JP2822147B2 - 衣類乾燥機のフィルタ装置 - Google Patents

衣類乾燥機のフィルタ装置

Info

Publication number
JP2822147B2
JP2822147B2 JP6137462A JP13746294A JP2822147B2 JP 2822147 B2 JP2822147 B2 JP 2822147B2 JP 6137462 A JP6137462 A JP 6137462A JP 13746294 A JP13746294 A JP 13746294A JP 2822147 B2 JP2822147 B2 JP 2822147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
scraper
relative rotation
filter cover
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6137462A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07284595A (ja
Inventor
吉視 辻本
正行 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP6137462A priority Critical patent/JP2822147B2/ja
Publication of JPH07284595A publication Critical patent/JPH07284595A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2822147B2 publication Critical patent/JP2822147B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類乾燥機のフィルタ
装置、とくに、衣類を収容する回転ドラムの排気側壁面
中央に設けたフィルタ装置であって、回転ドラムと一体
回転するフィルタと、このフィルタと衣類との接触を防
止する為にこのフィルタに被覆させたフィルタカバーと
からなるフィルタ装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】この種フィルタ装置として、既
に、実開昭61−56991号公報に開示されており、
このものでは、図1〜図3に示す様に、回転ドラム(1)
の背面中央に設けた円盤状のフィルタ(2) を介して湿潤
空気を排気する構成とし、前記回転ドラム(1) にはフィ
ルタ(2) の内周側に多数の開口を具備させたフィルタカ
バー(3)が設けられている。
【0003】このものでは、回転ドラム(1) 内に収容さ
れた衣類は回転ドラム(1) の回転によって攪拌され、そ
して、この回転ドラム(1) 内に送り込まれる加熱空気に
よって乾燥されてこの衣類の湿潤空気はフィルタ(2) の
背面に設けた排気用ファン(図示せず)によって排気筒
等の排気経路を通って排気出口から外部に排出される。
【0004】この排出の際、回転ドラム(1) 内で発生し
た糸屑や微細な繊維屑等の埃等はフィルタ(2) に補集さ
れて排気経路に排出されない。従って、これら埃等が排
気経路に詰まったり、乾燥機の外部に放出される不都合
が解消される。繰り返し乾燥工程を実行させると、最終
的には、フィルタ(2) の表面の全域に埃等が堆積し乾燥
不能に陥る。このような状態になると、フィルタ装置を
分解して、フィルタ(2) に堆積した埃等を除去するため
の掃除が必要となる。そこで、この従来のものでは、フ
ィルタカバー(3) が回転ドラム(1) に対して相対回転自
在に設けられると共に、このフィルタカバー(3) には円
弧状に屈曲するスクレーパ(31)がフィルタ(2) の表面に
接触する様に設けられている。また、フィルタカバー
(3) の表面に突出部(3a)(3a)が設けられている。従っ
て、前記突出部(3a)(3a)と回転ドラム(1) 内の衣類との
接触によってフィルタカバー(3) がフィルタ(2) に対し
て相対回転され、これの正相対回転により、前記スクレ
ーパ(31)によってフィルタ(2) に堆積した埃等がかき寄
せられて埃集積体(M) となる。この結果、フィルタ(2)
の目詰まりが生じにくくフィルタ装置の掃除が必要とな
るまでの使用可能な時間が長くなる。
【0005】ところが、上記突出部(3a)と衣類等との接
触によるフィルタカバー(3) の相対回転には、スクレー
パ(31)によって埃等をかき寄せる方向の正相対回転と、
これとは逆方向の逆相対回転の両方が生じることが判明
した。回転ドラム(1) 内では、衣類等がこれの回転に伴
ってリフタ(図示せず)によって持ち上げられた後、こ
の回転ドラム(1) の回転速度よりも速く落下し、その
後、前記リフタによって持ち上げられるまでは一時的に
衣類等が止まって又は滑って回転ドラム(1) の回転が進
む状態となり、乾燥動作中はこれらの動作を繰り返す。
【0006】従って、衣類が落下するときには、突出部
(3a)との接触によってフィルタカバー(3) が回転ドラム
(1) に対して先行する態様に相対回転され、逆に、落下
後の衣類等と突出部(3a)とが接触するときにはフィルタ
カバー(3) は回転ドラム(1)に対して遅れる態様に相対
回転されることなる。そして、上記従来のものでは、ス
クレーパ(31)によって埃等をかき寄せるためのフィルタ
(2) に対する正相対回転角度と逆相対回転角度との差が
殆ど生じない。つまり、スクレーパ(31)がフィルタ(2)
に対して往復動作するに過ぎないような状態となる傾向
がある。従って、フィルタ(2) の全域の埃等をかき寄せ
られない事態も生じ得る。
【0007】このように、上記従来のものでは、正相対
回転量が不十分となることから前記スクレーパ(31)によ
って埃等をかき寄せる効率が不十分であった。本発明
は、かかる点に鑑みてなされたものであり、『回転ドラ
ム(1) の後壁の回転中心と同心に設けたフィルタ(2)
と、これの内面に前記回転ドラム(1) に対して相対回転
自在に支持されたフィルタカバー(3) に具備させ且前記
フィルタ(2) に略摺接するスクレーパ(31)とからなり、
前記回転ドラム(1) に対するフィルタカバー(3) の相対
回転によりフィルタ(2) に補集される糸くずや埃等を前
記スクレーパ(31)によって集合させるようにした衣類乾
燥機のフィルタ装置』において、スクレーパ(31)によっ
てフィルタ(2) に補集された埃等を効率的にかき寄せら
れるようにすることをその課題とする。
【0008】[請求項1の発明]
【0009】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『フィルタカバー(3) の前面部に回転ドラム
(1) の衣類収容部側に突出する山形突起(5) を設け、こ
の山形突起(5) はフィルタカバー(3) の回転ドラム(1)
に対する相対回転であって且スクレーパ(31)によって糸
くずや埃等を集合させる為の正相対回転方向の前面が緩
斜面(51)で、後面が垂直面又は急斜面とした』ことであ
る。
【0010】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。回転ド
ラム(1) に対する衣類等の相対回転によってフィルタカ
バー(3) が相対回転される。フィルタカバー(3) には、
回転ドラム(1) 内の衣類収容部側に突出する山形突起
(5) を設けていることから、これと衣類との接触によっ
てフィルタカバー(3) の相対回転力が積極的に付与され
る。また、この山形突起(5) は、フィルタカバー(3) の
回転ドラム(1) に対する前記正相対回転方向の前面(51)
が緩斜面で、後面(52)が垂直面又は急斜面となっている
から、フィルタカバー(3) は山形突起(5) の前記後面(5
2)と衣類との接触によって十分に正相対回転される一
方、前面(51)の緩斜面と衣類との接触によっては殆ど逆
相対回転されないものとなる。従って、フィルタカバー
(3) の正相対回転量と逆相対回転量の差が十分に確保さ
れる。
【0011】
【効果】フィルタカバー(3) の正相対回転量と逆相対回
転量の差が十分に確保されるから、乾燥運転中において
は、結果として、スクレーパ(31)はフィルタ(2) の全周
に亙って一方に正相対回転されるから、スクレーパ(31)
による埃等のかき寄せ動作量が格段に多くなる。従っ
て、フィルタ(2) に補集された埃等が効率的にかき寄せ
られる。
【0012】[その他の発明]なお、上記請求項1の発
明に於いて、『フィルタカバー(3) の正相対回転方向を
回転ドラム(1) の回転方向とした』ものでは、回転ドラ
ム(1) 内における衣類等の落下の際、これら衣類等が山
形突起(5) の後面(52)の急斜面又は垂直面に接触してフ
ィルターカバー(3) が正相対回転される。一方、衣類等
の落下後にこの衣類等が回転ドラム(1) の内周壁に対し
て後方にずれるように移動する時には衣類等が前面(51)
の緩斜面に接触して逆相対回転されるが、このとき、衣
類等と前記緩斜面との接触によってはフィルタカバー
(3) が殆ど相対回転されない。
【0013】従って、前記正相対回転量が一層増大し、
フィルタ(2) に補集された埃等が一層効率的にかき寄せ
られる。上記請求項1の発明又は請求項2の発明に於い
て、『フィルタ(2) の配設域を環状にし、スクレーパ(3
1)は前記フィルタ(2) の配設域の内周から外周に向かっ
て略円弧状に傾斜する形状とした』ものでは、スクレー
パ(31)の正相対回転方向の前面の埃等が円滑にフィルタ
(2) の配設部の周縁側に確実にかき寄せられる。この効
果は、『スクレーパ(31)の外側がその内側に対してフィ
ルタカバー(3) の正相対回転方向における後方に設定し
た』ものも、『スクレーパ(31)の外側がその内側に対し
てフィルタカバー(3) の正相対回転方向における前方に
設定した』ものにおいても言えることであるが、前者の
ものでは埃等がフィルタ(2) の外周側にかき寄せられ、
後者の構成では、内周側にかき寄せられる。
【0014】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。図4〜図7に示す実施例1では、フィルタ
カバー(3) の通気孔形成部は渦巻き状の多数の湾曲桟(3
3)(33)と1つの環状桟(34)とが形成されたものとなって
いる。
【0015】以下回転ドラム(1) 及びフィルタ(2) との
関係等について詳述する。この実施例でも、従来のもの
と同様に、回転ドラム(1) の背面壁(10)の中央に設けた
排気口部(11)の回転ドラム(1) 内側にバックフィルタ(2
1)が固定される。このバックフィルタ(21)は、回転ドラ
ム(1) の回転軸部に外嵌する軸挿通部(22)と、前記排気
口部(11)の外周部の外周枠(23)と、これらの間に張設さ
れる放射状桟(図示せず)と、前記軸挿通部(22)と外周
枠(23)との間に張設されるフィルタシート(24)とからな
る。そして、バックフィルタ(21)を取り外し可能とする
ために、外周枠(23)の背面から突出させた複数のカギ状
の係止片(25)(25)を回転ドラム(1) に於ける排気口部(1
1)の外周域の背面壁(10)に設けた係止孔(12)に係合さ
せ、回転軸蓋(J) をねじ込んで固定している。バックフ
ィルタ(21)の全体が弾性合成樹脂から構成されるから、
回転軸蓋(J) を取り外した後、バックフィルタ(21)を背
面壁(10)から引きはがすようにすると、前記係止片(25)
が係止孔(12)から引き抜かれてバックフィルタ(21)が取
り外せる。
【0016】フィルタ(2) は、前記軸挿通部(22)に具備
させた環状部(22a) に取り外し可能に係合され且回転ド
ラム(1) の軸部に遊嵌させた筒軸部(26)と、外周側の環
状壁(27)と、前記筒軸部(26)の中程から張り出させたフ
ランジ部(F1)と前記環状壁(27)の内側に張り出させたフ
ランジ部(F2)と、これらフランジ部(F1)(F2)相互間に張
設されるフィルターシート(28)とからなり、前記筒軸部
(26)と環状部(22a) との係合によってフィルタ(2) と回
転ドラム(1) とが一体回動する構成である。
【0017】フィルタカバー(3) は、全体として皿状に
構成されてその周縁近傍の一部に回転ドラム(1) 内に突
出する3つの山形突起(5)(5)が設けられ、周縁部にはフ
ィルタ(2) の環状壁(27)に遊嵌状態に外嵌する環状の内
壁(35)と、バックフィルタ(21)の外周枠(23)の周縁部に
形成した環状リブ(23a) に遊嵌状態に嵌入する環状の外
壁(36)とを具備し、中央部背面には回転ドラム(1) の回
転軸蓋(J) に抜け止め状態に遊嵌する係合筒部(4) が設
けられている。この係合筒部(4) は、図7の背面図に示
す様に一部に軸線方向に開放するスリット(41)(41)が設
けられて半径方向に弾性変形可能に構成され、係合筒部
(4) の先端内周面から部分的に突出させた突起(42)が、
回転軸蓋(J) に形成した環状凹溝(J1)に遊嵌している。
従って、このフィルタカバー(3) は回転軸蓋(J) 、フィ
ルタ(2) 及びバックフィルタ(21)との嵌合部が何れも遊
嵌状態にあるから、回転ドラム(1) と一体回動するフィ
ルタ(2) に対して相対回動可能である。
【0018】なお、この実施例の回転ドラム(1) は正面
視(図5)において時計方向に回転するように設定され
ており、上記山形突起(5) は、図6に示すように、フィ
ルタカバー(3) の表面の時計方向の前方が緩斜面に形成
された前面(51)となり、その反対側の後面(52)が垂直面
に形成されている。従って、回転ドラム(1) の回転方向
への衣類の落下の際におけるこれら衣類と上記山形突起
(5) の後面(52)(垂直面)との接触によってこのフィル
タカバー(3) に正相対回転力が付与される。尚、衣類等
がとどまって回転ドラム(1) が回転する際にこれら衣類
等と山形突起の前面(51)との接触によってフィルタカバ
ー(3) が逆相対回転されるが、前記前面(51)は緩斜面と
なっているから、この逆相対回転は殆ど生じない。
【0019】フィルタカバー(3) の平面部には、多数の
開口(30)(30)を貫通形成した通気孔形成部が設けられ、
この通気孔形成部は、前記係合筒部(4) を具備させた中
