JP2824282B2 - 表面処理装置 - Google Patents
表面処理装置Info
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- JP2824282B2 JP2824282B2 JP1180370A JP18037089A JP2824282B2 JP 2824282 B2 JP2824282 B2 JP 2824282B2 JP 1180370 A JP1180370 A JP 1180370A JP 18037089 A JP18037089 A JP 18037089A JP 2824282 B2 JP2824282 B2 JP 2824282B2
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- JP
- Japan
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- surface treatment
- treatment
- shower nozzle
- mixed acid
- harmful gas
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F1/00—Etching metallic material by chemical means
- C23F1/08—Apparatus, e.g. for photomechanical printing surfaces
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/46—Removing components of defined structure
- B01D53/54—Nitrogen compounds
- B01D53/56—Nitrogen oxides
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- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、処理液を用いてワークに表面処理を施すた
めの表面処理装置に関する。
めの表面処理装置に関する。
(従来の技術) この種の表面処理装置としては、例えば高速メッキ装
置が挙げられるが、この装置は一連のメッキラインをワ
ークが搬送されることによって全自動、且つ高速で該ワ
ークの内面にメッキ処理を施すものである。
置が挙げられるが、この装置は一連のメッキラインをワ
ークが搬送されることによって全自動、且つ高速で該ワ
ークの内面にメッキ処理を施すものである。
ところで、斯かる高速メッキ装置においては、メッキ
処理の前処理として混酸等の処理液を用いた表面処理が
行なわれるが、この前処理時に処理液がワークと反応す
ることによってNOX(窒素酸化物)等の有害ガスが発生
する。
処理の前処理として混酸等の処理液を用いた表面処理が
行なわれるが、この前処理時に処理液がワークと反応す
ることによってNOX(窒素酸化物)等の有害ガスが発生
する。
そこで、従来はメッキラインの他にNOX除去塔等の有
害ガス除去装置を特別に設けて対処していた。
害ガス除去装置を特別に設けて対処していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のように有害ガス除去装置をメッ
キラインの他に特別に設けると、表面処理装置のシステ
ムが煩雑となり、コスト及び機器レイアウト上不利を免
れなかった。
キラインの他に特別に設けると、表面処理装置のシステ
ムが煩雑となり、コスト及び機器レイアウト上不利を免
れなかった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、有害ガス処理用の特別な装置を設けること
なく有害ガスを確実に回収、除去することがきるととも
に、コスト及び機器レイアウト上も有利である表面処理
装置を提供するにある。
とする処は、有害ガス処理用の特別な装置を設けること
なく有害ガスを確実に回収、除去することがきるととも
に、コスト及び機器レイアウト上も有利である表面処理
装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、処理液を用いて
