JP2822851B2 - 加湿機 - Google Patents
加湿機Info
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- JP2822851B2 JP2822851B2 JP18638293A JP18638293A JP2822851B2 JP 2822851 B2 JP2822851 B2 JP 2822851B2 JP 18638293 A JP18638293 A JP 18638293A JP 18638293 A JP18638293 A JP 18638293A JP 2822851 B2 JP2822851 B2 JP 2822851B2
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- heating
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、温度変化による本体
機枠の変形を防止した加湿機に関するものである。
機枠の変形を防止した加湿機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来の加湿機を示す断面側面図で
ある。図において、１はプラスチック製の本体機枠、２
はゴムホース３を介して蒸発皿４に水を供給する水タン
ク、５は上記蒸発皿４を加熱する加熱体、６は蒸気温度
を低下させる冷却風を運ぶ風路、７は蒸気を外部に飛散
させる蒸気吹出口、８は加熱体５の加熱を制御するため
の制御基板、９は蒸発皿４側と制御基板８側とを分ける
本体機枠と一体成形の仕切壁、１０は本体の底面カバー
である。また、図４は底面カバーを外し、底面側から見
た本体内部の平面図である。
ある。図において、１はプラスチック製の本体機枠、２
はゴムホース３を介して蒸発皿４に水を供給する水タン
ク、５は上記蒸発皿４を加熱する加熱体、６は蒸気温度
を低下させる冷却風を運ぶ風路、７は蒸気を外部に飛散
させる蒸気吹出口、８は加熱体５の加熱を制御するため
の制御基板、９は蒸発皿４側と制御基板８側とを分ける
本体機枠と一体成形の仕切壁、１０は本体の底面カバー
である。また、図４は底面カバーを外し、底面側から見
た本体内部の平面図である。
【０００３】次に動作について説明する。水タンク２よ
りゴムホース３を介して蒸発皿４内に水が供給される。
加熱体５により加熱された蒸発皿４は水を沸騰させ蒸発
させる。蒸気は風路６から運ばれた冷却風と混合され蒸
気吹出口７から外部へと飛散される。本体機枠１内部は
加熱体５により内部温度が上昇しているが、仕切壁９に
より熱を遮断しているため制御基板８側まで熱が伝わら
ない。また万一、風路６から蒸気が逆流してきても仕切
壁９により制御基板８側に蒸気が回り込むことはない。
りゴムホース３を介して蒸発皿４内に水が供給される。
加熱体５により加熱された蒸発皿４は水を沸騰させ蒸発
させる。蒸気は風路６から運ばれた冷却風と混合され蒸
気吹出口７から外部へと飛散される。本体機枠１内部は
加熱体５により内部温度が上昇しているが、仕切壁９に
より熱を遮断しているため制御基板８側まで熱が伝わら
ない。また万一、風路６から蒸気が逆流してきても仕切
壁９により制御基板８側に蒸気が回り込むことはない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の加
湿機では、プラスチック成形品である本体機枠の内側に
仕切壁があるために、特に本体機枠を成形する際、成形
後に起きる収縮（高温に熱せられたプラスチック材料が
常温まで冷える際に起こす体積収縮）により、仕切壁の
ある部分とない部分での収縮の仕方の違いで外観形状に
出っ張り、変形等の外観障害を起こしていた。
湿機では、プラスチック成形品である本体機枠の内側に
仕切壁があるために、特に本体機枠を成形する際、成形
後に起きる収縮（高温に熱せられたプラスチック材料が
常温まで冷える際に起こす体積収縮）により、仕切壁の
ある部分とない部分での収縮の仕方の違いで外観形状に
出っ張り、変形等の外観障害を起こしていた。
【０００５】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、本体機枠の温度変化による収縮
を吸収できる迂回部を仕切壁に設けることにより外観の
変形を防ぐことを目的とする。
ためになされたもので、本体機枠の温度変化による収縮
を吸収できる迂回部を仕切壁に設けることにより外観の
変形を防ぐことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る加湿機
は、水を加熱し蒸発させる加熱体と、この加熱体の加熱
を制御する制御手段と、前記加熱体と前記制御手段とを
取り囲むように設けられた本体機枠と、この本体機枠に
一体的に成形され、前記加熱体と前記制御手段とを分け
る仕切壁とを備え、前記仕切壁に前記本体機枠の収縮を
吸収するための迂回部を設けたものである。
は、水を加熱し蒸発させる加熱体と、この加熱体の加熱
を制御する制御手段と、前記加熱体と前記制御手段とを
取り囲むように設けられた本体機枠と、この本体機枠に
一体的に成形され、前記加熱体と前記制御手段とを分け
る仕切壁とを備え、前記仕切壁に前記本体機枠の収縮を
吸収するための迂回部を設けたものである。
【０００７】また、迂回部を本体機枠の外周近傍に設け
た。
た。
【０００８】また、迂回部の形状をＵ字状とした。
【０００９】さらに、迂回部の肉厚を迂回部以外の仕切
壁の肉厚より薄くした。
壁の肉厚より薄くした。
【００１０】
【作用】この発明に係る加湿機においては、仕切壁の途
中に迂回部を設けたため仕切壁に弾性を生じ、本体機枠
の収縮に対して対応できるので、外観形状に大きな影響
を与えることはない。
中に迂回部を設けたため仕切壁に弾性を生じ、本体機枠
の収縮に対して対応できるので、外観形状に大きな影響
を与えることはない。
【００１１】また、仕切壁の加熱体と制御手段との相対
位置変化が少ない。
位置変化が少ない。
【００１２】また、収縮時の耐久性に優れている。
【００１３】さらに、収縮が確実に迂回部で行われる。
【００１４】
実施例１．図１は本発明の一実施例を示すものであり、
底面カバー１０を外し底面側から見た平面図である。ま
た、図２は図１のうち本体機枠と仕切壁を示した平面図
である。図において１〜１０は従来例と同一のものであ
る。
底面カバー１０を外し底面側から見た平面図である。ま
た、図２は図１のうち本体機枠と仕切壁を示した平面図
である。図において１〜１０は従来例と同一のものであ
る。
【００１５】１１は本体機枠１と一体成形の仕切壁９に
設けられた、成形後の収縮を吸収する迂回部である。こ
の迂回部は本体機枠１の外周近傍に設けられており、収
縮がより吸収しやすく、収縮時の前後において、仕切壁
９の加熱体５との相対位置関係及び制御手段である制御
基板８との相対位置関係の変化が最も少なく、仕切壁９
が加熱体５や制御基板８に近づきずぎ仕切壁９が加熱体
５の熱影響を受けやすくなること、及び当接した時の加
熱体５、制御基板８、仕切壁９のひずみの発生を防止す
ることができ、仕切壁９の亀裂、隙間の発生も防止でき
る。そのため、加熱体５側の蒸発皿４より発生する蒸気
が仕切壁９の亀裂、隙間から制御基板８側へ流れ、制御
基板８がショートしたり腐食したりすることも防止でき
る。
設けられた、成形後の収縮を吸収する迂回部である。こ
の迂回部は本体機枠１の外周近傍に設けられており、収
縮がより吸収しやすく、収縮時の前後において、仕切壁
９の加熱体５との相対位置関係及び制御手段である制御
基板８との相対位置関係の変化が最も少なく、仕切壁９
が加熱体５や制御基板８に近づきずぎ仕切壁９が加熱体
５の熱影響を受けやすくなること、及び当接した時の加
熱体５、制御基板８、仕切壁９のひずみの発生を防止す
ることができ、仕切壁９の亀裂、隙間の発生も防止でき
る。そのため、加熱体５側の蒸発皿４より発生する蒸気
が仕切壁９の亀裂、隙間から制御基板８側へ流れ、制御
基板８がショートしたり腐食したりすることも防止でき
る。
【００１６】その上、この迂回部１１の肉厚は仕切壁９
の迂回部１１以外の肉厚より薄くしているので、仕切壁
９で発生する収縮の大部分が確実に迂回部１１で吸収す
ることができ、仕切壁９のひずみ、亀裂、隙間の発生を
より確実に防止することができる。
の迂回部１１以外の肉厚より薄くしているので、仕切壁
９で発生する収縮の大部分が確実に迂回部１１で吸収す
ることができ、仕切壁９のひずみ、亀裂、隙間の発生を
より確実に防止することができる。
【００１７】さらに、この迂回部１１の形状は伸縮によ
る応力を分散して受け、一番耐久性に優れているＵ字状
にしているので、迂回部１１の亀裂が発生しにくい。
る応力を分散して受け、一番耐久性に優れているＵ字状
にしているので、迂回部１１の亀裂が発生しにくい。
【００１８】次に動作について説明する。プラスチック
成形品である本体機枠１は成形後収縮を生じ、本体機枠
１内側に設けられた仕切壁９に圧縮力が掛かる。仕切壁
９に設けた迂回部（Ｕ字状）１１がこの圧力を吸収する
ので、仕切壁９が外観に悪影響を及ぼすことを防止す
る。また、温湿度等の外部環境の変化による本体機枠１
の収縮をも上記迂回部１１で吸収できるので、このよう
な場合にも外観形状への影響を抑えることができる。
成形品である本体機枠１は成形後収縮を生じ、本体機枠
１内側に設けられた仕切壁９に圧縮力が掛かる。仕切壁
９に設けた迂回部（Ｕ字状）１１がこの圧力を吸収する
ので、仕切壁９が外観に悪影響を及ぼすことを防止す
る。また、温湿度等の外部環境の変化による本体機枠１
の収縮をも上記迂回部１１で吸収できるので、このよう
な場合にも外観形状への影響を抑えることができる。
【００１９】しかも、仕切壁９のひずみ、亀裂、隙間の
発生が、迂回部１１を設けることにより、またその迂回
部１１の位置、形状、厚さを特定することにより、より
確実に防止することができる。そのため、加熱体５側の
蒸発皿４より発生する蒸気が制御板８側へ漏れることを
防止でき、かつその蒸気による制御板８のショートや腐
食を防止できる。
発生が、迂回部１１を設けることにより、またその迂回
部１１の位置、形状、厚さを特定することにより、より
確実に防止することができる。そのため、加熱体５側の
蒸発皿４より発生する蒸気が制御板８側へ漏れることを
防止でき、かつその蒸気による制御板８のショートや腐
食を防止できる。
【００２０】実施例２． 上記実施例１では迂回部をＵ字状としたが、本体機枠の
収縮を吸収できる形状であれば、他の形状、例えばＶ字
状、Ｗ字状、コ字状でも良い。
収縮を吸収できる形状であれば、他の形状、例えばＶ字
状、Ｗ字状、コ字状でも良い。
【００２１】
【発明の効果】以上のようにこの発明による加湿機は、
本体機枠と一体成形の仕切壁に迂回部を設けたことによ
り、温度変化による本体機枠の変形を防止できる。
本体機枠と一体成形の仕切壁に迂回部を設けたことによ
り、温度変化による本体機枠の変形を防止できる。
【００２２】また、この発明による加湿機は、収縮時の
仕切壁の加熱体と制御手段との相対的位置変化をより小
さくできる。
仕切壁の加熱体と制御手段との相対的位置変化をより小
さくできる。
【００２３】また、この発明による加湿機の仕切壁の迂
回部は収縮時の耐久性に優れている。
回部は収縮時の耐久性に優れている。
【００２４】さらにこの発明による加湿機の仕切壁に発
生する収縮の大部分は、肉厚の薄い迂回部で確実に吸収
することができる。
生する収縮の大部分は、肉厚の薄い迂回部で確実に吸収
することができる。
【図１】この発明の実施例１における加湿機の内部を底
面側から見た平面図である。
面側から見た平面図である。
【図２】図１のうち、本体機枠及び仕切壁を示した平面
図である。
図である。
【図３】従来の加湿機を示す断面側面図である。
【図４】従来の加湿機の内部を底面側から見た平面図で
ある。
ある。
１ 本体機枠 ５ 加熱体 ８ 制御基板 ９ 仕切壁 １１ 迂回部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F24F 6/00
Claims (4)
- 【請求項１】 水を加熱し蒸発させる加熱体と、この加
熱体の加熱を制御する制御手段と、前記加熱体と前記制
御手段とを取り囲むように設けられた本体機枠と、この
本体機枠と一体的に成形され、前記加熱体と前記制御手
段とを分ける仕切壁とを備え、前記仕切壁に前記本体機
枠の収縮を吸収するための迂回部を設けたことを特徴と
する加湿機。 - 【請求項２】 迂回部を本体機枠の近傍に設けたことを
特徴とする請求項１記載の加湿機。 - 【請求項３】 迂回部をＵ字状にしたことを特徴とする
請求項１記載の加湿機。 - 【請求項４】 迂回部の肉厚を迂回部以外の仕切壁の肉
厚より薄くしたことを特徴とする請求項１記載の加湿
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18638293A JP2822851B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 加湿機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18638293A JP2822851B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 加湿機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0742977A JPH0742977A (ja) | 1995-02-10 |
| JP2822851B2 true JP2822851B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=16187417
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18638293A Expired - Fee Related JP2822851B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 加湿機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2822851B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-28 JP JP18638293A patent/JP2822851B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0742977A (ja) | 1995-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |