JP2001272677A - 照明装置及びこれを備えた液晶装置 - Google Patents
照明装置及びこれを備えた液晶装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 全体としての輝度効率を向上させることがで
きると共に、均一な面光学特性を得ることができる照明
装置及びこれを備えた液晶装置を提供する。 【解決手段】 各光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂと、各光
源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂから入射された光を反射して
液晶素子５０に向かわせる導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃとを
それぞれ備えた複数の照明部７，８，９を液晶素子方向
に並設する。そして、照明部７，８，９の各導光板２
Ａ，２Ｂ，２Ｃに導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃの出射面上で
均一な面光学特性を有するように設定された反射ドット
パターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂをそれぞれ設けるよう
にする。
きると共に、均一な面光学特性を得ることができる照明
装置及びこれを備えた液晶装置を提供する。 【解決手段】 各光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂと、各光
源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂから入射された光を反射して
液晶素子５０に向かわせる導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃとを
それぞれ備えた複数の照明部７，８，９を液晶素子方向
に並設する。そして、照明部７，８，９の各導光板２
Ａ，２Ｂ，２Ｃに導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃの出射面上で
均一な面光学特性を有するように設定された反射ドット
パターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂをそれぞれ設けるよう
にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明装置及びこれ
を備えた液晶装置に関し、特にカラー画像をＲ（赤）、
Ｇ（緑）、Ｂ（青）各色の画像信号と照明装置の時分割
駆動を利用して表示するものに関する。
を備えた液晶装置に関し、特にカラー画像をＲ（赤）、
Ｇ（緑）、Ｂ（青）各色の画像信号と照明装置の時分割
駆動を利用して表示するものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、液晶装置の一例である液晶表示装
置においては、Ｒ（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）の各色の
画像信号と照明装置の時分割駆動を利用してカラー画像
を表示するようにしたものが実用化されている。そし
て、このような液晶表示装置としては、例えば特公昭６
３−０４１０７８に示されるものがある。
置においては、Ｒ（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）の各色の
画像信号と照明装置の時分割駆動を利用してカラー画像
を表示するようにしたものが実用化されている。そし
て、このような液晶表示装置としては、例えば特公昭６
３−０４１０７８に示されるものがある。
【０００３】図４は、このような従来の液晶表示装置の
カラー表示動作を説明する図であり、この液晶表示装置
において、３原色Ｒ，Ｇ，Ｂの各色信号ＳＲ，ＳＣ，Ｓ
Ｂは一画面分の信号がメモリー１に記憶され、次の一画
面分の信号が送られてくる前に同期信号ＳＹｌ、クロッ
ク信号ＣＬｌによってメモリー２に転送される。
カラー表示動作を説明する図であり、この液晶表示装置
において、３原色Ｒ，Ｇ，Ｂの各色信号ＳＲ，ＳＣ，Ｓ
Ｂは一画面分の信号がメモリー１に記憶され、次の一画
面分の信号が送られてくる前に同期信号ＳＹｌ、クロッ
ク信号ＣＬｌによってメモリー２に転送される。
【０００４】さらにこの後、クロック信号２によって各
色信号ＳＲ，ＳＧ，ＳＢは一画面分時間の１／３時間毎
にシフトレジスタＲＧに貯えられ垂直走査信号ＳＹ２に
よって開閉されるゲート回路Ｇ２を通って、同じく垂直
走査信号ＳＹ２によって走査回路ＳＣで走査される表示
セルＣの不図示のゲート線に接続した不図示のＴＦＴを
通じて所定のセグメントに印加される。
色信号ＳＲ，ＳＧ，ＳＢは一画面分時間の１／３時間毎
にシフトレジスタＲＧに貯えられ垂直走査信号ＳＹ２に
よって開閉されるゲート回路Ｇ２を通って、同じく垂直
走査信号ＳＹ２によって走査回路ＳＣで走査される表示
セルＣの不図示のゲート線に接続した不図示のＴＦＴを
通じて所定のセグメントに印加される。
【０００５】また、照明装置であるバックライトは切換
えＳＷ２により、表示セルＣに印加される各色信号Ｓ
Ｒ，ＳＧ、ＳＢと同期してＲＧＢ光源を点灯し、表示セ
ルＣを照射することを繰り返すことによりカラー画像表
示を行なうようになっている。
えＳＷ２により、表示セルＣに印加される各色信号Ｓ
Ｒ，ＳＧ、ＳＢと同期してＲＧＢ光源を点灯し、表示セ
ルＣを照射することを繰り返すことによりカラー画像表
示を行なうようになっている。
【０００６】一方、従来よりバックライトの光学特性を
均一にする手段として、図５及び図６で示すような反射
光学系に出射面上で均一な面光学特性を有するように設
定されたドットパターン３０を設ける事が知られてい
る。
均一にする手段として、図５及び図６で示すような反射
光学系に出射面上で均一な面光学特性を有するように設
定されたドットパターン３０を設ける事が知られてい
る。
【０００７】なお、図５は多数本の線光源２０（２０
Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂ）を片側に使用したエッジ型のバッ
