JP2822051B2 - 電磁波シールド材料 - Google Patents

電磁波シールド材料

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、黒鉛を導電成分として含有する電磁波シー
ルド材料に関するものである。
[従来の技術] 高度情報化社会の発展に伴ってデジタル技術を利用し
た電子機器等から発生する電磁波による障害が大きくク
ローズアップされている。電磁波はコンピューターや産
業用ロボットなどにノイズとして作用して誤動作を誘発
するおそれがあり、社会問題にも発展してきている。
このような電磁波による障害を防止するためには、外
部から不要な電磁波を外部に発生させないことと、外部
からの電磁波の影響を受けないようにすることとの両面
が必要であるが、電磁波をシールドする材料を用いるこ
とによっていずれの場合にも対処することができる。
このような電磁波シールド材料としては導電性複合プ
ラスチックが注目されている。導電性複数プラスチック
は機器のハウジングなどの任意の形態に成形して用いる
ことができるために、種々の用途が期待されているので
ある。そして電磁波シールド材料として用いられる導電
性複合プラスチックは、樹脂に銅、アルミニウム、亜
鉛、ステンレス等の金属の粉体やフレーク、繊維を導電
性フィラーとして混入したものが一般的である。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このような金属を導電性フィラーとして用い
た電磁波シールド材料は、400〜500MHz以上の高い周波
数の電磁波や、600〜700MHz以上の高い周波数の電磁波
をシールドする効果が十分ではないという問題があっ
た。一方、導電性フィラーとして黒鉛類粉末を用い、フ
ェノール樹脂等の樹脂にこの黒鉛類粉末を混入した電磁
波シールド材料も検討されている。本発明者等の検討の
結果によれば、黒鉛類粉末を導電性フィラーとしてフェ
ノール樹脂などの樹脂にニーダー等で混入したものは、
金属を導電性フィラーとして用いるものよりもむしろ電
磁波のシールド効果は高い。しかしこの黒鉛類粉末を導
電性フィラーとしてフェノール樹脂に混入したものも、
同様に400〜500MHz以下の低い周波数の電磁波や、600〜
700MHz以上の高い周波数の電磁波をシールドする効果が
まだ十分ではない。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、低い
周波数から高い周波数に亘ってシールド効果が優れた電
磁波シールド材料を提供することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] しかして本発明の請求項1に係る電磁波シールド材料
は、フェノール類とホルムアルデヒド類を黒鉛類粉末と
混合させつつ反応させて調製される黒鉛・フェノール樹
脂粒状物によって形成されて成ることを特徴とするもの
である。
また本発明の請求項2に係る電磁波シールド材料は、
メラミン類とホルムアルデヒド類を黒鉛類粉末と混合さ
せつつ反応させて調製される黒鉛・メラミン樹脂粒状物
によって形成されて成ることを特徴とするものである。
また本発明の請求項3に係る電磁波シールド材料は、
フラン類を黒鉛類粉末と混合させつつ反応させて調製さ
れる黒鉛・フラン樹脂複合材によって形成されて成るこ
とを特徴とするものである。
以下本発明を詳細に説明する。
まずフェノール樹脂について説明する。フェノール樹
脂の場合は樹脂原料としてフェノール類とホルムアルデ
ヒド類とを用い、このフェノール類とホルムアルデヒド
類を触媒の存在下で黒鉛類粉末と混合させつつ反応させ
ることによって、黒鉛・樹脂複合材として黒鉛・フェノ
ール樹脂粒状物を調製することができる。本発明におい
てフェノール類とはフェノール及びフェノールの誘導体
を意味するものであり、例えばフェノールの他にm−ク
レゾール、レゾルシノール、3,5-キシレノールなどの3
官能性のもの、ビスフェノールA、ジヒドロキシジフェ
ニルメタンなどの4官能性のもの、o−クレゾール、p
−クレゾール。p-terブチルフェノール、p−フェニル
フェノール、p−クミルフェノール、p−ノニルフェノ
ール、2,4又は2,6-キシレノールなどの2官能性のo−
又はp−置換のフェノール類などを挙げることができ、
さらに塩素または臭素で置換されたハロゲン化フェノー
ルなども使用することができる。もちろんこれらから一
種類選択して用いる他、複数種のものを混合して用いる
こともできる。またホルムアルデヒド類としては水溶液
の形態であるホルマリンが最適であるが、パラホルムア
ルデヒドのような形態のものを用いることもでき、その
他ホルムアルデヒドの一部あるいは大部分をフルフラー
