JP2823607B2 - 蛍光灯 - Google Patents

蛍光灯

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JP2823607B2
JP2823607B2 JP30386889A JP30386889A JP2823607B2 JP 2823607 B2 JP2823607 B2 JP 2823607B2 JP 30386889 A JP30386889 A JP 30386889A JP 30386889 A JP30386889 A JP 30386889A JP 2823607 B2 JP2823607 B2 JP 2823607B2
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健三 奥津
福明 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は蛍光灯に関するものであり、さらに詳細には
冷蔵庫内や冷凍庫内等の低温環境中で用いられる蛍光灯
の改良に関するものである。
(従来の技術) 現在種々の特殊な環境下においても蛍光灯が多用され
ており、冷蔵庫内や冷凍庫内の照明用としても蛍光灯が
多用されている。
例えば−5℃〜−20℃等の低温環境で用いられる蛍光
灯は常温で用いられる蛍光灯と異なり、低温でも一定レ
ベルの明るさを保つために蛍光管に流れる電流を多く
し、また消灯中は蛍光灯の温度が環境と同じ低温にまで
下がるためこれを始動させる必要から高電圧を印加する
等の工夫の施された専用の安定器が用いられており、ま
た点灯中に蛍光管が冷えすぎると明るさが低下し安定し
て点灯しなくなるため、蛍光管をたとえばポリカーボネ
ート等の樹脂性の管で覆って内部に空気もしくは他のガ
スを封入し、蛍光灯の点灯中は樹脂管内の空気等が熱せ
られて蛍光管の温度の低下を防ぐように工夫されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところが上記のように低温用に工夫された蛍光灯は、
常温で用いる通常の蛍光灯と比べ電極に高電圧を印加し
高電流が流れるように工夫されているため、蛍光灯の寿
命末期時において電極が焼損した状態で点滅等の異常放
電が生じ、これにより電極部付近の温度が上昇し、樹脂
管が軟化し、また樹脂管内部の空気等が膨脹して樹脂管
の電極付近が大きく膨脹し、さらに、樹脂管がその自重
で移動して樹脂管全体が変形してしまうという不都合が
生じる場合があった。またこの状態がさらに進んで樹脂
管が焼損し、臭気,発煙等が生じる場合もあった。
第2図は、この従来例における上記不都合の生じた場
合の一例を示した図である。
蛍光管11が樹脂管30内に配置され樹脂管30の両端がブ
ラケット12によって保持され、樹脂管内外の空気が容易
には対流しないように構成されている。ここで上記のよ
うな異常放電,異常発熱が生じると、樹脂管30の電極部
13付近に異常な膨らみ30aが生じたり蛍光管11の外壁と
樹脂管30の内壁との接触が生じ、ユーザからクレームを
受けることがまま生じていた。上記のようにこの状態が
さらに進んで臭気や発煙等の具体的な被害が生じること
もあった。
上記不都合を回避するために従来は、たとえば、 i) 異常放電が生じた際その異常発熱で蛍光管の電極
部にヒビが入るよう工夫が施され、そのヒビから蛍光管
内部に空気等のガスが入ることにより異常放電を停止さ
せる。
ii) 電極部に不純ガスを入れたカプセルを設け、異常
放電に伴う発熱によってそのカプセルが破壊され、その
不純ガスの存在により異常放電を停止させる。
iii) 蛍光灯のアウターリード部(口金内)に温度ヒ
ューズを設け、異常放電時に発生する熱によりヒューズ
を切りこれにより異常放電を停止させる。
等の種々の対策が施されていた。
しかし、上記i)およびii)の対策では異常放電が生
じた際それを停止させる確率が低いという問題があり、
また上記iii)の対策では、蛍光灯の各片側に2本、合
計4本のヒューズが必要となり、温度ヒューズのコスト
と工数の点で問題がある。
本発明は上記事情に鑑み、コストを大幅に上昇させる
ことなく、上記異常放電に伴う不都合をほぼ確実に取り
除くことのできる蛍光灯を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 本発明の蛍光灯は、 蛍光管が、熱可塑性透光樹脂管中に前記蛍光管の外壁
と前記樹脂管の内壁との間に間隙をもって配設されてな
る蛍光灯において、 前記樹脂管内部の両電極部付近の空気が該樹脂管外部
の空気と対流し得るように設けられた通気孔と、 前記両電極部よりやや中央部寄りの、前記蛍光管の外
壁と前記樹脂管の内壁との間に、前記樹脂管内部の中央
部付近の空気もしくは他の気体が該樹脂管内部の両電極
部付近の空気と容易に対流しないように設けられたスペ
ーサとを備えたことを特徴とするものである。
(作用) 樹脂管の変形は蛍光灯の異常放電に伴って発生する熱
が原因である。この熱を外部に放出するには樹脂管内部
の空気と樹脂管外部の空気とが対流するように通気孔を
設ければよい。ただし、単に通気孔を設けただけでは、
もともと蛍光管を冷やさないために樹脂管内に配設した
ことが無意味となってしまう。
本発明は異常放電に伴う発熱は、そのほとんどが蛍光
灯両側の電極部において生じるものであるということに
着目して上記相反する要請を解決したものである。
本発明は、樹脂管内の両電極部付近の空気が樹脂管外
部の空気と対流し得るように通気孔を設けるとともに、
両電極部よりやや中央部寄りの、蛍光管の外壁と樹脂管
の内壁との間にスペーサを設けて空気等の対流を防止す
るようにし、両電極部の放熱と蛍光管が冷えすぎないよ
うにすることとを両立させたものである。
ここで本発明では、スペーサのコストと通気孔を設け
ることおよびスペーサを配置することに伴う工数の増加
が考えられるが、このコストの上昇、工数の増加は僅か
であり、本発明の効果と合わせて考慮するとほとんど問
題にならない程度である。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の蛍光灯の一実施例を表わした図であ
る。
この蛍光灯1はその蛍光管2がポリカーボネートの透
明樹脂で作られた樹脂管20内に配置され、この樹脂管20
はその両端20aが蛍光灯1のブラケット3,3と固定されて
いる。尚、本実施例ではブラケット3,3には樹脂管20を
保持するためのスペーサ4,4がブラケット3,3と一体的に
配設されているが、このスペーサ4,4は本発明でいうス
ペーサとは異なるものである。この蛍光管2の内部の両
端にはこの蛍光灯1を点灯させるための電極5,5が配置
されている。この蛍光管2の電極5,5が配置された領域
をここでは電極部6,6と呼ぶ。樹脂管20の電極部6,6に対
応する位置には2mmφの通気孔7,7が設けられており、蛍
光灯1の寿命末期において樹脂管20内部の熱せられた空
気がこの通気孔7,7から流出して熱が外部へ放出される
ため樹脂管20の温度上昇が抑制され、かつ内部の空気の
膨脹による内部の圧力の上昇がなくなることと相俟って
樹脂管の変形はほとんど防止される。
また電極部6,6からやや中央部8に寄った位置にスペ
ーサ9,9が設けられており、このスペーサ9,9により樹脂
管20内の中央部8の空気(または他の気体)と樹脂管20
内の電極部6,6の空気との対流が防止され、これにより
蛍光灯1が正常に点灯している間の蛍光管2の冷却が防
止される。尚、両スペーサ9,9の間隔が大きいため、本
実施例では蛍光管2の中央にも蛍光管2の外壁と樹脂管
20の内壁との間隙を保持するためのスペーサ10が配設さ
れているが、これは本発明にいうスペーサ(スペーサ9,
9)ではない。
ここで通気孔7,7を設けたことにより、樹脂管20内に
外部の冷たい空気が入り込み、放電開始電圧が上昇する
ことが考えられ、また蛍光灯点灯中の輝度の低下が生じ
ることが考えられるため、 (a)通気孔7,7を設けずに、かつスペーサ9,9も配設し
なかった場合、 (b)通気孔7,7は設け、スペーサ9,9は配設しなかった
場合、 (c)通気孔7,7を設けるとともに、スペーサ9,9を配設
した場合、 の放電開始電圧と輝度についての測定結果(上記(a)
の条件における測定値を1000とした場合の相対値)をそ
れぞれ第1表,第2表に示す。
上記第1表,第2表に示すように、(b)の通気孔7,
7を設けスペーサ9,9を配設しなかった場合は、放電開始
電圧が上昇し輝度もかなり低下するが、通気孔7,7を設
けるとともにスペーサ9,9を配設した場合((c)の場
合)は、放電点灯電圧は(a)の場合と同様になり、輝
度もかなり回復する。
また(c)の場合について異常放電時の状況について
も観察を行なった。本発明は異常放電を強制的に停止さ
せるものではなく異常放電は暫く継続するにも拘らず樹
脂管20の膨脹や変形はほとんど観察されなかった。
このように、通気孔7,7を設けるとともにスペーサ9,9
を配設することによって、全体として多少の輝度の低下
はみられるものの、十分に実用的であり、しかもさほど
のコストアップ,工数アップを伴わずに異常放電時の不
都合がほぼ確実に防止される。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の蛍光灯は、上記
通気孔と上記スペーサとを備えたことにより、コストを
大幅に上昇させることなく、異常放電に伴う不都合をほ
ぼ確実に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の蛍光灯の一実施例を表わした図、 第2図は、従来の低温用蛍光灯において不都合が生じた
場合の一例を示した図である。 1……蛍光灯、2,11……蛍光管 6……電極部、7……通気孔 8……中央部、9……スペーサ 20……樹脂管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛍光管が、熱可塑性透光樹脂管中に前記蛍
    光管の外壁と前記樹脂管の内壁との間に間隙をもって配
    設されてなる蛍光灯において、 前記樹脂管内部の両電極部付近の空気が該樹脂管外部の
    空気と対流し得るように設けられた通気孔と、 前記両電極部よりやや中央部寄りの、前記蛍光管の外壁
    と前記樹脂管の内壁との間に、前記樹脂管内部の中央部
    付近の空気もしくは他の気体が該樹脂管内部の両電極部
    付近の空気と容易に対流しないように設けられたスペー
    サとを備えたことを特徴とする蛍光灯。
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