JP2828338B2 - 揚重運搬装置 - Google Patents

揚重運搬装置

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JP2828338B2 JP2322112A JP32211290A JP2828338B2 JP 2828338 B2 JP2828338 B2 JP 2828338B2 JP 2322112 A JP2322112 A JP 2322112A JP 32211290 A JP32211290 A JP 32211290A JP 2828338 B2 JP2828338 B2 JP 2828338B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は揚重運搬装置に係り、特に、建設現場で建設
資材等を運搬する揚重運搬装置に関する。
〔従来の技術〕
建設現場では、建物の骨組みが完成した後に運搬用エ
レベータを設置する。骨組みが完成した建物は、各階で
大量の建設資材を使用して各種工事が行われる。運搬用
エレベータは前記各種工事に必要な建設資材等を各階へ
運搬することができる。各工事の担当者は各々の工事に
必要な資材を作業を行う階へ運搬するために、運搬用エ
レベータの使用を予約する。運搬用エレベータは各工事
担当者からの予約を調整して作成された使用予定表に従
って利用される。
運搬用エレベータは、建設資材を収容する荷台と、荷
台を昇降移動させ建物の各階で停止させる移動手段と、
を備えている。運搬用エレベータの運転要員は前記使用
予定表に従って運転し、荷台を昇降させる。また、数名
の荷役要員は荷取り階で台車等に載置された建設資材を
荷台へ移動させ、荷台が荷降ろし階で停止すると前記建
設資材を荷台から降ろす。これにより、建設資材が荷取
り階から荷降ろし階へ揚重されて運搬される。また、前
記荷台は人間を収容して運搬することもできるようにな
っている。
また、運搬用エレベータの運行時には、今後の建設工
事において建物の規模、工事種別等に応じて適正な台数
の運搬用エレベータを設置して効率的な運用を行うため
に、運搬用エレベータの運行実績データを収集してい
る。この運行実績データの収集は、管理者が目視によっ
て建築資材等の積み込み階、積み降ろし階及び建築資材
等の重量を確認すると共に、ストップウォッチ等を操作
して運搬時間等を計測して収集する。また、上記のよう
にして収集された運行実績データは管理者によって評価
用に集計、編集される。この編集された運行実績に基づ
いて、運搬用エレベータの適正な設置台数の分析、運用
の評価及び効率的な運用の分析等が行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のように運搬用エレベータの運行
実績データを収集し、収集した運行実績データを運用の
評価、分析用に集計、編集するためには多大な労力を必
要とする。特に建設工事では作業者の不足が深刻な問題
となっており、作業の省力化、高効率化が求められてい
る。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、運行実
績データの収集及び運用の評価、分析作業を省力化する
ことができる揚重運搬装置を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明に係る揚重運搬装置
は、被運搬物を収容可能な荷台と、前記荷台を昇降方向
に移動させる移動手段と、前記被運搬物を前記荷台へ積
み込みまたは荷台から積み降ろすように搬送する搬送手
段と、入力された運行予定データに基づいて被運搬物が
運搬されるように前記移動手段及び搬送手段を制御する
制御手段と、前記運行予定データの中から実際に行った
運搬に対応するデータを抽出し運行実績データとして収
集する収集手段と、少なくとも前記運行実績データを用
いて運用評価用に編集する編集手段と、を有している。
〔作用〕
本発明では、運行予定データの中から実際に行った運
搬に対応するデータを抽出し運行実績データとして収集
する。データの抽出方法としては、制御手段の制御結果
に基づいて抽出することができ、また荷台の移動等を検
出した結果に基づいて抽出してもよい。これにより、運
行実績の収集作業を省力化することができる。また、運
行実績データを用いて運行評価用に編集することによ
り、編集結果に基づいて揚重運搬装置の運用の評価及び
分析を容易に行うことができ、省力化を実現できる。
〔実施例〕
第1実施例 以下、図面を参照して本発明の第1実施例を詳細に説
明する。
第1図には建設中のビルディングの一部が示されてい
る。ビルディング内部には鉛直方向に延びるエレベータ
シャフト10が設けられており、このエレベータシャフト
10内には本発明に係る揚重運搬装置のエレベータ部12が
収容されている。
第2図に示すように、このエレベータ部12はエレベー
タシャフト10の鉛直方向に沿って配設されたマスト14を
有している。マスト14は軽量で剛性の高いボックストラ
ス構造とされ、複数のトラスユニットがエレベータシャ
フト10の鉛直方向に沿って積み上げられて構成されてい
る。マスト14には長手方向に沿ってラック16と図示しな
いガイドレールとが配設されている。ガイドレールは荷
台18の上昇方向及び下降方向への移動を案内する。な
お、エレベータシャフト10の下端部にはショックユニッ
ト20が立設されている。
荷台18は床面が矩形状とされており、縦1.3m、横4.5m
程度の寸法で4m級の大型建築資材の積載も可能とされて
いる。荷台18の前面には扉22、24が設けられている。扉
22、24は荷台18に対して上下方向へ移動可能に支持され
ており、荷台18に取付けられた扉開閉用モータ26(第4
図参照)の駆動力が伝達されることによって上下方向へ
移動されて開閉される。第4図に示すように、扉開閉モ
ータ26は駆動装置(動力盤)28に接続されており、駆動
装置28によって作動される。また、荷台18内には扉22、
24の開閉に応じてオンオフするリミットスイッチ30(第
4図参照)が配設されており、このリミットスイッチ30
はスイッチ駆動回路32を介して制御装置(地上操作盤)
34に接続されている。スイッチ駆動回路32は、リミット
スイッチ30がオン状態の場合とオフ状態の場合とによっ
て異なる信号を出力する。制御装置34はスイッチ駆動回
路32から入力された信号によって扉22、24の開閉状態を
判断する。
第2図及び第3図に示すように、荷台18の上方には駆
動ユニット36が配置されている。荷台18はこの駆動ユニ
ット36に連結されており、駆動ユニット36と一体となっ
て移動する。駆動ユニット36にはワイヤ38の一端が取付
けられている。ワイヤ38の他端にはワイヤ巻取機40が取
付けられており、中間部はマスト14上端に配置されたガ
イドシープ42に巻掛けられている。ワイヤ巻取機40の下
端にはカウンターウエイト44が取付けられている。カウ
ンターウエイト44は荷台18及び駆動ユニット36の重量の
合計と同程度の重量とされており、マスト14に沿って設
けられたガイドレールに案内されて上昇方向及び下降方
向へ移動可能とされている。従って、荷台18及び駆動ユ
ニット36は、ガイドシープ42を支点としてカウンターウ
エイト44とバランスしながら昇降移動される。ワイヤ巻
取機40はガイドシープ42とカウンターウエイト44との間
の距離が適正となるように、荷台18の昇降移動に応じて
ワイヤ38の巻取り及び引出しを行う。
前記駆動ユニット36は、3台の荷台昇降用モータ48
と、ラック16に噛合する図示しないピニオンギアと、を
備えている。荷台昇降用モータ48の駆動力は図示しない
伝達機構を介して前記ピニオンギアに伝達され、これに
より荷台18及び駆動ユニット36は昇降移動される。荷台
昇降用モータ48は駆動装置28に接続されており(第4図
参照)、駆動装置28によって作動される。また、第1図
に示すように駆動ユニット36はロータリーエンコーダ50
を備えている。ロータリーエンコーダ50はラック16に噛
合しているピニオンギアの回転角度を検出する。ロータ
リーエンコーダ50は制御装置34に接続されており、検出
結果を制御装置34へ出力する。制御装置34はロータリー
エンコーダ50から入力される信号に基づいて荷台18の移
動方向、移動距離及び移動速度を判断する。
また、荷台18の下方には補助動力ユニット52が取付け
られている。補助動力ユニット52は前記荷台昇降用モー
タ48よりも出力の小さいモータを有し、このモータの駆
動力でピニオンギアを駆動することにより荷台18に昇降
方向への移動力を付与し、駆動ユニット36による荷台18
の移動を補助することができる。
第1図に示すように荷台18の床面には移載機54が載置
されている。移載機54は、幅広でかつ無端のベルトが一
対のローラによって支持されて構成されており、移載機
駆動用モータ56(第4図参照)の駆動力でこのベルトを
回転させることによって周知のベルトコンベアのように
上側のベルト面(搬送面)上に載置された建設資材等を
搬送することができる。移載機駆動用モータ56は駆動装
置28に接続されており、駆動装置28によって作動され
る。
また、ビルディングの各フロアには複数のベルトコン
ベア58が配置されている。各ベルトコンベア58は移載機
54と同様にベルトをベルトコンベア駆動用モータ60(第
4図参照)の駆動力で回転させることによって搬送面上
の建設資材等を搬送することができる。ベルトコンベア
駆動用モータ60は駆動装置28に接続されており、駆動装
置28によって作動される。各フロアのベルトコンベア58
は、該フロアに荷台18が停止したときにベルトコンベア
58の搬送面が前記移載機54の搬送面と略連続するように
設置されている。これにより、移載機54及びベルトコン
ベア58のベルトの回転方向に応じて、建設資材等を荷台
18へ積み込むように、または荷台18から積み降ろすよう
に搬送することができる。このように、移載機54及びベ
ルトコンベア58は本発明の搬送手段を構成している。
移載機54にはロードセル62が取付けられている。ロー
ドセル62は移載機54の搬送面の変位量を検出することに
よって移載機54に載置された建設資材等の被搬送物の重
量を検出する。ロードセル62は制御装置34に接続されて
おり(第4図参照)、検出結果を制御装置34へ出力す
る。制御装置34はロードセル62によって検出される被搬
送物の重量の変化から、荷台18へ積み込まれた被搬送物
の重量及び荷台18から積み降ろされる被搬送物の重量を
判断する。
また、第1図に示すように、各フロアにはベルトコン
ベア58に対応して光センサ64が設けられている。光セン
サ64はベルトコンベア58搬送面上の建設資材等の有無を
検出する。第4図に示すように、各光センサ64は制御装
置34に接続されており、前記検出結果を制御装置34へ出
力する。
また第2図に示すように、荷台18には光ファイバーケ
ーブル66が接続されている。光ファイバーケーブル66に
は、荷台18に取付けられたリミットスイッチ30、ロータ
リーエンコーダ50、ロードセル62の出力信号及び扉開閉
用モータ26、荷台昇降用モータ48、移載機駆動用モータ
60の作動を制御する制御信号が伝送される(第4図も参
照)。
第4図に示すように、制御装置34は駆動装置28に接続
されており、制御装置34に接続された各センサからの出
力信号に基づいて扉開閉用モータ26、荷台昇降用モータ
48、移載機駆動用モータ56及びベルトコンベア駆動用モ
ータ60の作動を制御するモータ制御情報を駆動装置28へ
出力する。駆動装置28はこのモータ制御信号に基づいて
駆動装置28に接続された各モータを作動させる。
また、制御装置34にはパーソナルコンピュータ68が接
続されている。パーソナルコンピュータ68にはキーボー
ド70及びCRT72が接続されている。パーソナルコンピュ
ータ68は、キーボード70を介して予め入力された揚重運
搬装置の運行予約を調整し、調整した結果を運行予定デ
ータとして制御装置34へ出力する。また、制御装置34は
パーソナルコンピュータ68へ運行実績データを出力す
る。この運行実績データは、前記モータ制御情報に基づ
いて荷台18が何時に何階から何階へ移動したかを示すデ
ータ及び荷台18へ積み込まれた被搬送物または荷台18か
ら積み降ろされた被搬送物の重量を示すデータで構成さ
れている。パーソナルコンピュータ68はこの運行実績デ
ータを一旦記憶媒体等に蓄積して収集した後、編集して
CRT72に表示する。
次に本第1実施例の作用を説明する。揚重運搬装置の
使用を予定している各工事の担当者はキーボード70を介
して使用を予約するデータをパーソナルコンピュータ68
へ入力する。例えばこの予約データとして、使用業者
名、資材の名称、運搬日時、荷台18への資材の積み込み
時の積み込み階及び資材の重量、荷台18からの資材の積
み降ろし時の積み降ろし階及び資材の重量等を表すデー
タを入力する。パーソナルコンピュータ68では入力され
た予約データのうち運搬日時の重なった予約データにつ
いて調整を行い、運行予定データを生成する。揚重運搬
装置はこの運行予定データが示す運行予定に基づいて運
行される。
この揚重運搬装置の運行を制御する制御装置34の作用
について、第5図のフローチャートを参照して説明す
る。なお、第5図のフローチャートは制御装置34の電源
が投入されると実行される。
ステップ100では制御装置34が内蔵しているタイマか
ら本日の日付を読出し、パーソナルコンピュータ68から
該日付に対応する運行予定データを取り込む。この運行
予定データは例えば下表のように構成されており、各工
事で使用する資材等の運搬予定が運搬時刻の昇順に並べ
られて構成されている。
なお上記運行データでは、9時0分9秒に運搬が開始
され、1階で荷台18に10tの被搬送物を積み込んで5階
へ移動させ、5階で4tの被搬送物を積み降ろして8階へ
移動させ、8階で全ての被搬送物を積み降ろして1階へ
移動させる運行予定が表現されている。また、その後9
時5分0秒には1階から6階へ8tの被搬送物を運搬する