クライトの例であり、この場合、導光板２の反射光学系
の反射ドットパターン３０の密度は、導光板２の線光源
２０（２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂ）に臨む反射シート６ａ
側の端部が高く、光源２０側に近づくにしたがって次第
に低くなるように設定されている。
Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂ）を片側に使用したエッジ型のバッ
クライトの例であり、この場合、導光板２の反射光学系
の反射ドットパターン３０の密度は、導光板２の線光源
２０（２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂ）に臨む反射シート６ａ
側の端部が高く、光源２０側に近づくにしたがって次第
に低くなるように設定されている。
【０００８】また、図６は多数本の線光源２０（２０
Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂ）を導光板２の両端に配置したエッ
ジ型のバックライトの例であり、導光板２の反射光学系
の反射ドットパターン３０は、導光板２の中央部が高
く、光源２０側に近づくにしたがって低くなるように設
定されている。なお、この構成は、特開平０８−２２０
５３５等に示されている。
Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂ）を導光板２の両端に配置したエッ
ジ型のバックライトの例であり、導光板２の反射光学系
の反射ドットパターン３０は、導光板２の中央部が高
く、光源２０側に近づくにしたがって低くなるように設
定されている。なお、この構成は、特開平０８−２２０
５３５等に示されている。
【０００９】また、時分割駆動のカラー液晶表示装置に
用いる他のバックライトの例としては、図７に示すよう
に各光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂを導光体２の上方に傾
斜して配置することにより、導光体２の厚みを薄くした
構造のものもある。なお、このような構成のものは、特
開平０９−９０１３５に示されている。
用いる他のバックライトの例としては、図７に示すよう
に各光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂを導光体２の上方に傾
斜して配置することにより、導光体２の厚みを薄くした
構造のものもある。なお、このような構成のものは、特
開平０９−９０１３５に示されている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のバックライトの場合には、複数本の光源２０Ｒ，
２０Ｇ，２０Ｂに対して導光板２が共通であり、また出
射面上の輝度を均一化するためのドットパターン３０も
共通であったため、各光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂから
の導光板２への入射効率が異なってしまう。
従来のバックライトの場合には、複数本の光源２０Ｒ，
２０Ｇ，２０Ｂに対して導光板２が共通であり、また出
射面上の輝度を均一化するためのドットパターン３０も
共通であったため、各光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂから
の導光板２への入射効率が異なってしまう。
【００１１】ここで、複数の光源２０がすべて同一の白
色管である場合には、反射ドットパターン３０を調整
し、出射面上での照明輝度を複数の光源トータルでほぼ
均一とするようにすれば出射面上での色調むらとしては
特に問題にならなかった。
色管である場合には、反射ドットパターン３０を調整
し、出射面上での照明輝度を複数の光源トータルでほぼ
均一とするようにすれば出射面上での色調むらとしては
特に問題にならなかった。
【００１２】しかし、時間分割を利用したカラー表示装
置に使用されるバックライトは、各光源２０Ｒ，２０
Ｇ，２０Ｂの配置位置の関係から、このように導光板２
及びドットパターン３０が共通の場合、出射面上での照
明輝度に差異が生じてしまうという問題があった。
置に使用されるバックライトは、各光源２０Ｒ，２０
Ｇ，２０Ｂの配置位置の関係から、このように導光板２
及びドットパターン３０が共通の場合、出射面上での照
明輝度に差異が生じてしまうという問題があった。
【００１３】ここで、例えば光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０
ＢとしてＲ、Ｇ、Ｂ単波長蛍光管を図５に示すバックラ
イトに配置してバックライト面内各光源毎の輝度を測定
し、ランプ近傍端部の色度差と混合色の色度差を評価し
た。
ＢとしてＲ、Ｇ、Ｂ単波長蛍光管を図５に示すバックラ
イトに配置してバックライト面内各光源毎の輝度を測定
し、ランプ近傍端部の色度差と混合色の色度差を評価し
た。
【００１４】図８はその結果を示すものであり、同図か
らバックライト中央部の輝度値に対して光源近傍の端部
では、上段に配置された光源（Ｒ短波長管）の輝度は高
くなり、中央部に対する色むらが発生することが判る。
更にバックライト中央部の輝度値は、上段に配置された
光源（Ｒ短波長管）は低くなり中段、下段に配置された
光源（Ｇ短波長管、Ｂ短波長管）の輝度は徐々に高くな
ることが判る。
らバックライト中央部の輝度値に対して光源近傍の端部
では、上段に配置された光源（Ｒ短波長管）の輝度は高
くなり、中央部に対する色むらが発生することが判る。
更にバックライト中央部の輝度値は、上段に配置された
光源（Ｒ短波長管）は低くなり中段、下段に配置された
光源（Ｇ短波長管、Ｂ短波長管）の輝度は徐々に高くな
ることが判る。
【００１５】そして、このように各光源の輝度に差があ
る場合、バックライト全面で混合色の色度差が生じ、ま
た各光源ごとに管電流を調整し合わせたとしてもバック
ライト全体としての輝度向上は見込めない。
る場合、バックライト全面で混合色の色度差が生じ、ま
た各光源ごとに管電流を調整し合わせたとしてもバック
ライト全体としての輝度向上は見込めない。
【００１６】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、全体としての輝度効率を向上さ