筒状ワークの内周面に表面処理を施す各種処理部をライ
ン上に配して成る表面処理装置において、前記処理部の
少なくとも1つに洗浄シャワーノズル装置を設け、処理
部に固定セットされた前記筒状ワークの密閉された内部
に処理液を供給して該処理液で筒状ワークの内周面を表
面処理するとともに、前記洗浄シャワーノズル装置から
霧状の水を筒状ワークの内周面に向かって噴射し、処理
液による表面処理によって発生した有害ガスを前記霧状
の水と反応させて回収するため前記筒状ワークの密閉さ
れた内部に連通する回収通路を設けたことを特徴とす
る。
筒状ワークの内周面に表面処理を施す各種処理部をライ
ン上に配して成る表面処理装置において、前記処理部の
少なくとも1つに洗浄シャワーノズル装置を設け、処理
部に固定セットされた前記筒状ワークの密閉された内部
に処理液を供給して該処理液で筒状ワークの内周面を表
面処理するとともに、前記洗浄シャワーノズル装置から
霧状の水を筒状ワークの内周面に向かって噴射し、処理
液による表面処理によって発生した有害ガスを前記霧状
の水と反応させて回収するため前記筒状ワークの密閉さ
れた内部に連通する回収通路を設けたことを特徴とす
る。
又、本発明は、前記洗浄シャワーノズル装置を備える
処理部に残留する有害ガスを別の処理部に設けられた大
気濃縮機に導入するようにしたことをその特徴とする。
処理部に残留する有害ガスを別の処理部に設けられた大
気濃縮機に導入するようにしたことをその特徴とする。
(作用) 本発明によれば、洗浄シャワーノズル装置から霧状の
水が噴出されるため、ワークの表面処理時に発生する有
害ガスと該霧状の水との反応が促進され、NOX等の有害
ガスは例えば希硝酸液に変化し、これは表面処理液とし
て回収槽に回収される。このように、洗浄シャワーノズ
ル装置を設けるのみで有害ガスが回収、除去されるた
め、従来要していた大型の有害ガス除去装置が不要とな
り、この結果、表面処理装置のシステムが単純化してコ
スト及び機器レイアウト上も有利となる。
水が噴出されるため、ワークの表面処理時に発生する有
害ガスと該霧状の水との反応が促進され、NOX等の有害
ガスは例えば希硝酸液に変化し、これは表面処理液とし
て回収槽に回収される。このように、洗浄シャワーノズ
ル装置を設けるのみで有害ガスが回収、除去されるた
め、従来要していた大型の有害ガス除去装置が不要とな
り、この結果、表面処理装置のシステムが単純化してコ
スト及び機器レイアウト上も有利となる。
そして、洗浄シャワーノズル装置から噴出される霧状
の水によって回収、除去され得なかった例えば酸性の有
害ガスは、別の処理部に設けられた大気濃縮機に導かれ
てここのアルカリ性処理液と中和反応を起こして無害化
されるため、有害ガスの回収、除去が確実に行なわれ
る。
の水によって回収、除去され得なかった例えば酸性の有
害ガスは、別の処理部に設けられた大気濃縮機に導かれ
てここのアルカリ性処理液と中和反応を起こして無害化
されるため、有害ガスの回収、除去が確実に行なわれ
る。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明に係る高速メッキ装置の混酸エッチン
グ処理部の側断面図、第2図は第1図の要部(洗浄シャ
ワーノズル部)の拡大詳細図、第3図は高速メッキ装置
要部のシステム構成図、第4図は大気濃縮機の側面図で
ある。
グ処理部の側断面図、第2図は第1図の要部(洗浄シャ
ワーノズル部)の拡大詳細図、第3図は高速メッキ装置
要部のシステム構成図、第4図は大気濃縮機の側面図で
ある。
本実施例に係る高速メッキ装置は、第3図に示すよう
にそのメッキラインにワーク投入部A、脱脂処理部B、
回収水洗部C、混酸エッチング処理部D、水洗回収部E
等を設けて構成される。
にそのメッキラインにワーク投入部A、脱脂処理部B、
回収水洗部C、混酸エッチング処理部D、水洗回収部E
等を設けて構成される。
上記脱脂処置部Bは、内部にアルカリ性の脱脂液を収
容した脱脂槽1を有しており、該脱脂槽1からはポンプ
2によって脱脂液がパイプ3及びバルブ4を介して処理
槽5に供給される。又、この脱脂処理部Bは大気濃縮機
6を有しており、該大気濃縮機6の中間高さ位置には前
記パイプ3のポンプ2の後流側から分岐するパイプ7が
導入されている。更に、この大気濃縮機6の下部には前
記脱脂槽1から導出するパイプ8が接続されている。
