JP2829240B2 - ミシンの駆動装置 - Google Patents

ミシンの駆動装置

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JP2829240B2
JP2829240B2 JP6127577A JP12757794A JP2829240B2 JP 2829240 B2 JP2829240 B2 JP 2829240B2 JP 6127577 A JP6127577 A JP 6127577A JP 12757794 A JP12757794 A JP 12757794A JP 2829240 B2 JP2829240 B2 JP 2829240B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの駆動装置に関
し、特に、針棒を所定の位置に自動的に停止させるため
の所謂クラッチモータにおける補助ブレーキの配置構成
と補助モータおよびその回転伝達装置の構成に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のミシンの駆動装置としての
所謂クラッチモータCMの一例を示したもので、主モー
タMMのロータR部、クラッチ板CP、モータ軸S、モ
ータプーリPの構成は、一般のクラッチモータと同じで
ある。
【0003】このクラッチモータCMにおいて、ブレー
キ板Bがモータ軸Sおよびモータフレームに対して回転
自在であり、このブレーキ板Bの外周には、はすば歯車
Gが設けられている。また、一端に低速回転用の補助モ
ータSMを設けて他端にマグネットブレーキMBを設け
た補助モータ軸SSには、ウォームWが設けられてい
る。このウォームWが前記はすば歯車Gと噛み合ってい
る。
【0004】このクラッチモータCMによれば、モータ
レバーLを押し下げることにより、一般のクラッチモー
タと同様に、クラッチ板CPがフライホイールFに圧接
されて、モータ軸SおよびモータプーリPを高速回転さ
せる。
【0005】逆に、モータレバーLを押し上げると、ク
ラッチ板CPははすば歯車Gを設けたブレーキ板Bに圧
接される。この時、外部よりの低速信号あるいは針棒定
位置信号によってマグネットブレーキMBが解除され、
補助モータSMが回転するが、この補助モータSMの回
転はウォームWとはすば歯車Gの噛み合いによってブレ
ーキ板Bを回転させる。即ち、圧接されたクラッチ板C
P、モータ軸S、さらにはモータプーリPを低速回転さ
せる。
【0006】次に、低速信号のOFFあるいは停針信号
によって補助モータSMへの信号をOFFし、マグネッ
トブレーキMBを作動させることによってモータプーリ
Pの低速回転を止める。
【0007】さらに、一般的なクラッチモータを使用し
たミシンの針棒定位置停止装置が実開昭53−1746
8号公報に開示されており、その構成を図3に示してい
る。
【0008】図3において、1はミシン頭部、19は一
般のクラッチモータ、14は定位置停止のための低速回
転用補助モータ、7は一方向回転クラッチを有するカッ
プリングユニット、22はクラッチモータ19のモータ
レバー20をクラッチ板がロータ側にもブレーキ側にも
接触しない位置に動かすためのアクチュエータ、26は
針棒の上死点停止指令および下死点停止指令の信号を出
すためのスイッチユニットである。さらに、図4はアク
チュエータ22部の詳細を示し、図5はスイッチユニッ
ト26部の詳細を示している。
【0009】ここで、補助モータ14はカップリングユ
ニット7を介してミシン頭部1の上軸2と接続されてお
り、カップリングユニット7内の一方向回転クラッチ
は、ミシンの逆回転方向に回転自由に構成されている。
また、クラッチモータ19の回転は、はずみ車4および
ベルト37を介して上軸2に伝達され、ペダル36とモ
ータレバー20は、スイッチユニット26を中継し、連
結棒25,29で接続されている。スイッチユニット2
6は、上死点停止位置スイッチ27、下死点停止位置ス
イッチ28を有し、連結棒29に固定されたレバー32
が上下することにより、各スイッチ27,28を作動さ
せるよう構成されている。
【0010】以上の針棒定位置停止装置によれば、図3
のペダル36を前踏みすることにより、連結棒29も引
き下げられるが、この時、図5における圧縮ばね34
は、モータレバー20の戻しばねよりも弱く設定されて
いるので、先ず、圧縮ばね34を圧縮しながら連結棒2
9およびレバー32が下がり、スイッチ28をONさせ
る。連結棒29はさらに下がるが、この連結棒29に固
定されたスラストカラー30がスイッチユニット26の
ブラケットに当たる。
【0011】ペダル36をさらに前踏みすると、連結棒
29とスイッチユニット26およびそのブラケットに固