せることができると共に、均一な面光学特性を得ること
ができるバックライト（照明装置）及びこれを備えた液
晶装置を提供することを目的とするものである。
てなされたものであり、全体としての輝度効率を向上さ
せることができると共に、均一な面光学特性を得ること
ができるバックライト（照明装置）及びこれを備えた液
晶装置を提供することを目的とするものである。
【００１７】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶素子の背
部に設けられると共に、複数の光源により液晶素子を照
明する照明装置において、前記複数の光源の各光源と、
該各光源から入射された光を反射して前記液晶素子に向
かわせる導光板とをそれぞれ備えた複数の照明部を液晶
素子方向に並設すると共に、前記照明部の各導光板に該
導光板の出射面上で均一な面光学特性を有するように設
定された反射ドットパターンをそれぞれ設けたことを特
徴とするものである。
部に設けられると共に、複数の光源により液晶素子を照
明する照明装置において、前記複数の光源の各光源と、
該各光源から入射された光を反射して前記液晶素子に向
かわせる導光板とをそれぞれ備えた複数の照明部を液晶
素子方向に並設すると共に、前記照明部の各導光板に該
導光板の出射面上で均一な面光学特性を有するように設
定された反射ドットパターンをそれぞれ設けたことを特
徴とするものである。
【００１８】また本発明は、前記照明部の各光源は前記
導光板の少なくとも一側に配置されていることを特徴と
するものである。
導光板の少なくとも一側に配置されていることを特徴と
するものである。
【００１９】また本発明は、前記複数の光源は、三原色
の各光を発する光源であることを特徴とするものであ
る。
の各光を発する光源であることを特徴とするものであ
る。
【００２０】また本発明は、前記各導光板の反射ドット
パターンの面積及び密度を導光板毎それぞれ変えるよう
にしたことを特徴とするものである。
パターンの面積及び密度を導光板毎それぞれ変えるよう
にしたことを特徴とするものである。
【００２１】また本発明は、前記各導光板の反射ドット
パターンにカラードットを設けるようにしたことを特徴
とするものである。
パターンにカラードットを設けるようにしたことを特徴
とするものである。
【００２２】また本発明は、前記各導光板の反射ドット
パターンに半透過型のドットを設けるようにしたことを
特徴とするものである。
パターンに半透過型のドットを設けるようにしたことを
特徴とするものである。
【００２３】また本発明は、前記各導光板の反射ドット
パターンにカラードット及び半透過型のドットを設ける
ようにしたことを特徴とするものである。
パターンにカラードット及び半透過型のドットを設ける
ようにしたことを特徴とするものである。
【００２４】また本発明は、液晶素子と、該液晶素子を
照明する照明装置とを備えた液晶装置において、前記照
明装置は上記のいずれかに記載のものであることを特徴
とするものである。
照明する照明装置とを備えた液晶装置において、前記照
明装置は上記のいずれかに記載のものであることを特徴
とするものである。
【００２５】また本発明のように、複数の光源の各光源
と、各光源から入射された光を反射して液晶素子に向か
わせる導光板とをそれぞれ備えた複数の照明部を液晶素
子方向に並設すると共に、照明部の各導光板に導光板の
出射面上で均一な面光学特性を有するように設定された
反射ドットパターンをそれぞれ設けるようにする。
と、各光源から入射された光を反射して液晶素子に向か
わせる導光板とをそれぞれ備えた複数の照明部を液晶素
子方向に並設すると共に、照明部の各導光板に導光板の
出射面上で均一な面光学特性を有するように設定された
反射ドットパターンをそれぞれ設けるようにする。
【００２６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
て図面を用いて詳細に説明する。
【００２７】図１は本発明の第１の実施の形態に係る照
明装置であるエッジ型のバックライトの構成を示す図で
ある。なお、本実施の形態において、光源２０Ｒ，２０
Ｇ，２０ＢとしてはＲ，Ｇ，Ｂの冷陰極蛍光管である
Ｒ，Ｇ，Ｂ各単波長蛍光管を使用し、導光体２（２Ａ，
２Ｂ，２Ｃ）としてはアクリル等の板部材を使用してい
る。
明装置であるエッジ型のバックライトの構成を示す図で
ある。なお、本実施の形態において、光源２０Ｒ，２０
Ｇ，２０ＢとしてはＲ，Ｇ，Ｂの冷陰極蛍光管である
Ｒ，Ｇ，Ｂ各単波長蛍光管を使用し、導光体２（２Ａ，
２Ｂ，２Ｃ）としてはアクリル等の板部材を使用してい
る。
【００２８】同図において、５０は液晶素子、１００は
この液晶素子５０の背部に設けられると共に、液晶素子
５０を照明するバックライト、７、８、９は液晶素子方
向に配設された照明部である。
この液晶素子５０の背部に設けられると共に、液晶素子
５０を照明するバックライト、７、８、９は液晶素子方
向に配設された照明部である。
【００２９】ここで、この照明部７，８，９は、それぞ
れ入射光学系７ａ，８ａ，９ａと、反射光学系７ｂ，８
ｂ，９ｂとを備えている。なお、入射光学系７ａ，８
ａ，９ａは、導光板２の一側に配された光源２０Ｒ，２
０Ｇ，２０Ｂと、反射部材４と、導光板２の入射面端部
２ａとから構成され、反射光学系７ｂ，８ｂ，９ｂは導
光体２Ａ，２Ｂ，２Ｃと、導光体２Ａ，２Ｂ，２Ｃの下
面に設けられる白色の反射ドットパターン３０Ｒ，３０
Ｇ，３０Ｂと、導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃの臨界反射面２
ｂと、光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂの対面側に設けられ
る反射フィルム６ａと、下段に設けられた反射光学系９
ｂの下方に配された共通の反射フィルム６ｂとから構成
されている。
れ入射光学系７ａ，８ａ，９ａと、反射光学系７ｂ，８
ｂ，９ｂとを備えている。なお、入射光学系７ａ，８
ａ，９ａは、導光板２の一側に配された光源２０Ｒ，２
０Ｇ，２０Ｂと、反射部材４と、導光板２の入射面端部
２ａとから構成され、反射光学系７ｂ，８ｂ，９ｂは導
