JP2827241B2 - 半導体ウェーハのノッチ合わせ機構 - Google Patents

半導体ウェーハのノッチ合わせ機構

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JP2827241B2 JP1001664A JP166489A JP2827241B2 JP 2827241 B2 JP2827241 B2 JP 2827241B2 JP 1001664 A JP1001664 A JP 1001664A JP 166489 A JP166489 A JP 166489A JP 2827241 B2 JP2827241 B2 JP 2827241B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 半導体ウェーハのノッチ合わせ機構に関し、ウェーハ
に設けられたノッチを基準にして向きを揃えることを目
的とし、 端面にノッチが設けられたウェーハが、キャリアのウ
ェーハガイドに挿脱可能に支持されながら、該ウェーハ
の端面に接するように配設された駆動ローラの回転に追
動して、該ウェーハの下部に設けられた支持部材に軸支
されたころの上で回転するようになっている半導体ウェ
ーハのノッチ合わせ機構において、回転する前記ウェー
ハのノッチが前記ころに嵌合したとき、該ウェーハが垂
下して前記駆動ローラから離れ、該ウェーハの回転が停
止するようになっているように半導体ウェーハのノッチ
合わせ機構を構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体ウェーハに設けられたノッチを用い
たノッチ合わせ機構に関する。
近年、エレクトロニクスの発展は目ざましいものがあ
るが、その発展は、半導体デバイスの技術革新に負うと
ころが大きい。
中でも、シリコン半導体を用いた集積回路の大規模・
高集積化は、異常なまでに急速に推移しており、1チッ
プ内に集積される素子数は、メモリ素子の容量に換算し
て、数年単位で4倍に拡大している。
それに伴い、シリコンウェーハからデバイスに仕上げ
るまでの一連の工程、いわゆるウェーハプロセスにおい
て、1枚のウェーハから如何に効率よく、しかも多数の
良品チップを得るかが重要な課題となっている。
シリコン半導体に例をとると、一般に、シリコンのイ
ンゴットの側面には、ウェーハに輪切りにする前の段階
で、結晶の方位を示すためにオリエンテーションフラッ
ト(以下、オリフラと略称)と呼ばれる方位と幅をもっ
た面が設けられる。
従って、そのインゴットを輪切りにしたウェーハに
も、円板状のウェーハの周辺の一部が平らに切欠きされ
たオリフラが、切欠きとして残っている。
しかし、最近では、より多数のチップを得るために
は、この切欠きも面積的に不経済であるなどの理由か
ら、オリフラに代わって、ノッチと呼ばれる窪み状の切
欠きを設けるようになってきている。
このオリフラやノッチなどの切欠きは、例えば、ウェ
ーハプロセスの中で、露光装置や検査装置などにウェー
ハを1枚ずつ載置する際に、位置決めの基準面としても
流用され、そのための装置も提案されている(特開昭62
−94952)。
一方、シリコンウェーハは、一連のウェーハプロセス
の中で、キャリアと呼ばれる保管具により取り扱われる
ことが一般的である。
そして、一連のウェーハプロセスの各々の工程を効率
よく行うために、そのキャリアの中に保持されるウェー
ハは、従来、オリフラを基準にして、規定の向きに保持
されていた。
しかし、ウェーハの向きを1枚ずつ揃えるのでは、ウ
ェーハプロセスの効率を著しく損なうので、オリフラを
利用して、機械的に向きを揃えることが行われている。
そこで、オリフラからノッチに変わっても、機械的に
ノッチ合わせを行うよい機構の開発が強く望まれてい
る。
〔従来の技術〕
第3図はウェーハのオリフラとノッチの説明図、第4
図は従来のオリフラを用いた一括位置合わせ方法の一例
である。
第3図(A)は、オリフラ9を示し、例えば、ウェー
ハ5の購入に際しては、オリフラ9の長さや結晶面方位
との関係などの細目が規格として決められている。
オリフラ9の長さは、ウェーハ5の大きさなどにもよ
るが、一応標準規格化されており、30mmとか50mm程度の
値である。
一方、同図(B)は、オリフラに代わるノッチを示
す。
ノッチ6の窪みの大きさは、できるだけウェーハ5の
