JP2822277B2 - エッジライトパネルの網点パターン - Google Patents
エッジライトパネルの網点パターンInfo
- Publication number
- JP2822277B2 JP2822277B2 JP2418860A JP41886090A JP2822277B2 JP 2822277 B2 JP2822277 B2 JP 2822277B2 JP 2418860 A JP2418860 A JP 2418860A JP 41886090 A JP41886090 A JP 41886090A JP 2822277 B2 JP2822277 B2 JP 2822277B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- section
- halftone dot
- light source
- sections
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は,液晶バックライト,
電飾看板等の各種面光源装置に用いられるエッジライト
パネルの網点パターンに関する。
電飾看板等の各種面光源装置に用いられるエッジライト
パネルの網点パターンに関する。
【0002】
【従来の技術】 この種面光源装置は,一般にエッジラ
イトパネルと,その背面側に積層した反射シートと,正
面の照明面側に積層した拡散シートとを備え,蛍光灯に
よる光源によってエッジライトパネルの入射端面に入射
光を供給して,エッジライトパネルを全面に亘って光輝
させることによって面照明を行うものとされ,エッジラ
イトネルは,そのために裏面に,例えばスクリーン印刷
によって印刷形成した乱反射面を有し,これにより入射
光の導光を行うものとされている。
イトパネルと,その背面側に積層した反射シートと,正
面の照明面側に積層した拡散シートとを備え,蛍光灯に
よる光源によってエッジライトパネルの入射端面に入射
光を供給して,エッジライトパネルを全面に亘って光輝
させることによって面照明を行うものとされ,エッジラ
イトネルは,そのために裏面に,例えばスクリーン印刷
によって印刷形成した乱反射面を有し,これにより入射
光の導光を行うものとされている。
【0003】 このとき乱反射面は,例えば光源離隔方
向に向けて相対位置関係不変のまま網点面積を漸増変化
する網点パターンが用いられる。
向に向けて相対位置関係不変のまま網点面積を漸増変化
する網点パターンが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 この網点パターンを
用いたエッジライトパネルは,入射光を光源離隔方向に
好ましく導光して,明るく均一な輝度の面照明を可能と
するが,代表的な用途である液晶バックライトの如くに
他の機器に搭載使用するものにあって,そのコンパクト
化を行うためにエッジライトパネルを,例えば2mm〜
3mm程度の肉厚とするように薄肉化した単一の構成に
よるものとした場合,光源近傍がやや明るく,その周囲
がやや暗いといった輝度の不均一性が見られることがあ
り,近接して注視される液晶表示面の照明として,この
不均一性を解消することが望まれる。
用いたエッジライトパネルは,入射光を光源離隔方向に
好ましく導光して,明るく均一な輝度の面照明を可能と
するが,代表的な用途である液晶バックライトの如くに
他の機器に搭載使用するものにあって,そのコンパクト
化を行うためにエッジライトパネルを,例えば2mm〜
3mm程度の肉厚とするように薄肉化した単一の構成に
よるものとした場合,光源近傍がやや明るく,その周囲
がやや暗いといった輝度の不均一性が見られることがあ
り,近接して注視される液晶表示面の照明として,この
不均一性を解消することが望まれる。
【0005】 本発明はかかる事情に鑑みてなされたも
ので,その解決課題とする処は,不均一性を可及的に解
消して高い均一性を確保するとともにこれを容易且つ確
実になし得るようにしたエッジライトパネルの網点パタ
ーンを提供するにある。
ので,その解決課題とする処は,不均一性を可及的に解
消して高い均一性を確保するとともにこれを容易且つ確
実になし得るようにしたエッジライトパネルの網点パタ
ーンを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 そこで上記不均一性の
原因を追及したところ,例えば着色した入射光をエッジ
ライトパネルに供給することによって確認し得るよう
に,エッジライトパネルにおける入射光は,入射端面か
ら光源離隔方向に直進することなく,入射端面から左右
両側に向けて傾斜進行する挙動を呈するものであり,上
記不均一性はこの入射光の挙動に対して,上記網点パタ
ーンが入射光の直進を前提とする本来不適当なものであ
るために,入射光がその挙動に応じて不適当な網点パタ
ーンによって乱反射されるに至り,入射光が重り合う光
源側端部を底辺とする三角形の部位の輝度を上昇させ,
入射光が分離進行し,或いは入射光進行外にして反射光
に依存する部位の輝度を低下させることによって,上記
不均一性が生じるに至っているとの事実が判明した。
原因を追及したところ,例えば着色した入射光をエッジ
ライトパネルに供給することによって確認し得るよう
に,エッジライトパネルにおける入射光は,入射端面か
ら光源離隔方向に直進することなく,入射端面から左右
両側に向けて傾斜進行する挙動を呈するものであり,上
記不均一性はこの入射光の挙動に対して,上記網点パタ
ーンが入射光の直進を前提とする本来不適当なものであ
るために,入射光がその挙動に応じて不適当な網点パタ
ーンによって乱反射されるに至り,入射光が重り合う光
源側端部を底辺とする三角形の部位の輝度を上昇させ,
入射光が分離進行し,或いは入射光進行外にして反射光
に依存する部位の輝度を低下させることによって,上記
不均一性が生じるに至っているとの事実が判明した。
【0007】 本発明はかかる知見に基づいてなされた
もので,上記エッジライトパネルの入射光の挙動に則し
て,これと異なり入射光の直進を前提とする上記従来の
網点パターンを修正して,これを調整する一方,この調
整を入射光の挙動による輝度の差異領域に応じた区画単
位で行うとともに更にこれを入射光の分離進行する区画
を基準として,その余の区画を網点面積の相対的減少と
相対的増加によって区画単位で入射光の乱反射をコント
ロールすることによって,不均一性を可及的に解消して
高い均一性を確保するとともにこれを容易且つ確実にな
し得るようにしたものであって,即ち本発明は,光源離
隔方向に向けて相対位置関係不変のまま網点面積を漸増
変化した網点パターンであって,該網点パターンを入射
光の傾斜進行によって入射光が重り合う光源側端部を底
辺とする三角形の部位に添う区画A,該区画Aの非光源
側に位量する逆三角形又はこれに帯状部分を付した逆五
角形乃至その近似形の部位に添う反射光依存の区画B,
区画A及びBの両側に位置する入射光が分離進行する一
対の区画C及び該区画Cの光源側にして両側隅部に位置
する一対の区画Dを備えた多数の区画に区分するととも
に上記区画Cに上記漸増変化のパターンを配置してこれ
を基準パターンとし,区画Aに該基準パターンに対して
相対的に網点面積を減少した調整パターンを,区画B及
びDに上記基準パターンに対して相対的に網点面積を増
加した調整パターンを配置して構成してなることを特徴
とするエッジライトパネルの網点パターンに係り且つこ
れを発明の要旨として上記課題解決の手段としたもので
ある。
もので,上記エッジライトパネルの入射光の挙動に則し
て,これと異なり入射光の直進を前提とする上記従来の
網点パターンを修正して,これを調整する一方,この調
整を入射光の挙動による輝度の差異領域に応じた区画単
位で行うとともに更にこれを入射光の分離進行する区画
を基準として,その余の区画を網点面積の相対的減少と
相対的増加によって区画単位で入射光の乱反射をコント
ロールすることによって,不均一性を可及的に解消して
高い均一性を確保するとともにこれを容易且つ確実にな
し得るようにしたものであって,即ち本発明は,光源離
隔方向に向けて相対位置関係不変のまま網点面積を漸増
変化した網点パターンであって,該網点パターンを入射
光の傾斜進行によって入射光が重り合う光源側端部を底
辺とする三角形の部位に添う区画A,該区画Aの非光源
側に位量する逆三角形又はこれに帯状部分を付した逆五
角形乃至その近似形の部位に添う反射光依存の区画B,
区画A及びBの両側に位置する入射光が分離進行する一
対の区画C及び該区画Cの光源側にして両側隅部に位置
する一対の区画Dを備えた多数の区画に区分するととも
に上記区画Cに上記漸増変化のパターンを配置してこれ
を基準パターンとし,区画Aに該基準パターンに対して
相対的に網点面積を減少した調整パターンを,区画B及
びDに上記基準パターンに対して相対的に網点面積を増
加した調整パターンを配置して構成してなることを特徴
とするエッジライトパネルの網点パターンに係り且つこ
れを発明の要旨として上記課題解決の手段としたもので
ある。
【0008】
【実施例】 以下コンピュータ等の液晶表示面を背面照
明する液晶バックライトの例により本発明を更に具体的
に説明すれば,図中1は液晶表示面の背面側に位置する
光透過性の乳白色ポリエステルフィルムによる拡散シー
ト,2は矩形透明基板3の背面側に網点パターン4を具
備したエッジライトパネル,5はこのエッジライトパネ
ル2の背面側に配置した白色ポリエステルフィルムによ
る反射シート,6はエッジライトパネル2の入射端面に
臨ませて近接配置した冷陰極蛍光灯による光源を示す。
明する液晶バックライトの例により本発明を更に具体的
に説明すれば,図中1は液晶表示面の背面側に位置する
光透過性の乳白色ポリエステルフィルムによる拡散シー
ト,2は矩形透明基板3の背面側に網点パターン4を具
備したエッジライトパネル,5はこのエッジライトパネ
ル2の背面側に配置した白色ポリエステルフィルムによ
る反射シート,6はエッジライトパネル2の入射端面に
臨ませて近接配置した冷陰極蛍光灯による光源を示す。
【0009】 拡散シート1,エッジライトパネル2及
び反射シート5はそれぞれ同一形状のものを用い,これ
らを積層し,フレーム内に保持せしめて液晶表示装置の
ケースに固定し,光源6もこれを作動するインバータと
ともに上記ケースに固定する如くにして,上記コンピュ
ータ等に搭載して用いられる。
び反射シート5はそれぞれ同一形状のものを用い,これ
らを積層し,フレーム内に保持せしめて液晶表示装置の
ケースに固定し,光源6もこれを作動するインバータと
ともに上記ケースに固定する如くにして,上記コンピュ
ータ等に搭載して用いられる。
【0010】 本例はこのように他の機器に搭載するも
のであるから,特にコンパクトになるように,エッジラ
イトパネル2の透明基板3は,2〜3mmの薄肉のアク
リル板を単一で使用し,拡散シート1は75μmのもの
を,反射シート5は188μmのものを使用している。
のであるから,特にコンパクトになるように,エッジラ
イトパネル2の透明基板3は,2〜3mmの薄肉のアク
リル板を単一で使用し,拡散シート1は75μmのもの
を,反射シート5は188μmのものを使用している。
【0011】 透明基板3は,略B5相当サイズのもの
として,その背面側(第1図にあっては下面)に,外周
縁部を残すようにその全面に亘る網点パターン4を,白
色系のインキを用いたスクリーン印刷によって印刷形成
せしめてある。そして,透明基板3の光源6側の入射端
面及びその両側の端面は,本例にあってこれを鏡面とな
るように研磨処理を施して,光源6の入射効率と側面に
おける反射効率を高めているが,光源6側の入射端面と
対向する非光源側の端面は反射効率を期待することな
く,通常の仕上げ処理としてある。
として,その背面側(第1図にあっては下面)に,外周
縁部を残すようにその全面に亘る網点パターン4を,白
色系のインキを用いたスクリーン印刷によって印刷形成
せしめてある。そして,透明基板3の光源6側の入射端
面及びその両側の端面は,本例にあってこれを鏡面とな
るように研磨処理を施して,光源6の入射効率と側面に
おける反射効率を高めているが,光源6側の入射端面と
対向する非光源側の端面は反射効率を期待することな
く,通常の仕上げ処理としてある。
【0012】 このとき網点パターン4は,図3及び図
4にそのモデルを示すように光源6離隔方向に向けて相
対位置関係不変のまま網点面積を漸増変化した網点パタ
ーンを用い,本例にあってこの漸増変化は,透明基板3
の地に対する面積比率を光源6側で最小の10%,非光
源側で最大の60%となるように無段階的に変化するこ
とによって行ったものとしてある。
4にそのモデルを示すように光源6離隔方向に向けて相
対位置関係不変のまま網点面積を漸増変化した網点パタ
ーンを用い,本例にあってこの漸増変化は,透明基板3
の地に対する面積比率を光源6側で最小の10%,非光
源側で最大の60%となるように無段階的に変化するこ
とによって行ったものとしてある。
【0013】 このとき網点パターン4は,入射光の傾
斜進行によって入射光が重り合う光源6側端部を底辺と
する三角形の部位に添う区画A,該区画Aの非光源側に
位量する逆三角形又はこれに帯状部分を付した逆五角形
乃至その近似形の部位に添う反射光依存の区画B,区画
A及びBの両側に位置する入射光が分離進行する一対の
区画C及び該区画Cの光源側にして両側隅部に位置する
一対の区画Dを備えた多数の区画に区分するとともに上
記区画Cに上記漸増変化のパターンを配置してこれを基
準パターンとし,区画Aに該基準パターンに対して相対
的に網点面積を減少した調整パターンを,区画B及びD
に上記基準パターンに対して相対的に網点面積を増加し
た調整パターンを配置して構成してなるものとしてあ
る。
斜進行によって入射光が重り合う光源6側端部を底辺と
する三角形の部位に添う区画A,該区画Aの非光源側に
位量する逆三角形又はこれに帯状部分を付した逆五角形
乃至その近似形の部位に添う反射光依存の区画B,区画
A及びBの両側に位置する入射光が分離進行する一対の
区画C及び該区画Cの光源側にして両側隅部に位置する
一対の区画Dを備えた多数の区画に区分するとともに上
記区画Cに上記漸増変化のパターンを配置してこれを基
準パターンとし,区画Aに該基準パターンに対して相対
的に網点面積を減少した調整パターンを,区画B及びD
に上記基準パターンに対して相対的に網点面積を増加し
た調整パターンを配置して構成してなるものとしてあ
る。
【0014】 即ち本例にあって透明基板3における入
射光の挙動を実験的に求めたところ,光源6の有効照明
面両端(口金との境界部分)から52.5°の傾斜角度
で設定した一対の仮想線41及び光源6の長手方向中央
から57.5°の傾斜角度で設定した一対の仮想線42
の間に帯状に納まるように傾斜進行するものであったの
で,この一対の仮想線41内の入射光が重り合う光源側
端部を底辺とする三角形の部位を区画Aとし,またその
非光源側に位量する一対の仮想線41間の逆三角形部分
に帯状部分を付した逆五角形の部位を反射光依存の区画
Bとし,更に上記仮想線41と仮想線42間の傾斜帯状
の部位を両側一対の入射光が分離進行する区画Cとし,
また上記仮想線42側方残余の両側隅部を区画Dとし
て,網点パターン4を入射光の挙動による輝度の差異領
域とすることにより,上記区画Cを網点パターン4構成
の基準パターンとする一方,区画Aをこれより網点面積
を相対的に減少した調整パターン,区画B,Dをそれぞ
れこれより網点面積を相対的に増加した調整パターンと
して,上記網点パターン4を全体として連続したパター
ンとして構成するようにしたものとしてある。
射光の挙動を実験的に求めたところ,光源6の有効照明
面両端(口金との境界部分)から52.5°の傾斜角度
で設定した一対の仮想線41及び光源6の長手方向中央
から57.5°の傾斜角度で設定した一対の仮想線42
の間に帯状に納まるように傾斜進行するものであったの
で,この一対の仮想線41内の入射光が重り合う光源側
端部を底辺とする三角形の部位を区画Aとし,またその
非光源側に位量する一対の仮想線41間の逆三角形部分
に帯状部分を付した逆五角形の部位を反射光依存の区画
Bとし,更に上記仮想線41と仮想線42間の傾斜帯状
の部位を両側一対の入射光が分離進行する区画Cとし,
また上記仮想線42側方残余の両側隅部を区画Dとし
て,網点パターン4を入射光の挙動による輝度の差異領
域とすることにより,上記区画Cを網点パターン4構成
の基準パターンとする一方,区画Aをこれより網点面積
を相対的に減少した調整パターン,区画B,Dをそれぞ
れこれより網点面積を相対的に増加した調整パターンと
して,上記網点パターン4を全体として連続したパター
ンとして構成するようにしたものとしてある。
【0015】 網点パターン4を透明基板3に形成して
エッジライトパネル2とするについて,本例は上記スク
リーン印刷を用いたが,このスクリーン印刷を行うに
は,上記区画A乃至D毎にそれぞれ基準パターン又は調
整パターンに応じた網点パターンの第2原版を用いるこ
とによって,これらを組合せた状態の印刷用PVAフィ
ルムを紫外線感光によって作成して,これによるスクリ
ーン印刷を行うようにすればよい。
エッジライトパネル2とするについて,本例は上記スク
リーン印刷を用いたが,このスクリーン印刷を行うに
は,上記区画A乃至D毎にそれぞれ基準パターン又は調
整パターンに応じた網点パターンの第2原版を用いるこ
とによって,これらを組合せた状態の印刷用PVAフィ
ルムを紫外線感光によって作成して,これによるスクリ
ーン印刷を行うようにすればよい。
【0016】 第2原版の作成は,上記基準パターンに
相応する網点パターンを用いて,これを修正する如くに
して作成すればよく,例えばこの網点パターンの原版フ
ィルムにポリエステル乳白色フィルムを積層して,ボッ
クス型の撮影装置で写真撮影すればよく,このときライ
トボックスの光線をそのまま透過するようにすれば,透
過光が原版フィルムの網点に廻り込むようにしてカメラ
に到達することによって,全体に網点面積が減少した区
画となって第2原版に撮影されるに至り,一方ライトボ
ックスの光線を弱めるように,例えば上記と同様の乳白
色フィルムを更に部分的に介装してマスキング手法を用
いれば,上記透過光の廻り込みを防止し,充分な透過光
がカメラに到達することによって,全体に網点面積が増
加した区画となって第2原版に撮影されるに至るから,
上記網点パターンに各区画A乃至Dに応じて写真撮影を
繰り返すようにすればよい。
相応する網点パターンを用いて,これを修正する如くに
して作成すればよく,例えばこの網点パターンの原版フ
ィルムにポリエステル乳白色フィルムを積層して,ボッ
クス型の撮影装置で写真撮影すればよく,このときライ
トボックスの光線をそのまま透過するようにすれば,透
過光が原版フィルムの網点に廻り込むようにしてカメラ
に到達することによって,全体に網点面積が減少した区
画となって第2原版に撮影されるに至り,一方ライトボ
ックスの光線を弱めるように,例えば上記と同様の乳白
色フィルムを更に部分的に介装してマスキング手法を用
いれば,上記透過光の廻り込みを防止し,充分な透過光
がカメラに到達することによって,全体に網点面積が増
加した区画となって第2原版に撮影されるに至るから,
上記網点パターンに各区画A乃至Dに応じて写真撮影を
繰り返すようにすればよい。
【0017】 またCADによるコンピュタ設計を行う
には,直接に区画A乃至D毎にそれぞれ基準パターン,
調整パターンを設定するようにすればよい。
には,直接に区画A乃至D毎にそれぞれ基準パターン,
調整パターンを設定するようにすればよい。
【0018】 この液晶バックライトにあって,エッジ
ライトパネル2をA4とし,光源6を12000nit
の冷陰極蛍光灯とした場合,上記基準パターンに対して
調整パターンの網点面積を,一般に数%〜20%程度減
少し又は増加することによって,区画単位で入射光の挙
動に応じてその乱反射をコントロールして,注視下での
不均一性を解消し,好ましい高度の均一性を確保するこ
とができるが,本例にあって区画Cの基準パターンにお
ける平均輝度を150nitとしたとき,区画Aの網点
面積を,区画Cのものに対して80%,区画Bを110
%,区画Dを120%となるようにした結果,これらの
平均輝度の差は±15nitの10%程度となり,液晶
バックライトとして肉視されないものとなし得た。
ライトパネル2をA4とし,光源6を12000nit
の冷陰極蛍光灯とした場合,上記基準パターンに対して
調整パターンの網点面積を,一般に数%〜20%程度減
少し又は増加することによって,区画単位で入射光の挙
動に応じてその乱反射をコントロールして,注視下での
不均一性を解消し,好ましい高度の均一性を確保するこ
とができるが,本例にあって区画Cの基準パターンにお
ける平均輝度を150nitとしたとき,区画Aの網点
面積を,区画Cのものに対して80%,区画Bを110
%,区画Dを120%となるようにした結果,これらの
平均輝度の差は±15nitの10%程度となり,液晶
バックライトとして肉視されないものとなし得た。
【0019】 なお図中Eは,更に光源6との距離が離
れて入射光が不足し易いため輝度低下が見られるため
に,上記区画A乃至Dに加えて,本例において更に区分
した区画であり,該区画Eには,上記区画Cの基準パタ
ーンに対して相対的に網点面積を増加した調整パターン
を配置したものとしてあり,またFは,網点パターン4
の漸増変化した網点面積の最大面積部位,Gは,本例に
おいて非光源側端面に反射効率を期待しないものとした
ために上記Fの最大面積部位を連続するようにし,反射
効率に応じて更に調整を可能とするように区分した非光
源側部位である。
れて入射光が不足し易いため輝度低下が見られるため
に,上記区画A乃至Dに加えて,本例において更に区分
した区画であり,該区画Eには,上記区画Cの基準パタ
ーンに対して相対的に網点面積を増加した調整パターン
を配置したものとしてあり,またFは,網点パターン4
の漸増変化した網点面積の最大面積部位,Gは,本例に
おいて非光源側端面に反射効率を期待しないものとした
ために上記Fの最大面積部位を連続するようにし,反射
効率に応じて更に調整を可能とするように区分した非光
源側部位である。
【0020】 図示した例は以上のとおりとしたが,面
光源装置を液晶バックライト以外の電飾看板等他の用途
のものとすること,このとき光源を熱陰極蛍光灯とする
こと,エッジライトパネルの網点パターンの形成を,多
孔板を介したショットブラスト,白色系フィルムの印刷
を施したパターンフィルムの貼着等スクリーン印刷以外
の公知の方法によって行うものとすること等を含めて,
本発明の実施に当って,その具体的態様は,上記発明の
要旨に反しない限り様々のものとすることができる。
光源装置を液晶バックライト以外の電飾看板等他の用途
のものとすること,このとき光源を熱陰極蛍光灯とする
こと,エッジライトパネルの網点パターンの形成を,多
孔板を介したショットブラスト,白色系フィルムの印刷
を施したパターンフィルムの貼着等スクリーン印刷以外
の公知の方法によって行うものとすること等を含めて,
本発明の実施に当って,その具体的態様は,上記発明の
要旨に反しない限り様々のものとすることができる。
【0021】
【発明の効果】 本発明は以上のとおりに構成したの
で,エッジライトパネルの入射光の挙動に則して,これ
と異なり入射光の直進を前提とする従来の網点パターン
を修正して,これを調整する一方,この調整を入射光の
挙動による輝度の差異領域に応じた区画単位で行うとと
もに更にこれを入射光の分離進行する区画を基準とし
て,その余の区画を網点面積の相対的減少と相対的増加
によって,区画単位で入射光の挙動に応じてその乱反射
をコントロールし,不均一性を可及的に解消して高い均
一性を確保するともにこれを容易且つ確実になし得るよ
うにしたエッジライトパネルの網点パターンを提供する
ことができる。
で,エッジライトパネルの入射光の挙動に則して,これ
と異なり入射光の直進を前提とする従来の網点パターン
を修正して,これを調整する一方,この調整を入射光の
挙動による輝度の差異領域に応じた区画単位で行うとと
もに更にこれを入射光の分離進行する区画を基準とし
て,その余の区画を網点面積の相対的減少と相対的増加
によって,区画単位で入射光の挙動に応じてその乱反射
をコントロールし,不均一性を可及的に解消して高い均
一性を確保するともにこれを容易且つ確実になし得るよ
うにしたエッジライトパネルの網点パターンを提供する
ことができる。
【図1】 液晶バックライトの分解斜視図である。
【図2】 エッジライトパネルの区画を示す平面図であ
る。
る。
【図3】 網点パターンのモデルを示す平面図である。
【図4】 網点パターンのモデルを示す中問を省略した
拡大平面図である。
拡大平面図である。
1 拡散シート 2 エッジライトパネル 3 透明基板 4 網点パターン 5 反射シート 6 一次光源 41 仮想線 42 仮想線
Claims (1)
- 【請求項1】 光源離隔方向に向けて相対位置関係不変
のまま網点面積を漸増変化した網点パターンであって,
該網点パターンを入射光の傾斜進行によって入射光が重
り合う光源側端部を底辺とする三角形の部位に添う区画
A,該区画Aの非光源側に位量する逆三角形又はこれに
帯状部分を付した逆五角形乃至その近似形の部位に添う
反射光依存の区画B,区画A及びBの両側に位置する入
射光が分離進行する一対の区画C及び該区画Cの光源側
にして両側隅部に位置する一対の区画Dを備えた多数の
区画に区分するとともに上記区画Cに上記漸増変化のパ
ターンを配置してこれを基準パターンとし,区画Aに該
基準パターンに対して相対的に網点面積を減少した調整
パターンを,区画B及びDに上記基準パターンに対して
相対的に網点面積を増加した調整パターンを配置して構
成してなることを特徴とするエッジライトパネルの網点
パターン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2418860A JP2822277B2 (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | エッジライトパネルの網点パターン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2418860A JP2822277B2 (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | エッジライトパネルの網点パターン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04234786A JPH04234786A (ja) | 1992-08-24 |
JP2822277B2 true JP2822277B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=18526618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2418860A Expired - Lifetime JP2822277B2 (ja) | 1990-12-29 | 1990-12-29 | エッジライトパネルの網点パターン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2822277B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029425A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-14 | Nippon Steel Corp | 熱間圧延鋼材の材質調整方法 |
-
1990
- 1990-12-29 JP JP2418860A patent/JP2822277B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04234786A (ja) | 1992-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5283673A (en) | Surface luminous source panel with areas having different reflector speck densities | |
US9207386B2 (en) | Backlight unit and liquid crystal display module including the same | |
EP1139013A2 (en) | Backlight device for display apparatus | |
TWI467286B (zh) | Liquid crystal display device | |
KR20160022224A (ko) | 도광판 및 이를 포함하는 백라이트 유닛 | |
JPH07113718B2 (ja) | 液晶パネル用バックライト装置 | |
JPH10188642A (ja) | 照明装置 | |
JPH09282921A (ja) | バックライト装置及び該バックライト装置を備えた液晶表示装置 | |
CN101813268A (zh) | 背光单元及使用该背光单元的液晶显示装置 | |
JP2620981B2 (ja) | 液晶バックライト用エッジライトパネル | |
JP3222106B2 (ja) | フロントライトユニット及び液晶ディスプレイ装置 | |
JPH10214035A (ja) | バックライト装置及びこれを用いた液晶表示装置 | |
JP2822277B2 (ja) | エッジライトパネルの網点パターン | |
KR20050121578A (ko) | 백라이트 유닛 | |
JP2001272677A (ja) | 照明装置及びこれを備えた液晶装置 | |
KR100880217B1 (ko) | 백라이트 | |
JPH11133427A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2709776B2 (ja) | 導光体及びその製造方法 | |
KR20080110250A (ko) | 백라이트 유닛 및 이를 구비한 액정표시장치 | |
JP2623028B2 (ja) | エッジライトパネルの導光パターン | |
JP2004279532A (ja) | 拡散板及び発光装置 | |
JP3323718B2 (ja) | 照明装置 | |
JPH03131891A (ja) | 平面ディスプレイ装置及びこれを用いるプロジェクタ装置とプリント装置 | |
JPH03200929A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3004555B2 (ja) | バックライトの端部輝度調光手段 |