷凍室内
冷凍温度(−18°C)の室に設置される。なお、製氷
部(図示せず)は冷蔵庫と製氷皿1で構成される。2は
製氷皿1の外底面に付設された製氷完了温度(例えば−
12°C)を検知する温度センサからなる製氷完了温度
検出手段、3は検氷レバー、3aは検氷レバー3と一体
で回転する係合レバー、3bは係合レバー3aの先端折
曲部、4は貯氷箱、5は離氷機構部である離氷機構、6
はそれのハウジング、7はハウジング6内に設けられた
離氷駆動部である駆動モータである。なお、離氷部は離
氷機構部5と駆動モータで構成される。
【0003】この後に説明する8〜11については図5
または図6を参酌する。8はカム歯車Aで歯車機構(図
示せず)を介して駆動モータ7により回転駆動されるカ
ム突起8a,8b,8cもしくは8a,8bを有する。
9はカム歯車Bで駆動モータ7の所定回転角度範囲(図
8、図9のe→g及びe→c)のみ上記歯車機構と噛み
合い駆動モータ7により回転駆動されて、図7中に示す
正回転方向の駆動ではピン9aと係合レバー3aの係合
により検氷レバー3を押上げ、逆回転方向の駆動ではバ
ネ9bによりピン9aと係合レバー3aとが当接した状
態で検氷レバー3を下降させる。10は位置スイッチA
で、カム歯車A8が所定位置まで回転すると、この回転
によりカム突起8a,8b,8cもしくは8a,8bが
この位置スイッチのレバー10aを押圧するため、この
スイッチの接点10bが閉成される。しかし、検氷レバ
ー3が空氷検知範囲(回転角度範囲30°〜40°)に
ある時は、図5(C),図6(C),図7(C)に示す
ようにカム歯車A8の突起8bがスイッチレバー10a
に当接しても、係合レバー3aの先端折曲部3bがスイ
ッチレバー10aを押し上げるように係合して、スイッ
チAの接点10bが閉成しないように構成されている。
11は位置スイッチBで、カム歯車A8が逆転方向に駆
動した最終回転位置(図8のb,図9のb)、即ち製氷
皿1が水平になった位置、例えば図8のbにおいては、
このカム歯車Aのカム突起8aが位置スイッチBの接点
を閉成する。なお、この位置スイッチB11は第2の自
動製氷機の検氷機構にはない。12は給水機構で、離氷
終了の動作に応じて冷蔵室に設置された給水タンク(図
示せず)から製氷皿1に水を供給する。13は給水ポン
プ、14はマイクロコンピュータからなる制御部、14
aは製氷皿1の水平位置を検出する位置検出装置、15
は制御部14の制御に応じて駆動モータ7を駆動する駆
動手段、16は制御部14の制御に応じて給水ポンプ1
3を駆動する駆動手段である。
【0004】次に、その動作について説明する。図16
は第1の仕様の、図15は第2の仕様の離氷後の製氷皿
1を水平に戻す動作を示すフローチャート図である。ま
ず、図16の第1の仕様において、離氷後の動作すフロ
ーは、S110で制御手段14は離氷機構5からの信号
に基づいてモータ7を逆転駆動させ、S111で位置ス
イッチB(以下swBと呼ぶ)11がONになればS1
12でモータ7を停止させる。一方、図15の第2の仕
様においては、S101でモータ7を逆転駆動させて、
S102で位置スイッチA(以下swAと呼ぶ)10が
ONになればS103でタイマをスタートさせ、S10
4でタイマが3秒連続でカウントしたら離氷後の製氷皿
1が水平に戻ったと判断して、S105でタイマをリセ
ットし、S106でモータ7を停止させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の自
動製氷機の制御装置では、自動製氷機の製氷装置の仕様
がそれぞれ相違する毎にそれぞれに対応した制御装置で
制御しなければならないために、製氷装置と制御装置と
の相関整合性をチェックする煩わし作業をしなければな
らなかったり、また、相関整合性が相違した時は、製氷
装置の動作がうまくいかなかったり、製氷装置を破損さ
せるという問題があった。
【0006】この発明は、以上のような課題を解消する
ためになされたもので、相違した種々の仕様の自動製氷
機の製氷装置が組み込まれても、この組み込まれた製氷
装置の相違した仕様に対応して正確に製氷装置の動作を
制御する信頼性が高く、便利で使い勝手の良い自動製氷
機の制御装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動製氷
機の制御装置は、供給水を冷却して製氷する製氷部と、
この製氷部の製氷皿を回転させ、かつ、少なくともその
製氷皿の回転角度に対応した離氷動作信号を出力する離
氷機構部、及びこの離氷機構部を動作させる離氷駆動部
からなる離氷部と、離氷動作信号及び該離氷動作信号に
対応した制御仕様を、複数種類の離氷部について記憶
し、離氷機構部が出力した離氷動作信号と前記記憶して
いる複数種類の離氷動作信号との比較結果によって離氷
機構部の仕様を判定する仕様判定装置と、を備え、該仕
様判定装置が判定した離氷機構部の仕様に対応した制御
仕様にて前記離氷部を制御するものである。
【0008】また、制御仕様は、離氷駆動部の駆動電圧
を変更するものである。
【0009】また、仕様判定装置が、離氷機構部の少な
くとも2種類以上の離氷動作信号から離氷部の仕様を判
定するものである。
【0010】また、仕様判定装置は、離氷機構部が出力
した離氷動作信号から判別した前回の離氷機構部の仕様
と今回の離氷機構部の仕様とを比較し、この比較結果で
前回と今回との離氷機構部の仕様が相違した時に、離氷
機構部の仕様を再判定するものである。
【0011】また、仕様判定装置が、離氷部の動作信号
の一部である離氷機構部の離氷動作信号から製氷皿部が
水平になった時に、離氷部の仕様の一部である離氷機構
部の仕様を判別するものである。
【0012】また、仕様判定装置の判定した離氷機構部
の仕様に関わらず、離氷駆動部を介して製氷皿を一定時
間回転させ、この製氷皿の氷を離氷させるように制御す
るものである。
【0013】
【作用】以上のように構成された自動製氷機の制御装置
においては、製氷部が供給水を冷却して製氷し、離氷機
構部がこの製氷部の製氷皿を回転させ、かつ、少なくと
もその製氷皿の回転角度に対応した離氷動作信号を出力
し、また、離氷駆動部は離氷機構部を動作させ、離氷動
作信号及び該離氷動作信号に対応した制御仕様を、複数
種類の離氷部について記憶し、仕様判定装置は、離氷機
構部が出力した離氷動作信号と記憶している複数種類の
離氷動作信号との比較結果によって離氷機構部の仕様を
判定し、仕様判定装置が判定した離氷機構部の仕様に対
応した制御仕様にて離氷部を制御するので、種々に相違
した仕様の離氷部がそれぞれに取りつけられても、この
種々に相違した離氷部の仕様に対応して制御する。
【0014】また、制御仕様は、離氷駆動部の駆動電圧
を変更するので、この種々相違した離氷仕様の離氷機構
部が組み込まれても、この種々に相違した離氷仕様に対
応して製氷装置の動作の一部である離氷駆動部の駆動電
圧を制御する。
【0015】また、離氷機構部の少なくとも2種類以上
の離氷動作信号から仕様判定装置が離氷部の仕様を判定
し、この判別結果より制御装置が製氷装置の動作を制御
する。
【0016】また、仕様判定装置の再仕様判定部が、離
氷機構部が出力した離氷動作信号から判別した前回の離
氷機構部の仕様と今回の離氷機構部の仕様とを比較し、
この比較結果で前回と今回との離氷機構部の仕様が相違
した時に、離氷機構部の仕様を再判別するので、この再
判別結果に基づいて制御装置が製氷装置の動作を制御す
る。
【0017】また、仕様判定装置が、離氷部の動作信号
の一部である離氷機構部の離氷動作信号から製氷皿部が
水平になった時に、離氷部の仕様の一部である離氷機構
部の仕様を判別し、この判別結果より制御装置が製氷装
置の一部である離氷機後部の動作を制御する。
【0018】また、制御装置が、仕様判定装置の判定し
た離氷機構部の仕様に関わらず離氷駆動部を介して製氷
皿を一定時間回転させ、この製氷皿部の氷を離氷させる
ように制御する。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下に、この発明の実施例1について図1〜
9を用いて説明する。図3はこの実施例1における第1
の仕様の冷蔵庫内に設けれた自動製氷機を示す構成図、
図4はこの実施例1における第2の仕様の冷蔵庫に設け
れた自動製氷機を示す構成図、図1は自動製氷機の仕様
を判定するサブルーチンのフローチャート図で、図2は
この実施例1の自動製氷機の動作を示すフローチャート
図である。なお、従来と同一構成のものについては同一
符号を付し、その詳細な説明を省略して異なる部分につ
いてのみ述べる。図3及び図4において、14bは仕様
判定装置で、製氷装置の動作信号の一部であり、離氷動
作信号である位置swA10もしくは位置swB11か
らのON/OFF信号等により、製氷装置の仕様の一部
である離氷機構部の仕様を判定するものである。なお、
この発明の制御装置である制御部14は従来実施例と同
じ名称符号を用ているが、後述するとおり、仕様判定装
置14bの判定結果に基づいてそれぞれの製氷装置の仕
様に対応して製氷装置の動作を制御するものである。
【0020】次に、その動作について、図1および図2
のフローチャート図を用いて説明する。まず、電源の投
入によりステップ100(以下ステップをSと略す)の
原点復帰ルーチンで、製氷皿1を水平に戻す動作を行
う。(この動作の詳細は後述する) 次に、S201で
製氷が完了まで製氷皿1を水平にしたままで待機する。
この待機結果で、製氷皿1中の水が完全に凍結し製氷完
了温度検出手段2が例えば−12°C以下を検出した
ら、S201で製氷が完了と判定し、S202に進み駆
動モータ7の正転駆動時間をカウントするタイマAをリ
セットした後に、S203で駆動モータ7を正転始動さ
せ、S204でこの正転駆動時間をタイマAがカウント
開始する。駆動モータ7が正転始動し、図8d,図9d
(満氷検知)もしくは図8i,図9i(離氷検知)に示
すように、swAがONすると、S205でYESと判
定され、S206でタイマAをストップさせ、S207
で駆動モータ7を停止させる。そして原点復帰ルーチン
S100にて駆動モータ7を逆転駆動させて製氷皿1を
水平に戻す。
【0021】次のS208では、駆動モータ7がS20
7で停止した位置が満氷検知位置(図8d,図9d)で
あったか、離氷検知位置(図8i,図9i)であったか
を判定するステップである。即ち、S204〜S206
までのステップで、タイマAがカウントした時間が10
秒以上であった場合は、駆動モータ7が離氷検知位置ま
で正転し、原点復帰ルーチンS100によって製氷皿1
が離氷を完了して水平に戻ったと判定し、この水平に戻
った製氷皿1に給水するために、S209,S210,
S211で給水ポンプ13を10秒間ONさせて給水動
作を行い、給水が完了すると再びS201に戻り、同じ
動作を繰り返す。一方、S208でNOとなった場合、
即ち、タイマAのカウントした時間が10秒未満であっ
た場合は、駆動モータ7は満氷検知位置まで正転し、原
点復帰ルーチンS100によって製氷皿1が離氷せずに
水平に戻ったと判定し、S212〜S214にて1時間
経過するまで離氷待機し、待機後201に戻る。
【0022】尚、S205までの駆動モータ7の正転動
作で、検氷レバー3はカム歯車B9のピン9aとも係合
しているため、図7に示すように正回転により強制的に
上昇させられるが、しかし、後述動作説明する原点復帰
ルーチンS100によって駆動モータ7が逆転この逆転
による検氷レバー3の下降動作時には、ピ9aとの係合
は外れ、バネ9bを介してのみカム歯車B9と連結され
ているから、貯氷箱4中の氷に当れば検氷レバー3の下
降は阻止される。従って、検氷位置(図8,図9のd
f)における検氷レバー3の回転位置(回転角度)から
貯氷箱4の中が満氷か空氷かが判定される。尚、カム歯
車B9の回転角度がθ1 =40°で検氷レバー3の回転
角θ2 が0°≦θ2 <30°であれば、swAはONと
なり、駆動モータ7が正転している時間、即ちタイマA
のカウントする時間は約3秒となるので、S208で満
氷と検知される。又検氷レバー3の回転角θ2 が30°
≦θ2 <40°であれば、空氷と判定される。また、s
wAは図8、図9のd fの範囲ではONせず、図8、
図9のiでONするため、swAがONするまでの時
間、即ちタイマAのカウントする時間は約15秒となる
ので、S208で駆動モータ7が離氷検知位置まで正転
し、空氷なので製氷皿1の氷を離氷させたと判定するこ
とになる。尚、空氷時は図8、図9のh位置において、
製氷皿1の一端の回転が150°で阻止されたまま、別
の一端は170°まで回転して捻りが与えられる構造機
構になっているため、製氷皿1の氷は貯氷箱4中に落下
して離氷が完了する。
【0023】次に、ステップ100の動作について図
1、図10、図11を用いて説明する。まず、S120
で正転した製氷皿1を原点復帰、即ち水平に戻すため、
駆動モータ7を逆転させる。S121以降のステップで
動作させている自動製氷機が第1の仕様か、第2の仕様
かなのを仕様判定装置14bが位置swA(10)及び
位置swB(11)のON/OFF信号を読み込みなが
ら判別するのでその動作の詳細について説明する。ま
ず、第1の仕様の離氷機構5が採用されている場合、図
1および図10において、制御手段14が2極双投リレ
ー33をOFFさせ、この逆接点33bが電源34のプ
ラス側に接続された後、単極単投リレー32をONさせ
ると、電流Iは図10に示す方向に流れ、駆動モータ7
は逆転動作を開始する(以上S120の動作)。第1の
仕様の離氷機構5は図5または図8に示すように、モー
タ7の逆転時においては、位置swA10が連続して3
秒以上ONすることはないので、製氷皿1が水平(図8
のbの位置)になり、位置swB(11)がONした
時、S121でYESとなりS126,S127で、モ
ータ7を停止させる。
【0024】次に、第2の仕様の離氷機構5が採用され
ている場合、図1、図11において制御手段14が2極
双投リレー33をOFFさせ、この逆接点33bが電源
34のプラス側に接続された後、単極単投リレー32を
ONさせると、電流Iは図11に示す方向に流れ、モー
タ7は逆転動作を開始する(以上S120の動作)。第
2の仕様の離氷機構5は前述の図6に示すとおり位置s
wBを設けていないため、モータ7逆転時に位置swB
がONすることはないので、S121では必ずNOとな
り、S122でYESとなる。即ち、モータ7の逆転時
に、位置swA10がONする位置は図9中f→d及び
b→aの範囲である。しかしながらf→dの範囲でON
していても、そのONしている継続時間は1秒未満なの
で、S124でパルスタイマがカウントする時間は1秒
以内となり、S125でNOと判定され、またS12
1,S122でもNOと判定され、S123でこのパル
スタイマが計時した時間の1秒はリセットされる。
【0025】なお、S125でYESとなる条件は図9
中のb→a間、または、カム歯車A8が逆転駆動時に機
構的にロックする地点(以下度当りと略す)、即ち、度
当り点であるaの位置で3秒間ロックした時のみであ
り、従って、S125でYESになった後に、S126
でパルスタイマをリセットし、S127で駆動モータ7
を停止させれば製氷皿1は水平位置にて停止する。
【0026】また、この仕様判別結果で第1の仕様であ
ると判別すると、この判別結果に基づいて、離氷機構5
の駆動モータ7に印加される電圧VM は正転時・逆転時
共に12Vで制御され、また、この仕様判別結果で第2
の仕様であると判別すると、この判別結果に基づいて、
離氷機構5の駆動モータ7に印加される電圧VM は、図
12に示すように正転時と逆転時とでは異なる電圧で制
御される。即ち、正転時に、駆動モータ7に印加される
電圧VM と抵抗30に印加される電圧VR は図12の
「逆転時」に示す比率になるように、抵抗30の定数が
設定されている。つまり、ダイオード31は抵抗30に
対して並列接続されており、駆動モータ7を正転させる
時の電流Iは図11に矢印で示す方向と逆に流れる為、
ダイオード31の順方向降下電圧VR が約0.7Vとな
り、駆動モータ7には12V−0.7V=11.3Vが
印加されるので、離氷時に製氷皿1を捻るのに必要なト
ルクを発生させることができる。また、逆転時において
は、カム歯車A8、カム歯車B9、その他のギア列(図
示せず)等を動作させるために必要なトルクを発生させ
るのに、駆動モータ7への必要な印加電圧は約2V以上
あればよく、また、図20に示すように、図9a点の度
当り状態での駆動モータ7への印加電圧が約5V以下で
ないと、カム歯車A8やギア列(図示せず)等の繰返し
ロックによる激しい繰り返し機械的ストレスがこれらの
部品に加わり、部品が破損し、この自動製氷機が実用に
耐えれなくなるために、VM は2V≦VM ≦5Vの範囲
内に制御されるのが良い。従って、逆転時の駆動モータ
7へ印加する電圧はほぼ3.0Vになるように制御して
いる。
【0027】実施例2.なお、実施例1では、製氷皿1
を水平位置へ逆転させる度に判定した結果の自動製氷機
の仕様に基づいて動作させていたが、この判定した結果
の自動製氷機の仕様を記憶して、図13に示すようにS
128もしくはS129でデータとして持ち、このデー
タを図14のS300,S301で活用して、今回判定
した自動製氷機の仕様が前回判定した自動製氷機の仕様
と相違したかどうかを判定し、もし変化した場合は再度
仕様が変化したかどうかを判定するようにすれば、外来
ノイズ等に起因して発生する製氷仕様の誤判別を防止
し、また、製氷装置の修理交換時に、相違した仕様の製
氷装置が組み込こまれても正確に製氷動作を制御する信
頼性の高い自動製氷機の制御装置が得られる。
【0028】実施例3.また、実施例2では、自動製氷
機の離氷仕様をデータとして持ち、ノイズ等による誤動
作を防止するようにしたが、図8に示すように製氷皿1
を水平状態から回転させる時間をそれぞれの仕様に応じ
て、例えば駆動モータ7の駆動時間を14秒と決めてや
れば製氷皿の捻り角度を160°で止めることができる
ので、仕様に拘らず製氷皿の回転角度の制御が可能にな
る。
【0029】なお、以上の実施例1〜3では、製氷皿1
の水平位置の検出方法の違いを利用して自動製氷機の離
氷機構の仕様を判定していたが、例えば、製氷皿の水平
位置離氷位置もしくは水平位置 満氷位置の動作時間が
異なる機構の仕様の場合等においては、この異なる動作
時間、即ち製氷装置の製氷動作信号である離氷機構部の
離氷動作信号でそれぞれの離氷機構の仕様を判定条件と
して、それぞれの仕様判定を行っても同様の効果を奏す
る。
【0030】
【0031】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、供給
水を冷却して製氷する製氷部と、この製氷部の製氷皿を
回転させ、かつ、少なくともその製氷皿の回転角度に対
応した離氷動作信号を出力する離氷機構部、及びこの離
氷機構部を動作させる離氷駆動部からなる離氷部と、離
氷動作信号及び該離氷動作信号に対応した制御仕様を、
複数種類の離氷部について記憶し、離氷機構部が出力し
た離氷動作信号と前記記憶している複数種類の離氷動作
信号との比較結果によって離氷機構部の仕様を判定する
仕様判定装置と、を備え、該仕様判定装置が判定した離
氷機構部の仕様に対応した制御仕様にて前記離氷部を制
御するので、煩わしい仕様の整合性チェックが不要で、
また、誤って違う仕様の離氷部が組み込まれても正確に
離氷部の動作を制御する、便利で使い勝手が良く、信頼
性の高い自動製氷機の制御装置が得られる。
【0032】また、制御仕様は、離氷駆動部の駆動電圧
を変更するものであるので、煩わしい仕様の整合性チェ
ックが不要で、また、誤って違う仕様の離氷機構部が取
り付けられても、これらに起因して発生する激しい機械
的繰り返しストレスによる離氷部の部品破損を防止し、
正確に製氷装置の動作を制御する便利で使い勝手が良
く、信頼性の高い自動製氷機の制御装置が得られる。
【0033】また、仕様判定装置が、離氷機構部の少な
くとも2種類以上の離氷動作信号から離氷部の仕様を判
定するものであるので、外来ノイズに起因して発生する
離氷部の誤判別を防止して正確に離氷部の動作を制御す
る信頼性の高い自動製氷機の制御装置が得られる。
【0034】また、仕様判定装置は、離氷機構部が出力
した離氷動作信号から判別した前回の離氷機構部の仕様
と今回の離氷機構部の仕様とを比較し、この比較結果で
前回と今回との離氷機構部の仕様が相違した時に、離氷
機構部の仕様を再判定するので、外来ノイズ等に起因し
て発生する離氷機構部の誤判別を防止し、また、特に離
氷部の動作を制御する信頼性の高い自動製氷機の制御装
置が得られる。
【0035】また、仕様判定装置が、離氷部の動作信号
の一部である離氷機構部の離氷動作信号から製氷皿部が
水平になった時に、離氷部の仕様の一部である離氷機構
部の仕様を判別するので、仕様判別時に、供給された水
を製氷皿部から落下させずに仕様を判別して、離氷部の
動作の一部である離氷機構部の動作を制御する使い勝手
の良い自動製氷機の制御装置が得られる。
【0036】また、仕様判定装置の判定した離氷機構部
の仕様に関わらず、離氷駆動部を介して製氷皿を一定時
間回転させ、この製氷皿の氷を離氷させるように制御す
るので、仕様判定装置が外来ノイズ等によって誤判別し
ても、製氷皿部等の部品を破損させないで離氷動作を制
御する信頼性の高い自動製氷機の制御装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1おける自動製氷機の仕様を判定する
サブルーチンのフローチャート図。
【図2】 実施例1または実施例2の自動製氷機の動作
を示すフローチャート図。
【図3】 実施例1もしくは実施例2における、第1の
仕様の自動製氷機を示す構成図。
【図4】 実施例1もしくは実施例2における、第2の
仕様の自動製氷機を示す構成図。
【図5】 第1の仕様の自動製氷機の離氷機構の要部断
面図。
【図6】 第2の仕様の自動製氷機の離氷機構の要部断
面図。
【図7】 図5及び図6のX−X矢視図。
【図8】 第1の仕様の自動製氷機の離氷機構の動作を
説明するタイムチャート図。
【図9】 第2の仕様の自動製氷機の離氷機構の動作を
説明するタイムチャート図。
【図10】 第1の仕様の自動製氷機の駆動モータの駆
動手段を示す図。
【図11】 第2の仕様の自動製氷機の駆動モータの駆
動手段を示す図。
【図12】 第2の仕様の自動製氷機の駆動モータ及び
駆動手段に印加される電圧を示す図。
【図13】 実施例2による自動製氷機の仕様を判定す
るサブルーチンのフローチャート図。
【図14】 実施例2による自動製氷機の動作を示すフ
ローチャート。
【図15】 従来の第2の仕様の自動製氷機の製氷皿の
水平位置検知を行うサブルーチンのフローチャート図。
【図16】 従来の第1の仕様の自動製氷機の製氷皿の
水平位置検知を行うサブルーチンのフローチャート図。
【図17】 従来の第1の仕様の自動製氷機を示す構成
図。
【図18】 従来の第2の仕様の自動製氷機を示す構成
図。
【図19】 従来、実施例1及び実施例2の検氷動作を
説明するための検氷機構側面図。
【図20】 従来、実施例1及び実施例2の離氷機構を
度当りでロックさせた際の機械的ストレスと駆動モータ
への印加電圧の関係とを示すグラフ図。
【符号の説明】
1 製氷皿、2 製氷完温度検出手段、3 検氷レバ
ー、4 貯氷箱、5 離氷機構、7 駆動モータ、8
カム歯車A、9 カム歯車B、10 位置スイッチA、
11 位置スイッチB、12 給水機構、14 制御部
14b 仕様判定装置、

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給水を冷却して製氷する製氷部と、こ
    の製氷部の製氷皿を回転させ、かつ、少なくともその製
    氷皿の回転角度に対応した離氷動作信号を出力する離氷
    機構部、及びこの離氷機構部を動作させる離氷駆動部か
    らなる離氷部と、前記離氷動作信号及び該離氷動作信号
    に対応した制御仕様を、複数種類の離氷部について記憶
    し、前記離氷機構部が出力した離氷動作信号と前記記憶
    している複数種類の離氷動作信号との比較結果によって
    離氷機構部の仕様を判定する仕様判定装置と、を備え、
    該仕様判定装置が判定した離氷機構部の仕様に対応した
    制御仕様にて前記離氷部を制御することを特徴とする自
    動製氷機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御仕様は、前記離氷駆動部の駆動
    電圧を変更することを特徴とする請求項1に記載の自動
    製氷機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記仕様判定装置が、前記離氷機構部の
    少なくとも2種類以上の離氷動作信号から前記離氷部の
    仕様を判定することを特徴とする請求項1に記載の自動
    製氷機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記仕様判定装置は、前記離氷機構部が
    出力した離氷動作信号から判別した前回の離氷機構部の
    仕様と今回の離氷機構部の仕様とを比較し、この比較結
    果で前回と今回との離氷機構部の仕様が相違した時に、
    前記離氷機構部の仕様を再判定することを特徴とする請
    求項1に記載の自動製氷機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記仕様判定装置が、前記離氷部の動作
    信号の一部である離氷機構部の離氷動作信号から前記製
    氷皿部が水平になった時に、前記離氷部の仕様の一部で
    ある前記離氷機構部の仕様を判別することを特徴とする
    請求項1に記載の自動製氷機の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記仕様判定装置の判定した離氷機構部
    の仕様に関わらず、前記離氷駆動部を介して前記製氷皿
    を一定時間回転させ、この製氷皿の氷を離氷させるよう
    に制御することを特徴とする請求項1に記載の自動製氷
    機の制御装置。
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