JP2824557B2 - 樹脂補強繊維板の連続製造装置 - Google Patents

樹脂補強繊維板の連続製造装置

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JP2824557B2
JP2824557B2 JP6167657A JP16765794A JP2824557B2 JP 2824557 B2 JP2824557 B2 JP 2824557B2 JP 6167657 A JP6167657 A JP 6167657A JP 16765794 A JP16765794 A JP 16765794A JP 2824557 B2 JP2824557 B2 JP 2824557B2
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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器、民生機器
(テレビ、洗濯機、冷蔵庫等)、紙製品等の梱包、運
搬、格納等に使用されているパレット、 緩衝材、また
は建築資材等の樹脂補強繊維板の連続製造装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、本願出願人が特開平
4ー250002号にて開示した樹脂補強繊維板の連続
製造装置がある。
【0003】これを図7により、簡単に説明すると、再
成不能な損紙や、排水中のスラジ(約20%)及び故紙
(約80%)等からなる繊維を含む原料を破砕機に投入
して2〜3cm角に破砕し、次で170〜300℃の乾
燥炉で乾燥し、さらに粉砕機で綿状に粉砕したもの60
〜70%に産業廃棄物(自動車用塗料くず、合成繊維く
ず)等からなるバインダー用熱可塑性樹脂類5を30〜
40%混入し、これらをミキサーで撹拌し、その撹拌し
た原料混合物8Aを成形機で帯状に成形し、その帯状体
8Bを切断機9で切断するよう構成されている。
【0004】また、前記混合物成形機は縦型構造とさ
れ、断面台形で横棒状の混合物押え10と、該混合物押
え10を上下動させるための上下動装置11と、混合物
8Aを挟むための上部が広がる方向に曲った状態の左右
一対の熱板12と、さらに混合物8Aを振動して帯状体
8Bに成形するために一対の熱板を少なくとも混合物入
口側で振動(圧縮・開放)する熱板振動装置13と、該
帯状体8Bを下に送り出すために設けられかつ前記熱板
12全体を覆う左右一対のエンドレスベルト14と、該
ベルト14の混合物接触部を送出し方向(下向き)に回
動させる駆動ロール20を有する回動装置15と、前記
帯状体8Bの表面を100℃以下に冷却するための冷却
装置16とから構成されている。
【0005】なお、成形機上部にある混合物押え10の
上下動装置11の構造は、一対の吊棒22の端部にクラ
ンク軸23Aを接続し、別の端部を回転円盤24Aの端
部に接続することにより、上下動(振動の幅は約50m
m)をさせるものである。
【0006】また、熱板12上部の従動ロール19の熱
板振動装置13の構造は、従動ロール19の支軸25を
クランク軸23Bに接続させ、別の端部を回転円盤24
Bの端部に接続することにより、(約5〜15mmの振
動の幅で、両方また片方だけを)振動させる。
【0007】さらにまた、ベルト14の回動装置15に
ついては、該ベルト14を熱板12を含めて従動ロール
19と駆動ロール20に掛け、タイトナーロール26で
ベルト14を張り、さらにベルトガイダー27で横ずれ
を防止させ、駆動ロール20の支軸に連動した原動機2
8によって製品が下に降りるようにベルト14を回動さ
せる。
【0008】なお、ベルトクリーナー29はベルト14
に付着した混合物8Aを回転して掃き落とすものであ
る。また、熱板12の下端の駆動ロール20の支軸に厚
さ調節機30(油圧シリンダー)を連接させ製品の厚さ
を自由に調整することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造装置においては、一対の熱板の構造が縦型であるた