尚、大気濃縮機6は、使用後の脱脂液に含まれた水分を
蒸発させて大気中に放出させることによって、濃度が低
下した脱脂液の濃度を高めるものであり、その詳細は第
4図に示される。
容した脱脂槽1を有しており、該脱脂槽1からはポンプ
2によって脱脂液がパイプ3及びバルブ4を介して処理
槽5に供給される。又、この脱脂処理部Bは大気濃縮機
6を有しており、該大気濃縮機6の中間高さ位置には前
記パイプ3のポンプ2の後流側から分岐するパイプ7が
導入されている。更に、この大気濃縮機6の下部には前
記脱脂槽1から導出するパイプ8が接続されている。
尚、大気濃縮機6は、使用後の脱脂液に含まれた水分を
蒸発させて大気中に放出させることによって、濃度が低
下した脱脂液の濃度を高めるものであり、その詳細は第
4図に示される。
一方、前記混酸エッチング処理部Dには、エッチング
処理液である混酸を収容して成る混酸槽9が設けられて
おり、該混酸槽9からはポンプ10によって混酸がパイプ
11及びバルブ12を経てクッションタンク13内に供給さ
れ、ここに貯溜される。そして、このクッションタンク
13に貯溜された混酸は、パイプ14及び液入自動バルブ15
を経てワークであるエンジンシリンダW内に供給され、
該エンジンシリンダWのエッチング処理に供される。
又、パイプ14の液入自動バルブ15の後流側からはパイプ
16が分岐しており、このパイプ16は前記混酸槽9に接続
されている。尚、パイプ16の中間には液抜き自動バルブ
17が介設されている。
処理液である混酸を収容して成る混酸槽9が設けられて
おり、該混酸槽9からはポンプ10によって混酸がパイプ
11及びバルブ12を経てクッションタンク13内に供給さ
れ、ここに貯溜される。そして、このクッションタンク
13に貯溜された混酸は、パイプ14及び液入自動バルブ15
を経てワークであるエンジンシリンダW内に供給され、
該エンジンシリンダWのエッチング処理に供される。
又、パイプ14の液入自動バルブ15の後流側からはパイプ
16が分岐しており、このパイプ16は前記混酸槽9に接続
されている。尚、パイプ16の中間には液抜き自動バルブ
17が介設されている。
更に、前記エンジンシリンダW内にその一端が開口す
るパイプ18(第1図参照)は混酸槽9に接続されてお
り、混酸槽9の上面にその一端が開口するパイプ19は、
前記脱脂処理部Bの大気濃縮機6に接続された前記パイ
プ8の途中に接続されている。
るパイプ18(第1図参照)は混酸槽9に接続されてお
り、混酸槽9の上面にその一端が開口するパイプ19は、
前記脱脂処理部Bの大気濃縮機6に接続された前記パイ
プ8の途中に接続されている。
尚、第3図中、20,21は前記回収水洗部C,Eの回収水洗
槽、22は混酸廃液貯蔵槽である。
槽、22は混酸廃液貯蔵槽である。
ここで、前記混酸エッチング処理液Dの具体的な構成
を第1図及び第2図に基づいて説明する。尚、第1図及
び第2図においては、第3図に示したと同一要素には同
一符号を付しており、以下、それらについての説明は省
略する。
を第1図及び第2図に基づいて説明する。尚、第1図及
び第2図においては、第3図に示したと同一要素には同
一符号を付しており、以下、それらについての説明は省
略する。
ワークたるエンジンシリンダWは治具23上にセットさ
れ、これの上方に配されたワーク押えシリンダ24から延
出するロッド24aによって押えられて固定されている。
第2図に示すようにこのエンジンシリンダWのシリンダ
ボアW1には、点火プラグ取付用孔W2、排気ポートW3及び
掃気ポートW4が開口しており、エッチング処理時には該
エンジンシリンダWのシリンダボアW1内に混酸が充填さ
れるために点火プラグ取付用孔W2、排気ポートW3及び掃
気ポートW4はシールシリンダ25,26,27から延出するロッ
ド25a,26a,27aによってそれぞれ塞がれる。
れ、これの上方に配されたワーク押えシリンダ24から延
出するロッド24aによって押えられて固定されている。
第2図に示すようにこのエンジンシリンダWのシリンダ
ボアW1には、点火プラグ取付用孔W2、排気ポートW3及び
掃気ポートW4が開口しており、エッチング処理時には該
エンジンシリンダWのシリンダボアW1内に混酸が充填さ
れるために点火プラグ取付用孔W2、排気ポートW3及び掃
気ポートW4はシールシリンダ25,26,27から延出するロッ
ド25a,26a,27aによってそれぞれ塞がれる。
ところで、上記シールシリンダ25のロッド25aの先部
には、洗浄シャワーノズル装置30のシャワーノズル31が
取り付けられており、該シャワーノズル31の先部には第
2図に示すように噴射孔32が開口している。そして、噴
射孔32には空気導入路33と水導入路34が連通しており、
空気導入路33にはエアコンプレッサ35の吐出側から導出
するパイプ36が接続されており、パイプ36の中間にはオ
イルフィルタ37、プレッシャーレギュレータ38、圧力計
39及び電磁切換弁40が介設されている。又、水導入路34
には前記回収水洗部Cの回収水洗槽20から導出するパイ
プ41が接続されている。
には、洗浄シャワーノズル装置30のシャワーノズル31が
取り付けられており、該シャワーノズル31の先部には第
2図に示すように噴射孔32が開口している。そして、噴
射孔32には空気導入路33と水導入路34が連通しており、
空気導入路33にはエアコンプレッサ35の吐出側から導出
するパイプ36が接続されており、パイプ36の中間にはオ
イルフィルタ37、プレッシャーレギュレータ38、圧力計
39及び電磁切換弁40が介設されている。又、水導入路34
には前記回収水洗部Cの回収水洗槽20から導出するパイ
プ41が接続されている。
次に、本高速メッキ装置の作用を説明する。
第3図のワーク投入部Aに投入されたエンジンシリン
ダWのメッキラインを搬送され、脱脂処理部Bの処理槽
5内の脱脂液に浸漬され、ここで脱脂処理された後に脱
脂液から引き上げられ、回収水洗部Cの回収水洗槽20で
水洗される。
ダWのメッキラインを搬送され、脱脂処理部Bの処理槽
5内の脱脂液に浸漬され、ここで脱脂処理された後に脱
脂液から引き上げられ、回収水洗部Cの回収水洗槽20で
水洗される。
水洗された上記エンジンシリンダWは混酸エッチング
処理部Dへ搬送され、ここでエッチング処理される。即
ち、第1図に示すように混酸槽9からクッションタンク
13に供給された混酸の液位はパイプ18の上端開口高さよ
りも図示のΔh(ヘッド差)だけ高い位置にあるため、
クッションタンク13内の混酸は重力によってパイプ14内
を図示矢印方向へ静かに流れ、エンジンシリンダWのシ
リンダボアW1内に供給されてパイプ18の上端開口部の高
さ位置まで溜まり、エンジンシリンダWのシリンダボア
W1表面はこの混酸によってエッチング処理される。この
ように、混酸はエンジンシリンダWのシリンダボアW1内
に重力によって供給されるため、シリンダボアW1内に静
かに溜まり、従って、シャワーノズル31に該混酸がかか
ってこれを腐食するという不具合が生じない。このと
き、パイプ18のシリンダボアW1内での開口高さ位置を変
えれば、シリンダボアW1の混酸に触れない範囲を任意に
調整することができる。尚、エンジンシリンダWのシリ
ンダボアW1内でオーバーフローした混酸はパイプ18内へ
流入し、該パイプ18を経て混酸槽9内へ還流される。
処理部Dへ搬送され、ここでエッチング処理される。即
ち、第1図に示すように混酸槽9からクッションタンク
13に供給された混酸の液位はパイプ18の上端開口高さよ
りも図示のΔh(ヘッド差)だけ高い位置にあるため、
クッションタンク13内の混酸は重力によってパイプ14内
を図示矢印方向へ静かに流れ、エンジンシリンダWのシ
リンダボアW1内に供給されてパイプ18の上端開口部の高
さ位置まで溜まり、エンジンシリンダWのシリンダボア
W1表面はこの混酸によってエッチング処理される。この
ように、混酸はエンジンシリンダWのシリンダボアW1内
に重力によって供給されるため、シリンダボアW1内に静
かに溜まり、従って、シャワーノズル31に該混酸がかか
ってこれを腐食するという不具合が生じない。このと
き、パイプ18のシリンダボアW1内での開口高さ位置を変
えれば、シリンダボアW1の混酸に触れない範囲を任意に
調整することができる。尚、エンジンシリンダWのシリ
ンダボアW1内でオーバーフローした混酸はパイプ18内へ
流入し、該パイプ18を経て混酸槽9内へ還流される。
一方、洗浄シャワーノズル装置30においては、第2図
に示すエアコンプレッサ35から吐出される圧縮エアはオ
イルフィルタ37、プレッシャーレギャレータ38及び電磁
切換弁40を経てパイプ36からシャワーノズル31の空気導
入路33に導入される。この空気導入路33に導入された圧
縮エアは噴射孔32を高速で流れるために噴射孔32内には
負圧が発生し、この負圧によって回収水洗槽20内の水が
パイプ41を経てシャワーノズル31の水導入路34に導入さ
れ、該水は噴射孔32を流れる圧縮エアによって霧化さ
れ、霧化の水がシャワーノズル31の先部からエンジンシ
リンダWのシリンダボアW1内に噴出せしめられる。
に示すエアコンプレッサ35から吐出される圧縮エアはオ
イルフィルタ37、プレッシャーレギャレータ38及び電磁
切換弁40を経てパイプ36からシャワーノズル31の空気導
入路33に導入される。この空気導入路33に導入された圧
縮エアは噴射孔32を高速で流れるために噴射孔32内には
負圧が発生し、この負圧によって回収水洗槽20内の水が
パイプ41を経てシャワーノズル31の水導入路34に導入さ
れ、該水は噴射孔32を流れる圧縮エアによって霧化さ
れ、霧化の水がシャワーノズル31の先部からエンジンシ
リンダWのシリンダボアW1内に噴出せしめられる。
ところで、エンジンシリンダWのシリンダボアW1内で
は混酸とエンジンシリンダWとの反応によってNOx等の
有害ガスが発生するが、この有害ガスはシャワーノズル
31からシリンダボアW1内に噴射される霧状の水と反応し
て希硝酸液等に変化し、この希硝酸液等はエッチング処
理液としてパイプ18を経て混酸槽9に回収される。特
に、水は霧状となってシリンダボアW1内に噴射されるた
め、この霧状の水と有害ガスの反応が促進され、有害ガ
スは効率的に希硝酸液等に変化せしめられる。
は混酸とエンジンシリンダWとの反応によってNOx等の
有害ガスが発生するが、この有害ガスはシャワーノズル
31からシリンダボアW1内に噴射される霧状の水と反応し
て希硝酸液等に変化し、この希硝酸液等はエッチング処
理液としてパイプ18を経て混酸槽9に回収される。特
に、水は霧状となってシリンダボアW1内に噴射されるた
め、この霧状の水と有害ガスの反応が促進され、有害ガ
スは効率的に希硝酸液等に変化せしめられる。
上記のように、洗浄シャワーノズル装置30を設けるの
みで有害ガスが回収、除去されるため、従来要していた
NOx除去塔等の大型の有害ガス除去装置が不要となり、
この結果、高速メッキ装置のシステムが単純化してコス
ト及び機器レイアウト的に有利となる。
みで有害ガスが回収、除去されるため、従来要していた
NOx除去塔等の大型の有害ガス除去装置が不要となり、
この結果、高速メッキ装置のシステムが単純化してコス
ト及び機器レイアウト的に有利となる。
又、本実施例においては、洗浄シャワーノズル装置30
から噴出される霧状の水によって回収、除去され得なか
ったNOx等の酸性の有害ガスは第3図に示すパイプ19,8
を経て脱脂処理部Bに設けられた大気濃縮機6に導か
れ、ここでパイプ7のノズルから落下するアルカリ性の
脱脂液と中和反応を起こして無害化されるため、有害ガ
スの回収、除去が確実に行なわれる。
から噴出される霧状の水によって回収、除去され得なか
ったNOx等の酸性の有害ガスは第3図に示すパイプ19,8
を経て脱脂処理部Bに設けられた大気濃縮機6に導か
れ、ここでパイプ7のノズルから落下するアルカリ性の
脱脂液と中和反応を起こして無害化されるため、有害ガ
スの回収、除去が確実に行なわれる。
尚、エッチング処理が終了すると、液入自動バルブ15
を閉じ、液抜き自動バルブ17を開ければ、エンジンシリ
ンダWのシリンダボアW1内の混酸はパイプ16を経て混酸
槽9内に回収されるため、エンジンシリンダWから混酸
が滴下することがなく、該エンジンシリンダWをそのま
ま搬送することができる。
を閉じ、液抜き自動バルブ17を開ければ、エンジンシリ
ンダWのシリンダボアW1内の混酸はパイプ16を経て混酸
槽9内に回収されるため、エンジンシリンダWから混酸
が滴下することがなく、該エンジンシリンダWをそのま
ま搬送することができる。
而して、混酸エッチング処理部Dにてそのシリンダボ
アW1表面にエッチング処理を施されたエンジンシリンダ
Wは回収水洗部Eの回収水洗槽21へ搬送され、ここで水
洗された後、メッキライン上の不図示の表面処理部によ
って次々に表面処理され、そのシリンダボアW1の表面に
メッキ処理が施される。
アW1表面にエッチング処理を施されたエンジンシリンダ
