JP2828702B2 - インクシート頭出し装置 - Google Patents
インクシート頭出し装置Info
- Publication number
- JP2828702B2 JP2828702B2 JP31486389A JP31486389A JP2828702B2 JP 2828702 B2 JP2828702 B2 JP 2828702B2 JP 31486389 A JP31486389 A JP 31486389A JP 31486389 A JP31486389 A JP 31486389A JP 2828702 B2 JP2828702 B2 JP 2828702B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink sheet
- ink
- light
- ink layer
- receiving element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、複数のインク層が一組として所定の色順序
で設けられているインクシートをサーマルヘッドにて加
熱して、所望の画像や文字等を記録用紙に記録(印写)
するビデオプリンタ等に適用されるインクシート頭出し
装置に関する。
で設けられているインクシートをサーマルヘッドにて加
熱して、所望の画像や文字等を記録用紙に記録(印写)
するビデオプリンタ等に適用されるインクシート頭出し
装置に関する。
(ロ)従来の技術 この種のビデオプリンタは装着されたインクシートを
プラテンとサーマルヘッドとの間で連続的に走行させる
構造にしている。一方、インクシートには、例えば、第
8図に示すように、イエローインク層Y、マゼンタイン
ク層M、シアンインク層Cを一組として、これらのイン
ク層がこの色順序で設けられている。従って、記録用紙
にインクシートのイエローインク層Y部を押し付け、サ
ーマルヘッドにてインクシートを加熱すると、先ず、記
録用紙にイエローインクが印刷される。次に、インクシ
ートのマゼンタインク層M部、シアンインク層C部を順
次押し付け、かつ押し付ける毎にサーマルヘッドにて加
熱すると、記録用紙にマゼンタインク、シアンインクが
重ね合わせ印写される。
プラテンとサーマルヘッドとの間で連続的に走行させる
構造にしている。一方、インクシートには、例えば、第
8図に示すように、イエローインク層Y、マゼンタイン
ク層M、シアンインク層Cを一組として、これらのイン
ク層がこの色順序で設けられている。従って、記録用紙
にインクシートのイエローインク層Y部を押し付け、サ
ーマルヘッドにてインクシートを加熱すると、先ず、記
録用紙にイエローインクが印刷される。次に、インクシ
ートのマゼンタインク層M部、シアンインク層C部を順
次押し付け、かつ押し付ける毎にサーマルヘッドにて加
熱すると、記録用紙にマゼンタインク、シアンインクが
重ね合わせ印写される。
ところで、上記重ね合わせ印写等を行うには各インク
層を印写位置に位置決め(頭出し)するために判別する
必要がある。そこで従来は、特開昭63−231976(第8
図)に示すように、一組のインクシートの先端であるイ
エローインク層Yの端部に対応させて頭出し用のバーコ
ード14を設けるとともに、インクシートを挟んでそれぞ
れ光源16aと受光素子16bを対向させて配置し(図示せ
ず)、受光素子にてバーコード14を検出し、印写位置を
頭出し判別するようにしていた。
層を印写位置に位置決め(頭出し)するために判別する
必要がある。そこで従来は、特開昭63−231976(第8
図)に示すように、一組のインクシートの先端であるイ
エローインク層Yの端部に対応させて頭出し用のバーコ
ード14を設けるとともに、インクシートを挟んでそれぞ
れ光源16aと受光素子16bを対向させて配置し(図示せ
ず)、受光素子にてバーコード14を検出し、印写位置を
頭出し判別するようにしていた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、従来のようにイエローインク層Yに対応させ
て頭出し用にバーコード14を設けると、インクシートの
幅をバーコード14を設ける分だけ大きくせざるを得ず、
またバーコード14を設けるための着色やその塗布工程が
必要となってしまう。従って、インクシートの製造コス
トが嵩みインクシートが高価になる欠点があった。
て頭出し用にバーコード14を設けると、インクシートの
幅をバーコード14を設ける分だけ大きくせざるを得ず、
またバーコード14を設けるための着色やその塗布工程が
必要となってしまう。従って、インクシートの製造コス
トが嵩みインクシートが高価になる欠点があった。
更に、光源16aと受光素子16bをそれぞれ対向させて配
しているので、部品のスペースが必要となり装置全体が
大きくなる欠点がある。
しているので、部品のスペースが必要となり装置全体が