よう設定されている。
揚重運搬装置を使用して建設資材等の揚重を行う業者
等は、前記運行予定データによって定められた運搬時刻
よりも少し前に積み込み階のベルトコンベア58上に揚重
を行う建設資材等を載置する。例えば、前記表の運搬予
定では9時0分9秒よりも少し前に1階のベルトコンベ
ア58上に建設資材等を載置する。次のステップ102では
タイマから現在の時刻を読出し、現在の時刻が運行予定
データに示されている運搬時刻となったか否か判定す
る。現在の時刻が運搬時刻でない場合は、運搬時刻とな
るまでステップ102の判定を繰り返す。ステップ102の判
定が肯定された場合は、ステップ103で光センサ64から
入力される信号に基づいて、前記積み込み階のベルトコ
ンベア58上に資材等が載置されているか否かを判定す
る。資材等が載置されていない場合にはステップ104で
アラーム等を発し管理者等に報知し、ステップ102へ戻
る。これにより、管理者は揚重運搬装置が予定通りに運
行されていないことを認識することができる。
ステップ103の判定が肯定された場合には、ステップ1
05で駆動装置28を介して荷台昇降用モータ48を駆動して
積み込み階の方向(上昇または下降方向)へ荷台18を移
動させ、ロータリーエンコーダ50によって検出される荷
台18の移動距離が前記積み込み階に対応する距離となっ
たときに荷台昇降用モータ48の駆動を停止させる。これ
により荷台18は積み込み階に停止する。
ステップ106では扉開閉用モータ26を駆動して扉22、2
4を開方向へ移動させる。次のステップ108では移載機駆
動用モータ56及び積み込み階のベルトコンベア駆動用モ
ータ60を駆動する。これにより、積み込み階のベルトコ
ンベア58上に載置されている建設資材等の被搬送物が荷
台18内の移載機54上へ移動される。
ステップ110では、ロードセル62から入力される信号
に基づいて移載機54上に移動した被搬送物の重量を監視
し、運行予定データで設定された重量となったか否か判
定する。ステップ110の判定が否定された場合にはステ
ップ108へ戻り、前記設定された重量となるまでベルト
コンベア58及び移載機54を作動させる。
ステップ110の判定が肯定されるとステップ112へ移行
し、扉開閉用モータ26を駆動して扉22、24を閉方向へ移
動させる。ステップ114では荷台昇降用モータ48を駆動
して積み降ろし階まで荷台18を移動させ、ステップ116
で扉開閉用モータ26を再び駆動して扉22、24を開方向へ
移動させる。例えば、前記9時0分9秒から開始される
運搬では5階まで荷台18を移動させる。
ステップ118では移載機駆動用モータ56及び積み降ろ
し階のベルトコンベア駆動用モータ60を駆動して移載機
54上に載置された被搬送物の積み降ろしを行う。ステッ
プ120では前記ステップ110と同様にロードセル62の出力
信号から移載機54上から積み降ろされた被搬送物の重量
を監視し、運行予定データで設定された重量となったか
否か判定する。ステップ120の判定が否定された場合に
はステップ118へ戻り、前記設定された重量となるまで
移載機54及びベルトコンベア58を作動させる。
ステップ120の判定が肯定されるとステップ122では扉
開閉用モータ26を駆動して扉22、24を閉方向へ移動させ
る。次のステップ124では被搬送物の積み降ろしが終了
したか否か判定する。例えば、前記表において9時0分
9秒から開始される運搬では、1階で積み込んだ被搬送
物を5階と8階の2箇所で積み降ろすように運行予定デ
ータが設定されている。このような場合には、前記ステ
ップ124の判定が否定されてステップ114へ戻り、ステッ
プ124の判定が肯定されるまでステップ114乃至ステップ
124を繰り返す。なお、積み降ろし階として3以上の階
を設定することもできる。
ステップ124の判定が肯定されると、ステップ126では
上記ステップ104乃至ステップ124で実際に運搬処理を行
った運搬予約を運行予定データの中から抽出し、運行実
績データとしてパーソナルコンピュータ68へ転送する。
なお、パーソナルコンピュータ68側では転送された運行
実績データを磁気ディスク等の記憶媒体に記憶して該運
行実績データを収集する。これにより、運行実績の収集
作業を省力化することができる。ステップ126の処理終
了後はステップ102へ戻り、全ての資材等の運搬が終了
するまでステップ102乃至ステップ126を繰り返す。
このように、運行予定データに基づいて自動的に建設
資材等が運搬されるので、運転要員及び荷役要員は不要
となり、建設資材等の運搬を省力化することができる。
次にパーソナルコンピュータ68の作用として収集した
運行実績を編集、出力処理を第6図のフローチャートを
