JP2826393B2 - 播種装置 - Google Patents

播種装置

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JP2826393B2
JP2826393B2 JP16574991A JP16574991A JP2826393B2 JP 2826393 B2 JP2826393 B2 JP 2826393B2 JP 16574991 A JP16574991 A JP 16574991A JP 16574991 A JP16574991 A JP 16574991A JP 2826393 B2 JP2826393 B2 JP 2826393B2
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金作 来田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の播種装置は、水田、畑地
などに、たとえば、稲籾などの種子や蔬菜類の種子を直
播するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の播種装置としては、たと
えば、特願平2ー271775号明細書及び図面に記載
されているように、牽引車に牽引される機枠に複数の浅
い播種溝及びこの各播種溝の両側部に深い排水溝をそれ
ぞれ形成する畝成形体を回転自在に設け、この畝成形体
の後方部に畝成形体にて成形された浅い各播種溝のそれ
ぞれの上方に臨ませて複数の播種管を一定位置に並設固
定し、前記機枠に種子ホッパーを設けるとともに、この
種子ホッパーの種子繰出部に接続した複数のホースを前
記複数の播種管のそれぞれに接続し、この複数の播種管
にばねを介して畝の表面部を削り取ってそれぞれの播種
溝に覆土する覆土板をそれぞれ取着した構成が提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構成では、複数の
覆土板は、一定位置に並設固定された複数の播種管の定
位置にそれぞれ取着されているとともに、牽引されて畝
の表面部を削り取ってそれぞれの播種溝に覆土するた
め、圃場が過湿土壌の場合には覆土板に土が付着し易
く、付着土によって播種溝に対する覆土量が大きく変化
し易く、畝を大きく崩すおそれがある、という問題があ
る。
【0004】本発明は前記課題に鑑みてなされたもの
で、覆土ローラに土が付着することを防止でき、この覆
土ローラにて播種溝の上部を崩して種子を確実に覆土す
ることができ、播種溝に対する覆土量が大きく変化した
り、畝を大きく崩すことがなく、全体的に播種後の播種
溝に所定の厚さで安定した状態で確実に覆土することが
できる播種装置を提供することを目的とするものであ
る.
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の播種装置は、機
枠と、この機枠に回転自在に設けられたロータリ耕耘体
と、このロータリ耕耘体の後方部に回転自在に設けられ
浅い播種溝を成形する小径の溝成形体及び深い排水溝を
成形する大径の溝成形体を同軸に並設した畝成形体と、
この畝成形体の小径の溝成形体にて成形された播種溝に
対して播種する播種口を有する種子ホッパーと、播種後
の播種溝に覆土する覆土ローラとを具備し、前記畝成形
体は、前記ロータリ耕耘体を駆動する駆動系からの出力
によって回転自在に設け、前記覆土ローラは、前記畝成
形体の小径の溝成形体の後方部に位置して配設するとと
もに、前記畝成形体からの出力によって回転自在に設け
たものである。
【0006】
【作用】本発明の播種装置では、機枠を牽引進行すると
ともに、ロータリ耕耘体を回転駆動するとともに、この
ロータリ耕耘体を駆動する駆動系からの出力によって畝
成形体を回転駆動する。また、この畝成形体からの出力
によって覆土ローラを回転駆動する。
【0007】そして、ロータリ耕耘体の回転進行により
圃場が順次耕耘され、この耕耘された圃場には畝成形体
の回転進行により、その小径の溝成形体にて浅い播種溝
が成形され、かつ、その大径の溝成形体にて浅い播種溝
の両側部に深い排水溝がそれぞれ同時に順次形成され
る。また、ロータリ耕耘体及び畝成形体を回転駆動する
一方、種子ホッパーの繰出部から種子を繰出すことによ
り、この種子は播種口から小径の溝成形体にて成形され
た浅い播種溝内に順次播種される。また、覆土ローラは
播種後の播種溝内に沿って回転進行されるとともに、こ
の覆土ローラにて播種後の播種溝の上部側壁が順次崩さ
れて種子上の溝底部に順次覆土される。
【0008】この場合、畝成形体及び覆土ローラは、そ
れぞれ回転駆動されることにより、それぞれが土に対し
て回転され小径の溝成形体にて成形される浅い播種溝及
び大径の溝成形体にて成形される深い排水溝はそれぞれ
整然と成形され、また覆土ローラにて所定の厚さで確実
に覆土される。また、これら畝成形体及び覆土ローラが
回転駆動されることにより、畝成形体及び覆土ローラに
土が付着することが防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0010】図において1は機枠で、この機枠1は左右
方向に長い主枠2を有し、この主枠2の両端部には相対
するチェーンケース3及びブラケット3aの上部が一体の
固着され、この相対するチェーンケース3及びブラケッ
ト3aの下端部間にはロータリ耕耘体4の耕耘軸5が回転
自在に横架されている。このロータリ耕耘体4は耕耘軸
5の軸方向に多数の耕耘爪6を放射状に突設して構成さ
れている。また、前記相対するチェーンケース3とブラ
ケット3aの上部間に前記ロータリ耕耘体4の上方部を被
覆するカバー体7が固着され、このカバー体7の後端部
には板状の弾性部材からなる整地体8が固着されてい
る。
【0011】また、前記主枠2の略中間部には入力軸9
を前方に向かって回転自在に突設したミッション10が設
けられ、このミッション10の出力軸(図示せず)には前
記チェーンケース3内のチェーンを含む連動媒体(図示
せず)を介して前記ロータリ耕耘体4が回転自在に連動
連結されている。また、前記主枠2の前側左右部には下
部アーム11が相対して前方に向かって突設されていると
ともに、前記ミッション10の上部には上部アーム12が前
方に向かって突設され、この上部アーム12と前記左右の
下部アーム11とはステー13にて連結されており、左右の
下部アーム11の先端部及び上部アーム12の先端部には連
結部14がそれぞれ設けられている。
【0012】そして、前記機枠1、左右の下部アーム11
及び上部アーム12を有する主枠2、ロータリ耕耘体4、
及び入力軸9を有するミッション10にて耕耘機構部15が
構成されている。
【0013】つぎに、前記主枠2の後側部には左右方向
変位自在の可変連結機構16を介して畝成形機構部17が連
結されている。前記可変連結機構部16は、前記主枠2の
後側左右部に突設された連杆18に垂直軸19を介してそれ
ぞれ左右方向回動自在に軸着された左右の連結金具20を
有するとともに、この左右の連結金具20に対向して前記
畝成形機構部17の左右方向に長い連結枠21の前側左右部
に突設された連杆22に垂直軸23を介してそれぞれ左右方
向回動自在に軸着された左右の連結金具24を有し、この
前後に相対する左右の連結金具20,24間には上下一対の
平行リンク25,26の前後端部が支軸27にてそれぞれ回動
自在に軸着されている。
【0014】また、前記左右部の上下一対の平行リンク
25,26において、それぞれを軸着した前後の対角位置に
おける支軸27間にはコイルスプリング28がそれぞれ張設
され、このコイルスプリング28にてそれぞれの後部の連
結金具24を下方に付勢支持するようになっている。そし
て、前記耕耘機構部15の主枠2、畝成形機構部17の連結
枠21及びこれらを連結した左右の上下一対の平行リンク
25,26並びに前後の垂直軸19,23にて平行四辺形リンク
機構29が構成されている。
【0015】しかして、前記前後左右の連結金具20,24
は、それぞれ平面視L型状に形成され、その一方の垂直
板32には前記上下一対の平行リンク25,26の前後端部を
連結する前記各支軸27を挿通した挿通孔33が上下に形成
されているとともに、その他方の垂直板34の上下部には
前記前後の垂直軸19,23をそれぞれ挿通した挿通孔35を
有する支持片36が相対して突設されている。また、前記
前後左右の連結金具20,24において、その一方の対角位
置における前後の連結金具20,24の一方の垂直板32に
は、下端部に水平板79がそれぞれ一体に形成され、この
水平板79の下面部には垂直状の連結軸80がそれぞれ下方
に向かって一体に突出され、この連結軸80と、この連結
軸80上の前記上下の挿通孔33とは同一軸線上に設けられ
ている。
【0016】さらに、前記平行四辺形リンク機構29にお
いて、前記一方の対角位置における前後の連結金具20,2
4 の連結軸80間において、その一方の前側の連結軸80に
はシリンダー装置30の基端部がユニバーサルジョイント
81を介して上下方向及び水平方向に回動自在に軸着され
ているとともに、その他方の後側の連結軸80には前記シ
リンダー装置30のピストンロッド31の先端部がユニバー
サルジョイント82を介して上下方向及び水平方向に回動
自在に軸着されている。そして、前記シリンダー装置30
のピストンロッド31の伸縮動作によって前部左右の垂直
軸19を回動中心として平行四辺形リンク機構29が可変さ
れ畝成形機構部17が進行方向に対して左右方向に移動変
位されるようになっている。
【0017】つぎに、前記畝成形機構部17は、前記連結
枠21の両端部に上端部が一体に固着された相対するブラ
ケット37を有し、この相対するブラケット37の下端部間
には回転軸38が回転自在に横架され、この回転軸38には
軸方向に大径の多数の算盤球状に形成された排水溝成形
用の溝成形体39の中心部が所定の間隔をおいて一体に固
着されているとともに、この多数の畝成形体39のそれぞ
れの間において回転軸38には軸方向に小径の多数の算盤
球状に形成された播種溝成形用の溝成形体40の中心部が
一体に固着されている。そして、前記左右の大径の溝成
形体39と、この大径の溝成形体39間の小径の溝成形体40
とにより一畝Aを成形する畝成形体41が構成され、か
つ、この複数組みの畝成形体41が前記回転軸38の軸方向
に連続的に配設され、これら各畝成形体41にて複数列の
畝Aが連続的に並設成形されるようになっている。
【0018】また、前記連結枠21の略中間部にはミッシ
ョン42を内蔵したミッションケース43の上部が固着さ
れ、このミッションケース43の上端部には入力軸44が前
方に向かって回転自在に突設されているとともに、この
ミッションケース43の下端部には前記回転軸38の中間部
が回転自在に挿通支持され、かつ、この回転軸38は前記
ミッション42の出力軸に連動媒体(図示せず)を介して
回転自在に連動連結されている。また、前記ミッション
ケース43の下端部の前後部には前記各大径の溝成形体39
の作用部と略同形の断面形状の溝成形部45がそれぞれ一
体に突設されている。そして、前記複数組みの畝成形体
41を有する回転軸38は、ロータリ耕耘体4を駆動する駆
動系である前記ミッション10からの出力によってミッシ
ョン42を介して回転駆動されるようになっている。
【0019】また、前記左右のブラケット37の下側部に
は支持片46が相対して後方に向かって一体に突設され、
この左右の支持片46の後端部間には取付片47が水平状に
一体に固着され、この取付片47の左右方向には前記各小
径の溝成形体40に対応する位置のそれぞれに多数の取付
孔48が上下方向に貫通して形成されている。また、前記
取付片47の各取付孔48には、播種導管49の上端部がそれ
ぞれ挿通固定され、この各播種導管49の下端部の播種口
50は前記各小径の溝成形体40にて形成される播種溝上に
臨ませて開口されている。
【0020】さらに、前記機枠1の主枠2上には支持フ
レーム55が一体に立設され、この支持フレーム55には播
種用の種子を収容した種子ホッパー56が支持されてい
る。この種子ホッパー56は、下端部に繰出部57が形成さ
れているとともに、この繰出部57には前記多数の播種導
管49に対応する数の多数の吐出口58が形成され、この多
数の吐出口58にはホース59の一端部が連通接続されてい
るとともに、この多数のホース59の他端部が前記多数の
播種導管49の上端部のそれぞれに連通接続されている。
【0021】つぎに、前記左右のブラケット37間に支持
された前記回転軸38の両端部には、相対するチェーンケ
ース60とブラケット61のそれぞれの前端部が軸受体(図
示せず)を介して上下方向に回動自在に支持され、この
相対するチェーンケース60とブラケット61との後端部間
には回転軸62の両端部が軸受体(図示せず)を介して回
転自在に横架され、この回転軸62の軸方向には前記各小
径の溝成形体40に対応する位置の後方部において、多数
の覆土ローラ63の中心部が一体に固着されている。ま
た、この多数の覆土ローラ63を有する前記回転軸62は、
前記チェーンケース60内の無端チェーンを含む連動媒体
を介して前記畝成形体41の回転軸38に連動連結されてお
り、この回転軸38からの出力によって前記各覆土ローラ
63が回転駆動されるようになっている。
【0022】また、前記相対するチェーンケース60とブ
ラケット61のそれぞれの略中間部には、吊持杆65の下端
部が支軸66を介して回動自在に取着され、この左右の吊
持杆65の上部が前記左右の支持片46の中間部に突設され
たガイド67のそれぞれに上下動自在に挿通され、この左
右のガイド67と前記左右の支軸66との間における左右の
吊持杆65にはコイルスプリング68がそれぞれ捲装されて
いる。また、前記左右のガイド67から上方に突出した前
記吊持杆65には、それぞれナット69が上下方向に位置調
節自在に螺着され、このナット69にて、それぞれの吊持
杆65による前記相対するチェーンケース60及びブラケッ
ト61を吊持する高さ位置が設定され、かつ、この設定位
置の範囲内でコイルスプリング68を介して前記相対する
チェーンケース60及びブラケット61が上下動自在に支持
されている。
【0023】しかして、前記各覆土ローラ63は、図5及
び図6に示すように、算盤珠状に形成されたローラ本体
63a を有し、このローラ本体63a の中心部が前記回転軸
62に固着されているとともに、このローラ本体63a の外
周部には前記小径の溝成形体40にて成形される断面略V
字状の播種溝内を移動しつつ播種溝の上部を崩す環状の
覆土部63b が形成されている。そして、この覆土部63b
の外周面は図5に示すように、水平状面63c に形成する
か、図6に示すように、中心部に向かって弧状に凹んだ
弧状凹部63d に形成されている。
【0024】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0025】トラクタの三点懸架機構に機枠1の三点連
結部14を連結するとともに、トラクタのPTO軸に動力
伝達軸を介して主枠2に設けたミッション10の入力軸9
を連結する。また、このミッション10の後側部に回転自
在に突設された出力軸63に両端部にユニバーサルジィン
トを有する伝動軸64を介して連結枠21に設けられたミッ
ション43の入力軸44を連結する。また、シリンダー装置
30を作動してピストンロッド31を伸縮すると、前後左右
の垂直軸19を中心として平行四辺形リンク機構29が水平
回動されるとともに、畝成形機構部17が、作業の進行状
況に応じて、たとえば、ロータリ耕耘体4の真後ろ位置
に配置設定する。
【0026】つぎに、トラクタにて機枠1を牽引進行す
るとともに、トラクタのPTO軸からの出力によってミ
ッション10、43の入力軸9、44がそれぞれ回転され、こ
の入力軸9、44を有するそれぞれのミッション10、43か
らの出力によって耕耘機構部15のロータリ耕耘体4及び
畝成形機構部17の畝成形体41がそれぞれ回転駆動され
る。また、畝成形機構部17の畝成形体41が回転駆動され
るとともに、この回転軸38からの出力によってチェーン
ケース60内の連動媒体を介して多数の覆土ローラ63を有
する回転軸62が回転駆動され、この各覆土ローラ63が回
転される。
【0027】そして、ロータリ耕耘体4の回転進行によ
り圃場が順次耕耘されるとともに、この耕耘された圃場
には畝成形体41の回転進行により浅い播種溝B及びこの
浅い播種溝Bの両側部に深い排水溝Dがそれぞれ同時に
順次形成される。すなわち、回転軸38の軸方向に並設固
定された複数組みの各畝成形体41において、それぞれの
小径の溝成形体40にて断面略V字状の浅い播種溝Bが順
次連続形成されるとともに、それぞれの大径の溝成形体
39にて断面略V字状の深い排水溝Dが順次連続形成され
る。この場合、それぞれの小径の溝成形体40及びそれぞ
れの大径の溝成形体39は、回転軸38を介して進行速度よ
り早い回転速度で回転することにより、それぞれの大小
の溝成形体39、40は耕耘土に対してスリップ駆動され、
これら大小の溝成形体39、40にて浅い播種溝B及び深い
排水溝Dが断面略V字状に確実にかつ、正確に成形され
るとともに、これら大小の溝成形体39、40に土が付着す
ることが防止される。
【0028】また、ロータリ耕耘体4及び畝成形体41を
回転駆動する一方、種子ホッパー56の繰出部57における
各吐出口58から種子を順次繰出すことにより、この種子
は、それぞれのホース59及びこれらのホース59に接続し
た播種導管49の播種口50から各小径の溝成形体40にて成
形された各浅い播種溝B内に順次播種される。また、各
播種溝Bに播種されるとともに、これら播種後の各播種
溝Bに沿って、それぞれの覆土ローラ63が回転進行さ
れ、この各覆土ローラ63の外周部の水平状面63cまたは
弧状凹部63d からなる覆土部63b にて、それぞれの播種
溝Bの上部側壁が順次削り取られるようにして崩されて
種子上の溝底部Cに順次覆土される。
【0029】この場合、各覆土ローラ63は、左右の吊持
杆65及びこの吊持杆65に捲装したコイルスプリング68に
て上下動自在に支持された左右のチェーンケース60及び
ブラケット61間に回転軸62を介して設けられているの
で、各覆土ローラ63は、播種溝B側に付勢支持され上下
方向の変化に追従し、それぞれの播種溝Bの上部側壁を
常に確実に覆土用として崩すことができ、それぞれの溝
底部Cに対する覆土量が大きく変化することが防止され
る。また、各覆土ローラ63は、回転軸62を介して進行速
度より早い回転速度で回転することにより、それぞれの
播種溝Bの上部側壁に対してスリップ駆動され、これら
覆土ローラ63にて播種溝Bの溝底部Cに対して確実にか
つ、所定の厚さで正確に覆土され、これら覆土ローラ63
に土が付着することが防止される。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、畝成形体の小径の溝成
形体の後方部に覆土ローラを配設するとともに、この覆
土ローラを前記畝成形体からの出力によって回転自在に
設けたので、この覆土ローラを回転駆動することによ
り、覆土ローラに土が付着することを防止でき、過湿土
壌に対しても覆土ローラに土が付着することがなく、こ
の覆土ローラにて播種溝の上部を崩して種子を確実に覆
土することができ、しかも、土を押さえ込むようにして
覆土するので所定の厚さで覆土することができ、播種溝
に対する覆土量が大きく変化したり、畝を大きく崩すこ
とを防止できる。
【0031】また、小径の溝成形体及び大径の溝成形体
を同軸に有する畝成形体を回転駆動することにより、小
径の溝成形体にて播種溝を、大径の溝成形体にて排水溝
を、それぞれ整然と確実に成形することができ、これら
小径の溝成形体及び大径の溝成形体に土が付着すること
を防止できる。
【0032】したがって、全体的には播種溝に対する播
種及びこの播種後の播種溝に対する覆土を安定した状態
で確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す播種装置の側面図であ
る。
【図2】同上畝成形体の平面図である。
【図3】同上平行四辺形リンク機構の平面図である。
【図4】同上連結金具の斜視図である。
【図5】同上覆土ローラによる覆土状態を示す拡大正面
図である。
【図6】同上他の実施例の覆土ローラによる覆土状態を
示す正面図である。
【図7】同上畝成形体による畝成形状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 機枠 4 ロータリ耕耘体 39 溝成形体 40 溝成形体 41 畝成形体 50 播種口 56 種子ホッパー 63 覆土ローラ A 畝 B 播種溝 C 溝底部 D 排水溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠と、この機枠に回転自在に設けられ
    たロータリ耕耘体と、このロータリ耕耘体の後方部に回
    転自在に設けられ浅い播種溝を成形する小径の溝成形体
    及び深い排水溝を成形する大径の溝成形体を同軸に並設
    した畝成形体と、この畝成形体の小径の溝成形体にて成
    形された播種溝に対して播種する播種口を有する種子ホ
    ッパーと、播種後の播種溝に覆土する覆土ローラとを具
    備し、 前記畝成形体は、前記ロータリ耕耘体を駆動する駆動系
    からの出力によって回転自在に設け、 前記覆土ローラは、前記畝成形体の小径の溝成形体の後
    方部に位置して配設するとともに、前記畝成形体からの
    出力によって回転自在に設けたことを特徴とする播種装
    置。
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