大きくなる欠点がある。
また、ワープロ等の白黒のインクシート挟んで一方側
の光源と受光素子を設け、他方の側に反射板を設けたイ
ンクシートの頭出しを行う装置が第3図(a)(b)に
示すように提案されている。
の光源と受光素子を設け、他方の側に反射板を設けたイ
ンクシートの頭出しを行う装置が第3図(a)(b)に
示すように提案されている。
6はインクシートを拡大した図である。即ち6aは耐熱
用のバックコート面、6bはPETフィルムであり、この表
層面に昇華性の染料が付加されている。よって第3図
(a)の正面図から示すようにインクシート6と反射板
15とが略平行となっている場合、インクシート6を透過
して反射板15にて反射する光路Aと、バックコート面6a
で反射される光路Bと、PETフィルムの表面で反射する
光路Cとがあり、インク層の検出に全く貢献しない光路
B、Cもフォトトランジスタで検出するため検出精度が
著しく悪化する。また更に、第3図(b)に示すよう
に、側面から見ても略平行となっているので光路A、
B、Cも上述と同じようにインク層の検出に全く貢献し
ない光路B、Cもフォトトランジスタで検出するため検
出精度が著しく悪化する。しかし、この場合、白黒イン
クシートであるため多少検出精度が悪化しても頭出しは
できるが、カラーインクシートの場合は誤動作を生じる
場合がある。
用のバックコート面、6bはPETフィルムであり、この表
層面に昇華性の染料が付加されている。よって第3図
(a)の正面図から示すようにインクシート6と反射板
15とが略平行となっている場合、インクシート6を透過
して反射板15にて反射する光路Aと、バックコート面6a
で反射される光路Bと、PETフィルムの表面で反射する
光路Cとがあり、インク層の検出に全く貢献しない光路
B、Cもフォトトランジスタで検出するため検出精度が
著しく悪化する。また更に、第3図(b)に示すよう
に、側面から見ても略平行となっているので光路A、
B、Cも上述と同じようにインク層の検出に全く貢献し
ない光路B、Cもフォトトランジスタで検出するため検
出精度が著しく悪化する。しかし、この場合、白黒イン
クシートであるため多少検出精度が悪化しても頭出しは
できるが、カラーインクシートの場合は誤動作を生じる
場合がある。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明によるインクシート頭出し装置は、複数のイン
ク層が一組として所定の色順序で設けられているインク
シートと、該インクシートのインク層を所定の位置に頭
出しするインクシート頭出し装置において、インクシー
トを挟んで一方の側に所定波長の光を照射する光源と、
該光を受光する受光素子を配し、他方の側には、前記光
源からの光を前記受光素子に反射させる反射板を設ける
とともに、前記反射板と前記インクシートとのなす角度
5゜以上に設定し、かつ前記反射板は、前記光源と前記
受光素子のそれぞれ中心を結ぶ線間距離の2倍の長さよ
り短い反射面としたものである。
ク層が一組として所定の色順序で設けられているインク
シートと、該インクシートのインク層を所定の位置に頭
出しするインクシート頭出し装置において、インクシー
トを挟んで一方の側に所定波長の光を照射する光源と、
該光を受光する受光素子を配し、他方の側には、前記光
源からの光を前記受光素子に反射させる反射板を設ける
とともに、前記反射板と前記インクシートとのなす角度
5゜以上に設定し、かつ前記反射板は、前記光源と前記
受光素子のそれぞれ中心を結ぶ線間距離の2倍の長さよ
り短い反射面としたものである。
また、複数のインク層が一組として所定の色順序で設
けられているインクシートと、該インクシートのインク
層を所定の位置に頭出しするインクシート頭出し装置に
おいて、インクシートを挟んで一方の側に所定波長の光
を照射する光源と、該光を受光する受光素子を配し、他
方の側には、前記光源からの光を前記受光素子に反射さ
せる反射板を設けるとともに、前記反射板と前記インク
シートとのなす角度5゜以上に設定し、かつ前記反射板
は、反射面が凹面で構成されたものである。
けられているインクシートと、該インクシートのインク
層を所定の位置に頭出しするインクシート頭出し装置に
おいて、インクシートを挟んで一方の側に所定波長の光
を照射する光源と、該光を受光する受光素子を配し、他
方の側には、前記光源からの光を前記受光素子に反射さ
せる反射板を設けるとともに、前記反射板と前記インク
シートとのなす角度5゜以上に設定し、かつ前記反射板
は、反射面が凹面で構成されたものである。
(ホ)作 用 かかる本発明によれば、インクシートを挟んで一方の
側に所定波長の光を照射する光源と、光を受光する受光
素子を配し、他方の側には、光源からの光を受光素子に
反射させる反射板を設けるとともに、反射板と前記イン
クシートとのなす角度5゜以上に設定し、且つ反射板
