JP2830668B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP2830668B2
JP2830668B2 JP36146492A JP36146492A JP2830668B2 JP 2830668 B2 JP2830668 B2 JP 2830668B2 JP 36146492 A JP36146492 A JP 36146492A JP 36146492 A JP36146492 A JP 36146492A JP 2830668 B2 JP2830668 B2 JP 2830668B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の排気浄化装
置に関し、詳細には、ディーゼルエンジンや希薄燃焼を
行うガソリンエンジン等、大部分の運転領域においてリ
ーン空燃比の燃焼を行う内燃機関の排気中のNOX を効
果的に除去可能な排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の排気浄化装置の例としては、例
えば特開昭62─106826号公報に開示されたもの
がある。同公報の装置は、ディーゼル機関の排気通路に
酸素の存在下でNOX を吸収するNOX 吸収剤(触媒)
を配置して排気中のNOX を吸収させ、該吸収剤のNO
X 吸収効率が低下した場合に吸収剤への排気の流入を遮
断して吸収剤に気体状の還元剤を供給することにより、
吸収剤からNOX を放出させると共に放出されたNOX
を還元浄化するものである。
【0003】NOX 吸収剤に吸収されたNOX の上記放
出、還元操作(以下、NOX 吸収剤の「再生操作」とい
う)を行うためには、NOX 吸収剤の雰囲気酸素濃度を
下げてNOX の放出を行わせる必要がある。しかし、デ
ィーゼルエンジン等のように希薄燃焼を行うエンジンで
は排気空燃比は常にリーンであり排気中の酸素濃度が高
いため、NOX 吸収剤の雰囲気酸素濃度を下げるために
はNOX 吸収剤に還元剤を供給して排気中の酸素を消費
する必要がある。通常の運転状態でNOX 吸収剤に排気
を流したまま上記再生操作を行おうとすると排気の雰囲
気酸素濃度を下げるためには、連続して流入する排気中
の酸素を消費することができるだけの量の還元剤を供給
する必要があり、還元剤の消費量が増大する問題があ
る。上記特開昭62─106826号公報の装置では、
NOX 吸収剤の再生操作の際にNOX 吸収剤への排気の
流入を遮断してから還元剤を供給することにより、流入
する排気中の酸素を消費するために使用される還元剤の
量を低減している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭62─10
6826号公報の装置のように、エンジン運転中に、再
生操作毎にNOX 吸収剤への排気の流入を遮断するよう
にするためには、排気通路に複数のNOX 吸収剤を並列
に配置して順に切り換えて再生操作を行う等の必要があ
り、排気系の構造の複雑化を招き実用的でない。
【0005】そこで、運転中にNOX 吸収剤に流入する
排気の流れを遮断することなく、NOX 吸収剤の再生操
作を行うようにすることが実用上好ましい。このため
に、運転上問題を生じないような特定の運転条件(例え
ば、エンジンブレーキ等の)が成立したときに、絞り弁
等によりエンジンの排気の流量を低下させてからNOX
吸収剤の再生操作を行い、還元剤の消費量を低減する等
の方法が考案されている。
【0006】しかし、この場合NOX 吸収剤の再生操作
は特定の運転条件が成立したときにのみ行われることに
なるため、再生操作の間隔、継続時間等は運転状況によ
り決まってしまい、NOX 吸収剤の再生操作に必要とさ
れる時間を確保できなくなる等の問題を生じる場合があ
る。すなわち、上記特定の運転条件が成立するまでの運
転時間が長ければ、NOX 吸収剤に吸収されたNOX
も多くなるため再生操作に要する時間も長くなり、短時
間では十分な再生を行うことができない。また、上記特
定の運転条件が比較的短い間隔で頻繁に成立するような
場合であってもこの運転条件の継続時間が短い場合には
十分な再生時間をとることができないため、再生が不十
分になる傾向がある。このため、NOX 吸収剤は十分に
NOX 吸収能力が回復しない状態で使用されることにな
り、排気中のNOX 成分が十分に浄化されずに放出され
る問題がある。NOX 吸収剤の容量を小さくすれば比較
的短時間でも十分な再生を行うことができるが、NOX
吸収剤の容量を小さくしたのでは、運転中に短時間でN
X 吸収剤が飽和してしまい排気中のNOX を除去でき
なくなるため同様な問題が生じる。
【0007】本発明は、上記問題に鑑み、NOX 吸収剤
に流入する排気を遮断せずに特定の運転条件が成立した
場合にのみNOX 吸収剤の再生操作を行うようにした際
に、短い再生時間でNOX 吸収剤の能力を回復させ、常
にNOX 吸収能力を高く保つことのできる内燃機関の排
気浄化装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも大部分の機関運転領域においてリーン空燃比の燃焼
を行う内燃機関の排気通路に、流入排気の空燃比がリー
ンのときにNOX を吸収し、流入排気の酸素濃度が低下
したときに吸収したNOX を放出するNOX 吸収剤を配
置し、所定の運転条件下で前記NOX 吸収剤に流入する
排気中に還元剤を供給して前記NOX 吸収剤から吸収し
たNOX を放出させると共に放出されたNOX を還元浄
化する内燃機関の排気浄化装置において、前記NOX
収剤を排気通路に直列に2つ配置し、上流側のNOX
収剤を下流側のNOX 吸収剤より小容量とするととも
に、前記NOX の放出、還元操作時に前記上流側NOX
吸収剤に流入する排気の空燃比が、理論空燃比よりリッ
チ側の第1の空燃比になるように還元剤を供給する還元
剤供給手段と、前記NOX の放出、還元操作時に前記下
流側NOX 吸収剤に流入する排気の空燃比が理論空燃比
またはそれよりリッチ側でかつ前記上流側NO X 吸収剤
に流入する排気の空燃比よりリーン側の第2の空燃比
なるように排気空燃比を調節する調節手段とを備えたこ
とを特徴とする内燃機関の排気浄化装置が提供される。
【0009】
【作用】本発明の排気浄化装置の作用を図5から図7を
用いて説明する。図5は同一のNOX 吸収剤について再
生時の排気空燃比を変えて同一時間の再生操作を行った
場合の再生後のNOX 吸収能力を比較した図である。
(ここでNOX 吸収能力とは、一定時間当たりにNOX
吸収剤が吸収できるNOX の量をいうものとする。) 図5において実線a、a′は排気空燃比を理論空燃比よ
りかなりリッチがわに保持して(NOX 吸収剤に過剰に
還元剤を供給して)再生を行った場合の再生後の吸収能
力を示し、点線b、b′は排気空燃比を理論空燃比近傍
に保持して再生を行った場合の再生後の吸収能力を示し
ている。また、図5のカーブa、bは再生時間を十分に
長くとった場合を、カーブa′、b′は再生時間が短い
場合をそれぞれ示している。図5に示すように、再生後
のNOX 吸収能力は再生時の排気空燃比と吸収時の温度
により大きく影響を受けることが判る。すなわち、再生
後のNOX 吸収能力は再生時の排気空燃比がリッチであ
るほど高くなり、特に再生時間が短いほど再生後のNO
X 吸収能力の差が大きくなる。
【0010】また、図6は同一のNOX 吸収剤を再生時
の排気空燃比を変えて再生操作を行った場合の再生後の
NOX 吸収能力と再生時間との関係を示す図である。図
6において、実線aは排気空燃比を理論空燃比よりかな
りリッチ側に保持して再生を行った場合の再生後の吸収
能力を示し、点線b、は排気空燃比を理論空燃比近傍に
保持して再生を行った場合の再生後の吸収能力を示す。
図6から判るように、リッチ雰囲気で再生した場合には
理論空燃比で再生した場合に較べて短時間の再生操作で
再生後のNOX 吸収能力が回復することが判る。
【0011】更に、図7は容量(吸収できるNOX
量)が異なるNOX 吸収剤を同一条件で再生した場合の
再生後のNOX 吸収能力の差を示している。図7におい
てカーブcは容量の小さいNOX 吸収剤、カーブdは容
量の大きいNOX 吸収剤の場合を示している。図7から
判るように、NOX 吸収剤の容量が小さいほど短時間の
再生でNOX 吸収能力を回復することができる。
【0012】本発明では、排気通路の上流側には比較的
容量の小さいNOX 吸収剤を配置し、下流側には比較的
容量の大きいNOX 吸収剤を配置して両方のNOX 吸収
剤で排気中のNOX を除去する。再生時には上流側NO
X 吸収剤に過剰な量の還元剤を供給して上流側NOX
収剤をリッチ雰囲気に保持して再生を行う。上流側NO
