JPS604959Y2 - ラベル除去装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば壜のラベル除去装置に関する。

従来、洗場機において、いくつもの浸壜槽を通る間で、
洗浄液が壜に向かって噴射され、そして壜の洗浄あるい
はラベル除去が行なわれていた。

しかし、このものによると、上記環の洗浄用液とラベル
除去用液とが別々のポンプにより供給されていた。

そこで、本考案はラベル除去用ポンプを不要にしたラベ
ル除去装置を提供することを目的とする。

以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。

１は洗場機の浸壜槽、２は上記浸壜槽１内をガイド３に
案内されて移動する壜で、キャリヤバスケット４を介し
てチェーンホイル５により移送経路Ａに沿って移送され
る。

６は壜２の移送経路Ａ下方に設けられた壜洗浄装置で、
複数個の洗浄ノズル７が設けられている。

そして、壜洗浄装置６には、上記浸壜槽１内の液をごみ
濾過用セパレータ８及びポンプ９を介して供給するよう
にされている。

１０は浸壜槽１の上部に且つ壜洗浄装置６の下方に設け
られた上部水槽で、その底部には壜移送経路Ａの上方に
開口するオリフィス１１が設けられている。

従って、壜２を洗浄した洗浄液は上部水槽１０内に全量
溜められ、そしてこの洗浄液は底部オリフィス１１から
浸壜槽１内を移送される壜２に向って液面差Ｈによる圧
力で液中噴射されて、壜２に貼着されたラベルを除去す
る。

なお、上記液中噴射された洗浄液は上記セパレータ８及
びポンプ９を介して再び壜洗浄装置６に送られて、循環
使用される。

以上のように、本考案のラベル除去装置によれば、下記
のような利点を有する。

■ 壜洗浄に使用した洗浄液を全て液中噴射即ちラベル
除去用に使用できる。

■ 従来のものに比べて、ラベル除去用ポンプが不要と
なり、洗場機の構造が簡単になる。

■ 壜洗浄装置からの洗浄液が直接浸壜槽内に落下しな
いため、浸壜槽内での泡立てを防ぐことができると共に
洗浄液循環供給用ポンプの吸込口を充分気泡が分離され
た位置に設けることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例の概略縦断面図である。 １・・・・・・浸壜槽、２・・・・・・壜、６・・・・
・・壜洗浄装置、１０・・・・・・上部水槽、１１・・
・・・・オリフィス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 浸壜槽上部に壜洗浄部からの洗浄液を溜める上部水槽を
   設けると共に、該上部水槽底部に上記浸壜槽内の壜移送
   経路上に開口するオリフィスを設けたことを特徴とする
   ラベル除去装置。