参照して説明する。なお第6図のフローチャートはキー
ボード70を介してパーソナルコンピュータ68へ運行実績
の編集処理が指示されると実行される。
ステップ150では、編集方法が指定されたか否かを判
定する。本実施例においてパーソナルコンピュータ68は
運行実績データを多種類の編集方法で編集することがで
きる。例えば、第7図(A)に示すような工事期間中の
揚重稼働時間の変化や第7図(B)に示すような工事期
間中の揚重重量の変化等を表すグラフ、揚重時間、重
量、回数及びこれらの歩掛りについてのリストに編集し
たり、あるいは揚重回数の合計から建物の単位床面積当
りの揚重回数を求めることができる。編集方法が指定さ
れると、ステップ152では前記記憶媒体から運行実績デ
ータを読み出す。次のステップ154では指定された編集
方法に応じて運行実績データを編集する。これにより、
例えば第7図(A)及び(B)に示すようなグラフや前
述のリスト等が作成される。ステップ156では編集結果
をCRT72に表示して処理を終了する。
この編集結果を参照することによって、例えばビルデ
ィングの総床面積に対する揚重運搬装置の適正な設置台
数を分析したり、工事期間内における揚重運搬装置の増
設時期等を分析することができる。また、揚重運搬装置
の管理、運用を改善することができる。例えば複数台の
揚重運搬装置の各々を効率的に運用するための運用方法
を分析したり、分析結果に基づいてパーソナルコンピュ
ータ68による運搬予約の調整方法を変更したりすること
ができる。このように、揚重運搬装置の運用の評価及び
分析を容易に行うことができ、省力化を実現できる。
なお、本実施例では運搬処理を行った運搬予約を運行
予定データの中から抽出して運行実績データとしていた
が、荷台の移動を検出するセンサや運搬される資材等の
重量を検出するセンサ等を設け、これらのセンサの検出
結果を運行実績データとして収集してもよい。この場合
は手動で運転されるエレベータ装置についても運行実績
データを収集することができる。
第2実施例 次に本発明の第2実施例を説明する。なお、第1実施
例と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略す
る。
本第2実施例において、制御装置34は第5図に示す制
御に代えて第8図に示すような制御を行っている。すな
わち、ステップ150ではパーソナルコンピュータ68から
第1実施例と同様に多数の運搬予定から成る運行予定デ
ータを取り込む。ステップ152では運行予定データを参
照し、前記多数の運搬予定の中から運搬処理未実行でか
つ設定されている運搬時間が最も早い運搬予定を運搬対
象として設定する。運搬処理未実行か否かの判定は、各
運搬予定毎に設けられた運搬処理を実行したか否かを表
すデータを参照することによって行うことができる。な
お、運搬処理開始時には各運搬予定の前記データは運搬
処理未実行を表すデータとされている。
次のステップ154では現在の時刻を読出し、現在の時
刻が前記運搬対象とされた運搬予定に設定されている運
搬時刻以降であるか否か判定する。現在の時刻が運搬対
象の運搬時刻よりも早い場合には前記判定が肯定される
までステップ154を繰り返す。ステップ154の判定が肯定
されるとステップ156へ移行し、運搬対象の運搬予定に
設定されている積み込み階においてベルトコンベア58上
に資材等が載置されているか否か判定する。この判定は
前記積み込み階の光センサ64から入力された信号に基づ
いて行われる。
ステップ156の判定が肯定されると、ステップ158では
運搬対象の運搬予定に設定されている積み降ろし階にお
いてベルトコンベア58に空きが有るか否か、すなわち前
記積み降ろし階のベルトコンベア58が積み降ろし処理を
行うことが可能か否かを判定する。この判定は前記積み
降ろし階の光センサ64から入力された信号に基づいて行
われる。ステップ158の判定が肯定された場合は運搬対
象の運搬処理が可能であるので、第5図のステップ105
乃至ステップ126と同様の資材等の運搬処理をステップ1
60で行う。
また、ステップ156及びステップ158の判定が否定され
た場合には運搬対象の運搬処理を行うことができないと
判断し、ステップ162へ移行する。ステップ162では、運
搬処理未実行でかつ運搬時間が現在設定されている運搬
対象の次に早い運搬予定を運搬対象として再設定し、ス
テップ156へ戻る。ステップ156及びステップ158の判定
が肯定された場合には前記再設定した運搬対象の運搬処
理が可能であると判断し、ステップ160で前述の資材等
の運搬処理を行う。
次のステップ162では、運搬対象の運搬予定に運搬処