X 吸収剤は比較的小容量であり、しかもリッチ雰囲気下
で再生が行われるため極めて短時間で再生が完了し、再
生後のNOX 吸収能力も増大する(図5〜7)。従って
再生操作後は上流側NOX 吸収剤により排気中のNOX
が効率的に除去される。
【0013】また、上流側NOX 吸収剤に過剰に供給さ
れた還元剤の一部は消費されないまま下流側NOX 吸収
剤に流れるが、下流側NOX 吸収剤は上流側NOX 吸収
剤よりリーン側(理論空燃比側)の雰囲気に保持されて
いるため、還元剤は下流側NOX 吸収剤の再生に完全に
消費されるので、消費されない還元剤が大気に放出され
ることはない。
【0014】また、上流側NOX 吸収剤は比較的小容量
であるとともに上流側に位置するためNOX 吸収量も多
く、前記特定の運転条件が成立しないため再生操作の間
隔が長くなると再生が行われる前に吸収能力が低下して
しまう恐れがあるが、下流側NOX 吸収剤は比較的大容
量であり上流側NOX 吸収剤に較べてNOX 吸収量も少
ないため比較的高い吸収能力を長時間維持できる。この
ため上流側NOX 吸収剤の吸収能力が低下した場合でも
下流側NOX 吸収剤で排気中のNOX の除去が行われ、
NOX が大気に放出されることはない。
【0015】
【実施例】図1に本発明の排気浄化装置をディーゼルエ
ンジンに適用した実施例を示す。図1において、10は
ディーゼルエンジン、11はエンジン10の吸気管、1
2はエンジンの排気管を示す。本実施例では、エンジン
の吸気管11にはシャッターバルブ13が設けられてい
る。
【0016】シャッターバルブ13は全開時の吸気抵抗
の少ないバタフライ弁の形式であり、エンジンの通常運
転時には全開に保持されており、後述のNOX 吸収剤の
再生操作時に所定開度まで閉弁され、吸気管11を絞っ
てエンジンに吸入される空気量を低下させる。14は後
述の電子制御ユニット(ECU)20からの信号を受け
てシャッターバルブ13を開閉駆動するステップモー
タ、負圧アクチュエータ等の適宜な形式のアクチュエー
タ、15はシャッターバルブの開度を検出する開度セン
サである。
【0017】又、エンジン排気管12には上流側NOX
吸収剤1Aと下流側NOX 吸収剤1Bとが設けられてお
り、排気管12の上流側NOX 吸収剤1Aの更に上流側
には還元剤供給装置3が接続されている。また、上流側
NOX 吸収剤1Aと下流側NOX 吸収剤1Bとの間には
二次空気供給装置4が、下流側NOX 吸収剤1Bの下流
の排気管には酸素濃度センサ5及び排気温度センサ6が
それぞれ接続されている。
【0018】還元剤供給装置3は、上流側NOX 吸収剤
1Aの上流側の排気管12に還元剤を噴射する噴射弁3
aを備え、ECU20からの入力信号に応じて所定の量
の還元剤を排気管12内に注入する。還元剤としては、
排気中で水素や炭化水素、一酸化炭素等の還元成分を発
生するものであれば良く、水素、一酸化炭素等の気体、
プロパン、プロピレン、ブタン等の液体又は気体の炭化
水素、ガソリン、軽油、灯油等の液体燃料等が使用でき
る。本実施例ではディーゼルエンジンが用いられている
ため、還元剤としてエンジンの燃料と同じ軽油を使用し
ており、軽油は図示しないエンジンの燃料タンクから供
給ポンプにより加圧されて噴射弁3aに供給される。
【0019】また、図に20で示すのはエンジン1の電
子制御ユニット(ECU)である。ECU20はCPU
21,RAM22,ROM23及び入力ポート24、出
力ポート25を相互に双方向バス26で接続した構成の
ディジタルコンピュータからなり、エンジンの燃料噴射
量制御等の基本制御を行うほか、本実施例ではシャッタ
ーバルブ13の開閉制御、還元剤供給装置3からの還元
剤供給量制御を行うとともに、酸素濃度センサ5の出力
に応じて二次空気供給装置4からの空気供給量を調節し
て下流側NOX 吸収剤1Bに流入する排気の空燃比を理
論空燃比近傍になるように制御している。これらの制御
のためECU20の入力ポート24には、酸素濃度セン
サ5と排気温度センサ6とから排気中の酸素濃度信号と
排気温度信号とが、またシャッターバルブ開度センサ1
5からシャッターバルブの開度信号が、それぞれ入力さ
れている他、エンジン回転数、アクセル開度等の信号が
それぞれ図示しないセンサから入力されている。
【0020】二次空気供給装置4は電動ポンプ等の加圧
空気供給源4a、ステッパモータ等のアクチュエータ4
bを有する流量制御弁4c、及びノズル4dを備えてお
り、ECU20からの制御信号により流量制御弁4cの
アクチュエータ4bを駆動して流量制御弁4cの開度を
変え、ノズル4dから排気管12に導入する二次空気の
流量を調節出来るようになっている。
【0021】NOX 吸収剤1A、1Bは例えばアルミナ
を担体とし、この担体上に例えばカリウムK,ナトリウ
ムNa ,リチウムLi ,セシウムCs のようなアルカリ
金属、バリウムBa , カルシウムCa のようなアルカリ
土類、ランタンLa ,イットリウムYのような希土類か
ら選ばれた少なくとも一つと、白金Pt のような貴金属
とが担持されている。このNOX 吸収剤1A、1Bは流
入する排気の空燃比がリーンの場合にはNOX を吸収
し、酸素濃度が低下するとNOX を放出するNO X の吸
放出作用を行う。
【0022】なお、上述の排気空燃比とは、ここではN
X 吸収剤1A、1Bの上流側の排気通路やエンジン燃
焼室、吸気通路等にそれぞれ供給された空気量の合計と
燃料または還元剤の合計の比を意味するものとする。従
って、NOX 吸収剤1A、1Bの上流側排気通路に燃
料、還元剤または空気が供給されない場合には排気空燃
比はエンジンの運転空燃比(エンジン燃焼室内の燃焼に
おける空燃比)と等しくなる。
【0023】本実施例では、ディーゼルエンジンが使用
されているため、通常運転時の排気空燃比はリーンであ
り、NOX 吸収剤1A、1Bは排気中のNOX の吸収を
行う。また、後述の操作により排気中に還元剤が導入さ
れて酸素濃度が低下すると、NOX 吸収剤1A、1Bは
吸収したNOX の放出を行う。この吸放出作用の詳細な
メカニズムについては明らかでない部分もある。しかし
ながらこの吸放出作用は図2に示すようなメカニズムで
行われているものと考えられる。次にこのメカニズムに
ついて担体上に白金Pt およびバリウムBa を担持させ
た場合を例にとって説明するが他の貴金属、アルカリ金
属、アルカリ土類、希土類を用いても同様なメカニズム
となる。
【0024】即ち、流入排気がかなりリーンになると流
入排気中の酸素濃度が大巾に増大し、図2(A) に示され
るようにこれら酸素O2 がO2 - またはO2-の形で白金
Ptの表面に付着する。一方、流入排気中のNOは白金
Pt の表面上でこのO2 - またはO2-と反応し、NO2
となる(2NO+O2 →2NO2 ) 。次いで生成された
NO2 の一部は白金Pt上で酸化されつつ吸収剤内に吸
収されて酸化バリウムBaOと結合しながら、図2(A)
に示されるように硝酸イオンNO3 - の形で吸収剤内に
拡散する。このようにしてNOX がNOX 吸収剤内に吸
収される。
【0025】従って、流入排気中の酸素濃度が高い限り
白金Pt の表面でNO2 が生成され、吸収剤のNOX
収能力が飽和しない限りNO2 が吸収剤内に吸収されて
硝酸イオンNO3 - が生成される。これに対して流入排
気中の酸素濃度が低下してNO2 の生成量が減少すると
反応が逆方向(NO3 - →NO2 )に進み、こうして吸
収剤内の硝酸イオンNO3 - がNO2 の形で吸収剤から
放出される。即ち、流入排気中の酸素濃度が低下すると
NOX 吸収剤からNOX が放出されることになる。
【0026】一方、流入排気中にHC,CO等の還元成
分が存在すると、これらの成分は白金Pt 上の酸素O2
- またはO2-と反応して酸化され、排気中の酸素を消費
して排気中の酸素濃度を低下させる。また、排気中の酸
素濃度低下によりNOX 吸収剤1A、1Bから放出され
たNO2 は図2(B) に示すようにHC,COと反応して
還元される。このようにして白金Pt の表面上にNO2
が存在しなくなると吸収剤から次から次へとNO2 が放
出される。従って流入排気中のHC,CO成分が増加す
る程短時間のうちにNOX 吸収剤1A、1BからNOX
が放出され、還元されることになる。
【0027】即ち、流入排気中のHC,COは、まず白
金Pt 上のO2 - またはO2-とただちに反応して酸化さ
れ、次いで白金Pt 上のO2 - またはO2-が消費されて
もまだHC,COが残っていればこのHC,COによっ
て吸収剤から放出されたNOX および機関から排出され
たNOX が還元される。前述のように、NOX の放出、
還元(再生)操作を行ったあとのNOX 吸収剤のNOX
吸収能力はリッチ雰囲気で再生操作を行うほど高くなる