央の円盤部(37)と、前記内壁(35)及び外壁(36)を具備さ
せた外周部(38)との間に設けた多数の渦巻き状の湾曲桟
(33)(33)とこれらの中程よりも僅かに外側をつなぐ環状
桟(34)からなり、一つの湾曲桟(33)の背面にスクレーパ
(31)が突出形成されている。このスクレーパ(31)の背面
側の端縁は、図4のように、小さな山形が連続する構成
となり、この山形連続部(31a) がフィルタ(2) のフィル
ターシート(28)と接触する。尚、前記湾曲桟(33)の内周
端と外周端とは円周方向にずれており、前記両端とフィ
ルタカバー(3) の中心とを結ぶ線の挟角は約30度程度
となる様にしてあり、フィルタカバー(3) の上記正相対
回転方向において、上記湾曲桟(33)の内周側がその外周
側に対して前方となる。
【0020】なお、前記各湾曲桟(33)はフィルタカバー
(3) の裏面側に突出する一定幅の桟で、環状桟(34)はこ
れら湾曲桟(33)(33)の回転ドラム(1) 内側端部に形成さ
れている。この実施例の場合、乾燥動作中には、フィル
タ(2) のフィルターシート(28)の表面に埃等が付着す
る。また、回転ドラム(1) の回転によって衣類等が持ち
上げられた後落下すると、これによって上記山形突起
(5) の後面(52)が押されてフィルタカバー(3) が回転ド
ラム(1) に対して正相対回転(図5の時計方向)される
ことから、これによって、フィルターシート(28)の表面
に付着した埃等がスクレーパ(31)によってかき集められ
る。このようにしてかき集められた埃等は、図5に示す
様に、スクレーパ(31)の前記正相対回転方向の前方部に
集積されて埃集積体(M) が形成され、この埃集積体(M)
が間欠回転するスクレーパ(31)の回転力と埃集積体(M)
の慣性力との相関作用によってスクレーパ(31)の増速時
に埃集積体(M) の一部が外周側に移動される。なお、上
記したように、フィルタカバー(3)の逆相対回転は殆ど
生じないから、前記スクレーパ(31)によるかき寄せ動作
が確実で且その動作量が大きい。
【0021】一般的に、回転ドラム(1) 内の衣類等は、
この回転ドラム(1) の回転方向に対して進む方向の相対
回転移動の割合が、逆の方向の相対回転移動の割合より
も多いことから、フィルタカバー(3) の正相対回転の方
向を上記のように設定した上記実施例の場合、乾燥工程
中の上記正相対回転量が一層多くなって前記効果が一層
向上する。
【0022】この実施例では、図4に示すように、スク
レーパ(31)及び湾曲桟(33)の外周端を外れた位置には、
フィルタカバー(3) の周縁部とフランジ部(F2)との間に
環状のリント収容部(39)が形成されているから、外周側
に移動した埃集積体(M) の一部は、前記リント収容部(3
9)側に貯留又は脱出される。埃集積体(M) の量が所定量
に増量されると、上記動作が行われて埃集積体(M)の一
部が外周側に移動されてリント収容部(39)内に順次貯留
又は脱出される。そして、通常は、フィルタ(2) のフィ
ルターシート(28)の全面積の約60パーセント程度が埃
等で被覆された状態になるとフィルタ装置の掃除が必要
であるが、この実施例では、リント収容部(39)内に埃等
が充満して、スクレーパ(31)の前方側の埃集積体(M) の
量がフィルターシート(28)に対して前記量に達するまで
連続使用が可能となる。
【0023】[実施例2]この実施例は、上記実施例1
とは、フィルタカバー(3) に於けるスクレーパ(31)及び
通気孔形成部の構成のみが相違し、他の構成は、上記実
施例1と全く同一に構成される。通気孔形成部は、図
8、図9に示す様に、2つのスクレーパ(31)(31)とこの
スクレーパ(31)の回転ドラム内側の端縁に連設した補強
桟としての複数の半径方向桟(32)(32)から構成され、前
記スクレーパ(31)は、通気孔形成部の円周方向において
約1周する範囲に亙って渦巻き状に形成されている。
【0024】このものでは、前記スクレーパ(31)(31)と
半径方向桟(32)(32)によって囲まれる区画が開口(30)(3
0)となる。また、上記実施例1と同様にフィルタカバー
(3)の前面部周縁から前方に3つの山形突起(5) (5) 突
出させ、各山形突起(5) の前面(51)を緩やかな傾斜面と
すると共に、その後面(52)を垂直面とし、これにより、
図8において、フィルタカバー(3) は時計方向に正相対
回転するようにしている。
【0025】この実施例のものでは、前記山形突起(5)
の作用により、上記実施例(1) と同様にしてフィルタカ
バー(3) が衣類との接触により正相対回転され、通気孔
形成部の背面とフィルタシート(28)との間に埃等がスク
レーパ(31)の前方部に集積される。そして、上記実施例
1の場合と同様な作用によって埃集積体(M) が外周側に
移動されることとなるが、半径方向桟(32)(32)が通気孔
形成部の背面側には突出しないから、これら半径方向桟
(32)(32)は埃集積体(M) の移動の抵抗にはならない。従
って、スクレーパ(31)(31)の回転方向の前方に集積され
る埃集積体(M)が上記実施例1よりも円滑に外周側に移
動されることとなる。
【0026】[その他]また、この実施例では、回転ド
ラム(1) の回転方向等を正面から見た状態で時計方向に
設定し、これとの関係でフィルタカバー(3) の回転ドラ
ム(1) に対する正相対回転方向は、回転ドラム(1) の回
転方向となっているが、前記正相対回転方向を回転ドラ
ム(1) の回転方向とは逆の方向に設定してもよい。この
場合、回転ドラム(1) 内で衣類等が落下する際にはこれ
ら衣類等と山形突起(5) の前面(51)の緩斜面が接触して
フィルタカバー(3) が逆相対回転され、衣類等が留まっ
ていて回転ドラム(1) のみが回転している時に衣類等と
後面(52)の急斜面又は垂直面が接触して、回転ドラム
(1) の回転方向とは逆方向に正相対回転されるが、前者
の逆相対回転の為の衣類等と山形突起(5) との係合度合
いよりも後者の正相対回転の為のそれが大きいことか
ら、フィルタカバー(3) はこの場合にも主として正相対
回転方向に回転される。
【0027】また、山形突起(5) は少なくとも一つあれ
ばよいが、複数にすれば、その分正相対回転頻度が多く
なる。また、山形突起(5) はフィルタカバー(3) の前面
の略中央部の円盤部(37)に形成されてもよく、また前面
の中央部から周縁部までの範囲に形成されてもよい。さ
らに、スクレーパ(31)は必ずしも曲線状である必要はな
く、直線状であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の要部断面図
【図2】その正面図
【図3】要部拡大断面図
【図4】本発明の実施例の要部断面図
【図5】その正面図
【図6】フィルタカバー(3) の山形突起(5) 形成部の斜
視図
【図7】フィルタカバー(3) の背面図
【図8】実施例2のフィルタカバー(3) の正面図
【図9】その要部断面図
【符号の説明】
(1) ・・・回転ドラム (2) ・・・フィルタ (3) ・・・フィルタカバー (31)・・・スクレーパ (33)・・・湾曲桟 (5) ・・・山形突起 (51)・・・前面 (52)・・・後面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 58/02 D06F 58/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラム(1) の後壁の回転中心と同心
    に設けたフィルタ(2) と、これの内面に前記回転ドラム
    (1) に対して相対回転自在に支持されたフィルタカバー
    (3) に具備させ且前記フィルタ(2) に略摺接するスクレ
    ーパ(31)とからなり、前記回転ドラム(1) に対するフィ
    ルタカバー(3) の相対回転によりフィルタ(2) に補集さ
    れる糸くずや埃等を前記スクレーパ(31)によって集合さ
    せるようにした衣類乾燥機のフィルタ装置において、フ
    ィルタカバー(3) の前面部に回転ドラム(1) の衣類収容
    部側に突出する山形突起(5) を設け、この山形突起(5)
    はフィルタカバー(3) の回転ドラム(1) に対する相対回
    転であって且スクレーパ(31)によって糸くずや埃等を集
    合させる為の正相対回転方向の前面が緩斜面(51)で、後
    面が垂直面又は急斜面とした衣類乾燥機のフィルタ装
    置。
  2. 【請求項2】 フィルタカバー(3) の正相対回転方向を
    回転ドラム(1) の回転方向に一致させた請求項1に記載
    の衣類乾燥機のフィルタ装置。
  3. 【請求項3】 フィルタ(2) の配設域を環状にし、スク
    レーパ(31)は前記フィルタ(2) の配設域の内周から外周
    に向かって略円弧状に傾斜する形状とした請求項1又は
    請求項2に記載の衣類乾燥機のフィルタ装置。
  4. 【請求項4】 スクレーパ(31)の外側がその内側に対し
    てフィルタカバー(3) の正相対回転方向における後方に
    設定した請求項1〜請求項3の何れかに記載の衣類乾燥
    機のフィルタ装置。
  5. 【請求項5】 スクレーパ(31)の外側がその内側に対し
    てフィルタカバー(3) の正相対回転方向における前方に
    設定した請求項1〜請求項3の何れかに記載の衣類乾燥
    機のフィルタ装置。
JP6137462A 1994-02-25 1994-06-20 衣類乾燥機のフィルタ装置 Expired - Fee Related JP2822147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6137462A JP2822147B2 (ja) 1994-02-25 1994-06-20 衣類乾燥機のフィルタ装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-28323 1994-02-25
JP06028323 1994-02-25
JP6137462A JP2822147B2 (ja) 1994-02-25 1994-06-20 衣類乾燥機のフィルタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07284595A JPH07284595A (ja) 1995-10-31
JP2822147B2 true JP2822147B2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=26366399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6137462A Expired - Fee Related JP2822147B2 (ja) 1994-02-25 1994-06-20 衣類乾燥機のフィルタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2822147B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE388264T1 (de) 2005-03-14 2008-03-15 Electrolux Home Prod Corp Haushaltswäschetrockner mit dazugehörigem flusenfilter
CN113638203A (zh) * 2020-04-27 2021-11-12 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 干衣设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07284595A (ja) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100247710B1 (ko) 빨래건조기용 실보프라기 수집기
JP3953386B2 (ja) 真空掃除機用サイクロン集塵装置
KR100833885B1 (ko) 머리카락 청소기능을 구비한 헤어드라이어
JP2822148B2 (ja) 衣類乾燥機のフィルタ装置
JP2822147B2 (ja) 衣類乾燥機のフィルタ装置
JPH025113B2 (ja)
JP3062869B2 (ja) 衣類乾燥機のフィルタ装置
KR20120079871A (ko) 거름 장치가 있는 헤어드라이어
JP3062867B2 (ja) 衣類乾燥機のフィルタ装置
JP3062868B2 (ja) 衣類乾燥機のフィルタ装置
WO2001096647A1 (en) Tumbler drier with a filter device
JPH0334A (ja) 床面掃除機
JPH02104322A (ja) 電気掃除機の吸込口体
JP3262656B2 (ja) 衣類乾燥機
JPH0453517A (ja) 電気掃除機の吸口
CN217338450U (zh) 一种清洁器
JPH03123590A (ja) 衣類乾燥機のリント回収装置
JPH01256999A (ja) 衣類乾燥機の糸屑捕集器
KR910008857Y1 (ko) 의류 건조기
US3016625A (en) Cleaning attachment for dry cleaning reclaimers
CN114246521A (zh) 一种清洁器
JPS6362519A (ja) 風綿除去装置
JPH01262825A (ja) 電気掃除機用床ノズル
RU1834689C (ru) Устройство дл улавливани волокнистой пыли
JPH0752717Y2 (ja) 衣類乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090904

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100904

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100904

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110904

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees