JP2829501B2 - ヒドロキシ基を含有する新規1,3−ジアルキルウレア誘導体 - Google Patents

ヒドロキシ基を含有する新規1,3−ジアルキルウレア誘導体

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JP2829501B2 JP7284862A JP28486295A JP2829501B2 JP 2829501 B2 JP2829501 B2 JP 2829501B2 JP 7284862 A JP7284862 A JP 7284862A JP 28486295 A JP28486295 A JP 28486295A JP 2829501 B2 JP2829501 B2 JP 2829501B2
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健一 藤村
寛 須原
宣明 宮脇
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンドペプチダーゼ
24.11に対して阻害作用を有し、心不全、高血圧等
の心血管系疾患、腎不全等の腎疾患、下痢、胃酸過多等
の胃腸障害、肥満症等の内分泌・代謝性疾患、リウマチ
等の自己免疫疾患等の治療剤および筋肉痛、片頭痛等に
対する鎮痛剤として有用な、ヒドロキシ基を含有する新
規1,3−ジアルキルウレア誘導体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】中性エンドペプチダーゼの一つであるエ
ンドペプチダーゼ24.11は、活性中心に亜鉛を必要
とする金属含有中性ペプチダーゼであり、エンケファリ
ナーゼや急性リンパ芽球白血病抗原(CD10)とも呼
ばれている。
【0003】エンドペプチダーゼ24.11は、腎臓、
肺、中枢神経系、腸管、好中球、線維芽細胞、血管内皮
細胞等広範に分布しており、心房性ナトリウム利尿ペプ
チド(ANP)、エンケファリン、ブラジキニン、サブ
スタンスP等多くの生理活性ペプチドを分解する酵素で
ある。そのため種々の生体機能に関与しており、その酵
素活性を阻害することで種々の治療効果を発現すること
が知られている。
【0004】例えば、浮腫等の症状が認められる心不全
や高血圧等の心血管系疾患に対する効果、浮腫、腹水の
増加等の症状が認められる腎不全等の腎疾患に対する効
果、下痢や胃酸過多等の胃腸障害に対する効果、鎮痛効
果、肥満症等の内分泌・代謝性疾患に対する効果および
リウマチ等の自己免疫疾患に対する効果である。
【0005】以下にエンドペプチダーゼ24.11の阻
害物質についてより具体的に説明する。
【0006】エンドペプチダーゼ24.11を阻害する
化合物の作用として、速心室ペーシング法での心不全モ
デルを用いての総尿量および尿中ナトリウム排泄量の増
加作用の確認(J. Cardiovasc. Pharmacol., 19, 635-6
40 (1992) )ならびに尿中ANP排泄量および尿中サイ
クリックGMP排泄量の増加作用の確認(J. Pharmaco
l. Exp. Ther., 266, 872-883 (1993) )、自然発症高
血圧ラットまたは酢酸デオキシコルチコステロン誘発高
血圧ラットを用いての降圧作用の確認(J. Pharmacol.
Exp. Ther., 265, 1339-1347 (1993) )、5/6腎摘出
ラットを用いての尿中ナトリウム排泄量の増加作用の確
認(Circ. Res., 65, 640-646 (1989))、ペンタガスト
リンによって促進される胃液分泌に対する中枢神経系を
介しての分泌抑制作用の確認(Eur. J. Pharmacol., 15
4, 247-254 (1988) )、ヒマシ油によって引き起こされ
る急性の下痢に対する改善作用の確認(Gut, 33, 753-7
58 (1992) )、テイル−フリック試験およびホットプレ
ート試験での鎮痛作用の確認(Nature, 288, 286-288
(1980) )がされている。また、エンドペプチダーゼ2
4.11の基質の一つとして知られているボンベシン
(Proc. Natl. Acad. Sci., 88, 10662-10666 (1991))
が食餌摂取を抑制すること(J. Clin. Endocrinol.Meta
b., 76, 1495-1498 (1993) )からエンドペプチダーゼ
24.11を阻害する化合物が肥満症等の内分泌・代謝
性疾患の治療剤として期待される。健常人や骨関節炎患
者に比べてリウマチ患者の血液および滑液中におけるエ
ンドペプチダーゼ24.11活性が高いこと(Rheumato
l. Int., 13, 1-4 (1993) )からエンドペプチダーゼ2
4.11を阻害する化合物がリウマチ等の免疫機能が低
下している自己免疫疾患の治療剤として期待される。
【0007】一方、本発明の構造的特徴は、1,3−ジ
アルキルウレアの両方のアルキレン鎖の末端にカルボキ
シル基を有し、さらに片方のアルキレン鎖にヒドロキシ
基が置換されているところにあるが、化学構造の観点か
ら従来の技術を以下に説明する。
【0008】1,3−ジアルキルウレア誘導体の片方の
アルキレン鎖の末端にカルボキシル基が導入された化合
物が、アンジオテンシンII拮抗作用を有すること(特開
平6−72985号公報、特開平6−184086号公
報)、および両方のアルキレン鎖の末端にカルボキシル
基が導入された化合物が、アンジオテンシン変換酵素を
抑制すること(特開昭58−55451号公報)が報告
されている。また、1−(カルボキシアルキルアミノ)
ウレア誘導体の3位の窒素原子を含むアミノ酸誘導体が
エンケファリナーゼの活性を阻害すること(特公平3−
79339号報)が報告されている。しかしながら、い
ずれの報告にも1,3−ジアルキルウレア誘導体の両方
のアルキレン鎖の末端にカルボキシル基を有し、さらに
片方のアルキレン鎖にヒドロキシ基が導入された化合物
についての記載はない。
【0009】また、ヒドロキシ基を含む1,3−ジアル
キルウレア誘導体については、ポリペプチド誘導体がレ
ニン阻害活性を有すること(特開昭62−33141号
公報、特開昭62−164658号公報)、およびアミ
ノ酸誘導体がヒト免疫不全ウイルスプロテアーゼのよう
なレトロウイルスプロテアーゼを阻害すること(国際公
開WO92/08698号公報)が報告されている。し
かしながら、いずれの報告にもヒドロキシ基を含む1,
3−ジアルキルウレア誘導体の両方のアルキレン鎖の末
端にカルボキシル基を導入した化合物についての記載は
ない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、1,3
−ジアルキルウレア誘導体については種々の研究がなさ
れているが、1,3−ジアルキルウレア誘導体の両方の
アルキレン鎖の末端にカルボキシル基を導入し、さらに
その片方のアルキレン鎖にヒドロキシ基を導入した化合
物については未だ研究されておらず、この化合物の合成
研究およびその薬理作用、特にエンドペプチダーゼ2
4.11に対する作用についての研究は非常に興味ある
課題であった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は1,3−ジ
アルキルウレア誘導体のアルキレン鎖に着目し、両アル
キレン鎖の末端にカルボキシル基またはそのエステル基
等を導入し、さらに一方のアルキレン鎖にヒドロキシ基
を導入した新規ウレア誘導体の合成を行ない、その薬理
作用を検討した。
【0012】エンドペプチダーゼ24.11の基質とし
て知られているN−ダンシル−D−アラニル−グリシル
−p−ニトロフェニルアラニル−グリシンを用いて検討
した結果、本発明のヒドロキシ基を含有する新規1,3
−ジアルキルウレア誘導体がエンドペプチダーゼ24.
11に対し強い阻害活性を有することが見いだされた。
【0013】
【発明の開示】本発明は下記一般式[I] で示される化合
物およびその塩類(以下、本発明化合物とする)に関す
るものである。
【0014】
【化2】 [式中、Rはエステルまたはヒドロキサム酸に変換さ
れていてもよいカルボキシル基を示す。
【0015】Rは低級アルキル基またはフェニル低級
アルキル基を示し、該フェニル低級アルキル基のフェニ
ル環はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、
低級アルコキシ基または低級アルキレンジオキシ基から
選択される基で置換されていてもよい。
【0016】Rは水素原子、低級アルキル基、アミノ
低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、
ヒドロキシ低級アルキル基、メルカプト低級アルキル
基、カルボキシ低級アルキル基、低級アルコキシカルボ
ニル低級アルキル基、イミダゾリル低級アルキル基、イ
ンドリル低級アルキル基、置換基を有していてもよいフ
ェニル基、置換基を有していてもよいフェニル低級アル
キル基、置換基を有していてもよいナフチル基、または
置換基を有していてもよいナフチル低級アルキル基を示
し、前記の置換基はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒ
ドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキ
シ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、
(置換)フェニル基または(置換)ナフチル基から選択
され、(置換)とはハロゲン原子、低級アルキル基、ヒ
ドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキ
シ基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基
から選択される基で置換されていてもよいことを示す。
【0017】Rはエステルまたはヒドロキサム酸に変
換されていてもよいカルボキシル基を示す。以下同
じ。]上記で規定した基をさらに詳しく説明する。ハロ
ゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を示す。低
級アルキル基とはメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ヘキシル、イソプロピル、イソブチル、tert.-ブチル等
の1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキ
ルを示す。低級アルコキシ基とはメトキシ、エトキシ、
プロポキシ、ブトキシ、ヘキシルオキシ、イソプロポキ
シ、tert.-ブトキシ等の1〜6個の炭素原子を有する直
鎖または分枝のアルコキシを示す。低級アルキレンジオ
キシとは、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、(ジ
メチル)メチレンジオキシ、(ジエチル)メチレンジオ
キシ等の2個の酸素原子の間に1〜6個の炭素原子を有
する直鎖または分枝のアルキレンが存在するアルキレン
ジオキシを示す。
【0018】エステルとは、メチルエステル、エチルエ
ステル、プロピルエステル、ブチルエステル、ヘキシル
エステル、イソプロピルエステル、イソブチルエステ
ル、tert.-ブチルエステル等の低級アルキルエステル;
シクロプロピルエステル、シクロヘキシルエステル等の
炭素数3〜6個のシクロアルキルエステル;アセチルア
ミノメチルエステル、アセチルアミノエチルエステル、
プロピオニルアミノメチルエステル、プロピオニルアミ
ノエチルエステル等の低級アルカノイルアミノ低級アル
キルエステル;ベンジルエステル等のフェニル低級アル
キルエステル;フェニルエステル;メトキシフェニルエ
ステル;インダニルエステル等のようにカルボン酸のエ
ステルとして汎用されるものを示す。低級アルカノイル
基とはアセチル、プロピオニル、ブチリル、バレリル、
イソブチリル、イソバレリル、ピバロイル等の1〜6個
の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルカノイル基を
示す
【0019】本発明化合物における塩類とは医薬として
許容される塩であれば特に制限はなく、塩酸、硝酸、硫
酸等の無機酸との塩、また、ナトリウム、カリウム、カ
ルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属との
塩、アンモニウム塩、ジエチルアミン、トリエタノール
アミン塩等の有機アミンとの塩等が挙げられる。また、
本発明化合物は水和物の形態をとっていてもよい。
【0020】ところで、医薬品として用いられる化合物
においては、生体内における吸収促進および持続性向
上、製剤化する上での安定化等を目的として、カルボン
酸のエステル化等のプロドラッグ化や、製造手段とし
て、すなわち合成中間体としてそれらの誘導体を用いる
技術も汎用されている。従って、本発明においてもカル
ボキシル基はカルボン酸の汎用誘導体であるエステルの
形に変換されていてもよい。
【0021】本発明化合物のうち、好ましい例としては
下記のものが挙げられる。
【0022】一般式[I] において、Rが低級アルキル
エステル、炭素数3〜6個のシクロアルキルエステル、
低級アルカノイルアミノ低級アルキルエステル、フェニ
ル低級アルキルエステル、フェニルエステルもしくはイ
ンダニルエステル、またはヒドロキサム酸に変換されて
いてもよいカルボキシル基を示し、該フェニル低級アル
キルおよび該フェニルのフェニル環はハロゲン原子、低
級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級
アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基または低級
アルキルアミノ基から選択される基で置換されていても
よく、Rが低級アルキル基またはフェニル低級アルキ
ル基を示し、該フェニル低級アルキル基のフェニル環は
ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級ア
ルコキシ基または低級アルキレンジオキシ基から選択さ
れる基で置換されていてもよく、Rが水素原子、低級
アルキル基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミ
ノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、メルカ
プト低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、低級
アルコキシカルボニル低級アルキル基、イミダゾリル低
級アルキル基、インドリル低級アルキル基、置換基を有
していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい
フェニル低級アルキル基、置換基を有していてもよいナ
フチル基、または置換基を有していてもよいナフチル低
級アルキル基を示し、前記の置換基はハロゲン原子、低
級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級
アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アル
キルアミノ基、(置換)フェニル基または(置換)ナフ
チル基から選択され、(置換)とはハロゲン原子、低級
アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級ア
ルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基または低級ア
ルキルアミノ基から選択される基で置換されていてもよ
く、Rが低級アルキルエステル、炭素数3〜6個のシ
クロアルキルエステル、低級アルカノイルアミノ低級ア
ルキルエステル、フェニル低級アルキルエステル、フェ
ニルエステルもしくはインダニルエステル、またはヒド
ロキサム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を示
し、該フェニル低級アルキルおよび該フェニルのフェニ
ル環はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、
低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ
基、アミノ基または低級アルキルアミノ基から選択され
る基で置換されていてもよいことを示す化合物。
【0023】一般式[I] において、Rが低級アルキル
エステル、炭素数3〜6個のシクロアルキルエステル、
フェニル低級アルキルエステル、フェニルエステルもし
くはインダニルエステル、またはヒドロキサム酸に変換
されていてもよいカルボキシル基を示し、該フェニル低
級アルキルおよび該フェニルのフェニル環はハロゲン原
子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基ま
たは低級アルキルアミノ基から選択される基で置換され
ていてもよく、Rが低級アルキル基を示し、Rが置
換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有してい
てもよいフェニル低級アルキル基または置換基を有して
いてもよいナフチル低級アルキル基を示し、前記の置換
基はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低
級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ
基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、(置換)フェニ
ル基または(置換)ナフチル基から選択され、(置換)
とはハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低
級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ
基、アミノ基または低級アルキルアミノ基から選択され
る基で置換されていてもよく、Rが低級アルキルエス
テル、炭素数3〜6個のシクロアルキルエステル、フェ
ニル低級アルキルエステル、フェニルエステルもしくは
インダニルエステル、またはヒドロキサム基に変換され
ていてもよいカルボキシル基を示し、該フェニル低級ア
ルキルおよび該フェニルのフェニル環はハロゲン原子、
低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低
級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基または低
級アルキルアミノ基から選択される基で置換されていて
もよいことを示す化合物。
【0024】そのうち、一般式[I] において、Rが低
級アルキルエステル、炭素数3〜6個のシクロアルキル
エステル、フェニル低級アルキルエステルもしくはイン
ダニルエステル;またはヒドロキサム酸に変換されてい
てもよいカルボキシル基、Rが低級アルキル基特にイ
ソブチル基、Rが置換基を有していてもよいフェニル
基、置換基を有していてもよいフェニル低級アルキル基
特にベンジル基、または置換基を有していてもよいナフ
チル低級アルキル基特にナフチルメチル基を示し、前記
の置換基はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
基、低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基または(置
換)フェニル基から選択され、(置換)とはハロゲン原
子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基、ニトロ基またはアミノ基から選択される基で置換さ
れていてもよく、Rが低級アルキルエステル、炭素数
3〜6個のシクロアルキルエステル、フェニル低級アル
キルエステル、フェニルエステルもしくはインダニルエ
ステルに変換されていてもよいカルボキシル基を示す化
合物が特に好ましい。
【0025】本発明化合物のより好ましい例は、一般式
[I] において、Rが水素原子、低級アルキル基、アミ
ノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル
基、ヒドロキシ低級アルキル基、メルカプト低級アルキ
ル基、カルボキシ低級アルキル基、低級アルコキシカル
ボニル低級アルキル基、イミダゾリル低級アルキル基、
インドリル低級アルキル基、置換基を有していてもよい
フェニル基、置換基を有していてもよいフェニル低級ア
ルキル基、置換基を有していてもよいナフチル基、また
は置換基を有していてもよいナフチル低級アルキル基を
示し、該置換基は前記定義の通りであり、R、R
よびRが下記の通りである化合物である。
【0026】Rが低級アルキルエステル、炭素数3〜
6個のシクロアルキルエステル、フェニル低級アルキル
エステルもしくはインダニルエステル;またはヒドロキ
サム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を示し、
が低級アルキル基またはフェニル低級アルキル基を
示し、該フェニル低級アルキル基のフェニル環はヒドロ
キシ基または低級アルコキシ基から選択される基で置換
されていてもよく、Rが低級アルキルエステル、フェ
ニル低級アルキルエステル、フェニルエステルもしくは
インダニルエステルに変換されていてもよいカルボキシ
ル基を示す化合物。
【0027】Rが低級アルキルエステル、炭素数3〜
6個のシクロアルキルエステル、フェニル低級アルキル
エステルもしくはインダニルエステル;またはヒドロキ
サム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を、R
が低級アルキル基を、Rが低級アルキルエステル、フ
ェニル低級アルキルエステル、フェニルエステルもしく
はインダニルエステルに変換されていてもよいカルボキ
シル基を示す化合物。
【0028】Rが低級アルキルエステル、炭素数3〜
6個のシクロアルキルエステル、フェニル低級アルキル
エステルもしくはインダニルエステル;またはヒドロキ
サム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を、R
がイソブチル基を、Rが低級アルキルエステル、フェ
ニル低級アルキルエステル、フェニルエステルもしくは
インダニルエステルに変換されていてもよいカルボキシ
ル基を示す化合物。
【0029】Rがエチルエステル、ブチルエステル、
シクロヘキシルエステルもしくはベンジルエステル;ま
たはヒドロキサム酸に変換されていてもよいカルボキシ
ル基を示し、Rが低級アルキル基またはフェニル低級
アルキル基を示し、該フェニル低級アルキル基のフェニ
ル環はヒドロキシ基または低級アルコキシ基から選択さ
れる基で置換されていてもよく、Rがエチルエステ
ル、ベンジルエステルもしくはフェニルエステルに変換
されていてもよいカルボキシル基を示す化合物。R
エチルエステル、ブチルエステル、シクロヘキシルエス
テルもしくはベンジルエステル;またはヒドロキサム酸
に変換されていてもよいカルボキシル基を、Rが低級
アルキル基を、Rがエチルエステル、ベンジルエステ
ルもしくはフェニルエステルに変換されていてもよいカ
ルボキシル基を示す化合物。
【0030】Rがエチルエステル、ブチルエステル、
シクロヘキシルエステルもしくはベンジルエステル;ま
たはヒドロキサム酸に変換されていてもよいカルボキシ
ル基を、Rがイソブチル基を、Rがエチルエステ
ル、ベンジルエステルもしくはフェニルエステルに変換
されていてもよいカルボキシル基を示す化合物。
【0031】Rがエチルエステルもしくはブチルエス
テルに変換されていてもよいカルボキシル基を示し、R
が低級アルキル基またはフェニル低級アルキル基を示
し、該フェニル低級アルキル基のフェニル環はヒドロキ
シ基または低級アルコキシ基から選択される基で置換さ
れていてもよく、Rがカルボキシル基を示す化合物。
【0032】Rがエチルエステルもしくはブチルエス
テルに変換されていてもよいカルボキシル基を、R
低級アルキル基を、Rがカルボキシル基を示す化合
物。
【0033】Rがエチルエステルもしくはブチルエス
テルに変換されていてもよいカルボキシル基を、R
イソブチル基を、Rがカルボキシル基を示す化合物。
【0034】本発明の好ましい化合物の具体例として、
2−[3−(2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル)
−3−イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン
酸(下記式[II])、3−(4−ビフェニリル)−2−
[3−(2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル)−3
−イソブチルウレイド]プロピオン酸(下記式[III]
)、2−[3−(2−カルボキシ−2−ヒドロキシエ
チル)−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(4−
フルオロフェニル)フェニル]プロピオン酸(下記式[I
V])、2−[3−(2−カルボキシ−2−ヒドロキシエ
チル)−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチ
ル)プロピオン酸(下記式 [V])、さらにそれぞれの塩
類ならびに単一のジアステレオ異性体、光学異性体、ま
た、(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2S)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(下記式[I
X])、(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3
−[(2S)−2−エトキシカルボニル−2−ヒドロキ
シエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸
(下記式[X] )、(2S)−2−[3−[(2S)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(下
記式[XI])、(2S)−2−[3−[(2S)−2−ブ
トキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル)−3−イソ
ブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸
(下記式[XII] )、さらにそれぞれの塩類が挙げられ
る。
【0035】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】 本発明化合物の代表的な合成法を下記に示す。
【化11】 この方法は、まず一般式[VI]で表わされる化合物と1,
1´−カルボニルジイミダゾールを塩基存在下で反応さ
せて一般式[VII] の化合物に導き、次いでこれを一般式
[VIII]の化合物と反応させウレアを形成し、本発明化合
物(一般式[I])を得る方法である。なお、一般式[VI]
で表される化合物の一部は、Shieh らが報告した方法
(J. Org. Chem., 57, 379-381 (1992) )によってチロ
シンから合成することができる。
【0036】また、カルボキシル基は、必要に応じて汎
用される方法を用いてエステルに変換することができ
る。逆に、エステルは、汎用される方法を用いて加水分
解させ、カルボン酸とすることができる。
【0037】上記の方法によって得られた化合物は、常
法により前述の様な塩類とすることができる。
【0038】一般式[I] で表される化合物にはジアステ
レオ異性体および光学異性体が存在するが、それらはす
べて本発明に含まれる。光学活性な原料を用いると単一
のジアステレオ異性体および光学異性体が得られるが、
ラセミ体を原料として用いた場合には、汎用される方
法、例えば光学分割剤等を用いる方法により各異性体を
分離することができる。
【0039】本発明化合物の有用性を調べるべく、本発
明化合物のエンドペプチダーゼ24.11に対する作用
を検討した。詳細については後述の薬理試験の項で示す
が、エンドペチダーゼ24.11の基質として知られて
いるN−ダンシル−D-アラニル−グリシル−p-ニトロフ
ェニルアラニル−グリシンを用いて検討した結果、本発
明化合物はエンドペプチダーゼ24.11に対し強い阻
害活性を示した。
【0040】中性エンドペプチダーゼの一つであるエン
ドペプチダーゼ24.11は、生体内に存在し、種々の
生体機能に関与している酵素である。すでに、エンドペ
プチダーゼ24.11を阻害する化合物が心不全モデル
において総尿量、尿中ナトリウム排泄量、尿中ANP排
泄量および尿中サイクリックGMP排泄量を増加させる
こと(J. Cardiovasc. Pharmacol., 19, 635-640 (199
2) 、J. Pharmacol. Exp . Ther., 266, 872-883 (199
3))、高血圧モデルにおいて降圧作用を発現すること
(J. Pharmacol. Exp. Ther., 265, 1339-1347 (1993)
)、腎摘出モデルにおいて尿中ナトリウム排泄量を増
加させること(Circ. Res., 65, 640-646 (1989))、急
性の下痢に対する改善作用を発現すること(Gut, 33, 7
53-758 (1992))、鎮痛作用を発現すること(Nature, 2
88, 286-288 (1980) )が報告されている。さらに、食
餌摂取を抑制するボンベシン(J. Clin. Endocrinol. M
etab., 76, 1495-1498 (1993) )がエンドペプチダーゼ
24.11によって分解されること(Proc. Natl. Aca
d. Sci., 88, 10662-10666 (1991))、リウマチ患者の
血液ならびに滑液中においてエンドペプチダーゼ24.
