JP2829090B2 - 大空間を有する大型建造物 - Google Patents

大空間を有する大型建造物

Info

Publication number
JP2829090B2
JP2829090B2 JP9842990A JP9842990A JP2829090B2 JP 2829090 B2 JP2829090 B2 JP 2829090B2 JP 9842990 A JP9842990 A JP 9842990A JP 9842990 A JP9842990 A JP 9842990A JP 2829090 B2 JP2829090 B2 JP 2829090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
large space
building
scaffold
lighting device
structural steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9842990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03297002A (ja
Inventor
邦博 坪井
増彦 早川
秀二 五藤
信市 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP9842990A priority Critical patent/JP2829090B2/ja
Publication of JPH03297002A publication Critical patent/JPH03297002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2829090B2 publication Critical patent/JP2829090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Movable Scaffolding (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、多目的ホール等の大空間を有する
大型建造物に関する。
〔従来の技術〕
一般に、例えば、多目的ホール等の大空間を有する大
型建造物では、天井設置の設備器具,機器,ランプ取替
等の維持管理のために、大空間の上方にたな足場が設け
られている(例えば、実開昭63−117845号公報参照)。
また、大型建造物の大空間の上方には、大空間の下方
を照らすため照明装置が配置されている。
そして、このような照明装置は、大空間の上方に配置
されたたな足場を利用することによりメンテナンスが行
なわれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来では、大空間の上方に、たな足場
と照明装置が別個に設けられていたため、これらのたな
足場と照明装置を大空間の上方に設けるための取付部材
がそれぞれ別個に必要となり、多数の取付部材が大空間
の上方に配置されることにより大空間の上方が雑然とな
り、大型建造物の大空間の美観に悪影響を与えるという
問題があった。
また、たな足場と照明装置を、大空間の上方に取付部
材によりそれぞれ別個に取り付けていたので、それぞれ
別個の取付部材が必要となり、不経済であるという問題
があった。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、たな足場の下方に照明装置を取り付けること
により、大空間の上方における美観を向上することがで
きるとともに、照明装置を経済的に取り付けることがで
きる大空間を有する大型建造物を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の大空間を有する大型建造物は、大型建
造物の大空間の上方に、作業をするためのたな足場を設
けてなる大空間を有する大型建造物において、たな足場
は、大空間の上方に配設された構造用鉄骨材に沿ってこ
の構造用鉄骨材の下方に固定されるとともに、下方に照
明装置を配置してなることを特徴とするものである。
請求項2記載の大空間を有する大型建造物は、大空間
の上方には、屋根を構築するための構造用鉄骨材が配置
されていることを特徴とするものである。
〔作 用〕
請求項1記載の大空間を有する大型建造物では、大空
間の上方に設けられたたな足場の下方に照明装置を固定
したので、照明装置をたな足場よりも下方に配置するこ
と可能となり、大空間の下方から上方を見上げても、照
明によりたな足場が浮き上がって見えることがない。
また、大空間の上方に別個の取付部材を設けることな
く、大空間の上方に照明装置を取り付けることが可能と
なる。
請求項2記載の大空間を有する大型建造物では、請求
項1記載の大空間を有する大型建造物において、たな足
場よりも下方に照明装置を配置したので、大空間の下方
から上方を見上げても、照明によりたな足場が浮き上が
って見えることがない。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を図面に示す一実施例について説
明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る大空間を有する大
型建造物を示すもので、符号31は、多目的ホール等の大
型建造物を示している。
この大型建造物31は円柱状に形成されており、その内
部には、例えば、演劇,講演等を行なうための大空間33
が形成されている。
この大空間33の下方には客席35が形成され、この客席
35の前方にはステージ37が形成されている。
また、客席35の後方には調整室39が形成されており、
この調整室39にはビデオプロジェクタ41が配置されてい
る。
そして、大空間33の上方には、H型鋼からなる構造用
鉄骨材43により屋根45が構築されている。
すなわち、構造用鉄骨材43は、第1図および第2図に
示すように、屋根45の中心部46から放射状に10本配置さ
れており、これらの構造用鉄骨材43は、屋根45の中心部
46から端部に行くにつれて少々低くなるように配置され
ている。これらの構造用鉄骨材43は、屋根45の中心部46
を中心として環状に配置された連結用の構造用鉄骨材47
により連結されている。これらの構造用鉄骨材43,47の
上部には、屋根板48が載置されており、これにより、屋
根45が形成されている。
そして、大型建造物31の大空間33の上方には、第1図
に示したように、作業をするためのたな足場49が設けら
れている。
このたな足場49は、大空間33の上方に配設された構造
用鉄骨材43,47に固定されており、このたな足場49は、
構造用鉄骨材43,47の下方に、かつ、構造用鉄骨材43,47
に沿って固定されている。
すなわち、たな足場49は、第3図に示すように、環状
に形成されて環状足場51とれ、これらの環状足場51が、
屋根45の中心部46を中心として同心円状に配置されてい
る。
これらの同心円状の環状足場51は、第2図および第3
図に示したように、連結用の構造用鉄骨材47に沿って環
状に形成され、渡り足場53により相互に連結されてい
る。これらの渡り足場53は、構造用鉄骨材43の下方に、
かつ、構造用鉄骨材43に沿って配置されている。
たな足場49は、第4図ないし第6図に示すように、一
対の吊り部材55を、構造用鉄骨材43,47の軸長方向に所
定間隔を置いて、かつ、下方に向けて多数組溶着し、多
数組の吊り部材55を溝形鋼からなる連結部材57により相
互に連結し、連結部材57間にL形鋼からなる支持部材59
を配置し、連結部材57と支持部材59の上部にエキスパン
ションメタルからなる歩行板61を配置することにより形
成されている。
吊り部材55間には、手すり63が掛け渡されている。
また、たな足場49には、第7図に示すように、照明装
置65が固定され、この照明装置65は、たな足場49よりも
下方に配置されている。
すなわち、第8図および第9図に示すように、たな足
場49を構成する連結部材57に、L形鋼からなる支持部材
67が2個固定され、これらの支持部材67に固定された吊
下部材69に、メイン照明,サブ照明,非常用照明等から
なる照明器具71が吊り下げられている。
さらに、たな足場49には、第7図に示したように、メ
ッシュ状の天井板79が固定され、この天井板79は、たな
足場49よりも下方に配置されている。
すなわち、第10図に示すように、たな足場49を構成す
る連結部材57には、L形鋼からなる支持部材81が固定さ
れ、この支持部材81には吊下部材83が固定されている。
この吊下部材83には溝形鋼からなる固定部材85が固定さ
れ、この固定部材85にメッシュ状の天井板79が固定され
ている。
天井板79は、第2図に示したように、構造用鉄骨材4
3,47により囲まれた台形形状に対応するようにそれぞれ
台形形状に形成されており、これらの天井板79が、たな
足場49間に位置するように配置されている。
これらの天井板79は、第10図に示したように、ボルト
89により、吊下部材83に固定部材85を対向して固定し、
これらの固定部材85の下側フランジ91の上面に端部を固
定することにより、相互に連結支持されている。固定部
材85間には目隠板93が配置されている。
以上のように構成された大空間を有する大型建造物で
は、大空間33の上方に配設された構造用鉄骨材43,47に
沿ってこの構造用鉄骨材43,47の下方に固定されるたな
足場49の下方に照明装置65を固定することにより、照明
装置65が、大空間33の上方に、別個の取付部材を設ける
ことなく取り付けられる。
また、照明装置65は、たな足場49よりも下方に配置さ
れているので、大空間33の下方から上方を見上げても、
照明によりたな足場49が浮き上がって見えることがな
い。
しかして、以上のように構成された大空間を有する大
型建造物では、大空間33の上方に設けられたたな足場49
に照明装置65を固定したので、照明装置65を取り付ける
ための取付部材を別個に設けることなく、大空間33の上
方に照明装置65を取り付けることができ、これにより、
屋根裏を簡素化することができ、屋根裏の美観を向上す
ることができるとともに、別個の取付部材が不要となる
ので、経済的なものとすることができる。さらに、たな
足場49を利用することにより、照明装置65のメンテナン
スを従来よりも容易かつ安全に行なうことができる。
また、照明装置65を、たな足場49よりも下方に配置し
たので、大空間33の下方から上方を見上げても、照明に
よりたな足場49が浮き上がって見えることがなく、これ
により、屋根裏の美観をさらに向上することができる。
さらに、たな足場49を、大空間33の上方に配設された
構造用鉄骨材43,47に沿って、その構造用鉄骨材43,47の
下方に固定したので、大空間33の下方から上方を見上げ
ると、たな足場49により、屋根45を構築する構造用鉄骨
材43,47が隠蔽され、屋根裏をすっきりした構成とする
ことができ、屋根裏の美観を大幅に向上することができ
る。
また、たな足場49を環状に形成した環状足場51を同心
状に設け、これらの同心状の環状足場51を渡り足場53に
より相互に連結したので、環状足場51近傍の作業を行な
う際には、同心状に設けられた環状足場51を渡り歩くこ
とにより、各環状足場51間を自由に行き来することが可
能となり、たな足場49を使用して作業を容易かつ安全に
行なうことができる。
さらに、メッシュ状の天井板79を、大空間33の上方に
設けられたたな足場49に固定したので、天井板79を取り
付けるための取付部材を別個に設けることなく、大空間
33の上方に天井板79を取り付けることができ、これによ
り、屋根裏を簡素化することができ、屋根裏の美観を向
上することができるとともに、たな足場49を利用するこ
とにより、天井のメンテナンスを従来よりも容易かつ安
全に行なうことができ、さらに、大空間33の下方から上
方を見上げると、天井裏が透けて見えるため、種々のメ
ンテナンスに利用することができる。
なお、上記実施例では、大空間33の上方に、屋根45を
構築する構造用鉄骨材43,47を配設した例について説明
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、例えば、大型建造物の1階部分に、大空間を形成
し、この大空間を区画するための構造用鉄骨材にたな足
場を形成しても、上記実施例とほぼ同様の効果を得るこ
とができる。
〔発明の効果〕
請求項1記載の大空間を有する大型建造物では、大空
間の上方に設けられたたな足場に照明装置を固定したの
で、大空間の下方から上方を見上げても、照明によりた
な足場が浮き上がって見えることがなく、大空間の上方
における美観をさらに向上することができる。
また、大空間の上方に別個の取付部材を設けることな
く、大空間の上方に照明装置が取り付けられ、大空間の
上方における美観を向上することができるとともに、別
個の取付部材が不要となるので、照明装置を経済的に取
り付けることができる。
請求項2記載の大空間を有する大型建造物では、請求
項1記載の大空間を有する大型建造物の照明装置におい
て、たな足場よりも下方に照明装置を配置したので、大
空間の下方から上方を見上げても、照明によりたな足場
が浮き上がって見えることがなく、大空間の上方におけ
る美観をさらに向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る大空間を有する大型建
造物を示す縦断面図である。 第2図は第1図の構造用鉄骨材の配設状態を示す平面図
である。 第3図はたな足場の配設状態を示す平面図である。 第4図は第1図のたな足場を示す側面図である。 第5図は第4図の連結部材およびその近傍を拡大して示
す側面図である。 第6図は第4図のたな足場を示す正面図である。 第7図はたな足場に照明装置および天井板を固定した状
態を示す正面図である。 第8図はたな足場に照明装置を固定した状態の詳細を示
す側面図である。 第9図は第8図の照明装置およびその近傍を示す平面図
である。 第10図はたな足場に天井板を固定した状態の詳細を示す
断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……大型建造物 33……大空間 43,47……構造用鉄骨材 45……屋根 49……たな足場 65……照明装置。
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 信市 愛知県名古屋市中区錦1丁目18番22号 株式会社竹中工務店名古屋支店内 (56)参考文献 国際公開89/5421(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21P 5/00 E04G 3/10 E04G 1/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大型建造物の大空間の上方に、作業をする
    ためのたな足場を設けてなる大空間を有する大型建造物
    において、 前記たな足場は、前記大空間の上方に配設された構造用
    鉄骨材に沿ってこの構造用鉄骨材の下方に固定されると
    ともに、下方に照明装置を配置してなる ことを特徴とする大空間を有する大型建造物。
  2. 【請求項2】大空間の上方には、屋根を構築するための
    構造用鉄骨材が配置されていることを特徴とする請求項
    1記載の大空間を有する大型建造物。
JP9842990A 1990-04-13 1990-04-13 大空間を有する大型建造物 Expired - Fee Related JP2829090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9842990A JP2829090B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 大空間を有する大型建造物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9842990A JP2829090B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 大空間を有する大型建造物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03297002A JPH03297002A (ja) 1991-12-27
JP2829090B2 true JP2829090B2 (ja) 1998-11-25

Family

ID=14219567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9842990A Expired - Fee Related JP2829090B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-13 大空間を有する大型建造物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2829090B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03297002A (ja) 1991-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109505430B (zh) 剧场结构
JP2829090B2 (ja) 大空間を有する大型建造物
JP2778799B2 (ja) 大空間を有する大型建造物のたな足場
JP2016089601A (ja) 通信用鉄塔の塗装工事に用いられる吊り足場および養生ネット設置装置
JP2778800B2 (ja) 大空間を有する大型建造物のたな足場
JP2001171964A (ja) 乗客コンベアの工事方法及び乗客コンベアの養生装置
EP0273996B1 (en) A method and system for preparing an exhibition space
JP6032477B2 (ja) 天井システム
JPH03295976A (ja) 大空間を有する大型建造物の天井
JP6120115B1 (ja) 屋内又は屋外空間部用のネット体、及び該屋内又は屋外空間部用のネット体の吊り張り方法
JP2780033B2 (ja) 劇場等における吊物装置
RU159929U1 (ru) Устройство для монтажа подвесного осветительного прибора на натяжной потолок
CN114164981B (zh) 集成吊顶结构和集成吊顶结构的安装方法
JP3940068B2 (ja) テーブル付き構造体
JP6923818B2 (ja) 灯具の取付方法、灯具、および建築物を建設する方法
JPH07166634A (ja) システム天井とその施工法
US20080089074A1 (en) High Bay Lighting Shade
JPH06240873A (ja) 天井の施工方法
JP3753409B2 (ja) エスカレータの工事用仕切柵
JP2009041307A (ja) 支持架台、その設置方法及び建築物
JPH0441746B2 (ja)
JP2021005547A (ja) 照明装置および建築物を建設する方法
JP2007205065A (ja) 仮設天井およびこれを用いた天井裏空間の施工方法
JPH08253969A (ja) ユニット建物及びエレベータの施工方法
JPH1139928A (ja) ダウンライト形照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080918

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090918

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees