JP2823813B2 - 剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法 - Google Patents

剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法

Info

Publication number
JP2823813B2
JP2823813B2 JP7066569A JP6656995A JP2823813B2 JP 2823813 B2 JP2823813 B2 JP 2823813B2 JP 7066569 A JP7066569 A JP 7066569A JP 6656995 A JP6656995 A JP 6656995A JP 2823813 B2 JP2823813 B2 JP 2823813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
film
wall surface
dirt
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7066569A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0819767A (ja
Inventor
みのり 町井
信由 難波
文慶 林
昇 坂田
信夫 柵瀬
靖彦 古澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP7066569A priority Critical patent/JP2823813B2/ja
Priority to EP95302890A priority patent/EP0681875A1/en
Publication of JPH0819767A publication Critical patent/JPH0819767A/ja
Priority to US08/686,908 priority patent/US5779811A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2823813B2 publication Critical patent/JP2823813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B7/00Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass
    • B08B7/0014Cleaning by methods not provided for in a single other subclass or a single group in this subclass by incorporation in a layer which is removed with the contaminants

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は剥離性ポリマー膜による
壁面汚れの剥離方法に関し、とくに屋外又は屋内の壁面
上の汚れ物質を剥離性ポリマー膜に付着させて剥離する
壁面汚れの剥離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート外壁面やタイル表面は、施
工後に埃やカビ、藻類等が付着して汚れ、竣工時の美的
外観が劣化する。環境条件や経年・材齢等により汚れの
種類や程度は異なるものの、時の経過と共に汚れの付着
する現象は殆ど全ての屋外壁面において見られ、屋内の
内装材料表面等においても見られる(以下、屋外と屋内
の壁面を併せて単に壁面ということがある)。最近は景
観が重要視されるようになり、景観の一部を構成する構
造物壁面等に付着した汚れの除去の必要性が高まり、ま
た壁面上の汚れ物質についての様々な調査や研究も行な
われている。
【0003】上述した埃やカビ、藻類等の汚れ物質は壁
面に強く付着することがあり、例えば壁面に水等を流す
程度の作業では簡単に剥離せず、とくに壁面が平滑でな
い場合、細かい凹部に付着した汚れは落とし難いことが
ある。よって従来、壁面上の汚れを落とす場合は、洗剤
とタワシ等を用いる壁面洗浄作業によることが多かっ
た。また調査等のために壁面上の汚れ物質を採取する必
要がある場合は、ナイフ等を用いて壁面から汚れ物質を
削り取る方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしタワシ等で壁面
を洗浄する方法は、汚れの付着した壁面全体を力を入れ
て擦る重労働を不可欠とし、壁面が広い場合には洗浄作
業に多くの労力と時間が必要となり、更に壁面が高所に
ある場合は安全な足場を組む作業等も必要となる問題点
がある。洗剤についても環境汚染の原因とならないよう
に、更に作業する人の健康に害がないように、取扱いや
廃棄に注意を要する。景観等を守る観点から壁面の汚れ
を除去して竣工時の美的外観を回復する必要性が高まっ
ており、壁面の簡単な浄化方法が求められていた。
【0005】またナイフ等で壁面の汚れ物質を削り取っ
て採取する方法は、汚れ物質をばらばらにして採取する
ことは可能であるものの、例えば汚れ物質が壁面上に群
