JP2829829B2 - スクリューによる容器整列装置 - Google Patents
スクリューによる容器整列装置Info
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Description
ル等の角形容器を搬送中にスクリューにより一方向に揃
える容器整列装置に関する。
を充填する充填ラインでは、解荷されて幅広コンベヤ上
で集合状態で搬送されてくるボトルを搬送中に順次に一
列に整列させて、エアクリナー装置、充填装置、キャッ
パー、ラベラーと順次搬送している。その際、角形容器
で辺の長さが相違して方向性を有する容器の場合、ラベ
ラーなどの後工程の為に、一方向に揃えて供給する必要
がある。
て、搬送路の片側ガイド面から係合片を突出させ、該係
合片に物品の先端片側が突き当たることによって物品を
90°反転させるもの、搬送路に段差を設けて転げるこ
とにより反転させるもの、又はシリンダ等のプッシャー
で片側を押すことによって反転させるもの、またはスク
リューと摩擦板の組合わせによるもの等が知られてい
る。
来の角形物品の整列手段は、何れも物品の方向を変換す
るのに衝撃を伴うため、特に空プラスチックボトル等、
強度が弱く、凹みや傷付きやすく、且つ軽量な容器の場
合、容器を損傷させることがあり、また確実性に欠ける
欠点があり、空プラスチックボトル等の軽量で且つ強度
の弱い容器の整列装置としては未だ満足のいくのが得ら
れていない。
であって、凹みや傷付き易く且つ軽量な空プラスチック
ボトルでも、凹みや傷を付けることなく、且つ確実に一
定向きに整列させることができるスクリューによる容器
整列装置を提供することを目的とする。
発明のスクリューによる容器整列装置は、被搬送容器を
載置して搬送するコンベヤと、該コンベヤの上方両側に
沿って対向して平行に配置され、同一回転速度で互いに
反対方向に回転駆動される右スクリューと左スクリュー
とからなり、前記コンベヤで搬送される被搬送容器を該
スクリュー間で一方向に整列させるスクリューによる被
搬送容器整列装置であって、前記右スクリューと左スク
リューは、溝形状及び螺子山形状が互いに異なる形状に
形成され、前記右スクリューと左スクリューの溝底間の
間隔が、上流入口部では被搬送容器の長辺長と略等し
く、中間部が長辺長以上、下流側では被搬送容器の短辺
長と略等しくなるように配置され、且つ一方のスクリュ
ーは、中間部で前記他方のスクリューよりもリード角が
大きくなるように形成されていることを特徴とするもの
である。
ーは、入口部より出口部のピッチが大きくなるように出
口部まで被搬送容器を拘束するねじ山が形成され、他方
のスクリュー、例えば右スクリューは、中間部より次第
に溝の深さが浅くなり、出口部ではネジ山径と等しい丸
棒状になっている。前記両スクリューはプラスチックで
形成するのが望ましい。
するねじ山が形成されているスクリューを上下2段に平
行に配置して同期駆動することが望ましい。
て密着状態で搬送されてくる被搬送容器は、その状態で
右巻スクリュー及び左巻スクリュー間に入り、該スクリ
ューによって拘束されて、一定間隔にひろげられて搬送
される。その間横長状態で搬送されてくる被搬送容器
は、その搬送ピッチが拡げられるだけで、そのままの姿
勢を維持して搬送される。
まず上流入口部で右巻スクリュー及び左巻スクリュー間
に拘束され、その状態B1〜B2で搬送されるが、次第に
右スクリューのリード角が大きくなることによって、右
スクリューのねじ山の下流側傾斜面に接触しているボト
ルの角部のみが押され、両スクリューに拘束されながら
次第に回転し、完全に90°回転して横長状態となり、
その状態を保持して次工程に送り出される。
スクリュー間で搬送されるが、主たる搬送はコンベヤで
行い、両スクリューは該容器間の搬送ピッチを等間隔に
拡げる作用と被搬送容器の方向変換を行う作用をするの
みであるから、スクリューによる搬送速度とコンベヤと
の相対速度差が少なく、しかも、スクリューによって搬
送中に次第に縦長状態から横長状態に90°向きが変え
られるので、スクリューが容器に及ぼす衝撃は非常に少
ない。しかも、スクリューによって両側から拘束しなが
ら向きを揃えるので、空のペットボトル等の強度が弱
く、凹みや傷付きやすい被搬送容器であっても、凹みや
傷を付けることなく、確実に一定向きに整列させること
ができる。
に説明する。図1は本発明の実施例に係る容器整列装置
の平面概略図、図2はその右側面図を示しており、本実
施例装置では、図3及び図4に示すような長辺側の長さ
aと短辺側の長さbを有する断面矩形状のPETボトル
等の被搬送容器15を長辺が搬送方向と平行になるよう
に揃える容器整列装置1を提供している。
スクリューであり、4は前記左スクリューと形状が相違
する右巻スクリューであり、これらのスクリューは合成
樹脂材料で形成されている。これらのスクリューがボト
ルを正立状態で搬送するベルトコンベヤ5の両側に沿っ
て対向して配置されている。前記左スクリュー及び右ス
クリューは、本体フレーム6の下部に設けられたモータ
からチェーン伝動機構7及び歯車機構8、及びユニーバ
ーサルジョイント9を介して同期的に回転駆動するよう
になっている。
下方胴部と上方胴部が同一形状のPETボトルの整列用
として、同一形状の右スクリューを上下に配置している
が、必ずしも上側のスクリューは設ける必要はない。ま
た、逆に下側に配置された一対のスクリューを上側にも
同様に配置しても良い。
せにより、長辺が搬送方向と平行な状態(以下横長状態
という)で送られてくる被搬送容器15は、その状態を
維持して送り、短辺が搬送方向と平行な状態(以下縦長
状態という)に送られてくる被搬送容器は、90°方向
変換するようになっている。
ー2、3は、図4に示すように、溝形状及び螺子山形状
が互いに異なる形状に形成され、各スクリューは軸心と
平行な谷底面を有し、その組合せは、入り口側ではスク
リューの溝底間の間隔Hは、縦長状態で送られくる被搬
送容器を受け入れて両側から拘束して搬送できるように
長さaと略等しいか、僅かに大きい間隔に設定され、中
間部が長辺長以上、下流側では被搬送容器の短辺長と略
等しくなるように配置されている。図4に示す本実施例
では、対向する溝底間の間隔Hは、上流側から順にa≒
H1=H2<H3=H4>H5>H6>H7>H8≒bの関係で
設定されている。
状態が混在して密着状態で搬送されて来る被搬送容器を
受け入れ、所定の等間隔に広げて下流側から送出できる
ように、左スクリュー2、3のピッチは、上流側から次
第に大きくなり、略中間部までに所望のピッチPになる
ように形成されている。また、左スクリュー2、3は、
後述するように、対向して配置されている右スクリュー
によって上流側角部が押される縦長容器が回転できる溝
底間の間隔を確保するために、溝が上流側から次第に深
くなり、中間部から下流端部まで一定深さの溝形状とな
っている。さらに、溝底幅は、上流側は被搬送容器長辺
長aより小さく形成しているが、下流側では被搬送容器
長辺長aとほぼ等しく形成され、溝底に横長状態に整列
された被搬送容器の長辺が完全に接触するように形成さ
れている。
角が、上流側では左スクリューと等しいが、次第に左ス
クリューより大きくなり、且つねじ山11の下流側傾斜
面12の傾斜角が次第に小さくなり、下流端部ではねじ
山がなくなり、丸棒の状態になっている。
構成され、コンベヤによって縦長状態と横長状態が混在
して密着状態で搬送されてくる被搬送容器は、その状態
で右スクリュー及び左スクリュー間に入り、両スクリユ
ーによって拘束されて、一定間隔にひろげられて搬送さ
れる。その間、横長状態で搬送されてくる被搬送容器
は、その搬送ピッチが拡げられるだけで、そのままの姿
勢を維持して搬送される。
は、図4に示すB1〜B8の状態を経て横長状態に整列さ
れる。即ち、まず1条目で右スクリュー4及び左スクリ
ュー3間に拘束され、同じB1〜B2の状態で搬送される
が、次第に右スクリュー4のリード角が大きくなって、
該ねじ山の下流側傾斜面12に接触している被搬送容器
の角部のみが押されて被搬送容器は図において左回転
し、B3の状態になる。さらに、リード角が大きく、且
つ右スクリューのねじ山の下流側傾斜面12の角度が小
さくなり溝が浅くなるにつれて、B4〜B7の状態を経て
完全に90°回転して横長状態のB8の状態となる。該
状態では、前記したように溝底間の間隔H8は被搬送容
器の短辺長となっているから被搬送容器の長辺が両スク
リューの溝底に接触しており、確実に横長状態に保持さ
れて次工程に送り出される。
が、本発明は必ずしも上記実施例に限るものでなく、種
々の設計変更が可能である。例えば、上記実施例では、
右スクリューは下流部ではねじ山がなくなって丸棒状に
なっているが、下流端部までねじ山を有するように形成
しても良い。
で搬送されるが、主たる搬送は容器が載っているコンベ
ヤで行い、両スクリューは該容器間の搬送ピッチを等間
隔に拡げる作用と容器の方向変換を行う作用をするのみ
であるから、スクリューによる搬送速度とコンベヤとの
速度差が少なく、しかも、スクリューによって搬送中に
次第に縦長状態から横長状態に90°向きが変えられる
ので、スクリューが容器に及ぼす衝撃が非常に少ない。
しながら向きを揃えるので、空のPETボトル等の強度
が弱く、凹みや傷付きやすい被搬送容器であっても、凹
みや傷を付けることなく、確実に一定向きに整列させる
ことができる。
ることによって、被搬送容器に与える衝撃をより一層低
減させることができる。
下2段に平行に配置して、同期駆動することによって、
高さが高くて軽量な被搬送容器であってもより確実に一
方向且つ一定間隔に揃えることができる。
面図である。
ヤ 10 溝底 11 ねじ山 12 ねじ山下流側傾斜面 15 被搬送容器
Claims (4)
- 【請求項1】 被搬送容器を載置して搬送するコンベヤ
と、該コンベヤの上方両側に沿って対向して平行に配置
され、同一回転速度で互いに反対方向に回転駆動される
右スクリューと左スクリューとからなり、前記コンベヤ
で搬送される被搬送容器を該スクリュー間で一方向に整
列させるスクリューによる被搬送容器整列装置であっ
て、前記右スクリューと左スクリューは、溝形状及び螺
子山形状が互いに異なる形状に形成され、前記右スクリ
ューと左スクリューの溝底間の間隔が、上流入口部では
被搬送容器の長辺長と略等しく、中間部が長辺長以上、
下流側では被搬送容器の短辺長と略等しくなるように配
置され、且つ一方のスクリューは、中間部で前記他方の
スクリューよりもリード角が大きくなるように形成され
ていることを特徴とするスクリューによる容器整列装
置。 - 【請求項2】 前記一方のスクリューは、入口部より出
口部のピッチが大きくなるように出口部まで被搬送容器
を拘束するねじ山が形成され、他方のスクリューは、中
間部より次第に溝の深さが浅くなり、出口部ではネジ山
径と等しい丸棒状になっている請求項1記載の容器整列
装置。 - 【請求項3】 前記両スクリューがプラスチックからな
る請求項1又は2記載の容器整列装置。 - 【請求項4】 前記一方のスクリューを上下2段に平行
に配置して、同期駆動するようにした請求項1、2又は
3記載のスクリューによる容器整列装置。
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---|---|---|---|
JP6263288A JP2829829B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | スクリューによる容器整列装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP6263288A JP2829829B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | スクリューによる容器整列装置 |
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JPH08104413A JPH08104413A (ja) | 1996-04-23 |
JP2829829B2 true JP2829829B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=17387394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6263288A Expired - Fee Related JP2829829B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | スクリューによる容器整列装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (6)
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JPS4972890A (ja) * | 1972-11-22 | 1974-07-13 | ||
JPS5311636B2 (ja) * | 1974-07-31 | 1978-04-22 | ||
JPS60132824A (ja) * | 1983-11-24 | 1985-07-15 | オツトー・ヘンゼル・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング | 製造機械から長手方向に或いは横方向に横たわつて出て来る長い物品片、特に甘味物品片等を個別化し、転向しかつ配列するための装置 |
JPH0632588Y2 (ja) * | 1989-10-04 | 1994-08-24 | 三菱電機株式会社 | 赤外線検知器 |
JPH0741708B2 (ja) * | 1991-05-22 | 1995-05-10 | 日流機工株式会社 | 円筒状容器の方向制御装置 |
JPH0664725A (ja) * | 1992-08-24 | 1994-03-08 | Sanko Gosei Jushi Kk | プラスチック製スクリュー |
-
1994
- 1994-10-04 JP JP6263288A patent/JP2829829B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08104413A (ja) | 1996-04-23 |
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