め、これを大型化すると、工場の建屋が高層化する問題
があった。
【0010】本発明は、上記の点に鑑み、一対の熱板の
構造を横型にして、これを大型化しても、工場の建屋が
高層化することがなく、原料の撹拌混合物を充分に圧縮
しかつ加熱乾燥することが可能な製造装置の提供を目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1〜6の如く、原料混合物8Aが入り易いよう
に互いに上部が広がる方向に傾斜した状態の予備圧縮室
Rを形成する左右一対のベルト支持板35A,35B
と、その上端の一対の入口ロール36と、薄い一対のエ
ンドレスベルトB1,B2と、原料混合物8Aを振動し
て帯状体8Bに成形するために上下に間隔を置いて配設
された一対の横型熱板C1,C2と、これらを同期して
上下対称に振動する熱板振動装置Cと、前記帯状体8B
を送り出すために前記ベルトを送出し方向に回動させる
駆動引出ロール39A,39Bと、前記帯状体8Bの表
面を100℃以下に冷却するための冷却装置Dとから構
成されている。前記ベルトB1,B2はそれぞれ、前記
ベルト支持板35A,35B、熱板C1,C2、冷却板
41A,41Bの全体を覆うように各ロールに掛巻され
ている。そして、前記熱板振動装置Cは、各熱板C1,
C2を帯状体送出方向へ移動しながら圧縮方向へ移動し
次に各熱板を移動開始点に復帰させる移動を短時間に反
復する機構を有せしめられ、熱板C1,C2の最圧縮状
態ではエンドレスベルトB1,B2と熱板とは相対的動
きが零とされている。
【0012】
【作用】上記課題解決手段において、原料混合物を、ベ
ルトB1,B2で熱ロール42A,42B間に送り、さ
らに上下の熱板C1,C2間に送り、その内部の蛇行し
たパイプに熱湯油を流して高温にし、該熱板を振動装置
Cにより上下左右に振動させ、図6ーAの熱板圧縮状態
と熱板開放状態とを反復的に切替える(その振幅は5〜
15mmが、また1サイクルは0.5〜3秒が適してい
る)ことにより、混合物8Aを連続的に充填加熱圧縮す
ることにより帯状体に成形すると同時に、一対のベルト
B1,B2を送り方向に移動させ、さらに一対の上下の
冷却板D1,D2で帯状体8Bを冷却する。
【0013】
【実施例】以下、本発明樹脂補強繊維板の連続製造装置
の一実施例を図1〜6に基づいて説明すると、これは、
再成不能な損紙や、排水中のスラジ(約20%)及び故
紙(約80%)等からなる繊維を含む原料を破砕機に投
入して2〜3cm角に破砕し、次で170〜300℃の
乾燥炉で乾燥し、さらに粉砕機で綿状に粉砕したもの6
0〜70%に産業廃棄物(自動車用塗料くず、合成繊維
くず)等からなるバインダー用熱可塑性樹脂類を30〜
40%混入し、これらをミキサーで撹拌する。
【0014】そして、その撹拌した原料混合物8Aを、
供給コンベヤ31で供給ホッパー32内に供給し、定量
コンベヤ33から成形機入口部34に落下させる。
【0015】前記再成不能な損紙や排水中のスラジは、
普通70〜80%の繊維を含むので、木粉のように繊維
を含まないものに比べて、製品は強くなる。そして、こ
の原料1を破砕機2に投入して2〜3cm長さに破砕す
るのは、これ以下の長さでは、繊維が短くなり過ぎて、
弱くなるためである。バインダー用熱可塑性樹脂類を3
0〜40%混入するのは、約10年で土に返すためであ
る。例えば、50〜70%と多く混入すると、耐久性
(耐候性)が長くなり、半永久的に地球に還元せず、地
球環境を悪化させる。
【0016】また、混合物成形機の熱板は大型化されそ
の配置は横型構造とされている。そして、この成形機
は、原料混合物8Aが入り易いように互いに上部が広が
る方向に傾斜した状態の予備圧縮室Rを形成する左右一
対のベルト支持板35A,35Bと、その上端の一対の
入口ロール36と、これらロール間に配置された混合物
開繊羽根37と、ベルト蛇行防止ロール38A,38B
と、予備圧縮部b1、待機部b2、混合物加熱圧縮部b
3、冷却部b4及び復帰部b5からなる薄い一対のエン
ドレスベルトB1,B2と、さらに混合物8Aを振動し
て帯状体8Bに成形するための一対の熱板C1,C2
と、これらを同期して上下対称に振動(圧縮・開放)す
る熱板振動装置C(その振動サイクルは成形速度で変わ
るが、0.5〜3秒)と、該帯状体8Bを送り出すため
にベルトの混合物加熱圧縮部b3及び冷却部b4を送出
し方向に回動させる駆動引出ロール39A,39B及び
押付ロール40A,40Bを有する回動装置(そのモー
タは図示せず)と、前記帯状体8Bの表面を100℃以
下に冷却するための冷却装置Dとから構成されている。
また、前記エンドレスベルトB1,B2はそれぞれ、ベ
ルト支持板35A,35B、熱板C1,C2、冷却板4
1A,41B等の全体を覆うように各ロールに掛巻され
ている。42Aは大熱ロール、42Bは六個の小熱ロー
ル、43はベルト支持ロールである。
【0017】前記熱板振動装置Cの昇降機構は、図2の
ようにモータMによる駆動軸44と、これにスプロケッ
ト・チエン45A,45Bにより連動された第一、第二
従動軸46A,46Bとが機枠に並設され、図5のよう
に、各軸44,46Bには一対の偏心カム47A,47
Bからなるクランク機構47が設けられ、図2のよう
に、この機構部は上下の熱板C1,C2にリンク48
A,48Bで連動連結され、上下熱板C1,C2は、図
6ーAのように上熱板C1が上死点のとき、下熱板C2
が下死点となるように対称な昇降をするよう構成されて
いる。
【0018】また、前記熱板振動装置Cの左右送り機構
は次のとおりである。すなわち、図1,2のように、中
央の従動軸46Aにピン53A付き回転板49が固定さ
れ、L形リンク50の横腕50Aが機枠Fにブラケット
51のピン51Aで回転自在とされ、そのリンク縦腕5
0Bの上端溝52Bに上下方向滑りが自在に嵌合された
上下滑子52が、下熱板C2にピン52Aで回転自在に
連結され、リンク横腕50Aの横溝53Bに左右滑子5
3も、前記回転板49のピン53Aに回転自在に嵌合さ
れ、回転板49の回転により、L形リンク50の縦腕5
0Bは左右に揺動し、下熱板C2は図6ーAのように上
下動に左右動が合成されたサインカーブ(約5〜15m
mの振幅)に類似の運動をし、かつ上熱板C1のピン5
4Aは、下熱板C2に固定された倒立T形連結板55の
上下滑子54に嵌合され、これにより、上熱板C1は、
下熱板C2に対して、同時に同方向に左右動しかつ対称
な昇降をする。
【0019】また、前記リンク48Aは上下の板部48
a,48bと中間部の調節ねじ部48cからなり、製品
の厚さを自由に調整することができる。さらにまた、熱
板C1,C2及び熱ロール42A,42Bの120〜2
50℃の加熱においては、該熱板及びロールの中に蛇行
状のパイプを施工し、それにボイラーからの熱を利用し
て油を約300℃に加熱させて熱媒として通すことによ
って発生させる。なお、ベルトの復帰部の適所に混合物
をかきとるクリーナーが設けられる。
【0020】前記上下熱板C1,C2間の間隔は、出口
端(図1中の右端)が0mmのとき入口端は30mm位
に初期設定される。これは、原料混合物8Aの配合、熱
板の温度、生産速度によって異なるが、生産する帯状体
8Bの板厚が厚くなると、初期設定を基に生産板厚分だ
けほぼ平行して間隙は変えられる。例えば、12mmの
板厚の場合には、出口端の間隙は12mmとされ、入口
端は30mm+12/2=36mm位にされる。入口端
は条件(経験値)によって多少変わる。
【0021】前記冷却装置Dは、上下の冷却板D1,D
2と、これらを前記熱板C1,C2に連結する小リンク
56A,56Bと、前記冷却板を前記熱板と同期して上
下、左右方向に動かすクランク機構57(前記クランク
機構47と同様の機構)すなわちリンク57A,57
B、ブラケット58、偏心カム等から構成される。そし
て、上下の冷却板D1,D2は、巾方向の孔(図示せ
ず)に冷却水が通される。このように、冷却板は帯状体
8Aに添って、左右上下方向に熱板と同期して作動す
る。1サイクルで帯状体は約100mm移動する。
【0022】また、図4のように、熱板C1,C2の圧
縮による混合物8Aのはみ出しは、上熱板C1の側面に
着脱自在に固定された防止板59A,59Bではみ出し
抵抗を増すことにより防止され、帯状体8Bの有効巾は
確保される(歩留アップが計られる)。はみ出し自由で
は、帯状体の両端の密度が10〜20%減少する。
【0023】次に、作用を説明すると、撹拌した原料混
合物8Aを、供給コンベヤ31で供給ホッパー32内に
供給し、定量コンベヤ33から成形機入口部34に落下
させる。原料混合物8Aは、前処理(破砕機並びに粉砕
機及びミキサー)を通過することによって一応開繊され
ているが、ホッパー32に貯たり、定量コンベヤ33等
によって、原料開繊羽根37が仮に無しの状態で、予備
圧縮室R(厚さ240mm位から下方の30mm位まで
ベルトB1,B2の送り込み機能により圧縮)に送られ
た場合、原料混合物が各部と接触することにより、再度
部分的に固まり(蚕のまゆのように)、それが成形され
た製品である帯状体に縞状偏析を生じる。
【0024】このように、偏析が発生すると、その境界
線の強度が減少するので、最終的にこの部分で開繊する
機能を有する羽根37(回転数は800〜1600r.
p.m.)の形状は図3ごとく設定されている。すなわ
ち、上側より落下する球状の原料混合物8Aを裁断する
ように複数の羽根板37Aはナイフ状とされ、これら
は、羽根軸37Bに50mm間隔に千鳥状に固定され、
羽根板と羽根軸の接点は、軸方向に固定(例えば溶接)
され、羽根板は途中で90°捩られている。この理由
は、軸方向部で風を起こし、細い原料混合物を分散させ
る役目をさせ、羽根軸と直角方に捩った部分(ナイフ)
37aは、球状になった原料混合物を切断開繊させるた
めである。羽根板37Aの長さは、ベルトBの表面と接
触しないようにされている。
【0025】切断開繊された原料混合物を、常時一定速
度で送り出し方向に動いているベルトB1,B2で熱ロ
ール42A,42B間に送り、さらに上下の熱板C1,
C2間に送り、その内部の蛇行したパイプに熱湯油を流
して高温にし、該熱板を振動装置Cにより上下左右に振
動させ、図6ーAの熱板圧縮状態と熱板開放状態とを反
復的に切替える(その振幅は5〜15mmが、また1サ
イクルは0.5〜3秒が適している)。すなわち、熱板
は、送り出し方向への動きの途中に圧縮し、反対方向に
動く時は、ベルト及び混合物より上下方向に離れて、熱
板はフリーの状態で送り出し方向への移動開始点に戻
り、その動きを反復することにより、混合物8Aを連続
的に充填加熱圧縮することにより帯状体に成形すると同
時に、一対のベルトB1,B2を送り方向に移動させ、
さらに一対の上下の冷却板D1,D2で帯状体8Bを冷
却する。
【0026】なお、上記のように熱板圧縮状態と熱板開
放状態とを反復的に切替えるが、ベルト(例えば、巾1
300mm)は常時移動しているが、混合物8Aの最圧
縮状態付近(図6−Aの時間T1、図6ーBの時間T
2)では、ベルトと熱板との相対的動きは零となり(密
着状態)、この間に熱が熱板より混合物8Aにベルトを
介して流入する。ベルトの動きはとまらない。しかし、
最圧縮状態前後付近では、ロール39A,39Bはベル
トとスリップし、次第に移動し始める。そして、この熱
板C1,C2(120〜250℃)の振動により原料混
合物中の水分及びガスは徐々に除かれ、最終的には完全
に脱気及び脱水乾燥され、混合物の密度は効率良く上が
る。なお、混合物中にガスがこもると、それが開放され
た時に膨張し表面に孔が生じる。
【0027】上記のように、熱板は、圧縮状態と開放状
態を反復し、混合物8Aは円滑に送出し方向に移動す
る。ベルトと熱板の相対速度は零となり、常時熱板も動
いているので、混合物8Aは常時送り出し方向に移動す
る。最圧縮状態ではベルトは瞬間的に停止する。すなわ
ち、混合物(製品)とベルトが一体化しているので、製
品には張力は掛からず、製品は均一な密度になり、製品
の表面は平滑になり、2〜6mmの薄物でも製造可能と
なる。そして、この熱板(120〜250℃)が振動す
ることと、圧縮状態での混合物への熱伝達が良いため、
原料中の水分及びガスは徐々に除かれ、最終的には完全
に脱気及び脱水乾燥され、混合物の密度は効率良く上が
る。また、熱板はベルトで絶縁されているので、熱板へ
の原料混合物(特に樹脂類)付着が防止される。
【0028】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
の発明によると、原料混合物8Aを振動して帯状体8B
に成形するために上下に間隔を置いて配設された一対の
横型熱板C1,C2は大型化しても、工場の建屋が高層
化する必要はなく、原料の撹拌混合物を充分に圧縮しか
つ連続的に加熱乾燥することが可能となる。
【0030】また、請求項1の発明では、熱板振動装置
は、各熱板を帯状体送出方向へ移動しながら圧縮方向へ
移動し次に各熱板を移動開始点に復帰させる移動を短時
間に反復する機構を有せしめられ、熱板の最圧縮状態で
はエンドレスベルトと熱板とは相対的動きが零とされて
いる。このため、混合物(製品)とエンドレスベルトが
一体化しているので、製品には張力は掛からず、製品は
均一な密度になり、製品の表面は平滑になり、2〜6m
mの薄物でも製造可能となる。そして、この熱板が振動
することと、圧縮状態での混合物への熱伝達が良いた
め、原料中の水分及びガスは徐々に除かれ、最終的には
完全に脱気及び脱水乾燥され、混合物の密度は効率良く
上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂補強繊維板の連続製造装置のー実
施例における全体斜視図(ただし、ベルトは実線で表示
すべきところ、他の部品と区別し易いように点線で表示
している。)
【図2】同じく熱板振動装置の略式斜視図
【図3】同じく原料混合物開繊羽根の主要部斜視図
【図4】同じく熱板部分の略式側面図
【図5】同じくクランク機構の断面図
【図6ーA】同じく熱板の動きを示す略図
【図6ーB】同じく熱板の速度変化を示す線図
【図7】従来の連続製造装置の斜視図
【符号の説明】
B1,B2 エンドレスベルト C 熱板振動装置 C1,C2 横型熱板 D 冷却装置 R 予備圧縮室 8A 原料混合物 8B 帯状体 35A,35B ベルト支持板 36 入口ロール 37 混合物開繊羽根 37A 羽根板 37B 羽根軸 39A,39B 駆動引出ロール 41A,41B 冷却板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A27N 1/00 - 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料混合物が入り易いように互いに上部
    が広がる方向に傾斜した状態の予備圧縮室を形成する左
    右一対のベルト支持板と、その上端の一対の入口ロール
    と、薄い一対のエンドレスベルトと、原料混合物を振動
    して帯状体に成形するために上下に間隔を置いて配設さ
    れた一対の横型熱板と、これらを同期して上下対称に振
    動する熱板振動装置と、前記帯状体を送り出すために前
    記ベルトを送出し方向に回動させる駆動引出ロールと、
    前記帯状体の表面を100℃以下に冷却するための冷却
    装置とから構成され、前記ベルトはそれぞれ、前記ベル
    ト支持板、熱板、冷却板の全体を覆うように各ロールに
    掛巻され、前記熱板振動装置は、各熱板を帯状体送出方
    向へ移動しながら圧縮方向へ移動し次に各熱板を移動開
    始点に復帰させる移動を短時間に反復する機構を有せし
    められ、熱板の最圧縮状態ではエンドレスベルトと熱板
    とは相対的動きが零とされていることを特徴とする樹脂
    補強繊維板の連続製造装置。
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