JP2829207B2 - 積層式燃料電池 - Google Patents

積層式燃料電池

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JP2829207B2 JP4326963A JP32696392A JP2829207B2 JP 2829207 B2 JP2829207 B2 JP 2829207B2 JP 4326963 A JP4326963 A JP 4326963A JP 32696392 A JP32696392 A JP 32696392A JP 2829207 B2 JP2829207 B2 JP 2829207B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単位電池とセパレータ
とを交互に積層した積層式燃料電池に係り、特に、マニ
ホールドを介して正極および負極へ酸化剤ガスおよび燃
料ガスを供給、排出する積層式燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に燃料電池は、電解質板に電解質を
含浸させて、この電解質板の両面に正極板と負極板を当
てがい、正極板側に酸化剤ガスを負極板側に燃料ガスを
供給することによって単位電池を形成し、それぞれのガ
スと電解質との間の化学反応に基づいて、化学エネルギ
ーを直接電気エネルギーに変換するものである。ところ
が上記の単位電池は起電力が小さく電流密度も小さいの
で、薄く広い単位電池を複数枚積層して積層式燃料電池
を構成し、実用的な量の電力を得るようにしている。
【0003】積層式燃料電池は、燃料ガスおよび酸化剤
ガスの供給方式によって、外部マニホールド方式と内部
マニホールド方式とに大きく分類される。
【0004】外部マニホールド方式は、積層した燃料電
池の外側にガスを供給および排出のための流路を設けた
ものであり、燃料ガスと酸化剤ガスは単位電池の上下で
直交した流れとなる。
【0005】一方、内部マニホールド方式は、積層式燃
料電池の内部にガスの流路を設けたものであり、燃料ガ
スと酸化剤ガスは並行あるいは対向流となる。
【0006】図6は内部マニホールド方式の従来の積層
式燃料電池の外観を示す斜視図であある。図7は図6に
おける鎖線における断面図である。図中符号1は単位電
池であって、この単位電池1は、例えば炭酸リチウムと
炭酸カリウムの混合アルカリ炭酸塩の電解質を含浸させ
てシート状に形成したリチウムアルミネート製の電解質
板の両面に、ニッケル多孔質焼結体からなるガス拡散電
極を当てがわれて構成されている。単位電池1は、セン
タープレート2、センタープレート2の一面側にあり単
位電池1の負極に当てがわれるカソードエッジ板3、お
よびセンタープレート2の他面側にあり単位電池1の正
極に当てがわれるアノードエッジ板4からなるセパレー
タと交互に積層されており、これらの単位電池1とセパ
レータとは厚板やボルト等によって締め付けられて積層
式燃料電池を構成している。
【0007】積層式燃料電池の一側縁部には燃料ガスを
供給する燃料入口マニホールド7および酸化ガスを排出
する酸化剤出口マニホールド13が交互に設けられ、他
側縁部には、燃料ガスを排出する燃料出口マニホールド
12および酸化ガスを供給する酸化剤入口マニホールド
9が交互に設けられている。
【0008】燃料入口マニホールド7から供給された燃
料ガスは、センタープレート2とアノードエッジ板4と
で形成された燃料ガス層にある燃料ガス通路6を通過す
ることにより負極へ燃料が供給されるとともに、燃料出
口マニホールド12から排出される。一方、酸化剤入口
マニホールド9から供給された酸化剤ガスは、センター
プレート2とカソードエッジ板3とで形成された酸化剤
ガス層にある酸化剤ガス通路5を通過することにより正
極へ供給されるとともに、酸化剤出口マニホールド13
から排出される。
【0009】このような積層式燃料電池にあっては、酸
化剤ガスと燃料ガスとが直接混合することがないように
するために、またこれらのガスが積層式燃料電池の側壁
14から外部へ漏洩するのを防止するために、単位電池
1とカソードエッジ板3およびアノードエッジ板4との
間をシールする必要がある。このため、従来このような
シールとしては、単位電池を積層した後、燃料電池の動
作温度まで昇温させ、昇温によって炭酸塩等の電解質を
溶解させてシールするウエットシール方式が採用されて
いた。
【0010】これに対して本出願人は、さらにガスのシ
ールを確実にするために、図8に示すように、センター
プレート2、カソードエッジ板3およびアノードエッジ
板4を有するセパレータ15と、これと上下に隣接する
他のセパレータ15との間に、リング状シール部材8を
設置して接合することにより、シールすることを提案し
た(特開平3−49160号)。
【0011】この方式におけるリング状シール部材8
は、図9に詳細に示すように、上部リング状金属部材1
6と下部リング状金属部材17との間にリング状絶縁部
材11を配置し、ろう付けあるいはセラミック結合して
構成したものである。このようなリング状シール部材8
は、セパレータ15の上部リング状金属部材16の内周
縁部16aでセンタプレート2に溶接され、下部リング
状金属部材17の端部の外周端部17aで隣接するセパ
レータ15のアノードエッジ板4に溶接されている。
【0012】なお、図9においては、燃料入口マニホー
ルド7についてのみ図示されているが、酸化剤入口マニ
ホールド9等についてもリング状シール部材が設けられ
ている。このリング状シール部材は図8に示されている
ように、上方にあるセパレータ15のカソードエッジ板
3とその下方にあるセパレータ15のセンタープレート
2との間に設けられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
燃料電池においては、図9に示すように、リング状シー
ル部材8がセパレータ15に溶接される前記内周縁部1
6a、外周縁部17aの位置は、上部リング状金属部材
16と下部リング状金属部材17とで、燃料入口マニホ
ールド7の中心軸7aから異なる距離にあるため、リン
グ状シール部材8の円周溶接を行う場合、1層の単位電
池1、セパレータ15を積層する毎に円周溶接する際の
回転移動の半径を変え、異なる半径で円周溶接を行う必
要があり、溶接作業と積層作業とを交互に行う必要があ
る等の問題がある。すなわち、単位電池1とセパレータ
15とを多数段積層した後に、溶接をまとめて行うこと
がでず、多数段の単位電池1とセパレータ15とを積層
するためには多くの時間を要するという問題点があっ
た。
【0014】また、上部及び下部の溶接部となる内周縁
部16aと外周縁部17aとはそれぞれ、リング状絶縁
部材11に対して内周縁部16aが中心軸7a側にある
のに対し外周縁部17aはリング状絶縁部材11に対し
て中心軸7aとは反対側にある。このため、燃料入口マ
ニホールド7の半径の大きさは上部リング状金属部材1
6の内周縁部16aの位置で制限されて大きくとれず、
また下部リング状金属17の外周縁部17aの位置がリ
ング状絶縁部材11に対して中心軸7aとは反対側へ張
り出しているために単位電池1の面積が制限される。こ
のため、燃料入口マニホールド7の径を大きくとれず、
またリング状シール部材8によって占有される面積の割
合が大きいため、ガスの流速が大きくなるか、または大
容量の積層式燃料電池を構成する場合には積層式燃料電
池が大型になるという問題点があった。
【0015】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題を解消し、単位電池とセパレータとを多数段
積層した後に溶接をまとめて行うことができるととも
に、積層式燃料電池を大型にしなくともガス流路の径を
大きくできるようにした積層式燃料電池を提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による積層式燃料電池は、電解質板の両面に
正極と負極を配設した単位電池と、センタープレートの
一面に燃料ガス層を形成し他面に酸化剤ガス層を形成す
るようにしたセパレータとを交互に複数積層した積層式
燃料電池において、酸化剤ガス或いは燃料ガスの供給ま
たは排出用の各マニホールドを形成するための孔部を上
記セパレータに形成するとともに、その孔部と同一形状
の開口部を有する2枚のリング状金属部材間にリング状
絶縁部材を同心状に介装したシール部材を、互いに隣接
するセパレータ間に、上記シール部材の開口部が上記セ
パレータの孔部の軸線と同一軸線上になるように配設
し、上記両リング状金属部材の前記開口部の最内周に位
置する開口内周縁部とそれぞれそのリング状金属部材が
接するセパレータの孔部の前記開口部の最内周に位置す
内周縁部とを前記開口部の最内周に位置において溶着
したことを特徴とする。
【0017】
【作用】シール部材は、マニホールドを形成するために
セパレータに形成された孔部と同一形状の開口部を有す
る2枚のリング状金属部材間にリング状絶縁部材を同心
状に介装して形成される。このシール部材を互いに隣接
するセパレータの孔部の軸線と同一軸線上になるように
配設するので、両リング状金属部材の開口内周縁部とそ
れぞれそのリング状金属部材が接するセパレータの孔部
の内周縁部とを円周溶接で溶着する場合に、一度設定し
た円周溶接の半径を変える必要がない。したがって単位
電池、セパレータおよびシール部材とを多数段積層した
後に溶接をまとめて行うことができる。
【0018】
【実施例】本発明による積層式燃料電池の実施例を図1
乃至図5を参照して説明する。図1乃至図5は、従来例
を示した図9と同様に、積層式燃料電池の燃料入口マニ
ホールド7の近傍を示す断面図である。同一の部材には
同一の符号を付して説明する。
【0019】まず図1を参照して本発明の第1実施例を
説明する。複数の単位電池1の間にその単位電池1と交
互に配設されているセパレータ15には、センタープレ
ート2とアノードエッジ板4の2枚からなる一端縁部に
燃料入口マニホールド7を形成するための円形の孔部1
0が形成されている。また、互いに隣接するセパレータ
15間にはそのセパレータ15の孔部10の軸線と同一
軸線上になるようにそれぞれシ−ル部材20配設されて
いる。上記シール部材20は、上記センタープレート2
の孔部10と同一形状の開口部10aが形成されている
上部リング状金属部材21と下部リング状金属部材22
との間にリング状絶縁部材11を同心状に介装し、ろう
付けあるいはセラミック結合により結合あいたものであ
り、上部リング状金属部材21の開口内周縁部21a
と、下部リング状金属部材22の開口内周縁部22aと
が、中心軸7aから等しい距離に位置するようにしてあ
る。そして、シ−ル部材20は、上部リング状金属部材
の開口内周縁部21aにおいてセンタープレート2の孔
部10内周縁部2aへ、また下部リング状金属部材の開
口内周縁部22aにおいてアノードエッジ板4の内周縁
部4aへ各々円周溶接されている。なお、上部リング状
金属部材21はその外周部材21はその外周縁および内
周縁が上部に屈曲され、下部リング状部材はその外周縁
および内周縁が下方に屈曲され、積層時に弾性を有する
ようにしてある。
【0020】また、図1に図示しないが、燃料入口マニ
ホールド7と反対側に設けられている燃料出口マニホー
ルド12も同様に形成されており、また酸化剤入口マニ
ホールド9、燃料出口マニホールド12および酸化剤出
口マニホールド13については、上方にあるセパレータ
15のカソードエッジ板3とこれと下方に隣接してある
セパレータ15のセンタープレート2との間にシール部
材が設けられており、上部リング状金属部材21の開口
内周縁部21aはカソードエッジ板3の内周縁部3a
へ、下部リング状金属部材22の開口内周縁部の下側溶
接部22aはセンタープレート2の内周縁部2aへ円周
溶接されている。
【0021】このように構成されたシール部材20を介
在させて積層式燃料電池を形成するためには、まず、単
位電池1とセパレータ15とを交互にまず多数積層す
る。この後に、燃料入口マニホールド7内に溶接ロボッ
ト30を挿入し、積層された上部リング状金属部材の開
口内周縁部21a、下部リング状金属部材の開口内周縁
部22aを順次セパレータ15の対応する孔部10の内
周縁と円周溶接する。
【0022】本実施例の構成によれば、セパレータ15
の孔部10と同一形状の開口部10aを有する2枚のリ
ング状金属部材21、22間にリング状絶縁部材11を
同心状に介装してシール部材20を形成し、このシール
部材20を互いに隣接するセパレータ15の孔部10の
軸線と同一軸線上になるように配設したので、各溶接部
との間で、円周溶接の際に一度設定した溶接ロボット3
0の先端部の回転移動の半径を変える必要がない。した
がって単位電池1とセパレータ15とを多数段積層した
後に溶接をまとめて行うことができる。この結果、多数
段の単位電池1とセパレータ15とを積層して、効率的
に積層式燃料電池を形成することができる。
【0023】また、シール部材20は、上部リング状金
属部材21と下部リング状金属部材22との間にリング
状絶縁部材11を同軸状に配置されて構成されているの
で、シール部材20の面積を小さくすることができる。
この結果、積層式燃料電池を大型にしなくとも燃料入口
マニホールド7等のガス流路の径を大きくとることがで
きる。
【0024】次に図2を参照して本発明の第2実施例を
説明する。図2に示すように、アノードエッジ板4の内
周縁部4aと下部リング状金属部材の開口内周縁部22
aは重なるようにして上方に曲げられ、またセンタープ
レート2の内周縁部2aと上部リング状金属部材の開口
内周縁部21aは重なるようにして下方へ曲げられてい
る。そして、アノードエッジ板4とセンタープレート2
とで挟まれて形成される燃料ガス通路6の内周縁部6a
には、広がった開口を有するベルマウスが形成されてい
る。
【0025】本実施例の構成によれば、アノードエッジ
板4の内周縁部4aと下部リング状金属部材の開口内周
縁部22aおよびセンタープレート2の内周縁部2aと
上部リング状金属部材の開口内周縁部21aは各々重な
るように曲げられているので、シール部材20を積層す
るときに、位置決めを容易にすることができる。また、
燃料ガス通路6の内周縁部6aにはベルマウスが形成さ
れているので、ガスの供給、排出における圧力損失を小
さくすることができる。
【0026】次に図3乃至図5を参照して本発明の第3
実施例を説明する。図3乃至図5に示すシール部材20
はいずれも、単位電池1等の積層方向に対して一層柔軟
な構造になるように構成されたものである。
【0027】図3に示すシール部材20においては、セ
ンタープレート2の内周縁部2aは下方へ曲げられ、ま
た上部リング状金属部材の開口内周縁部21aは上方へ
曲げられている。内周縁部2aと開口内周縁部21aと
は、丸い開口23を形成するように溶接して接続されて
いる。また、下部リング状金属部材22は、図2におけ
る場合に比べて広い面積に渡ってアノードエッジ板4に
接するように配置されている。
【0028】また、図4に示すシール部材20において
は、上部リング状金属部材21の開口内周縁部21aの
近傍にはS字状部21bが形成されている。
【0029】また、図5に示すシール部材20において
は、上部リング状金属部材21は、開口24、25を形
成するように折り重なれた形状を有する。
【0030】本実施例の構成によれば、開口23、S字
状部21b、または開口24、25を形成するようにし
たので、単位電池1等の積層方向に対して積層式燃料電
池を柔軟な構造になるように構成することができる。こ
の結果、積層式燃料電池において単位電池1等の積層方
向に対して生じる歪み等を効率的に吸収することができ
る。
【0031】なお、本発明の実施例の説明において、シ
ール部材20を燃料入口マニホールド7がリング状の場
合について説明したが、ここでリング状とは円形状に限
らず、例えば正方形の形状であってもよい。また、シー
ル部材20が燃料入口マニホールド7を形成する場合に
ついて詳細に示したが、燃料入口マニホールド7の場合
に限らず、燃料出口マニホールド12、酸化剤入口マニ
ホールド9、または酸化剤出口マニホールド13につい
ても、燃料入口マニホールド7の場合と実質的に同様に
適用することができる。
【0032】次に、上述した種々の実施例で説明したシ
ール部材20を用いて、積層式燃料電池を形成する方法
を詳細に説明する。
【0033】まず、燃料入口マニホールド7、酸化剤入
口マニホールド9、燃料出口マニホールド12および酸
化剤出口マニホールド13を形成するために設けた孔部
10の径よりわずかに小さい径を有する丸棒または管か
らなる複数の位置合わせ棒を燃料入口マニホールド7等
が占める所定位置に垂直に保持する。次に、セパレータ
15の孔部10等を位置合わせ棒へ挿し入れる。次に、
位置合わせ棒へ挿し入れられたセパレータ15の上に単
位電池1を位置合わせして配設するとともに、シール部
材20の開口部10aを位置合わせ棒へ挿し入れて、前
に挿し入れされたセパレータ15に位置合わせして積層
する。同様にして、単位電池1を順次介装しながら複数
のセパレータ15、およびシール部材20を位置合わせ
棒に挿し入れて位置合わせして積層し、適宜締付け部材
によって上下方向の締付けを行う。この締付け部材とし
ては孔部10の径より大きい径を有する位置合わせ棒に
捩合されるナット等を用いることができる。
【0034】このようにして複数のセパレータ15、燃
料電池1およびシール部材20を位置合わせして積層し
た後、位置合わせ棒を上方または下方へ一部引き抜く。
【0035】次に、燃料入口マニホールド7等の内部へ
下方または上方より、溶接ロボット30を挿入する。そ
して、溶接ロボット30の先端部を下部リング状金属部
材22の開口内周縁部22aの近傍に位置合わせし、溶
接ロボット30の先端部を燃料入口マニホールド7の内
径よりわずかに小さい所定半径で同一平面内を回転移動
させて開口内周縁部22aと内周縁部4aとを円周溶接
する。次に、溶接ロボット30の先端部を上方へ垂直へ
並進移動させ、上部リング状金属部材21の上側溶接部
21aの近傍に位置合わせし、溶接ロボット30の先端
部の回転移動の半径を変化させずに所定半径で同一平面
内を回転移動させ、上側溶接部21aと内周縁部2aと
を円周溶接する。同様にして、適当に位置合わせ棒を引
き抜き、位置合わせ棒の入っていない燃料入口マニホー
ルド7内を溶接ロボット30の先端部を上方へ垂直に並
進移動させ、シール部材20とセパレータ15との円周
溶接を行う。なお、酸化剤入口マニホールド9、燃料出
口マニホールド12および酸化剤出口マニホールド13
にたいしても、燃料入口マニホールド7の場合と同様に
円周溶接を行うことができる。
【0036】上述した積層式燃料電池の形成方法によれ
ば、セパレータ15の孔部10と同一形状の開口部10
aを有するシール部材20を互いに隣接するセパレータ
15の孔部10の軸線と同一軸線上になるようにし、複
数の単位電池1、セパレータ15およびシール部材20
とをまず多数段積層して締付け、この後に、一度設定し
た溶接ロボット30の先端部の回転移動の半径を変化さ
せることなく順次複数のセパレータ15とシール部材2
0とをまとめて円周溶接することができる。この結果、
効率的に積層式燃料電池を形成することができる。
【0037】また、位置合わせ棒を用いることにより、
複数のセパレータ15およびシール部材20とを容易に
位置合わせすることができる。また、この位置合わせ棒
を燃料入口マニホールド7等から一部ずつ引き抜きなが
ら円周溶接を行うことができるので、複数のセパレータ
15およびシール部材20の位置合わせをくずすことな
く円周溶接の作業を行うことができる。
【0038】なお、上述の積層式燃料電池の形成方法に
おいて、位置合わせ棒による複数のセパレータ15等の
位置合わせは必ずしも必須ではなく、他の方法による位
置合わせも可能である。例えば図3に示したように燃料
ガス通路6の内周縁部6aにベルマウスを形成したりす
ることによって複数のセパレータ15等を位置合わせす
ることも可能である。また、互いに位置合わせをするた
めの凹凸をセパレータ15等に設けることによっても可
能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、各マニホールドを形成するための孔部をセパレー
タに形成するとともに、その孔部と同一形状の開口部を
有する2枚のリング状金属部材間にリング状絶縁部材を
同心状に介装したシール部材を、互いに隣接するセパレ
ータの孔部の軸線と同一軸線上になるように配設したの
で、上記両リング状金属部材の開口内周縁部とそれぞれ
そのリング状金属部材が接するセパレータの孔部の内周
縁部とを円周溶接で溶着する場合に、一度設定した円周
溶接の半径を変える必要がなく、したがって単位電池、
セパレータおよびシール部材とを多数段積層した後に溶
接をまとめて行うことができる。この結果、効率的に積
層式燃料電池を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による積層式燃料電池の第1実施例の燃
料入口マニホールドの近傍を示す断面図。
【図2】同第2実施例を示す断面図。
【図3】同第3実施例を示す断面図。
【図4】第3実施例の変形例を示す断面図。
【図5】第3実施例の他の変形例を示す断面図。
【図6】従来の積層式燃料電池の外観を示す斜視図。
【図7】従来の積層式燃料電池の燃料入口マニホールド
の近傍を示す断面図。
【図8】従来の他の積層式燃料電池の燃料入口マニホー
ルドの近傍を示す断面図。
【図9】図8に示すリング状シール部材8を詳細に示す
断面図。
【符号の説明】
1 単位電池 2 センタープレート 3 カソードエッジ板 4 アノードエッジ板 5 酸化剤ガス通路 6 燃料ガス通路 7 燃料入口マニホールド 7a 中心軸 8 従来のリング状シール部材 9 酸化剤入口マニホールド 11 絶縁部材7 12 燃料出口マニホールド 13 酸化剤出口マニホールド 14 側壁 15 セパレータ 16 上部リング状金属部材 17 下部リング状金属部材 20 シール部材 21 上部リング状金属部材 21a 開口内周縁部 22 下部リング状金属部材 22a 開口内周縁部 23 開口 24 開口 25 開口 30 溶接ロボット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解質板の両面に正極と負極を配設した単
    位電池と、センタープレートの一面に燃料ガス層を形成
    し他面に酸化剤ガス層を形成するようにしたセパレータ
    とを交互に複数積層した積層式燃料電池において、 酸化剤ガス或いは燃料ガスの供給または排出用の各マニ
    ホールドを形成するための孔部を上記セパレータに形成
    するとともに、その孔部と同一形状の開口部を有する2
    枚のリング状金属部材間にリング状絶縁部材を同心状に
    介装したシール部材を、互いに隣接するセパレータ間
    に、上記シール部材の開口部が上記セパレータの孔部の
    軸線と同一軸線上になるように配設し、上記両リング状
    金属部材の前記開口部の最内周に位置する開口内周縁部
    とそれぞれそのリング状金属部材が接するセパレータの
    孔部の前記開口部の最内周に位置する内周縁部とを前記
    開口部の最内周に位置において溶着したことを特徴とす
    る積層式燃料電池。
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