は、光源と受光素子のぞれぞれ中心を結ぶ線間距離の2
倍の長さより短い反射面としたので、装置全体が小型化
できると共に、反射面を介した外来光による検出精度の
悪化を防止することができ、かつ高精度でインク層の検
出を行うことができる。
側に所定波長の光を照射する光源と、光を受光する受光
素子を配し、他方の側には、光源からの光を受光素子に
反射させる反射板を設けるとともに、反射板と前記イン
クシートとのなす角度5゜以上に設定し、且つ反射板
は、光源と受光素子のぞれぞれ中心を結ぶ線間距離の2
倍の長さより短い反射面としたので、装置全体が小型化
できると共に、反射面を介した外来光による検出精度の
悪化を防止することができ、かつ高精度でインク層の検
出を行うことができる。
また、インクシートを挟んで一方の側に所定波長の光
を照射する光源と、光を受光する受光素子を配し、他方
の側には、光源からの光を受光素子に反射させる反射板
を設けるとともに、反射板とインクシートとのなす角度
を5゜以上に設定し、かつ反射板は、反射面が凹面で構
成されているのて、装置全体が小型化でき、かつ高精度
でインク層の検出を行うことができる。
を照射する光源と、光を受光する受光素子を配し、他方
の側には、光源からの光を受光素子に反射させる反射板
を設けるとともに、反射板とインクシートとのなす角度
を5゜以上に設定し、かつ反射板は、反射面が凹面で構
成されているのて、装置全体が小型化でき、かつ高精度
でインク層の検出を行うことができる。
(ヘ)実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
本発明にかかるインクシート頭出し装置は、第1図に
示すように、プラテン1を備えている。このプラテン1
の外周面の一部には、記録用紙3をクランプするクラン
パー2を配しており、所定の位置に記録用紙3が到来す
ると、クランパー2により記録用紙3をクランプする。
示すように、プラテン1を備えている。このプラテン1
の外周面の一部には、記録用紙3をクランプするクラン
パー2を配しており、所定の位置に記録用紙3が到来す
ると、クランパー2により記録用紙3をクランプする。
プラテン1の上部には通電制御部4にて後述するよう
に制御されるサーマルヘッド5が配されている。このサ
ーマルヘッド5は図示しない取付台に固定され、この取
付台の揺動によりインクシート6を介してプラテン1の
外周面に押しつけられる。インクシート6の使用済み部
分は巻取りローラ7に巻取られる。巻取りローラ7は図
示しない減速機構等を介してモータ8にて回転駆動され
る。未使用のロール状のインクシート6は供給ローラ9
に装着され、供給ローラ9は巻取りローラ7の回転駆動
により従来回転してインクシート6を供給する。
に制御されるサーマルヘッド5が配されている。このサ
ーマルヘッド5は図示しない取付台に固定され、この取
付台の揺動によりインクシート6を介してプラテン1の
外周面に押しつけられる。インクシート6の使用済み部
分は巻取りローラ7に巻取られる。巻取りローラ7は図
示しない減速機構等を介してモータ8にて回転駆動され
る。未使用のロール状のインクシート6は供給ローラ9
に装着され、供給ローラ9は巻取りローラ7の回転駆動
により従来回転してインクシート6を供給する。
さて、プラテン1の近傍には600〜750nm波長の光を照
射する赤色発光LED10と、受光素子であるフォトトラン
ジスタ11(或るいはフォトダイオード)とを一体にして
同一側に配されている。また、インクシート6を介して
反対側に反射板15を備えている。
射する赤色発光LED10と、受光素子であるフォトトラン
ジスタ11(或るいはフォトダイオード)とを一体にして
同一側に配されている。また、インクシート6を介して
反対側に反射板15を備えている。
よって、赤色発光LED10よりインクシート6に照射さ
れた赤色光がインクシート6のインク層を透過して反射
板15にて反射され、再びインク層を透過してフォトトラ
ンジスタ11にて受光されたとき検出信号(光電流)を出
力する。この検出信号は電流−電圧変換幅器12で電圧に
変換され、増幅器13で増幅されてインク層判別手段14に
て各インク層のうち1つ(例えば、先端であるイエロー
インク層Y)のインク層を判別して頭出しをする。
れた赤色光がインクシート6のインク層を透過して反射
板15にて反射され、再びインク層を透過してフォトトラ
ンジスタ11にて受光されたとき検出信号(光電流)を出
力する。この検出信号は電流−電圧変換幅器12で電圧に
変換され、増幅器13で増幅されてインク層判別手段14に
て各インク層のうち1つ(例えば、先端であるイエロー
インク層Y)のインク層を判別して頭出しをする。
一方、インクシート6は、第2図に示すようにイエロ
ーインク層Y、マゼンタインク層M、シアンインク層C
を一組として多数組のインク層がこの順序で設けられて