Wは回収水洗部Eの回収水洗槽21へ搬送され、ここで水
洗された後、メッキライン上の不図示の表面処理部によ
って次々に表面処理され、そのシリンダボアW1の表面に
メッキ処理が施される。
尚、以上の実施例では、特にエンジンシリンダに対し
てメッキ処理を施す高速メッキ装置について述べたが、
本発明はその他任意のワークに対してメッキ処理以外の
表面処理を施す装置をもその適用対象に含むことは勿論
である。
てメッキ処理を施す高速メッキ装置について述べたが、
本発明はその他任意のワークに対してメッキ処理以外の
表面処理を施す装置をもその適用対象に含むことは勿論
である。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、処理
液を用いて筒状ワークの内周面に表面処理を施す各種処
理部をライン上に配して成る表面処理装置において、前
記処理部の少なくとも1つに洗浄シャワーノズル装置を
設け、処理部に固定セットされた前記筒状ワークの密閉
された内部に処理液を供給して該処理液で筒状ワークの
内周面を表面処理するとともに、前記洗浄シャワーノズ
ル装置から霧状の水を筒状ワークの内周面に向かって噴
射し、処理液による表面処理によって発生した有害ガス
を前記霧状の水と反応させて回収するため前記筒状ワー
クの密閉された内部に連通する回収通路を設けたため、
有害ガス処理用の特別な装置を設けることなく有害ガス
を確実に回収、除去することができるとともに、コスト
及び機器レイアウト上も有利となるという効果が得られ
る。
液を用いて筒状ワークの内周面に表面処理を施す各種処
理部をライン上に配して成る表面処理装置において、前
記処理部の少なくとも1つに洗浄シャワーノズル装置を
設け、処理部に固定セットされた前記筒状ワークの密閉
された内部に処理液を供給して該処理液で筒状ワークの
内周面を表面処理するとともに、前記洗浄シャワーノズ
ル装置から霧状の水を筒状ワークの内周面に向かって噴
射し、処理液による表面処理によって発生した有害ガス
を前記霧状の水と反応させて回収するため前記筒状ワー
クの密閉された内部に連通する回収通路を設けたため、
有害ガス処理用の特別な装置を設けることなく有害ガス
を確実に回収、除去することができるとともに、コスト
及び機器レイアウト上も有利となるという効果が得られ
る。
第1図は本発明に係る高速メッキ装置の混酸エッチング
処理部の側断面図、第2図は第1図の要部(洗浄シャワ
ーノズル部)の拡大詳細図、第3図は高速メッキ装置要
部のシステム構成図、第4図は大気濃縮機の側面図であ
る。 A……ワーク投入部、B……脱脂処理部、C,E……回収
水洗部、D……混酸エッチング処理部、W……エンジン
シリンダ(ワーク)、6……大気濃縮機、30……洗浄シ
ャワーノズル装置。
処理部の側断面図、第2図は第1図の要部(洗浄シャワ
ーノズル部)の拡大詳細図、第3図は高速メッキ装置要
部のシステム構成図、第4図は大気濃縮機の側面図であ
る。 A……ワーク投入部、B……脱脂処理部、C,E……回収
水洗部、D……混酸エッチング処理部、W……エンジン
シリンダ(ワーク)、6……大気濃縮機、30……洗浄シ
ャワーノズル装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C25D 5/00 - 7/12 C23G 3/00 C25D 17/00
Claims (2)
- 【請求項1】処理液を用いて筒状ワークの内周面に表面
処理を施す各種処理部をライン上に配して成る表面処理
装置において、 前記処理部の少なくとも1つに洗浄シャワーノズル装置
を設け、処理部に固定セットされた前記筒状ワークの密
閉された内部に処理液を供給して該処理液で筒状ワーク
の内周面を表面処理するとともに、前記洗浄シャワーノ
ズル装置から霧状の水を筒状ワークの内周面に向かって
噴射し、処理液による表面処理によって発生した有害ガ
スを前記霧状の水と反応させて回収するため前記筒状ワ
ークの密閉された内部に連通する回収通路を設けたこと
を特徴とする表面処理装置。 - 【請求項2】前記洗浄シャワーノズル装置を備える処理
部に残留する有害ガスを別の処理部に設けられた大気濃
縮機に導入するようにしたことを特徴とする請求項1記
載の表面処理装置。
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