JP2821637B2 - 位相同期装置 - Google Patents

位相同期装置

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JP2821637B2
JP2821637B2 JP457490A JP457490A JP2821637B2 JP 2821637 B2 JP2821637 B2 JP 2821637B2 JP 457490 A JP457490 A JP 457490A JP 457490 A JP457490 A JP 457490A JP 2821637 B2 JP2821637 B2 JP 2821637B2
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、移動通信方式における複局同時送信に必要
な位相同期装置に関するものである。
(従来の技術) 移動通信方式において、複数の小無線ゾーンを用いて
広いエリアをカバーする場合、各小無線ゾーン毎に設置
された複数の無線基地局から同時に同一周波数の電波を
送出する方法がある。いわゆる複局同時送信と呼ばれ、
無線呼出方式、自動車電話方式などに用いられている。
これは文献1(電子情報通信学会発行「移動通信の基
礎」7.4項180頁〜185頁)に記載されている。
その際に、複数の無線基地局からの距離、つまり受信
電波の強度がほぼ等しい場所ではダイバーシチ効果によ
り伝送品質が向上するが、各無線基地局から送信する信
号の位相のずれが大きくなると、却って伝送品質が劣化
する。そのため、複局同時送信を行う場合には各基地局
から送信する信号の位相同期をとることが必須となる。
例えば無線呼出方式では送信信号は交換局から信号を送
出する局(以下「中央局」とする)を経由して各無線基
地局から送信されるが、位相同期のためにはこの中央局
と各基地局間の伝送路の遅延時間を測定し、その遅延時
間が全ての無線基地局に対して同一になるように信号の
遅延調整をする必要がある。この様子を第3図と第4図
に示す。第3図は無線呼出方式の回線構成、第4図は基
地局の構成である。
遅延調整の方法としては、第3図に示すように、中央
局から複数の基地局に対して同一信号を送出し、その信
号により変調された基準となる無線基地局(以下「基準
局」とする)の電波を他の無線基地局(以下「周辺局」
とする)で受信し、有線伝送路を経由して中央局から送
られてきた信号と位相を比較し、同位相となるように基
地局の可変遅延回路を調整するなどの方法が一般的であ
る。第3図において、基準局の電波を直接受信すること
のできない周辺局の場合は、基準局と同位相の周辺局を
基準局として可変遅延回路を調整することを繰り返すこ
とにより、多数の基地局の位相を一致させることができ
る。この詳細は文献2(電子情報通信学会発行「自動車
電話」7.5項150頁〜152頁)に記載されている。この
際、周辺局内の遅延回路を用いて遅延調整できるため
に、中央局と基準局との間の遅延時間が、中央局と他の
周辺局との間の遅延時間よりも大きくなるように、中央
局と基準局との間に固定遅延回路を挿入する必要があ
る。このために必要な基地局の構成を第4図(a)に示
す。しかし、これでは可変遅延回路は送信機の前に設け
られているから、基地局の送信機の遅延時間のバラツキ
による送信位相誤差は除去できない。これを除くために
各基地局では、自分で送信した電波も受信して、基準局
からの信号と同期をとるように遅延調整をする。これが
第4図(b)であり、またこの詳細は上記文献2に記載
されている。
この場合、受信する電波の周波数は同一であるため、
第5図に示すように基準局の電波を受信するときは、周
辺局の電波は停止することにより、その信号の中に挿入
されている特殊な信号の時間差(特殊信号Aを受信して
から特殊信号Bを受信するまでの時間差)を測定するこ
とにより等価的に伝送路の遅延時間差を測定することに
なる。なお、周辺局の電波を停止する方法としては、特
殊信号Aと特殊信号Bとの時間差を一定時間α秒と設定
しておくことにより、周辺局において自周辺局から送出
した電波を復調・復号し特殊信号Aを検出した場合にそ
れからα秒後に自周辺局の電波を停止し、特殊信号Bを
受信し終えた後に電波の送信を開始することにより容易
に実現できる。また、特殊信号Aを受信してから特殊信
号Bを受信するまでの時間差βとαとの時間差(α−
β)が位相誤差となる。
時間の測定には、信号の復号に必要なクロックを分周
して得られる一定時間間隔の信号を得る方法、復号した
信号に周期したパルスの数を数える方法などが利用され
る。
第6図は、周辺局の従来の構成例を示すものであり、
信頼度を確保するために運用系10と待機系20の2系統か
らなっており、適宜、運用系・待機系をスイッチ30で切
り換えながら運用する。
(発明が解決しようとする課題) このような構成においては、運用系は基準局の電波の
信号と自周辺局の電波の信号の位相差を測定し、差が無
くなるように可変遅延回路の遅延量を変化させる動作を
行っているが、待機系は可変遅延回路の遅延量を変化さ
せても自周辺局の信号の位相は変わらず、また、運用系
の動作により基準局の電波の信号と自周辺局の電波の信
号の位相差はなくなっているため、可変遅延回路の遅延
量は初期値を維持することになる。
したがって、このような系においては、装置に何らか
の異常があっても異常の検出ができないため、運用系の
故障発生時に待機系に切り換えて運用を継続しようとし
た時点で、初めて待機系の故障に気付き、結果として運
用を継続できないこととなり2系統化により信頼性を確
保しようとした意味が無くなることとなる。
また、待機系においては、可変遅延回路により位相を
変化させた信号と基準局からの信号との比較ができない
ため、同様に、待機系に切替えないと、待機系が正常に
動作するか否かの試験ができないという欠点があった。
本発明の目的は、これらの問題点を解決した位相同期
装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、2系統の位相同期回路とそれらの一
方を選択するスイッチとから構成され、各位相同期回路
は、中央局から伝送された信号に遅延を与える可変遅延
回路と、無線受信機と、該無線受信機からの出力と前記
可変遅延回路からの出力とを入力とする切替回路と、該
切替回路の出力から位相同期用の信号を検出することに
より、基準局の電波の位相と自無線基地局の電波の位
相、又は基準局の電波の位相と前記可変遅延回路からの
信号とを比較する位相比較回路とを有し、該位相比較回
路の出力制御信号に従って前記可変遅延回路は中央局か
ら伝送された信号に遅延を与えると共に、前記切替回路
は前記位相比較回路への入力を、前記無線受信機からの
自無線基地局の電波の受信信号の出力と前記可変遅延回
路の出力との間で切替える位相同期装置が提供される。
(作用) 本発明では、可変遅延回路の出力信号のを位相比較回
路の前に設けた切替回路にフィードバックする。従来の
技術とは、待機系においては、自周辺局の電波の信号の
代わりにこの可変遅延回路の出力信号を使用する点が異
なる。
位相同期回路が運用系であるときは、受信機の出力が
切替回路を介して位相比較回路に入力される。この場合
の動作は従来の技術と同じである。位相同期回路が待機
系のときは、可変遅延回路の出力が切替回路を介して位
相比較回路に入力され、従って可変遅延回路の遅延量は
常に更新されている。従って、運用系と待機系の切替に
より、装置の故障又は試験の際にも、運用を継続するこ
とができる。
(実施例) 第1図は、本発明の実施例を説明する図である。以
下、図に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図で10は第1の位相同期回路、20は第2の位相同
期回路、30はそれらの出力を選択して送信機40に入力す
るスイッチである。12と22は受信機、14と24は位相比較
回路、16と26は可変遅延回路、18と28は位相比較回路へ
の入力を受信機の出力又は可変遅延回路の出力に切替え
る切替回路、19と20はモデムである。
第1図において、運用系10においては、常に位相比較
回路には受信機からの信号を出力し、基準局の電波の信
号と自周辺局の電波の信号とを比較し、その位相差がな
くなるように可変遅延回路16の遅延量を調整する。待機
系20においては、可変遅延回路26の出力信号を位相比較
回路24の前に設けた切替回路28にフィードバックし、切
替回路28において自周辺局の電波の信号を受信するタイ
ミングにおいては、受信機22の出力信号の代わりに待機
系20の可変遅延回路26の信号を出力することにより、位
相比較回路24において、基準局の電波の信号と待機系20
の出力信号とを比較し、その位相差がなくなるように可
変遅延回路26の遅延量を調整するように動作する。
切替回路を駆動する信号には、第5図で説明した自周
辺局の電波の送出を停止するための信号をそのまま利用
することができる。
また、第2図に示すように、伝送路に遅延回路50を挿
入しその遅延量を変化させ、等価的に伝送路の遅延時間
が変化した状態を作り出した場合に、可変遅延回路の遅
延量が伝送路に挿入した遅延回路の遅延量だけ変化する
か否かにより、回路の動作確認も可能となる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明は、可変遅延回路の出力
信号を位相比較回路の前に設けた切替回路にフィードバ
ックしているため、待機系においては、自周辺局の電波
の信号の代わりにこの可変遅延回路の出力信号を使用で
き、中央局と当該周辺局との間の伝送路の遅延時間が変
動した場合には、その変化を検出し可変遅延回路の遅延
量を変化させることとなる。従って、回路に何らかの異
常があれば、第5図の特殊信号A、Bの検出ができなく
なること、可変遅延回路で付加する遅延量に運用系と待
機系で大きな差が生ずること、伝送路の遅延時間が変化
していないにも係わらず待機系の可変遅延回路で付加す
る遅延量が変化していること等の事象によりその異常を
検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成例、 第2図は本発明の別の実施例の構成例、 第3図と第4図と第5図は位相同期を説明するための
図、 第6図は従来の位相同期装置の構成図である。 10,20;位相同期回路、 12,22;受信機、 14,24;位相比較回路、 16,26;可変遅延回路、 18,28;切替回路、 19,29;モデム、 30;スイッチ、 40;送信機、 50;遅延回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−192328(JP,A) 特開 平1−99332(JP,A) 特開 昭52−15201(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2系統の位相同期回路とそれらの一方を選
    択するスイッチとから構成され、各位相同期回路は、中
    央局から伝送された信号に遅延を与える可変遅延回路
    と、無線受信機と、該無線受信機からの出力と前記可変
    遅延回路からの出力とを入力とする切替回路と、該切替
    回路の出力から位相同期用の信号を検出することによ
    り、基準局の電波の位相と自無線基地局の電波の位相、
    又は基準局の電波の位相と前記可変遅延回路からの信号
    の位相とを比較する位相比較回路を有し、該位相比較回
    路の出力制御信号に従って前記可変遅延回路は中央局か
    ら伝送された信号に遅延を与えると共に、前記切替回路
    は前記位相比較回路への入力を、前記無線受信機からの
    自無線基地局の電波の受信信号の出力と前記可変遅延回
    路の出力との間で切替えることを特徴とする位相同期装
    置。
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