JP2822054B2 - スラッジ及びノロの有効利用方法 - Google Patents

スラッジ及びノロの有効利用方法

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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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    • C04B18/04Waste materials; Refuse
    • C04B18/16Waste materials; Refuse from building or ceramic industry
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生コン工場の洗浄廃水等から出るスラッジ
やコンクリート2次製品工場の遠心分離機等から出るノ
ロの有効利用方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、生コン工場の洗浄廃水からは、分離機によって
粗骨材、細骨材が回収されると共に、沈殿槽に入れられ
た残部から上澄液が回収されて再利用が図られている
が、沈殿槽内に残ったスラッジのほとんどは有効利用さ
れていない。
またコンクリート2次製品工場では、ヒューム管、パ
イプ、ポール等の遠心成形品を製造した後に多量のノロ
が発生するが、このノロもスラッジと同様有効利用は図
られていないのが現状である。そして、これらスラッジ
及びノロの有効成分は表1に示すように、セメントの微
粒子、粘土粒子、細骨材微粒子分などであるため、産業
廃棄物として処理が義務付けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、従来にあってもスラッジの有効利用法とし
て、例えば、生コン製造時にセメント重量に対してスラ
ッジ固形分を3%以下で添加することが認められてい
た。しかし、スラッジを添加したコンクリートは、収縮
が生じて強度発現性が劣るといった欠点があるため、実
際にはそれ程利用されてはいないのが現状である。
また、他の利用法としては、含水比の高いスラッジ、
ノロを乾燥させ、その乾燥固形分を粒状体として舗装な
どの路盤材に用いたり、乾燥固形分中のセメントをコン
クリートに混入させる方法が提案されているが、いずれ
の場合にもスラッジ、ノロを乾燥させるための装置や工
場設備が必要となり、処理が面倒であると共に、設備費
用が大幅に増大する等の問題があった。
そこで、本発明が解決すべき技術的課題は、簡易かつ
安価な処理方法によってスラッジ、ノロの有効利用を図
る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記技術的課題の解決のために、スラッジ又
はノロに水とセメント系固化剤を混合し、スラリに形成
し、充填材として使用することを特徴とするスラッジ及
びノロの有効利用方法を手段としている。
この利用方法では、まず生コン工場の洗浄廃水から出
るスラッジ及びコンクリート2次製品工場の遠心分離機
から出るノロのいずれか一方、又は両方を沈殿槽に入
れ、スラッジ及びノロの中に含有させるセメント微粒子
による硬化を防ぐために、機械的な撹拌又はエアレーシ
ョンによって沈殿槽内に対流を起こさせる。次いで、沈
殿槽の中で泥水状になったスラッジ及びノロに水を加
え、所定の単位体積重量に調整したのち、更にセメント
固化剤を混入し、撹拌することによって流動性を付与す
ると共に、材料分離を起こさないよう均質なスラリに形
成する。
本発明で用いられるセメント系固化剤としては、例え
ばスラグや石膏が入っているタフロック3型、ポルトラ
ンドセメント及び高炉セメント等が適用され、その添加
量は100Kg/m3〜600Kg/m3が望ましい。
上述のようにして製造されたスラリは流動性を有し、
そのままモルタルの主材料である砂の代りに利用するこ
とができる。そして、スラリの中にはセメントの微粒子
を含有するために、結果的にセメント量の低減を図れる
ものとなる。また、スラリの中にはセメントの微粒子の
他に砂や粘土等の微粒子を多く含まれているため、分離
現象を起こすことがなく品質の良いモルタルを得ること
ができる。
また、本発明に係るスラリの有効利用法として、地盤
沈下等によって生じた空洞への充填及び橋台の裏込充填
などがあり、その場合にはスラリの中に気泡を含ませて
軽量化を図ったり、別途増粘剤を加えて水中における分
離抵抗性を増すのが望ましい。特に橋台の裏込に充填す
る場合には、従来使用していた山砂では橋台への土圧が
大きくなるため軽量のものが望ましく、また隅々まで充
填する必要があることから、流動性にも優れる必要があ
る。気泡の混入は、予め起泡剤によって気泡を発生さ
せ、この気泡をスラリに混入する方法か、又はアルミ粉
などを予めスラリに混入しておき、スラリを空洞などへ
充填した後にアルミ粉による気泡を生じさせる方法が用
いられる。また、増粘剤には、高分散性の非イオン型水
溶性セルロースエーテルを主成分とするような特殊水中
コンクリート用混和剤が用いられる。なお、、スラリの
流動性は気泡の混入量に反比例する傾向にあるが、上述
のような気泡含有のスラリを利用したエアーモルタルの
単位体積重量は約1.4t/m3であつて、普通のモルタルの
1.7t/m3より軽いので、気泡の混入量は30%以下でも十
分であり、それ程の流動性の低下はみられない。
〔実施例〕
以下実施例について説明する。
(実施例−1) 固体状のスラッジ又はノロに水を加えてスラリとし、
その単位重量をスラッジの場合には1.45,1.50,1.55t/m3
に調整し、ノロの場合には、1.35,1.40,1.45t/m3に調整
した。次に、調整後のスラリ1m3に対してタフロック3
型をそれぞれ100,125,150Kgと混入し、ミキサによって1
0分間混合撹拌した。そして、これらのスラリについて
フロー値、単位体積重量(単重と略称する)、ブリージ
ング率をそれぞれ調べると共に、直径5cm×長さ10cmの
筒状型枠に注入し7日間養生後に一軸圧縮試験によって
強度を調べた。その結果を表2に示す。
(実施例−2) 床面積400m2の平屋において平均10cmの地盤沈下が発
生し、この地盤沈下によって生じた空洞にコンクリート
2次製品工場から排出されたノロを主材料とする気泡が
混入されたスラリ(以下エアーモルタルと称する)を充
填した。
エアーモルタルの製造では、まず工場から排出された
ノロをミキサー車によって現場の調泥アジテータまで運
搬し、この調泥アジテータでノロの単位体積重量を自動
測定する。そして、流動計を用いて所定量の水を加え予
め設定したノロの単位体積重量に調整する。次いで、調
整したノロをミキサ内に所定量投入し、これに所定量の
タフロック3型及び気泡を混入し、撹拌してエアーモル
タルを得た。その後このエアーモルタルをポンプによっ
て上記空洞内に充填した。
現場における上記エアーモルタルの品質管理試験の結
果は、単位体積重量が1.05t/m3、フロー値が10.3秒、ブ
リージング率が0%と良好な値であった。
(実施例−3) 内径50cm,長さ150mの廃棄埋設管内に生コン工場から
排出されるスラッジを主材料としたエアーモルタルを充
填し、流動性や材料分離抵抗性などを調べた。エアーモ
ルタルの製造法は上記第2実施例と同様である。
その結果、廃棄埋設管の一端側から注入したエアーモ
ルタルを約5時間後には他端側まで充填されているのが
確認できた。これにより優れた流動性を有していること
が分った。また、材料分離も生じてはいなかったことか
ら、エアーモルタルとしての所期の性状を保持できるも
のである。
なお、比較例として上述と同様の廃棄埋設管に従来の
モルタルを充填した所、モルタルの流動性が乏しいため
約20m毎に充填口を設けて、それぞれの口から充填する
必要があった。
(実施例−4) 単位重量を1.3t/m3に調整したノロ1m3に対して増粘剤
(高分散性の非イオン型水溶性セルロースエーテル)を
それぞれ0.5,1.0,2.0,4.0Kg/m3と混入し、更にタフロッ
ク3型を混合撹拌してスラリを得た。そして、このスラ
リの水中における濁度およびpH値を調べた。その結果を
表3に示す。それによれば、増粘剤量が2Kg/m3以上で、
水質汚濁防止法の濁度規定値150ppmを満足することがわ
かった。
(実施例−5) スラッジ,ノロを用いた本発明に係るエアーモルタル
の流動性、軽量性、強度および材料分離率を調べ、従来
の各種モルタルのそれと比較した。その結果を表4に示
す。
〔効果〕 以上説明したように、本発明に係るスラッジ及びノロ
の有効利用方法によれば、従来産業廃棄物として処理さ
れていたスラッジ及びノロを、簡易かつ安価な手段でス
ラリまたはエアーモルタルとしたことによって、流動容
易で均質な充填材として有効に利用することができるよ
うになった。このため、地盤沈下等によって生じた空洞
への充填や、橋台の裏込充填等への有効利用を図ること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−66518(JP,A) 特開 昭52−111921(JP,A) 特開 昭59−73461(JP,A) 特開 昭61−24413(JP,A) 特開 昭53−12930(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 28/02 - 28/08 C04B 18/16 B28C 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラッジ又はノロに水とセメント系固化剤
    を混合して、スラリに形成し、充填材として使用するこ
    とを特徴とするスラッジ及びノロの有効利用方法。
  2. 【請求項2】気泡が混入された請求項1記載のスラリを
    充填材として使用することを特徴とするスラッジ及びノ
    ロの有効利用方法。
  3. 【請求項3】増粘剤が混入された請求項1また2記載の
    スラリを充填材として使用することを特徴とするスラッ
    ジ及びノロの有効利用方法。
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