有効面積が大きくできるように、例えば、幅が2mm、切
り込みの長さが4mm程度の小さいものである。
第4図に示したように、オリフラ9を用いて、位置合
わせを行う場合には、オリフラ9がウェーハ5の周辺を
一部切欠いたものなので、ウェーハ5をウェーハガイド
11に沿って駆動ローラ2で転動させ、オリフラ9の部分
で駆動ローラ2との接触が絶たれて停止するという簡便
な方法で可能である。
ウェーハ5が、図示してないキャリアなどに複数枚保
持されている場合には、駆動ローラ2を長くして、それ
ぞれのウェーハ5に接触して転動させるようにすれば一
括位置合わせも可能である。
しかし、ノッチの場合には、このような簡単な方法で
一括位置合わせを行うことはできない。
〔発明が解決しようとする課題〕
上で述べたように、ウェーハの向きを揃えてキャリア
に保持することは、ウェーハプロセスの効率化の上から
も是非必要であり、しかも、手作業で1枚ずつ揃えるの
ではなく、一括して向きを揃えることが必要である。
従来、オリフラが設けてあるウェーハに対しては、簡
便な方法により、一括位置合わせが可能であったが、オ
リフラに代わってノッチを設けたウェーハに対しては、
一括して位置合わせを行う方法が実現していない問題が
あった。
〔課題を解決するための手段〕
上で述べた課題は、端面にノッチが設けられたウェー
ハが、キャリアのウェーハガイドに挿脱可能に支持され
ながら、該ウェーハの上方の端面に接するように配設さ
れた駆動ローラの回転に追動して、支持部材に軸支され
たころの上で回転する機構において、回転するウェーハ
のノッチがころに嵌合したとき、ウェーハが垂下して駆
動ローラから離れ、ウェーハの回転が停止するように構
成した半導体ウェーハのノッチ合わせ機構によって解決
される。
〔作用〕
本発明では、第1図に示したように、駆動ローラ2と
支持部材4とで、ウェーハ5を上下から挟んで支持し、
下の支持部材4のころ3でウェーハ5を支えながら、上
の駆動ローラ2でウェーハ5を回転させるようにしてい
る。
すなわち、ころ3の上にウェーハ5の端面が乗ってい
るときには、ウェーハ5が駆動ローラ2に連動して回転
するが、ウェーハ5の端面に設けられたノッチ6がころ
3に嵌合すると、ウェーハ5は自重で垂下して駆動ロー
ラ2から離れ、回転が停止するようにしている。
従って、ノッチ6がどの位置にあっても、ウェーハ5
が1回転する時間内に、ノッチ6の位置をころ3の位置
に揃えることができる。
さらに、本発明のノッチ合わせ機構1を複数個連設し
たり、あるいは、駆動ローラ2を長くし、ころ3をウェ
ーハ5の枚数分配置すれば、ノッチ6の位置が不規則な
状態で保持された複数枚のウェーハ5を、一括して揃え
ることもできる。
この場合にも、ころ3がノッチ6に嵌まったウェーハ
5から順次回転が停止し、ウェーハ5が1回転する時間
内に、全部のウェーハ5の向きを一括して揃えることが
できることになる。
このように、本発明のノッチ合わせ機構1は、垂直に
立てたウェーハ5の上の部分と底の部分との周辺を利用
して向きを揃えるので、ウェーハ5を、例えば5mm程度
の小さな間隔で保持する従来から用いられているキャリ
アにそのまゝ適用できる特徴がある。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例説明図、第2図は本発明の
他の実施例説明図である。
実施例:1 第1図のノッチ合わせ機構1において、駆動ローラ2
は、直径36mmで、ゴム硬度35のシリコンゴムを表面に被
覆した金属ローラを使用した。
ころ3は、直径4mm、幅2mmで、ウェーハ5を汚さない
ようポリアセタール製とし、ウェーハ5の端面がローラ
の表面から逃げないように、ころ3の表面に深さ1.1mm
のV溝を設けた。
支持部材4は真鍮を切削して製作し、ころ3を回動自
在に軸支した。
一方、キャリア7は、直径が150mmの半導体シリコン
のウェーハ5が保持できる大きさのポリプロピレン製
で、ウェーハ5は斜めに設けたウェーハガイド8に乗っ
て保持されるようにした。
ウェーハ5の厚さはほぼ0.7mmなので、ウェーハ5と
ウェーハガイド8との摩擦は極めて小さく、従って摺動
しながらでもよく回転する。
また、ウェーハ5に設けたノッチ6の大きさは、幅2m
m、深さ4mmである。
駆動ローラ2は、図示してないが、側板に水平になる
よう軸支し、モータで回転できにようにした。
支持部材4を平盤に固定し、駆動ローラ2との位置関
係が、キャリア7に保持されたウェーハ5を、駆動ロー
ラ2が上、支持部材4が下でそれぞれ上下で挟むよう
に、かつウェーハ5の下の端面がころ3に乗っていると
きには、ウェーハ5はキャリア7のウェーハガイド8か
ら浮き上がり、さらに、ウェーハ5の上の端面が駆動ロ
ーラ2と接触して回転するようにした。
このようにして製作した本発明になるノッチ合わせ機
構1を、ウェーハ5を保持したキャリア7配置し、ウェ
ーハ5の周速が50mm/秒になるように、駆動ローラ2を
回転させ、動作の確認を行ったところ、よい結果が得ら
れた。
実施例:2 第2図は、本発明のノッチ合わせ機構を複数個連設
し、複数枚のウェーハを一括して位置合わせする機構を
示した図である。
同図において、駆動ローラ2は、25枚のウェーハ5
が、4.76mm間隔で保持できるポリプロピレン製のキャリ
ア7に適用できるように、130mmの長さにし、図示して
ないが、側板に水平に軸支し、上下に平行移動できるよ
うにした。
一方、支持部材4には、実施例1と同様にして作製し
たころ3を、4.76mm間隔になるように間隔部材10を挟み
ながら25個並べ、軸11を通して回動自在に支持した。
ウェーハ5のノッチ6が不規則な位置になるように、
キャリア7に並べて、支持部材4を固定した平盤の上
に、ウェーハ5の下の端面が、それぞれころ3に乗るよ
うに配置し、駆動ローラ2を下方に平行移動させ、ウェ
ーハ5の上の端面に接触するようにした。
ウェーハ5の周速が50mm/秒になるように、駆動ロー
ラ2を回転させ、動作の確認を行った。
その結果、ウェーハ5が一回転する約10秒間で、25枚
全てのウェーハ5のノッチ6が、ころ3に嵌まった位置
で揃い、所期の好結果が得られた。
本実施例では、ウェーハ5やノッチ6などの大きさに
関連するころ3および支持部材4の大きさや形状、ある
いは駆動ローラ2の直径や材質などには、種々の変形が
可能である。
さらに、キャリア7やウェーハガイド8などの形状、
あるいは、一括でノッチ合わせする際のウェーハ5の枚
数やウェーハ5を回転させる速度なども、本発明の原理
に直接関係ない。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の半導体ウェーハのノッチ
合わせ機構は、ウェーハの大形化やチップの取り数を増
やすなどの目的で、従来ウェーハに設けられていたオリ
フラがノッチに代わる傾向に対応できる機構である。
そして、本発明の半導体ウェーハのノッチ合わせ機構
は、原理的には、ノッチが設けられた1枚のウェーハに
も適用できるが、実用的には、むしろ、キャリアに複数
枚保持されているウェーハのノッチを一括して合わせる
ことに対して、本機構を如何ようにも拡張して適用でき
ることが大きな特徴である。
従って、ウェーハプロセスの中で、適宜ウェーハをキ
ャリアに保持し、次の工程に移る前に、極めて簡易な操
作で、しかも数秒の短時間にウェーハの向きを一括して
揃えることができるので、半導体装置の製造工程の高効
率化に貢献するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例説明図、 第2図は本発明の他の実施例説明図、 第3図はオリエンテーションフラット(オリフラ)とノ
ッチの説明図、 第4図はオリフラを用いた位置合わせ方法の一例説明
図、 である。 図において、 1はノッチ合わせ機構、2は駆動ローラ、3はころ、4
は支持部材、5はウェーハ、6はノッチ、7はキャリ
ア、8はウェーハガイド、である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端面にノッチが設けられたウェーハが、キ
    ャリアのウェーハガイドに挿脱可能に支持されながら、
    該ウェーハの端面に接するように配設された駆動ローラ
    の回転に追動して、該ウェーハの下部に設けられた支持
    部材に軸支されたころの上で回転するようになっている
    半導体ウェーハのノッチ合わせ機構において、 回転する前記ウェーハのノッチが前記ころに嵌合したと
    き、該ウェーハが自重で垂下して前記駆動ローラから離
    れ、該ウェーハの回転が停止するようになっていること
    を特徴とする半導体ウェーハのノッチ合わせ機構。
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