JP2829433B2 - 線材剪断装置 - Google Patents

線材剪断装置

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JP2829433B2 JP17125190A JP17125190A JP2829433B2 JP 2829433 B2 JP2829433 B2 JP 2829433B2 JP 17125190 A JP17125190 A JP 17125190A JP 17125190 A JP17125190 A JP 17125190A JP 2829433 B2 JP2829433 B2 JP 2829433B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、切り口を変形させずに中空線材の剪断を行
うことができるようにした線材剪断装置に関する。
従来の技術 従来、切り口を変形させずに中空線材の剪断を行うこ
とができるようにした線材剪断装置の一つとして、剪断
ダイスから突出した中空線材をその剪断ダイスの前面に
沿って摺動する環形のカツタを貫通させてストツパに突
き当て、そのストツパに突設した支持棒に取り付けた固
定芯金をカツタ内に配置するとともに、中空線材の送込
みにともなう摩擦力によって固定芯金に押し付けられる
浮動芯金を剪断ダイス内に配置して、カツタの摺動によ
り両芯金の突当面において中空線材を剪断し、さらに、
剪断されてカツタと固定芯金との間に挟まれて保持され
た中空線材を、脱外機構によりストツパ側から押してカ
ツタから脱外させるようにした線材剪断装置が用いられ
ている。
発明が解決しようとする課題 上述の従来装置においては、固定芯金の位置を、その
浮動芯金との突当面がカツタと剪断ダイスとの摺動面と
正確に一致するように調整しなければならないのである
が、この調整は面倒で手間が掛かるため、段取り替え等
の際の作業を簡単に行うことができないという欠点があ
つた。
また、ストツパに取り付けた固定芯金がカツタ内に配
置されていることから、剪断時にはストツパがカツタと
一体的に移動させなければならず、しかも、このストツ
パには、剪断した中空線材をカツタから脱外させるため
の脱外機構が組み込まれている。このため、カツタの摺
動時にストツパと脱外機構を一緒に移動させるための大
掛かりな駆動機構を設けなければならないという欠点が
あつた。
さらに、従来の剪断装置は、芯金を用いていることか
ら、中実線材の剪断を行うことができない。このため、
剪断装置をホーマー等の圧造機に適用して中空線材と中
実線材の両方の圧造を行う場合には、従来の剪断装置を
組み込んだ中空線材専用の圧造機と他の剪断装置を組み
込んだ中実線材専用の圧造機の両方を用意しなければな
らないという欠点があつた。
課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決するための手段として、線
材の供給孔を前面に開口させた剪断ダイスを固定して設
け、供給孔と整合し得る貫通孔の形成されたカツタを剪
断ダイスの前面に摺接しつつ移動するように設け、剪断
ダイスの前方に、供給孔から突き出されて貫通孔を貫通
する中空線材の突出端が突き当たるストツパを移動不能
に設け、そのストツパの突当面に、合成樹脂等の剪断容
易な材料からなる芯線材を突出させる送出孔を中空線材
の中空と整合し得るように形成し、ストツパの側方に、
剪断された中空線材内の芯線材を脱外させるとともに剪
断された中空線材をカツタから脱外させる脱外機構を設
けた構成とした。
なお、上記構成において、ストツパを、線材が突き当
たる面を平坦にした中実線材用ストツパと交換し得るよ
うに設け、中実線材を剪断する際には、剪断ダイスの供
給孔から突出させて貫通孔を貫通させた中実線材を中実
線材用ストツパに突き当てた状態でカツタを移動させる
ようにしてもよい。
発明の作用及び効果 本発明は上記構成になり、中空線材の剪断を行う際に
は、供給孔から突出させて貫通孔を貫通させた中空線材
をストツパに突き当てるとともに、そのストツパの送出
孔から突出させた芯線材を中空線材内に嵌入して、その
芯線材の嵌入端を剪断ダイスの供給孔の内部に到達させ
る。かかる状態でカツタを移動させると、剪断ダイスと
カツタの摺接面において中空線材及びその内部に嵌入し
た芯線材が一緒に剪断される。
このとき、中空線材の剪断部分においては芯線材が存
在しているために、切り口が内側に曲がつたり切り口に
バリを生じたりすることはない。
また、ストツパの突当面においては、カツタの移動と
同時に中空線材の突出端がストツパの突当面に沿つて摺
動し、これにともなつて、芯線材が剪断される。
そして、剪断された中空線材はその中空内に芯線材を
嵌入させたままでカツタに保持されつつ移動し、この後
は、脱外機構により、中空線材内から芯線材が脱外する
とともに、中空線材がカツタから脱外する。
このように、本発明装置は、中空線材の切り口の変形
防止のために中空線材と一緒に剪断される芯線材を用い
たから、従来の剪断装置における芯金位置の調整のよう
な面倒な手間が不要であり、段取り替え等の際の作業を
簡単に行うことができる効果がある。
さらに、ストツパを移動不能に設けるとともに、カツ
タから中空線材を脱外させるための脱外機構をストツパ
とは別に設けたから、ストツパと脱外機構を移動させる
ための大掛かりな駆動機構を設けなくても済むという効
果がある。
また、特許請求の範囲第2項記載の構成とすると、芯
線材を突出させる送出孔の形成された中空線材剪断用の
ストツパを中実線材用ストツパと交換するだけで中空線
材の剪断を行うことができる。したがつて、本発明装置
をホーマー等の圧造機に適用した場合には、ストツパ以
外の部材を共通とする1台の圧造機だけで、中空線材と
中実線材の両方の剪断を行うことが可能となる。
実施例 以下、本発明をホーマーに適用した一実施例を添付図
面に基づいて説明する。
図に示すホーマーは、前面に第1圧造ダイス1と第2
圧造ダイス2を嵌着した圧造ダイスブロツク3と、第1
圧造ダイス1及び第2圧造ダイス2に対向する第1パン
チ4及び第2パンチ5を備えたラム6とからなり、詳し
くは後述する剪断装置によつて所定長さに剪断された線
材aまたはbに、第1圧造ダイス1と第1パンチ4との
間で打圧することによつて予備形成を施した後に第2圧
造ダイス2と第2パンチ5との間で打圧することによつ
て仕上げ成形を施すようになつている。
次に、剪断装置の構造について説明する。
フレーム10に固設した剪断ダイスブロツク11の前面に
は、剪断ダイスブロツク11の供給路12内を通して送出さ
れた長尺の線材aまたはbを前方に貫通させる供給孔15
を形成してなる剪断ダイス14が嵌着されている。
図において、16は、剪断ダイス14の供給孔15と同径の
貫通孔17を形成してなる環形のカツタであつて、このカ
ツタ16は、図に実線で示すように貫通孔17を供給孔16に
整合させる整合位置と図に二転鎖線で示すように剪断ダ
イスブロツク11の側方にずれた脱外位置との間で、剪断
ダイス14の前面に摺接しつつ図示しない駆動機構によつ
て移動するようになつている。
剪断ダイスブロツク11の前方には、ストツパ支持用ブ
ロツク18が固設されている。このストツパ支持用ブロツ
ク18には、合成樹脂等の容易に剪断し得る材料からなる
芯線材cを剪断ダイスブロツク11側へ送出するための供
給路19が形成されているとともに、剪断ダイスブロツク
11と対向する前面に、供給路19の前端に連通する雌ねじ
孔20が形成されている。
この雌ねじ孔20には、第1図に示すように、後端が供
給路19と整合し、かつ、剪断ダイス14の供給孔15と軸線
を一致させた送出孔22を前面に開口して形成してなる中
空線材用ストツパ21を螺着することができるとともに、
第2図に示すように、剪断ダイス14と対向する前面が平
坦であつて供給路19の前端を閉塞する中実線材用ストツ
パ23を螺着することができるようになつている。
ストツパ支持用ブロツク18と前記圧造ダイスブロツク
3との間には、脱外機構24が設けられている。この脱外
機構24は、支持ブロツク25の支持孔26内に嵌装されて前
方へ突出するプツシヤーパイプ27とこのプツシヤーパイ
プ27内に嵌入されて同じく前方へ突出するプツシヤーピ
ン28とからなり、これらのプツシヤーパイプ27とプツシ
ヤーピン28は、脱外位置に移動したカツタ16の貫通孔17
と軸線が一致するように配置されている。
次に、本実施例装置の作動を説明する。
中空線材aの剪断を行う際には、ストツパ支持用ブロ
ツク18の雌ねじ孔20に中空線材用ストツパ21を螺着し、
剪断ダイス14にカツタ16が整合した状態において、中空
線材aを剪断ダイスブロック11の供給路12を通して送出
する。中空線材aは剪断ダイス14の供給孔15及びカツタ
16の貫通孔17を貫通することにより前方へ突出して中空
線材用ストツパ21の前面に突き当たる。このとき、中空
線材aの中空の開口とストツパ21の送出孔22とが整合す
るのであつて、かかる状態で芯線材cの送出を行う。送
出された芯線材cは、ストツパ支持用ブロツク18の供給
路19及びストツパ21の送出孔22を通り、中空線材aの中
空内に嵌入される。そして、嵌入した芯線材cの先端が
第1図に実線で示すように剪断ダイス14の供給孔15の内
部に到達したところで芯線材cの送出を停止する。
この後に、カツタ16を剪断ダイス14の前面に摺接させ
つつ移動させると、その摺接面において中空線材aが剪
断されるとともに、中空線材aに嵌入された芯線材cも
一緒に剪断される。剪断された中空線材aは、その中空
内に芯線材cが嵌入されているために、切り口が内側に
曲がつたり切り口にバリが生じたりすることがなく、良
好な剪断面が得られる。
一方、ストツパ21の前面においては、カツタ16の移動
にともなつて中空線材aの先端面が摺接しつつ移動する
のであるが、その摺接面において送出孔22から中空線材
a内に挿通されている芯線材cは、中空線材aの移動に
妨げることなく容易に剪断される。
上述のように所定長さに剪断された中空線材aは、芯
線材cを嵌入させたままカツタ16に保持された状態で脱
外位置に移動する。脱外位置においては、プツシヤーパ
イプ27が突出して中空線材aを押すことにより、中空線
材aはカツタ16から脱外して第1図に一転鎖線で示すよ
うにフインガ30で挟持され、かかる状態でプツシヤーピ
ン28が突出することにより、中空線材a内の芯線材cが
押されて同図に一点鎖線で示すように脱外する。しかる
後に、中空線材aには前述のように圧造が施される。
本実施例では、中実線材bの剪断を行うこともできる
ようになつている。中実線材bを剪断する際には、中空
線材用ストツパ21をストツパ支持用ブロツク18の雌ねじ
孔20から外して、その雌ねじ孔20に中実線材用ストツパ
23を螺着する。かかる状態においては、ストツパ支持用
ブロツク18の供給路19の先端が中実線材用ストツパ23に
よつて閉際され、芯線材cの送出は行われない。かかる
状態で、剪断ダイスブロツク11の供給路12を通して中実
線材bを送出し、剪断ダイス14の供給孔15及びカツタ16
の貫通孔17を通して前方へ突出させ、中実線材用ストツ
パ23の前面に突き当てる。次いで、カツタ16を移動させ
ると、中実線材bはカツタ16と剪断ダイス14との摺接面
において剪断されて脱外位置に移動する。脱外位置にお
いては、プツシヤーパイプ27またはプツシヤーピン28が
突出することにより、第2図に一点鎖線で示すように、
中実線材bがカツタ16から脱外してフインガ30で挟持さ
れる。
第3図及び第4図に示すのは、脱外機構の変形例であ
る。
この脱外機構34は、支持ブロツク35の支持孔36内に、
大径部38の前端面に外径寸法が中空線材aの内径よりも
少し小さい小径部39を同心に突成してなるプツシヤーピ
ン37を嵌装した構造になる。そして、中空線材aの脱外
を行う際には、プツシヤーピン37の突出により、まず、
小径部39の前端で芯線材cを押して第3図に鎖線で示す
ように中空線材aから脱外させた後に、大径部38の前端
面で中空線材aを押すことにより第4図に示すようにカ
ツタ16から脱外させてフインガ30で挟持する。また、中
実線材bの脱外を行う際には、プツシヤーピン37の小径
部39の前端で中実線材bを押すことによりカツタ16から
脱外させてフインガ30で挟持する。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の一実施例を示し、第1図は中空線材
を剪断する状態の一部切欠平面図、第2図は中実線材を
剪断する状態の一部切欠平面図であり、第3図及び第4
図は脱外機構の変形例の一部切欠平面図である。 a:中空線材、b:中実線材、c:芯線材、14:剪断ダイス、1
5:供給孔、16:カツタ、17:貫通孔、21:中空線材用スト
ツパ、22:送出孔、23:中実線材用ストツパ、24、34:脱
外機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線材の供給孔を前面に開口させた剪断ダイ
    スを固定して設け、前記供給孔と整合し得る貫通孔の形
    成されたカツタを前記剪断ダイスの前面に摺接しつつ移
    動するように設け、前記剪断ダイスの前方に、前記供給
    孔から突き出されて前記貫通孔を貫通する中空線材の突
    出端が突き当たるストツパを移動不能に設け、該ストツ
    パの突当面に、合成樹脂等の剪断容易な材料からなる芯
    線材を突出させる送出孔を前記中空線材の中空と整合し
    得るように形成し、前記ストツパの側方に、剪断された
    前記中空線材内の前記芯線材を脱外させるとともに前記
    剪断された中空線材を前記カツタから脱外させる脱外機
    構を設けたことを特徴とする線材剪断装置
  2. 【請求項2】前記ストツパを、線材が突き当たる面を平
    坦にした中実線材用ストツパと交換し得るように設け、
    中実線材を剪断する際には、前記剪断ダイスの前記供給
    孔から突出させて前記貫通孔を貫通させた前記中実線材
    を前記中実線材用ストツパに突き当てた状態で前記カツ
    タを移動させるようにしたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の線材剪断装置
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