光体２Ａ，２Ｂ，２Ｃと、導光体２Ａ，２Ｂ，２Ｃの下
面に設けられる白色の反射ドットパターン３０Ｒ，３０
Ｇ，３０Ｂと、導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃの臨界反射面２
ｂと、光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂの対面側に設けられ
る反射フィルム６ａと、下段に設けられた反射光学系９
ｂの下方に配された共通の反射フィルム６ｂとから構成
されている。
【００３０】また、１０は、上段の反射光学系７ｂ（導
光板２Ａ）の上方、即ち液晶素子５０側に設けられた透
過光学系であり、この透過光学系１０は拡散シート、プ
リズムシート等の光学シート５を単独もしくは、複数枚
組み合わせて構成される。なお、本実施の形態におい
て、透過光学系１０は３枚の光学シート５を組み合わせ
て構成される。
光板２Ａ）の上方、即ち液晶素子５０側に設けられた透
過光学系であり、この透過光学系１０は拡散シート、プ
リズムシート等の光学シート５を単独もしくは、複数枚
組み合わせて構成される。なお、本実施の形態におい
て、透過光学系１０は３枚の光学シート５を組み合わせ
て構成される。
【００３１】そして、このように構成されたバックライ
ト１００において、入射光学系７ａ，８ａ，９ａから入
射されたＲ，Ｇ，Ｂの光は、反射光学系７ｂ，８ｂ，９
ｂにて反射された後、透過光学系１０を介して液晶素子
５０を照明するようになっている。
ト１００において、入射光学系７ａ，８ａ，９ａから入
射されたＲ，Ｇ，Ｂの光は、反射光学系７ｂ，８ｂ，９
ｂにて反射された後、透過光学系１０を介して液晶素子
５０を照明するようになっている。
【００３２】ところで、本実施の形態において、各反射
光学系７ｂ，８ｂ，９ｂの導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃの裏
面にそれぞれ設けられた反射特性を有する反射ドットパ
ターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂは、各導光板毎に光源２
０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂの近傍端部付近から光源２０Ｒ，
２０Ｇ，２０Ｂに対向する反射フィルム６ａ側に向かっ
てサイズやピッチが密になるよう印刷形成されている。
また、反射フィルム６ａ近傍では反射フィルム６ａの反
射特性に応じて出射面内での輝度が均一になるように粗
にパターンの密度が調整されている。
光学系７ｂ，８ｂ，９ｂの導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃの裏
面にそれぞれ設けられた反射特性を有する反射ドットパ
ターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂは、各導光板毎に光源２
０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂの近傍端部付近から光源２０Ｒ，
２０Ｇ，２０Ｂに対向する反射フィルム６ａ側に向かっ
てサイズやピッチが密になるよう印刷形成されている。
また、反射フィルム６ａ近傍では反射フィルム６ａの反
射特性に応じて出射面内での輝度が均一になるように粗
にパターンの密度が調整されている。
【００３３】さらに、導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃ毎に、各
光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂの入射効率が最大になるよ
うに反射ドットパターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂが調整
されている。なお、本実施の形態においては、上段に配
置された導光板２Ａの反射ドットパターン３０Ｒの密度
よりも、中段及び下段に配置された導光板２Ｂ，２Ｃの
反射ドットパターン３０Ｇ，３０Ｂの密度分布の方がそ
れぞれ密となるように調整されている。
光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂの入射効率が最大になるよ
うに反射ドットパターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂが調整
されている。なお、本実施の形態においては、上段に配
置された導光板２Ａの反射ドットパターン３０Ｒの密度
よりも、中段及び下段に配置された導光板２Ｂ，２Ｃの
反射ドットパターン３０Ｇ，３０Ｂの密度分布の方がそ
れぞれ密となるように調整されている。
【００３４】ここで、図２はこのような構成のバックラ
イト１００の光学特性を示すものであり、Ｒ、Ｇ、Ｂ各
単波長管を点灯した時の輝度比の特性は、同図に示すよ
うにほぼ全面で均一である。
イト１００の光学特性を示すものであり、Ｒ、Ｇ、Ｂ各
単波長管を点灯した時の輝度比の特性は、同図に示すよ
うにほぼ全面で均一である。
【００３５】このように、上段に配置された導光板２Ａ
の反射ドットパターン３０Ｒの密度よりも、中段及び下
段に配置された導光板２Ｂ，２Ｃの反射ドットパターン
３０Ｇ，３０Ｂの密度分布の方が密となるように調整す
ることにより、即ち導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃ毎に反射ド
ットパターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂの面積及び密度を
変えることにより、複数の光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂ
を時間分割によって点灯させる場合においても輝度、色
度を均一に調整することができ、バックライト全体の輝
度効率を上昇させることができる。
の反射ドットパターン３０Ｒの密度よりも、中段及び下
段に配置された導光板２Ｂ，２Ｃの反射ドットパターン
３０Ｇ，３０Ｂの密度分布の方が密となるように調整す
ることにより、即ち導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃ毎に反射ド
ットパターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂの面積及び密度を
変えることにより、複数の光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂ
を時間分割によって点灯させる場合においても輝度、色
度を均一に調整することができ、バックライト全体の輝
度効率を上昇させることができる。
【００３６】ところで、これまでは導光板２Ａ，２Ｂ，
２Ｃに白色の反射ドットパターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０
Ｂを形成する場合について説明したが、本発明はこれに
限らず、反射ドットパターンとして例えば、赤（Ｒ）、
緑（Ｇ）、青（Ｂ）のカラードットや、イエロー
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）などのカラード
ットパターンを組み合わせて導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃに
形成してもよい。
２Ｃに白色の反射ドットパターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０
Ｂを形成する場合について説明したが、本発明はこれに
限らず、反射ドットパターンとして例えば、赤（Ｒ）、
緑（Ｇ）、青（Ｂ）のカラードットや、イエロー
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）などのカラード
ットパターンを組み合わせて導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃに
形成してもよい。
【００３７】そして、このようなカラードットやカラー
ドットパターンを導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃに形成するこ
とにより、更にバックライトの光源毎の均一な表示や、
輝度の効率を高めることができる。また、白色のドット
パターン３０の光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂの近傍端部
や反射シート側端部にのみカラードットパターンを部分
的に配置して密度を変化させるように構成しても良い。
ドットパターンを導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃに形成するこ
とにより、更にバックライトの光源毎の均一な表示や、
輝度の効率を高めることができる。また、白色のドット
パターン３０の光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂの近傍端部
や反射シート側端部にのみカラードットパターンを部分
的に配置して密度を変化させるように構成しても良い。
【００３８】また、全体の輝度均一性の改善及び、特に
中段、下段に配置される光源２０Ｇ，２０Ｂの透過性を
よくするため、部分的に反射ドットパターン３０の印刷
濃度の調整したり、反射ドットパターンとして半透過型
のものを形成するようにしてもよく、またカラードット
パターンと半透過型のドットパターンとを組み合わせて
もよい。
中段、下段に配置される光源２０Ｇ，２０Ｂの透過性を
よくするため、部分的に反射ドットパターン３０の印刷
濃度の調整したり、反射ドットパターンとして半透過型
のものを形成するようにしてもよく、またカラードット
パターンと半透過型のドットパターンとを組み合わせて
もよい。
【００３９】さらに、カラードットパターンや半透過型
のドットパターンを調整し組み合わせて導光板２Ａ，２
Ｂ，２Ｃ毎に調整することにより、白色パターンのみの
場合のように各導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃ毎に密度のみで
調整した方法とはまた違った方法でのパターン調整も可
能となり、輝度の効率や輝度の均一性も向上する。
のドットパターンを調整し組み合わせて導光板２Ａ，２
Ｂ，２Ｃ毎に調整することにより、白色パターンのみの
場合のように各導光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃ毎に密度のみで
調整した方法とはまた違った方法でのパターン調整も可
能となり、輝度の効率や輝度の均一性も向上する。
【００４０】次に、本発明の第２の実施の形態について
説明する。
説明する。
【００４１】図３は本実施の形態に係る照明装置である
エッジ型のバックライトの構成を示す図であり、本実施
の形態においては、光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂを導光
体２Ａ，２Ｂ，２Ｃの両側方に設けると共に、既述した
第１の実施の形態と同様、光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂ
のまわりに反射部材４を設け、さらに導光体２の下面に
それぞれの光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂに合わせた反射
ドットパターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂを印刷形成する
ようにしている。
エッジ型のバックライトの構成を示す図であり、本実施
の形態においては、光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂを導光
体２Ａ，２Ｂ，２Ｃの両側方に設けると共に、既述した
第１の実施の形態と同様、光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂ
のまわりに反射部材４を設け、さらに導光体２の下面に
それぞれの光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂに合わせた反射
ドットパターン３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂを印刷形成する
ようにしている。
【００４２】これにより、入射光学系７ａ，８ａ，９ａ