(図5参照)。ここで、同一の再生時間ではリッチ雰囲
気で再生操作を行うほど再生後のNOX吸収能力が高く
なるのは、前述のようにNOX 吸収剤内に硝酸イオンN
3 - の形で吸収されたNOX がNO2 の形でNOX
収剤から放出される(NO3 - →NO2 )の反応が雰囲
気がリッチになる程活発になり、NOX の放出速度が高
くなるためと考えられる。また、吸収能力が排気温度の
所定範囲で最大になるのは、排気温度が低いと白金Pt
上での(2NO+O2 →2NO2 ) の酸化反応が弱くな
り、排気温度が高くなりすぎるとNOX 吸収剤に硝酸イ
オンNO3 - の形で吸収されたNOX が分解、放出され
るようになるためと考えられる。
【0028】なお、本実施例では、上流側NOX 吸収剤
1Aは排気温度に追随して速やかに温度が上昇して上記
の最適温度範囲に到達するようにメタル担体を使用して
いる。また、温度上昇を早めるとともに、前述のように
再生時間を短縮するために上流側NOX 吸収剤1Aは下
流側NOX 吸収剤1Bに較べて小容量のものが使用され
ている。
【0029】また、本実施例では、還元剤供給装置3か
らの還元剤供給量は上流側NOX 吸収剤1Aに流入する
排気空燃比がかなりリッチになるように設定されてお
り、還元剤供給量の精密な制御は行わず、酸素濃度セン
サ5の出力に応じて二次空気の供給量を制御することに
より下流側NOX 吸収剤1Bに流入する排気の空燃比を
理論空燃比近傍に維持して、上流側NOX 吸収剤1Aの
再生を短時間で行うとともに過剰な還元剤の大気放出を
防止している。
【0030】次に、図3を用いて本実施例のNOX 吸収
剤の再生操作について説明する。図3は、ECU20に
より実行されるNOX 吸収剤の再生操作の制御ルーチン
の例を示している。図3のルーチンはECU20により
一定時間毎に実行される。図3においてルーチンがスタ
ートするとステップ301ではエンジン回転数N、アク
セル開度ACC、エンジン排気温度TEXがそれぞれのセン
サから、また、NOX 吸収剤出口での排気中の酸素濃度
OXが酸素濃度センサ5からそれぞれ入力され、ステッ
プ303では、これらを基にNOX 吸収剤の再生実行条
件が成立しているか否かが判定される。
【0031】ここで、NOX 吸収剤の再生実行条件は、
(1)アクセル開度ACCが所定値以下、かつ、エンジン
回転数Nが所定値以上であること(すなわちエンジンブ
レーキ中であること)、(2)エンジン排気温度TEX
所定温度以上であること、(3)NOX 吸収剤のNOX
吸収剤量が所定値以上になっていること、等であり、上
記(1)〜(3)の条件が成立した場合のみにステップ
305以下のNOX 吸収剤再生操作を行う。
【0032】ここで、NOX 吸収剤の再生をエンジンブ
レーキ中にのみ行うのは(上記条件(1))、再生時に
は後述のように吸気シャッターバルブ13を閉じて吸入
空気量を低減する必要があるため、通常運転中に再生を
行うとトルクショックを生じ運転性が悪化するためであ
る。また、排気温度が所定値以上(上記条件(2))と
するのは、NOX 吸収剤がNOX の放出、還元作用の活
性化する活性化温度に達していることが必要だからであ
る。また、NOX 吸収剤のNOX 吸収量が所定値以上に
なっていること(上記条件(3))を再生実行条件とし
ているのは頻繁な再生操作を避けて真に再生が必要な場
合にのみ再生操作を行うようにするためである。
【0033】なお、NOX 吸収剤のNOX 吸収量は、別
途ECU20により実行されるルーチンにより、例えば
単位時間当たりのエンジンからのNOX の排出量を予め
エンジン負荷(アクセル開度)とエンジン回転数等の関
数としてECU10のROM23に記憶しておき、一定
時間毎にアクセル開度と回転数とから上記関数によりN
X 排出量を求め、これに一定の係数を乗じたものを上
記一定時間内のNOX吸収剤のNOX 吸収量として積算
することにより求められる。ステップ303でNOX
収剤再生条件が成立している場合、ステップ305でカ
ウンタCがプラス1カウントアップされ、ステップ30
7ではカウンタCが所定値CR以上か否かが判定され
る。ここで、カウンタCは、ステップ303で再生条件
が成立してからの経過時間に対応するカウンタであり、
所定値CRは、NOX 吸収剤の再生を完了するのに必要
とされる再生時間に相当するルーチン実行回数である。
再生時間はNOX 吸収剤のタイプ等によって決まる定数
である。ステップ307でC≧CRであった場合は、即
ち再生が完了しているのでステップ331以下を実行し
て再生操作を終了する。
【0034】ステップ307でC<CRであった場合
は、ステップ311以下のNOX 吸収剤再生操作を実行
する。すなわち、ステップ311では、エンジン吸気管
11のシャッターバルブ13が所定の開度まで閉弁され
る。ディーゼルエンジンでは吸入空気量が多いため再生
時に吸気量を絞らないと排気中の酸素濃度を低下させる
ために必要とされる還元剤の量が過大になるためであ
る。
【0035】シャッターバルブの開度は急激な減速が生
じるのを防止するため、予めエンジン回転数の関数とし
て設定されており、この関数はECU20のROM23
に数値テーブルの形で格納されている。ステップ311
では、エンジン回転数を基に数値テーブルからシャッタ
ーバルブ13の開度設定値を読み出し、シャッターバル
ブ開度センサ15で検出した開度が上記設定値に等しく
なるようにシャッターバルブアクチュエータ14を駆動
してシャッターバルブ13を所定開度に制御する。次い
で、ステップ313では還元剤供給量が決定される。還
元剤供給量は予め、上流側NOX 吸収剤1Aに流入する
排気空燃比がかなりリッチになるように、シャッターバ
ルブの開度とエンジン回転数(エンジン吸入空気量)の
関数として設定され、ECU20のROM23に数値テ
ーブルの形で格納されている。すなわち、還元剤は再生
に必要な量より過剰に供給される。次いで、ステップ3
15では上記により決定された還元剤供給量を得るよう
に還元剤噴射弁3aの開度が設定され、還元剤が排気管
12に導入される。
【0036】また、ステップ317では二次空気供給装
置4の電動ポンプ4aがONにされ、二次空気が排気管
12に導入される。次いで、ステップ319から325
では二次空気供給装置4の流量制御弁4cの開度が酸素
濃度センサ5の出力に応じて調整される。すなわち、ス
テップ319ではステップ301で読み込んだ排気酸素
濃度ROXが所定値Rst以上か否かが判定され、ROX≧R
stであればステップ321で流量制御弁4cの開度VA
が所定値βだけ低減される。また、ROX<Rstであれ
ば、ステップ323で流量制御弁4cの開度VA がβだ
け増大される。これにより、流量制御弁4cの開度VA
は、酸素濃度センサ5の出力ROXが所定値Rstになるよ
うに制御される。本実施例では、上記所定値Rstは、理
論空燃比を与える酸素濃度に設定されている。ステップ
325では、上記により設定した開度VA を流量制御弁
4cのアクチュエータ4bに出力してルーチンを終了す
る。
【0037】なお、ステップ307で所定の再生時間が
経過するか、またはステップ303で再生実行条件が成
立しなくなるとステップ331からステップ339が実
行され、カウンタCがゼロリセットされ(ステップ33
1)、シャッターバルブ13が全開にされ(ステップ3
33)、還元剤供給と二次空気の導入が停止され(ステ
ップ335、337、339)、再生操作は停止され
る。
【0038】上述のように、本実施例では、NOX 吸収
剤の再生操作をエンジンブレーキ、排気温度等の条件
(ステップ303)が成立したときにのみ実行するよう
にしている。しかし、実際の走行中に上記の条件が成立
している時間は必ずしも長くない。例えば、走行中にエ
ンジンブレーキが持続されるのは3秒以下の場合が多
く、それ以上では頻度が減り、10秒以上持続するのは
稀である。また、上記条件が成立する間隔は運転者や道
路状況により大きく変化する。本実施例では、上流側N
X 吸収剤1Aはリッチ雰囲気下で再生が行われるた
め、短時間で高いNOX 吸収能力を回復する。このた
め、上述のように再生条件の成立時間が短時間しか持続
しない場合でも上流側NOX 吸収剤1Aにより、排気中
のNOX を効果的に除去することができる。特に、実際
の運転ではエンジンブレーキの後には加速が行われるこ
とが多いが、ディーゼルエンジンでは加速時に排気中の
NOX が増大する。本実施例では、短時間のエンジンブ
レーキ後に加速が行われた場合にも、吸収能力が回復し
た上流側NOX 吸収剤1Aにより増大したNOX を吸収
できるため加速時に一時的にエミッションが悪化するこ
とがない。
【0039】また、下流側NOX 吸収剤1Bは理論空燃
比近傍の雰囲気で再生が行われるが、上流側NOX 吸収
剤1Aを通過した後の排気を処理しているため、NOX
の吸収量は少なく元々NOX 吸収能力の低下は少ない。
このため、運転条件により、再生操作の頻度が減って上
流側NOX 吸収剤1Aが飽和したような場合でも下流側
NOX 吸収剤1Bには比較的高い吸収能力が残っている
ため全体として高い排気浄化効率を保つことができる。
【0040】また、上流側NOX 吸収剤1Aをリッチ雰
囲気下で再生することは、上記以外にもNOX 吸収剤の
硫黄被毒の回復の上で大きな効果がある。ディーゼルエ
ンジンの排気には燃料の軽油に含まれる硫黄成分が酸化
物として排出されるが、この硫黄酸化物は、前述のNO
X の場合と全く同じメカニズムでNOX 吸収剤に吸収さ
れてBaOと結合してBaSO4 を生成する。このBa
SO4 は比較的安定した化合物であるため一旦生成され
ると分解されにくく、NOX 吸収剤中のBaSO4 が増
大するとNOX の吸収能力が低下してしまう問題が生じ
る。この硫黄被毒の回復のためにはNOX 吸収剤を高温
還元雰囲気に保持して上記のBaSO4を分解すること
が有効である事が知られている。本発明のように、排気
通路の上流側と下流側とに直列にNOX 吸収剤を配置し
た場合には排気中の硫黄酸化物は上流側NOX 吸収剤に
吸収され、下流側NOX 吸収剤が硫黄被毒を受けること
が防止される。すなわち、上流側NOX 吸収剤は硫黄ト
ラップとしても機能し、下流側NOX 吸収剤の硫黄被毒
によるNOX 吸収能力の低下を防止する。一方、硫黄被
毒を受けた上流側NOX 吸収剤はリッチ(還元)雰囲気
で再生が行われるため、再生の際に同時に硫黄被毒から
の回復を行うことができるのである。
【0041】また、軽油等の液体燃料を還元剤として使
用する場合は噴射した液体還元剤が排気管の壁面に付着
するため還元剤の供給量により排気空燃比を正確に制御
することは困難である。このため、従来軽油等の液体還
元剤を使用した場合には供給不足によるNOX 吸収剤の
再生不足や過剰供給によるアンモニアの発生、未消費H
C成分の大気放出等の問題が生じていた。本実施例で
は、還元剤供給量は上流側NOX 吸収剤に流入する排気
をかなりリッチにするように過剰な量に設定し、供給量
の精密な制御は実施しない。また、下流側NOX 吸収剤
に流入する排気空燃比は制御性の良い二次空気供給量を
調節することによって行っている。このため、軽油など
の液体還元剤を使用した場合にも上述の問題を生じずに
簡易な制御を行うことができる。
【0042】なお、上述の実施例では、再生操作時に常
に上流側NOX 吸収剤に過剰な量の還元剤を供給してい
たが、還元剤の供給量は常に過剰な量を供給する必要は
なく、必要に応じて変えるようにしてもよい。図4は、
還元剤供給量を必要に応じて変化させた場合の再生操作
のタイミング図である。図4は、再生操作時に上流側N
X 吸収剤(図4(A))と下流側NOX 吸収剤(図4
(B))とに流入する排気の空燃比の変化を示してい
る、図4において、区間Iは上流側NOX 吸収剤をリッ
チ雰囲気にするように還元剤を過剰に供給して再生を行
う場合を示す。このとき、下流側NOX 吸収剤は二次空
気により、理論空燃比近傍に維持され、上流側と下流側
両方のNOX 吸収剤の再生が行われる。一方、図4区間
IIは上流側NOX 吸収剤のみの再生を行う場合をしめ
す。この場合、上流側NOX 吸収剤に供給される還元剤
の量は区間Iの場合より低減され、上流側NOX 吸収剤
に流入する排気の空燃比が理論空燃比近傍になるように
される。また、下流側NOX 吸収剤は二次空気の供給に
よりリーン雰囲気に保持され、再生は行わず酸化触媒と
して上流側NOX 吸収剤で消費されなかった還元剤を酸
化して大気放出を防止する。
【0043】このように、上流側NOX 吸収剤のみの再
生を行う期間を設けるのは上流側NOX 吸収剤は、下流
側NOX 吸収剤に較べて容量が小さく、かつNOX 吸収
量も多いため再生操作の頻度を多くする必要があるのに
対して、下流側NOX 吸収剤は大容量であり、NOX
収量も比較的少ないので再生操作の頻度は少なくても良
いことから、常に両方のNOX 吸収剤を同時に再生する
ことは不経済なことがあるからである。この場合、上流
側NOX 吸収剤のみの再生を行うか、同時に下流側NO
X 吸収剤の再生も行うかは、例えば前回下流側NOX