いる。また、1つのインク層から次のインク層までの長
さ1は同じ長さとしている。
ーインク層Y、マゼンタインク層M、シアンインク層C
を一組として多数組のインク層がこの順序で設けられて
いる。また、1つのインク層から次のインク層までの長
さ1は同じ長さとしている。
そして、インクシート6の端部には従来設けられてい
たバーコード14が設けられておらず、よってインクシー
ト6の幅は小さくなっている。更にインクシート6の走
行方向に対する長さも従来と同じ長さでインク層を増や
すことができる。
たバーコード14が設けられておらず、よってインクシー
ト6の幅は小さくなっている。更にインクシート6の走
行方向に対する長さも従来と同じ長さでインク層を増や
すことができる。
ところで、インクシート6を矢印方向に走行させた場
合、各組において先端となるイエローインク層Yが印写
開始位置として頭出しされるが、このイエローインク層
Yとマゼンタインク層Mとは赤色発光LED10より出力さ
れる赤色光を透過させる。これに対して、シアンインク
層Cは赤色光を透過させずに遮断する。
合、各組において先端となるイエローインク層Yが印写
開始位置として頭出しされるが、このイエローインク層
Yとマゼンタインク層Mとは赤色発光LED10より出力さ
れる赤色光を透過させる。これに対して、シアンインク
層Cは赤色光を透過させずに遮断する。
次に、本発明のインクシート頭出し装置の赤色発光LE
D10、フォトトランジスタ11と、反射板15及びインクシ
ート6との設定及び取付けについて第3図を用いて詳細
に説明する。
D10、フォトトランジスタ11と、反射板15及びインクシ
ート6との設定及び取付けについて第3図を用いて詳細
に説明する。
前述したように第3図(a)(b)は従来例であり、
光路B、Cが検出精度を著しく悪化させている。
光路B、Cが検出精度を著しく悪化させている。
従って本発明では、第3図(c)の側面図に示すよう
に反射板15とインクシート6とを不平行になるように設
定したことである。
に反射板15とインクシート6とを不平行になるように設
定したことである。
よって、これによりインクシート6を透過して反射板
15にて反射する光路Aが主にフォトトランジスタ11で検
出され、バックコート6aで反射される光路Bと、PETフ
ィルムの表面で反射する光路Cとはフォトトランジスタ
11でほとんど検出されない。
15にて反射する光路Aが主にフォトトランジスタ11で検
出され、バックコート6aで反射される光路Bと、PETフ
ィルムの表面で反射する光路Cとはフォトトランジスタ
11でほとんど検出されない。
実験及び測定によれば、反射板15とインクシート6と
のなす角度をθとし、ピーク波長700nmの赤色発光LEDを
用いて、第1図のTP1での出力電圧を測定すると各イン
ク層を透過して得られる電圧は第1表のような結果とな
る。但し、透明インクシートを透過した光によって得ら
れる電圧Vo(mV)を100としている。
のなす角度をθとし、ピーク波長700nmの赤色発光LEDを
用いて、第1図のTP1での出力電圧を測定すると各イン
ク層を透過して得られる電圧は第1表のような結果とな
る。但し、透明インクシートを透過した光によって得ら
れる電圧Vo(mV)を100としている。
第1表から分かるように、例えばマゼンタインク層M/
シアンインク層C或いはイエローインク層Y/シアンイン
ク層Cとの出力電圧比は、θ=0゜に比べてθ=±5゜
以上とした場合のほうが、それぞれ約3倍向上している
ことが分かる。
シアンインク層C或いはイエローインク層Y/シアンイン
ク層Cとの出力電圧比は、θ=0゜に比べてθ=±5゜
以上とした場合のほうが、それぞれ約3倍向上している
ことが分かる。
また、第4図にマゼンタインク層M/シアンインク層C
の検出感度とθとの関係を示す。したがってθが±5゜
以上になれば十分な検出感度となることが分かる。
の検出感度とθとの関係を示す。したがってθが±5゜
以上になれば十分な検出感度となることが分かる。
次に、本発明のインクシート頭出し装置の動作をイン
ク層判別手段14の動作とともに説明する。
ク層判別手段14の動作とともに説明する。
先ず、インク層判別手段14はモータ8に駆動信号を出
力し、巻取りローラ7を回転駆動させるので、インクシ
ート6が供給ローラ9による繰り出されて走行する。一
方赤色発光LED10は赤色光をインクシート6のインク層
に向けて照射している。従って、第1図に示すようにイ
ンクシート6のシアンインク層Cの終端部からイエロー
インク層Yの先端部へと赤色発光LED10の取付け位置上
を移動すると、シアンインク層Cに対して殆ど不透過で
あった光がイエローインク層Yを透過するためフォトト
ランジスタ11が検出出力を出力する。この出力は電流−
電圧増幅器12、増幅器13を介して第1表に示すように6m