定された連結棒25が一体となって引き下げられ、連結
棒25に固定されたスラストカラー24が、図4におい
て、モータレバー20をその戻しばねに抗して押し下
げ、最終的には、クラッチモータ19内のクラッチ板が
ロータと圧接され、ミシンに高速回転を与える。この
時、クラッチモータ19の回転は、ベルト37およびは
ずみ車4を介して上軸2に伝達されるが、カップリング
ユニット7内の一方向回転クラッチによって、補助モー
タ14には伝達されない。
【0012】次に、ペダル36を初期位置に戻すと、前
述の一連の動きが逆に進み、最終的には、連結棒29に
固定されたレバー32が圧縮ばね34の戻し力によりス
イッチ28より離れ、スイッチ28がOFFされる。こ
のスイッチ28のON→OFF信号により、コントロー
ルボックス35に針棒下死点位置停止指令が出される。
これによって、先ず、図4のアクチュエータ22が作動
する。
【0013】ここで、アクチュエータ22本体は、モー
タレバー20に固定されており、プッシュ側のプランジ
ャ38がモータフレームに接触しているので、アクチュ
エータ22の作動により、モータレバー20を押し下げ
る。このモータレバー20の押し下げ量が、クラッチモ
ータ19内のクラッチ板がロータ側にもブレーキ側にも
接触しない位置に設定されているので、即ち、アクチュ
エータ22の作動により、クラッチモータ19のモータ
軸は回転自由になる。
【0014】次に、補助モータ14が回転し、カップリ
ングユニット7内の一方向回転クラッチを介し上軸2を
回転させる。この上軸2の回転を続け、はずみ車4ある
いはカップリングユニット7に設けられた下死点位置信
号を受けると、補助モータ14の回転を停止させ、アク
チュエータ22をOFFさせることにより、モータレバ
ー20をその戻しばね力により戻すことによって、クラ
ッチモータ19内のクラッチ板をブレーキ板に圧接さ
せ、そのブレーキ力によりミシンを停止させる。
【0015】さらに、ペダル36を後踏みすると、連結
棒25およびそれに固定されているスイッチユニット2
6のブラケットは、連結棒25とモータフレームによっ
て上方向への移動が規制されているので、連結棒29お
よびこれに固定されているレバー32は、圧縮ばね33
の圧縮力に抗して押し上げられ、スイッチ27をONさ
せて、連結棒29に固定されたスラストカラー31がス
イッチブラケットに当たり、押し上げ、つまり、ペダル
36の後踏みが止められる。
【0016】ところで、スイッチ27のONにより、コ
ントロールボックス35に針棒上死点位置停止指令が出
される。これによって、前述した下死点位置停止動作と
同様に、アクチュエータ22および補助モータ14が作
動し、はずみ車4あるいはカップリングユニット7に設
けられた上死点位置信号を受けることにより、下死点位
置停止動作と同様に作動し、ミシンを停止させる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示した従来のクラッチモータCMでは、以下に挙げる問
題があった。
【0018】モータレバーLの押し上げによるクラッ
チ板CPのブレーキ板Bへの圧接力あるいはクラッチ板
CPとブレーキ板Bのそれぞれの圧接面の材質・面粗さ
によって、補助モータSMのトルク伝達効率およびブレ
ーキ板Bのブレーキ力の伝達効率が変わってしまう。
【0019】急激なブレーキを行う場合、クラッチ板
CPの回転による慣性力は、はすば歯車GとウォームW
の噛み合わせ部にかかり、衝撃力となりやすい。
【0020】高速運転から低速運転へ移行させる場
合、低速で回転しているブレーキ板Bに高速で回転して
いるクラッチ板CPを接触させるので、スリッピングが
起こり、ブレーキ板Bおよびクラッチ板CPの摩耗を促
進させる。
【0021】ブレーキははすば歯車GとウォームWの
噛み合わせを介しているため、少なくともはすば歯車G
とウォームWのバックラッシ分はモータプーリPの回転
方向でガタを持つ。
【0022】補助モータSMあるいはマグネットブレ
ーキMBに不具合が生じた場合、補助モータSMからの
回転伝達部がモータフレームの内側のはすば歯車Gとウ
ォームWで構成されているため、その交換・修理に手間
がかかる。
【0023】また、図3乃至図5に示した従来の針棒定
位置停止装置では、以下に挙げる問題があった。
【0024】上死点停止および下死点停止する時、先
ず、必ずモータレバー20をクラッチ板がロータ側にも
ブレーキ側にも接触しない位置に押し下げてから、補助
モータ14を作動させなければならず、動作が段階的と
なり、一連の定位置停止動作に時間を要し、サイクルタ
イムが長い。
【0025】従来のクラッチモータに対して、回転側
と停止側の2箇所に加えて、どちらにも接触しない中立
の位置を使用するため、その区間を十分に確保しなけれ
ばならず、ペダル36の前踏みストロークを極端に少な
くすることはできない。仮に、ストロークを少なくする
のであれば、アクチュエータ22によるモータレバー2
0の移動量の精度を極端に上げなければならない。
【0026】クラッチ板やブレーキ板の摩耗により、
あるいはその摩耗による部品交換によって、モータレバ
ー20の位置が変化するので、アクチュエータ22のモ
ータレバー20に対する位置調整が必要となる。
【0027】モータレバー20の戻しばね圧を極端に
強く調整すると、アクチュエータ22の作動が不十分と
なり、従って、クラッチ板がブレーキ板より完全に離れ
ることができず、モータ軸14にブレーキによる過負荷
がかかった状態で補助モータ14を回そうとするため、
補助モータ14あるいはカップリングユニット7内の一
方向回転クラッチを破損する。
【0028】そこで、本発明の目的は、急激なブレーキ
でのクラッチ板の回転慣性力による衝撃力が補助モータ
からの回転伝達部に伝わらないようにし、また、回転停
止中の補助モータからの回転伝達部のガタ等がモータプ
ーリの回転方向ガタとして伝わらないようにするととも
に、高速運転から低速運転へ移行させる場合のクラッチ
板等の摩耗が発生しないようにし、さらに、安定した補
助モータのトルクおよびブレーキ力の伝達効率が得ら
れ、また、メンテナンス性にも優れるようにしたミシン
の駆動装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、主モータと、補助モータと、モータ軸と、前
記主モータのロータに一体的に設けたフライホイール
と、このフライホイールと対向して前記モータ軸に一体
的に設けた回転部材と、この回転部材に前記補助モータ
からの回転を伝達可能とする回転伝達装置と、前記モー
タ軸の外端部に設けたモータプーリと、前記モータ軸を
移動操作可能とするモータレバーとを備え、このモータ
レバーの操作により前記回転部材を前記フライホイール
に圧接させて、前記モータプーリの回転をベルトを介し
てミシン主軸に伝達するようにしたミシンの駆動装置で
あって、電気的な動作により前記回転部材の外周部に当
接して前記回転部材を直接制動して停止可能とする補助
ブレーキ装置を備えるとともに、前記補助モータおよび
前記回転伝達装置を外部に配置して、前記回転伝達装置
を前記モータ軸の外端部に接続し、さらに、前記回転伝
達装置と前記モータ軸の外端部との間に、前記ロータの
回転方向と逆方向に回転自由な一方向回転クラッチを介
設した構成を特徴としている。
【0030】なお、前記補助ブレーキ装置は、例えば、
前記回転部材を非制動状態に保持するばねと、電気的に
動作し前記ばね力に抗して前記回転部材を制動状態とす
るアクチュエータを有するものである。
【0031】また、前記回転伝達装置は、例えば、前記
補助モータ軸と前記モータ軸の外端部とに介設したタイ
ミングベルト装置であって、このタイミングベルト装置
のタイミングプーリを、前記一方向回転クラッチを介し
て前記モータ軸の外端部上に配置した構成を特徴として
いる。
【0032】
【作用】本発明によれば、補助モータからの回転伝達装
置とモータ軸がロータの回転方向と逆方向に回転自由な
一方向回転クラッチを介して接続され、モータ軸と一体
的で補助モータからの回転が伝達可能な回転部材の外周
部に、電気的に動作して当接する補助ブレーキ装置によ
り、回転部材を直接制動して停止させるので、急激なブ
レーキに対して、補助モータからモータ軸への回転伝達
部に回転部材(クラッチ板)の回転慣性力による衝撃力
がかからなく、また、回転停止中の補助モータからモー
タ軸への回転伝達部のガタ等がモータプーリの回転方向
ガタとして伝わらない。
【0033】そして、モータレバーを中立位置にするこ
とによりモータ軸を回転自由にする方式ではないので、
モータレバーの移動量およびモータレバーの戻しばね力
にかかわらず、主モータのロータに設けたフライホイー
ルに圧接させる回転部材(クラッチ板)を備えたモータ
軸を安定して回転自由にできる。
【0034】さらに、補助モータおよびその回転を回転
部材に伝達可能とする回転伝達装置を外部に配置して、
回転伝達装置をモータ軸の外端部に接続したので、回転
伝達装置および補助モータの取り外しが容易に行える。
【0035】しかも、ロータの回転方向と逆方向に回転
自由な一方向回転クラッチを、モータ軸と回転伝達装置
との間に介設したので、例えば、高速運転から低速運転
に移行させる場合、回転部材(クラッチ板)、モータ軸
およびモータプーリは、その慣性抵抗および回転伝達装
置との間に介設した一方向回転クラッチ部の抵抗により
低速回転に移行していき、クラッチ等の摩耗は発生しな
い。また、一方向回転クラッチは、ロータの回転方向と