体を形成して付着している場合に、その汚れ物質群を纏
めて採取することが難しい問題点がある。実際に汚れ物
質群がどのように壁面に付着していたかについては削り
取る前に別途写真等で記録しておく必要があり、更に汚
れ物質群の状態を直接顕微鏡等で観察することは従来の
方法では困難である。
【0006】そこで本発明の目的は、剥離性ポリマー膜
により壁面の汚れを簡単に剥離する壁面汚れの剥離方法
を提供するにある。
【0007】図1の実施例を参照するに、本発明の剥離
性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法は、溶媒4中へ
糊状に溶けるポリマー2の糊状溶液5を屋内又は屋外の
平滑であることを要しない壁面に薄膜6として塗布し、
壁面1上の汚れ物質3を薄膜6に付着させ、溶媒4の蒸
発により薄膜6を乾燥膜7とし、前記ポリマーの糊状溶
液5の糊状の程度をして乾燥膜7を付着汚れ物質3と共
に壁面1から剥離可能とならしめるに足る如くしてなる
ものである。ポリマー2は、溶媒4に溶けて糊状溶液5
となり、壁面1への塗布時に薄膜6を形成し、乾燥時に
壁面1から剥離する性質を有するものであり、例えばポ
リビニルアルコール、アルギン酸、カルボキシメチルセ
ルロース、天然豆科植物の胚乳区分であるグアガム、又
はエチレン酢酸ビニル共重合体からなる群のうちの1以
上のポリマーとすることができる。この場合溶媒4を水
又はアルコールとすることができる。これらのポリマー
は食品や化粧品に使用されている安全なもので、作業員
が健康を害する心配はない。更にこれらのポリマーは、
再び溶媒に溶解すれば再利用することができ、環境にや
さしい材料と言える。
【0008】
【作用】図1の実施例は、本発明の汚れ剥離方法を壁面
1の浄化に適用した実施例を示す。以下、図1の実施例
を参照して本発明の作用を説明するが、本発明は壁面
(以下、被浄化壁面ということがある)1の浄化への適
用に限定されず、例えば壁面1からの汚れ物質の採取等
に用いることができる。図1(A)に示すように、ポリマ
ー2を溶媒4に溶かして糊状のポリマー溶液5を調製す
る。溶液5の濃度は壁面の種類や環境条件、汚れの種類
に応じて調整可能である。本発明者は溶液5中のポリマ
ーの濃度を、薄膜が形成できる濃度以上であれば溶媒に
溶解し得る最高濃度とすることができ、好ましい濃度は
5〜50重量%であることを実験的に見出した。
【0009】図1(A)に示すように、汚れ物質3の付着
した被浄化壁面1に糊状のポリマー溶液5を例えば刷毛
により塗布し、薄膜6を形成する。壁面1への塗布はス
プレー等による溶液5の吹き付けにより行なってもよ
い。薄膜6が汚れ物質3のついた壁面1に形成される
と、汚れ物質3が薄膜6に付着する。本発明者の実験に
よれば、薄膜6の厚さを10〜300μmとすることが好ま
しく、更に好ましくは20〜50μmの厚さとする。薄膜6
が300μmより厚い場合は以下に述べる乾燥膜7の乾燥
及び剥離に時間がかかる。また、10μmより薄い場合は
薄膜が形成されない可能性がある。
【0010】薄膜6中の溶媒4は徐々に蒸発し、図1
(B)に示すように薄膜6の乾燥により乾燥膜7が形成さ
れる。このとき、薄膜6の壁面1と接触する面側よりも
外気と接触する面側の方が早く乾燥が進み、乾燥した面
は乾燥していない面よりも先に収縮して、乾燥膜7のポ
リマーの結合が弱い部分はめくり上がる。この壁面1か
らのポリマー膜の収縮により、壁面1に強く付着してい
た汚れ物質3を乾燥膜7と共に壁面1から引き離すこと
ができる。
【0011】乾燥膜7は最終的に壁面1に対して凸状に
反り返り、図1(C)に示すように壁面1から剥離する。
剥離する乾燥膜7に付着して、壁面1上の汚れ物質3も
壁面1から取り除かれる。この剥離した乾燥膜7を壁面
1から除去すれば、壁面1の浄化が達成できる。
【0012】本発明によれば、壁面1に溶液5を薄膜6
として塗布した後は放置しておくことが可能であり、例
えば日光により乾燥した乾燥膜7が壁面1から自然に剥
離するのを待てば足りるので、従来の壁面洗浄作業に比
して浄化作業が極めて簡単である。また剥離した乾燥膜
7は回収し、例えば焼却処分することができるので、環
境を汚染する危険が少ない。ポリマー2をポリビニルア
ルコールやアルギン酸、カルボキシメチルセルロース、
グアガムとすれば、乾燥膜7を小動物や微生物に分解さ
せることもできる。本発明者は実験により、薄膜6を形
成し得る最低濃度から溶媒4に溶解し得る最高濃度、好
ましくは5〜50重量%の濃度のポリマー溶液5を、10〜
300μmの厚さの薄膜6として壁面1に塗布すれば、壁
面1上の埃やカビ、藻類等の汚れ物質3が除去でき、壁
面1を簡単に浄化できることを確認した。
【0013】こうして本発明の目的である「剥離性ポリ
マー膜により壁面の汚れを簡単に剥離する壁面汚れの剥
離方法」の提供が達成できる。
【0014】
【実施例】図2は、本発明の剥離方法を壁面1からの汚
れの採取に適用した実施例を示す。この場合も図1の場
合と同様の濃度のポリマー溶液5を調製し、図2(A)に
示すように、採取対象の汚れ物質が付着した壁面(以
下、汚れ採取壁面ということがある)1に10〜300μm
の厚さの薄膜6として塗布する。汚れ採取壁面1上の汚