Vの状態から82mVの状態へ変化する。この変化をインク
層判別手段14で検出し、その結果イエローインク層Yと
判断しイエローインク層Yを印写開始位置に頭出しすべ
く停止信号をモータ16に出力して、巻取りローラ7の回
転を一時停止させる。次に、サーマルヘッド3をプラテ
ン1に圧接するとともに通電制御部4に駆動信号を出力
する。これにより、通電制御部4は図示しないメモリよ
りイエロー信号を取込み、サーマルヘッド5の発熱体に
通電する。これにより、インクシート6のイエローイン
ク層Yが加熱され記録用紙3にイエローインクが印写さ
れる。
力し、巻取りローラ7を回転駆動させるので、インクシ
ート6が供給ローラ9による繰り出されて走行する。一
方赤色発光LED10は赤色光をインクシート6のインク層
に向けて照射している。従って、第1図に示すようにイ
ンクシート6のシアンインク層Cの終端部からイエロー
インク層Yの先端部へと赤色発光LED10の取付け位置上
を移動すると、シアンインク層Cに対して殆ど不透過で
あった光がイエローインク層Yを透過するためフォトト
ランジスタ11が検出出力を出力する。この出力は電流−
電圧増幅器12、増幅器13を介して第1表に示すように6m
Vの状態から82mVの状態へ変化する。この変化をインク
層判別手段14で検出し、その結果イエローインク層Yと
判断しイエローインク層Yを印写開始位置に頭出しすべ
く停止信号をモータ16に出力して、巻取りローラ7の回
転を一時停止させる。次に、サーマルヘッド3をプラテ
ン1に圧接するとともに通電制御部4に駆動信号を出力
する。これにより、通電制御部4は図示しないメモリよ
りイエロー信号を取込み、サーマルヘッド5の発熱体に
通電する。これにより、インクシート6のイエローイン
ク層Yが加熱され記録用紙3にイエローインクが印写さ
れる。
その後、プラテン1のパルスモータ(図示せず)と巻
取りローラ7のモータ8を回転させて印写動作を継続す
る。本実施例の場合は、インク層判別手段14に予めイン
ク層の長さ寸法に対応したパルス数が設定されており、
プラテン1のパルスモータの駆動パルス数をカウントし
てこのカウント置と設定置とを比較する。そして、カウ
ント置と設定置とが一致したとき2番目に位置するマゼ
ンタインク層Mが印写開始位置まで移動したと判断し、
停止信号をモータ8に出力する。次に、サーマルヘッド
5を離間させ、プラテン1のパルスモータを回転させて
記録用紙3を所定の印写開始位置に合わせ、サーマルヘ
ッド5のプラテン1に圧接する。また、このときカウン
ト置はリセットされる。従って、その後はプラテン1の
パルスモータとモータ8を回転させてマゼンタインク層
Mを介して記録用紙3にマゼンタインクが重ね合わせプ
リントされる。
取りローラ7のモータ8を回転させて印写動作を継続す
る。本実施例の場合は、インク層判別手段14に予めイン
ク層の長さ寸法に対応したパルス数が設定されており、
プラテン1のパルスモータの駆動パルス数をカウントし
てこのカウント置と設定置とを比較する。そして、カウ
ント置と設定置とが一致したとき2番目に位置するマゼ
ンタインク層Mが印写開始位置まで移動したと判断し、
停止信号をモータ8に出力する。次に、サーマルヘッド
5を離間させ、プラテン1のパルスモータを回転させて
記録用紙3を所定の印写開始位置に合わせ、サーマルヘ
ッド5のプラテン1に圧接する。また、このときカウン
ト置はリセットされる。従って、その後はプラテン1の
パルスモータとモータ8を回転させてマゼンタインク層
Mを介して記録用紙3にマゼンタインクが重ね合わせプ
リントされる。
マゼンタインク層Mの重ね合わせプリントの進行に伴
ってプラテン1の駆動パルス数をインク判別手段14に供
給する。インク層判別手段14は再度駆動パルスのカウン
ト置と設定置とが一致したとき3番目に位置するシアン
インク層Cが印写開始位置まで移動したと判断し、停止
信号をモータ8に出力する。更にこのとき、サーマルヘ
ッド5を離間させ、プラテン1のパルスモータを回転さ
せて記録用紙3を所定の印写開始位置に合わせサーマル
ヘッド5をプラテン1に圧接する。従って、その後はプ
ラテン1のパルスモータと巻取りローラ7のモータ8を
回転させてシアンインク層Cを介して記録用紙3にシア
ンインクが重ね合わせプリントされる。
ってプラテン1の駆動パルス数をインク判別手段14に供
給する。インク層判別手段14は再度駆動パルスのカウン
ト置と設定置とが一致したとき3番目に位置するシアン
インク層Cが印写開始位置まで移動したと判断し、停止
信号をモータ8に出力する。更にこのとき、サーマルヘ
ッド5を離間させ、プラテン1のパルスモータを回転さ
せて記録用紙3を所定の印写開始位置に合わせサーマル
ヘッド5をプラテン1に圧接する。従って、その後はプ
ラテン1のパルスモータと巻取りローラ7のモータ8を
回転させてシアンインク層Cを介して記録用紙3にシア