収剤の再生操作を行ってからの経過時間が所定値を越え
たか否かに基づいて判断する。従って、前回の再生操作
からの経過時間が長い場合には両方のNOX 吸収剤再生
操作が連続して行われる場合もある(区間III)なお、図
4に示すように、両方のNOX 吸収剤を再生する場合
(区間I)の方が上流側NOX 吸収剤のみを再生する場
合(区間II)に較べて再生時間を長くとっているのは、
NOX 吸収剤の再生に必要な期間に加えて前述の硫黄被
毒回復のための時間を確保するためである。
【0044】なお、上述の実施例では還元剤として軽油
を使用した場合を例にとって説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、他の気体状及び液体状還元
剤を使用する場合にも全く同様に適用できる。また、上
述の実施例ではディーゼルエンジンに本発明を適用した
場合について説明しているが、本発明は同様にガソリン
エンジンについても適用可能であることはいうまでもな
い。
【0045】
【発明の効果】本発明の排気浄化装置は、上述のように
構成したことにより、短時間でNOX吸収剤の再生を行
い、常にNOX 吸収能力を高く維持することができるの
で運転条件によらず排気中のNOX を効果的に除去する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をディーゼルエンジンに適用した実施例
を示す図である。
【図2】NOX 吸収剤のNOX 吸放出作用を説明するた
めの図である。
【図3】NOX 吸収剤の再生操作を示すフローチャート
である。
【図4】上流側と下流側のNOX 吸収剤の再生操作のタ
イミングの例を説明する図である。
【図5】再生時の空燃比の相違による再生後のNOX
収能力の差を説明する図である。
【図6】再生時の空燃比の相違による再生後のNOX
収能力の差を説明する図である。
【図7】NOX 吸収剤の容量の相違による再生後のNO
X 吸収能力の差を説明する図である。
【符号の説明】
1A…上流側NOX 吸収剤 1B…下流側NOX 吸収剤 3…還元剤供給装置 3a…還元剤噴射弁 4…二次空気供給装置 4c…流量制御弁 5…酸素濃度センサ 6…排気温度センサ 10…ディーゼルエンジン 11…エンジン吸気管 12…エンジン排気管 13…シャッターバルブ 14…アクチュエータ 15…シャッターバルブ開度センサ 20…電子制御ユニット(ECU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−214919(JP,A) 特開 昭62−106826(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 3/08 F01N 3/18 - 3/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも大部分の機関運転領域におい
    てリーン空燃比の燃焼を行う内燃機関の排気通路に、流
    入排気の空燃比がリーンのときにNOX を吸収し、流入
    排気の酸素濃度が低下したときに吸収したNOX を放出
    するNOX 吸収剤を配置し、所定の運転条件下で前記N
    X 吸収剤に流入する排気中に還元剤を供給して前記N
    X 吸収剤から吸収したNOX を放出させると共に放出
    されたNOX を還元浄化する内燃機関の排気浄化装置に
    おいて、前記NOX 吸収剤を排気通路に直列に2つ配置
    し、上流側のNOX 吸収剤を下流側のNOX 吸収剤より
    小容量とするとともに、前記NOX の放出、還元操作時
    に前記上流側NOX 吸収剤に流入する排気が、理論空燃
    よりリッチ側の第1の空燃比になるように還元剤を供
    給する還元剤供給手段と、前記NOX の放出、還元操作
    時に前記下流側NOX 吸収剤に流入する排気が理論空燃
    比またはそれよりリッチ側でかつ前記上流側NO X 吸収
    剤に流入する排気の空燃比よりリーン側の第2の空燃比
    になるように排気空燃比を調節する調節手段とを備えた
    ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
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