ルやフルフリルアルコールに置き換えて用いることも可
能である。さらに反応触媒としては、フェノール類のベ
ンゼン核とベンゼン核との間に-NCH2結合を生成するよ
うな塩基性物質、例えばヘキサメチレンテトラミン、ア
ンモニア及びメチルアミン、ジメチルアミン、エチレン
ジアミン、モノエタノールアミン等の第1級や第2級の
アミン類などを用いることができる。さらにこれらと併
用して、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物や
第3級アミンなどのフェノール樹脂の合成時に一般によ
く使用される塩基性触媒を用いることもできる。
これらフェノール類とホルムアルデヒド類及び反応触
媒を反応釜など反応容器にとって、フェノール類とホル
ムアルデヒド類とを反応させるのであるが、このとき反
応容器にさらに黒鉛類の粉末を配合し、この黒鉛類粉末
の存在下でフェノール類とホルムアルデヒド類との反応
をおこなわせる。黒鉛類の粉末としては炭素質の粉末で
あれば一般に使用することができ、例えば天然黒鉛、人
造黒鉛、カーボンブラック、コークス粉末、木炭粉末な
どを用いることができ、これらを一種単独であるいは複
数種混合して使用することができる。黒鉛類粉末の粒径
は特に限定されるものではないが、平均粒径が20μm以
下であるものが好ましい。また、フェノール類とホルム
アルデヒド類との配合比率は、フェノール類とホルムア
ルデヒド類のモル比が1対1〜1対3.5の範囲であるよ
うに設定するのが好ましい。
また上記のように黒鉛類粉末の存在下でフェノール類
とホルムアルデヒド類とを反応させるにあたって、この
反応は反応系を少なくとも攪拌するに足る量の水の存在
下でおこなわれる。このようにして水中で攪拌しつつ黒
鉛類粉末の存在下でフェノール類とホルムアルデヒド類
とを反応させると、反応の当初では反応系は粘稠なマヨ
ネーズ状で攪拌に伴って流動する状態であるが、本能が
進むにつれて次第に黒鉛類粉末を含むフェノール類とホ
ルムアルデヒド類との縮合反応物が系中の水と分離し始
め、そして反応生成されるフェノール樹脂と黒鉛類粉末
とからなる黒色の粒子が突然に反応容器の全体に分散さ
れる状態になる。このようにフェノール樹脂と黒鉛類粉
末とからなる粒子が突然分散される状態になる理由は、
黒鉛類は水に対する親和性が小さく反応の初期において
は水中に分散されないが、黒鉛類は六炭素環が層状に連
なった層間化合物であって層間への吸着性が高く、フェ
ノール類とアルデヒド類との反応の進行に伴って生成さ
れるフェノール樹脂が黒鉛類の層間へ吸着されることに
よって黒鉛類はフェノール樹脂との混在物として分散さ
れることになり、この黒鉛類粉末とフェノール樹脂との
凝集体で黒色の粒子が形成されるのではないかと考えら
れる。
そしてこのように黒鉛類粉末とフェノール樹脂との混
合黒色粒子が分散生成されたのち、さらに所望する程度
にフェノール樹脂の反応を進めて冷却したのちに攪拌を
停止すると、この黒色粒子は沈澱して水と分離される。
この黒色粒子は微小な球状粒体となっており、反応容器
から取り出して濾過することによって容易に分離するこ
とができる。これを乾燥することによって、黒鉛・フェ
ノール樹脂粒状物を得ることができる。この黒鉛・フェ
ノール樹脂粒状物の粒径は特に限定されるものではない
が、10μm〜2000μm程度の範囲に調整するのが一般的
に望ましい。
以上のようにして得られる黒鉛・フェノール樹脂粒状
物が本発明に係る電磁波シールド材料である。本発明に
係る電磁波シールド材料は成形性が良好であり、これを
射出成形、圧縮成形、移送成形、押出し成形など任意の
方法で成形して用いることができる。例えば機器のケー
シングやキャビネットに成形して機器から外部に電磁波
が漏れたり外部からの電磁波が機器に作用いたりするこ
とを防止することができる。その他平板状等に成形し
て、ビル等の建築物の外壁に張り付けたり埋設したりし
て建築物の全体を電磁波から遮断することもでき、建築
物の内装材として使用することによって部屋の全体を電
磁波から遮断することもできる。もちろんこれらのみに
限られず、電磁波のシールドをおこなうためのあらゆる
部材に成形して広範に用いることができる。
またメラミン樹脂の場合は、樹脂原料としてメラミン
類とホルムアルデヒド類とを用い、このメラミン類とホ
ルムアルデヒド類を触媒の存在下で黒鉛類粉末と混合さ
せつつ反応させるいことによって、上記フェノール樹脂
の場合と同様にして、黒鉛・樹脂複合材としての黒鉛・
メラミン樹脂粒状物を調製することができる。メラミン
類としてはメラミンやその誘導体を用いることができ、
ホルムアルデヒド類としては既述したものを用いること
ができる。触媒としては酸もしくはアルカリを用いるこ
とができる。
さらにフラン樹脂の場合は、樹脂原料としてフラン類
を用い、このフラン類を触媒の存在下で黒鉛類粉末と混
合させつつ反応させることによって、黒鉛・樹脂複合材
としての黒鉛・フラン樹脂複合材を調製することができ
る。フラン類としてはフルフリルアルコールなどを用い
ることができるものであり、触媒としては酸などを用い
ることができる。このフラン樹脂の場合は一般的に上記
のフェノール樹脂やメラミン樹脂のように球形の粒状の
調製できないので、凍結乾燥等して用いることになる。
しかして、上記のようにして調製される本発明に係る
電磁波シールド材料を成形した電磁波シールド材は、低
い周波数から高い周波数に亘って優れたシールド効果を
発揮する。既述したように、フェノール樹脂などの樹脂
に黒鉛類粉末をニーダー等で混入して用いるようにした
ものは、400〜500MHz以下の低い周波数の電磁波や、600
〜700MHz以上の高い周波数の電磁波をシールドする効果
が十分ではないが、本発明に係る電磁波シールド材料は
これらの周波数においても電磁波のシールド効果を高く
得ることができる。その理由は明確ではないが、黒鉛類
粉末を樹脂に混入して用いる場合は、黒鉛類粉末と樹脂
との濡れ性等が悪いために均一に黒鉛類粉末を分散させ
ることができないが、本発明の電磁波シールド材料は、
樹脂原料を触媒の存在下で反応させる際に黒鉛類粉末を
混合して調製しているために、黒鉛類粉末は均一に分散
されており、シールド効果の差異はこの黒鉛類粉末の分
散の均一性に起因するのではないかと考えられる。また
本発明に係る電磁波シールド材料は、電磁波のシールド
性を十分に得るうえで比重が0.5、好ましくは1以上に
なるように成形して用いるのがよい。比重が0.5、好ま
しくは1より小さい場合には高い周波数領域の電磁波を
シールドする効果が低下する。さらに黒鉛類粉末の配合
量はシールド効果に影響を与えるものであり、黒鉛類粉
末の含有率が40重量%以上になるように配合量を設定す
ることがシールド効果を十分に得るうえで好ましい。
[実施例] 次に本発明を実施例によってさらに説明する。
実施例1 反応容器に平均粒径が5μmの鱗片状黒鉛を1100重量
部、フェノールを770重量部、37%ホルマリンを1328重
量部、反応触媒としてヘキサメチレンテトラミンを80重
量部仕込むと共に、さらに水を80重量部仕込み、これを
混合攪拌しつつ60分を要して90℃まで昇温してそのまま
3時間反応を維持した。このように反応させることによ
って黒鉛とフェノール樹脂とからなる黒色粒状物が反応
系に生成された。冷却後この黒色粒状物を濾別して乾燥
することによって、自硬性の黒鉛・フェノール樹脂粒状
物で成る電磁波シールド材料を得た。
このようにして得た黒鉛・フェノール樹脂粒状物で成
る電磁波シールド材料は平均粒径が150μmであり、黒
鉛の含有率が60重量%、フェノール樹脂の含有率が40重
量%であった。
実施例2 反応容器に平均粒径が5μmの鱗片状黒鉛を1100重量
部、フェノールを385重量部、37%ホルマリンを664重量
部、反応触媒としてヘキサメチレンテトラミンを40重量
部仕込み、あとは実施例1と同様にして反応させること
によって、平均粒径が110μmであり、黒鉛の含有率が8
0重量%、フェノール樹脂の含有率が20重量%の自硬性
の黒鉛・フェノール樹脂粒状物で成る電磁波シールド材
料を得た。
実施例3 反応容器に平均粒径が5μmの鱗片状黒鉛を1100重量
部、フェノールを200重量部、37%ホルマリンを340重量
部、反応触媒としてヘキサメチレンテトラミンを22重量
部仕込み、あとは実施例1と同様にして反応させること
によって、平均粒径が75μmであり、黒鉛の含有率が90
重量%、フェノール樹脂の含有率が10重量%の自硬性の
黒鉛・フェノール樹脂粒状物で成る電磁波シールド材料
を得た。
実施例4 反応容器に平均粒径が5μmの鱗片状黒鉛を1100重量
部、フルフリルアルコールを980重量部、37%ホルマリ
ンを405重量部、水を500重量部、さらに反応触媒として
10%リン酸水溶液を30重量部仕込み、これを混合攪拌し
ながら還流下で180分間反応をおこなった。このものを
冷却後水を分離したのちに冷凍乾燥をおこない、若干粘
着性のある自硬性の黒鉛・フラン樹脂複合材で成る電磁
波シールド材料を得た。このものは黒鉛の含有率が61.8
重量%、フラン樹脂の含有率が38.2重量%であった。
実施例5 反応容器に平均粒径が5μmの鱗片状黒鉛を1100重量
部、メラミンを750重量部、37%ホルマリンを960重量
部、水を1150重量部、さらに反応触媒としてギ酸を110
重量部仕込み、約30分を要して70℃まで昇温させてその
まま240分間反応をおこなわせた。これを冷却後濾別し
て乾燥をおこなうことによって、黒鉛の含有率が58.5重
量%、メラミン樹脂の含有率が41.5重量%の自硬性の黒
鉛・メラミン樹脂粒状物で成る電磁波シールド材料を得
た。
比較例1 平均粒径が5μmの鱗片状黒鉛600重量部をニーダー
に投入し、これに固形レゾール型フェノール樹脂の65%
メタノール溶液615重量部を加え、これを30分間混練し
た。このように混練した後に風乾をおこなってメタノー
ルを飛散させ、次いで予め45℃にセットした乾燥機中に
入れて2時間乾燥し、さらに粗粉砕機により粗粉砕し
て、直径が1mmアンダーであり、黒鉛の含有率が60重量
%、フェノール樹脂の含有率が40重量%の黒鉛・フェノ
ール樹脂混合物で成る電磁波シールド材料を得た。
比較例2 鱗片状黒鉛の替わりに平均粒径が20μmの銅粉末を用
いるようにした他は、比較例1と同様にして、直径が1m
mアンダーであり、銅粉末の含有率が60重量%、フェノ
ール樹脂の含有率が40重量%の銅・フェノール樹脂混合
物で成る電磁波シールド材料を得た。
上記実施例1〜5及び比較例1〜3で得た電磁波シー
ルド材料を、予め160℃に予熱した縦×横=150mm×70mm
の金型に入れて10分間加熱することによって硬化させて
厚みが3mm〜4mmの板を成形した。この成形板を成形する
にあたって、実施例1〜3のものについては第1表に示
すように種々の比重の成形板を作成した。このようにし
て得た実施例1〜5及び比較例1〜3の成形板について
電磁波のシールド性能を測定した。測定は「ASTM ES7−
83」に準拠したDual Chanber法(近接電界)によって
電磁波の透過損失を計測することによっておこなった。
結果を第1表に示す。また、実施例1のNo2の電磁波の
透過損失と周波数との関係を示すグラフを第1図に、実
施例2のNo2の同グラフを第2図に、実施例3のNo2の同
グラフを第3図に、実施例4の同グラフを第4図に、実
施例5の同グラフを第5図に、比較例1の同グラフを第
6図にそれぞれ図示する。
第1図乃至第5図と第6図の比較から明らかなよう
に、本発明のものは400〜500MHz以下の低い周波数の電
磁波や、600〜700MHz以上の高い周波数の電磁波をシー
ルドする効果が高く、低い周波数から高い周波数に亘っ
てシールド効果が優れていることが確認される。
[発明の効果] 上述のように請求項1の発明は、フェノール類とホル
ムアルデヒド類を黒鉛類粉末と混合させつつ反応させて
調製される黒鉛・フェノール樹脂粒状物によって、請求
項2の発明は、メラミン類とホルムアルデヒド類を黒鉛
類粉末と混合させつつ反応させて調製される黒鉛・メラ
ミン樹脂粒状物によって、請求項3の発明は、フラン類
を黒鉛類粉末と混合させつつ反応させて調製される黒鉛
・フラン樹脂複合材によって、それぞれ電磁波シールド
材料を形成するようにしたものであり、400〜500MHz以
下の低い周波数の電磁波や、600〜700MHz以上の高い周
波数においても電磁波をシールドする効果が高く得るこ
とができ、低い周波数から高い周波数に亘って電磁波の
シールド効果が優れているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は電磁波の透過損失と周波数との関係
を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 西川 昌信 大阪府大阪市中央区谷町6丁目11―31 (56)参考文献 特開 昭49−111200(JP,A) 特公 昭54−18386(JP,B2) 特公 昭55−50322(JP,B2) 特公 昭63−20446(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェノール類とホルムアルデヒド類を黒鉛
    類粉末と混合させつつ反応させて調製される黒鉛・フェ
    ノール樹脂粒状物によって形成されて成ることを特徴と
    する電磁波シールド材料。
  2. 【請求項2】メラミン類とホルムアルデヒド類を黒鉛類
    粉末と混合させつつ反応させて調製される黒鉛・メラミ
    ン樹脂粒状物によって形成されて成ることを特徴とする
    電磁波シールド材料。
  3. 【請求項3】フラン類を黒鉛類粉末と混合させつつ反応
    させて調製される黒鉛・フラン樹脂複合材によって形成
    されて成ることを特徴とする電磁波シールド材料。
  4. 【請求項4】黒鉛類粉末の含有率が40重量%以上である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電
    磁波シールド材料。
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