ンインクが重ね合わせプリントされる。
ここで、インク層判別手段14はマイクロコンピュータ
或はコンパレータ等で構成されてもよく第1表に示すよ
うに6mVと82mVとが区別できる回路構成ならばなんでも
よい。
或はコンパレータ等で構成されてもよく第1表に示すよ
うに6mVと82mVとが区別できる回路構成ならばなんでも
よい。
第5図は本発明のインクシート頭出し装置の赤色発光
LED10とフォトトランジスタ11とを収納するホルダ20の
断側面図を示す。
LED10とフォトトランジスタ11とを収納するホルダ20の
断側面図を示す。
フォトトランジスタ11は可視光を検出するため、外来
光が入射されるのを極力避けなければならない。このた
め互いに平行な透光を持つホルダ20内にそれぞれ赤色発
光LED10とフォトトランジスタ11とを配置する構成とし
た。更に、外来光入射防止のためフォトトランジスタ11
をホルダの透光の外面に対して奥の方に配した。
光が入射されるのを極力避けなければならない。このた
め互いに平行な透光を持つホルダ20内にそれぞれ赤色発
光LED10とフォトトランジスタ11とを配置する構成とし
た。更に、外来光入射防止のためフォトトランジスタ11
をホルダの透光の外面に対して奥の方に配した。
また、反射板15の反射面を介して反射する外来光も検
出精度を悪くする要因となるため、反射板15の外形寸法
を小さくする必要がある。実験によると、反射板15の横
方向の長さLは、赤色発光LED10とフォトトランジスタ1
1のそれぞれ中心を結ぶ線間距離1の2倍以内の長さ
に、また横方向の長さDはフォトトランジスタ11の径の
2倍以内の長さに設定することで検出精度の悪化を防止
することが確かめられた。
出精度を悪くする要因となるため、反射板15の外形寸法
を小さくする必要がある。実験によると、反射板15の横
方向の長さLは、赤色発光LED10とフォトトランジスタ1
1のそれぞれ中心を結ぶ線間距離1の2倍以内の長さ
に、また横方向の長さDはフォトトランジスタ11の径の
2倍以内の長さに設定することで検出精度の悪化を防止
することが確かめられた。
第6図はインクシート頭出し装置の反射板に関する他
の実施例である。
の実施例である。
図に示すように、反射板30の反射面形状を凹面とし、
赤色発光LED10の発光点とフォトトランジスタ11の受光
面に略収束させることができ検出精度を向上させること
ができる。更に外来光の影響も受けにくくなる。
赤色発光LED10の発光点とフォトトランジスタ11の受光
面に略収束させることができ検出精度を向上させること
ができる。更に外来光の影響も受けにくくなる。
尚、本発明ではフォトトランジスタ11を用いたがフォ
トダイオードあるいは光源と受光部が一緒になったフォ
トカプラでもいよい。
トダイオードあるいは光源と受光部が一緒になったフォ
トカプラでもいよい。
第7図は、本発明インクシート頭出し装置をビデオプ
リンタに取付けた実施例を示す側面図である。
リンタに取付けた実施例を示す側面図である。
1は側板に40に軸支されたプラテン、42はインクシー
トカセットでインクシート6を有している。43はインク
シート用テンションローラ及びアームでアームには反射
板15が配されている。5はサーマルヘッド、44はサーマ
ルヘッドアーム、45はインクシートカセット42をリール
台46、47に導くためのインクシートカセットガイド、48
は赤色発光LED10とフォトトランジスタ11とを一体的に
配置したホルダである。
トカセットでインクシート6を有している。43はインク
シート用テンションローラ及びアームでアームには反射
板15が配されている。5はサーマルヘッド、44はサーマ
ルヘッドアーム、45はインクシートカセット42をリール
台46、47に導くためのインクシートカセットガイド、48
は赤色発光LED10とフォトトランジスタ11とを一体的に
配置したホルダである。
ここで、インクシート6と反射板15とのなす角度は±
5゜以上の不平行になるように設定されている。
5゜以上の不平行になるように設定されている。
従って、第7図に示す状態のときイエローインク層Y
を検出して印写開始位置に頭出しする。
を検出して印写開始位置に頭出しする。
(ト)発明の効果 本発明によれば、インクシートを挟んで一方の側に所
定波長の光を照射する光源と、光を受光する受光素子を
配し、他方の側には、光源からの光を受光素子に反射さ
せる反射板を設けるとともに、反射板と前記インクシー
トとのなす角度を5゜以上に設定し、且つ反射板は、光
源と受光素子のそれぞれ中心を結ぶ線間距離の2倍の長
さより短い反射面としたので、装置全体が小型化が計れ
るとともに、反射面を介した外来光による検出精度の悪
化を防止することができ、かつインク層の検出が高精度
に行えるため、インクシートの頭出しが正確に行える。
定波長の光を照射する光源と、光を受光する受光素子を
配し、他方の側には、光源からの光を受光素子に反射さ
せる反射板を設けるとともに、反射板と前記インクシー
トとのなす角度を5゜以上に設定し、且つ反射板は、光
源と受光素子のそれぞれ中心を結ぶ線間距離の2倍の長
さより短い反射面としたので、装置全体が小型化が計れ
るとともに、反射面を介した外来光による検出精度の悪
化を防止することができ、かつインク層の検出が高精度
に行えるため、インクシートの頭出しが正確に行える。
また、インクシートを挟んで一方の側に所定波長の光
を照射する光源と、光を受光する受光素子を配し、他方
の側には、光源からの光を受光素子に反射させる反射板
を設けるとともに、反射板とインクシートとのなす角度
を5゜以上に設定し、かつ反射板は、反射面が凹面で構
成されているので、装置全体が小型化が計れるととも
に、かつインク層の検出が高精度に行えるため、インク
シートの頭出しが正確に行える。
を照射する光源と、光を受光する受光素子を配し、他方
の側には、光源からの光を受光素子に反射させる反射板
を設けるとともに、反射板とインクシートとのなす角度
を5゜以上に設定し、かつ反射板は、反射面が凹面で構
成されているので、装置全体が小型化が計れるととも
に、かつインク層の検出が高精度に行えるため、インク
シートの頭出しが正確に行える。
第1図は本発明の実施例を示す構成図、第2図は本発明
にかかるインクリボンの平面図、第3図(a)(b)は
従来の赤色発光LEDから照射される光路を示す図であっ
て、第3図(a)は正面図、第3図(b)は側面図、第
3図(c)は本発明の赤色発光LEDから照射される光路
を示す側面図、第4図はマゼンタインク層M/シアンイン
ク層Cの検出感度とθとの関係を示す図、第5図はイン
クシート頭出し検出装置の赤色発光LED10とフォトトラ
ンジスタ11とを収納するホルダ20の断側面図、第6図は
インクシート頭出し装置の反射板に関する他の実施例を
示す図、第7図は本発明をビデオプリンタに適用した側
面図、第8図は従来のインクシートを示す平面図であ
る。 1……プラテン、6……インクシート、8……モータ、
10……赤色発光LED、11……フォトトランジスタ、14…
…インク層判別手段、15……反射板、20……ホルダ、31
……凹面を有した反射板
にかかるインクリボンの平面図、第3図(a)(b)は
従来の赤色発光LEDから照射される光路を示す図であっ
て、第3図(a)は正面図、第3図(b)は側面図、第
3図(c)は本発明の赤色発光LEDから照射される光路
を示す側面図、第4図はマゼンタインク層M/シアンイン
ク層Cの検出感度とθとの関係を示す図、第5図はイン
クシート頭出し検出装置の赤色発光LED10とフォトトラ
ンジスタ11とを収納するホルダ20の断側面図、第6図は
インクシート頭出し装置の反射板に関する他の実施例を
示す図、第7図は本発明をビデオプリンタに適用した側
面図、第8図は従来のインクシートを示す平面図であ
る。 1……プラテン、6……インクシート、8……モータ、
10……赤色発光LED、11……フォトトランジスタ、14…
…インク層判別手段、15……反射板、20……ホルダ、31
……凹面を有した反射板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 17/02 - 17/12 B41J 17/36 B41J 35/16 - 35/18 B41J 35/36
Claims (2)
- 【請求項1】複数のインク層が一組として所定の色順序
で設けられているインクシートと、該インクシートのイ
ンク層を所定の位置に頭出しするインクシート頭出し装
置において、インクシートを挟んで一方の側に所定波長
の光を照射する光源と、該光を受光する受光素子を配
し、他方の側には、前記光源からの光を前記受光素子に
反射させる反射板を設けるとともに、前記反射板と前記
インクシートとのなす角度を5゜以上に設定し、かつ前
記反射板は、前記光源と前記受光素子のそれぞれ中心を
結ぶ線間距離の2倍の長さより短い反射面としたことを
特徴とするインクシート頭出し装置。 - 【請求項2】複数のインク層が一組として所定の色順序
で設けられているインクシートと、該インクシートのイ
ンク層を所定の位置に頭出しするインクシート頭出し装
置において、インクシートを挟んで一方の側に所定波長
の光を照射する光源と、該光を受光する受光素子を配
し、他方の側には、前記光源からの光を前記受光素子に
反射させる反射板を設けるとともに、前記反射板と前記
インクシートとのなす角度を5゜以上に設定し、かつ前
記反射板は、反射面が凹面で構成されていることを特徴