から入射されたＲ，Ｇ，Ｂの光は、反射光学系７ｂ，８
ｂ，９ｂにて反射された後、透過光学系１０を介して液
晶素子５０を照明するようになっている。
から入射されたＲ，Ｇ，Ｂの光は、反射光学系７ｂ，８
ｂ，９ｂにて反射された後、透過光学系１０を介して液
晶素子５０を照明するようになっている。
【００４３】ところで、本実施の形態においても、反射
ドットパターン３０Ｒ、３０Ｇ、３０Ｂを導光体２Ａ，
２Ｂ，２Ｃの裏面（反射処理部）に印刷するが、この場
合は、各光源色毎に２つの光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂ
の近傍端部から中央部に向かって反転ドットパターン３
０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂのサイズやピッチを密に変化させ
るようにしている。
ドットパターン３０Ｒ、３０Ｇ、３０Ｂを導光体２Ａ，
２Ｂ，２Ｃの裏面（反射処理部）に印刷するが、この場
合は、各光源色毎に２つの光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂ
の近傍端部から中央部に向かって反転ドットパターン３
０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂのサイズやピッチを密に変化させ
るようにしている。
【００４４】そして、このように反転ドットパターン３
０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂのサイズやピッチの密度が光源２
０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂの近傍端部に比べて中央部の方が
密となるように調整することにより、時間分割によって
複数の光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂを点灯させる場合に
おいても輝度、色度を均一に調整することができ、バッ
クライト全体の輝度効率を上昇させることができる。
０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂのサイズやピッチの密度が光源２
０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂの近傍端部に比べて中央部の方が
密となるように調整することにより、時間分割によって
複数の光源２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂを点灯させる場合に
おいても輝度、色度を均一に調整することができ、バッ
クライト全体の輝度効率を上昇させることができる。
【００４５】また、各光源２０Ｒ、２０Ｇ、２０Ｂの導
光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃ毎に反転ドットパターン３０Ｒ，
３０Ｇ，３０Ｂの密度を調整し変化させることによっ
て、バックライト全体の輝度効率の上昇が可能であり、
また、面内での各光源発光ごとの輝度比を均一に調整す
ることができる。
光板２Ａ，２Ｂ，２Ｃ毎に反転ドットパターン３０Ｒ，
３０Ｇ，３０Ｂの密度を調整し変化させることによっ
て、バックライト全体の輝度効率の上昇が可能であり、
また、面内での各光源発光ごとの輝度比を均一に調整す
ることができる。
【００４６】なお、反射ドットパターンは、第１の実施
の形態と同様、白色の反射ドットパターン以外でも良
く、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）のカラードットや、
イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）等のカ
ラードットパターンを組み合わせて用いることも可能で
ある。
の形態と同様、白色の反射ドットパターン以外でも良
く、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）のカラードットや、
イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）等のカ
ラードットパターンを組み合わせて用いることも可能で
ある。
【００４７】また、白色のドットパターンの光源の近傍
端部にのみカラードットパターンを配置して部分的に密
度を変化させるようにしても良い。さらに、反転ドット
パターンは半透過型の反射ドットパターンとしても良
く、またカラードットパターンと半透過型パターンとを
組み合わせても良い。
端部にのみカラードットパターンを配置して部分的に密
度を変化させるようにしても良い。さらに、反転ドット
パターンは半透過型の反射ドットパターンとしても良
く、またカラードットパターンと半透過型パターンとを
組み合わせても良い。
【００４８】なお、これまでの説明において、光源とし
ては冷陰極蛍光管を用いた場合について述べてきたが、
本発明はこれに限らず熱陰極蛍光管、ネオン管、ＬＥＤ
その他の光源でもよく、また組み合わせでもよい。ま
た、これまでの説明においては、Ｒ、Ｇ、Ｂの三原色の
光源の例で説明したが、光源の配置は、Ｒ、Ｇ、Ｂの順
には限らず、また三原色以外の複数色の光源の組み合わ
せでもよい。また、複数の白色光源のみの場合でもバッ
クライト全体の輝度向上は可能である。
ては冷陰極蛍光管を用いた場合について述べてきたが、
本発明はこれに限らず熱陰極蛍光管、ネオン管、ＬＥＤ
その他の光源でもよく、また組み合わせでもよい。ま
た、これまでの説明においては、Ｒ、Ｇ、Ｂの三原色の
光源の例で説明したが、光源の配置は、Ｒ、Ｇ、Ｂの順
には限らず、また三原色以外の複数色の光源の組み合わ
せでもよい。また、複数の白色光源のみの場合でもバッ
クライト全体の輝度向上は可能である。
【００４９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
光源と、各光源から入射された光を反射して液晶素子に
向かわせる導光板とをそれぞれ備えた複数の照明部を液
晶素子方向に並設すると共に、照明部の各導光板に導光
板の出射面上で均一な面光学特性を有するように設定さ
