JP2824338B2 - スクロール型流体機械 - Google Patents

スクロール型流体機械

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JP2824338B2
JP2824338B2 JP3025337A JP2533791A JP2824338B2 JP 2824338 B2 JP2824338 B2 JP 2824338B2 JP 3025337 A JP3025337 A JP 3025337A JP 2533791 A JP2533791 A JP 2533791A JP 2824338 B2 JP2824338 B2 JP 2824338B2
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JP
Japan
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scroll
orbiting scroll
end plate
back pressure
fluid machine
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公温 武田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮機や膨張機等として
用いられるスクロール型流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機の1例が図3
及び図4に示されている。固定スクロール1は端板11と
その内面に立設されたうず巻状ラップ12とを備え、この
端板11の中央部には吐出ポート13及びこれを開閉する吐
出弁17が設けられている。旋回スクロール2は端板21と
この内面に立設されたうず巻状ラップ22とを備え、この
端体21の外面に立設されたボス32内にドライブブッシュ
54が旋回軸受73を介して回転自在に嵌装され、このドラ
イブブッシュ54に穿設された孔55内に回転シヤフト5の
上端から突出する偏心ピン53が回転自在に嵌合されてい
る。
【0003】固定スクロール1と旋回スクロール2とを
相互に所定距離だけ偏心させ、かつ、 180°だけ角度を
ずらせて噛み合わせることによって複数個の密閉空間24
が形成されている。固定スクロール1はボルト9によっ
て固定ケース6に締結されている。そして、旋回スクロ
ール2の端板21の背面25は固定ケース6の摺動面6aと摺
接するようになっている。そして、この背面25に穿設さ
れた円環状の凹所30の内径側及び外径側にそれぞれシー
ルリング26、27を埋設し、このシールリング26、27の先
端面を摺動面6aに摺接させることによって背面25と固定
ケース6との間に円環状の背圧室28が形成されている。
そして、この背圧室28には端板21に穿設された導圧孔29
を介して密閉空間24内で圧縮途中のガスが導入されるよ
うになっている。
【0004】回転シヤフト5を駆動することによって偏
心ピン53、ドライブブッシュ54、旋回軸受73、ボス23等
からなる公転旋回機構を介して旋回スクロール2が駆動
され、旋回スクロール2は図示しない自転阻止機構によ
って自転を阻止されながら公転旋回運動する。すると、
ガスが吸入口82を経て密閉空間24内に吸入され、旋回ス
クロール2の公転旋回運動により密閉空間24の容積が減
少するのに伴って圧縮されながら中央部に至り、ここか
ら吐出ポート13を経て吐出弁17を押し開いて吐出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクロール
型圧縮機においては、旋回スクロール2に作用する背圧
は背圧室28の面積と背圧室28内に導入されたガス圧との
積によって決まるが、内径側のシールリング26は固定ケ
ース6の摺動面6aからはみ出さない位置に設置しなけれ
ばならないため、背圧室28の径が大きくなり、従って、
背圧の大きさを細く調整するのが難しいという問題があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、それぞれ端板の内面にうず巻状ラップを立設し
てなる固定スクロールと旋回スクロールとを互いに噛み
合わせ、旋回スクロールをその自転を阻止しながら公転
旋回運動させるスクロール型流体機械において、上記旋
回スクロールの端板の背面に摺接してこの旋回スクロー
ルに作用するスラスト荷重を支承する固定ケースを設
け、この固定ケースの上記旋回スクロールの端板の背面
に摺接する摺動面に中間圧又は高圧が導入される複数個
の小円形凹所を相互に間隔を隔てて穿設するとともにこ
れら凹所を囲み上記旋回スクロールの端板の背面に摺接
するシールリングを埋設することによって相互に独立し
た複数個の小円形背圧室を境界したことを特徴とするス
クロール型流体機械にある。
【0007】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、背圧室の径が小さいので、この径を加減することに
よって背圧の大きさを細く調整できる。
【0008】
【実施例】本発明の1実施例が図1及び図2に示されて
いる。固定ケース6の摺動面6aにはその中心を中心とす
る円周上に所定の間隔を隔てて複数個の小円形の凹所40
が穿設されている。そして、摺動面6aにはこれら凹所40
を囲むシールリング41が埋設され、これらシールリング
41はそれぞれ旋回スクロール2の端板21の背面25に摺接
して背圧室42を限界している。そして、この背圧室42内
には固定ケース6に穿設された導圧孔43を経て吐出ガス
又は圧縮途中のガスが導入されるようになっている。他
の構成は図3及び図4に示す従来のものと同様であり、
対応する部材には同じ符号が付されている。
【0009】しかして、背圧室42の径は小さいので、
この径を加減することによって背圧を細く調整すること
ができる。上記実施例において、各背圧室42は同一の
径を有し、同一の円周上に等間隔に配置されているが、
径の異なる2又はそれ以上の円周上に配置することもで
き、また、背圧室42の径を複数種類とすることがで
き、また、背圧室42の間隔は均一でなくても良い。
【0010】
【発明の効果】本発明においては、旋回スクロールの端
板の背面に摺接してこの旋回スクロールに作用するスラ
スト荷重を支承する固定ケースを設け、この固定ケース
の摺動面に中間圧又は高圧が導入される複数個の小円形
凹所を相互に間隔を隔てて穿設するとともにこれら凹所
を囲むシールリングを埋設することによって相互に独立
した複数個の小円形背圧室を境界したため、複数個の小
円形背圧室の径を加減することによって背圧の大きさを
細く調整することができる。また、複数個の小円形背圧
室は相互に独立しているので、各背圧室に導入される中
間圧又は高圧の大きさ及び各背圧室の径を互いに異なら
せることによって旋回スクロールに作用するスラスト荷
重の分布に対応する支承力の分布を容易に得ることがで
きる。更に、固定ケースの摺動面に小円形凹所を穿設す
るとともにこれら小円形凹所を囲むシールリングを埋設
したため、旋回スクロールの公転旋回運動に基づく慣性
力によるシールリングへの悪影響を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す部分的縦断面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図ある。
【図3】従来のスクロール型流体機械の部分的縦断面図
である。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール 11 端板 12 ラップ 2 旋回スクロール 21 端板 22 ラップ 6 固定ケース 42 背圧室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ端板の内面にうず巻状ラップを
    立設してなる固定スクロールと旋回スクロールとを互い
    に噛み合わせ、旋回スクロールをその自転を阻止しなが
    ら公転旋回運動させるスクロール型流体機械において、
    上記旋回スクロールの端板の背面に摺接してこの旋回ス
    クロールに作用するスラスト荷重を支承する固定ケース
    を設け、この固定ケースの上記旋回スクロールの端板の
    背面に摺接する摺動面に中間圧又は高圧が導入される複
    数個の小円形凹所相互に間隔を隔てて穿設するととも
    にこれら凹所を囲み上記旋回スクロールの端板の背面に
    摺接するシールリングを埋設することによって相互に独
    立した複数個の小円形背圧室を境界したことを特徴とす
    るスクロール型流体機械。
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JPH04252802A JPH04252802A (ja) 1992-09-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60171984U (ja) * 1984-04-25 1985-11-14 株式会社東芝 スクロ−ル式圧縮機

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