理を実行したことを表すデータを付与しする。ステップ
162を実行した後はステップ152へ戻り、上記処理を繰り
返す。
上記制御により、例えば第1の運搬処理が可能か否か
を判定し、第1の運搬処理が不可能である場合には第2
の運搬処理が可能か否かを判定する。また、第2の運搬
処理が不可能である場合には第3の運搬処理が可能であ
るか否かを判定し、可能である場合には第3の運搬処理
を行う。これにより、原則的には運行予定に従って運搬
処理を行い、予定された運搬時刻に運搬処理を行うこと
が不可能であると判定した場合には運搬処理が可能な運
搬予定を先に行うので、資材等の運搬処理を効率的に行
うことができる。
また、第1の運搬処理が可能か否かを判定して不可能
である場合には他の運搬処理を行うと共に、第1の運搬
処理が行われるまで前記判定を何回でも行うため、運行
実績が運行予定から大きく狂うことはない。
なお、上記実施例では揚重運搬装置が単一のエレベー
タ部12を有していたが、複数のエレベータ部を設け運搬
能力を向上させることもできる。
また、上記実施例では運行実績データを編集した編集
結果をCRT72に表示するようにしていたが、プリンタ等
によって印刷するようにしてもよい。
また、上記実施例では積み込み及び積み降ろしされる
被搬送物の量が予定通りか否かの判断をロードセル62が
検出する重量によって行っていたが、荷台18内に設けた
赤外線センサ等により、積み込み及び積み降ろしされる
被搬送物の数量をカウントして判断するようにしてもよ
い。また、この赤外線センサによって荷台18に乗降する
乗員をカウントし、作業員等の運行実績の記憶、編集を
行うことも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、運行予定データの中
から実際に行った運搬に対応するデータを抽出して運行
実績データとして収集し、運行実績データを用いて運用
評価用に編集するようにしたので、運行実績データの収
集及び運用の分析、評価作業を省力化することができ
る、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る揚重運搬装置が取付けられたビル
ディングの一部を示す概略図、第2図は揚重運搬装置の
エレベータ部を示す正面図、第3図はエレベータ部の側
面図、第4図は揚重運搬装置の概略ブロック図、第5図
及び第6図は第1実施例の作用を説明するフローチャー
ト、第7図(A)及び(B)は運行実績の編集結果の一
例を示す図表、第8図は第2実施例の作用を説明するフ
ローチャートである。 18……荷台、 34……制御装置、 48……荷台昇降用モータ、 54……移載機、 58……ベルトコンベア、 68……パーソナルコンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 治郎 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 佐多 基之 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 星野 春夫 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 長谷部 斎 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−177882(JP,A) 特開 昭59−184958(JP,A) 特開 平3−174608(JP,A) 特開 平1−175072(JP,A) 特開 昭63−82289(JP,A) 特開 昭59−114287(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 1/00 - 1/52 B66B 17/00 - 17/36 E04G 21/14 - 21/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被運搬物を収容可能な荷台と、前記荷台を
    昇降方向に移動させる移動手段と、前記被運搬物を前記
    荷台へ積み込みまたは荷台から積み降ろすように搬送す
    る搬送手段と、入力された運行予定データに基づいて被
    運搬物が運搬されるように前記移動手段及び搬送手段を
    制御する制御手段と、前記運行予定データの中から実際
    に行った運搬に対応するデータを抽出し運行実績データ
    として収集する収集手段と、少なくとも前記運行実績デ
    ータを用いて運用評価用に編集する編集手段と、を有す
    る揚重運搬装置。
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