れた反射ドットパターンをそれぞれ設けることにより、
全体としての輝度効率を向上させることができると共
に、均一な面光学特性を得ることができる。
光源と、各光源から入射された光を反射して液晶素子に
向かわせる導光板とをそれぞれ備えた複数の照明部を液
晶素子方向に並設すると共に、照明部の各導光板に導光
板の出射面上で均一な面光学特性を有するように設定さ
れた反射ドットパターンをそれぞれ設けることにより、
全体としての輝度効率を向上させることができると共
に、均一な面光学特性を得ることができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る照明装置であ
るエッジ型のバックライトの構成を示す断面図。
るエッジ型のバックライトの構成を示す断面図。
【図２】上記バックライトの光学特性を示す図。
【図３】本発明の第２の実施の形態に係る照明装置であ
るエッジ型のバックライトの構成を示す断面図。
るエッジ型のバックライトの構成を示す断面図。
【図４】従来の液晶表示装置のカラー表示動作を説明す
る図。
る図。
【図５】従来のバックライトの構成を示す断面図。
【図６】従来のバックライトの他の構成を示す断面図。
【図７】従来のバックライトの他の構成を示す断面図。
【図８】従来のバックライトの光学特性を示す図。
２（２Ａ，２Ｂ，２Ｃ） 導光体 ４ 反射部材 ７，８，９ 照明部 ７ａ，８ａ，９ａ 入射光学系 ７ｂ，８ｂ，９ｂ 反射光学系 １０ 透過光学系 ２０Ｒ，２０Ｇ，２０Ｂ 光源 ３０Ｒ，３０Ｇ，３０Ｂ 反射ドットパターン ５０ 液晶素子 １００ バックライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H091 FA23Z FA32Z FA41Z FD06 LA15 LA18 LA30 5G435 BB12 BB15 CC09 CC12 EE27 EE29 GG12
Claims (8)
- 【請求項１】 液晶素子の背部に設けられると共に、複
数の光源により液晶素子を照明する照明装置において、 前記複数の光源の各光源と、該各光源から入射された光
を反射して前記液晶素子に向かわせる導光板とをそれぞ
れ備えた複数の照明部を液晶素子方向に並設すると共
に、前記照明部の各導光板に該導光板の出射面上で均一
な面光学特性を有するように設定された反射ドットパタ
ーンをそれぞれ設けたことを特徴とする照明装置。 - 【請求項２】 前記照明部の各光源は前記導光板の少な
くとも一側に配置されていることを特徴とする請求項１
記載の照明装置。 - 【請求項３】 前記複数の光源は、三原色の各光を発す
る光源であることを特徴とする請求項１又は２記載の照
明装置。 - 【請求項４】 前記各導光板の反射ドットパターンの面
積及び密度を導光板毎それぞれ変えるようにしたことを
特徴とする請求項１記載の照明装置。 - 【請求項５】 前記各導光板の反射ドットパターンにカ
ラードットを設けるようにしたことを特徴とする請求項
１記載の照明装置。 - 【請求項６】 前記各導光板の反射ドットパターンに半
透過型のドットを設けるようにしたことを特徴とする請
求項１記載の照明装置。 - 【請求項７】 前記各導光板の反射ドットパターンにカ
ラードット及び半透過型のドットを設けるようにしたこ
とを特徴とする請求項１記載の照明装置。 - 【請求項８】 液晶素子と、該液晶素子を照明する照明
装置とを備えた液晶装置において、 前記照明装置は前記請求項１乃至７のいずれか１項に記
載のものであることを特徴とする液晶装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000087203A JP2001272677A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 照明装置及びこれを備えた液晶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000087203A JP2001272677A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 照明装置及びこれを備えた液晶装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001272677A true JP2001272677A (ja) | 2001-10-05 |
Family
ID=18603248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000087203A Pending JP2001272677A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 照明装置及びこれを備えた液晶装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001272677A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100855490B1 (ko) * | 2002-03-30 | 2008-09-01 | 엘지디스플레이 주식회사 | 백라이트 유닛 |
| WO2011158961A1 (en) * | 2010-06-17 | 2011-12-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display with steerable backlight |
| US8643915B2 (en) | 2011-05-11 | 2014-02-04 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit, and image reading apparatus and image forming apparatus using the same |
| US8681398B2 (en) | 2010-12-28 | 2014-03-25 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit and image reader |
| US8755096B2 (en) | 2011-08-09 | 2014-06-17 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit and image reading apparatus |
| US8786915B2 (en) | 2010-12-17 | 2014-07-22 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit and image reading apparatus using the same |
| US8842344B2 (en) | 2010-12-21 | 2014-09-23 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit and image reader |
| US8885230B2 (en) | 2010-12-10 | 2014-11-11 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit and image reading apparartus |
| US9253359B2 (en) | 2009-12-28 | 2016-02-02 | Canon Components, Inc. | Contact image sensor unit including a detachable light guide supporting member and image reading apparatus using the same |
| JP2020502743A (ja) * | 2016-12-13 | 2020-01-23 | ルミレッズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | Ｌｅｄベースの照明器具 |
-
2000
- 2000-03-27 JP JP2000087203A patent/JP2001272677A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100855490B1 (ko) * | 2002-03-30 | 2008-09-01 | 엘지디스플레이 주식회사 | 백라이트 유닛 |
| US9253359B2 (en) | 2009-12-28 | 2016-02-02 | Canon Components, Inc. | Contact image sensor unit including a detachable light guide supporting member and image reading apparatus using the same |
| WO2011158961A1 (en) * | 2010-06-17 | 2011-12-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display with steerable backlight |
| US8885230B2 (en) | 2010-12-10 | 2014-11-11 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit and image reading apparartus |
| US9131099B2 (en) | 2010-12-10 | 2015-09-08 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit and image reading apparatus |
| US8786915B2 (en) | 2010-12-17 | 2014-07-22 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit and image reading apparatus using the same |
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| US8681398B2 (en) | 2010-12-28 | 2014-03-25 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit and image reader |
| KR101364842B1 (ko) | 2011-05-11 | 2014-02-19 | 케논 콤포넨트 가부시키가이샤 | 이미지 센서 유닛 및 그것을 사용한 화상 판독 장치, 화상 형성 장치 |
| US8964262B2 (en) | 2011-05-11 | 2015-02-24 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit, and image reading apparatus and image forming apparatus using the same |
| US8643915B2 (en) | 2011-05-11 | 2014-02-04 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit, and image reading apparatus and image forming apparatus using the same |
| US8755096B2 (en) | 2011-08-09 | 2014-06-17 | Canon Components, Inc. | Image sensor unit and image reading apparatus |
| JP2020502743A (ja) * | 2016-12-13 | 2020-01-23 | ルミレッズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | Ｌｅｄベースの照明器具 |
| JP6991215B2 (ja) | 2016-12-13 | 2022-02-03 | ルミレッズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | Ｌｅｄベースの照明器具 |
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