とするインクシート頭出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31486389A JP2828702B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | インクシート頭出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31486389A JP2828702B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | インクシート頭出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03175078A JPH03175078A (ja) | 1991-07-30 |
JP2828702B2 true JP2828702B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=18058528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31486389A Expired - Fee Related JP2828702B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | インクシート頭出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2828702B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9581993B2 (en) | 2014-02-11 | 2017-02-28 | Honeywell International Inc. | Ambient display for industrial operator consoles |
-
1989
- 1989-12-04 JP JP31486389A patent/JP2828702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03175078A (ja) | 1991-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4494886A (en) | Printing device | |
JPH08127167A (ja) | ロール紙終端検知装置及び方法 | |
JP2828702B2 (ja) | インクシート頭出し装置 | |
US6428222B1 (en) | Sensor for identifying marks on a ribbon | |
JPH0357680A (ja) | 熱転写プリンタのカラーリボン頭出し方法 | |
JPS6016763A (ja) | 印字装置 | |
JP3464600B2 (ja) | プリンタの紙送り機構およびプリンタにおける記録紙の頭出し制御方法 | |
JP2001253131A (ja) | プリンタ | |
JPS6260680A (ja) | プリント装置 | |
JPH03164286A (ja) | 熱転写式カラープリンタ | |
JPS60176789A (ja) | プリンタの印字用紙検出装置 | |
JP3093483B2 (ja) | 熱転写プリンタ及びインクシート | |
JPS60219081A (ja) | 熱転写プリンタ | |
JPH03178472A (ja) | 熱転写式カラープリンタ | |
EP0769387A2 (en) | Printing device with roll paper detection | |
JPS6153078A (ja) | 感熱記録装置 | |
JP2506690B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2826231B2 (ja) | カラープリンターに用いるインクフィルム | |
JPH02139271A (ja) | プリンタ | |
KR950011936B1 (ko) | 잉크 필름의 위치 감지장치 | |
JPH0650203Y2 (ja) | 転写記録媒体 | |
JPH09188048A (ja) | カラー熱転写プリンタ | |
JPS61130065A (ja) | カラ−プリンタ | |
JPS6239272A (ja) | サ−マルプリンタ | |
JP2001260447A (ja) | カセット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070918 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080918 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090918 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |