JP2824362B2 - サーマルプリンタの熱履歴補正方法 - Google Patents

サーマルプリンタの熱履歴補正方法

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JP2824362B2 JP15229592A JP15229592A JP2824362B2 JP 2824362 B2 JP2824362 B2 JP 2824362B2 JP 15229592 A JP15229592 A JP 15229592A JP 15229592 A JP15229592 A JP 15229592A JP 2824362 B2 JP2824362 B2 JP 2824362B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サ―マルプリンタの複
数の発熱素子への通電信号を発熱素子の熱履歴に応じて
補正し、印字濃度が均一な印字を施すようにしたサ―マ
ルプリンタの熱履歴補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サ―マルプリンタにおいては、
複数の発熱素子を1列に整列配置したサ―マルヘッドを
設け、インクリボン等の感熱転写媒体や感熱記録紙とサ
―マルヘッドとを前記発熱素子の整列方向に対し直交す
る方向に相対移動させるとともに、各発熱素子の幅分の
移動(1パルスサイクル)ごとにそれぞれ通電時間を制
御しながら通電して印字を行なうようになっている。
【0003】このような発熱素子には、ジュ―ル熱を利
用して発熱する薄膜抵抗体が多用されているが、従来は
各発熱素子の過去の発熱の影響による印字濃度むらの発
生を防止するために、各サイクルにおいて発熱素子へ通
電しない非通電時間を大きくして各発熱素子を十分に冷
却させた後に所定時間通電して各発熱素子を発熱させて
印字を行なうようにしていた。
【0004】しかしながら、各パルスサイクルごとに大
きな非通電時間を設けることは、印字速度の高速化の障
害となる。また、非通電時間を短くして印字速度の高速
化をはかるようにすると、各発熱素子は加熱時間と比較
して放熱時間が長くかかるため、サ―マルヘッドには徐
々に蓄熱されてその温度が上昇して行き、結局印字濃度
にむらが発生していた。このような現象は、特に、多数
の発熱素子を用いて高ドット密度化するとともに印字速
度の高速化を行なう場合に印字濃度むらが発生してしま
う。
【0005】これは印字速度の高速化ならびにサ―マル
ヘッドの高ドット密度化に伴い、各発熱素子へのパルス
サイクルが、各発熱素子の放熱時定数よりも短かくなる
からである。
【0006】このため従来は、個々の発熱素子の熱履歴
に応じて通電開始タイミングを設定するとともに、発熱
素子全体の熱履歴に応じて通電終了タイミングを設定し
て、発熱素子への通電のパルス幅を制御していた。
【0007】図2はこのような従来のサーマルプリンタ
の熱履歴補正方法を示すものであり、図2における発熱
素子別補正は、個々の発熱素子の熱履歴に応じて通電開
始タイミングを設定する制御であり、個々の発熱素子の
熱履歴に応じて通電開始タイミングを設定することによ
り、個々の発熱素子の熱履歴に応じたパルス幅(パルス
サイクルTc)T11〜T15を設定している。
【0008】また、全体補正は、発熱素子全体の熱履歴
に応じて通電終了タイミングを設定する制御であり、発
熱素子全体の熱履歴に応じて通電終了タイミングを設定
する発熱素子全体の熱履歴に応じたひとつのパルス幅T
2 を設定している。
【0009】そして、個々の発熱素子の熱履歴に応じた
パルス幅T11〜T15と、発熱素子全体の熱履歴に応じた
ひとつのパルス幅T2 を加算したパルス幅で各発熱素子
が通電されるようになっている。すなわち、各発熱素子
に通電するパルス幅は、(T11+T2 )、(T12
2 )、(T13+T2 )、(T14+T2 )、(T15+T
2)という5種類のみですむことになる。しかも、この
ような制御においては、個別補正と全体補正とを併用し
ていたため、通電パルスの通電開始タイミングと通電終
了タイミングのいずれかを固定し、他方のタイミングの
みでパルス幅を制御することができた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発熱素
子の数が増大することになると、発熱素子全体の熱履歴
に応じた単一のパルス幅の設定では、個々の発熱素子の
熱履歴の差により生じる発熱素子の整列方向における熱
勾配を吸収しきれなくなり、相互に隣接する複数個の前
記発熱素子を等しい数ごとに1つのブロックとしてブロ
ック別に発熱素子への通電パルス幅を設定しなければな
らなくなる。一方、個々の発熱素子の熱履歴に応じたパ
ルス幅の設定も当然必要であるため、個々の発熱素子に
おける通電パルス幅を制御するタイミング数は、(発熱
素子別タイミング数)×(ブロック別タイミング数)と
なり、タイミング数が非常に多くなってしまい、制御が
非常に複雑になっていた。
【0011】本発明は、このような従来のものにおける
問題点を克服し、タイミング数を減少して簡単にしかも
良好な印字品質を得るように制御することができるサー
マルプリンタの熱履歴補正方法を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明のサーマルプリンタの熱履歴補正方法は、サ
―マルヘッドに設けられている複数の発熱素子への各パ
ルスサイクル中の通電時間を前記発熱素子の熱履歴に応
じて補正するサ―マルプリンタの熱履歴補正方法におい
て、相互に隣接する複数個の前記発熱素子を等しい数ご
とに1つのブロックとし、各パルスサイクル中の通電時
間を、通電開始用のタイマと通電終了用のタイマとによ
り通電開始および通電終了の一方を個々の発熱素子ごと
に制御し、他方を個々のブロックごとに制御するように
して可変に設定することを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明によれば、個々の発熱素子における通電
パルス幅を制御するタイミング数は、発熱素子別タイミ
ング数とブロック別タイミング数とを加算した数とな
り、タイミング数を減少して簡単に制御することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。
【0015】図1は、本発明のサーマルプリンタの熱履
歴補熱履歴補正正方法の実施例を示すものであり、本実
施例のサーマルヘッドは、一例として整列配置された合
計160個の発熱素子を有している。また、相互に隣接
する複数個(本実施例においては2個であるが、この数
に限定されるものではない)の前記発熱素子を1つのブ
ロックとして、2個ずつの発熱素子からなる80のブロ
ック(ブロック1〜ブロック80)を形成する。さら
に、パルスサイクル中の前記各発熱素子への通電時間を
設定するために、パルスを形成する通電開始用タイマと
通電終了用タイマという2つのタイマを設けている。そ
して、本実施例においては、前記通電開始用タイマによ
り個々の発熱素子の熱履歴に応じてその発熱素子への通
電開始タイミングを設定し、また、前記通電終了用タイ
マにより発熱素子のブロックにおける熱履歴に応じてそ
のブロックの発熱素子への通電終了タイミングを設定す
るようになっている。
【0016】すなわち、本実施例においては、個々の発
熱素子の熱履歴に応じてその発熱素子への5つの通電開
始タイミング(T11〜T15)を前記通電開始用タイマに
より設定する。また、特定のブロックに含まれる2個の
発熱素子における総合的な熱履歴に応じてそのブロック
に含まれる2個の発熱素子への9つの通電終了タイミン
グ(T21〜T29:ただし図1に示されているのはT23
25,T29の3種類のみ)を前記通電終了用タイマによ
り設定し、これにより各発熱素子へのパルス幅(パルス
サイクルTc)を制御することができる。
【0017】このようにして形成される個々の発熱素子
における通電パルス幅を制御するタイミング数は、5つ
の通電開始タイミングと9つの通電終了タイミングとを
加算した合計14個のみで足り、したがって、そのパル
スサイクルにおいて通電しない発熱素子を含めて合計1
5個のタイミング数で制御することができ、制御を単純
化することができる。
【0018】このように本実施例によれば、各発熱素子
への通電を15個のタイミング数で制御することがで
き、発熱素子の整列方向における熱勾配を吸収した熱履
歴により良好な品質の印字を行うことができる。また、
通電のタイミング数が少ないので、ハードウエアもしく
はソフトウエアを簡略化することができる。
【0019】なお、本発明は、前述した実施例に限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能であ
る。
【0020】例えば、前述した実施例においては、通電
開始タイミングを個々の発熱素子の熱履歴に応じて制御
し、通電終了タイミングを各ブロック内の2個の発熱素
子の熱履歴に応じて制御するように説明したが、これと
は逆に通電終了タイミングを個々の発熱素子の熱履歴に
応じて制御し、通電開始タイミングを各ブロック内の発
熱素子の熱履歴に応じて制御するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ーマルヘッドへの通電タイミング数を減少して簡単にし
かも良好な印字品質を得るように制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルプリンタの熱履歴補正方法の
実施例を示すタイミングチャート
【図2】従来のサーマルプリンタの熱履歴補正方法の実
施例を示すタイミングチャート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サ―マルヘッドに設けられている複数の
    発熱素子への各パルスサイクル中の通電時間を前記発熱
    素子の熱履歴に応じて補正するサ―マルプリンタの熱履
    歴補正方法において、相互に隣接する複数個の前記発熱
    素子を等しい数ごとに1つのブロックとし、各パルスサ
    イクル中の通電時間を、通電開始用のタイマと通電終了
    用のタイマとにより通電開始および通電終了の一方を個
    々の発熱素子ごとに制御し、他方を個々のブロックごと
    に制御するようにして可変に設定することを特徴とする
    サーマルプリンタの熱履歴補正方法。
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