11活性が特異的に高いこと(Rheumatol. Int., 13, 1
-4 (1993) )も報告されている。それ故、エンドペプチ
ダーゼ24.11を阻害する化合物は心不全、高血圧等
の心血管系疾患、腎不全等の腎疾患、下痢、胃酸過多等
の胃腸障害、肥満症等の内分泌・代謝性疾患、リウマチ
等の自己免疫疾患等の治療剤および筋肉痛、片頭痛等に
対する鎮痛剤として広い医薬用途を有することが期待さ
れている。
【0041】本発明化合物は前述のように優れたエンド
ペプチダーゼ24.11阻害活性を示しており、エンド
ペプチダーゼ24.11が関与する幅広い疾患に有用で
ある。
【0042】また、本発明化合物のアンジオテンシン変
換酵素に対する作用についても検討した結果、優れた阻
害活性が認められた。このことは、本発明化合物が心不
全、高血圧等の心血管系疾患治療剤として特に有用であ
ることを示唆している。
【0043】本発明化合物は経口でも、非経口でも投与
することができる。投与剤型としては、錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、散剤、注射剤等が挙げられ、汎用されてい
る技術を用いて製剤化することができる。例えば錠剤、
カプセル剤、顆粒剤、散剤等の経口剤であれば、乳糖、
結晶セルロース、デンプン等の増量剤、ステアリン酸マ
グネシウム、タルク等の滑沢剤、ヒドロキシプロピルセ
ルロースポリビニルピロリドン等の結合剤、カルボキシ
メチルセルロース カルシウム、低置換ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース等の崩壊剤、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、マクロゴール、シリコン樹脂等のコ
ーティング剤等を必要に応じて加えればよい。
【0044】本発明化合物の投与量は症状、年令、剤型
等によって適宜選択できるが、経口剤であれば通常1日
当り0.1〜6000mg、好ましくは1〜600mg
を1回または数回に分けて投与すればよい。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に、本発明化合物の製造例お
よび製剤例を示すが、これらの例は本発明をよりよく理
解するためのものであり、本発明の範囲を限定するもの
ではない。
【0046】
【実施例】[製造例] 参考例1 4−(4−フルオロフェニル)−L-フェニルアラニンベ
ンジルエステル塩酸塩(参考化合物1−1)
【化12】 1)N−tert.-ブトキシカルボニル−L-チロシンベンジ
ルエステル(1.0g)の塩化メチレン(4.2ml)
溶液に、ピリジン(1.1ml)を加え撹拌する。氷冷
下、反応液にトリフルオロメタンスルホン酸無水物
(0.52ml)を加え、さらに氷冷下で1時間撹拌す
る。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出する。有機
層を0.1N水酸化ナトリウム、10%クエン酸で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮する。得ら
れる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、N−
tert.-ブトキシカルボニル−(4−トリフルオロメタン
スルホニルオキシ)−L-フェニルアラニンベンジルエス
テル994mg(73.1%)を得る。
【0047】mp 60.0〜60.9℃ [α] 20 −10.8°(c=1.0,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)3402,2984,174
3,1690,1521,1424,1250,120
1,1143,1012,902,639
【0048】2)窒素雰囲気下、N−tert.-ブトキシカ
ルボニル−(4−トリフルオロメタンスルホニルオキ
シ)−L-フェニルアラニンベンジルエステル(1.0
g)、4−フルオロフェニルほう酸(560mg)、炭
酸カリウム(415mg)のトルエン(20ml)溶液
に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)(57mg)を加え、85℃で75分間撹拌す
る。反応液を放冷後セライトろ過し、ろ液を減圧濃縮す
る。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製
し、N−tert.-ブトキシカルボニル−4−(4−フルオ
ロフェニル)−L-フェニルアラニンベンジルエステル7
68mg(85%)を得る。
【0049】mp 102.7〜103.5℃ [α] 20 −7.9°(c=1.0,メタノール) IR(KBr,cm−1)3395,2977,236
2,1950,1917,1893,1751,169
6,1456,1518,1490,1366,129
7,1248,1216,1023,809
【0050】3)N−tert.-ブトキシカルボニル−4−
(4−フルオロフェニル)−L-フェニルアラニンベンジ
ルエステル(700mg)の酢酸エチル(3.2ml)
溶液に、4.1N塩化水素/酢酸エチル(3.8ml)
を加え、室温で17時間撹拌する。反応液を減圧濃縮し
て標記化合物(参考化合物1−1)3.1g(82%)
を得る。
【0051】 mp 244.0〜245.5℃(分解) [α] 20 −19.2°(c=1.0,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)3155,3000,280
0,2009,1746,1607,1493,123
3,1194,1158,823,803,747,6
99,567,548
【0052】参考例1と同様に操作し、下記化合物を得
る。 ・4−(2−ナフチル)−L-フェニルアラニンベンジル
エステル塩酸塩(参考化合物1−2) mp 222.0〜223.0℃(分解) [α] 20 −23.6°(c=1.0,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)3148,2852,174
7,1492,1371,1233,940,840,
802,745,697
【0053】・4−(1−ナフチル)−L-フェニルアラ
ニンベンジルエステル塩酸塩(参考化合物1−3) mp 169.2〜170.5℃ [α] 20 −15.3°(c=1.0,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)3149,2856,201
2,1747,1514,1490,1375,123
9,1199,792,698
【0054】・4−(4−メチルフェニル)−L-フェニ
ルアラニンベンジルエステル塩酸塩(参考化合物1−
4) mp 240℃(分解) [α] 20 −22.1°(c=1.0,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)3145,2797,174
7,1493,1372,1234,1194,80
2,697
【0055】・4−(4−アミノフェニル)−L-フェニ
ルアラニンベンジルエステル塩酸塩(参考化合物1−
5)
【0056】・4−(4−ヒドロキシフェニル)−L-フ
ェニルアラニンベンジルエステル塩酸塩(参考化合物1
−6)
【0057】・4−(4−メトキシフェニル)−L-フェ
ニルアラニンベンジルエステル塩酸塩(参考化合物1−
7)
【0058】・4−(4−メトキシフェニル)−3−ニ
トロ−L-フェニルアラニンエチルエステル塩酸塩(参考
化合物1−8)
【0059】・4−(4−メチルフェニル)−3−ニト
ロ−L-フェニルアラニンエチルエステル塩酸塩(参考化
合物1−9)
【0060】・4−(3−ニトロフェニル)−L-フェニ
ルアラニンエチルエステル塩酸塩(参考化合物1−1
0)
【0061】・4−(2−ナフチル)−L-フェニルグリ
シンベンジルエステル塩酸塩(参考化合物1−11)
【0062】・4−(1−ナフチル)−L-フェニルグリ
シンベンジルエステル塩酸塩(参考化合物1−12)
【0063】参考例2(2S)−2−ヒドロキシ−3−
(N−イソブチル)アミノプロピオノヒドロキサム酸O
−ベンジルエステル塩酸塩(参考化合物2−1)
【化13】 1)氷冷下、(2S)−3−(N−tert.-ブトキシカル
ボニル−N−イソブチル)アミノ−2−ヒドロキシプロ
ピオン酸ブチルエステル(1.8g)のメタノール溶液
(20ml)に、1N水酸化リチウム(5.67ml)
を加え、室温で10分間撹拌する。反応液に10%クエ
ン酸を加えて酸性にし、酢酸エチルで抽出する。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧濃縮する。得られる油状物に、O−ベンジルヒドロ
キシアミン(1.81g)および1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール(766mg)を加え、これらを塩化メチ
レン(30ml)に懸濁する。窒素雰囲気下、懸濁液に
N−メチルモルホリン(2.5ml)および塩酸1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド(1.09g)を加え、さらに室温で1時間30分
撹拌する。反応液を減圧濃縮し、得られる油状物に水を
加えた後、酢酸エチルで抽出する。有機層を10%クエ
ン酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮する。得
られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、
(2S)−3−(N−tert.-ブトキシカルボニル−N−
イソブチル)アミノ−2−ヒドロキシプロピオノヒドロ
キサム酸O−ベンジルエステル1.8g(72%)を得
る。
【0064】mp 96.2〜97.3℃ [α] 20 −21.9°(c=1.0,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)3263,2963,168
0,1657,1482,1434,1165,111
2,1071,772,701
【0065】2)(2S)−3−(N−tert.-ブトキシ
カルボニル−N−イソブチル)アミノ−2−ヒドロキシ
プロピオノヒドロキサム酸O−ベンジルエステル(1.
3g)に、4N塩化水素/ジオキサン(30ml)を加
え、室温で15分間撹拌する。反応液を減圧濃縮して標
記化合物(参考化合物2−1)1.01g(94%)を
得る。
【0066】mp 165.0〜167.0℃ [α] 20 −31.2°(c=0.98,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)3181,2957,254
3,1666,1564,1505,1110,108
0,901,751,705
【0067】参考例3 (2S)−2−[3−[(2S)−2−ベンジルオキシ
カルバモイル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−フェニルプロピオン酸ベンジルエス
テル(参考化合物3−1)
【化14】 窒素雰囲気下、L-フェニルアラニンベンジルエステル p
- トルエンスルホン酸塩(200mg)、1,1´−カ
ルボニルジイミダゾール(91mg)およびイミダゾー
ル(32mg)にテトラヒドロフラン(5ml)を加
え、室温で20分間撹拌する。反応液に、(2S)−2
−ヒドロキシ−3−(N−イソブチル)アミノプロピオ
ノヒドロキサム酸O−ベンジルエステル塩酸塩(参考化
合物2−1、149mg)のテトラヒドロフラン(2m
l)溶液を加え、反応液を30分間加熱還流した後、減
圧濃縮する。得られる油状物を酢酸エチルに溶解し、1
0%クエン酸、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後減圧濃縮して、標記化合物225mg(8
7%)を得る。
【0068】 [α] 20 −38.1°(c=0.54,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3305,3064,30
31,2959,2872,1738,1634,15
27,1497,1188,1082,752,699
【0069】参考例3と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。 ・(2S)−2−[3−[(2S)−2−ベンジルオキ
シカルバモイル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブ
チルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)プロピオン
酸ベンジルエステル(参考化合物3−2) [α] 20 −27.2°(c=0.18,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)3305,2960,176
2,1629,1527,1367,1192,90
7,817,747,697
【0070】・(2S)−2−[3−[(2S)−2−
ベンジルオキシカルバモイル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸フェニルエステル(参考化合物3−3) [α] 20 −39.3°(c=1.0,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)3305,2960,176
2,1629,1527,1367,1192,81
7,747,697
【0071】実施例1 (2S)−2−[3−[(2RS)−2−エトキシカル
ボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレ
イド]−3−フェニルプロピオン酸エチルエステル(化
合物1−1)
【化15】 窒素雰囲気下、L-フェニルアラニンエチルエステル塩酸
塩(293mg)、1,1´−カルボニルジイミダゾー
ル(247mg)およびイミダゾール(86mg)にテ
トラヒドロフラン(4.4ml)を加え、室温で20分
間撹拌する。反応液に、(±)−2−ヒドロキシ−3−
(N−イソブチル)アミノプロピオン酸エチルエステル
(241mg)のテトラヒドロフラン(2ml)溶液を
加え、30分間加熱還流し、反応液を減圧濃縮する。得
られる油状物を酢酸エチルに溶解し、水、飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮する。
得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、
標記化合物(化合物1−1)378mg(73%)を得
る。
【0072】 [α] 20 −15.1°(c=0.40,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3338,2960,17
37,1634,1524,1370,1201,75
6,702
【0073】実施例1と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。 ・(2S)−2−[3−[(2RS)−2−ベンジルオ
キシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブ
チルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)プロピオン
酸ベンジルエステル(化合物1−2) [α] 20 −19.0°(c=1.0,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3325,2959,17
42,1639,1520,1455,1261,11
90,756,698
【0074】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(4−フルオ
ロフェニル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル
(化合物1−3) [α] 20 −19.2°(c=0.36,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3355,3033,29
59,2872,1742,1634,1520,14
98,1214,1111,753,698
【0075】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−4) [α] 20 −19.4°(c=1.0,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3338,2959,17
38,1634,1520,1190
【0076】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(ベンジルオキシカルボニル)ベンジル]−1−イソブ
チルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオン酸ベンジル
エステル(化合物1−5) [α] 20 +28.5°(c=1.0,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3323,3065,30
33,2959,1742,1634,1519,14
55,1171,752,697
【0077】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン酸 ter
t.- ブチルエステル(化合物1−6)
【0078】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン酸ベン
ジルエステル(化合物1−7)
【0079】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン
酸エチルエステル(化合物1−8)
【0080】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−フ
ェニルプロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−9)
【0081】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−フ
ェニルプロピオン酸(2−アセチルアミノ)エチルエス
テル(化合物1−10)
【0082】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン
酸エチルエステル(化合物1−11)
【0083】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン
酸(2−アセチルアミノ)エチルエステル(化合物1−
12)
【0084】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン
酸2−メトキシフェニルエステル(化合物1−13)
【0085】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン
酸5−インダニルエステル(化合物1−14)
【0086】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−フェニ
ルプロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−15)
【0087】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−フェニ
ルプロピオン酸2−メトキシフェニルエステル(化合物
1−16)
【0088】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−フェニル
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−17)
【0089】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−フェニル
プロピオン酸5−インダニルエステル(化合物1−1
8)
【0090】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−エトキシカルボニル−2
−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロ
ピオン酸エチルエステル(化合物1−19)
【0091】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−エトキシカルボニル−2
−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロ
ピオン酸tert.-ブチルエステル(化合物1−20)
【0092】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−エトキシカルボニル−2
−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロ
ピオン酸ベンジルエステル(化合物1−21)
【0093】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−tert.-ブトキシカルボニ
ル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイ
ド]プロピオン酸エチルエステル(化合物1−22)
【0094】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
(4−ビフェニリル)プロピオン酸ベンジルエステル
(化合物1−23)
【0095】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
(4−ビフェニリル)プロピオン酸(2−アセチルアミ
ノ)エチルエステル(化合物1−24)
【0096】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリ
ル)プロピオン酸エチルエステル(化合物1−25)
【0097】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリ
ル)プロピオン酸(2−アセチルアミノ)エチルエステ
ル(化合物1−26)
【0098】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリ
ル)プロピオン酸2−メトキシフェニルエステル(化合
物1−27)
【0099】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリ
ル)プロピオン酸5−インダニルエステル(化合物1−
28)
【0100】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(4−
ビフェニリル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物
1−29)
【0101】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(4−
ビフェニリル)プロピオン酸2−メトキシフェニルエス
テル(化合物1−30)
【0102】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビ
フェニリル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1
−31)
【0103】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビ
フェニリル)プロピオン酸5−インダニルエステル(化
合物1−32)
【0104】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオ
ン酸エチルエステル(化合物1−33)
【0105】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオ
ン酸 tert.- ブチルエステル(化合物1−34)
【0106】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオ
ン酸ベンジルエステル(化合物1−35)
【0107】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸エチルエステル(化合物1−36)
【0108】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
(2−ナフチル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合
物1−37)
【0109】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
(2−ナフチル)プロピオン酸(2−アセチルアミノ)
エチルエステル(化合物1−38)
【0110】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸エチルエステル(化合物1−39)
【0111】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸(2−アセチルアミノ)エチルエステル(化
合物1−40)
【0112】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸2−メトキシフェニルエステル(化合物1−
41)
【0113】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸5−インダニルエステル(化合物1−42)
【0114】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−
ナフチル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−
43)
【0115】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−
ナフチル)プロピオン酸2−メトキシフェニルエステル
(化合物1−44)
【0116】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナ
フチル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−4
5)
【0117】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナ
フチル)プロピオン酸5−インダニルエステル(化合物
1−46)
【0118】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プロピオ
ン酸エチルエステル(化合物1−47)
【0119】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プ
ロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−48)
【0120】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プロピオ
ン酸 tert.- ブチルエステル(化合物1−49)
【0121】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プロピオ
ン酸ベンジルエステル(化合物1−50)
【0122】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プ
ロピオン酸エチルエステル(化合物1−51)
【0123】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
(1−ナフチル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合
物1−52)
【0124】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
(1−ナフチル)プロピオン酸(2−アセチルアミノ)
エチルエステル(化合物1−53)
【0125】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プ
ロピオン酸エチルエステル(化合物1−54)
【0126】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プ
ロピオン酸(2−アセチルアミノ)エチルエステル(化
合物1−55)
【0127】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プ
ロピオン酸2−メトキシフェニルエステル(化合物1−
56)
【0128】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プ
ロピオン酸5−インダニルエステル(化合物1−57)
【0129】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(1−
ナフチル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−
58)
【0130】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(1−
ナフチル)プロピオン酸2−メトキシフェニルエステル
(化合物1−59)
【0131】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナ
フチル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−6
0)
【0132】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナ
フチル)プロピオン酸5−インダニルエステル(化合物
1−61)
【0133】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチル)フ
ェニル]プロピオン酸エチルエステル(化合物1−6
2)
【0134】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物
1−63)
【0135】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチル)フ
ェニル]プロピオン酸 tert.- ブチルエステル(化合物
1−64)
【0136】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチル)フ
ェニル]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−6
5)
【0137】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸エチルエステル(化合物1
−66)
【0138】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
[4−(2−ナフチル)フェニル]プロピオン酸ベンジ
ルエステル(化合物1−67)
【0139】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
[4−(2−ナフチル)フェニル]プロピオン酸(2−
アセチルアミノ)エチルエステル(化合物1−68)
【0140】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸エチルエステル(化合物1
−69)
【0141】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸(2−アセチルアミノ)エ
チルエステル(化合物1−70)
【0142】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸2−メトキシフェニルエス
テル(化合物1−71)
【0143】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸5−インダニルエステル
(化合物1−72)
【0144】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(2−ナフチル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエス
テル(化合物1−73)
【0145】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(2−ナフチル)フェニル]プロピオン酸2−メトキシ
フェニルエステル(化合物1−74)
【0146】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(2−ナフチル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエス
テル(化合物1−75)
【0147】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(2−ナフチル)フェニル]プロピオン酸5−インダニ
ルエステル(化合物1−76)
【0148】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチル)フ
ェニル]プロピオン酸エチルエステル(化合物1−7
7)
【0149】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物
1−78)
【0150】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチル)フ
ェニル]プロピオン酸 tert.- ブチルエステル(化合物
1−79)
【0151】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチル)フ
ェニル]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−8
0)
【0152】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸エチルエステル(化合物1
−81)
【0153】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
[4−(1−ナフチル)フェニル]プロピオン酸ベンジ
ルエステル(化合物1−82)
【0154】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
[4−(1−ナフチル)フェニル]プロピオン酸(2−
アセチルアミノ)エチルエステル(化合物1−83)
【0155】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸エチルエステル(化合物1
−84)
【0156】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸(2−アセチルアミノ)エ
チルエステル(化合物1−85)
【0157】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸2−メトキシフェニルエス
テル(化合物1−86)
【0158】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸5−インダニルエステル
(化合物1−87)
【0159】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(1−ナフチル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエス
テル(化合物1−88)
【0160】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(1−ナフチル)フェニル]プロピオン酸2−メトキシ
フェニルエステル(化合物1−89)
【0161】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(1−ナフチル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエス
テル(化合物1−90)
【0162】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(1−ナフチル)フェニル]プロピオン酸5−インダニ
ルエステル(化合物1−91)
【0163】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−エトキシカルボニル−2−ヒドロキ
シエチル]ウレイド]−3−フェニルプロピオン酸エチ
ルエステル(化合物1−92
【0164】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
メチルウレイド]−3−フェニルプロピオン酸エチルエ
ステル(化合物1−93
【0165】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソプロピルウレイド]−3−フェニルプロピオン酸エ
チルエステル(化合物1−94
【0166】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]ウレイド]−3−(4−ビフェニリ
ル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−95
【0167】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−メチルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)プ
ロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−96
【0168】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソプロピルウレイド]−3−(4−ビフェニリ
ル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−97
【0169】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]ウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−98
【0170】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−メチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピ
オン酸ベンジルエステル(化合物1−99
【0171】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソプロピルウレイド]−3−(2−ナフチル)
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−100
【0172】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]ウレイド]−3−(1−ナフチル)プ
ロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−101
【0173】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−メチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プロピ
オン酸ベンジルエステル(化合物1−102
【0174】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソプロピルウレイド]−3−(1−ナフチル)
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−103
【0175】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]ウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物
1−104
【0176】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−メチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチル)
フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−
105
【0177】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソプロピルウレイド]−3−[4−(2−ナフ
チル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル(化合
物1−106
【0178】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]ウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物
1−107
【0179】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−メチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチル)
フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−
108
【0180】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソプロピルウレイド]−3−[4−(1−ナフ
チル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル(化合
物1−109
【0181】・(2RS)−3−(3−エトキシカルボ
ニルメチル−1−イソブチルウレイド)−2−ヒドロキ
シプロピオン酸エチルエステル(化合物1−110
【0182】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]プロピオン酸エチルエステル(化
合物1−111
【0183】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−メチル酪酸エチルエステル
(化合物1−112
【0184】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]コハク酸ジエチルエステル(化合
物1−113
【0185】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−イミダゾリルプロピオン酸
エチルエステル(化合物1−114
【0186】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−インドリルプロピオン酸エ
チルエステル(化合物1−115
【0187】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−4−フェニル酪酸エチルエステ
ル(化合物1−116
【0188】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
ベンジルオキシカルボニル−4−フェニルベンジル]−
1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオン
酸ベンジルエステル(化合物1−117
【0189】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
ベンジルオキシカルボニル−4−(2−ナフチル)ベン
ジル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプ
ロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−118
【0190】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
ベンジルオキシカルボニル−4−(1−ナフチル)ベン
ジル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプ
ロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−119
【0191】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(4−フルオロフェ
ニル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−12
【0192】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(4−ニトロフェニル)プ
ロピオン酸エチルエステル(化合物1−121
【0193】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオン酸エチルエステル(化合物1−122
【0194】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(4−メトキシフェニル)
プロピオン酸エチルエステル(化合物1−123
【0195】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(4−メチルフェニル)プ
ロピオン酸エチルエステル(化合物1−124
【0196】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(3−フルオロフェ
ニル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−12
【0197】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(3−ニトロフェニル)プ
ロピオン酸エチルエステル(化合物1−126
【0198】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(3−メトキシフェニル)
プロピオン酸エチルエステル(化合物1−127
【0199】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−フルオロフェ
ニル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−12
【0200】・(2S)−3−[4−(4−アミノフェ
ニル)フェニル]−2−[3−[(2RS)−2−ベン
ジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]プロピオン酸ベンジルエステル
(化合物1−129
【0201】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(4−ヒドロ
キシフェニル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエステ
ル(化合物1−130
【0202】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(4−メトキ
シフェニル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル
(化合物1−131
【0203】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(4−メトキシフェ
ニル)−3−ニトロフェニル]プロピオン酸エチルエス
テル(化合物1−132
【0204】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(4−メチル
フェニル)フェニル]プロピオン酸ベンジルエステル
(化合物1−133
【0205】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(4−メチルフェニ
ル)−3−ニトロフェニル]プロピオン酸エチルエステ
ル(化合物1−134
【0206】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(3−ニトロフェニ
ル)フェニル]プロピオン酸エチルエステル(化合物1
135
【0207】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[2−(6−メトキ
シナフチル)]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物
1−136
【0208】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2S)−2−エトキシカルボニル−2−
ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピ
オン酸ベンジルエステル(化合物1−137) [α] 20 −14.1°(c=0.94,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3359,2960,17
38,1651,1520,1487,1372
【0209】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2S)−2−ブトキシカルボニル−2−
ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピ
オン酸ベンジルエステル(化合物1−138) [α] 20 −30.0°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(Film,cm−1)3338,3030,29
60,2872,1741,1643,1519,11
92,758,698
【0210】・(2R)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2S)−2−ブトキシカルボニル−2−
ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピ
オン酸ベンジルエステル(化合物1−139) [α] 20 +20.3°(c=0.27,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)2959,1738,16
34,1520,1257,1193,758,698
【0211】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2S)−2−シクロヘキシルオキシカル
ボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレ
イド]プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−14
) [α] 20 −39.4°(c=0.15,クロロホ
ルム) IR(Film,cm−1)3335,2937,28
61,1738,1639,1519,1454,12
13,758,698
【0212】・(2S)−2−[3−[(2S)−2−
ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−141) [α] 20 −55.2°(c=0.47,クロロホ
ルム) IR(Film,cm−1)3344,3031,29
58,1738,1634,1519,1190,75
6,697
【0213】・(2S)−2−[3−[(2R)−2−
ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−142) [α] 20 +12.6°(c=0.11,クロロホ
ルム) IR(Film,cm−1)3317,2958,17
38,1634,1519,1487,1190,75
6,697
【0214】・(2R)−2−[3−[(2S)−2−
ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−143
【0215】・(2R)−2−[3−[(2R)−2−
ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリル)
プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−144) [α] 20 +21.0°(c=0.97,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3326,2958,17
40,1633,1520,1189,1111,75
6,698
【0216】・(2S)−2−[3−[(2S)−2−
エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イ
ソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン
酸ベンジルエステル(化合物1−145) [α] 20 −16.2°(c=0.48,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3337,2960,16
51,1519,1370,1190
【0217】・(2S)−2−[3−[(2S)−2−
ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イ
ソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン
酸フェニルエステル(化合物1−146) [α] 20 −26.1°(c=0.97,クロロホ
ルム) IR(Film,cm−1)3334,2958,28
72,1754,1633,1524,1493,11
93,752
【0218】・(2S)−2−[3−[(2S)−2−
ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イ
ソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン
酸ベンジルエステル(化合物1−147) [α] 20 −40.1°(c=0.96,クロロホ
ルム) IR(Film,cm−1)3853,3339,29
59,2873,1738,1651,1520,14
55,1191,818,747,698
【0219】・(2R)−2−[3−[(2S)−2−
ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イ
ソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン
酸ベンジルエステル(化合物1−148) [α] 20 +21.0°(c=0.49,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3323,2960,17
40,1633,1519,1464,1112,74
7,699
【0220】・(2S)−2−[3−[(2S)−2−
シクロヘキシルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチ
ル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチ
ル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−14
) [α] 20 −43.1°(c=0.29,クロロホ
ルム) IR(Film,cm−1)3343,2937,28
60,1738,1633,1519,1454,11
89,751,698
【0221】・(2S)−2−[3−[(2S)−2−
ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロ
ピオン酸ベンジルエステル(化合物1−150) [α] 20 −64.3°(c=0.60,クロロホ
ルム) IR(Film,cm−1)3333,3033,29
58,1742,1633,1520,1455,11
89,749,698
【0222】・(2S)−2−[3−[(2R)−2−
ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロ
ピオン酸ベンジルエステル(化合物1−151
【0223】・(2R)−2−[3−[(2S)−2−
ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロ
ピオン酸ベンジルエステル(化合物1−152
【0224】・(2R)−2−[3−[(2R)−2−
ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロ
ピオン酸ベンジルエステル(化合物1−153) [α] 20 +25.4°(c=0.59,メタノー
ル) IR(Film,cm−1)3327,2958,17
40,1635,1521,1456,1189,75
1,698 実施例2 (2S)−2−[3−[(2RS)−2−カルボキシ−
2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−
3−フェニルプロピオン酸(化合物2−1)
【化16】 (2S)−2−[3−[(2RS)−2−エトキシカル
ボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレ
イド]−3−フェニルプロピオン酸エチルエステル(化
合物1−1、278mg)のエタノール(3.4ml)
溶液に、1N水酸化ナトリウム(2ml)を撹拌しなが
ら滴下し、さらに室温で30分間撹拌する。反応液に2
N塩酸を加えて酸性にし、酢酸エチルで抽出する。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後減圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムク
ロマトで精製し、標記化合物(化合物2−1)212m
g(88%)を非晶性粉末として得る。
【0225】 [α] 20 −8.5°(c=0.29,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)2963,1736,161
0,1531,1207,1108,758,701
【0226】実施例2と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。
【0227】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン
酸(化合物2−2)
【0228】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(tert.-ブトキシカルボニル)フェネチル]−1−イソ
ブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオン酸(化合
物2−3)
【0229】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−tert.-ブトキシカルボニ
ル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイ
ド]プロピオン酸(化合物2−4)
【0230】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
tert.-ブトキシカルボニル−4−フェニルフェネチル]
−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオ
ン酸(化合物2−5)
【0231】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プ
ロピオン酸(化合物2−6)
【0232】・(2RS)−3−[3−[(1S)−1
−tert.-ブトキシカルボニル−2−(2−ナフチル)エ
チル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプ
ロピオン酸(化合物2−7)
【0233】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プ
ロピオン酸(化合物2−8)
【0234】・(2RS)−3−[3−[(1S)−1
−tert.-ブトキシカルボニル−2−(1−ナフチル)エ
チル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプ
ロピオン酸(化合物2−9)
【0235】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸(化合物2−10)
【0236】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
tert.-ブトキシカルボニル−4−(2−ナフチル)フェ
ネチル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシ
プロピオン酸(化合物2−11)
【0237】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−tert.-ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸(化合物2−12)
【0238】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
tert.-ブトキシカルボニル−4−(1−ナフチル)フェ
ネチル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシ
プロピオン酸(化合物2−13)
【0239】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
ル]ウレイド]−3−フェニルプロピオン酸(化合物2
−14)
【0240】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−メチルウ
レイド]−3−フェニルプロピオン酸(化合物2−1
5)
【0241】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソプロ
ピルウレイド]−3−フェニルプロピオン酸(化合物2
−16)
【0242】・(2RS)−3−(1−カルボキシメチ
ル−1−イソブチルウレイド)−2−ヒドロキシプロピ
オン酸(化合物2−17)
【0243】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−プロピオン酸(化合物2−18)
【0244】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−メチル酪酸(化合物2−19)
【0245】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]コハク酸(化合物2−20)
【0246】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−イミダゾリルプロピオン酸(化合物
2−21)
【0247】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−インドリルプロピオン酸(化合物2
−22)
【0248】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−4−フェニル酪酸(化合物2−23)
【0249】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(4−ニトロフェニル)プロピオン
酸(化合物2−24)
【0250】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オン酸(化合物2−25)
【0251】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(4−メトキシフェニル)プロピオ
ン酸(化合物2−26)
【0252】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(4−メチルフェニル)プロピオン
酸(化合物2−27)
【0253】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(3−ニトロフェニル)プロピオン
酸(化合物2−28)
【0254】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(3−メトキシフェニル)プロピオ
ン酸(化合物2−29)
【0255】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−[4−(4−メトキシフェニル)−
3−ニトロフェニル]プロピオン酸(化合物2−30)
【0256】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−[4−(4−メチルフェニル)−3
−ニトロフェニル]プロピオン酸(化合物2−31)
【0257】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−[4−(3−ニトロフェニル)フェ
ニル]プロピオン酸(化合物2−32)
【0258】実施例3 (2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
ル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物
3−1)
【化17】 窒素雰囲気下、(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ベンジルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−(4−ビフェニリ
ル)プロピオン酸ベンジルエステル(化合物1−2、5
00mg)のエタノール(16ml)溶液に、窒素を5
分間吹き込む。5%パラジウムカーボン(50mg)を
加え、水素雰囲気下で一晩撹拌する。セライトろ過によ
りパラジウムカーボンを除去し、ろ液を減圧濃縮する。
得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、
標記化合物(化合物3−1)252mg(72%)を非
晶性粉末として得る。
【0259】 [α] 20 −2.7°(c=0.48,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)2960,1737,160
2,1531,1487,1467,1217,76
2,697
【0260】実施例3と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。・(2S)−2−[3−[(2RS)−
2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブ
チルウレイド]−3−[4−(4−フルオロフェニル)
フェニル]プロピオン酸(化合物3−2) [α] 20 −2.5°(c=0.32,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)2960,1732,160
3,1531,1498,1226,1159,111
0,1008,819,759
【0261】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化
合物3−3) [α] 20 −13.8°(c=0.45,クロロホ
ルム) IR(KBr,cm−1)2959,1736,160
1,1531,1439,1369,1213,746
【0262】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
カルボキシベンジル]−1−イソブチルウレイド]−2
−ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−4) [α] 20 +67.8°(c=0.53,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)2964,1732,160
6,1533,1467,1415,1390,124
8,928,762,722,700,629
【0263】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(1−ナフチル)プロピオン酸(化
合物3−5)
【0264】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−[4−(2−ナフチル)フェニル]
プロピオン酸(化合物3−6)
【0265】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−[4−(1−ナフチル)フェニル]
プロピオン酸(化合物3−7)
【0266】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン酸(化
合物3−8)
【0267】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−フ
ェニルプロピオン酸(化合物3−9)
【0268】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−フェニ
ルプロピオン酸(化合物3−10)
【0269】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−フェニル
プロピオン酸(化合物3−11)
【0270】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(エトキシカルボニル)フェネチル]−1−イソブチル
ウレイド]−2−ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−
12)
【0271】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
[(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル]フェネ
チル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプ
ロピオン酸(化合物3−13)
【0272】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(2−メトキシフェノキシカルボニル)フェネチル]−
1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオン
酸(化合物3−14)
【0273】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(5−インダニルオキシカルボニル)フェネチル]−1
−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオン酸
(化合物3−15)
【0274】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−エトキシカルボニル−2
−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロ
ピオン酸(化合物3−16)
【0275】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
(4−ビフェニリル)プロピオン酸(化合物3−17)
【0276】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−ヒドロキシ−2−(2−
メトキシフェノキシカルボニル)エチル]−3−イソブ
チルウレイド]プロピオン酸(化合物3−18)
【0277】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−ヒドロキシ−2−(5−
インダニル)オキシカルボニルエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]プロピオン酸(化合物3−19)
【0278】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
エトキシカルボニル−4−フェニルフェネチル]−1−
イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオン酸
(化合物3−20)
【0279】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−4−フェ
ニルフェネチル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒ
ドロキシプロピオン酸(化合物3−21)
【0280】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(2−メトキシフェノキシカルボニル)−4−フェニル
フェネチル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロ
キシプロピオン酸(化合物3−22)
【0281】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(5−インダニルオキシカルボニル)−4−フェニルフ
ェネチル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキ
シプロピオン酸(化合物3−23)
【0282】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオ
ン酸(化合物3−24)
【0283】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
(2−ナフチル)プロピオン酸(化合物3−25)
【0284】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−
ナフチル)プロピオン酸(化合物3−26)
【0285】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナ
フチル)プロピオン酸(化合物3−27)
【0286】・(2RS)−3−[3−[(1S)−1
−エトキシカルボニル−2−(2−ナフチル)エチル]
−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオ
ン酸(化合物3−28)
【0287】・(2RS)−3−[3−[(1S)−1
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−
(2−ナフチル)エチル]−1−イソブチルウレイド]
−2−ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−29)
【0288】・(2RS)−3−[3−[(1S)−1
−(2−メトキシフェノキシカルボニル)−2−(2−
ナフチル)エチル]−1−イソブチルウレイド]−2−
ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−30)
【0289】・(2RS)−3−[3−[(1S)−1
−(5−インダニルオキシカルボニル)−2−(2−ナ
フチル)エチル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒ
ドロキシプロピオン酸(化合物3−31)
【0290】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プロピオ
ン酸(化合物3−32)
【0291】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
(1−ナフチル)プロピオン酸(化合物3−33)
【0292】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(1−
ナフチル)プロピオン酸(化合物3−34)
【0293】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナ
フチル)プロピオン酸(化合物3−35)
【0294】・(2RS)−3−[3−[(1S)−1
−エトキシカルボニル−2−(1−ナフチル)エチル]
−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオ
ン酸(化合物3−36)
【0295】・(2RS)−3−[3−[(1S)−1
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−
(1−ナフチル)エチル]−1−イソブチルウレイド]
−2−ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−37)
【0296】・(2RS)−3−[3−[(1S)−1
−(2−メトキシフェノキシカルボニル)−2−(1−
ナフチル)エチル]−1−イソブチルウレイド]−2−
ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−38)
【0297】・(2RS)−3−[3−[(1S)−1
−(5−インダニルオキシカルボニル)−2−(1−ナ
フチル)エチル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒ
ドロキシプロピオン酸(化合物3−39)
【0298】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチル)フ
ェニル]プロピオン酸(化合物3−40)
【0299】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
[4−(2−ナフチル)フェニル]プロピオン酸(化合
物3−41)
【0300】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(2−ナフチル)フェニル]プロピオン酸(化合物3−
42)
【0301】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(2−ナフチル)フェニル]プロピオン酸(化合物3−
43)
【0302】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
エトキシカルボニル−4−(2−ナフチル)フェネチ
ル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロ
ピオン酸(化合物3−44)
【0303】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−4−(2
−ナフチル)フェネチル]−1−イソブチルウレイド]
−2−ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−45)
【0304】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(2−メトキシフェノキシカルボニル)−4−(2−ナ
フチル)フェネチル]−1−イソブチルウレイド]−2
−ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−46)
【0305】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(5−インダニルオキシカルボニル)−4−(2−ナフ
チル)フェネチル]−1−イソブチルウレイド]−2−
ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−47)
【0306】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−
イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチル)フ
ェニル]プロピオン酸(化合物3−48)
【0307】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−2−ヒ
ドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−
[4−(1−ナフチル)フェニル]プロピオン酸(化合
物3−49)
【0308】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(2−メトキシフェノキシカルボニ
ル)エチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(1−ナフチル)フェニル]プロピオン酸(化合物3−
50)
【0309】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−(5−インダニル)オキシカルボニ
ルエチル]−3−イソブチルウレイド]−3−[4−
(1−ナフチル)フェニル]プロピオン酸(化合物3−
51)
【0310】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
エトキシカルボニル−4−(1−ナフチル)フェネチ
ル]−1−イソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロ
ピオン酸(化合物3−52)
【0311】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(2−アセチルアミノ)エトキシカルボニル−4−(1
−ナフチル)フェネチル]−1−イソブチルウレイド]
−2−ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−53)
【0312】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(2−メトキシフェノキシカルボニル)−4−(1−ナ
フチル)フェネチル]−1−イソブチルウレイド]−2
−ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−54)
【0313】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
(5−インダニルオキシカルボニル)−4−(1−ナフ
チル)フェネチル]−1−イソブチルウレイド]−2−
ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−55)
【0314】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
ル]ウレイド]−3−(4−ビフェニリル)プロピオン
酸(化合物3−56
【0315】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロ
キシエチル]−3−メチルウレイド]プロピオン酸(化
合物3−57
【0316】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロ
キシエチル]−3−イソプロピルウレイド]プロピオン
酸(化合物3−58
【0317】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
ル]ウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸
(化合物3−59
【0318】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−メチルウ
レイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合物
3−60
【0319】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソプロ
ピルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸
(化合物3−61
【0320】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
ル]ウレイド]−3−(1−ナフチル)プロピオン酸
(化合物3−62
【0321】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−メチルウ
レイド]−3−(1−ナフチル)プロピオン酸(化合物
3−63
【0322】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソプロ
ピルウレイド]−3−(1−ナフチル)プロピオン酸
(化合物3−64
【0323】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
ル]ウレイド]−3−[4−(2−ナフチル)フェニ
ル]プロピオン酸(化合物3−65
【0324】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−メチルウ
レイド]−3−[4−(2−ナフチル)フェニル]プロ
ピオン酸(化合物3−66
【0325】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソプロ
ピルウレイド]−3−[4−(2−ナフチル)フェニ
ル]プロピオン酸(化合物3−67
【0326】・(2S)−2−[3−ベンジル−3−
[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチ
ル]ウレイド]−3−[4−(1−ナフチル)フェニ
ル]プロピオン酸(化合物3−68
【0327】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−メチルウ
レイド]−3−[4−(1−ナフチル)フェニル]プロ
ピオン酸(化合物3−69
【0328】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソプロ
ピルウレイド]−3−[4−(1−ナフチル)フェニ
ル]プロピオン酸(化合物3−70
【0329】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
カルボキシ−4−フェニルベンジル]−1−イソブチル
ウレイド]−2−ヒドロキシプロピオン酸(化合物3−
71
【0330】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
カルボキシ−4−(2−ナフチル)ベンジル]−1−イ
ソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオン酸(化
合物3−72
【0331】・(2RS)−3−[3−[(S)−α−
カルボキシ−4−(1−ナフチル)ベンジル]−1−イ
ソブチルウレイド]−2−ヒドロキシプロピオン酸(化
合物3−73
【0332】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(4−フルオロフェニル)プロピオ
ン酸(化合物3−74
【0333】・(2S)−3−(4−アミノフェニル)
−2−[3−[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒド
ロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン
酸(化合物3−75
【0334】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(3−フルオロフェニル)プロピオ
ン酸(化合物3−76
【0335】・(2S)−3−(3−アミノフェニル)
−2−[3−[(2RS)−2−カルボキシ−2−ヒド
ロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン
酸(化合物3−77
【0336】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−(2−フルオロフェニル)プロピオ
ン酸(化合物3−78
【0337】・(2S)−3−[4−(4−アミノフェ
ニル)フェニル]−2−[3−[(2RS)−2−カル
ボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレ
イド]プロピオン酸(化合物3−79
【0338】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−[4−(4−ヒドロキシフェニル)
フェニル]プロピオン酸(化合物3−80
【0339】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−[4−(4−メトキシフェニル)フ
ェニル]プロピオン酸(化合物3−81
【0340】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−[4−(4−メチルフェニル)フェ
ニル]プロピオン酸(化合物3−82
【0341】・(2S)−3−[4−(3−アミノフェ
ニル)フェニル]−2−[3−[(2RS)−2−カル
ボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレ
イド]プロピオン酸(化合物3−83
【0342】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチ
ルウレイド]−3−[2−(6−メトキシナフチル)]
プロピオン酸(化合物3−84
【0343】実施例4 (2S)−2−[3−[(2RS)−2−ヒドロキシ−
2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−3−イソブチル
ウレイド]−3−フェニルプロピオン酸 tert.- ブチル
エステル(化合物4−1)
【化18】 塩化ヒドロキシアンモニウム(1.34g)のメタノー
ル(33ml)溶液に28%ナトリウムメトキシド/メ
タノール(7.4ml)を加え、室温で5分間撹拌す
る。氷冷下、(2S)−2−[3−[(2RS)−2−
エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イ
ソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン酸 tert.
- ブチルエステル(化合物1−14、6.9g)のメタ
ノール(66ml)溶液に反応液を加え、氷冷下で15
分間、さらに室温で一晩撹拌する。反応液に10%クエ
ン酸を加えてpHを5に調整した後、減圧濃縮してメタ
ノールを留去する。残った水溶液を酢酸エチルで抽出
し、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウム
で乾燥後減圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトで精製し、標記化合物(化合物4−1)を
得る。
【0344】実施例4と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−
[3−[(S)−α−(ヒドロキシカルバモイル)フェ
ネチル]−1−イソブチルウレイド]プロピオン酸 ter
t.- ブチルエステル(化合物4−2)
【0345】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオノヒ
ドロキサム酸(化合物4−3)
【0346】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−ヒドロキシ−2−ヒドロ
キシカルバモイルエチル]−3−イソブチルウレイド]
プロピオン酸 tert.- ブチルエステル(化合物4−4)
【0347】・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−[3
−[(S)−α−ヒドロキシカルバモイル−4−フェニ
ルフェネチル]−1−イソブチルウレイド]プロピオン
酸 tert.- ブチルエステル(化合物4−5)
【0348】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−ヒドロキシ−2−ヒドロ
キシカルバモイルエチル]−3−イソブチルウレイド]
プロピオノヒドロキサム酸(化合物4−6)
【0349】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロ
ピオン酸 tert.- ブチルエステル(化合物4−7)
【0350】・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−[3
−[(1S)−1−ヒドロキシカルバモイル−2−(2
−ナフチル)エチル]−1−イソブチルウレイド]プロ
ピオン酸 tert.- ブチルエステル(化合物4−8)
【0351】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロ
ピオノヒドロキサム酸(化合物4−9)
【0352】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プロ
ピオン酸 tert.- ブチルエステル(化合物4−10)
【0353】・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−[3
−[(1S)−1−ヒドロキシカルバモイル−2−(1
−ナフチル)エチル]−1−イソブチルウレイド]プロ
ピオン酸 tert.- ブチルエステル(化合物4−11)
【0354】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プロ
ピオノヒドロキサム酸(化合物4−12)
【0355】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸 tert.- ブチルエステル
(化合物4−13)
【0356】・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−[3
−[(S)−α−ヒドロキシカルバモイル−4−(2−
ナフチル)フェネチル]−1−イソブチルウレイド]プ
ロピオン酸 tert.- ブチルエステル(化合物4−14)
【0357】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオノヒドロキサム酸(化合物4−
15)
【0358】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸 tert.- ブチルエステル
(化合物4−16)
【0359】・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−[3
−[(S)−α−ヒドロキシカルバモイル−4−(1−
ナフチル)フェネチル]−1−イソブチルウレイド]プ
ロピオン酸 tert.- ブチルエステル(化合物4−17)
【0360】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオノヒドロキサム酸(化合物4−
18)
【0361】実施例5 (2S)−2−[3−[(2RS)−2−ヒドロキシ−
2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−3−イソブチル
ウレイド]−3−フェニルプロピオン酸(化合物5−
1)
【化19】 (2S)−2−[3−[(2RS)−2−ヒドロキシ−
2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−3−イソブチル
ウレイド]−3−フェニルプロピオン酸 tert.- ブチル
エステル(化合物4−1、0.85g)に6.5N塩化
水素/ジオキサン(3ml)を加え、室温で3時間撹拌
する。反応液を減圧濃縮し、得られる油状物を水に溶解
する。この溶液を凍結乾燥して、標記化合物(化合物5
−1)を得る。
【0362】実施例5と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−
[3−[(S)−α−(ヒドロキシカルバモイル)フェ
ネチル]−1−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化
合物5−2)
【0363】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2RS)−2−ヒドロキシ−2−ヒドロ
キシカルバモイルエチル]−3−イソブチルウレイド]
プロピオン酸(化合物5−3)
【0364】・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−[3
−[(S)−α−ヒドロキシカルバモイル−4−フェニ
ルフェネチル]−1−イソブチルウレイド]プロピオン
酸(化合物5−4)
【0365】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロ
ピオン酸(化合物5−5)
【0366】・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−[3
−[(1S)−1−ヒドロキシカルバモイル−2−(2
−ナフチル)エチル]−1−イソブチルウレイド]プロ
ピオン酸(化合物5−6)
【0367】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−(1−ナフチル)プロ
ピオン酸(化合物5−7)
【0368】・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−[3
−[(1S)−1−ヒドロキシカルバモイル−2−(1
−ナフチル)エチル]−1−イソブチルウレイド]プロ
ピオン酸(化合物5−8)
【0369】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−[4−(2−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸(化合物5−9)
【0370】・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−[3
−[(S)−α−ヒドロキシカルバモイル−4−(2−
ナフチル)フェネチル]−1−イソブチルウレイド]プ
ロピオン酸(化合物5−10)
【0371】・(2S)−2−[3−[(2RS)−2
−ヒドロキシ−2−ヒドロキシカルバモイルエチル]−
3−イソブチルウレイド]−3−[4−(1−ナフチ
ル)フェニル]プロピオン酸(化合物5−11)
【0372】・(2RS)−2−ヒドロキシ−3−[3
−[(S)−α−ヒドロキシカルバモイル−4−(1−
ナフチル)フェネチル]−1−イソブチルウレイド]プ
ロピオン酸(化合物5−12)
【0373】実施例6 (2S)−2−[3−[(2S)−2−ブトキシカルボ
ニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイ
ド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合物6−
1)
【化20】 氷冷下、1N水酸化ナトリウム(44ml)、3%過酸
化水素(40ml)および水(140ml)の混合溶液
に、(2S)−2−[3−[(2S)−2−ブトキシカ
ルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウ
レイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸フェニル
エステル(化合物1−145、23.5g)のテトラヒ
ドロフラン(220ml)溶液を加え、さらに氷冷下で
1時間撹拌する。反応液にチオ硫酸ナトリウム水溶液を
加えた後、10%クエン酸を加えて酸性にし、ジエチル
エーテルで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮する。得られる油
状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標記化合物
(化合物6−1)11.9g(59%)を得る。
【0374】mp 77.5〜80.0℃ [α] 20 −31.4°(c=0.99,クロロホ
ルム) IR(KBr,cm−1)3267,2961,174
5,1729,1616,1566,1539,120
6,1183,1100,746
【0375】実施例7 (2R)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2S)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物7−
1)
【化21】 氷冷下、(2R)−3−(4−ビフェニリル)−2−
[3−[(2S)−2−ブトキシカルボニル−2−ヒド
ロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン
酸ベンジルエステル(化合物1−139、235mg)
のエタノール(8ml)溶液に、4N水酸化リチウム
(0.26ml)を加え、さらに氷冷下で2時間30分
撹拌する。反応液に5%クエン酸を加えて酸性にし、酢
酸エチルで抽出する。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮する。得られる油
状物をシリカゲルカラムクロマトで精製し、標記化合物
(化合物7−1)96.5mg(55%)を非晶性粉末
として得る。
【0376】 [α] 20 −7.8°(c=0.49,クロロホル
ム) IR(KBr,cm−1)2958,1732,160
2,1532,1487,1209,1108,107
5,762,697
【0377】実施例7と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。 ・(2R)−2−[3−[(2S)−2−カルボキシ−
2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]−
3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合物7−2) [α] 20 −5.4°(c=0.53,クロロホル
ム) IR(KBr,cm−1)2960,1733,160
2,1532,1216,1107,903,857,
818,747
【0378】実施例8 (2S)−2−[3−[(2S)−2−ヒドロキシ−2
−ヒドロキシカルバモイルエチル]−3−イソブチルウ
レイド]−3−フェニルプロピオン酸(化合物8−1)
【化22】 窒素雰囲気下、(2S)−2−[3−[(2S)−2−
ベンジルオキシカルバモイル−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]−3−フェニルプロピオン
酸(参考化合物3−1、185mg)のテトラヒドロフ
ラン(5ml)溶液に、20%水酸化パラジウムオンカ
ーボン(18mg)を加え、水素雰囲気下で一晩撹拌す
る。セライトろ過により反応液からパラジウムカーボン
を除去し、ろ液を減圧濃縮して標記化合物(化合物8−
1)145mg(定量的)を非晶性粉末として得る。
【0379】 [α] 20 −54.0°(c=0.52,クロロホ
ルム) IR(KBr,cm−1)3283,2960,173
6,1626,1532,1456,1204,108
2,757,702
【0380】実施例8と同様の方法を用いて以下の化合
物が得られる。 ・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−2−[3−
[(2S)−2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]
−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸(化合物8−
2) mp 158.8〜159.5℃(分解) [α] 20 −24.5°(c=0.48,ジメチル
スルホキシド) IR(KBr,cm−1)3433,2926,236
1,1735,1596,1522,1446,123
3,1112,760,697
【0381】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2R)−2−カルボキシ−2−ヒドロキ
シエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸
(化合物8−3) [α] 20 +7.2°(c=0.49,クロロホル
ム) IR(KBr,cm−1)3851,2960,173
2,1604,1532,1388,1216,76
0,698
【0382】・(2R)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2S)−2−カルボキシ−2−ヒドロキ
シエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸
(化合物8−4)
【0383】・(2R)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2R)−2−カルボキシ−2−ヒドロキ
シエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン酸
(化合物8−5) mp 163.0〜163.5℃(分解) [α] 20 +25.0°(c=0.48,ジメチル
スルホキシド) IR(KBr,cm−1)3388,3166,296
0,1736,1715,1588,1519,128
0,1112,833,763
【0384】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2S)−2−エトキシカルボニル−2−
ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピ
オン酸(化合物8−6) mp 110.5〜112.2℃ [α] 20 −33.8°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(KBr,cm−1)3423,2956,175
5,1720,1624,1529,1485,144
9,1211,1084,759,697
【0385】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2S)−2−ブトキシカルボニル−2−
ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピ
オン酸(化合物8−7) mp 92.0〜93.5℃ [α] 20 −35.7°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(KBr,cm−1)3375,3271,296
0,1746,1618,1579,1540,120
5,1101,845,753,696
【0386】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2S)−2−シクロヘキシルオキシカル
ボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレ
イド]プロピオン酸(化合物8−8) [α] 20 −8.8°(c=0.92,ジメチルス
ルホキシド) IR(Film,cm−1)3436,2938,17
33,1627,1527,1216,1113,10
76,758
【0387】・(2S)−3−(4−ビフェニリル)−
2−[3−[(2S)−2−ヒドロキシ−2−ヒドロキ
シカルバモイルエチル]−3−イソブチルウレイド]プ
ロピオン酸(化合物8−9) [α] 20 −53.8°(c=1.0,クロロホル
ム) IR(KBr,cm−1)3269,2959,172
9,1623,1530,1228,1082,76
1,698
【0388】・(2S)−2−[3−[(2S)−2−
カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチル
ウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合
物8−10) mp 140.8〜142.0℃(分解) [α] 20 −20.2°(c=0.50,ジメチル
スルホキシド) IR(KBr,cm−1)2961,1733,160
2,1533,141,1368,1213,1105
【0389】・(2S)−2−[3−[(2R)−2−
カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチル
ウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合
物8−11)
【0390】・(2R)−2−[3−[(2S)−2−
カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチル
ウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合
物8−12)
【0391】・(2R)−2−[3−[(2R)−2−
カルボキシ−2−ヒドロキシエチル]−3−イソブチル
ウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合
物8−13) [α] 20 +20.8°(c=0.51,クロロホ
ルム) IR(KBr,cm−1)2960,1734,160
2,1528,1216,1105,817,746
【0392】・(2S)−2−[3−[(2S)−2−
エトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル]−3−イ
ソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン
酸(化合物8−14) mp 88.2〜89.5℃ [α] 20 +10.4°(c=1.0,メタノー
ル) IR(KBr,cm−1)3378,3189,296
8,1746,1617,1570,1469,139
【0393】・(2S)−2−[3−[(2S)−2−
シクロヘキシルオキシカルボニル−2−ヒドロキシエチ
ル]−3−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチ
ル)プロピオン酸(化合物8−15) [α] 20 −45.4°(c=0.97,クロロホ
ルム) IR(Film,cm−1)3400,2938,28
62,1732,1615,1531,1450,12
16,1119,756
【0394】実施例9 (2S)−2−[3−[(2S)−2−ヒドロキシ−2
−ヒドロキシカルバモイルエチル]−3−イソブチルウ
レイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸(化合物
9−1)
【化23】 氷冷下、1N水酸化ナトリウム(0.3ml)、3%過
酸化水素(0.28ml)および水(1.5ml)の混
合溶液に、(2S)−2−[3−[(2S)−2−ベン
ジルオキシカルバモイル−2−ヒドロキシエチル]−3
−イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピ
オン酸フェニルエステル(参考化合物3−3、175m
g)のテトラヒドロフラン(1.5ml)溶液を加え、
さらに氷冷下で20分間撹拌する。反応液にチオ硫酸ナ
トリウム水溶液を加えた後、10%クエン酸を加えて酸
性にし、酢酸エチルで抽出する。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮する。
得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製した
後、テトラヒドロフラン(4ml)に溶解し、窒素雰囲
気下で20%水酸化パラジウムオンカーボン(8mg)
を加え、水素雰囲気下で一晩撹拌する。セライトろ過に
より反応液からパラジウムカーボンを除去し、ろ液を減
圧濃縮して標記化合物(化合物9−1)40mg(32
%)を非晶性粉末として得る。
【0395】 [α] 20 −39.6°(c=0.22,クロロホ
ルム) IR(KBr,cm−1)2959,1727,162
8,1528,1231,909,817,745
【0396】[製剤例] 本発明化合物の経口剤および点眼剤の一般的な製剤例を
以下に示す。 1)錠剤 処方1 100mg中 本発明化合物 1mg 乳糖 66.4mg トウモロコシデンプン 20mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 6mg ヒドロキシプロピルセルロース 4mg ステアリン酸 マグネシウム 0.6mg
【0397】上記処方の錠剤に、コーティング剤(例え
ば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マクロゴー
ル、シリコン樹脂等通常のコーティング剤)2mgを用
いてコーティングを施し、目的とするコーティング錠剤
を得る(以下の処方の錠剤も同じ)。
【0398】 処方2 100mg中 本発明化合物 5mg 乳糖 62.4mg トウモロコシデンプン 20mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 6mg ヒドロキシプロピルセルロース 4mg ステアリン酸 マグネシウム 0.6mg コーティング剤 2mg
【0399】 処方3 100mg中 本発明化合物 20mg 乳糖 51mg トウモロコシデンプン 15mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 5mg ヒドロキシプロピルセルロース 5mg ステアリン酸 マグネシウム 1mg タルク 1mg コーティング剤 2mg
【0400】 処方4 100mg中 本発明化合物 40mg 乳糖 34mg トウモロコシデンプン 10mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 5mg ヒドロキシプロピルセルロース 5mg ステアリン酸 マグネシウム 2mg タルク 2mg コーティング剤 2mg
【0401】 処方5 220mg中 本発明化合物 100mg 乳糖 67mg トウモロコシデンプン 20mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 10mg ヒドロキシプロピルセルロース 10mg ステアリン酸 マグネシウム 4mg タルク 4mg コーティング剤 5mg
【0402】2)カプセル剤 処方1 150mg中 本発明化合物 5mg 乳糖 145mg
【0403】本発明化合物と乳糖の混合比を変えること
により、本発明化合物の成分量が10mg/カプセル、
30mg/カプセル、50mg/カプセル、100mg
/カプセルのカプセル剤も調製した。
【0404】3)顆粒剤 処方1 100mg中 本発明化合物 30mg マンニトール 46.5mg ポリビニルピロリドンK−30 7mg オイドラギットRL 15mg トリアセチン 1.5mg
【0405】 処方2 130mg中 本発明化合物 50mg 乳糖 55mg バレイショデンプン 20mg ヒドロキシプロピルセルロース 4mg タルク 微量
【0406】4)注射剤 処方1 10ml中 本発明化合物 10〜100mg 塩化ナトリウム 90mg 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 適量
【0407】
【発明の効果】[薬理試験] エンドペプチダーゼ24.11活性の測定法として、N
−ダンシル−D-アラニル−グリシル−p-ニトロフェニル
アラニル−グリシン(DAGNPG)を基質として用い
て、グリシンと p- ニトロフェニルアラニン間のペプチ
ド結合の切断の程度によって酵素活性を測定する Flore
ntin らの方法が知られている(Anal.Biochem., 141,
62-69 (1984) )。そこで、この文献に記載された方法
に準じて、本発明化合物のエンドペプチダーゼ24.1
1への作用を検討した。
【0408】(実験方法) 酵素標品は、Malfloy らの方法(J. Biol. Chem., 259,
14365-14370 (1984))に準じて、以下の方法によりラ
ット腎臓から抽出したものを用いた。
【0409】Wistar系ラットから腎臓を摘出し、
トリス−塩酸緩衝液(5mM、pH7.4、125mM
のD−マンニトールおよび12mMの塩化マグネシウム
を含む)中でホモジナイズした後、低速遠心(1,00
0×g)して上清を得た。その上清を120分間高速遠
心(7,000×g)して得られたペレットをトリス−
塩酸緩衝液(2.5mM、pH7.4、62.5mMの
D- マンニトールおよび6mMの塩化マグネシウムを含
む)に懸濁する。再度低速遠心、高速遠心の操作をして
得られたペレットをヘペス緩衝液(5mM、pH7.
4)に懸濁することにより酵素標品を得た。
【0410】次に、本発明化合物の酵素標品への作用を
検討するため、表1の組成の混合溶液を用いて下記の反
応条件で反応させた。
【0411】
【表1】 上記溶液150μlを37℃で30分間インキュベーシ
ョンした。100℃で5分間煮沸した後、トリス−塩酸
緩衝液(50mM、pH7.4)を1.35ml加え、
5分間中速遠心(5,000×g)して上清を得た。そ
の上清の蛍光強度(波長342nmで励起、562nm
で発光)を測定した。
【0412】被験化合物の酵素標品に対する阻害作用の
程度は、下記の式により求めた阻害率を用いた。
【0413】
【数1】
【0414】表2に実験結果の一例として、化合物2−
1、化合物3−1、化合物3−2、化合物3−4、化合
物8−1、化合物8−2、化合物8−3、化合物8−
9、化合物8−10および化合物9−1におけるエンド
ペプチダーゼ24.11を50%阻害するのに要した濃
度(IC50)を示す。
【0415】
【表2】 表2から明らかなように、本発明化合物はエンドペプチ
ダーゼ24.11活性を低濃度で顕著に阻害することが
認められた。
【0416】以上のことから、本発明化合物は優れたエ
ンドペプチダーゼ24.11阻害活性を有しており、エ
ンドペプチダーゼ24.11が関与する疾患である心不
全、高血圧等の心血管系疾患、腎不全等の腎疾患、下
痢、胃酸過多等の胃腸障害、肥満症等の内分泌・代謝性
疾患、リウマチ等の自己免疫疾患等の治療剤および筋肉
痛、片頭痛等に対する鎮痛剤として広い医薬用途を有
し、さらに、アンジオテンシン変換酵素に対する抑制活
性を有していることを考え併せると、心不全、高血圧等
の心血管系疾患治療剤として特に優れたものであること
が明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/215 ABU A61K 31/215 ABU ACJ ACJ ACR ACR ACV ACV ADD ADD AED AED AEE AEE // C07C 229/36 C07C 229/36 259/06 259/06 (72)発明者 宮脇 宣明 兵庫県三田市弥生が丘4丁目1番1号 (72)発明者 藤田 裕子 大阪府大阪市東淀川区菅原5丁目11番19 −102号 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 275/24 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式[I] で表わされる化合物およ
    びその塩類。 【化1】 [式中、Rは低級アルキルエステル、炭素数3〜6個
    のシクロアルキルエステル、低級アルカノイルアミノ低
    級アルキルエステル、フェニル低級アルキルエステル、
    フェニルエステルもしくはインダニルエステル、または
    ヒドロキサム酸に変換されていてもよいカルボキシル基
    を示し、該フェニル低級アルキルおよび該フェニルの
    ェニル環はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
    基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、ニ
    トロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基から選択
    される基で置換されていてもよい。Rは低級アルキル
    基またはフェニル低級アルキル基を示し、該フェニル低
    級アルキル基のフェニル環はハロゲン原子、低級アルキ
    ル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基または低級アル
    キレンジオキシ基から選択される基で置換されていても
    よい。Rは水素原子、低級アルキル基、アミノ低級ア
    ルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ヒドロ
    キシ低級アルキル基、メルカプト低級アルキル基、カル
    ボキシ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級
    アルキル基、イミダゾリル低級アルキル基、インドリル
    低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル
    基、置換基を有していてもよいフェニル低級アルキル
    基、置換基を有していてもよいナフチル基、または置換
    基を有していてもよいナフチル低級アルキル基を示し、
    前記の置換基はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロ
    キシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
    基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、(置
    換)フェニル基または(置換)ナフチル基から選択さ
    れ、(置換)とはハロゲン原子、低級アルキル基、ヒド
    ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
    基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基か
    ら選択される基で置換されていてもよいことを示す。R
    は低級アルキルエステル、炭素数3〜6個のシクロア
    ルキルエステル、低級アルカノイルアミノ低級アルキル
    エステル、フェニル低級アルキルエステル、フェニルエ
    ステルもしくはインダニルエステルまたはヒドロキサム
    酸に変換されていてもよいカルボキシル基を示し、該フ
    ェニル低級アルキルおよび該フェニルのフェニル環はハ
    ロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アル
    コキシ基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミ
    ノ基または低級アルキルアミノ基から選択される基で置
    換されていてもよい。]
  2. 【請求項2】 Rが置換基を有していてもよいフェニ
    ル基、置換基を有していてもよいフェニル低級アルキル
    基、置換基を有していてもよいナフチル基、または置換
    基を有していてもよいナフチル低級アルキル基を示し、
    前記の置換基はハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロ
    キシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
    基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、(置
    換)フェニル基または(置換)ナフチル基から選択さ
    れ、(置換)とはハロゲン原子、低級アルキル基、ヒド
    ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ
    基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ基か
    ら選択される基で置換されていてもよいことを示す請求
    記載の化合物およびその塩類。
  3. 【請求項3】 Rが置換基を有していてもよいフェニ
    ル低級アルキル基を示し、前記の置換基はハロゲン原
    子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
    基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基、
    低級アルキルアミノ基または(置換)フェニル基から選
    択され、(置換)とはハロゲン原子、低級アルキル基、
    ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキレンジオ
    キシ基、ニトロ基、アミノ基または低級アルキルアミノ
    基から選択される基で置換されていてもよいことを示す
    請求項記載の化合物およびその塩類。
  4. 【請求項4】 Rが置換基を有していてもよいナフチ
    ル低級アルキル基を示し、前記の置換基はハロゲン原
    子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
    基、低級アルキレンジオキシ基、ニトロ基、アミノ基ま
    たは低級アルキルアミノ基から選択されることを示す請
    求項記載の化合物およびその塩類。
  5. 【請求項5】 Rが置換基を有していてもよいベンジ
    ル基を示し、前記の置換基はハロゲン原子、低級アルキ
    ル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、ニトロ基、ア
    ミノ基または(置換)フェニル基から選択され、(置
    換)とはハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
    基、低級アルコキシ基、ニトロ基またはアミノ基から選
    択される基で置換されていてもよいことを示す請求項
    記載の化合物およびその塩類。
  6. 【請求項6】 Rが置換基を有していてもよいナフチ
    ルメチル基を示し、前記の置換基はハロゲン原子、低級
    アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、ニトロ
    基またはアミノ基から選択されることを示す請求項
    載の化合物およびその塩類。
  7. 【請求項7】 Rがフェニル基、ナフチル低級アルキ
    ル基または置換基を有していてもよいフェニル低級アル
    キル基を示し、前記の置換基はフェニル基またはハロゲ
    ン置換基フェニル基から選択されることを示す請求項
    記載の化合物およびその塩類。
  8. 【請求項8】 Rが低級アルキル基またはフェニル低
    級アルキル基を示し、該フェニル低級アルキル基のフェ
    ニル環はヒドロキシ基または低級アルコキシ基から選択
    される基で置換されていてもよい請求項から請求項
    記載の化合物およびその塩類。
  9. 【請求項9】 Rがイソブチル基を示す請求項から
    請求項記載の化合物およびその塩類。
  10. 【請求項10】 Rが低級アルキルエステル、炭素数
    3〜6個のシクロアルキルエステル、フェニル低級アル
    キルエステルもしくはインダニルエステル;またはヒド
    ロキサム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を示
    し、Rが低級アルキル基またはフェニル低級アルキル
    基を示し、該フェニル低級アルキル基のフェニル環はヒ
    ドロキシ基または低級アルコキシ基から選択される基で
    置換されていてもよく、Rが低級アルキルエステル、
    フェニル低級アルキルエステル、フェニルエステルもし
    くはインダニルエステルに変換されていてもよいカルボ
    キシル基を示す請求項から請求項記載の化合物およ
    びその塩類。
  11. 【請求項11】 Rが低級アルキルエステル、炭素数
    3〜6個のシクロアルキルエステル、フェニル低級アル
    キルエステルもしくはインダニルエステル;またはヒド
    ロキサム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を、
    が低級アルキル基を、Rが低級アルキルエステ
    ル、フェニル低級アルキルエステル、フェニルエステル
    もしくはインダニルエステルに変換されていてもよいカ
    ルボキシル基を示す請求項から請求項記載の化合物
    およびその塩類。
  12. 【請求項12】 Rが低級アルキルエステル、炭素数
    3〜6個のシクロアルキルエステル、フェニル低級アル
    キルエステルもしくはインダニルエステル;またはヒド
    ロキサム酸に変換されていてもよいカルボキシル基を、
    がイソブチル基を、Rが低級アルキルエステル、
    フェニル低級アルキルエステル、フェニルエステルもし
    くはインダニルエステルに変換されていてもよいカルボ
    キシル基を示す請求項から請求項記載の化合物およ
    びその塩類。
  13. 【請求項13】 Rがエチルエステル、ブチルエステ
    ル、シクロヘキシルエステルもしくはベンジルエステ
    ル;またはヒドロキサム酸に変換されていてもよいカル
    ボキシル基を示し、Rが低級アルキル基またはフェニ
    ル低級アルキル基を示し、該フェニル低級アルキル基の
    フェニル環はヒドロキシ基または低級アルコキシ基から
    選択される基で置換されていてもよく、Rがエチルエ
    ステル、フェニルエステルもしくはベンジルエステルに
    変換されていてもよいカルボキシル基を示す請求項
    ら請求項記載の化合物およびその塩類。
  14. 【請求項14】 Rがエチルエステル、ブチルエステ
    ル、シクロヘキシルエステルもしくはベンジルエステ
    ル;またはヒドロキサム酸に変換されていてもよいカル
    ボキシル基を、Rが低級アルキル基を、Rがエチル
    エステル、フェニルエステルもしくはベンジルエステル
    に変換されていてもよいカルボキシル基を示す請求項
    から請求項記載の化合物およびその塩類。
  15. 【請求項15】 Rがエチルエステル、ブチルエステ
    ル、シクロヘキシルエステルもしくはベンジルエステ
    ル;またはヒドロキサム酸に変換されていてもよいカル
    ボキシル基を、Rがイソブチル基を、Rがエチルエ
    ステル、フェニルエステルもしくはベンジルエステルに
    変換されていてもよいカルボキシル基を示す請求項
    ら請求項記載の化合物およびその塩類。
  16. 【請求項16】 Rがエチルエステルまたはブチルエ
    ステルに変換されていてもよいカルボキシル基を、R
    が低級アルキル基またはフェニル低級アルキル基を示
    し、該フェニル低級アルキル基のフェニル環はヒドロキ
    シ基または低級アルコキシ基から選択される基で置換さ
    れていてもよく、Rがカルボキシル基を示す請求項
    から請求項記載の化合物およびその塩類。
  17. 【請求項17】 Rがエチルエステルまたはブチルエ
    ステルに変換されていてもよいカルボキシル基を、R
    が低級アルキル基を、Rがカルボキシル基を示す請求
    から請求項記載の化合物およびその塩類。
  18. 【請求項18】 Rがエチルエステルまたはブチルエ
    ステルに変換されていてもよいカルボキシル基を、R
    がイソブチル基を、Rがカルボキシル基を示す請求項
    から請求項記載の化合物およびその塩類。
  19. 【請求項19】 2−[3−(2−カルボキシ−2−ヒ
    ドロキシエチル)−3−イソブチルウレイド]−3−フ
    ェニルプロピオン酸。
  20. 【請求項20】 3−(4−ビフェニリル)−2−[3
    −(2−カルボキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−イ
    ソブチルウレイド]プロピオン酸。
  21. 【請求項21】 2−[3−(2−カルボキシ−2−ヒ
    ドロキシエチル)−3−イソブチルウレイド]−3−
    [4−(4−フルオロフェニル)フェニル]プロピオン
    酸。
  22. 【請求項22】 2−[3−(2−カルボキシ−2−ヒ
    ドロキシエチル)−3−イソブチルウレイド]−3−
    (2−ナフチル)プロピオン酸。
  23. 【請求項23】 (2S)−3−(4−ビフェニリル)
    −2−[3−[(2S)−2−カルボキシ−2−ヒドロ
    キシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロピオン
    酸。
  24. 【請求項24】 (2S)−3−(4−ビフェニリル)
    −2−[3−[(2S)−2−エトキシカルボニル−2
    −ヒドロキシエチル]−3−イソブチルウレイド]プロ
    ピオン酸。
  25. 【請求項25】 (2S)−2−[3−[(2S)−2
    −カルボキシ−2−ヒドロキシエチル)−3−イソブチ
    ルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオン酸。
  26. 【請求項26】 (2S)−2−[3−[(2S)−2
    −ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル)−3−
    イソブチルウレイド]−3−(2−ナフチル)プロピオ
    ン酸。
  27. 【請求項27】 請求項1から請求項26記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とするエンドペプチダーゼ2
    4.11阻害剤。
  28. 【請求項28】 請求項1から請求項26記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする心血管系疾患、腎疾
    患、胃腸障害、痛み、内分泌・代謝性疾患および自己免
    疫疾患から選択される疾患に対する治療剤。
  29. 【請求項29】 請求項1から請求項26記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする心不全、高血圧、腎不
    全、下痢、胃酸過多、筋肉痛、片頭痛、肥満症およびリ
    ウマチから選択される疾患に対する治療剤。
  30. 【請求項30】 請求項1から請求項26記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする心血管系疾患治療剤。
  31. 【請求項31】 請求項1から請求項26記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする心不全治療剤。
  32. 【請求項32】 請求項1から請求項26記載の化合物
    またはその塩類を有効成分とする高血圧治療剤。
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