逆方向に回転自由なので、回転部材が主モータにより高
速回転されるときに補助モータへこの高速回転が伝達さ
れるのを防ぐことができる。
【0036】その上、低速回転を行う補助モータの回転
を一方向回転クラッチを介してモータ軸およびモータプ
ーリに直接伝達しているので、モータレバーの押し上げ
力あるいは回転部材(クラッチ板)と補助ブレーキ(ブ
レーキパッド)のそれぞれの圧接面の材質・面粗さに関
係無く、補助モータのトルク伝達効率が安定する。
【0037】なお、回転部材を非制動状態に保持するば
ね力に抗して電気的に動作して、回転部材を制動状態と
するアクチュエータを有する補助ブレーキ装置とすれ
ば、回転部材(クラッチ板)を直接制動する圧接力はア
クチュエータの電気的な動作力によるため、ブレーキ力
を安定してモータプーリに伝達できる。また、補助ブレ
ーキ装置が電気的に動作して回転部材の外周部に当接す
るので、作業者がペダル操作に煩わされることなく、常
に安定したブレーキ動作タイミングを得ることができる
とともに、低速状態に常に確実に維持できる。
【0038】また、補助モータからの回転伝達装置とし
てモータ軸の外端部に接続するタイミングベルト装置と
すれば、急激なブレーキに対して、タイミングプーリと
タイミングベルトの噛み合い部にクラッチ板の回転慣性
力による衝撃力がかからなく、また、回転停止中のタイ
ミングプーリとタイミングベルトの噛み合い部のガタや
タイミングベルトのたわみがモータプーリの回転方向ガ
タとして伝わらない。
【0039】しかも、モータ軸の外端部上に、一方向回
転クラッチを介してタイミングプーリを配置すること
で、ロータ回転方向と逆方向に回転自由な一方向回転ク
ラッチにより、回転部材(クラッチ板)およびモータ軸
がタイミングプーリに対してロータ回転方向に回転自由
に設けられているため、回転部材(クラッチ板)の高速
回転に無関係に補助モータを始動して、タイミングプー
リに低速回転が与えられ、回転部材(クラッチ板)、モ
ータ軸およびモータプーリは、その慣性抵抗および一方
向回転クラッチ部の抵抗により低速回転に移行してい
く。
【0040】そして、補助モータとその回転を伝達する
タイミングベルトをモータフレームの外側に配置して、
モータ軸の外端部にタイミングプーリを設けているの
で、そのタイミングプーリおよびタイミングベルト、さ
らには補助モータの取り外しが容易に行える。
【0041】
【実施例】以下に、本発明に係るミシンの駆動装置の実
施例を図1に基づいて説明する。
【0042】先ず、図1は本発明に係るミシンの駆動装
置を適用した一例としてのクラッチモータ部分を示すも
ので、50はクラッチモータ、51はモータフレーム、
52は主モータのロータ、55はフライホイール、56
はスライドスリーブ、58はモータ軸、59はモータプ
ーリ、61は回転部材(クラッチ板)、62はモータレ
バー、64はモータレバー戻しばね、65はスリーブス
トッパー、72は一方向回転クラッチ、73はタイミン
グプーリ、74はタイミングベルト、75は歯車、76
は補助モータ軸、77は回転伝達装置、78は補助モー
タ、81は補助ブレーキ装置、82は補助ブレーキパッ
ド、84は補助ブレーキばね、87はアクチュエータで
ある。
【0043】図示のように、クラッチモータ50は、モ
ータフレーム51内に主モータのロータ52を収容し
て、そのロータ軸53を軸受54,54で回転自在に支
持している。このロータ軸53の図示では右端部にフラ
イホイール55を一体に備えている。また、モータフレ
ーム51の図示右端部には、スライドスリーブ56が摺
動自在に組み込まれて、このスライドスリーブ56内に
軸受57,57を介してモータ軸58が回転自在に支持
されている。このモータ軸58と前記ロータ軸53とは
同一軸線上に配置されている。
【0044】このモータ軸58は、モータフレーム51
から外部に突出した外端部にモータプーリ59を一体に
備えて、モータフレーム51内に突出した内端部に回転
部材であるクラッチ板61を一体に形成して備えてい
る。このクラッチ板61は前記フライホイール55と対
面する位置に臨んでいて、断面形状がほぼコ字状をなし
ている。なお、モータプーリ59には、図示しないベル
トが掛けられて、そのベルトは、図示しないが公知のよ
うに、ミシン頭部の上軸に設けたプーリにも掛けられて
いる。
【0045】また、前記スライドスリーブ56には、モ
ータレバー62が接続されている。このモータレバー6
2は、モータフレーム51にモータレバー62を支持す
るピン63の廻りを揺動自在となっている。このモータ
レバー62のスライドスリーブ56との接続部とピン6
3との間に、スライドスリーブ56の図示右方向に付勢
するための引張コイルばねによるモータレバー戻しばね
64の一端部が係止されている。このモータレバー戻し
ばね64の他端部は、モータフレーム51の図示右側部
に係止されている。
【0046】そして、クラッチ板61の初期位置は、ス
ライドスリーブ56がモータレバー戻しばね64による
フライホイール55から離れる方向の力によって、図示
のように、モータフレーム51に固定されたスリーブス
トッパー65に当たる位置になるように設定されてい
る。このスリーブストッパー65にスライドスリーブ5
6が当たった状態において、クラッチ板61およびこれ
と一体構成されたモータ軸58およびモータ軸58に固
定されたモータプーリ59は回転自由となっている。
【0047】また、前記モータ軸58の外端部上で、前
記モータプーリ59のさらに図示右側には、ブッシュ7
1が固定ナット69により固定されている。このブッシ
ュ71上に、前記ロータ52の回転方向と逆方向に回転
自由となる一方向回転クラッチ72を介して、歯付プー
リによるタイミングプーリ73が組み付けられている。
従って、モータ軸58およびクラッチ板61は、タイミ
ングプーリ73に対してロータ52の回転方向に回転自
由となっている。
【0048】さらに、前記タイミングプーリ73には、
歯付ベルトによるタイミングベルト74を掛けて噛み合
わせている。このタイミングベルト74は、歯車75に
も掛けて噛み合わされている。この歯車75は補助モー
タ軸76に一体に備えられている。この補助モータ軸7
6を有する補助モータ78は、モータフレーム51の外
周面にブラケット79を介して固定されている。こうし
て、低速回転用の補助モータ78から前記モータ軸58
に回転を伝達するために、補助モータ軸76の歯車75
と、タイミングベルト74と、タイミングプーリ73か
らなる回転伝達装置77が設けられている。
【0049】また、前記クラッチ板61を制動する補助
ブレーキ装置81が設けられている。従って、クラッチ
板61はブレーキ板を兼ねている。この補助ブレーキ装
置81は、断面コ字状をなすクラッチ板61の外周面に
圧接する補助ブレーキパッド82をロッド83に一体に
備えて、このロッド83のモータフレーム51の外周部
から突出した部分の周囲を巻くようにして、補助ブレー
キパッド82をクラッチ板61の外周面から離間する方
向に付勢するための圧縮コイルばねによる補助ブレーキ
ばね84を、モータフレーム51の外周部と、前記ロッ
ド83のモータフレーム51の外周部から突出した外端
部に連結したベルクランク85の図示左端部との間に介
装している。
【0050】このベルクランク85は、モータフレーム
51にベルクランク85のほぼ中央部を支持するピン8
6の廻りを揺動自在となっている。このベルクランク8
5の図示上端部には、アクチュエータ87の作動ロッド
88が、リンク89を介して連結されている。このアク
チュエータ87は、ベルクランク85の図示左側におい
て、モータフレーム51の外周面にブラケット90を介
して固定して設けられている。このアクチュエータ87
は、ソレノイド、エアシリンダ、油圧シリンダの何れか
であり、また、他の任意の駆動源であってもよい。
【0051】以上のような構成によるクラッチモータ5
0の動作について以下に説明する。
【0052】先ず、主モータのロータ52は、図示しな
いミシンペダルの前踏み操作により高速回転をしてお
り、補助モータ78は停止状態にある。これは一般的ク
ラッチモータの場合と同様である。また、この時、補助
ブレーキ装置81のアクチュエータ87は非作動状態に
あり、従って、補助ブレーキパッド82は、補助ブレー
キばね84の圧縮ばね力によって、図示のように、クラ
ッチ板61の外周面から離間した状態に維持されてい
る。
【0053】以上の状態で、モータレバー62をピン6
3廻りに揺動操作して、モータレバー戻しばね64の引
張ばね力に抗してスライドスリーブ56を図示左側に移
動し、これによりモータ軸58も一体的に移動して、こ
のモータ軸58と一体のクラッチ板61を、主モータの
ロータ52と一体のフライホイール55に圧接させる。
従って、主モータのロータ52とモータ軸58とが直結
状態となり、即ち、モータ軸58と一体のモータプーリ
59が高速回転状態となる。
【0054】また、図示しない針棒の上・下死点位置停
止動作時等、低速回転を与える場合には、モータレバー
62を前記とは逆に揺動操作し、モータレバー戻しばね
64の引張ばね力を伴って、クラッチ板61をフライホ
イール55から離間させて、スライドスリーブ56がス
リーブストッパー65に突き当たった状態にする。この
時、外部よりの低速信号あるいは針棒定位置信号によっ
て補助モータ78が回転する。
【0055】即ち、この補助モータ78が駆動を開始
し、その補助モータ軸76に設けた歯車75からタイミ
ングベルト74、タイミングプーリ73、一方向回転ク
ラッチ72およびブッシュ71を経て、モータ軸58が
低速回転する。従って、前述したように補助ブレーキ装
置81が非作動状態で、モータ軸58に一体のクラッチ
板61が回転自由であることから、モータ軸58と一体
のモータプーリ59が低速回転状態となる。
【0056】そして、低速信号のOFFあるいは停針信
号によって補助モータ78の駆動が停止し、補助ブレー
キ装置81の作動によってクラッチ板61を直接制動し
て停止させる。即ち、補助ブレーキ装置81は、アクチ
ュエータ87が作動し、作動ロッド88を引き込んで左
動させ、リンク89を介して、ベルクランク85のピン
86廻りの揺動およびロッド83の補助ブレーキばね8
4のばね力に抗した下動を経て、補助ブレーキパッド8
2を断面コ字状をなすクラッチ板61の外周面に圧接さ
せて、クラッチ板61を直接制動して停止状態にする。
従って、モータプーリ59の低速回転が止まる。
【0057】詳細には、低速運転および針棒の上・下死
点位置停止動作時に、低速回転を与える場合、低速では
図示しない低速スイッチのONにより補助モータ78を
回転し、下死点位置停止動作ではペダルを中立位置に戻
すことにより低速スイッチがOFFすると、補助ブレー
キ装置81のアクチュエータ87を作動させ、クラッチ
板61に補助ブレーキパッド82を接触させ、クラッチ
板61を減速させる。ここで、図示しないミシン頭部に
設けたタコジェネレータ等の回転検知手段によって、低
速回転の回転数近辺まで減速したことを検知し、アクチ
ュエータ87の作動をOFFさせ、補助ブレーキパッド
82を補助ブレーキばね84によって上動させて、クラ
ッチ板61の外周面より遊離(離間)させる。
【0058】次に、補助モータ78が回転を始め、タイ
ミングベルト74、タイミングプーリ73、一方向回転
クラッチ72およびブッシュ71を介してモータ軸58
およびモータプーリ59に、補助モータ78の回転を伝
える。また、停止させる場合は、補助モータ78の回転
を止め、アクチュエータ87を作動させ、補助ブレーキ
パッド82を断面コ字状のクラッチ板61の外周面に圧
接させることにより、クラッチ板61にブレーキ力を与
える。ここで、前述のミシン頭部の回転検知手段により
回転停止を確認後、アクチュエータ87の作動を解除
し、補助ブレーキばね84のばね力によって補助ブレー
キパッド82をクラッチ板61の外周面より遊離(離
間)させる。
【0059】以上の実施例で説明したミシンの駆動装置
によれば、以下に挙げる効果が得られる。
【0060】前記従来の問題点(図2に示したクラ
ッチモータによるもの)に対して、低速回転を行う補助
モータ78の回転は、一方向回転クラッチ72を介して
モータ軸58およびモータプーリ59に直接伝達し、ま
た、クラッチ板61に対して補助ブレーキパッド82を
直接圧接し、しかも、その圧接力はアクチュエータ87
の動作力によるため、モータレバー62の押し上げ力あ
るいはクラッチ板61と補助ブレーキパッド82のそれ
ぞれの圧接面の材質・面粗さに関係無く、補助モータ7
8のトルク伝達およびブレーキ力を一定してモータプー
リ59に伝達することができる。
【0061】前記従来の問題点,(図2に示した
クラッチモータによるもの)に対して、タイミングプー
リ73とクラッチ板61(ブレーキ板兼用)は一方向回
転クラッチ72を介して接続されており、しかも、クラ
ッチ板61に補助ブレーキ装置81の補助ブレーキパッ
ド82のを圧接してブレーキ力を与えるため、急激なブ
レーキでのクラッチ板61の回転慣性力による衝撃力
は、タイミングプーリ73およびタイミングベルト74
には伝わらず、また、回転停止中のタイミングベルト7
4のたわみ等は、モータプーリ59の回転方向ガタとし
て伝わらない。
【0062】前記従来の問題点(図2に示したクラ
ッチモータによるもの)に対して、高速運転から低速運
転に移行させる場合、一方向回転クラッチ72がロータ
52の回転方向と逆方向に回転自由、つまり、クラッチ
板61およびモータ軸58がタイミングプーリ73に対
してロータ52の回転方向に回転自由に設けられている
ため、クラッチ板61の高速回転に無関係に補助モータ
78を始動でき、即ち、タイミングプーリ73に低速回
転を与えることができる。ここで、クラッチ板61、モ
ータ軸58およびモータプーリ59は、その慣性抵抗お
よび一方向回転クラッチ72部の抵抗により低速回転に
移行していく。従って、クラッチ板61に圧接するよう
な低速伝達ではないので、クラッチ板61等の摩耗は発
生しない。
【0063】前記従来の問題点(図2に示したクラ
ッチモータによるもの)に対して、補助モータ78とそ
の回転を伝達するタイミングベルト74およびタイミン
グプーリ73は、モータフレーム51の外側およびモー
タ軸58の最先端に位置しているので、その取り外しは
容易であり、修理・交換に手間がかからず、メンテナン
ス性が良い。
【0064】前記従来の問題点〜(図3乃至図5
に示した針棒定位置停止装置によるもの)に対して、モ
ータレバー62を中立位置にすることによりモータ軸5
8を回転自由にしているのではないので、モータレバー
62の移動量、つまり、クラッチ板61の移動量および
モータレバー62の戻しばね力にかかわらず、安定して
モータ軸58を回転自由とすることができる。
【0065】なお、以上の実施例においては、クラッチ
モータによるミシンの駆動装置としたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、他のクラッチやモータ等に
よるミシンの駆動装置であってもよい。また、本発明を
適用するミシンの機種等も任意であり、その他、補助モ
ータから回転部材への回転伝達装置等、具体的な細部構
造等についても適宜に変更可能であることは勿論であ
る。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るミシンの駆
動装置によれば、補助モータからの回転伝達装置とモー
タ軸をロータの回転方向と逆方向に回転自由な一方向回
転クラッチを介して接続し、モータ軸と一体的で補助モ
ータからの回転が伝達可能な回転部材の外周部に電気的
な動作により当接して、回転部材を直接制動して停止さ
せる補助ブレーキ装置としたため、急激なブレーキに対
して、補助モータからモータ軸への回転伝達部に回転部
材(クラッチ板)の回転慣性力による衝撃力がかからな
く、また、回転停止中の補助モータからモータ軸への回
転伝達部のガタ等がモータプーリの回転方向ガタとして
伝わらないものにすることができる。
【0067】そして、モータレバーを中立位置にするこ
とによりモータ軸を回転自由にする方式ではないため、
モータレバーの移動量およびモータレバーの戻しばね力
にかかわらず、主モータのロータに設けたフライホイー
ルに圧接させる回転部材(クラッチ板)を備えたモータ
軸を安定して回転自由にすることができる。
【0068】さらに、補助モータおよびその回転を回転
部材に伝達可能とする回転伝達装置を外部に配置して、
回転伝達装置をモータ軸の外端部に接続したため、回転
伝達装置および補助モータの取り外しを容易に行うこと
ができる。従って、これらの修理・交換に手間がかから
ず、メンテナンス性に優れる。
【0069】しかも、ロータの回転方向と逆方向に回転
自由な一方向回転クラッチを、モータ軸と回転伝達装置
との間に介設したため、例えば、高速運転から低速運転
に移行させる場合、回転部材(クラッチ板)、モータ軸
およびモータプーリは、その慣性抵抗および回転伝達装
置との間に介設した一方向回転クラッチ部の抵抗により
低速回転に移行していくので、クラッチ板等の摩耗は発
生しなくなる。従って、クラッチ板の摩耗促進を抑える
ことができる。また、一方向回転クラッチは、ロータの
回転方向と逆方向に回転自由なので、回転部材が主モー
タにより高速回転されるときに補助モータへこの高速回
転が伝達されるのを防ぐことができる。従って、補助モ
ータの破損を防止できる。
【0070】その上、低速回転を行う補助モータの回転
を一方向回転クラッチを介してモータ軸およびモータプ
ーリに直接伝達するため、モータレバーの押し上げ力あ
るいは回転部材(クラッチ板)と補助ブレーキ(ブレー
キパッド)のそれぞれの圧接面の材質・面粗さに関係無
く、補助モータのトルク伝達効率を安定させることがで
きる。
【0071】なお、請求項2記載のように、回転部材を
非制動状態に保持するばね力に抗して電気的に動作して
制動状態とするアクチュエータを有する補助ブレーキ装
置とすることによって、回転部材(クラッチ板)を直接
制動する圧接力はアクチュエータの電気的な動作力によ
るものとなるため、ブレーキ力を安定してモータプーリ
に伝達することができる。また、補助ブレーキ装置が電
気的に動作して回転部材の外周部に当接するため、作業
者がペダル操作に煩わされることなく、常に安定したブ
レーキ動作タイミングを得ることができるとともに、低
速状態に常に確実に維持できる。
【0072】また、請求項3記載のように、補助モータ
からの回転伝達装置としてモータ軸の外端部に接続する
タイミングベルト装置とした場合、急激なブレーキに対
して、タイミングプーリとタイミングベルトの噛み合い
部にクラッチ板の回転慣性力による衝撃力がかからない
ものとなり、また、回転停止中のタイミングプーリとタ
イミングベルトの噛み合い部のガタやタイミングベルト
のたわみがモータプーリの回転方向ガタとして伝わらな
いものとなる。
【0073】しかも、請求項3記載のように、モータ軸
の外端部上に、一方向回転クラッチを介してタイミング
プーリを配置することによって、ロータ回転方向と逆方
向に回転自由な一方向回転クラッチにより、クラッチ板
およびモータ軸がタイミングプーリに対してロータ回転
方向に回転自由に設けられているため、回転部材(クラ
ッチ板)の高速回転に無関係に補助モータを始動して、
タイミングプーリに低速回転が与えられ、回転部材(ク
ラッチ板)、モータ軸およびモータプーリは、その慣性
抵抗および一方向回転クラッチ部の抵抗により低速回転
に移行していくようになる。従って、クラッチ板等の摩
耗が発生しないようにして、クラッチ板の摩耗促進を抑
えることができる。
【0074】そして、請求項3記載のように、補助モー
タとその回転を伝達するタイミングベルトをモータフレ
ームの外側に配置して、モータ軸の外端部にタイミング
プーリを設けたことによって、そのタイミングプーリお
よびタイミングベルト、さらには補助モータの取り外し
を容易に行うことができる。従って、これらの修理・交
換に手間がかからなくて、メンテナンス性に優れたもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシンの駆動装置を適用した一例
としてのクラッチモータ部分を示す概略縦断面図であ
る。
【図2】従来のミシンの駆動装置としての所謂クラッチ
モータの一例を示した概略縦断面図である。
【図3】従来のミシンの針棒定位置停止装置の一例を示
した概略正面図である。
【図4】図3に示した停止装置のアクチュエータ部の詳
細を示す拡大図である。
【図5】図3に示した停止装置のスイッチユニット部の
詳細を示す拡大図である。
【符号の説明】
50 クラッチモータ 51 モータフレーム 52 主モータのロータ 55 フライホイール 56 スライドスリーブ 58 モータ軸 59 モータプーリ 61 回転部材(クラッチ板) 62 モータレバー 64 モータレバー戻しばね 65 スリーブストッパー 72 一方向回転クラッチ 73 タイミングプーリ 74 タイミングベルト 75 歯車 76 補助モータ軸 77 回転伝達装置 78 補助モータ 81 補助ブレーキ装置 82 補助ブレーキパッド 83 ロッド 84 補助ブレーキばね 85 ベルクランク 86 ピン 87 アクチュエータ 88 作動ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05B 69/26 D05B 69/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主モータと、補助モータと、モータ軸
    と、前記主モータのロータに一体的に設けたフライホイ
    ールと、 このフライホイールと対向して前記モータ軸に一体的に
    設けた回転部材と、 この回転部材に前記補助モータからの回転を伝達可能と
    する回転伝達装置と、前記モータ軸の外端部に設けたモ
    ータプーリと、前記モータ軸を移動操作可能とするモー
    タレバーとを備え、 このモータレバーの操作により前記回転部材を前記フラ
    イホイールに圧接させて、前記モータプーリの回転をベ
    ルトを介してミシン主軸に伝達するようにしたミシンの
    駆動装置であって、電気的な動作により前記回転部材の外周部に当接して
    記回転部材を直接制動して停止可能とする補助ブレーキ
    装置を備えるとともに、 前記補助モータおよび前記回転伝達装置を外部に配置し
    て、前記回転伝達装置を前記モータ軸の外端部に接続
    し、 さらに、前記回転伝達装置と前記モータ軸の外端部との
    間に、前記ロータの回転方向と逆方向に回転自由な一方
    向回転クラッチを介設したことを特徴とするミシンの駆
    動装置。
  2. 【請求項2】 前記補助ブレーキ装置は、前記回転部材
    を非制動状態に保持するばねと、電気的に動作し前記
    ね力に抗して前記回転部材を制動状態とするアクチュエ
    ータを有することを特徴とする請求項1記載のミシンの
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記回転伝達装置は、前記補助モータ軸
    と前記モータ軸の外端部とに介設したタイミングベルト
    装置であって、 このタイミングベルト装置のタイミングプーリを、前記
    一方向回転クラッチを介して前記モータ軸の外端部上に
    配置したことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のミシンの駆動装置。
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