れ物質3を薄膜6に付着させ、溶媒4の蒸発により薄膜
6を乾燥膜7とし、図2(B)に示すように乾燥膜7を汚
れ物質3と共に剥離する。
【0015】図2の汚れ採取方法によれば、図2(C)に
示すように汚れ採取壁面1上の汚れ物質3の群体を纏め
て採取することができ、剥離した乾燥膜7上の汚れから
汚れ物質群の形態や模様、色等を観察することできる。
ポリマー2をポリビニルアルコールやアルギン酸、カル
ボキシメチルセルロース、グアガム、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体とすれば、乾燥膜7が透明な膜となるので、
マイクロスコープや光学顕微鏡で汚れ物質3を直接観察
することができる。また図2の方法で採取した汚れ物質
3付き乾燥膜7を溶媒4、酸又は有機溶媒に溶解し、そ
の溶液の成分分析から汚れ物質3の分析を行なうことが
できる。即ち乾燥膜7の成分はポリマー2であるから、
汚れ物質3と乾燥膜7とを分離せずに成分分析し、分析
結果からポリマー2の成分を除去することにより、汚れ
物質3の成分分析が可能である。溶媒4、酸又は有機溶
媒に溶解後の溶液を遠心分離することにより汚れ物質3
と乾燥膜7の成分であるポリマー2とを分離することも
できる。
【0016】図3は、壁面1に塗布した薄膜6を温風や
光によって急速に乾燥させる本発明の実施例を示す。本
発明の汚れ剥離方法では、壁面1に薄膜6を塗布した後
は放置しておけば目的を達成できるが、自然乾燥により
乾燥膜7が自然剥離するまでには塗布から数時間から数
週間が必要である。図3(A)の実施例では送風機10から
の温風により薄膜6を乾燥させ、図3(B)の実施例では
ランプ11からの光の照射により薄膜6を乾燥させてい
る。温風や光を用いた場合は塗布後10分〜半日程度で剥
離可能な程度にまで薄膜6の乾燥を促進することがで
き、例えば本発明の剥離方法を壁面浄化に用いた場合に
壁面浄化に要する時間を短縮することができる。図中の
符号9は雨天時等に壁面1を覆うビニールシートを示
す。また、ポリマーに例えばアルギン酸には塩化カルシ
ウム、グアガムにはほう酸、カルボキシメチルセルロー
スにはみょうばん等をポリマー薄膜6の上から塗布し、
ポリマーをゲル化させることにより、少雨の場合にビニ
ールシート9を不要とすることができる。
【0017】図4の実施例は、ポリマー2の種類や濃度
によって乾燥膜7が剥離し難い場合の対策として、乾燥
膜7の一端に例えば布等のつまみ部を設けた実施例を示
す。この場合は、ポリマー薄膜6を塗布する壁面1の一
端部分に例えばつまみ部材15を設け、壁面1の他の部分
及びつまみ部材15の上にポリマー薄膜6を塗布する。つ
まみ部材15は糊状の薄膜6とは付着するが壁面1とは付
着しないので、薄膜6の乾燥後に乾燥膜7の一端につま
み部が形成できる。
【0018】図5の実施例は、剥離可能な状態になった
乾燥膜7を強制的に剥離する一例を示す。図5(A)はブ
ラシ12により乾燥膜7の表面を擦ることにより、また図
5(B)は接着シート13を乾燥膜7に張り付けて引き剥が
すことにより、それぞれ乾燥膜7を壁面1から強制的に
剥離させている。図中の符号14は、剥離落下した乾燥膜
7を回収する集塵装置を示す。図3に示す温風又は光に
よる乾燥の促進と、図5に示す乾燥膜7の強制剥離とを
組合せれば、例えば壁面浄化に要する時間を30分程度に
まで短縮することが期待できる。
【0019】壁面1上の汚れ物質3のうち壁面1に付着
して増殖する例えば微細藻類などの微生物(以下、付着
微生物という)は、タワシ等で擦っても除去することが
難しい。本発明の剥離方法によれば付着微生物の剥離が
可能であり、更に本発明で使うポリマー溶液5に殺菌、
殺藻性物質を溶解して壁面1へ塗布すれば、この壁面1
上の付着微生物の一層効果的な除去が期待できる。即
ち、例えば次亜塩素酸を50ppm程度添加したポリマー溶
液5を壁面1に薄膜6として塗布し、壁面1上の付着微
生物を薄膜6に付着させる。塗布したのち薄膜6から壁
面1へ、この場合次亜塩素酸である殺菌、殺藻性物質が
浸出して付着微生物を殺す。また浸出した殺菌、殺藻性
物質は乾燥膜7の剥離後の壁面1を生物のいない殺菌、
殺藻された状態とするため、壁面1で付着微生物が再度
増殖し難くなるので、浄化効果の長い持続が期待でき
る。
【0020】以上、ポリマー2のみを用いた壁面汚れの
剥離方法について説明したが、ポリマー溶液5に石粉、
クレイ、フライアッシュ、高炉スラグ等の充填材を加え
ることができる。これらの充填材はポリマー2より安価
であり、増量効果及び薄膜6の剥離増進効果が期待でき
るので、低価格で乾燥後に剥離し易いポリマー溶液5を
得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明による
剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法は、壁面に
薄膜状に塗布したポリマー溶液に壁面上の汚れ物質を付
着させ、ポリマー薄膜を乾燥させて壁面から反り返る乾
燥膜を形成し、壁面から剥離する乾燥膜と共に壁面上の
汚れ物質を剥離させるので、次の顕著な効果を奏する。
【0022】(イ)壁面浄化に適用した場合は、ポリマー
溶液を被浄化壁面に塗布するだけの簡単な作業で壁面の
汚れを落とすことができる。 (ロ)汚れの付着したポリマー膜は、壁面から剥離後回収
して焼却処分できるので、洗剤等による環境汚染の危険
がない。 (ハ)また材料が安価であるので、壁面浄化のトータルコ
ストを低く抑えることができる。 (ニ)温風や光の照射による薄膜の乾燥促進により、壁面
浄化に要する時間を30分〜半日程度にまで短縮すること
ができる。 (ホ)更に殺菌性物質の溶けたポリマー溶液を使用すれ
ば、乾燥膜剥離後の壁面を殺菌、殺藻した状態とし、壁
面浄化効果の長い持続が期待できる。 (ヘ)汚れ採取に適用した場合は、汚れ採取壁面上の汚れ
物質群の形態や模様をそのまま纏めて採取することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例の説明図である。
【図2】は、本発明の他の実施例の説明図である。
【図3】は、ポリマー薄膜の乾燥方法の一例の説明図で
ある。
【図4】は、ポリマー乾燥膜の剥離方法の一例の説明図
である。
【図5】は、ポリマー乾燥膜の剥離方法の他の例の説明
図である。
【符号の説明】
1 壁面 2 ポリマー 3 汚れ物質 4 溶媒 5 糊状ポリマー溶液 6 薄膜 7 乾燥膜 9 ビニールシート 10 送風機 11 ランプ 12 ブラシ 13 接着シート 14 集塵装置 15 つまみ部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 昇 新潟県新潟市万代一丁目3番4号 鹿島 建設株式会社 北陸支店内 (72)発明者 柵瀬 信夫 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (72)発明者 古澤 靖彦 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所内 (56)参考文献 特開 平5−253555(JP,A) 特開 平5−323579(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 7/00 A47L 11/38 A47L 25/00 C09D 5/20 C09J 5/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶媒中へ糊状に溶けるポリマーの糊状溶液
    を屋内又は屋外の平滑であることを要しない壁面に薄膜
    として塗布し、前記壁面上の汚れ物質を前記薄膜に付着
    させ、前記溶媒の蒸発により前記薄膜を乾燥膜とし、前
    記ポリマーの糊状溶液の糊状の程度をして前記乾燥膜を
    付着汚れ物質と共に前記壁面から剥離可能とならしめる
    に足るものとしてなる剥離性ポリマー膜による壁面汚れ
    の剥離方法。
  2. 【請求項2】請求項1の剥離方法を用い、前記乾燥膜を
    剥離して除去することにより前記壁面を浄化してなる剥
    離性ポリマー膜による壁面浄化方法。
  3. 【請求項3】請求項1の剥離方法において、前記乾燥膜
    を透明なポリマー膜とし、前記壁面上の汚れ物質の群体
    を透明な前記乾燥膜に付着させ該群体を纏めて採取して
    なる剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は3の剥離方法において、前記
    ポリマーをポリビニルアルコール、アルギン酸、カルボ
    キシメチルセルロース、グアガム又はエチレン酢酸ビニ
    ル共重合体からなる群のうちの1以上のポリマーとして
    なる剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法。
  5. 【請求項5】請求項1、3又は4の剥離方法において、
    前記糊状溶液中の前記ポリマーの濃度を、薄膜を形成し
    得る最低濃度から溶媒に溶解し得る最高濃度の範囲内と
    してなる剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法。
  6. 【請求項6】請求項1、3、4又は5の剥離方法におい
    て、前記壁面に塗布するポリマー薄膜の厚さを10〜300
    μmとしてなる剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離
    方法。
  7. 【請求項7】請求項2の浄化方法において、前記ポリマ
    ーの糊状溶液に殺菌性物質を溶かし、前記薄膜が付着し
    た前記壁面を前記薄膜から浸出した前記殺菌性物質によ
    り殺菌してなる剥離性ポリマー膜による壁面浄化方法。
  8. 【請求項8】請求項7の浄化方法において、前記殺菌物
    質を次亜塩素酸としてなる剥離性ポリマー膜による壁面
    浄化方法。
  9. 【請求項9】請求項2又は7の浄化方法において、前記
    ポリマーの糊状溶液に充填材を加えてなる剥離性ポリマ
    ー膜による壁面浄化方法。
JP7066569A 1994-05-06 1995-03-24 剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法 Expired - Fee Related JP2823813B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7066569A JP2823813B2 (ja) 1994-05-06 1995-03-24 剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法
EP95302890A EP0681875A1 (en) 1994-05-06 1995-04-28 Method for peeling off dirt from wall surface by using peelable polymer membrane
US08/686,908 US5779811A (en) 1994-05-06 1996-07-26 Method for peeling off dirt from wall surface by using peelable polymer membrane

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-94299 1994-05-06
JP9429994 1994-05-06
JP7066569A JP2823813B2 (ja) 1994-05-06 1995-03-24 剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0819767A JPH0819767A (ja) 1996-01-23
JP2823813B2 true JP2823813B2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=26407764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7066569A Expired - Fee Related JP2823813B2 (ja) 1994-05-06 1995-03-24 剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5779811A (ja)
EP (1) EP0681875A1 (ja)
JP (1) JP2823813B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE240792T1 (de) * 1997-03-14 2003-06-15 Kajima Corp Verfahren zum reinigen einer strukturellen oberfläche
JP3107030B2 (ja) * 1997-03-14 2000-11-06 鹿島建設株式会社 構造物表面の洗浄方法
DE102005010595A1 (de) * 2004-10-07 2006-04-13 Klaus Winterscheidt Einsatz von Polyvinylacetat-Dispersionen zu Reinigungszwecken
FR2880471B1 (fr) * 2004-12-31 2007-03-09 Altis Semiconductor Snc Procede de nettoyage d'un semiconducteur
US7723463B2 (en) * 2006-04-12 2010-05-25 Battelle Energy Alliance, Llc Polyphosphazine-based polymer materials
US8226775B2 (en) * 2007-12-14 2012-07-24 Lam Research Corporation Methods for particle removal by single-phase and two-phase media
WO2010065270A2 (en) * 2008-11-25 2010-06-10 3M Innovative Properties Company Apparatus and method for cleaning flexible webs
CN102326233B (zh) 2008-12-31 2013-11-20 3M创新有限公司 制备设备元件的方法以及所得的元件和设备
JP5854632B2 (ja) * 2011-05-10 2016-02-09 三菱電機株式会社 スケールの除去方法
CN105132213B (zh) * 2015-07-28 2019-02-15 浙江大学 一种壁画加固材料的清除剂及其制备方法
CN108852194A (zh) * 2018-07-17 2018-11-23 烟台冰镜智能科技有限公司 一种防止多个墙壁受潮滋生细菌的清洁机器人
CN109593407A (zh) * 2018-11-23 2019-04-09 南京工业职业技术学院 一种一喷易撕式高效清洁膜液及其制备方法
CN110105816B (zh) * 2019-05-31 2021-02-12 恒昌涂料(惠阳)有限公司 一种可剥离临时保护涂料
CN112961547B (zh) * 2021-02-01 2022-05-31 山西吸睛科技有限公司 一种可回收保模剂及其制备方法和应用

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5758999B2 (ja) * 1973-06-13 1982-12-13 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Kk
US3994744A (en) * 1973-10-01 1976-11-30 S. C. Johnson & Son, Inc. No-scrub cleaning method
GB1525465A (en) * 1975-12-15 1978-09-20 Shell Int Research Method of cleaning surfaces
DE2603290B2 (de) * 1976-01-29 1978-04-20 Claus 6000 Frankfurt Hilgenstock Verfahren zum Reinigen von Metall-, Glas- oder Kunststoffoberflachen, insbesondere von Schallplatten
DE2722390B2 (de) * 1977-05-13 1979-03-15 Maximilian 1000 Berlin Mueller Verfahren zum Entfernen von Staub und Fetten von Gegenständen
US4586962A (en) * 1983-09-27 1986-05-06 Gaf Corporation Surface cleaning process
CA1229779A (en) * 1984-10-15 1987-12-01 Ben R. Bogner Metal cleaning
JPS61264296A (ja) * 1985-05-17 1986-11-22 日本合成化学工業株式会社 放射性物質の処理法
JPH04349984A (ja) * 1991-05-27 1992-12-04 Taiyo Kogyo Kk 膜材の清掃方法
JPH05253555A (ja) * 1991-11-18 1993-10-05 Nitto Denko Corp 膜構造材料の汚染除去方法
JPH05323579A (ja) * 1992-05-15 1993-12-07 Tosoh Corp 基板表面の清浄化方法
US5342872A (en) * 1992-11-02 1994-08-30 Quality Manufacturing Incorporated Peelable and recoverable aqueous film-forming composition
JPH06225848A (ja) * 1993-02-01 1994-08-16 Tootaru Service:Kk 建造物外壁表面の清掃方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0819767A (ja) 1996-01-23
US5779811A (en) 1998-07-14
EP0681875A1 (en) 1995-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2823813B2 (ja) 剥離性ポリマー膜による壁面汚れの剥離方法
CN104383759A (zh) 空气净化装置
CN214390819U (zh) 一种木地板生产用封腊设备
JP2757935B2 (ja) 剥離性の含藻類ポリマー膜による壁面浄化方法
CN204254764U (zh) 空气净化装置
JP2980230B2 (ja) 剥離性の着色付着膜による壁面保守方法
CN211888227U (zh) 一种风淋室除尘装置
CN210448212U (zh) 一种环保用污水过滤装置
JP2005290331A (ja) 抗アレルゲン組成物及びアレルゲン不活性化方法
JP3337113B2 (ja) 構造物表面の保護方法
JP5468171B1 (ja) 吸液性固状物、吸液性固状物の製造方法、凝固剤、除菌性凝固剤、研磨助剤、消臭・芳香剤、及び防虫剤。
JP2001182975A (ja) 家屋室内加圧装置、および、その方法
WO2001034042A1 (en) An article for mouth care
CN220424817U (zh) 一种禽类宰杀现场异味消除装置
CN201839797U (zh) 一种收集烟灰的烟灰缸
CN220939666U (zh) 一种车间废气净化装置
JP2006075823A (ja) 床ワックス剥離廃液処理方法
CN2713877Y (zh) 高效键盘清洁消毒刷
CN218234099U (zh) 一种防脱落效果好的贴纸
CN209609617U (zh) 一种用于植物保护的灭虫装置
JP3018407U (ja) ごみ取りローラー
CN113565052A (zh) 一种市政环卫用垃圾清理装置
CN210001792U (zh) 一种槽式翻抛机用除尘除臭装置
CN2183527Y (zh) 一次性使用电风扇滤尘灭菌膜
CN209316563U (zh) 一种外科重症抢救器械术前消毒池

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees